日向翔陽

登録日:2017/09/13 (水) 2:30:00
更新日:2024/03/01 Fri 20:40:29
所要時間:約 3 分で読めます






『せーの』で跳んで長身の選手高さで劣るなら、"1cm"を"1mm"を"1秒"速く頂へ!!

そうすれば今この瞬間だけ


ここが、一番高い場所






日向(ひなた)   翔陽(しょうよう)とは漫画ハイキュー!!の主人公。
CV:村瀬歩

オレンジ色でくせっ毛の小柄な体格の少年。
小学校時代に電気屋のテレビで偶然見た「小さな巨人」と呼ばれていた選手に憧れてバレーを始めた。

プロフィール

[烏野高校在籍時]

クラス:烏野高校1年1組
ポジション:ウイングスパイカー(仮)→ミドルブロッカー
誕生日:6月21日
身長:162.8cm→164.2cm
体重:51.9kg
最高到達点:333cm
好物:たまごかけごはん
最近の悩み:ボールが片手で掴めない
  • パラメータ(五段階評価)*1
パワー:1/5 スピード:5/5 テクニック1/5
スタミナ:5/5 バネ:5/5 頭脳:1/5
合計:18



新プロフィール

所属:MSBYブラックジャッカル
ポジション:オポジット
身長:172.2cm
体重:70.1kg
最近の悩み:リオで使うために買った大量の日焼け止めまだいっぱいあるけど使用期限どんくらいだろ⁇


性格

性格は素直で正直。バレーに対する熱意は人一倍の元気の塊。その明るさから対人コミュニケーション能力が極めて高い天然おだて上手。また極度の負けず嫌い。
作中序盤は緊張に弱く、試合前に腹を下してトイレに駆け込む。バスに酔って先輩である田中の股間にゲロを吐いたりと散々だったが、作品が進むにつれて「わくわく>緊張」になり試合前に緊張するようなことはなくなっている。
勉強は大の苦手で烏野高校バレー部4馬鹿の一人。また美女に弱く、清水との会話でもたどたどしくなったり、ニセコイコラボの番外編での小野寺小咲とはまともに会話できないほどカチコチになっていた。


選手として

身長が162㎝と小柄な部類であり、加えて中学時代にメンバー不足によりまともな練習ができていないため基礎技術もかなり稚拙。ただし体は小さいが驚異的な身体能力、スタミナ、反射神経、そして勝利への意志を持つ磨かれぬ原石。
当初は跳躍と反応速度のみの素人まがいでありセッターのトスにスパイクを合わせることさえできなかったが、影山飛雄とコンビを組むことで大きな戦力として機能するようになっていく。
背番号は10(小さな巨人と同じであったため感激していた)。3年生時は5。

  • 変人速攻
サイン無し・合図無しで日向がダッシュからスパイク体勢に入り、影山がドンピシャでトスを合わせて撃ち抜く無茶苦茶な速攻技。なおその際経験不足を補うため(余計な情報を入れないため)スパイクの瞬間目をつぶっている。
アタッカーが助走動作を行い、それにセッターが供給するボールの軌道を合わせることで打たせるアタックをファースト・テンポと呼ぶが、この場合アタッカーはセッターがトスを上げる前に既に踏み切って跳んでいるためマイナス・テンポと呼称する。
ありていに言えば通常の速攻を超えた超速攻なので全国レベル相手でも初見ならほぼ確実に通用している。…弱点はブロッカーの慣れ。パワーで押し切るスパイクではないため、捕まればそれで十中八九止められてしまう。
そのためこれだけでは初見殺し・ワンポイントの奇襲攻撃レベルに留まるが、その真価は相手ブロッカーに変人速攻を警戒させて味方スパイカーをフリーにさせる「最強の囮」
その後進化と改良を重ねて新しい変人速攻(日向の打点で止まるトスを上げることでコースの打ち分けやフェイントを可能にしたもの)に進化させた。


作中での活躍

小学生の時に電気屋のテレビで偶然見た春高バレーの全国大会。そこには小柄な体格ながらエースとして活躍していた小さな巨人に憧れ、バレーボールを始めた。
中学時代は環境に恵まれず、まともな練習が出来なかったが3年生時に入部した1年生3人と助っ人で来てもらった友人2人の即席チームで初の大会出場。
しかし、初戦で優勝候補の一角である北川第一中学校とあたり惨敗。試合終了後の際、試合前に会っていた影山「お前は3年間何やってたんだ!?」と言われる。(この台詞だけだと酷いと言われそうだが、影山自身は日向の資質を認めたうえで発言している。)
悔しさを胸に自分なりに練習を重ね、憧れである小さな巨人の在籍していた烏野高校に入学した。ちなみに家から山一つ分くらいの距離がある。中学も同様。

しかし……














なんで居る!?



なんと入学した烏野でまさかの影山と再会
お互い中学時代の印象が悪かったためか序盤は喧嘩が絶えず、キレたキャプテン澤村から「互いがチームメイトと自覚するまで練習には参加させない」と影山共々体育館出禁を言い渡されてしまう。
その後、協力して戦えると証明するために先輩たちと2vs2の試合を申し込み、ほかに入る1年(月島と山口)と澤村、田中を混ぜての3vs3の試合を行う事となった。
試合では、高身長の1年月島に阻まれてしまうが影山の考えで変人速攻を編み出すことに成功。その勢いのまま試合は勝利し、無事に入部を果たすことが出来た。

その後、県ベスト4である青葉城西高校と試合が組まれ、日向はミドルブロッカーとして出場することになったが、影山から
「囮として機能しなきゃ他の攻撃も総崩れになると思え(要約)」
と言われ、高校初の試合なこともあって緊張してしまい、当日の試合でも完全に呑まれてしまう状態にまでなっていた。
そして相手のセットポイントという最悪のタイミングで日向にサーブが回ってきてしまう。意を決して打つがその球は相手コートに入らず、前衛にいた影山の後頭部に直撃
その後、田中からの激励もあって緊張から抜け出すことに成功。影山との変人速攻や囮を使って青葉城西を追い詰めていく。しかし試合終盤に青葉城西の主将「及川徹」が遅れて出場。影山以上の精度をもつサーブに烏野は翻弄されるが、何とか逃げきって勝利した。

5月の合宿中のロードワーク中、音駒高校のセッターである「弧爪研磨」と出会う。彼とは数回言葉を交わしただけで研磨が音駒の選手と気付くことはなかった。合宿終了後の音駒戦では、自身の動きに慣れた「犬岡走」についに変人速攻をブロックされてしまうが、決して折れたりせず試行錯誤を繰り返して、不完全ながら普通の速攻を習得。
その後に行われたIH予選でも縦横無尽の活躍を見せるが3回戦目の青葉城西戦のマッチポイントで変人速攻をブロックされて敗北。試合終了した。

その後行われた東京遠征にて「変人速攻の際に目をつぶるのをやめる」と影山に宣言し、その事に否定的な影山と大喧嘩にまで発展してしまうが田中の仲裁により事なきをえる。
(今まで技術部分は影山がカバーしていた速攻に日向の意思が入る事に加え、あの速度の速攻ではほんの僅かなずれが致命的になってしまうため影山の意見も間違いではない)
そして影山が烏養コーチのアドバイスで日向の打点で止まるトスの練習を開始。日向自身も黒尾や木兎からのアドバイスでブロックアウトやフェイント、リバウンド等の技術を習得し、選手として大きく成長した。そして合宿最終日に「新変人速攻」を成功。これで相手に動きが読まれても空中で戦えるようになった。

そして開かれた春高予選では順調に勝ち進み、新しい速攻で青葉城西にリベンジを果たすことに成功した。
そして決勝の白鳥沢戦ではマッチポイントを決めて烏野を優勝に導いた。

そして春高予選後、全日本ユース強化合宿に呼ばれた影山に対抗し、白鳥沢学園で行われた県内で有望な1年生を集めた合宿(疑似ユース合宿)に独断で乱入
当然ながら烏養コーチや武田先生に怒られるが、鷲匠監督に「ボール拾い」として残留を許可される。しかし電話後、鷲匠監督から厳しい現実を突きつけられる。

「影山というセッターのいないお前に 俺は価値を感じない」

サーブ、レシーブ、ブロック、セットアップ…スパイク以外の基礎プレーの練度において日向は他のレギュラーメンバーと比べても数段劣る。日向の武器である超速攻は影山の神業めいたトスありきの攻撃。そのため言ってしまえば影山のいないコートに日向を入れておく積極的な理由は特に無いということになる。
しかし、そんなことは重々承知している日向が挫折することはなかった。


烏野高校1年 日向翔陽!! 164cm


ポジション・ボール拾い!!!宜しくお願いしァス!!!



自ら志願した合宿中の球拾いに取り組んでいるうちに、選手としてボールを追うだけでは気づけなかったコートに溢れる多くの情報に気づき、日向は本能ではない思考という新しい武器へと手を伸ばしつつあった。
そして外から見れる情報で、ほぼ素人ゆえに練習についていけてない百沢にアドバイスしたり、練習試合相手に来た牛島にレシーブのアドバイスを聞いたりした。

そしてユース合宿終了後、伊達工業との練習試合が組まれる。ユースでのとある出来事によりセッターとしての在り方に悩み、昔の王様に戻りかけていた影山に対し「影山が何言っても納得しないならおれは言うこと聞かない」と自分の意思をはっきりと伝え、チームの皆も同調。新コート上の王様を誕生させた。
日向から見て「コート上の王様」とい異名は経緯はどうあれ普通にかっこよく映っていた。
後練習試合前、影山からジャンプ力の強化を示唆された。


全国大会編

とうとつ始まった春高全国大会。
初戦から一般客とのカバンの入れ違いによってシューズを無くすというハプニングに見舞われたが清水の活躍によって解決。
1回戦の椿原高校戦ではエース寺泊のストレートにコースに入ってレシーブ(失敗)したり、丸山のプッシュに反応してレシーブ(失敗)したりと、不格好ながらも疑似ユース合宿の体験を活かして確実にレシーブの才能を開花させ始めていた。

2回戦の稲荷崎高校戦では以前より影山に言われてた、より強いジャンプの仕方(ドンと強く踏み込んでジャンプ)を成功させたが、それに気を取られてトスを打つのを忘れた
そして中盤、ついにレシーブの才能が開花。エース尾白アランのスパイクを完璧にレシーブして見せた。
そして終盤では点を取ることにチームが逸ってスピードが速くなってきていた中、田中のリバウンドを高めにあげてチームに落ち着きを取り戻させた。そしてマッチポイントでは影山とともに宮兄弟のクイックをブロックして勝利に導いた。

3回戦、ついに音駒高校との試合「ゴミ捨て場の決戦」が実現。
試合中は研磨によってたてられた自身を機能させない作戦に嵌まってしまい、思うような動きが出来なくなってしまう。そんな中影山からクイックではなくオープントスがあげられる。
それによって日向はドンのジャンプを成功させる
その後音駒との一進一退の攻防を繰り広げ、烏野が激闘を制した。

準々決勝の鴎台戦では試合前に憧れであった「小さな巨人」宇内天満と出会う。興奮状態で話す日向だったが宇内自身は高校でバレーをやめていた。その事でテンションが下がってしまったかに思われたが……


何でだろ おれ


あんまがっかりしてない

と非常に落ち着いた状態で試合に臨んだ。

試合ではエース「星海光来」にチームが苦しめられる中、自身は中々自分の囮に引っかからない最強のブロッカーたちを釣らせるため奮戦。
マイナステンポとドンジャンプを融合させて鴎台のブロックを抜き去り、さらにはブロックを完全に釣らせることにも成功。そしてレシーブも白馬牙生のスパイクをレシーブしてカウンターを決めたりと活躍を続ける。





しかしカウンターを決めた後、日向をとある異変が襲う。
日向を立たせようと手を伸ばした田中の手を掴もうとした日向だったが、その手は空をかいた。

その場に力なく膝をつく日向。ふらつきながらも立ち上がるがすぐに尻もちを付いてしまう。
ただ事ではないと感じ、タイムアウトをとる烏野。誰も日向に何が起きたかわからない中、ただ一人異変に気付いていた影山が話しだした。




そいつ、多分熱あります



すげえ運動量だしって思ってあんま気にしてなかったけど

さっき、手が異常に熱かった


「普通だ」と反論する日向。しかし影山は昨日からハイテンションで碌に休息をとっていない。ずっとスイッチが入ったままのような感じでいつ電池が切れてもおかしくないと続けた。

チームメイトも先生やコーチも日向の運動量を見慣れすぎており、日向の状態に気付くことが出来なかったその時、体温計が鳴った。

表示されていた温度は39.1℃。とてもではないが試合を続行できる体温ではなかった。
なぜもっと早く気付かなかったと後悔するコーチ。
しかし日向は「自分は飛べる」「怪我じゃない」と試合続行を懇願する。先生が医務室へ連れていこうとしても鬼気迫る表情でその場を動こうとしない日向。
しかし心を鬼にした先生に冷静に諭されて納得し、チームメイト達に謝罪しながらコートから離脱。


その後、小さなポイントゲッターを欠いた烏野は鴎台に接戦の末惜敗。烏野は全国ベスト8の結果に終わった。







そして数年後ー

ブラジルのリオデジャネイロで大きなカバンを背負ったオレンジ髪の少年が自転車を漕いでいた。
その正体はもちろん日向。

白鳥沢の合宿後の日向はビーチバレーでの修行を考えており、烏養に兼ねてより相談していた。しかしビーチバレーに『転向』というのはあるが、『修行』するという点から悩む烏養。烏養は日向の意志を尊重して様々な監督や知り合いに聞いて回り、日向自身もビーチバレーの動画を見たりと勉強を続けた。
しかし良い情報は掴めず悩んでいた所、1人の人物が提案を出した。それは……


「うちの卒業生でインドアからビーチに転向して、今はインドアのジュニアチームのコーチをやってる奴が居る。」


鷲匠監督だった。
しかしやっている場所が県内県外の話ではなく、リオデジャネイロにてだった。
さすがに…かと思われたが日向は「行きます」と即答。そして色々調べた結果。

期限は2年だ

2年という期限だが、無事にビーチバレーでの移行に成功した日向は鷲匠監督に深々と頭を下げた。
しかし今まで日向に対して結構突き放した言動をとっていた鷲匠監督が何故ここまでしてくれたのか。
それは

気骨があって 体格以外の素質があって

でも俺には関わりのない事だ 誰か他の大人が手を貸せばいいことだ

烏養の野郎が居るし関東にもツテがあるだろう…でも


俺以上に 日向翔陽に期待する人間が 居てたまるか

小柄な自分が泣く泣く捨てるしかなかったコンセプトで世界を目標に羽ばたかんとする雛鳥の助力となるべく差し伸べられた新たな翼
鷲匠監督は白鳥沢での合宿、全国大会を通していつしか日向に対して大きな期待を寄せるようになっていたのだった。

リオデジャネイロ編

ブラジルに到着した日向は鷲匠監督の元教え子である「加藤ルシオ」とルームメイトである「ペドロ」出会う。
しかしペドロは所謂『孤爪研磨系』の人間であったため初対面はあまり馴染めずにいた。
さらに砂の上という不安定な場所、風に流されるボール、天候に振り回されまくる屋外や理解しきれない言語と慣れない場所に苦悩する日向。
さらにブラジルに来る前に妹から貰った財布をスられると散々な目にあう。

部屋でふと見たスマホのホーム画面に移る3年生時の皆の集合写真。ホームシックになりかけるが気を取り直し、気分転換に夜のビーチに向かった。
夜だったがビーチバレーはまだ続いており、様々な年代の人がやっていた。混ぜてもらって一緒にやっていた所…。


…ええ〜

まじで ええ〜???

背後から日本語が聞こえてきた。
しかも聞き覚えのある声。振り返ると…そこには及川の姿があった。













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最終更新:2024年03月01日 20:40

*1 バネ=跳躍力、頭脳=バレーのゲームメイク能力だけで勉強などは関係ない。