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エマ(DQ)

登録日：2017/09/21 (木) 16:22:00
更新日：2024/03/20 Wed 19:18:22
所要時間：約 5 分で読めます




イレブン……イレブンなのねっ！　

……私よ。幼なじみのエマよ！




出典：ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、スクウェア・エニックス、オルカ、2017年7月29日
© 2017 ARMOR PROJECT／BIRD STUDIO／SQUARE ENIX All Rights Reserved.

■概要

『エマ』とは『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』に登場する少女。ゲマではない。

CV：川澄綾子(Switch版)

長い金髪の上に赤いスカーフを被った素朴な少女。
イシの村の村長の孫娘で、主人公とは同じ日に生まれた幼なじみ。
イシの村の住民に主人公の誕生日を知ることは出来ないので、実際には主人公が村に来た日に生まれたのだろう。そのため主人公より数日から数週間ほど年下。


出典：ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、スクウェア・エニックス、オルカ、2017年7月29日
© 2017 ARMOR PROJECT／BIRD STUDIO／SQUARE ENIX All Rights Reserved.


出典：ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、スクウェア・エニックス、オルカ、2017年7月29日
© 2017 ARMOR PROJECT／BIRD STUDIO／SQUARE ENIX All Rights Reserved.

オレンジ色のエプロンに緑色の服を着ており、緑色の膝上丈のスカートを履いているのが特徴的。


出典：ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、スクウェア・エニックス、オルカ、2017年7月29日
© 2017 ARMOR PROJECT／BIRD STUDIO／SQUARE ENIX All Rights Reserved.

後ろから見たり、横から見たりするとリボンが後ろに巻いている。

主人公とは子供のころからの付き合いで、昔は悪ガキだった主人公にけっこう苦労されたようで、げんこつをくらわせたこともあった。
子供の頃は友達とかくれんぼしている途中にエマがその友達をほっといて何処かに行くと、その友達が「主人公の所に行ったな」と言う等、昔から付きっきりだったようだ。
主人公に好意を抱いており、二人をよく知る大人たちから成人したら結婚したらとからかわれているものの、満更でもない様子。

主人公の秘密の日記を見た事がある。

弱い魔物となら戦う事も出来るルキという犬を飼っている。何気に10歳を超える高齢であることとメスだった事が後に判明する。
エマ自身、序盤はNPCとして戦闘に参加するが、戦い自体はルキに任せて薬草と魔法の小瓶で主人公を回復させる役割を担う。

エマと主人公が同日に16歳となった日、村の伝統である成人の儀として神の岩に挑戦する。
エマは岩の頂上に登った時に、積年の想いを伝えようとしていたのだが、魔物に襲われたゴタゴタで言えずじまい。
その後主人公はデルカダール王国に行く事になったため、結局告白は出来ず、『エマのお守り』という手作りアクセサリーをプレゼントする。
『エマのお守り』は守備+1、魅了・呪いガード30%という序盤とは思えない優れもの。魅了を防ぐという所にエマの気持ちがビンビン伝わってくる。

しかしその後デルカダール王に命令されたホメロスによってイシの村は崩壊してしまい、エマも死んでしまった……。

ビアンカ枠と思ったらシンシア枠だったエマは、主人公に暗い影を残してフェードアウトしていったのだった……。




以下冒険中盤のネタバレ














と、思っていたら実は生きていました。
実はホメロスが村人を皆殺しにしようとした時、ギリギリで駆け付けたグレイグが、
関係のない人々を皆殺しにする必要がないと説得し、イシの村の住民をデルカダール城に監禁する程度に留まったのだ。すごいぞ英雄！

命の大樹が崩壊後、生き残ったデルカダールの民と共に『最後の砦』と呼ばれるようになったイシの村で支え合って生活していた。

主人公と再会したエマは項目冒頭のセリフを言う等、中盤まで出番がなくプレイヤーに自分の事を思いだして欲しいからか「幼なじみ」である事を強調してくる。
ちなみにこの「私よ。幼なじみのエマよ！」という台詞は少々不自然に説明的な上、どこか癖になる響きがあるためか一部では今作屈指の名言としてネタにされているとかいないとか。
「幼なじみのゲマ」呼ばわりされるネタはもはやお約束。確かに彼もある意味主人公にとって幼なじみではあるが……。なんの因果か、彼女の海外版の名前はよりにもよって奴と同じ「Gemma」だったりする。*1
また主人公を「私の」と言う等、主人公と離れ離れになったことに加え、極限状態が長く続いたせいか、独占欲が出た様子。
そのせいか主人公が村を出ると心配のためなのか、いっさい笑わなくなってしまうという……。



以下クリア後のネタバレ

















過去の世界ではデルカダール王国が健在のため、イシの村の復興に力を注ぐことになるが、そのために必要な存在を村に呼んでほしいと主人公に頼む。

  • 復興に必要な物資を届けてくれる人(デルカダールの商人・デク)
  • 村の用心棒(ガレムソン・ベロリンマン)
  • 情報屋(ルパス親子)
  • 村のマスコットキャラクター(ムンババをデイン系で倒すと変化する聖獣ムンババ)

一部変なのがいるが、これらを村に呼び寄せるとイシの村が完全復活し、デクの店が恐るべき品揃えに変化する。
復興を終えるとエマから『エマのお守り・真』を貰える。これは守備+15、魅了・呪いガード70%という強力な物。
お気づきだろうか？　これを前述のエマのお守りと一緒に装備すると魅了・呪いを100％で防ぐ極めて強力なアクセになるのだ。
「私以外の女なんか見るんじゃないわ」というエマの想い……というか呪いみたいなものを感じてしまう……。
なおDQ8には呪いをかけられていると他の呪いを防ぐという設定があったので、あながち違わないのかもしれない。
ちなみに海外版と11sに出てくる8主人公のコスプレ装備は主人公専用である。やっぱ狙ってるやろ



上記のイシの村の復興を終えた後、試練を突破するとネルセンが「エマと結婚したい！」という願いを叶えてくれるようになる。
おそらく多くの人が勇者ローシュがセニカに渡そうとした結婚指輪でもくれるのかな？と思ったろうが、なんとネルセンは何もくれず淡々と「この時をもってエマと夫婦になった」と告げたのだ。

プレイヤーは驚いてイシの村に帰ると、ネルセンの言う通り主人公はエマと結婚して盛大な結婚式を挙げたという事になっていた。
ご丁寧にも結婚式の絵画まで描かれている(ネルセンが描いたのだろうか……？)
そう、ネルセンは主人公とエマが結婚したという記憶をイシの村の関係者に植え付けてしまったのだ。

一種のホラーなためかこのイベントは賛否両論で、他キャラクターにも流用可能なほど簡単なら、
エマ以外と結婚させろという意見もあれば、プロポーズくらい自分でしろ！とも言われている。
エマの記憶じゃ主人公の方からプロポーズしたようだが……。

3DS版限定とはいえ仲間全員にプロポーズをして反応を見ることが出来るイベントもあるにもかかわらず、
エマについてはそういったプロポーズイベントなど一切用意されていないのは確かに首をかしげる人も多いことだろう。
イベントが無いにしろせめて主人公が自ら彼女に想いを伝えて式を挙げたことを数行のテキストによるナレーションで説明していれば批判は多少減ったかもしれない。

この結婚に対し仲間たちは普通に祝福しているが、マルティナは祝福しつつも「ネルセンに頼んだ事は黙っておく」と棘のある事を言って来る。笑顔なのが逆に怖い。


結婚イベントはあくまでサブイベントに過ぎないため素通りする事は可能。
しかし最強装備のためのレシピ『英雄戦記・下巻』はネルセンの願いを全て叶えないと貰えないため、手に入れるには結婚しないといけない。
そのためエマはレシピ引換券と呼ばれてしまう事もある。
優秀な装備が結婚と関係しているという点においては若干似た立場としてDQ5での花嫁候補の1人であるフローラが存在するが、
彼女の場合は例え結婚を選択しなくても『天空の盾』は手に入り、また彼女を選択した場合に道中で貰える救援物資もほかに全く入手手段が無いという訳ではない。ただDS版で追加された、彼女の姉であるデボラの初期装備のフラワーパラソル等はここで取り逃がすと二度と手に入らないが…
対して、こちらの場合はエマと結婚すること以外にこのレシピの装備を入手する術はなく、しかも実質的に複数の装備が結婚を選択するか否かにかかっている。

また、レシピのみならずエマと結婚しないと入手できない称号やPS4版のトロフィーも存在し、この点も批判の対象となっている。
これらコンプ要素の制覇のためにエマとの結婚を避けては通れないのならば、いっそ仲間の女性キャラクターも選択出来れば良かったのにという意見も少なくない。


なお結婚後はPS4版ではイシの村限定で、3DS版ではそれ以外でもエマを連れて新婚旅行が楽しめるようなる。
他の仲間同様エマに話しかけることもでき、彼女を連れた状態で戦闘に入れば序盤と同様に薬草と魔法の小瓶でサポートをしてくれる。
とはいえ彼女と結婚できる時点での敵の強さを考えると、薬草や魔法の小瓶での回復量はもはや焼け石に水程度でしかないため、
無駄行動の応援も相まって戦闘のテンポが損なわれるという側面は否めない。

更にとある条件を満たすと連れ歩けるヨッチ族のクルッチが、奇跡の木の実、超万能薬、賢者の聖水、賢者の石といった優秀なアイテムを使う他、
敵からアイテムを盗んでくれることもあるため、比較対象になりがちである。

11Sでは流石に批判が多かったのか、願い事は「幸せになりたい！」に変更され、エマ+仲間7人と同居出来るという内容に変更された。
更に散歩状態で神の岩へ向かうと、各キャラに応じたイベントが発生する。
もう一度願えば別のキャラに変更可能。おかげで憎悪の剣鬼が毎度毎度屠られる事態に。あと取っ替え引っ替えする様が「悪魔の子」と呼ばれたりも


余談だが、発売後の公式イベント「『ドラゴンクエストXI』ネタバレイトショー～ネタバレするとはなにごとだ！」開催に伴って企画されたNPC限定人気投票で見事ランクインし、7位を獲得した。




■台詞

  • さすがは私のイレブン…………じゃなかった！　さすがは私の幼なじみのイレブン。
  • イレブン……イレブンっ！　私よっ！　幼なじみのエマよっ！
  • イレブンはクレイモラン城にいる魔女のリーズレットさんと知り合いみたいね。
    ずいぶんセクシーな人みたいだけど、変な気を起こしちゃダメよ。あなたには私という妻がいるんだから。
  • えっまた旅に出るつもりなの？　帰って来てからそんなに時間もたってないのにあなたはホントに冒険が好きなのね……。
    危険な旅じゃないならかまわないわよ。どうせあなたの事だから止めても行くんでしょう。
    でも、あなたは一家の大黒柱なんだからできるだけ早く帰ってきてね。もうすぐ新しい家族も増える事だし……うふふ。
  • ……なによそのカオ。忘れちゃったの？　もうすぐルキの子供が生まれるってこの前教えたじゃない。
    きっと、すっごく可愛い赤ちゃんが生まれて来るはずよ。楽しみで待ちきれないわ。うふふ♪




私よ。追記・修正者のwiki篭りよ！

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最終更新：2024年03月20日 19:18

*1 流石に読みは違うが。エマは「ジェマ」という発音。またDS版ドラクエ5では光の教団の幹部連中の名前がチェスのコマに統一されたためそもそも面影すらない。