コスモ・ウォーカー(デュエル・マスターズ)

登録日:2017/09/08 Fri 15:40:39
更新日:2023/03/18 Sat 20:47:06
所要時間:約 6 分で読めます






星々のきらめきは、心正しき者の道しるべとなる。




コスモ・ウォーカーとは、TCGデュエル・マスターズ」における種族の一つである。


概要

転生編から登場している光文明の種族。

種族名は「コスモ=ラテン語での宇宙」+「ウォーカー=散歩者」から「宇宙の散歩者」と読める。
「宇宙を渡り歩く者」のイメージから連想されたのか、人型でデザイン化された星に乗っかっているイラストが基本。
後述するが、背景ストーリーでもこの名前を連想させるかのような設定を持つ。

命名ルールは「巡霊者~」で、進化クリーチャーの冠詞に関しては存在しないため不明。
メカサンダー同様、宗教の教徒っぽいネーミング。

種族としては、少し変わったトリッキーな能力を持つクリーチャーが目立つ。
転生編での背景ストーリー設定を反映してか、登場初期はクロスギア関連の能力を持っているクリーチャーも多かった。
全体的に軽量コストが多いが、それと比例して低パワーの連中が多い。

種族全体の扱いに関しては、あまり恵まれた方ではない。

元々はクロスギアと関連付けられていた種族なので、クロスギアが廃れて以降は何とも居場所に困っている感じ。
クロスギアが再プッシュされた戦国編でも、光は当たらなかった。
名前的にエピソード3でオラクルとも合いそうではあったが、配下役に選ばれてフィーチャーなんてこともなく。

種族としては最初から小型及びトリッキー路線前提の方針があるため、大きくフィーチャーされないのも当たり前かもしれない。
サポートとして輝ける可能性があっても、大きい目玉としては輝きにくい設計ではある。

一方で、上述したように背景ストーリーでは未だに謎が残されている。
そのため、異世界出身者の設定を今後拾う気があるのならば、それに応じてゲームでも何らかのフィーチャーが起こる可能性はある。

背景ストーリー

背景ストーリーでの設定では、転生編時期に魔導具を調査して手に入れる使命を持って生み出された種族。
極神編では、何かの遺産を取り込んだことで種族全体がパワーアップする。

ところが、エピソード3にて超獣世界出身ではないという設定が判明。
オリジナル・ハートやパンドラ・スペース、或いはシノビがいたとされる次元の狭間でもない、どこか違う世界の出身との新事実が判明した。
どのように超獣世界に渡って何故住み始めたのか、元の世界はどんな世界なのか、色々と謎を多く残している。
なお、恐らくDS世界の出身ではないと思われる。

しかし、エピソード3での設定は転生編時期での設定と矛盾を起こしている。
ただ単に設定を忘れてしまっていたのか、それとも何か語られていない事実があるのか現状では不明だが、今後説明はあるのか。
一応、種族名とかから考えると異世界出身者設定の方が合ってはいるが…。

2019年に開発主任のTwitterで明かされた設定によると、完全に外の世界から来訪してきた未確認生命体が一括りに「コスモ・ウォーカー」と分類されて認識されている可能性が示唆されている。
現実世界で言う地球外生命体を「エイリアン」とか「宇宙人」と大雑把に呼ぶのと似たような感覚なのだろうか。
例えば、エイリアンもパンドラ・スペースの存在が超獣世界で確認及び認識される前の世界では種族設定がコスモ・ウォーカーの扱いになるらしい。
しかし、超獣世界に来訪するコスモ・ウォーカーは生物的には同一の存在が来訪してくるので、一体一体が実は別物という訳でもない模様。

DMEX-18において種族の正体は《サファイア・ミスティ》がシー・ハッカーブレインジャッカーと共に超獣世界の監視者として送り込んだ存在だったことが判明した。
ミスティは監視者としてメタリカを別世界から連れてきて送り込むという芸当を見せており、別世界出身とされるコスモ・ウォーカーも同様の手段で連れてこられたのかもしれない。

主なカード

巡霊者キャバルト 光文明 (4)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー 2500
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見て、その中から闇と火の呪文をすべて捨てさせる。

《レイン・アロー》のクリーチャー型上位種とも呼べる、敵対色の呪文をハンデス出来るクリーチャー。

呪文が流行る環境では刺さりやすく、特に一時期の超次元環境では注目された。
この手の敵対色メタの弱点として敵対色以外には刺さらないという面もあるが、最悪ピーピングとして機能させられはする。

素のクリーチャーとして見てもパワー500を多く持つ光特有の数値が◎。

巡霊者メスタポ 光文明 (3)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー 1000
誰も山札を見ることはできない。
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。

各プレイヤーの山札操作を禁ずる珍しい能力を持ったクリーチャー。

加えてモヤシによる破壊耐性も持ち、徹底的に山札閲覧は禁止にしたるという強い根性が見える性能となっている。
自分にも能力が適用されるのはやや不便な面もあるが、サーチカードのデッキ投入率は高いので投入しとけば相手に刺さる可能性は高い。

一方で、山札に関してのルールはややこしいのでプレイヤー間でトラブルにならないように気を付けよう。

巡霊者ウェビウス 光文明 (2)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー 1000
ブロッカー
G・ゼロ-バトルゾーンにエンジェル・コマンドが1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

DM-16におけるグラビティ・ゼロサイクルの一枚。

エンジェル・コマンドが場にいればただで出せる。
素のスペックとしては相手プレイヤーを攻撃できない貧弱な低コストブロッカー

発売当初は散々な評価だったが、ブロッカー出しによるドロー効果持ちの《知識の精霊ロードリエス》によって株が爆上げした。
それ以降も活躍の場を増やしており、天使や天使龍に強力なブロッカーが出れば強化される可能性が出てくるカードと言える。

巡霊者サーフィー 光文明 (3)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー 2500
アクセル
AC-このクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーにクロスされていたクロスギアの数と同じ枚数、カードを引いてもよい。

クロスギアによって力を発揮するアクセルを持つコスモ・ウォーカー。

アクセル時に破壊されると、クロスしていたクロスギアの数だけドロー可能。
冷静に考えてクロスギアは多くて2枚程度のクロスがやっとであり、どんなに頑張っても3ドローしか見込めない。
クロスするだけの労力に見合った能力ではないし、普通にドローしたほうが良いのではないか。

巡霊騎ガスティン 光文明 (3)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー/アーク・セラフィム 1000
O・ドライブ 水×1・自然×1(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンでさらに水1枚または自然1枚またはその両方をタップしてもよい。そうした場合、次のOD能力を得る)
OD水-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるコスト3以下のクリーチャーを1体、持ち主の手札に戻す。
OD自然-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。

アーク・セラフィムと融合したコスモ・ウォーカー。

DM-25におけるO・ドライブサイクルの一枚で、水でコスト指定のバウンス・自然でコスト指定の踏み倒しが可能。
O・ドライブによるコストの負担増加は痛いが、その分の効果は低レア設定のカードとは思えないほどに支払った分の見返りはある。
両方同時に起動すると、cip能力持ちの低コストクリーチャーの能力を使いまわす芸当が可能。

巡霊者ヴィーワイ 光文明 (5)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー/エイリアン 5500
自分のターンの終わりに、自分のシールドが3枚以下であれば、クリーチャーを1体、自分の手札から捨ててもよい。そうした場合、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。

DM-39で次シリーズに先駆けて先行登場したエイリアンサイクルの一枚。

3枚以下のシールドの状況だと、自身の手札を捨てればシールド補充できる。
ガンガン攻めてくるデッキタイプに対して、ある程度時間を稼ぐのに有効。
自分のシールドを削るタイプのカードと合わせることで、その類のカードを使う事で起きる防御性の薄さを補える。

フレーバーテキストΖ裏の存在を示唆しているが、いかにも極悪人っぽい台詞。
この先の背景ストーリーで和解する被害者的種族とは思いにくい。

巡霊者ウイニング・スター 光文明 (5)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー 3000
自分の≡V≡(ビクトリー)を持つクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。

DM史上初めてレアリティ設定をゲームに持ち込んできたカード。

ビクトリーを全てバトルに勝たせる無双状態にさせる。
ただし、ビクトリーに設定されている連中はバトルにも大抵勝てるというか、出した時点でゲームに勝てるというか……。

そもそもビクトリーをパワーアップさせる以前にこいつが逝ってしまうがな。

巡霊者スーパー・ウイニング・スター 光文明 (5)
クリーチャー:コスモ・ウォーカー 3000
自分の≡V≡(ビクトリー)を持つクリーチャーは「ブロッカー」を得、すべてのバトルに勝ち、自分のターンの終わりにアンタップされる。

ウイニング・スターがそう経たないうちに上位互換として帰ってきた。

一長一短ではあるがブロッカー付与とアンタップ効果はサイキックのビクトリー持ちにはなかなか魅力的。
しかし、やはりこいつがビクトリーに与えた効果を発揮させる以前に逝ってしまう可能性が高い。
元のウイニング・スターより使用率が上がるかどうかはかなり厳しいところ。




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最終更新:2023年03月18日 20:47