チャッキー(チャイルド・プレイ)

登録日:2017/09/18 (月) 17:21:03
更新日:2024/04/08 Mon 11:31:14
所要時間:約 4 分で読めます




俺はチャッキー、ザ・キラードールだ。最高だぜ!



チャッキーとはホラー映画「チャイルド・プレイ」シリーズに登場する殺人鬼。本名はチャールズ・リー・レイ。


◆外見

グッド・ガイ人形。そばかすとカラフルなボーダーが特徴的な赤毛の少年の姿をしている。
ただし4作目ではティファニーに縫合された状態、5作目ではそれを映画の撮影用に復元した状態であるため、顔は継ぎ接ぎで髪の毛がボサボサになっている。ちなみにメイドインジャパン。
人間だったころは茶髪でウェーブヘアーの男性だった。


◆経歴

出身はニュージャージー州。もともとは「湖畔の絞殺魔」と呼ばれる恐るべき殺人鬼であったが、警察に追い詰められ、銃撃により致命傷を負う。
しかし、逃げ込んだおもちゃ屋にてかつて教わったブードゥー教の秘術を用いて、自分の魂をグッド・ガイ人形に移すことに成功した。
以後、新たな肉体を入手するために殺人人形として活動するようになる。


◆身体能力

基本的には人間だった頃と大差ない(体重だけ人形相応)。見た目は人形だが内部には人間のそれがしっかり入っている。それどころか生殖も可能。
おまけに人形であるがゆえに奇襲を得意とし、ちょっとやそっとのことでは死なない。(マイケルジェイソンに比べるとさすがに見劣りするが)
もし死んだとしても誰かがグッド・ガイ人形を修復する、あるいは「ダンバラの心臓」を用意し呪文を唱えるなどすれば復活可能。

ただしデメリットも多く、人形であるがゆえに非力で殺人には一工夫加えなければならない場面もあり、指紋やDNAなども復活してしまうためいつまでも人形のふりをすることができない。
おまけに魂が宿った人形が人間の肉体に乗り移ることも可能であるが、その依り代が一番最初に自分の正体を明かした人物でなければいけない上、人形に乗り移ってから長時間経つと人形の肉体から魂が抜けだせなくなってしまう。(ただしこの期間は死亡するたびにリセットされている模様)

前述にある通り、戦闘力が一長一短であるものの、最大の武器が「自分の意思で動く人形」である自分自身。
曲がりなりに人間としての肉体を持つマイケルやジェイソンと比べると非常に現実離れした存在であるためにどんなに犠牲者や目撃者が現れても立件する事も公に報道する事もできず、それどころか目撃者がチャッキーに罪を擦り付けられるという二次被害を招く事となってしまう。*1
実際、1作目の終盤でチャッキーに襲われた刑事達は事件後にトラブルを避けるためにチャッキーの存在を黙認した事が次作で語られている。*2

◆性格

典型的な快楽殺人鬼。基本的に人を殺すことしか考えておらず、嫁であるティファニーに「生まれた時から手にナイフ持ってたんじゃないの?」と言われて呆れられる程である(ティファニーも性格面ではチャッキーと同様だが、彼と比べるとはるかに良識がある)。

嫁ティファニー、子供グレン/グレンダに対しては一応愛情を持っているが、気に入らないことがあれば二人とも殺そうとしている。
子供の教育方針も「自分と同じ殺人鬼にする」というものであり、自分がグレン/グレンダに両手・両足を切断され殺されそうになった時は「それでこそ俺の息子だ!」と言って笑いながら死ぬなど完全に狂っている。
更には、人形から生身に戻ることが目的という一方で、「殺人ができなくなるのなら人形のままでもいい(意訳)」と言い出す始末である。
シリーズを追うごとにブラックユーモア溢れるジョークを饒舌に話すようになるが、似たようなキャラのフレディに比べると下ネタが多い。

非常に悪知恵が働き、ガスコンロを使ってガス爆発を起こしたり人形のふりをして人目をごまかしたこともある。
また、ナイフを主な凶器として多用しており、2作目の終盤で右手を失った際にはナイフの刀身を義手代わりとして右腕に装着していた。


◆その他

◇本名である『チャールズ・リー・レイ』は実在の殺人鬼、チャールズ・マンソン、リー・ハーヴェイ・オズワルド、ジェームズ・アール・レイからきている。

◇オカルト的な存在になる前から殺人鬼、コメディアン、妻子持ち、自分の子供に殺される、とフレディとの共通点が多い一方で、ニュージャージー州出身、(人間だった頃の)テリトリーが湖畔とジェイソンと共通する点もあったりする。

◇更に言えば4作目にてチャッキーの残骸が保管されていた証拠品保管庫に、チェーンソー(レザーフェイスの凶器)、白のハロウィンマスク(マイケル・マイヤーズが着用)、ホッケーマスク(ジェイソンが着用)、ナイフ付きグローブ(フレディのトレードマーク)が登場するいうファンサービスが行われた。

◇フレディ、ジェイソンと同様にコトブキ屋で女体化されている。

◇リメイクが公開予定。2014年に。…あれ?
その後2019年に改めて公開された。この時、同日に公開された「トイ・ストーリー4」の宣伝……に合わせて
ウッディを殺害しバズを射殺、ポテトヘッドの頭をナイフでぶっ刺してレックスはライターで燃やし、ハムをハンマーで粉砕しスリンキーを火炙りにする全力で喧嘩を売った広告を打ち出している。
こういった比較広告は米国では比較的珍しくはないのだという。ちなみにあちらとは「アンディ」が関わっているという共通点もある。

◇これまで日本語吹き替えを担当したのは鈴置洋孝、納谷六朗、月亭方正の3人。このうち本職の声優である鈴置氏と六朗氏は逝去しているため、7作目では新たに島田敏氏がチャッキーの日本語吹き替えを担当する事となった。



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最終更新:2024年04月08日 11:31

*1 シリーズにおいてチャッキーを撃退したアンディ・バークレーやニカ・ピアスは事件後に世間から異常者扱いされる末路を辿っている。

*2 刑事の1人であるマイク・ノリスはバークレー親子の数少ない味方であり、チャッキーと関わりが深い人物であった事から、上からの圧力で目撃証言を握り潰された可能性も否定できない。