アホガール

登録日:2017/09/20 Wed 12:26:37
更新日:2023/03/17 Fri 00:40:25
所要時間:約 8 分で読めます






空前絶後のアホの子います




『アホガール』とはヒロユキによる漫画
全12巻。
連載当初は週刊少年マガジンにて連載していたが、作者の体調不良により途中から別冊少年マガジンに移籍した。
週刊時代は主に一つのストーリーを幾つかの4コマ漫画に分割するという作風だった。
超絶的にアホなヒロイン花畑よしこと幼馴染の阿久津明を始めとする人々の日常を描いたギャグ漫画。2017年7月よりテレビアニメが放送された。

登場人物


  • 花畑よしこ
声:悠木碧
本作の主人公。茶髪のツインテールが特徴の女子高生。一応美少女と呼べる容姿だが、凄まじくアホなので完全に宝の持ち腐れ状態。
マークシート方式のテストですら全教科0点を取り、自分の苗字の漢字すら忘れるなどそのアホさ加減は常軌を逸している。
ただし本人はそれを一切反省したりすることもない恥知らずで、
喰う・寝る・遊ぶ・性欲といった本能的欲求を最優先に行動しており、特に「死んでも悔いはない」と言いきるほどにバナナが大好物。バナナをバカにされると本気で怒る。
学習能力がなく、勉強嫌いだが手先が器用で女子力は高く、天性の勘と人間離れした身体能力を持っている。一言で言えば野生児
弁舌に長けているという意外な長所もあり、よしこをよく知らない人は彼女のペースに巻き込まれてしまうことが多々あり、よしこのせいで人生を狂わされた人間も多い。

  • 阿久津明
声:杉田智和、小市眞琴(幼少期)
本作のもう1人の主人公。よしこの幼なじみ。通称「あっくん」。よしこの家の隣の2階建てアパートに住む。
家族は両親と妹がいるが、両親は登場しない。自身の部屋とよしこの部屋が隣同士なため、窓を通じてよしこの襲撃を受けている。
学業優秀な勤勉家で、東大に落ちたら死ぬと断言する。
この手のガリ勉にしてはよしこに負けず劣らずの身体能力を持つ(主によしこが原因だが)という、一見完璧超人に見えるが、
鋭い目つきと暴力的(特によしこ)で無愛想な性格から友人が全くおらず、電話帳に登録されているのは自宅とよしこ、花畑家、さやかと委員長の番号しかない。
思考はまともな部類にあたるが、よしこに苦しめられてきたのと他人に興味が無いため特に女性に対して配慮の無い言動が多い。そのせいで、溺愛している妹にも「微妙なお兄ちゃん」と言われる始末。
あと微妙に音痴。決して中の人の影響ではない
アホのよしこが大嫌いで本気で殺意を湧き(殺人といった犯罪行為をするつもりはないが、それは刑罰を恐れているだけで自分が裁かれなければよしこが死んでも構わないとさえ思っている)、欲しいものに「よしこを消せるだけの金と権力」を挙げているほどだが、よしこの飼い犬である「犬」に出会えたことは唯一よかったこととしている。よしこのアホを治そうとしても努力が全く実を結ばず苛立っており、真人間にできなかった場合は軽犯罪で刑務所送りにすることも考えている。

  • 隅野さやか
声:原田彩楓
よしこ・明のクラスメイト。金髪ウェーブヘアーの美少女。
自他ともに認めるお人好し。あっくんからも友達として認められる人格者だが、当人はちっぱいと自分の地味さを気にしている。
究極のアホであるよしこ、バイオレンス性の強いあっくん他のクラスメイトたちとの緩衝材的存在であり、よしこの存在によってクラスが崩壊しない要因として感謝されている。

普段はおとなしいが酒癖が悪い*1という一面もあり、
泣き上戸かつ絡み酒というめんどくさい酔い方をし、自虐ネタを繰り返してあっくんとギャル三人組を困惑させた。
また、数少ない常識的な思考の持ち主ということもあり、よしこ達の奇行が眠っているあっくんのみならず彼の妹にまで被害を及ぼした際には大声で彼女らを(涙ながらに)怒ったり、
風紀委員長の度を越したストーカー行為を見かねて彼女に忠告しようとした時には結構辛辣な言葉を言ってしまったりと、お人好しではあるが言うときは言うタイプ。

  • 風紀委員長
声:上坂すみれ
本名不詳。Gカップの巨乳の持ち主で容姿端麗な高校3年生。
常に学年5位以内を維持するほど成績がよく、登校時に校門で持ち物検査をするなど厳格な性格。
変態的言動で迫ってきたよしこから救ってもらったことからあっくんに対して好意を抱く。
意中の相手であるあっくんからは容姿は評価されているが、よしこに振り回された影響で奇行に走ることから変な女と誤解されている。
三学期終了間際ではあっくんから離れたくないあまり、校長を脅迫して留年した。
よしことは犬猿の仲。


  • 花畑よしえ
声:日笠陽子
よしこの母親。あっくん同様よしこのアホぶりに辟易している苦労人に見えるが、その本性は非常に大人げないゲスの極みで、あっくんがよしこ以外に本気で殴りたいと思った人物。
夫とは自身の強引な夜這いで結ばれ、単身赴任帰りの1ヶ月毎の情事を楽しみにしている。
よしこのアホっぷりの所為で自身の老後に不安を抱いており、
頭のいいあっくんとよしこを結ばせるためさまざまな謀略をめぐらせており、風紀委員長、さやか、龍一を一方的に敵視している(後にさやかのみ除外)。
他の女のブラホックを服越しに外す、一瞬の隙に他人が穿いているパンツを脱がして奪いとる等の謎の特技を有している。

ちなみによしえの夫(よしこの父親)は妻や娘とは異なり真人間で、「なんでこんなまともな人からあんなの(よしこ)が生まれたんだろう」とあっくんが疑問に思うほど(よしえが原因と推測してはいる)。

  • 黒崎龍一
声:八代拓
コンビニの前でたむろしていた不良。よしこの舎弟だが、よしこからは名前はおろか存在すら忘れられていることがある。
よしこに憧れたことからまずは友達を作ろうとあっくんに近づくが、本人が会話慣れしてないことや相手が悪すぎるせいで全く上手くいってない。
それでも頑張ってはいるが、やることの方向性がなんかおかしい
勉強は頑張ればかなり出来るようで、あっくんにアプローチしようとした結果、中間考査で唐突に一位を獲ったが、相手にされなかった。

アニメでは中々の不遇な扱いを受けており、彼に関する話の大半がカットされている。最近の原作でも出番ないけど

  • 阿久津瑠璃
声:千本木彩花
あっくんの妹で、小学5年生。
よしこと同レベルのアホだが、よしこと違ってそのことを恥じており日々勉強に取り組んでいる。
しかしその努力は全く報われていない上、勉強に注力しすぎた結果手先が不器用で運動神経も悪く、自転車にすら乗れない。
あっくんには溺愛されており、基本的には仲の良い兄妹だが、兄のデリカシーのなさには呆れていて「微妙なお兄ちゃん」など割と辛辣なことを言ったりする。
阿久津宅に侵入した風紀委員長に偶然とはいえ気絶させられて放置されたり、よしえと委員長とのいざこざでパンツをいつの間にか強奪されていたりとロクな目に遭わない。
さやかには「苦労しそう」と初対面のときに思われていたが、実際その通りになっている不憫な子。


  • 栄村茜
声:M・A・O
よしこのクラスメイト。ギャル三人組その一。
不良っぽい振る舞いだが実際には子供のようにピュアな性格の持ち主で、結構打たれ弱くよく涙目になる。かわいい。
進路希望で第一志望から順に花屋、ケーキ屋、ペットシッターといった理由含め小学生みたいなことを書いたため、あっくんに馬鹿にされた。
学業成績も三人中ブッチギリで悪く、よしこに毛が生えた程度しかない。精神年齢も近いのか、よくよしこに乗せられて一緒に遊んだりもしている。
他二人に彼氏がいるのに自分にはいないことを気にしており、モテようとピアスの穴を開けようとしたり、よしこに乗せられて街中で逆ナンに走ったりした。

  • 椎名黒子
声:井口裕香
よしこのクラスメイトかつギャル三人組その二。
強気な性格だが、恋愛関係に関してはウブであり、幼なじみの彼氏がいる。爆発しろ
よしこに触発されてデート中にキスしようと試みたりと頑張ってはいるが、お互い奥手なので中々上手くいかない。

  • 柊姫衣
声:前田玲奈
ギャル三人組その三。
比較的無口で喜怒哀楽に乏しい性格。
ミステリアスな美人であることから、多数の男子に告白されているものの、本人がそこまで本気でないことと何を考えているか分かり辛いことから長続きしないらしい。
勿体無いと茜に咎められた結果、女の子同士なら面白いかもと冗談混じりとはいえ、何故か一時的茜と付き合うことになった。キマシタワー


声:浪川大輔
よしこが公園で拾った捨て。背中に人間を乗せられるほど大きな体格と白い体毛が特徴。
よしこがアホなのでペットに名前をつけるという発想がなく、花畑家の一員となってからもそのまま「犬」と呼ばれている。
当初は凶暴な性格だったが、よしこに敗北したことで穏やかな性格(とゆるい見た目)になった。常識的で高い知能と身体能力を持ち、話せないが人語を理解する。
あっくんとは映画の趣味が合ったことと善良な性格から友情が芽生えており、
基本的に(主によしこのせいで)険しい表情のあっくんが柔らかい表情で接する数少ないキャラクターになっている。
名前がないのを見かねたあっくんから彼の好きな映画監督である「ジョージ」という名前をあたえられるが、よしこのせいで有耶無耶になってしまった。


  • 園児三人組
声:井澤詩織(守)、井口裕香(正)、前田玲奈(希)
公園でよく遊んでいる幼稚園児の仲良し三人組。希のみ女の子。
よしことは遊び友達のような間柄になっており、希は「よしこお姉ちゃん」とよしこを尊敬して懐いているが、
守と正はよしこを「ダメな大人」と認識して距離を置いており、呼び方も「よしこ」とタメ口。
なお、登場人物たちの中では(犬を除けば)一番幼い三人組だが、男子二人はよしこに「勉強しないとダメ」と諭したり、友達(希)の将来を本気で心配したり、お小遣い全額を使ったお菓子を笑顔で人にあげたりと、登場人物たちの中では、常識的な思考の持ち主達だったりする。


アニメ化


2017年7月より15分枠で放送された。オープニングは毎週コンテが新規に切られ、ネタ満載のOP映像は視聴者を笑わせた。
オープニングテーマはangelaの「全力☆Summer!」、エンディングテーマは上坂すみれの「踊れ!きゅーきょく哲学」。
特にOPにangela起用は視聴者に衝撃を与え、某動画サイトにおいてangela繋がりで「途中からファフナーになる」系の動画が大量に投稿されている。
というか、当のangelaが本当にライブでやっている






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最終更新:2023年03月17日 00:40

*1 原作だと間違ってお酒を飲んでしまっていたが、アニメではいくらプライムタイム枠での放送とは言え、未成年飲酒はまずいのかアルコールの匂いだけで酔っ払っているように変更されている。