セイント・ヘッド(デュエル・マスターズ)

登録日:2017/09/12 Tue 22:51:45
更新日:2024/04/08 Mon 10:48:57
所要時間:約 4 分で読めます







大地に輝きを取り戻すために彼らは存在する。




セイント・ヘッドとは、デュエル・マスターズの種族である。

概要

不死鳥編から登場している光文明と自然文明の種族で、アーク・セラフィムサポート種族

種族名は「セイント(聖人・聖徒・聖者等々)」+「ヘッド(頭)」だから「聖者の頭」って所か?
そんな種族名を反映したデザインで、動物の頭をモチーフにした姿をしている。
アーク・セラフィムが地上での活動の為に手足を活かそうとした程には人型の全身だったのに対して、こいつらは頭が全身みたいなことになっている。

命名ルールとして、冠詞に「秘護精」が付くという特徴がある。
多種族は「秘精」で(唯一「護精」という冠詞を持つクリーチャーがいる)、進化クリーチャーは存在しないため不明。
また、クリーチャー名はデザインのモチーフになった動物の名前を元にした名称になっているという決まりがある。

ゲーム面での種族の特徴としては、低コスト低パワーのサポートに徹底した種族。
パンプアップやマナブーストといった類のサポートを得意としている。
全体的に不死鳥編サポート種族の中でもハイブリッド種族への依存度は強め。
アーク・セラフィム側にもこの種族を参照とした能力を持つクリーチャーがいる。

この種族も不死鳥編サポート種族の例に漏れずに扱いは良くなく、出番でもプレイヤーからの扱いもサポート種族の中でも頭一つ抜けて悪い。

サポート種族の中ではキカイヒーローと同じく不死鳥編第2弾のDM-20での登場で、登場時期が遅れた。
それでもキカイヒーローは登場当時から高レアが用意されていたしで、登場が遅れたのに反して扱いは悪くなかった。
それに対して、セイント・ヘッドは良くも悪くも地味で堅実なカードが排出されていった。

何というか、不死鳥編当時の背景ストーリーで完全に空気化していたアーク・セラフィムに足を引っ張られた感がある。
サポート対象が何も目立つことしていないのに、その部下のこいつらがどう目立てば良いのって話さ。

不死鳥編以降は、他の不死鳥編サポート種族と同様に完全に空気化して不遇種族の仲間入り。
不死鳥編の直接の続編である極神編でちょくちょく新規が多種族として出た程度。

更にこの種族の存在価値を下げる出来事は、エピソード3でのアーク・セラフィムに行われた軽いフィーチャー。
これでアーク・セラフィムが種族単体でのサポートカードを得たり、他種族(オラクルとか)との連携が可能になって構築の幅が広がった。
しかし、エピソードシリーズでのハイブリッド種族のフィーチャーにおけるサポート種族の扱い例通りに、この種族にスポットが当たることは殆どなく。
以前と比べて更にアーク・セラフィムデッキへの投入率が下がってしまったのだった。

現在のところ、この種族は不死鳥編におけるアーク・セラフィムの問題点を象徴しているかのような存在と化しているのが現状である。


主なカード

秘護精ユニフォーク 自然文明 (3)
クリーチャー:セイント・ヘッド 2000+
バトルゾーンに自分のアーク・セラフィムが1体でもあれば、このクリーチャーのパワーは+2000される。
自分のアーク・セラフィムが場にいれば、中量級クリーチャーにパワーアップするカード。

まぁパワーアップしても準バニラだし、あんまり活用できる機会はない。
この手の味方の存在によるパンプアップカード全般に言えるのだが、味方依存な割には突出したパワーになるわけではないのが痛い。

秘護精ラビリオン 光文明 (2)
クリーチャー:セイント・ヘッド 3000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
鎮圧の使徒サリエス》のセイント・ヘッド版というか同型再販。

種族の違いを活かしたいが、現状のセイント・ヘッドを考えると活かせる機会はかなり限られそうである。
公式サイトのルール解説ゲームで使われたり他、ヒーローズ・カードとして再録されるなど、この種族のカードとしては知名度はある方。

秘護精ヴィノゴート 光文明 (3)
クリーチャー:セイント・ヘッド 1000
S・トリガー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンに自分のアーク・セラフィムが1体でもあれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃することができない。
S・トリガーで、場にアーク・セラフィムがいれば相手クリーチャー1体の攻撃行動を一定期間封じる。

セイント・ヘッドとの連携を考えたアーク・セラフィムデッキでは、相手からするとかなり鬱陶しい妨害手段になる。
場にアーク・セラフィムがいることが条件なので、場にクリーチャーがいない状況で攻め込まれた場合には機能しないのが難点。

フレーバーテキストでは超獣世界舞台の漫画の主人公が登場しているが、その台詞がなかなか印象的。

秘護精マキシマムコブラ 自然文明 (3)
クリーチャー:セイント・ヘッド 1000
自分のアーク・セラフィムまたはセイント・ヘッドが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置いてもよい。
自分のアーク・セラフィムかセイント・ヘッドが破壊される時、その代わりにマナゾーンに送る。

マナ送りは種族のパワー設定が低く、破壊されやすい両種族の特性と上手く合っていると言える。
アーク・セラフィムもマナの扱いには長けた種族なので相性は良い。

能力が強制ではないのも地味に生かせる可能性があるか。

秘精甲蟲メタルバグ 自然文明 (3)
クリーチャー:ビークル・ビー/セイント・ヘッド 2000
自分の火のクリーチャーと光のクリーチャーを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
DM-24の友好色コスト軽減サイクルの一枚。

自然はマナブーストに長けているのでコスト軽減の恩恵を強く受けれるとは言えない面があるか。
ただし、コスト軽減能力自体が弱い訳ではないので、友好色で組んだデッキにとりあえず入れれば働いてはくれる。

護精霊騎ヴァルチャー 光/自然文明 (2)
クリーチャー:アーク・セラフィム/セイント・ヘッド 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
O・ドライブ−水×1と闇×1と火×1
OD−このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置き、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
DM-27のO・ドライブサイクルの一枚。

O・ドライブの使用でマナブーストとマナ回収を行う。
O・ドライブの手間はかかるが、能力自体は確実な回収性能を持った手堅い強さが魅力。
マナ回収手段としては優秀なカードが今は多いので、どんどん見かけることはなくなったが。

多種族のセイント・ヘッドだが、冠詞が「秘精」ではなく「護精」。



{項目に輝きを取り戻すために追記・修正は存在する。

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最終更新:2024年04月08日 10:48