リンダ(FE)

登録日:2017/09/17 (日) 01:01:45
更新日:2023/05/08 Mon 02:49:31
所要時間:約 4 分で読めます







わたしはミロア司祭の娘リンダといいます。

ガーネフから逃れるため男の姿に変えていました。でも……奴隷商人に捕まってしまって……。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


概要

『リンダ』とは『ファイアーエムブレムシリーズ』に登場する人物。
登場シリーズは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』、そしてそれらのリメイク 『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎
幻影異聞録♯FE』『FEヒーローズ』にゲスト出演している。
他にも『聖戦の系譜』に同名のキャラが登場。この項目では前者を取り扱う物とする。



余程の田舎者でない限り知らない人はいないアカネイア王国の大司祭・ミロアの娘。
『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』ではリメイクされるまで唯一の女性魔道士であり、踊り子のような薄いローブを着ている。
これは『新・紋章の謎』でのマイユニとの会話で父親から貰った大切なローブだったと判明する……これをプレゼントするミロアはいったい……。
またリメイクではパレスで暮らしていたため、少し世間知らずなお嬢様という性格付けがなされた。

初登場は11章、一部では9章の『ノルダの奴隷市場』
父・ミロアが魔王ガーネフに殺されてしまい、リンダは父からオーラの魔道書を受け継いだため命を狙われる事に。
リンダは逃げる為に男装をしていたのだが、奴隷商人に捕まってしまい市場で売られる直前になってしまった。
そこに偶々やって来たマルスが奴隷を全員解放してくれたのでリンダも自由の身になり、父の仇を打つためにアリティア軍に加入する。
なお新・暗黒竜では奴隷が問題でもなったのか、章の名前が『ノルダの市場』になり、奴隷商人も単なる悪人でリンダは捕虜という事になった。
暗黒戦争後にニーナに保護され、宮廷女官に任命された。

第二部と新・紋章では第二章で登場。
ニーナ王妃から『ファイアーエムブレム』をマルスに渡すように託され、マルスを探してマケドニアに訪れていた。
マケドニアの兵士に怪しまれて砦の一室に監禁されていた。
その後ジェイガンにマルスの元に連れて行ってもらいマルスに覇者の証を託し、仲間になる。

SFC版ではマリクから支援効果を受けており、彼に片想いをしているのではないかという考察がされることがある。
リメイク版の新紋章ではマリクへの片想いが示唆されているような描写があり、公式側もこのような解釈であると思われる。
まぁ、叶わぬ恋なのだが……。
紋章の謎こんなのばっかだな……。

英雄戦争終結後はパレスの魔道学院で働き始める。好きな人が出来たのか美しくなったそうな。


父から託された超破壊呪文『オーラの書』は重いが最高の威力を持つ魔法である。
元々はリンダ専用だったが、リメイクにあたり女性魔道士専用へと制限が緩和された。
しかしオーラを継承できなかったのがガーネフの暴走の原因。
女性専用なら最初からガーネフは継承できんとか、そもそも男のミロアは女装でもして使っていたのか?とツッコミが入る。
そのため新・紋章でミロアが魔道書に制限を付けたという設定が追加された。


性能

クラスは魔道士。
FC、SFC、DS版それぞれ共通して技、速さ、幸運の伸びが高く、守備面の成長率は悪い。
それ故耐久面が怖いが紋章の謎2部では初期装備のリザイアでカバーできる。
また専用魔法のオーラは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』において全魔法中最強の威力を誇り、
守備が高く物理職ではろくにダメージを与えられない相手にはかなり頼りになる存在となるだろう。
(特に戦力の整わない時期にドラゴンナイトジェネラルといった上級職が迫ってくる紋章の謎2部序盤)
暗黒竜ではシナリオ中盤でレベル1と少々手のかかる状態で加入するが、
活用してあげたい場合はジオルあたりの間接武器を持たないボス相手にボスチクして鍛えてあげよう。

FC版ではそもそも魔道士の攻撃力は魔道書の攻撃力で固定、SFC版では魔道士の魔力成長率は基本的に低く設定されており、
また実際少しばかり成長してくれれば攻略には何の問題もないバランスになっているのでオススメキャラとして申し分なく、彼女にスターライトを託して親の仇討ちをさせるのも難しくない。
軽いやりこみの域だが星のオーブやパワーリング*1を駆使して魔力をカンストさせると、オーラが威力20のおかげでダメージを半減させるメディウスにも一発5ダメージ+追撃&必殺が狙えるので、メディウス相手にファルシオンに次ぐダメージソース*2になるので、その気になればメディウスすら彼女で倒せてしまう。
専用魔法オーラの存在から紋章の魔道士の中では最高火力が出しやすいキャラと言える。それ故か無双やヒーローズでは魔力成長率の高さが目立つ火力特化キャラとして活躍している。

一方で他のキャラも魔力成長率が設定されたDSリメイク版において、合計成長率は高いものの専用武器の存在及び参戦時期を考慮してのことかマリクと共に魔力の成長率は控えめにされているため、
ちょっとした真ん中病キャラになってしまい、キャラ評価としてはイマイチといったものになっている。
兵種変更で女魔道士キャラを増やしたりできたり、オーラが専用武器から女性専用魔法に制限が緩和されているのも逆風となった。



さぁ、勝負よ!

古の時代にマルス達と共に暗黒竜メディウスと戦った賢者のミラージュ。
モデルはサーリャの流用。
蒼井樹たちが光の戯曲を出来るかを見極めるために試練として戦う。
なお演じた瀬戸氏はチキは俺の嫁Pとの兼役。


父の仇ガーネフ……このオーラの魔道書で必ず討ってみせるわ!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにも初期から参加。イラストは切符氏。
青属性の魔法・歩行ユニット。
胸部分にフリルが追加されており、DS版の大人びた雰囲気とは一変し可愛らしいデザインとなっている。
外伝エコーズ、及びリメイク版ではオーラという名前の魔法はリンダ専用魔法ではなくなったが、原典であるFC版とSFC版での設定準拠としての扱いとなる。

武器スキルは自分から攻撃した時、戦闘後、自分の周囲1マスの味方を5回復の『オーラ』
Aスキルは速さ+3の『速さ3』
Cスキルはターン開始時、周囲1マスの味方の魔防+4の『魔防の鼓舞3』

ステータスは攻撃と速さがかなり高い反面、守備と魔防は壊滅的とほぼワンパンで沈むレベル。
元々耐久面が壊滅的なのでデメリットがほとんど気にならず、より攻撃的になって使いやすくなるが、攻撃後に後ろに下げる等のフォローは必須となる。           
HPが一定割合以下になると、追撃可能なら攻撃の直後に追撃を行う(要は勇者武器仕様になる)『攻め立て』を空きのBスキル枠に継承するのも、
一撃で相手を倒せなかった場合に反撃でやられかねない耐久面を考慮するとお勧め。
HP調整にも使える『献身』を初期スキルとして既にリンダが持っているというのもSP的には嬉しいところ。

2017年11月のアップデートから武器錬成の実装に伴ってデューテの持つ『共鳴オーラ』への変更も可能になった。

2018年6月のアップデートでは初期武器の『オーラ』が錬成可能。
錬成するとターン開始時、周囲1マスの味方の魔法、杖の攻撃+6
魔法武器限定で攻撃バフを行えるが回復効果は没収された。
特殊錬成は魔法、杖の味方が2マス以内にいる時、戦闘中、自身の攻撃、速さ+5
得意の攻撃性を高める事は出来るが条件が限定的で使いにくい。2019年3月のアップデートで『共鳴オーラ』の錬成効果の方が実用性もあるのでそっちを優先する召喚師も多い。

2020年6月から神装英雄に抜擢。イラストは宮本サトル氏。
光の魔道士の異名からかアスク王国の衣装を纏っている。ステータスアップにより元々高かった火力を更に上昇できるようになった。
普段の大胆な衣装とあまり変わらない印象の装いであるが本人曰く安心感があるらしい。何の違いがあるんだろう……。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
18年の7月には超英雄として水着版が登場。こちらも切符氏が担当。
魔法を手放し、無属性の暗器・騎馬ユニット。
普段のローブは父からのプレゼントなので耐えられるが、水着は恥ずかしいらしい。

武器スキルは自分のHPが75%以下で自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う。
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵とその周囲2マスの敵の守備、魔防-7にする『ヒトデ+』

補助スキルには対象のHPを10回復し、自分のHPを10減少させる『献身』

Aスキルは戦闘開始時、自分のHPが80%以下なら戦闘中、攻撃、魔防+7になる『攻撃魔防の大覚醒3』
Bスキルに自分のスキルによる3すくみ強化を無効化にし、相性不利の時、敵スキルによる3すくみ激化を反転させる『相性相殺3』

ステータスは通常版同様に耐久面に難がある。そのため大覚醒を受動で発動させるのは難しい。
そのため補助スキルの献身で仲間を回復させつつ、スキルを発動させたい。


これがカダインのローブなのだとして、お父様からいただいたあれは――

わ、私はあの意匠も好きですよお父様!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2023年1月には相方はサラと一緒にカダイン魔道学院の衣装を着た双界英雄として約4年ぶりに登場。イラストは恒星ホリグチ氏。
水着版と同じ騎馬ユニットだが今回は赤属性の魔法。
やや面食らう組み合わせだが、アカネイアの大司祭の娘、ロプトの大司教の孫娘という繋がりがある。
そして何より「悪の司祭ポジに父親を殺された」という共通点がある。あちらはそれが祖父なのでややこしいのだが。
外伝ではカダインの地にて他の世界の英雄と共に魔道を学んでいる。
カダインの衣装を着れて喜んでいるが、今回着ているのがカダインのローブなら父から貰った普段着のローブは父の趣味なのかと気付く。


武器スキルは『魔継ぐ少女の天球儀』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分と周囲2マス以内の味方に、
「自分が移動可能な地形を平地のように移動可能」、【見切り・追撃効果】を付与(1ターン)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ、
ダメージ+速さ20%(戦闘前奥義も含む)、かつ戦闘中、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効にする。

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ+7、かつ、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減『鬼神飛燕の離撃』
Bスキルは【再移動(残り)】を発動可能。戦闘中、敵の速さ、魔防-3になる『速さ魔防の遠影3』
Cスキルには戦闘後、敵とその周囲2マスの敵の守備、魔防-7(敵の次回行動終了まで)
戦闘後、自分とその周囲2マスの味方の攻撃+6、かつ自分に【天駆の道】を付与する『守備魔防の紫煙3』

登場したリンダの中で機動力と攻めに対して力を蓄えた性能。
平地移動と見切り追撃効果のメリットもあるが何よりダメージ増加とダメージカット効果を半減する利点が大きい。
しかもリスクが一切無いので後半に似た効果を持つバレンタインリーヴより扱いやすい。
一撃スキルの応用版『離撃』は自分から攻撃を仕掛けるとそのステータスが上がる事はもちろんだが最初のダメージを抑える防御性能も誇る。

双界スキルは自分と同じ出典の味方(紋章・トラキア)と自分自身に【双界効果・刃】、【回避】、「戦闘中、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)」の状態を付与。
まさしくここが攻め時と感じたら使いたい。

かなり性能は優れているが欠点がかなり多い。
低いHPと守備は据置。物理武器は属性問わずに容易く倒される。
見切り追撃や攻撃する時の絶対追撃対策とダメージカットである程度生き残れるが『相手に攻め込まれる』か『軽減効果を無効にするスキル』か『二回攻撃』で隙を見せてしまうとほぼ確実。
二回攻撃の武器も耐えられてしまえば例えダメージ軽減が発動しても二回目の攻撃は発動せずに落とされる。
しかも騎馬特攻のリスクも大きい。

追記・修正は奴隷商人に捕まってからお願いします。

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最終更新:2023年05月08日 02:49

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