英雄伝説 閃の軌跡III

登録日:2017/10/11 (水) 01:13:38
更新日:2022/06/04 Sat 10:56:28
所要時間:約 19 分で読めます








世界は見る

全ての終わりの始まりを


『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』とは、2017年9月28日に日本ファルコムから販売されたRPG。対応機種はPS4。
「軌跡シリーズ」の八作目にあたる。

前作『閃の軌跡Ⅱ』から1年半後が舞台となり、内戦を経て勢力が様変わりしたエレボニア帝国を巡る事となる。
更に空の軌跡で語られていた「あの場所」や、零の軌跡の舞台だった「クロスベル自治州(現エレボニア帝国クロスベル領)」にも行くことになる。
懐かしのキャラも多数登場する他、シリーズにあったいくつかの謎も明かされる。



~ストーリー~


「お前は、お前らは

 まっすぐ前を向いて歩いていけ・・・・・・」

「ただひたすらに、ひたむきに前へ・・・・・・」


――その言葉が、彼らの決意と覚悟を決めた。


七耀暦1206年、春――あの内戦から1年半近く。

大陸最大の貿易都市、クロスベル自治州を併合し、

数ヵ月後には北方のノーザンブリア自治州を併合したエレボニア帝国は

宿敵、カルバード共和国を大きく上回り、名実共に大陸最大の国家となっていた。

その一方、帝国政府による中央集権化が加速し、税制も統一されることで、

貴族に統治されていた地方は混乱・弱体化し、新たな問題も生まれつつあった。

そんな中――かつて内戦で暗躍し、退けられた結社《身喰らう蛇》が、

数多の猟兵団や共和国の動きに紛れるように、沈黙を破って密かに動き出し・・・・・・

時を同じくして、帝都西郊・リーヴスの街に、

一人の黒髪の青年が降り立つ。


《灰色の騎士》リィン・シュバルツァー。


学生の身ながら、灰の騎神ヴァルマールの乗り手として内戦終結に貢献し、

クロスベル戦線や北方戦役でも活躍した"若き英雄"――


2月に名門・トールズ士官学院を卒業したばかりの彼が、

新たに"教官"としての道を選び、とある新設校へと着任したのである。


――トールズ士官学院・リーヴス第Ⅱ分校。


皇太子の入学を受け、本格的な軍事学校へと変革された本校とは対照的に、

訳ありの貴族子女や問題児、外国人などを受け入れた"落ちこぼれ"の分校。


分校長は、旧貴族連合軍の総司令だった《黄金の羅刹》オーレリアが務め――


そして3つに分かれたクラスの中には、

Ⅶ組《特務科》――リィンが担任を務める少人数の特務クラスがあった。



~キャラクター~

☆特務科《Ⅶ組》


特務科《Ⅶ組》担当教官。閃の軌跡を通しての主人公。
エレボニア帝国内戦、クロスベル自治州併合、北方戦役におけるノーザンブリア併合に貢献し、帝国内部で英雄的存在となった《灰色の騎士》。
というのは世間一般の認識であり、実際のところかなり尾鰭がついた噂が出回っているというのが現状。
リィンがあまり目立たないためにもマスコミからの取材を断ったことも、逆に神秘性を増す要因となり、本人はそれを苦く思っている。
本校卒業後は政府から帝国軍入りを求められたが、これを固辞し、第Ⅱ分校の教官としての道を選んだ。
しかし今でも政府側からほぼ強制のオーダーを引き受けさせられている。

その他詳細は個別項目にて。


  • ユウナ・クロフォード

特務科《Ⅶ組》メンバー。
クロスベル警察学校(現軍警学校)の出であり、特務支援課に憧れていたが、帝国に併合された事で特務支援課は解散。夢を断たれることになった。
そのため帝国人全てが悪いわけではないと頭では理解しつつも、クロスベルを併合した帝国、そしてリィンに対しては複雑な感情を持っている。
士官学院には「ある人物」の勧めもあり、自分たちを併合した帝国の実態を知るためにも入学を決意する。
武器はクロスベル警備隊で新たに開発されたトンファー型の特殊警棒「ガンブレイカー」。


  • クルト・ヴァンダール

特務科《Ⅶ組》メンバー。
帝国の武門「ヴァンダール家」の生まれであり、《雷神》マテウス・ヴァンダールの息子でミュラーの弟。しかし髪の色や体格などは似ていない。
兄とは違い、ヴァンダール流の剛剣術ではなく双剣術を得意とする。
ヴァンダールの者として、いずれは自分も皇族を守る役目を担うという使命感に溢れていたが、オズボーンの策略によってヴァンダール家は皇家守護の任を解かれてしまい、目標を見失った。
そのまま士官学院への入学も辞退しようとしていたが、ミュラーの勧めで第Ⅱ分校に入学することになる。

新入生の中では実力は高い方だが、それでも偉大過ぎる父や叔父、兄などとは比べるまでもなく、その事で現在壁に突き当たっている。



特務科《Ⅶ組》メンバー。
リィンの教官就任に伴い、どこからか派遣されてきた。本人曰く、「入学した時点で情報局の所属ではなくなっていることになっている」らしい。
一年間リィンのサポートを行ってきたことで無感情だった彼女にも変化が現れ始めている。
本作のヒロイン枠。中の人が病気療養中だったため、前作から変更された。


☆戦術科《Ⅷ組》


戦術科《Ⅷ組》担当教官。
クロスベル併合後、特務支援課は解散となり、帝国軍・クロスベル方面軍警備部隊へと配属となった後も抵抗運動の準備を進めていたが、
ある人物からの打診によって第Ⅱ分校へと出向することになった。

  • アッシュ・カーバイド
CV.前野智昭

戦術科《Ⅷ組》メンバー。
見るからにヤンキー風だが、意外にも成績優秀。
何故かリィンに露骨に挑発的な態度を取り、気に食わないと公言して憚らないが…
他にも情報局のレクターと関わりがあったりと謎が多い男。
ゲーム発売前からほぼわかっていた事だが、途中からⅦ組に編入となる。
実はハーメルの悲劇における、3人目の生き残り。何らかの『呪い』が左目に宿っており、それが原因となり物語終盤にある惨劇を…


☆主計科《Ⅸ組》


主計科《Ⅸ組》担当教官。
本校卒業後、鉄道憲兵隊を始め各方面に勧誘されていたがこれを全て蹴り、「帝国の未来」を見極めるための勉強として帝国各地の非政府組織活動に参加。
そんな中、帝国が不穏な道に歩み始めるのを察したことからトールズの精神を残すために第Ⅱ分校の教官となる事を決意。リィンと再会を果たす。
ちなみに鉄道憲兵隊の勧誘を断った手前、ミハイル少佐とはちょっと気まずい。

  • ミュゼ・イーグレット

主計科《Ⅸ組》のメンバー。
西部の名門、イーグレット伯爵家の出身である少女。
以前は聖アストライア女学院に通っており、エリゼやアルフィンの後輩でもあった。
二人からリィンの事は聞かされていたらしく、露骨に誘惑しようとしてくる。
しかし二人によればミュゼ・イーグレットという名前は本名ではないらしく…
アッシュと同じく、途中からⅦ組に編入される。

CV.今野宏美

主計科《Ⅸ組》メンバー。
リベールからの交換留学生。オリビエから帝国に異変が起こりつつあることを知り、帝国に入れないエステル達の代理としてその異変を確かめるために帝国入りした。
祖父の兄弟弟子だったシュミット博士の“弟子候補”として鍛えられており、バリバリ勉強中。
相変わらずのメカマニアなので帝国が開発した機甲兵や騎神には興味津々。

☆第Ⅱ分校関係者

  • オーレリア・ルグィン
CV.住友優子

第Ⅱ分校分校長。音楽や美術にも精通しており、芸術教養の授業も担当している。
若くしてヴァンダール・アルゼイドの二大流派から免許皆伝を受け、《黄金の羅刹》の異名を持つラマール州ルグィン伯爵家の女当主。
かつては貴族連合の総司令官として内乱に参加していたが、カイエン公の逮捕に伴って停戦の要求を受け入れ、
《北方戦役》を最後に盟友ウォレスに後事を任せて軍を退役。
その後、如何なる経緯か第Ⅱ分校の校長として就任した。
第Ⅱ分校の設備には多額の私費を投じており、それによって設備が充実している。

  • ミハイル・アーヴィング少佐

第Ⅱ分校主任教官。
鉄道憲兵隊所属の少佐であり、堅物なエリート軍人。
厳格な人物ではあるが面倒見はよく、“妹”の事も気にかけている。
そしてオーレリア分校長に振り回される苦労人。実はみんな大好き、クレア少佐の従兄弟

  • G・シュミット

第Ⅱ分校特別顧問。
こちらも経緯は不明ながら第Ⅱ分校に赴任してきた。
第Ⅱ分校の訓練施設であるアインヘル小要塞は彼が設計し建造させたものであり、そこでティータを弟子にマッドな実験を行いまくっている。
《灰色の騎士》であるところのリィンにも興味を抱いており、リィンを自分の実験に協力させることが第Ⅱ分校に就任する条件の一つであったらしい。
当然リィンはそんな話は聞いていなかった。ブラック!
研究以外には興味のない素振りだが、亡き一番弟子に対して神妙な態度を見せたりする一面もある。

  • ヴァリマール
CV.松原大典

リィンの愛機である《灰の騎神》。
かつての片言ぶりはどこへやら、流暢に喋れるようになった。
しかし記憶は戻っておらず、完全に破損しているか、元から思い出せないように設計されている可能性をヴァリマールは検討している。

  • セレスタン
CV.松原大典

ハイアームズ侯爵家に仕える執事。
侯爵の厚意で第Ⅱ分校に派遣され、その有能さで分校の面々を手助けする。




ラインフォルト社で第四開発部室長に就任。
日々業務に勤しんでいる。
今回家族に関するとんでもない事情が明らかに。


音楽院を卒業し、プロの音楽家としてデビュー。
レコードの売り上げも上々で、若き天才音楽家として名を上げ始めている。
あと親父の扱い方が上手くなった。

CV.伊瀬茉莉也

修行の末にアルゼイド流の皆伝に至り、師範代の資格を得て各地の道場を回っている。
更に腕が上がっており、デュバリィと互角の戦いを繰り広げる。

CV.立花慎之介

クロイツェン州領主代行。
オズボーンが勢力を拡大した事で消滅しつつある貴族派の中核として足掻いている。

CV.佐藤拓也

政治学院を卒業後、異例の若さで司法監察院に就職。
色々と問題が起きている内政の監察に苦労している様子。


里で改めて修行し直した後、ヴィータの足取りを追っている。
魔力だけで言うならヴィータに迫りつつあるらしい。


史上最年少で正遊撃士の資格を取得。
《西風の旅団》の手掛かりを探っている。


しばらく他の面子と連絡が取れなかった。
そしてその間にアリアンロードやマクバーンが興味を抱く「何か」を得たようだが…

CV.小岩井ことり

士官学院を去った後、情報局に戻り、エージェントとして働いている。
「妹」であるところのアルティナとも何度か任務を共にし、「アーちゃん」と呼んでいる。


士官学院退職後、再び遊撃士に。
フィーを鍛えつつ、帝国内の不穏な動きを探っている。

  • セリーヌ
CV,相沢舞

エマの眷属。
エマと共に旅をしており、再会したリィンを色々フォローしてくれるツンデレ猫。


☆士官学院卒業生

CV.森岳志

シュミット博士の三番弟子。
卒業後は各地の技術工房を巡っており、十三工房や黒の工房の詳細を自分なりに探っていた、らしい。

CV.進藤尚美

ログナー家の息女。
導力バイクで大陸中を旅しており、師とも再会して情報交換と修行を行ってきたらしい。

  • パトリック・T・ハイアームズ
CV.三宅淳一

何やかんやで付き合いも長いハイアームズ家の三男坊。
前作後もリィンと共に切磋琢磨し、友人と書いてライバルと読む関係であり続けた。
しかしそれはそれとして妹はやらん。


  • ムンク

趣味が高じて《トリスタ放送》のディレクターに。
しかし本校の改革に伴ってトリスタ放送への圧力が強まり、リーヴスへと拠点を移すことになった。
学生時代からⅦ組の経験をハガキのネタとして送っていたため、ディレクターになった後も各地のおもしろ話をリィンに集めてもらっている。

  • ロジーヌ

七耀協会のシスター。
しかし、星杯騎士団の従騎士という裏の顔を持つ。
リーヴスに赴任してきたが、やはりそれも任務絡みらしい。
《黒の史書》の解読を担当する。

  • リンデ

ウルスラ医科大学の研修医。
本校から医科大学に転科し、研修医となって働いている。
クロスベルでの演習の後、第Ⅱ分校の医務室専属となる。

  • ヴィヴィ

《帝国時報》の記者。
社会面の記事を担当しているが、本人的には文化面に興味があるらしく、
リィンに各地の風景を写真に納めて送ってくれるように頼んでいる。

  • ミント

第Ⅱ分校臨時整備員。
パルムの近くで空腹で行き倒れていたところを助けられ、パルムの工房で見習い技師として働いていたが、
特別演習でリィンと再会した事を機に、第Ⅱ分校に協力する事となる。
相変わらずドジだが、腕は確か。
ちなみにクララの工房を技術系の工房と間違えて押しかけ、頭をかち割られそうになりながらもなんだかんだで騎神用のオーブの作り方を教えてもらったとか。

  • ベッキー

卒業後は商人の道に進み、現在クロスベルで働いている。
クロスベルの演習の後、第Ⅱ分校で購買部をスタートする。
在学中からライバル関係だったヒューゴが最近躍進しているため、自分なりにそれに対抗しようとしている。

  • ケネス・レイクロード

レイクロード社の次男。帝国各地を釣りをしながら周っている。
ちなみに、クロスベルで釣公師団と釣皇倶楽部が争った話は釣り人の間では語り草になっているそうな。

  • フェリス・フロランド

オルディスの貴族、フロランド家の娘。
アリサとは今でも連絡を取り合っているらしい。

  • ヒューゴ・クライスト

《クライストモール》の常務取締役。
その辣腕でクライストモールを拡大しているが、無茶なノルマを言い渡された担当者が違法行為に走るなど問題も起こっている。

  • ドロテ

在学中に作家デビュー。まだ作家一本で食べていけるほどの稼ぎはない為、帝國博物館の学芸員として働いている。
いわゆるそっち向けの小説を書いており、その界隈では有名人だとかなんとか。

☆遊撃士協会

CV.近藤孝行

《重剣》の異名を持つA級遊撃士。
帝国側への助っ人要員としてティータと共に派遣された。
本来ならエステルとヨシュアが来る予定だったが、カシウスの子供である事と、ヨシュアの出身から帝国への立ち入りを許されなかったらしい。


  • トヴァル・ランドナー
CV.杉田智和

今作から新たに《零駆動》の異名を持った遊撃士。
今作では、持前の導力器開発の技術で旧Ⅶ組へ協力する。




ユーゲントⅢ世の長子。
オズボーンの“総取り”という形で幕を閉じた内戦後、ヴァンダール家の皇家守護の解任等によって権限を弱体化されている。
そしてトールズ本校の軍事学校化に伴って理事長の座を退いた。
最期の悪あがきとして第Ⅱ分校を設立し、かつての仲間たちを頼ってオズボーンに対抗するための力を集めている。

  • セドリック・ライゼ・アルノール
CV.進藤尚美

ユーゲントⅢ世の嫡子であり、現第一皇位継承権を持つエレボニア帝国皇子。
内戦の終わりに《緋の騎神》に取り込まれた影響で体調を崩し、リィンの在籍中にトールズ本校に入学することは出来なかった。
そして今年に入って本校に入学したのだが、まるで別人のように性格が変わり、捨石である第Ⅱ分校にリィンは相応しくないとして勧誘に現れる。
クルトとは古い知り合いだが、その変わりようにクルトは困惑している。


ユーゲントⅢ世の長女。
オズボーンによって実験が握られ、兄やヴァンダール家が冷遇され始めた事、弟が豹変した事に不安を感じている。

  • ユーゲントⅢ世

エレボニア帝国の現皇帝。
皇帝としてエレボニアの秘密もある程度は知っており、リィンとオズボーンの関係も承知している。
オズボーンとはある意味で同胞であり、彼を宰相に任命した張本人でもある。

☆帝国貴族

CV.後藤沙緒里

リィンの妹。女学院の学生会長となった。
セドリックやオリヴァルトを案じているアルフィンを傍で支えている。

  • フェルナン・ハイアームズ
CV.森岳志

四大名門の一角、ハイアームズ侯爵家の当主。
穏健派で内戦時もうまく立ち回ったことから、四大名門の当主で唯一その立場を維持している。

  • バラッド侯爵
CV.馬場圭介

逮捕された貴族連合軍主宰、クロワール・ド・カイエン公爵の叔父。
ラマール州の暫定統治者として帝国政府にしっぽを振り、私腹を肥やし毎晩ラクウェルで豪遊するなど好き放題している。
そのため貴族、平民どちらからも評判は悪い。

  • ウォレス・バルディアス
CV.近藤孝行

貴族連合軍を引き継ぐ形で結成された統合地方軍の司令官。
《黒旋風》の異名をもつ。

CV.安元洋貴

アルゼイド流を極めし《光の剣匠》。
しかし、煌魔城でのマクバーンとの戦いで呼吸器系をやられ、その実力は衰えてしまっている。


☆ラインフォルトグループ


ラインフォルト家のメイドにして、執行者No.Ⅸ《告死線域》。
変わらずアリサとイリーナに仕えている。
今回、彼女の出自、身喰らう蛇の執行者でありながらラインフォルト家に仕える理由、
そして彼女と出自を同じくする新たな《使徒》と《執行者》の存在が明らかになる。

  • イリーナ・ラインフォルト
CV.住友優子

ラインフォルトグループの会長でアリサの母親。
政府の異常な軍拡にも協力しており、その真意は見えない。

  • グエン・ラインフォルト

ラインフォルトグループの前会長でアリサの祖父。
相変わらずアリサをからかっている他、腐れ縁のシュミット博士とも口喧嘩をしながらもなんだかんだで楽しそうにしている。


☆帝国正規軍・政府関係者

  • オーラフ・クレイグ
CV.磯部弘

正規軍最強とうたわれる第四機甲師団を指揮する大将でエリオットの父親。
通称《紅毛のクレイグ》。
10年以上前から軍にいたことからある人物の過去について知っており、それをリィンに打ち明ける。

  • ナイトハルト中佐
CV.松原大典

第四機甲師団の副官。
トールズ本校にも教官として出向している。
エリオットの姉とはいい感じらしい。

  • カール・レーグニッツ
CV.馬場圭介
帝都知事でマキアスの父親。
オズボーンの盟友と言われているが、最近は方針の違いがある様子。


☆鉄血陣営


帝国政府代表《鉄血宰相》。リィンの実父。
内戦を思惑通りに集結させ、その影響力を拡大。帝国の仕組みを改革せんとしている。
内戦後、リィンとまともに話してはいない様子。
今作ではシリーズ根幹にある謎の一つである彼の過去と目的も、その一端が明かされる。


《鉄血の子供達》筆頭、《翡翠の城将》。
内戦後はクロスベル征討軍総司令として瞬く間にクロスベルを無血占拠し、そのまま総督としてクロスベル州を統治している。
前2作では彼が何を考えているのか不透明だったが、今作ではその真意と過去が明らかになる。


情報局特務少佐。
内戦から一年半、リィンに帝国政府からの要請を伝える連絡役を務めていた。
今回は彼の過去も色々と明らかになる。

CV.小清水亜美

鉄道憲兵隊少佐にして《鉄血の子供達》の一員。
内戦時の活躍によって少佐に昇格し、帝国全土の部隊指揮を任されている。
リィンからは何故オズボーンの下にいるのか疑問に思われているが、今回オズボーンに付いた理由が明らかになる。


☆《身喰らう蛇


蛇の使徒・第七柱《鋼の聖女》。
またの名を《槍の聖女》リアンヌ・サンドロット。
幻焔計画奪還の開始に伴い、帝国入りしたが、個人的な事情も関係している様子。


執行者No.0《道化師》。
計画の奪還の命を受け、盟主によって改めて派遣された。

CV.諏訪部順一

執行者No.Ⅰ《劫炎》。
内戦でアルゼイド子爵と全力でやり合った結果、“喰い足りなく”なってしまい、己を凌駕する存在を求めるようになった。
おかげで戦闘狂の気が増しており、少しでも見所がある奴を見つけるとすぐテンション上がって火焔魔人になっちゃう系執行者。


執行者No.ⅩⅦ《紅の戦鬼》。
現第三柱の誘いを受ける形で執行者入りし、計画再始動に伴って帝国に現れる。
相変わらずの戦闘狂であり、楽しそうな獲物を見つけるとすぐに飛び出してしまう。
ちなみに赤い星座にも変わらず籍を置いており、シグムントが団長になった事で副団長となったらしい。

CV.大空直美

《鉄機隊》筆頭隊士。
再び帝国に現れたが、シャーリィとコンビを組まされたせいで振り回されまくり、他の隊士からはいじられまくる不遇娘。
今作では彼女の過去の一端も明かされる。
アリアンロードには絶対的な忠誠心を持っていたが…。

  • 《剛毅》のアイネス
CV.伊瀬茉莉也

《鉄機隊》筆頭隊士補佐。
180リジュをこえる長身のハルバード使い。アルゼイド流の使い手に興味を持っている。

  • 《魔弓》のエンネア
CV.佐藤聡美

《鉄機隊》筆頭隊士補佐。
デュバリィをからかう言動をみせる、お姉さんタイプ。


蛇の使徒・第二柱。
《幻焔計画》をオズボーンに乗っ取られた後、他使徒との方針の違いから結社と連絡を絶ち、単独で「黒の工房」の実態やオズボーンの正体を探っている。
が、そんな中で何故かアーベントタイムの放送を再開。全て録音放送のため、トリスタ放送も情報局も足取りは掴めていないが、何故彼女はそんな事を始めたのか…


☆《西風の旅団》

  • ルトガー・クラウゼル
CV.大塚芳忠

《猟兵王》の異名を持つ西風の旅団団長。
《闘神》バルデル・オルランドと相討ちになって命を落としたはずが、再び姿を現した。
現在はゼノとレオニダスと共にある勢力に雇われている。


☆クロスベル


元特務支援課のメンバー。
クロスベル併合の後、一旦はエプスタイン財団本部に呼び戻されたが、クロスベル支部の開発主任として戻ってきた。


☆その他

  • 《蒼》のジークフリード
CV.???

《地精》の長代理を名乗る謎の男。
仮面で顔を隠しているが、その声や姿は余りにもに酷似している。

  • 《緋》のローゼリア
CV.水橋かおり

リィンの前に度々姿を現す謎の少女。
『赤い月のロゼ』と何か関わりがあるようだが…

  • トマス・ライサンダー
CV.松本考平

元トールズ本校教官。
その正体は星杯騎士団副長にして守護騎士第二位《匣使い》。
現在は本校を退職し、帝国の異変の調査を行っている。

  • ジンゴ

クロスベル旧市街にあった交換屋ナインヴァリの娘。
今作ではリーヴスに新たに店を出店し、自ら店長を務める。因みに12歳。

CV.庄司宇芽香
カプア特急便の支店長。
相変わらずのボクっ娘だが、空の軌跡シリーズの頃とは髪も伸び、比べ物にならないほど落ち着いた性格になっている。

  • ルーグマン教授

帝國学術院の客員教授。
フィールドワークで帝国各地を回っており、Ⅶ組と接触を繰り返す。
行く先々に現れる教授とか嫌な予感しかしないんだが…











焔と大地の狭間──
揺蕩う闇にて終末の物語は始まらん。


一つは、二柱の巨神たちの相克。

二つは、焔と大地の融合と、七の器の完成。

三つは、千年の都の開闢と星杯の受け入れ。

四つは、聖獣の消失と昏き竜の災厄。

五つは、帝都奪還と緋が受けし呪い。

六つは、獅子たちの戦乱と聖女の犠牲。

七つは、北に顕れたる巨柱と忌み子。

八つは、贄となりし邑と百日の外征。

九つは、東の碧き大樹と、煌魔の城の顕現。


斯くして千年に及ぶ悲願は成就せり。

贄により古の血が流されし刻、《黒キ星杯》への道が開かれん。

穢れし聖獣が終末の剣に貫かれ、その血が星杯を満たす刻……


────《巨イナル黄昏》は始まらん。


《黒の史書》、『黄昏の始まり』より




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最終更新:2022年06月04日 10:56