コラボブースター デジモン超進化!(Battle Spirits)

登録日:2017/10/21 Sat 02:29:15
更新日:2023/02/08 Wed 18:31:17
所要時間:約 33 分で読めます





概要

コラボブースター【デジモン超進化!】はバンダイ製TCGバトルスピリッツのブースターパックである。
バトスピのコラボブースターの第5弾にして特撮以外との初のコラボレーション先は「デジモン」。
バンダイの自社コンテンツということもあり、これまで4弾とは違い実験的要素をふんだんに盛り込んだ内容となっている。
また、発売直後に売り切れが相次ぐというバトスピ久々のヒット商品となった。
メーカーが量販店に在庫の残ってる情報を呼びかけるなど異例の事態となっており、発売一週間でメーカーの在庫が枯渇したことを発表した。

後述する誤植の多さも相まって、それらを修正した上での再生産版「デジモン超進化!Ver1.5」が販売されることとなった。

ちなみにデジモンのゲーム作品にあるのは「バトルスピリッ」シリーズなので混同に注意。


新要素

デジモン専用系統「成長期」「成熟期」「完全体」「究極体」

系統とはスピリット1枚あたりそれぞれ1~3個持つ、他TCGにおける種族要素のようなもの。
現在のバトスピにおいて系統のサポートがデッキの方向性を決めているといっても過言ではないほどの要素。
ウルトラ怪獣、東宝怪獣コラボの時は既存の系統の中からイメージの合うものをあてがっていた*1
今回は既存の系統以外にデジモンの成長に合わせた系統をそれぞれ与えられており、系統サポートも追加された。
なお全てのデジモンは既存系統も同時に持ち合わせており、それらのサポートもある程度は受けられる。
中には誤植でできた系統を再利用したデジモンもいたりする。

そしてその系統要素は専用のキーワード能力【進化】【超進化】で最大限活かされている。

新キーワード能力その1:【進化】

LvX【進化:(指定された色)】『自分のアタックステップ開始時』
このスピリットを手札に戻すことで、自分の手札にある系統:「成熟期」を持つ*(指定された色)のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。

「成長期」のデジモンが持つ能力。
アタックステップに入る宣言を行ったタイミングで発揮でき、複数いる場合は順番を選んで順次解決する。
大半の成長期は召喚した時に発揮する効果を持っているため、手札に戻して再度召喚できればその効果をもう一度使用できる。
また、成長期は全てコストが3、成熟期は4~5コストであるため、コアの節約にもなる。
基本的には自身と同じ色のデジモンにしか進化できない。
また、バトルスピリッツはルール上アタックステップの後はターンが終了するため、手札に戻った成長期を再度召喚できるのは次のターンとなる。

新キーワード能力その2:【超進化】

LvX【超進化:(条件)】『このスピリットのアタック/ブロック時*2
このスピリットを手札に戻すことで、手札にある系統:「完全体」を持つ(条件)のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。

成熟期がアタックすることで条件に合う完全体と入れ替わる効果。
アタックをしているため他の『このスピリットのアタック時』効果を先に発揮させてから超進化するということも可能。
例えばバードラモンはアタック時にドローを行う効果を持っているが、この効果でドローした完全体にそのまま超進化する、という動きになる。
成長期から【進化】し、そのままこの【超進化】につなげることが可能で、1ターンの内に成長期から完全体になる。
気を付けなければならないのはアタックしているため【バースト:相手スピリットのアタック後】の条件を満たしてしまう、
スピリットはいなくなっても、フラッシュタイミングが発生し、お互いが権利を放棄するまでフラッシュ効果の使用が可能である点。
そのため、ここでウォールマジックを使われてしまったりすると完全体がアタックする前にアタックステップが終了してしまったり、
普通に除去効果などで何も仕事をしないまま完全体が除去されてしまう可能性もある。
そのため、確実にアドバンテージを稼ぎに行きたい場合などは普通にコストを支払ってメインステップで召喚した方が良い場合がある。

全体的に詩姫の持つ能力【オンステージ】を使いやすく調整したような能力である。


既存要素の強化

XXレアの収録

XXレアとはバトスピ内の最高レアリティである。
発売後2年間の再録禁止により価値が保証されている他、4箱に1枚という非常に低い封入率に設定されている。
このレアリティに設定されたのが「オメガモン」。その人気と鬼畜封入率から中古市場では非常に価格が高騰している。

だが実はその一つ下のレアリティであるXレアと封入率自体の差は思ったほど大きくない

Xレアは全8種類で1箱には3枚封入されている。対してXXレアはオメガモン一種のみ。
1箱買って特定のXレアが出る確率は37.5%、XXレアが出る確率は25%。両者の封入率の差はちょうど1.5倍。
それでもオメガモンがXレアの1.5倍どころではない値段に高騰しているのは元々の人気とコレクター需要による部分が大きいためといわれている。

2年間の再録がないレアリティではあるのだが、デジモン超進化!Ver1.5は事実上別パック*3になっているためこの約束を破っての最速再録となった。

究極体を場に出す能力【煌臨】

フラッシュ《煌臨:(条件)》『(発揮タイミング)』
自分の[ソウルコア]をトラッシュに置くことで、対象の自分のスピリットに手札から重ねる。

バトルスピリッツ9期を通しての目玉効果。前回のウルトラヒーロー大集結ではウルトラマンオーブの再現に使用された。
プレイヤー一人につき1個しか持てない「ソウルコア」をコストにして条件に合うスピリットを重ねて場に出せる。
つまり基本的に煌臨は1ターンに1回のみとなっている。
この効果は召喚としては扱われず、場のスピリットが煌臨後の姿に変化したもので、煌臨元が受けていた効果をそのまま引き継ぐ。
ただし煌臨元のスピリット自体は場からいなくなっているため、煌臨元の持っていた効果自体は失われる。

  • 系統:完全体と色が指定されているもの
  • コストと色のみが指定されているもの
  • インフェルモンにのみ重ねられるもの
  • 煌臨中のカードにのみ重ねられるもの

の4種類の降臨条件の指定がある。
このうち、コストと色さえ合えば煌臨できる究極体はデジモン以外にも重ねて出すことができる。
つまりゴジラやウルトラマンに重ねて進化させることもできる。
ウォーグレイモン、メタルガルルモンの煌臨条件はそれぞれの色とコスト6であることのため、直接アグモンやガブモンに重ねることはできない。
だが、ブレイヴを合体させると合体したスピリットはブレイヴの分だけコストが上昇するため、
アグモン、ガブモンにコスト3以上のブレイヴを合体させればワープ進化が再現できる。
それどころかブレイヴは色も加えるルールがあるため、赤、紫以外の成長期に赤や紫のブレイヴを合体させれば誰でもウォーグレイモン、
メタルガルルモンにワープ進化できてしまう。

他にも煌臨編のサイクルである「輝石十二晶」シリーズを使用すれば煌臨条件を無視できるため条件に完全体を要求する究極体も普通のデッキに採用できる。
特に条件の厳しいディアボロモンはこれらのギミックを併用しなければ運用はしにくい。

ブースタードラフトを意識したラインナップ

前回のウルトラヒーロー大集結から開催されるようになった「コラボブースター杯」。
7パック(1パック6枚入りなので合計42枚)をその場で開封し、デッキを組み上げるブースタードラフト形式の大会である。
優勝賞品はポスターとA3サイズのカード原画(今回はオメガモン)。
参加賞は「放浪者ロロ」のカードスリーブとプロモーションカード「オファニモン フォールダウンモード」。
ウルトラヒーロー大集結にはブースタードラフトを行う中で致命的な欠点がいくつか存在していた。
そのひとつが「フラッシュタイミングで使用できるマジックがほとんどない」という点。
これにより場の均衡が崩れるとあっという間に決着がついてしまう試合が目立つこととなった。
今回は再録のマジックからウォールマジックが2種、さらにブースタードラフト内限定でウォールマジックと同じ働きができる「グレイソード」を収録。
場が不利でも1ターン耐えることが前回よりも容易となっている。

また、ブースタードラフト内で効力を発揮する、対デジモン系統専用のカードが多数収録されている。
もんざえモンやエテモンは普通の構築戦ではほぼ役立たない能力しか持っていないが、ブースタードラフト内だと一転して強力なカードとなる。
普段は合わない色のネクサスはお荷物でしかないのだが、今回の収録は全色フレームのみとなっており、どの色を選んでも腐りにくいよう配慮がなされている。

パラレルイラスト

1箱に1枚の割合でイラスト違いのカードが封入されている。

パラレルは全部で10種類。
そのうち完全体が8種類で、ラインナップは
スカルグレイモン、メタルグレイモン、ワーガルルモン、メガドラモン、ベーダモン、アンドロモン、もんざえモン、エテモン
となっている。この8枚は携帯機版デジモンのドット絵が再現されたマニアックな仕様。
完全に当時デジモンを育てていた人を狙い撃ちにするラインナップである。

残り2種はアグモンとガブモンで、それぞれ太一、ヤマトと一緒に写ったバージョンとなっている。

また、Ver.1.5ではXレア8種とプロモ2種、ディアボロモンの計11枚が新規イラストとなった。
ディアボロモンのみは元のイラストのものと新規イラストのものが同時に封入され、それ以外は差し替え。


収録デジモン

成長期

  • アグモン
召喚時に2枚めくって成熟期か完全体を1枚手札に。ガブモンがいるならめくった2枚両方が条件に合う場合どちらも手札に。
明らかにガブモンとセットで使うことを意識したデザインで、この2体を中心としたデッキのキーカード。

  • ピヨモン
使い減りしない召喚時のネクサス除去持ち。進化で何度も召喚しなおすことで相手のネクサス配置を大きく牽制できる。
ただし青の持つ『このスピリットの召喚時』を封じてくるタイプのネクサスは除去できない。

成熟期

  • バードラモン
アタック時ドローの堅実なアドバンテージとレベル2の維持コアが2個で済む点が魅力。
後攻の1ターン目からピヨモン→バードラモン→1ドローしながら完全体、という速攻向きのカード。

  • グレイモン
アタック時にBP5000以下破壊、破壊できたら1ドロー。
後攻の1ターン目から焼いてくるため非常に厄介。序盤ではアドの塊のような効果だが、中盤以降は発揮は難しい。
完全体に進化できる超進化を持つが、イラストのモチーフはTVシリーズのグレイモンではなく、
なんと劇場版デジモンアドベンチャーに登場した「コロモン」だったりする。

  • メラモン
効果でフィールド上では赤と紫両方になり、超進化も赤と紫。ただ、手札では紫でない点が残念。
アグモンガブモン中心の構築では二つを繋ぐ役割を持ち、アグモン→メラモン→ワ―ガルルモンの進化ルートができる。

煌臨条件を無視してどんな究極体にもなる驚きの効果*4を持つ。アポカリモンでもオメガモンでもディアボロモンでもなりたい放題。
残念ながらサーベルレオモンは未収録。
更に超進化も全ての完全体になれる効果で、文字通りあらゆるデジモンに分岐できる、可能性の塊と化した。
効果判明まで「どうせ破壊されて発揮する効果を持っているんだろう」とか思っていた人、謝りましょう。
とか言ってたら2弾で破壊された時に発揮する効果持ちでサーベルレオモンが収録された。

完全体

  • ガルダモン
手札の補充とそれを破棄しての連続攻撃という1体で完結した効果を持つ。単体で十分フィニッシャーとなるためむしろウォーグレイモンを煌臨させるまでもない。
スパイラルマウンテンを配置しておけば追加1ドローで確実に2枚の赤のカードが手に入るため、デッキが尽きるまで無制限にアタックできる。
そうでなくてもシンボル追加効果のおかげで2、3回のアタックで勝ててしまう、赤の完全体の中でも最も殺意の高いデジモン。

  • パロットモン(赤&緑)
コスト5で効果も控えめ、その分超進化を使わずとも出しやすい、がそれだけ。
赤緑という特徴も【赤緑連鎖】で活躍できるほどのスペックではないためイマイチ。

他の完全体に比べ除去の威力はやや劣るがその分対象が広い。コモンの完全体では除去力も高く2色で超進化しやすいことからコラボ杯での人気カード。
グレイモン、ガルルモンの両方から進化できて、ウォーグレイモン、メタルガルルモンどちらの煌臨元にもなる、まさかの友情カードになった。

召喚時の高威力のBP破壊、アタック時に破壊&回復、疲労していれば耐性持ちとこれでもかというほど赤と白の効果が積みこまれた完全体。
ただ通常の構築戦では単体でフィニッシャーとなるほどまでのパワーはない。
しかしながらカードプールの狭いコラボ杯では別。出やすい割にやたらと活躍する、下手なXレアやMレアより優先してピックすべきカード。

究極体

  • ウォーグレイモン(赤&白)
召喚/煌臨時効果の除去が強烈。その性質から実は防御カードとして使用した方が使い勝手が良い。
ソウルコアを戻すことで再度煌臨ができ、それによりオメガモンにつなげるデザインではあるが、
効果のタイミングが遅く別のスピリットかガイアフォースがなければ動けない。

人気により非常に高騰しており一時期は1万円札とまで呼ばれた看板デジモン。
だがその効果はオーバーキルの一言に尽きる。超攻撃特化の能力且つ面倒な煌臨条件から出すより先にゲームが終わっているとも評される。
元からフィニッシャー級のウォーグレイモンか、メタルガルルモンに煌臨させるよりも、
繋ぎとして優秀な「煌龍皇シン・ジークフリード」を煌臨元にする方が早い&効果を活かしやすい*5
また、煌臨を多用するウルトラマンオーブデッキでも出しやすく、オーブオリジンを弾にしてダメージを与えられるなど相性が良い。


成長期

  • ピコデビモン
シキツルさんでお馴染み召喚時1ドロー、確実に手札1枚を稼げるという点ではガブモンよりも使いやすい。
進化で手札に戻し、何度でもドローでアドバンテージを稼ぐ。
マジック「リターンドロー*6」とは反則的な相性を誇り、
デジヴァイスで回収しながら【進化】【超進化】まで繋げることで毎ターン3枚ドローが確約する。

  • ガブモン
まさかの紫での収録に驚いた人多数。進化系がナイトメアソルジャーズに所属するためか。
効果はアグモンと同じ効果を持ち、デッキを掘り進む枚数が多く特定のカードを集めるという点ではピコデビモンに勝る。
そしてアグモンがいる場合はデッキを掘る枚数が3枚になる。
こちらもリターンドローで何度も召喚時効果を狙え、またデビモンのためにトラッシュをどんどん肥やせる。

成熟期

  • ガルルモン
コア除去して1ドロー、グレイモンと違い相手スピリット自体を除去できなくても良い。
コア除去は終盤でも腐りにくく非常に扱いやすい。

【超進化】しか持たないフレンチバニラ。
その代わりBPがバニラ並みに高い。レベル3になればライバルのレオモンも一方的に倒せる。

トラッシュから成長期か成熟期を復活させる効果を持つ。ガブモンやピコデビモンとは相性抜群で、
特にガブモンでトラッシュに落としたデジモンの回収がおいしい。
ピコデビモンから使いたいガルルモンとガブモンから使いたいデビモンと役割が逆転してしまっている。

コスト5ながら召喚時に2枚ドローとそれだけで非常に強力。【超進化】やオファニモンで手札に戻し何度でも使えばみるみる手札があふれてく。
なんならデビモンで踏み倒してしまっても良い。というか普通にコアを支払って召喚してもお釣りが来る。
相手による消滅/破壊時のテイルモンまたはエンジェウーモンの踏み倒し効果を持つが、テイルモンはウィザーモンよりも軽く、
エンジェウーモンを出したいのであれば【超進化】の方が手っ取り早いのが難点。
召喚時ドローがあまりに強すぎるので無視してしまって良いだろう。
魔人型デジモンということで先述した魔神の誤植でできた系統の「魔人」を持つ。魔神も魔人もサポートは特に無いのでフレーバー程度の扱いで良いが。

完全体

  • パンプモン
ゴツモンがいるとドローできるアタック時効果持ちだが場にゴツモンを残したままコイツをアタックさせるような場面は稀。
【超進化】させる意味はほとんどなく、ほとんどはその強力な【バースト】を目当てに採用される。コラボ杯では最強の防御カードとも。

  • レディーデビモン
疲労状態のスピリットを破壊しドローというのは使いやすい召喚時効果だが、完全体の中では少々パワー不足。
除去耐性付与もアタックステップ限定である点が足を引っ張る。便利ではあるがもの足りない調整となっている。

  • ワ―ガルルモン
コア除去と相手スピリットの消滅を条件とした回復効果を持つ。
単体でも連続アタックのできる優秀なアタッカーだがその真価はメタルガルルモンの煌臨のお膳立てにある。
リザーブへ除去したコアがそのままメタルガルルモンの餌になるためアタック回数が確実に+1されたうえに、
最初から回復状態でメタルガルルモンを出せる。

  • スカルグレイモン(赤&紫)
赤の項目を参照。

アタック時にランダムハンデス&それがマジックカードなら1点のバーンダメージ。防御マジックは性質上手札に抱え込むことが多いため成功率も期待できる。
ブロック条件の付与の効果は往年のザンデミリオンを思わせる紫お得意の効果。耐性持ちが非常に増えている昨今の情勢を逆手に取っており環境に刺さる。

究極体

煌臨時効果で最大4体除去、レベル2BPを操作する能力も除去効率を高めている。しかし基本的には場に出たターン以降はほとんど仕事がない。
BP操作もレベル2にならないようにコアを調整すれば避けてしまえるため、警戒されてしまえば2度目以降は不発になりがち。
魔人型なので、ウィザーモンと同じく系統は魔人。加えてこのパック発売後に超強化された古参系統「四道」を持つが、四道デッキとの相性はさほど良くない。

  • ヴェノムヴァンデモン
煌臨時のコア除去とブロック制限は非常に噛み合いの良い能力であり、ライフにアタックを通す、という面では非常に頼もしい。
同系列の能力を持ち役割が被ってしまうヴァンデモンよりもワ―ガルルモンでスピリットのコアを削っておき、煌臨時効果で一度に除去してしまう方が効率が良い。

  • メタルガルルモン(紫&白)
よりにもよって「白か紫」の煌臨条件をもっている【白紫連鎖】の新たなフィニッシャー。
効果で破壊されないため非常に場持ちが良いうえ、相手のコア2個をトラッシュへ置けば回復、連続アタックができる。
バトスピは与えたダメージのコアはリザーブへ移動する。こいつはそのリザーブのコアを食べて回復する。
つまりブレイヴと合体するなどで2点ダメージを与えられる状況ならば、
相手のライフがいくらあってもライフが尽きるまでアタックが可能というワンショットキル級の動きが可能になってしまう。
煌臨時・煌臨中の効果は持たず、アタック時効果しか持たないため煌臨した場合にアタック時効果を使えないのが弱点……
なのだが、系統:機獣であり白スピリットかつ軽減の多さで普通に召喚しても強い
煌臨中効果を持たないためのちに登場したガンブレイヴとの相性も抜群。

  • オファニモン フォールダウンモード(黄&紫)
Ver1.5から追加。元々はバトスピショップバトル*7の10月参加賞。
コスト5以上の黄か紫のスピリットなら何でも煌臨できるため、主に煌臨軸の天霊デッキで活躍している。
煌臨元を戻して2ドローの効果が非常に強い。その煌臨元に召喚時効果があった場合はそれを再利用できるためアドバンテージが2倍の速度で加速する。
特に黄の起源龍デルフィニュートとの相性が良く、莫大な手札増強を約束してくれる。


成長期

  • パルモン
成熟期、完全体サーチサイクルの緑。
サーチ対象に色指定がついているためアグモン、ガブモンに単体性能で劣るが、緑は手札が増えにくいこともあり効果自体は重宝される。

  • テントモン
モスラ幼虫などで緑ではおなじみの3コストの召喚時に1コア増加するスピリット。
第2ターン(後攻の第1ターン)からコアを3つ確保して進化できるという貴重な存在。
デジモン絡みの後攻1ターン目ワンショットキルコンボはだいたいこいつが起点。

成熟期

  • ウッドモン
【進化】で召喚すれば手札交換を行う、「ハンドリバース」と同様の効果。
効果の性質上、手札には進化元の成長期がいるため不発になってしまうことはないが、
召喚時にアドを稼ぐ成長期が必ず破棄されてしまう点が悩みどころ。
強制発揮というわけではないので超進化できるならばさっさとしてしまいたい。

  • トゲモン
カブテリモンほど攻撃的ではないがその分完全体への繋ぎとして優秀。
特にコアブーストのおかげでレベルも維持しやすく、成長期無しでも運用の負担が少ない。

  • カブテリモン
召喚→アタックだけで確実に相手のスピリット1体分のドローロックができる、
成熟期最強候補の1枚。テントモンのおかげで第2ターンからこの動きが可能。
更に、【超進化】で回収すれば次のターン以降も確定で同じ動きができるため、
相手にドロー手段か耐性がなければ一方的にライフへアタックを通し続けられる。

完全体

  • パロットモン(赤&緑)
赤の項目を参照。

  • ジュレイモン
破壊された時、自分相手関係なくスピリット1体を疲労させれば場に留まる耐性を持つ。
しかしながらアタック時効果で疲労させ過ぎるせいで耐性を発揮できなくなってしまうことも多々ある。
少々やり過ぎな1枚。

  • アトラーカブテリモン
完全体が増えるほどダメージが増えるバーン効果を持つ。
が、デジモンデッキは数を並べるのがあまり得意ではなく、単体では擬似ダブルシンボルに過ぎない。
また、こいつ自体のアタックを通さねばならないためこの効果の発揮までの道のりは長い。
疲労とバウンスを中心にする場合は進化前のカブテリモンの方が使いやすいため、やはりダメージ効果を通せる構築にしておきたい。
【超進化】で序盤から打点を通せる要員として扱うのが良いだろう。

  • リリモン
完全体最強候補筆頭。Lv1からコアブーストと回復を持ち、第2ターンからテントモン→トゲモン→リリモンまで出せればコアが6つも増えるという爆アドの動きになる。
更にアタック時には相手スピリット・アルティメットを事実上の行動不能にする【旋風】も発揮でき、ブロッカーの排除も翌ターンの妨害も可能。
とどめにおまけでコアシュート耐性まで持っている。
ここに旋風王獣ブラスト・サーベルモン秩序龍機νジークフリードモン究極進化煌臨させると後攻ワンショットまで視野に入る。
超進化させても素出しでも強い怪物。

究極体

ダークマスターズ唯一のコモンという情けないデジモン。
そもそも緑の完全体はデジモン以外の煌臨スピリットと相性が良く、それらを押しのけて採用するほどのパワーがない。
しかし貴重な緑の除去効果枠であるため、特にジュレイモンと合わせるのなら無理せず採用はできる。


成熟期が2枚しかないにもかかわらず完全体5枚、究極体6枚という非常に偏った枚数配分である。
これに加え完全体は他に比べるとコストが低め。
これらは全てムゲンドラモンの効果を加味した設定となっている。

成長期

  • ゴツモン
パルモン互換のサーチサイクルの1枚。
白だけパートナーデジモンの役割がいなかったためこいつが担当になった。

  • ハグルモン
他の成長期にコアを置くコアブースト能力持ち。
基本的に成長期が次のターンまで場に残ることは稀なため、1ターンで2体の成長期を出せる状況でなければ役に立ちにくい。

成熟期

  • タンクモン
召喚時のバウンス除去効果を【超進化】の際に回収することで何度も使いまわすデザイン。
除去対象に指定がないためどんな強力なスピリットも除去でき、完全体召喚の下地になる。

  • メカノリモン
ブロック時に【超進化】できる唯一のデジモン。相手のアタックをブロックした瞬間に手札へ逃げるが、
ブロック自体は成立しているためアドを損せずライフを守れる。
しかしこれ自体には除去耐性などは何もないためそのまま相手ターンに場に残しておくのは少々不安が残る。

完全体

  • ベーダモン
バルタン星人などのウルトラ怪獣ブースターで宇宙人に与えられていた系統、冥主を持つ。公式で宇宙人なデジモン。
ピヨモン以外で数少ないネクサスへの対処ができる。
コアブ量も多いが、相手がネクサスを使っていない場合はエンド時の回復効果のみという非常に微妙な効果しかない。

  • メガドラモン
召喚時のバウンスは範囲も広く、重装甲の色も除去の強い色なので無駄がない。
どちらかといえばデジモンデッキよりも既存の【青白甲竜】のようなデッキで活躍するタイプのカード。ブレイヴとの相性も良い。

  • アンドロモン
ブロックされないため確実にダメージが通り、アタック時バウンス効果もアタック自体のリスクが低くなるため何度でも使える。
ブレイヴでシンボルを追加するとその使い勝手は更に良くなる。
逆に言えばブレイヴ無しには1点を確実に通す点以外に魅力がなく、コラボ杯では思ったほど活躍できないカードの筆頭。

  • もんざえモン
対デジモン特攻持ちその1。
コラボ杯では猛威を奮うが、通常の構築戦だと重装甲以外の能力を持たないため採用はしにくい。
地味にBPがコストの割に高く、元祖最強デジモンらしい個性になっている。

  • メタルグレイモン(赤&白)
赤の項目を参照。

究極体

煌臨時効果のデッキバウンスが強力。
完全体を召喚する能力はデッキ内の比率に左右されることもあり成功率は低い。
むしろこちらの効果の成功率を高めようと完全体を多くすると今度は事故率が上がってしまう。
構築のさじ加減が非常に難しい1枚。

  • メタルシードラモン(青&白)
全ての効果がメガシードラモンを強化したような性能。特にネクサスを疲労させての回復効果は【強襲:∞】と言っているに等しい。
8コストに青3白3という軽減配分からゲッコ・ゴレムを擁する【青白甲竜】では非常に召喚しやすく、幻魔神などで耐性と打点を強化すれば優秀なフィニッシャーになる。

  • メタルエテモン(黄&白)
煌臨時にコアの1番多いスピリットをデッキ下という再利用不可なところに戻してしまう究極体。あらゆる完全体から煌臨できてお手軽な上、破壊されると煌臨元ごと手札に戻せる。
が、気を付けなければいけないのは煌臨時効果はプレイヤーの指定がない、それどころかこのカード自身も対象
そのためプレイングに大きく左右される。
回収して2度目以降の発揮を狙うとなると相手も当然警戒してくるため、駆け引き要素が非常にややこしくなる。

  • ウォーグレイモン(赤&白)
赤の項目を参照。

  • メタルガルルモン(紫&白)
紫の項目を参照。

  • オメガモン(赤&白)
赤の項目を参照。


完全体がわずか2種類しかなく、単色でデッキを組むのは不可能に近い。
その完全体2枚ともがXレアであり、コラボ杯では枚数が揃わないため黄色のカードそのものがお荷物状態。
レアのテイルモンやパタモンが後半までピックされずに残っていることもあるほどである。
逆にXレア2種は非常に強力なので、デジモン以外の黄デッキでも採用しやすい。

成長期

  • プロットモン
破壊されたら相手を疲労させることで場に留まる、という受け身且つ場持ちの良い成長期。
ただ成長期を場に残しておくことはあまりなく、イマイチ噛み合っていない。

  • パタモン
パルモン互換のサイクルの1枚、黄色。
黄色は成熟期も完全体も種類が少ないためサイクル中最もつらい立場に。
手札に戻る【進化】と黄のブレイヴ「星霊杖スピカ」の相性がよく、毎ターンマジックカードを回収するコンボが可能。

成熟期

  • テイルモン
アタック時に擬似ドロー、運が良ければライフ回復。コアも手札も同時に稼げるアドバンテージ面では非常に良質なデジモン。
この手のアタック時効果は真っ先に除去の対象となるため使い捨てになりがちなのだが、【超進化】により手札に戻すことで除去を掻い潜り何度でも使える。

  • ユニモン
【進化】で場に出す場合は除去範囲の問題でエンジェモンに大きく見劣りしてしまう下位互換一歩手前なデジモン。
エンジェモンよりもコストが低く超進化がレベル1から使える点も含め、成長期を引けなかった場合の事故軽減要員としての割り切った運用が必要。

  • エンジェモン
数少ない男性型天霊*8
黄色のカードとしてはなかなかの除去範囲を持つ。
特にBP-能力は重複する点が利点なため、そのままホーリーエンジェモンに超進化した際にあちらのBP-効果だけでは除去しきれない大型スピリットへ対処が可能となる。
呪鬼、夜族は紫の定番系統であるため、10戦すれば1回くらいの頻度では見かける。
しかし基本的にはコラボ杯用効果と割り切ってしまっていい。

  • ウィザーモン(黄&紫)
紫の項目を参照。

完全体

実はエンジェモンとBPが全く同じ。
召喚時バウンス&ライフ回復は大量のコアを1度に稼ぐ手段に乏しい黄色ではとてもありがたい効果。
デジモンに天霊は4種しかいないため、レベル2,3の耐性付与は基本的に自身専用。
または天霊デッキにこのカードだけ出張させて使うあたり。

  • ホーリーエンジェモン
ブロックしたスピリットを問答無用で破壊するという前代未聞の効果を持つ。
指定アタックをできるようにすればその時点で確定除去。アタックするたびにライフが回復する点も含め、アタックリスクを減らすブレイヴとの相性はバッチリ。
またアタック時効果でBP12000以下のスピリット/アルティメットを除去でき、ブロックされなくても中型スピリットまでなら仕留められる。
各種ブレイヴで打点を上げれば強力なフィニッシャーになれる。
黄及び天霊にしては非常に攻撃的な性能で、特性的にはむしろ赤に近い。

究極体

  • メタルエテモン(黄&白)
白の項目を参照。

  • ピエモン(黄&紫)
紫の項目を参照。

  • オファニモン フォールダウンモード(黄&紫)
紫の項目を参照。


成長期

  • オタマモン
レベル1から【進化】を持つ点が強み。
場に維持しにくいためレベル2効果はほぼ無視してよい。

  • ゴマモン
パルモン互換のサイクルの1枚、青。
手札の増えにくい青ではサーチ効果は良いのだが、【進化】のレベル維持コストが3という点はやはり重い。

成熟期

  • ゲコモン
レベル1効果は【アクセル】のないコラボ杯ではインクの染み。
だがこのパックの1か月後に発売された煌臨編3章のパックで【アクセル】が大幅強化。軽いコストで運用できるメタ効果として注目が一気に高まった。

  • イッカクモン
青で唯一レベル1から【超進化】できる。他の成熟期の維持コアが軒並み重いこともあり、速攻で完全体を召喚するには最重要となる。
デッキ破壊効果は他に噛み合うものがないため除去効果をメインに据えての運用が主となる。

コスト5以下をアタック時に破壊できるがそうすると次のターンに起き上がれない督励持ち。
デメリットを超進化で回避するデザインなのだがそのための維持コアが4と重く、運用が非常にピーキーな1枚。

完全体

  • ホエーモン
フォルダ大陸生息の完全体版の方のホエーモン。
低コストを徹底的にイジメ抜く効果で、置き物として非常に優秀。特にブレイヴでコスト補強のできないコラボ杯では厄介極まりない。
今回の誤植の最大の被害者。

  • メガシードラモン
コモン完全体の中では最強クラスのパワーカード。
スパイラルマウンテンとの相性が良く、ドローの苦手な青に手札を与えつつ強襲のためのネクサスが用意できる。
惜しむらくはレベル2の維持コストが4と高い点か。シードラモンもレベル2の維持コストが4なため、超進化からそのまま殴る動きを考えての設定だと思われる。

  • トノサマゲコモン
メタの塊のようなデジモン。
特に【アクセル】とマジックを同時に封じてしまえば相手のフラッシュタイミングでの抵抗手段は8割以上封じれ、アタックする限りは一方的に殴れる。
が、自身のこれらのカードの使用も封じてしまうため一長一短。煌臨持ちと同時に運用し、能動的に効果を解除できるようにしておきたい。

  • ズドモン
デッキ破壊の豊富なバトスピにおいても最高クラスのデッキ破壊能力である【大粉砕】を与えられており、一見すると強カードに見える。
だが、デジモン内にデッキ破壊関係の効果を持ったスピリットはイッカクモンとこれだけなため、デジモンギミックを中心にしたデッキ破壊デッキを組むのはほぼ絶望的。
しかし【超進化】を活かせないのならサイゴードゴレムで十分なので既存のデッキ破壊に差し込むというのも微妙なところ。
そもそも序盤からスピリットを出せる【超進化】と、十分にコアを貯めてから発揮したい【大粉砕】の相性も悪い。
そしてグレイソードが当たり前のように積まれるコラボ杯では活躍は厳しい。と見た目と実際に使った場合のパワーの乖離が激しい1枚。
決して悪いカードではないため、デジモン第2弾でデッキ破壊関連カードが増えるのを待ちたい。

究極体

  • メタルシードラモン(青&白)
白の項目を参照。


6色

成長期

  • ケラモン
原作再現のため成長期なのに【超進化】を持つ異色のデジモン。しかしその超進化先はインフェルモンのピンポイント指定のため発揮は極めて難しい。
耐性により場持ちも良いが良いため、超進化を狙うよりも軽減のためのシンボルとして場に維持する役割が主。
インフェルモンもコストが5とあまり重くないため、わざわざ超進化させる必要はどこにもない。

  • ズバモン
Ver1.5からの追加カードで、ボックス購入時に1枚封入されている。
デジタルモンスター 20th Anniversary*9に登場したデジモンで、メディア未登場のデジモン。
コスト4のブレイヴでスピリット状態で【進化】ができ、しかも進化先は全色。
しかしながら他の成長期よりもコストが高く、軽減の配色から複数の色を使わないと成熟期よりも重くなってしまうため考え無しに投入はできない。
合体先の超進化時にそのままブレイヴとして引き継げる以外の合体時効果はないため、純粋な打点強化要員として採用することになる。

成熟期

  • ヌメモン
どの成長期からも進化できるデジモンその1。【超進化:コスト5】と【超進化:巨獣】という特殊な効果を持つ。
前者に対応するのはパロットモン、パンプモン、ベーダモン、メガドラモン、インフェルモンの5枚。
後者はもんざえモンのみ。対応先に白のデジモンが多く、または白は成熟期が少ないこともありその水増し要員としての採用もありうる。

  • スカモン
どの成長期からも進化できるデジモンその2。【超進化:コスト6】という特殊な効果を持つ。
対応するのはガルダモン、スカルグレイモン、レディーデビモン、ワ―ガルルモン、ジュレイモン、アンドロモン、エンジェウーモン、ホエーモン、エテモンの9種。
ヌメモンよりも対応先が強力な上どの色も満遍なくカバーしている。2色以上を混ぜる場合にも重要となる1枚。
進化ルートもカオスになる。アグモン→スカモン→エンジェウーモン、のような全く関係なさそうなデジモンにつなぐことも可能。

  • クリサリモン
当初は唯一の原作未登場デジモンだった。
ディアボロモン全回収という効果で手札を一度に大量に稼ぐ。
手札で無色となるため、当初は成長期からも進化させることはできなかった。Ver1.5でズバモンが追加されたため、進化元が一応はできた。
だが、コストと軽減が完全に同じため、デジヴァイスなどの【進化】サポートがなければ進化する意味は全くない。

完全体

  • インフェルモン
手札では無色扱いのため色指定の【超進化】では出せない。
しかしケラモン、クリサリモン、ヌメモンと進化元は多い。そもそも5コストで軽減6個持ちとかなり軽いのでそのまま召喚しても負担にならない。
フィールドでは6色を持つ完全体という点が強みで、ダークマスターズ四天王の煌臨元にも最適。

対デジモン特攻持ちその2。
インフェルモンと同じ6色の完全体だが、こちらはあらゆる【超進化】から召喚が可能なため、究極体はメタルエテモン以外になれないような制約がついている。
効果は対デジモン以外には意味がなく構築ではまず採用されない。しかしコラボ杯ではなかなかに脅威なカード。
コモンで集めやすい上にあらゆる成熟期から超進化するため、文字通りどこから出てくるかわからない。

究極体

残念なラスボス。まず煌臨条件が究極体と重い上にコスト8の究極体を並べろという無茶な要求をしてくる。
煌臨時効果は狙わず、煌臨持ちを一度に3体まで召喚できる「煌天凰ジオ・シルフィード」を介すことで他のダークマスターズと共に並べることが可能。
逆に打点上昇効果は捨ててコンボ要員として割り切ってしまうのもあり。
「豚人チョウハッカイ」や「六絶神 封印のシュトローム・ハイド」を先に召喚しておけば全ハンデスコンボが狙える。
この場合、他の色は無視して青単の煌臨条件無視と組み合わせる構築となる。

もはや恒例になりつつあるデッキに何枚でも入れられるシリーズだが、既存のものとは一線を画す超ド級の効果に仕上がっている。

まず煌臨条件が「インフェルモン」のみ。
単一のスピリットを条件にした煌臨はこれが初めてで、条件を満たすのが非常に難しい。素のコストも10で軽減がバラバラなため普通に召喚するのは余計に手間。
そのため、レオモンや輝石十二晶のような条件踏み倒し系またはコスト踏み倒し系の効果は必須となる。
公式サイトの紹介でもジオ・シルフィードを組み合わせることをお勧めしている。
煌臨またはアタックする時に手札から同名カードを何枚でも召喚できる。映画での分裂能力を再現しているが、コアがとてもじゃないが足りない。
そのため、ディアボロモンAでアタックしディアボロモンBを召喚、次にディアボロモンBでアタックする時にCを召喚、不足コストはAから確保、
というように前に召喚したディアボロモンを食いつぶしながらアタックすることが基本となる。
アタック時ドローにより追加のディアボロモンを補給可能なため、レベル2の維持コア3個とアタック中のディアボロモン1体を維持できるだけのコアが最低限あれば動ける。
Mレアとレアリティが高く、1デッキ分集めるのに非常に苦労する。
Ver1.5では封入率が上昇し、集めやすくなった。

  • ラグエルモン
Ver1.5から追加。元々はデジモンアドベンチャーTri5章の劇場入場特典。
上映館数の少なさや最軽量の究極体という珍しさから一時期は映画チケットよりも高い値段で取引されていた。
が、活用できるデッキがあまりない事が判明し、現在では値段が落ち着いている。
ネクサス対処というデジモンデッキには不足しがちな要素を補えたりアポカリモンの煌臨元に最適。


相性の良い既存カード

このパックのみでもある程度のデッキは組めるが、【進化】【超進化】や各デジモンと相性のいいカードは多い。
好きなデジモンを主役に据える場合、これらを駆使して最大限のパワーを発揮させてやろう。

  • リターンドロー
バトスピ第1弾に登場した紫のマジックカード。リバイバルブースターでリバイバルが行われており、基本的にはこちらの版を使用する。
発揮したターン中に自分の手札にカードが戻るたびにドローを行える効果を持ち、セルフバウンスを内蔵した【進化】【超進化】を発揮するたびにドローで手札を増やせる。
紫ならば最大軽減でノーコスト発動できるが、元のコストも低いためドローが苦手な緑などでも採用しやすい。
ピコデビモン達と組み合わせれば2ターンほどで手札が10枚を軽く超える

  • No.25 グロウセレブレーション、湖に咲く薔薇
前者は滋賀県をモチーフにしたカード。後者はゴジラ怪獣のビオランテのコラボカード。
滋賀県はアタックステップ中の召喚に、薔薇は緑のコスト4以上のスピリットの召喚に応じてコアを増やせる。
例によって【進化】【超進化】と相性抜群。

  • 召喚時効果を持つブレイヴ
騎士王蛇ペンドラゴンや星霊杖スピカなどが該当。
成長期や成熟期デジモンに合体させて召喚時効果を使用し、【進化】【超進化】時のセルフバウンスで合体しているブレイヴも、
手札に戻せば次のターンには召喚時効果を再利用できる。
成長期とも合体できる合体条件がコスト3以上のものや、防御マジックを回収して毎ターンの遅延ができるものが良い。

  • 【神速】を持つブレイヴ
こちらは逆に【進化】【超進化】でアタックステップ中に召喚した成熟期や完全体に合体させやすいブレイヴ。
アタックステップ中に合体する手段は他に少なく、打点が低くなりがちなデジモンの弱点をカバーできる。
緑ならば追加効果が強力な黒蟲の妖刀ウスバカゲロウ、それ以外の色ならばコストが最軽量で壁としても働く鎧鷹スイラン・ホークが扱いやすい。

  • No.32 アイランドルート
紫のコスト3ドローネクサス。
旅団の摩天楼と並び、あらゆる紫で入れない理由はないほどのパワーカード。
ピコデビモンやガブモンのような紫デジモンでももちろん採用して損はない。
そしてこのネクサスのカードのモチーフはズバリ都道府県番号32の島根県

つまり……

「島根にパソコンなんかあるわけないじゃん!!」


誤植

デジモンコンテンツにおける一種の呪いであり、
バトスピ史上でも類を見ない膨大な誤植まみれなパックとなってしまっている。
これらの誤植は全てVer1.5で修正された。

なお、正しかったことが2回くらいしかないオメガモンのグレイソードのデジ文字はきちんと「オールデリート」になっている*10のでご安心。

プレイに支障のない誤植

  • ピヨモン
フレーバーテキスト。武之内空之内空と表記してしまっている。

  • タンクモン
イラスト。正しくは胸の迷彩柄、頭部に瞳が入っているのだがそれがない。
イラストレーターはtwitterで正しい画像を先に掲載して宣伝を行っていたため、バンダイ側が取り違えた可能性が高い。

  • アルティメットストリーム
カード名、リが抜けて「アルティメットストーム」となってしまっている。
名称カテゴリに所属していない、バトスピはカード名を宣言する効果がないため一応プレイに支障はない。
以前にも同様の誤植をやらかしているため、本当に誤植かどうなのかお詫び記事が出るまで判断がつかなかったという経緯がある。

  • アトラーカブテリモン
フレーバーテキスト。ワクチン種なはずがデータ種と誤植されている。
おそらくデジモン図鑑的にはデータ種の「アトラーカブテリモン(青)」の設定と間違えたのだろう。
名前は同じだが設定の違う色違いデジモンの取り扱いミスはデジモンサイドも定期的にやらかしているが……

  • ガブモン
パラレル版のイラスト。足の爪の色が紫になってしまっている。正しくは白。

プレイに支障のある誤植

  • アグモン
通常版が間違い。パラレル版は誤植がないため、不安ならパラレル版を購入推奨。
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』のうちLv3表記が抜けてしまっている。
この場合、レベル3で召喚したらサーチ効果が使えない。
一方で、『このスピリットの召喚時』を持つスピリットの効果を無効化する五聖童子に邪魔されずに、
【進化】が使えるようになるため誤植のままならメリットのある状況もあった。


  • ホエーモン、ウィザーモン
相手によるこのスピリットの消滅/破壊時』
「相手による」の一文が抜けてしまっている。
バトスピはメインステップ中なら自由にコアを移動できるルールである。
不足コストはブレイドラから確保」に代表されるように自由なタイミングでスピリットを消滅させることができる。
つまり誤植のままだと任意のタイミングで効果の発揮ができてしまう。
効果判明当初は新しい効果発揮タイミングかと騒がれていたが結局はただの誤植だった。
特にホエーモンは誤植のままならデジモン以外の青デッキで活躍できる強カードになれただけに非常に惜しい結果となってしまった。
ウィザーモンについては元々【超進化:黄】がありそちらでエンジェウーモンに進化できたためあまり影響がない。



追記・修正は公式のお詫びページを見ずに全ての誤植を指摘できる人にお願いします。

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最終更新:2023年02月08日 18:31

*1 ゴジラなら古竜、ウルトラマンなら闘神など。

*2 アタック時のみかまたは両方のタイミングで持つものの2種類

*3 パックのNoがCB02からCB03と変更されている

*4 ただし通常通りソウルコアは消費する

*5 そのせいであちらにシン・ジークモンなどという呼び名が付いてしまった。

*6 自分のスピリットが手札に戻った際に1枚ドローする紫のマジック。コストが軽く、過発動制限もなく、リバイバル版は毎ターン回収できる。

*7 TCGショップで開催される小型大会

*8 厳密にはデジモンは性別を持たないが。

*9 復刻版のデジモン携帯機

*10 ぼくらのウォーゲーム!で「オールデリーソ」だったのをきっかけに、大半がオールデリーソだのオールデートだのになっている。