ネジル・ネジール

登録日:2017/09/18 Mon 04:56:57
更新日:2024/04/05 Fri 19:28:19
所要時間:約 13 分で読めるのだ






僕様のネジぃ~~~!!!



ニチアサアニメ『ヘボット!』の主人公の一人。

CV:田村奈央


概要

作中の舞台「ネジが島」の王子であり、ヘボットの相棒である少年。
島を治めるジル・ハナジール国王、ナグリ・ドツーキ王妃(物語後半までは島に不在)を両親に持つ。
横Tの字のような眉毛に、特徴的な渦を巻いた赤いアホ毛の前髪を持つ。
一人称は「僕」「僕様」、口癖は「~なのだ」。

11歳の誕生日に儀式として自分のボキャボットを探しに行くことになり、辿り着いた森の中でヘボットと邂逅。
以後、彼と相棒の関係になった。
その後、王位継承を賭けて父とのボキャバトルに挑むが、ヘボットのヘボいギャグのせいで惨敗。しかもその際の「屁・ボーン!」によって城を巨大な洋式便器へと変えてしまう。
二重三重に王の怒りを買ったネジルは城を追い出され、父を超えるためのボキャバトル修行とレアネジ探しの旅に出る(あくまで修業を命じられただけで、一応勘当とか継承権剥奪とかはされていない)。

第2話のラストで、ボキャバトルで奪い取った空き家に「ネジ屋」を開業し、ヘボットと二人でそこに暮らし始める。
「ネジ屋」は本人曰くネジに関するトラブルを有料で解決する仕事らしいのだが、そもそもまともに客が来るシーンなんてないので実態はよく分からない。
ボキャネジの売買とかはしていないようである。

王家にいた頃は王子らしい高貴な格好をしていたが、城を離れてからは橙色のノースリーブジャケットに膨らんだ白い半ズボンが基本のラフスタイルな服装となっている。
たまに赤いタンクトップと白サスペンダー、緑ズボンの格好になることも。


本当はチギル・チギールという兄がいるのだが、ネジルは会うまで存在自体知らなかった。
そもそもネジルが生まれて間もない頃、ナグリと共に武者修行の旅に出て以来、ジルによって厳しく箝口令が敷かれていたため知らないのも当然であった。


幼少からネジに囲まれて育っただけあり、ネジが大好き。
ギザギザあってこそのネジだとも考えており、ギザギザの無いネジは彼にとって正しいネジではない。
公式サイト曰く「ネ慈愛に満ちたネジ好き」と評されるが……



人物

典型的な世間知らずのお坊ちゃまタイプの子供。自転車に乗ったことも無ければ、スナック菓子(いもチン)を食べたことも無い。
城を追い出されるまでは従者のメイドーにょ達に身の回りの世話をしてもらっていた為、ネジル単独での生活能力はかなり低い。
ネジ屋でヘボットと二人暮らしするようになってからも、家事全般をヘボットに任せきりである辺りにそれがうかがえる。
一方で機械いじりに強く、発明の才能がある。

ヘボット同様、割といい加減で適当な性格でもあり、大事な工具箱をまんまと盗まれてしまう程度には抜けている。
急にシリアスな空気になっても乗り切れずとぼけることが多い。
不真面目ゆえに、「努力」といった熱血系の言葉とも無縁。
勝つためなら手段を選ばない節操なし。
勝敗にも悪い意味でこだわらず、その態度はボキャバトルの審判役・ネジ王も時に引いてしまう。

おまけに肝心のボキャバトルの腕前は発展途上で、かつ戦績にもムラがある。
時折大金星を挙げることがあれば、大ポカをやらかして負けたり、最悪の場合まさかの不戦敗で終わることすらあった。
勝ち星にしても、明らかにネジ王のテキトーな贔屓判定で救われたケースも少なくないが、素質そのものは決して悪くない。


と、ここまではちょっと(というか結構)難を抱えた少年キャラではあるのだが……


その実態はホビアニ主人公でも上位に食い込む、ド変態で外道という超がつくほどの問題児である。


彼のネ慈愛はもうそれはそれは行き過ぎており、ボキャネジあるいは新しいボキャボットを見つけるとネジをくれとキモい顔・声で迫るのは序の口、ネジに擦り寄ったり舐め回したり抜き差ししたりと変態の所業を繰り返す。
子供でなければ完全に変質者である。
更にネジへの独占欲も非常に強く、時として回りくどい作戦を相棒達と練って違法にボキャネジ大量強奪を企てるなど反社会行為も辞さないという有様。
その癖に、ボキャバトルでは八百長を嫌うなど妙な所で良識が残っている。

ネジ好きの反動か、基本的に他者への関心も薄い。
ヘボットのストーカーであるボキャ美の名前はほぼ毎回間違えるし、自称ライバルのモエカストリオを気にも留めていない(酷い時には覚えてすらいなかった)。
城を出ろと言われればあっさり自分から出る、女の子に父親を廃人にした報いと復讐心を向けられても無関心*1、実体を持っていた没キャラ達が設定画に戻ると躊躇なくシュレッダーにかける外道行為に及ぶ(彼ら曰く「守秘義務」)など、頻繁にズレた人間性を発揮する。
しかも、ヘボットと明らかにデザインが違う偽者がいても本気で見分けがつけられないという欠点を抱えている。
挙句の果てには「駄キャラがいるからメインキャラが輝く」などと悪気なく言い放ったことも。おい主人公。

こんな有様だからか、王子という身分にもかかわらず周りからは雑に扱われることもしばしば。
酷い時にはさらっと、それも頻繁に暴力を振るわれている。何度か逮捕されてもいる。王子なのに。



総じて視聴者に感情移入させる気あるのかと疑いたくなるキャラクターだが、やはり主人公らしくそれなりの正義感はあり、決める時はバッチリ決めてくれる。主人公なのにそれなり程度とはこれいかに
また、(真贋の区別がつけられない点はともかく)ヘボットとの友情は紛れもなく本物であり、一度喧嘩別れの危機に陥った時も無事に仲直りを果たしてみせた。



派生キャラ

コスプレみたいなもの、明確な別人を含めて妙にバリエーションが多い。


  • 学ランネジル
青春ドラマみたいな茶番のネジル。
頭身が上がっており、表情が引き締まってふざけた言動もなく非常にシリアス。


  • ネジルーカス
海外の通販番組みたいなノリの茶番の外人風ネジル。
やはり頭身が上がっている他、金髪のカツラを被る。ただしトレードマークの前髪はそのまま。
金髪巨乳美女に女体化したヘボット、ヘボッティーナとコンビで通販や料理番組の司会をしている。


  • ネジバーン王子
ネジルの初期案となる没キャラ。ツナギを着たオッサンで12人の妹がいる王子という凄い属性持ち。
これが正式採用されていたら一体どんなアニメになっていたのか。
こんな彼だが、最終回で見事に色がついた。


  • ネジ郎
ネジルの初期案となる没キャラ。
よくある冒険ホビーアニメ風の外見。一人称は「僕」。
中の人はモエルと同じ。


  • ネジ夫君
ネジルの初期案となる没キャラ………だが、実際はネジ柳ユーコの没キャラ・古井戸夕子の口から出てくるのみの存在で、夕子の高校の同級生で幼馴染。
そんな幼馴染に似たネジルの悪業で仲間を惨殺された事から、夕子は復讐の人生を歩むこととなる。


  • Dr,ネジリー
ロボキャボット軍団の生みの親である天才科学者。
見た目は頭髪の禿げた老人姿のネジルそのもので、声も同じ。前期OPと1話前半にも全く同じ姿が登場していた。
ゲームキャラであるが故にアニメに出れないロボキャボット達の恨みを晴らすべく、ヤミヤミネジの力を使ってヘボネジに勝負を挑む。
名前からも分かるようにまんま、元ネタ通りの土下座ーマン


  • ネジラーニャ
ネジが島から遠く離れた島の長老格の片割れ。もう一人はヘボラーニャ。
ネジルが美少女っぽくなった感じの外見を取る。


  • ネボット
閉じ込められた映画の世界で精神を相棒と入れ替えられた状態。
外見はアホ毛の生えた相棒。


  • ヘジル
閉じ込められた映画の世界で相棒の精神が入った肉体。
外見は学ランネジルにアホ毛が取り除かれた代わりに額にLEDがついた状態。




人物関係

身内

  • ヘボット
唯一無二の相棒。
ネジルにとっては自分の世話係兼、かつ大事な親友にして悪友。
何だかんだとコンビネーションは抜群であり、互いに(悪)知恵もよく働く。


  • チギル・チギール
へそ出しルックが無駄にセクシーな兄貴。
あまりのダメ出し厨っぷりに苦手意識を抱く時期もあったが、案外ヘタレな部分もあるのでいつの間にかいじられキャラに。
とはいえ、兄らしく弟の身を常に案じている。
その人柄ゆえに美人な求婚者まで出る始末。爆発しろ!


  • ペケット
チギルの相棒。
初めて会った頃はヘボットとくりそつ形状、かつ未知のネジにネジルも興味津々であった。


  • ジル・ハナジール
国王にして父親。初めてのボキャバトルでネジルが敗北した相手。
ネジルが城を出た後も何かと気にかけている。


  • ナグリ・ドツーキ
王妃にして母親。あと筋肉マニア。
武者修行の旅に長らく出ていたが、物語も後半の39話でようやくネジが島に帰還。
自身が編み出したボキャネジ格闘術の素質をネジルに見出し、彼を修行に連れ出そうとしてひと悶着起こすが、それは息子達を試すための試練であった。
王家の中ではかなりの武闘派であり、ネジが島を最強の格闘国家に変える野望を抱いていたり、帰還して間もなく警察組織を編成したりとアグレッシブ。


その他

ネジル達をサポートするお助けボキャボット達。


  • ボキャ美
ヘボットのストーカー。
前述したようにネジルは毎回彼女の名前を間違え、雑に接する。


  • モエル、カスリーナ、スチャット
自称、ネジルのライバル三人組。
ある時はネジルから主人公の座を奪い取ったこともあるが、激務に耐えかね闇堕ち。
結局元の自称ライバルに戻ってしまった。


  • 春風ムラキ
遠い「じゃぱん」の国から訪れた自称名探偵。ヘイミという娘がいる。
ネジが島クロニクルの一件でヘボネジと色々因縁が生まれており、ムラキの方は二人を外道主人公と認定して恐れている。


  • 春風ヘイミ
春風ムラキの娘。
父同様にヘボネジと因縁があり、ヘボネジを不戦敗に追い込んだこともある。


  • ヴィーテ姫
1話冒頭のシリアスパートに登場したお姫様。
ここだけの登場かと思いきや、実はれっきとした本編の登場人物であり、陰で何やらヘボネジの監視を続けている。


  • マンドライバー
同パートに登場。黄色の鎧を纏ったヒーロー然とした男。
頭にネジルとよく似た前髪が伸びているが…?


  • ネジキール卿
ヘボットに執着する謎の敵。
初対面の筈のネジルについて知っている風な口を利き、弱者と見下している。


  • マカロニ
ヘボットが不在だった時、どういう訳だかネジルはこれをヘボットと勘違いしていた。本気で。
屁をこくぐらいしか共通点ないのに……
脇役としては意外に神出鬼没。



追記・修正お願いします。
この項目が面白かったなら……\ヘボッと/






















※ここからは『ヘボット!』の根幹に触れる重大なネタバレを含みます。












ネジルはただ単に、外道で変態なだけの主人公ではない。
その実態は本作のストーリーの根幹に深く関わる超重要人物である。




本当の概要

作中で活躍するネジルの正体は数多の階層に存在する「ネジル」の一人に過ぎず、そもそもオリジナルで無ければ人ですらない。


ネジルの起源は大昔に遡る。
エース・オカという一人の玩具職人が、ヘボット(の白いプロトタイプ)を開発。
試しにスイッチンを入れてみた所、凄まじいエネジーを放出するという予想外の事態が発生し、これが原因で次元ネジが暴走してしまう。
次元ネジによって宇宙がネジれたことで、次第にネジれそのものが一人の少年の形に具現化して産み落とされた。

それこそが原始のネジルにしてオリジナル――――ネジルゼロであった。


次元ネジが緩むことは、すなわち宇宙の理をも緩ませてしまうことを意味する。そうなれば、次元ネジの化身でもある「終わらせるもの」フィーネが目覚めてしまう。
ネジルゼロはこれをヘボットの屁ボーンで修正するべく、事の発端である白いヘボットと共に旅へ出発し、道中ヴィーテ姫を加えつつ次元ネジを目指した。
しかし、レベルが足りないことに加え当時のヘボットには魂が無く、いざ実行すると次元ネジが締まり、修正どころか宇宙は崩壊。
やり直すためにエース・オカより授けられた黒いトキトキネジで巻き戻し、繰り返すうちにヘボットがとうとう壊れてしまった。
更に次元ネジが締まる度に現実と虚構が混じり合い、ネジれが増えていき、新たな階層の世界とネジルとヘボットが生まれることも判明。結果、現在に至るまで無数のヘボネジが生み出され、見かねた宇宙の各惑星の者たちが集い「太陽系会議」が発足することとなった。

そんなわけで、本作の舞台世界は無数に存在する階層の一つであり、他の階層にも同様のネジルが生きている。
前述したマンドライバー、ネジキール卿に加え、詐欺師のトカゲ男マッピラジャも元はネジルであった。

「太陽系会議」発足後、彼らは次元ネジの破壊を目標にしていたが、次第に周回世界の人間たちに情が移り、破壊以外の方法で解決を目指し始めた。
彼らと足並み揃えて外部から干渉していたヴィーテ姫も、大量に増えたネジル達に異なるヘボットをあてがい、どこの階層でもいいのでレベルをカンストさせて次元ネジの問題の解決を図ろうとしていた。
それが一連の暗躍の真相であったが、終わらせる者を名乗るフィーネの干渉を受けたことで目的は歪み、次第に破滅へと暴走し始めてしまった。

なお、ネジル同士がまともに対面すると対消滅を引き起こし、微塵も原型が見当たらない駄キャラ化してしまう。
通常ならば対面自体が起こり得ない現象だが、作中時点の現階層では「その先」がもう無いらしく、終盤では上層のネジルが現階層に混入するイレギュラーも起きていた。
マンドライバー達が対消滅しないのは、いずれも相棒を失い、「ネジル」のロールを捨てて各々独自の存在に昇華したからであろう。



……ここまで読んで分かったように、『ヘボット!』の実態はふざけているように見えて超ガチな並行世界モノのSFアニメである。
それぞれの階層が並行世界として機能していることからも分かるように、今まで我々が視聴した回の数々も一貫して「同一階層のネジル」が中心だという保証は一切できない。
ネジルの服や性格が時々違っていたのも、合間の投げ込みで現れるコスプレも、本当は別階層のネジルだったからと説明をつけることができてしまう。というか実際証明されている。
くだらなくて何気ないオチも、実はその階層世界の終焉を暗に示していた可能性だって有り得るのだ。
このアニメをあらゆる意味で油断も隙もない作風に仕上げているのが、他ならないネジルというキャラクターの存在なのである。



愉快なネジルコレクション

  • ネジルゼロ
全てのネジルの原始。相棒は白いプロトタイプのヘボット。
灰色の髪が特徴で、アホ全開ド変態ド外道な後発ネジル組と比較してかなりまともな言動の持ち主。というより、普通の主人公風。
次元ネジを修正する旅の途中、自分のネジを否定されて泣き崩れていた幼少のヴィーテ姫に「どんなネジも役に立つ」と励ましの言葉をかけ、仲間に加えていた。


  • マンドライバー
ネジルの未来の一つ。正義感強いヒーロー風の青年。ネ人造人間13号。
嫉妬に狂った兄の手で相棒の純正ヘボットが破壊され、そのパーツと融合することでネ人造人間となった。
……が、どうにも変態の気が抜けない上に相棒への執着心の強さはメンヘラそのものであり、一部の視聴者からヤベー奴扱いされていたが、実際にそうだった。
歴代ネジルでもっとも相棒への執着心が強かったがゆえに後の純正ヘボットが死を偽装までして逃亡。今ではゴッドネジ界の住人であり新しい相棒がいる純正ヘボットからは今なおひどく嫌われている。
現在では困窮しながらプリンスいもチンの工場でバイト生活をしている。


  • ネジキール卿
同じく、ネジルの未来の一つ。
もっとも強い絆と共に好戦的で危険な性格のヘボネジコンビで、黒ヘボットを相棒としていたが、太陽系会議等から危険視されたためかゴッドネジ界に黒ヘボットが置き去りにされたと言う形で引き離されてしまい、孤独を埋めるようにソルジャーボット軍団を量産した。
相棒との信頼関係は強く、今なお互いに信頼を寄せているようだが、ネジが島でボキャリーマンズや宿敵と思われたマンドライバー達と交友を重ねていくうちに暴走して蛮行を働き続ける黒ヘボットとの意識は乖離してしまい、すべての記憶をリセットさせて機能停止(つまりは殺害)させた。
現在では困窮生活しながら再起動させた記憶を失った状態の黒ヘボットやソルジャーボットたちと生活している。

なお、マンドライバー、ネジキール両名とも生活能力が皆無。


  • マッピラジャ
当初は悲劇のネ人造人間を自称していたマッピラジャだが、後の回で彼もまたネジルであったことが判明した。
エネジーの過剰摂取で巨大化して暴走するも、ヴィーテ姫に始末されて消息を絶つ。

  • ネ人造人間10号
詳細不明。巨大な翼竜のような姿をしているが、しっかりと例のアホ毛がくっついている。
マッピラジャ同様に暴走したのか、ヴィクトリニティーマンと交戦して排除されかけていた。

ネ人造人間は階層を重ねる中でネジルを改造して、エトを模して12号まで作られたようだが、全て暴走して抹殺されたと思われる。
誕生の経緯が異なる13号マンドライバーは他のネ人造人間とは規格が異なる。


  • 老人ネジル(ネジリー)
本編で初めて登場するのは、1話前半の「消えたネジ魂を探し求めて500年後…」という体の茶番。
この時は誰もが只のネタと思ったことだろうが、今にして思えばこれもネジルの未来の一つだったのかも知れない。思いっきりヴィーテ姫の手が出てるし…
後々になって「Dr.ネジリー」として現れたのは周知の通り。対消滅しない辺り、彼も「ネジル」から独立した存在に昇華したのだろう。


  • 闇のネジル
ヤミヤミネジの力で生み出されたダークサイドのネジル。
が、特に悪さをするわけでもなく本物と意気投合していた。


  • 黒ネジル
黒ヘボットの計画で生み出された真っ黒なネジル。闇ネジルと似ているようで微妙に違う。
性格的にはネジルから理性というなけなしのリミッターを排除したもので、本能のままに蠢く。
ネジルの特徴的なアホ毛を他者に植え付けることで誕生し、際限なく増殖し続ける。
集団で寄せ集まり、巨大化することも可能。ビクトリニティリーマンをイラつかせる程度には厄介者。
次元ネジの戦いの際に全滅した……………と思われたが、石平監督執筆の漫画で一体だけ生存し、「片づけ大好き!ペボッちょくん」の世界に紛れ込み、こちらの世界のヘボネジ、チギルであるペボッちょくん、佐藤、田中と友達になった。


  • おやじボクサー/マッコイ
最初のリセットを行った時に生み出された、2番目のネジル。
ネジルゼロからいきなりかけ離れた太っちょの姿である。これが後にロールを捨てたのか、例の太ったおやじボクサーことマッコイとなった。
こんなのでも美人の彼女ことイボンヌがいる。爆発しろ!

  • ネジルーカス
コスプレと思われた長身バリエーションの中では、3番目に生まれたと名言されたネジル。
彼が別周回のネジルだと判明したことにより、学ランネジルなど残りの派生達も同類なのは確定だろう。

  • ゴロリーマン
最終回で見事に色がついたネジバーン王子の配色は青いツナギに赤いサングラス。
モノクロ当時からデザインの類似点を指摘する考察もあったが、青い体に赤いアイマスクのゴロリーマンと同配色である。
そして監督も、ネジバーン王子は後のゴロリーマンと発言して確定。
ネ人造人間を抹殺するヴィクトリニティリーマンの背景がより黒いものに。

  • タンクトップ仮面
どこぞのパンツマスクを思わせる出で立ちのタンクトップを被った謎の変態男。
最終回目前で自ら正体がネジルだとカミングアウトした。



  • 佐藤
最終回に登場した野球帽をかぶった「かっ飛ばせー」が口癖の明るく礼儀正しい野球少年。
その正体はボキャ美やボキャリーマンズによる「脱・脳がとろけるアニメ会」とパチボットによって個性を排除されて生み出されたネジルみたいなもの。
本編ではモエカストリオによって元のネジルに戻る形で消滅。
……………しかし、彼もまた別次元のネジルの可能性が強い。かっ飛ばせ!!


関連人物とその真実

  • ヘボット
各階層ごとにデザインの違うヘボットが存在しており、純正ヘボット、黒ヘボットもそのうちの一体だった。
この理屈でいくとソフビット、ガチャボット、ぬいぐるみボット、パチボット、ペボッちょくんらも別階層のヘボットであった可能性が高い。

  • ジル・ハナジール
以前はオールディス、ノリオ、ナグリと「ボキャネジカルテット」を組んでおり、太陽系会議で頑なに次元ネジ破壊派だった本来の地球代表のウマ汁と争っていた。
(この争いで敗北したウマ汁はゴッドネジ界の管理人役を押し付けられ、生じた空席に実質ヴィーテ姫が座る形となる)
現階層ではネジル達を見守る立場にあったが、守番だけの仕事はお断りとチギルをひそかに呼び寄せるなど抜け目ない一面も。
ネジル似の眉毛はつけ眉。

  • ナグリ・ドツーキ
実は太陽系会議の一員であり、海王星代表。
ネジル達をいずれ来るフィーネ襲来、宇宙の危機に備えて鍛えようとしていた。
一時はヴィーテ姫(に干渉するフィーネ)の差し金でヒットマンを差し向けられたり、記憶改竄で暴走したマンドライバーに襲われたこともあったが、いずれにも全く動じず冷静に対処した。
「かたづけ大好き!ペボッちょくん」では普通に母親している。うん、かわいい。

  • チギル・チギール
3歳の頃にオールディスがジル達に預けた赤ん坊のネジルの兄となり、血が繋がっていないことで迷惑をかけまいとエクステのアホ毛を装着するようになった。
ジルとナグリの実の息子で、他の階層にはそもそも存在せず、そのためライブラリに記録されておらずフィーネの起こすライブラリ変動に影響されない切り札。
マンドライバーの過去から視聴者の間では不穏な予想も取り沙汰されていたが、弟を守りたいと想う気持ちに偽りは無かったようで心配は杞憂に終わっている。
妙齢の美人・ウラミジーヌさんに求婚されているが、どうなったんだろうか?

ネジキール卿やマンドライバーにっとってはナグリやチギルは母や兄ではなく、他の階層では別人がそのロールを担っていたと思われる。

  • 田中
脱・脳とけアニメの会とパチボット一味によって個性を排除されたチギル。
「宿題大好き」が口癖の清潔感あふれる優等生風の少年。
本編ではモエカストリオによって元のチギルに戻る形で消滅した。
……………が、彼もまた熱次元のチギルの可能性が強い。宿題大好き!


  • オールディス
ネジ王の正体にして、最も近くでネジルを見守り続けてきた者。
これまでの不自然な導きも、ひとえに宇宙の終わりを食い止めるための行動であった。
その正体は彼こそがネジルゼロ。ヘボットを失ったことで「ネジル」の役割が続けられなくなり、代わりにオールディスを名乗って周回の内側から次元ネジ封印の方法を模索していた。
ボキャカルテットとして活動していたが、ネジ王のロールを担ってたサートゥルヌスからオーバーボディと共にネジ王のロールを引き継いだ。
自分に向けられる恋心には鈍感らしく、年季の入った渋い大人になってもヴィーテ姫からの恋愛感情には疎かった。
ヴィーテ姫「どんかんおばか!
最終的にはなんだかんだヴィーテ姫と結婚しており、鈍感は何とか解決したようである。

  • ヴィーテ姫/フィーネ
フィーネとは表裏一体の存在で、次元ネジの化身に近い存在だった。
つまり「こんなネジ必要ないってみんなが言うの」と自分のネジを否定されて泣いていたのも、そういうことなのだろう。
ネジルゼロの旅の同行者となり、周回を重ねて彼のヘボットがレベルをカンストできずに壊れると自身の魂を捧げた。
そのことでネジルゼロのヘボットは次元ネジのコアネジの化身である虚無ヘボットになった。
魂をなくしてもネジルゼロ(オールディス)への想いで活動を続け、太陽系会議とは異なる組織「次元院」を組織する。
ヘボットのレベルカンストのために動いていたが、徐々に意思をフィーネに蝕まれるようになり、やがて同じ星々の者をデリートする暴挙に出てしまう。
終始一貫してシリアスキャラ…かと思いきや、本当は皆と一緒にはしゃぎたかったのが本音らしく、最終盤で一気にギャグ属性が付加された。

  • マカロニ
駄キャラの一種……と見せかけて、フィーネによる改竄とはいえ太陽系会議で天王星の席に座っていたこともある、物語通して謎だったキャラ。
その正体はなんとヘボットが変じた存在。ネジルが黒いトキトキネジの力でリセットを図り、1話の世界を目指して時間逆行する最中、実は心の声らしきものでネジルに呼びかけていたことが判明する。
つまり、マカロニをヘボット扱いした時のネジルの認識は何も間違っていなかったのである。
何気なくこいていた屁が伏線だなんて誰が気付けるというのか。


  • エース・オカ
作中で出た「始まりの者」の正体。でも、ぶっちゃけ全ての元凶。
間接的にはネジル(ゼロ)の本当の生みの親ということになる。
一部視聴者からはヤプールとまで呼ばれる。
ただ、事態収拾に積極的な関与をしたりと、基本的には良識あり?
が、脱・脳とけアニメの会とパチボットの蛮行によって逮捕されてしまった。
まあ、仕方ないよね?



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最終更新:2024年04月05日 19:28

*1 もっとも、これは当人たちにとって只の言いがかりに等しかったが