ぷよぷよシリーズ

登録日:2011/06/26 (日) 10:45:52
更新日:2023/08/13 Sun 08:20:10
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ばっよえ~ん


『ぷよぷよ』はコンパイルから発売された落ち物パズルゲーム。および、そのシリーズ作品。
諸事情によりシリーズの権利がコンパイルからセガに移り(後述)、現在はセガがシリーズの展開を行っている。


★概要


落ちモノパズルゲームの定番タイトルのひとつ。略して「ぷよ」。
海外でも販売されており、当初は『Puyo Pop(ぷよぽっぷ)』というシリーズ名だった。
のちに発売された海外版『ぷよぷよテトリス』のタイトルが『Puyo Puyo tetris』という名称になり、
海外の公式シリーズ名は『Puyo Puyo(ぷよぷよ)』となったようだ。


★シリーズの経緯


元々は違うパズルゲームを作っており、それを実際に遊んでみたらおもしろくなかったという。
その後『魔導物語』のスタッフが関わり、落ちてくるブロックを『魔導物語』に登場する「ぷよ」に置き換え、
ゲームのルールを新しく作り替えたものが『ぷよぷよ』となった。

余談だが、コンパイルは、「ぷよぷよ」が売れに売れたのをいいことに、経営を拡大した。
しかし、これがポシャり、経営再建の一環として「ぷよぷよ」の版権をセガに売った。
その後、コンパイルは解散。コンパイルの「ぷよぷよ」以外の版権はアイキへ移った。
さらにその後、アイキが解散し、D4エンタープライズへと版権が移った。

「魔導物語」シリーズと「ぷよぷよ」シリーズはもともと同一の世界観の作品なのだが、上記の事情により、
両方に登場したキャラクターと「魔導物語」にしか登場していないキャラクターとでは、現在の権利者が異なっている。
『みんなでぷよぷよ』および『ぷよぷよフィーバー』以降の「ぷよぷよ」シリーズはセガが開発しており、
パズルゲームとしての「ぷよぷよ」作品に一度でも登場したキャラは、セガが権利を持っているようだ。

2018年4月に開催されたセガの公式イベント「セガフェス2018」にて、
「ぷよぷよ」の公式eスポーツ大会「ぷよぷよチャンピオンシップ in セガフェス2018」が開催。
PS4版『ぷよぷよテトリス』(「ぷよぷよ」のみの「VS」モード)を使用して、優勝賞金付きの大会が行われた。
その後も定期的に一般プレイヤーやプロ選手が参加できる賞金付きのeスポーツ大会が開催されている。


■世界観


「魔導物語」を含めたコンパイル版の「ぷよぷよ」シリーズは作品によって世界観が微妙に異なっている。
『ぷよぷよ通』の説明書のアルルの項にて(アルルは)“ゲームによって、微妙に違う人生を送っている”と書かれている事から、
「魔導物語」にしてもそうだが、一部を除いて「作品ごとにパラレルワールドになっている一話完結もの」になっているようで、
「魔導物語」の卒園試験が何度もリメイクされたり、キャラの具体的な性格や世界観が作品ごとに若干変わったりしている。

セガ版の「ぷよぷよ」シリーズでは、現時点では『ぷよぷよフィーバー』以降の作品はストーリーが繋がっているようである。
また、『ぷよぷよフィーバー』から世界観や登場キャラなどが一新されたが、セガのスタッフによると、
「ぷよぷよ」プレイヤーの年齢層が高くなったため、年齢層を広げるためにゲームデザインを一新させたとのこと。



■ゲームのルール


  • 基本ルール
横6マス×縦12マスのフィールドに、上から「ぷよ」が2つ1組(作品、ルールによっては最大4つ1組)で降ってくる。
この「組ぷよ」を移動・回転させてフィールドに設置し、同じ色のぷよを4つ以上つなげると消える。
フィールド外には、つぎにふってくる組ぷよを示す「NEXTぷよ」が表示されている。

ぷよを消すと、その上に乗っていたぷよが下に落下する。
その落下したぷよが同色のぷよとくっついて消えることを「連鎖」という。
ぷよぷよでは、1回目のぷよ消しを便宜上「1連鎖」と呼び、2回連続で消えると「2連鎖」、3回なら「3連鎖」となる。
連鎖数が大きくなるほど得点もアップ。この「連鎖」こそがぷよぷよ最大のキモ。上手にぷよを積み上げ、大連鎖をねらおう。
また2色以上のぷよを同時に消した場合も得点がアップする。このような消し方を「同時消し」という。

左から3列目がいちばん上までつみあがると「ばたんきゅ~」……つまり、ゲームオーバーとなる。
「ぷよぷよフィーバー」など、一部ルールやモードでは中央2列のどちらか一方でもつみあがると「ばたんきゅ~」となるので要注意。
なお『ぷよぷよフィーバー』以降は、ぷよがつみあがるとゲームオーバーになる位置に「×」のマークが表示されている。


  • 対戦のルール
「ふたりでぷよぷよ」などの対戦モードでは、相手全員をゲームオーバーにすれば勝ち。
対戦モードでは一部ルールをのぞき、ぷよを消すと相手のフィールドに「おじゃまぷよ」という透明なぷよを送ることができる。
「連鎖」や「同時消し」でぷよを消すとより多くおじゃまぷよを送ることができ、
連鎖数が大きくなるほど相手に送れるおじゃまぷよの数も大きくアップする。

相手から送られたおじゃまぷよは、自分のフィールドの上に「予告おじゃまぷよ(予告ぷよ)」となって表示される。
自分側におじゃまぷよが予告されているときにぷよを消すことで、
こちらが送ったぶんのおじゃまぷよと同じ数だけ予告おじゃまぷよを減らすことができる。
これを「相殺(そうさい)」といい、一部のルールでは「相殺」ができないこともある。
なお、ふってきたおじゃまぷよは何匹ならんでも消えないが、隣で色ぷよを消すといっしょに消える。
対戦は基本的には1対1でプレイするが、作品やモードによっては3~8人での同時対戦も可能。


  • そのほか
ぷよの色は、と、
透明なおじゃまぷよの6種類存在する。
対戦モードでは試合前に5段階のレベルでハンデの設定をするが、えらんだレベルによって出てくる色の数が変化する。
現在の「ぷよぷよ」シリーズでは通常最大5色だが、初期の作品では6色目となるもあったらしい。


★ナンバリングのシリーズ


  • 旧世代『ぷよぷよ(MSX・FC版)』『ぷよぷよ』(AC以降)
いわゆるプロトタイプの「ぷよぷよ」と、「初代ぷよぷよ」。
無印のぷよぷよでは「相殺」ができず、「NEXTぷよ」も1手先までしか見えない、
タテ1列分のすきまに入れた組ぷよは向きを変えられないなどの特徴がある。
対戦ではいかに早く相手にじゅうぶんな量のおじゃまぷよを送れるかがポイント。


家庭用ゲーム機やアーケード版など多機種で発売されたシリーズ2作目。
本作から「相殺」が出来るようになり、「NEXTぷよ」が2手先まで見えるようになった。
また、タテ1列分のすきまに組ぷよを入れても向きを変えられる「クイックターン」や、「全消し」によるボーナス、
消すと得点となるおじゃまぷよ「得点ぷよ」や2回隣で色ぷよを消さないと消えない「固ぷよ」で対戦するモードなど新要素が本作で多数追加され、
相手のフィールドに注意しながらいかにより強い連鎖を組むか、またいつ連鎖をしかけるかなど、戦略性が大きくアップした。
また、一部機種では最大4人対戦も可能(ぷよのグラフィックがちょっと小さくなっちゃうけど)。
基本的なゲームシステムは本作で完成されたと言っても過言ではなく、現在もファンの間では人気の高いルールとなっている。
以降の「ぷよぷよ」は『ぷよぷよ通』のシステムがベースとなっているものが多い。


相殺すると、双方のフィールドに「太陽ぷよ」が落下。
太陽ぷよを消すと、相手に送れるおじゃまぷよの数がアップ。太陽ぷよの消し方はおじゃまぷよと同じ。
太陽ぷよがふってくる位置しだいでは連鎖の邪魔になる場合もある……が、そこはご愛嬌。
本作から「ふたりでぷよぷよ」でプレイヤーが使用するキャラクターをえらべるようになったり、
連鎖数に応じてフィールドにキャラクターのアニメが表示される「連鎖アニメ」など、演出面が強化されより楽しくあそべるようになった。
ちなみにゲーム内容とは関係ないが、一部機種の説明書に載っている漫画がどういうわけか一部の間で有名(?)である。


本作では、キャラクター毎に異なる「特技」が使えるようになった。
また、対戦モードではステージごとに異なるギミックが登場。
高い位置で消すと高得点になったり、おじゃまぷよが一度に最大6コずつしかふらない、組ぷよのちぎれる速度が遅くなるなど、
ステージによって異なる特徴がある。
ストーリーモードでは、本作から「漫才デモ」が立ち絵で会話する画面構成に。また、一部機種の対戦モードでは4人対戦も可能。
ナンバリングでは、最後のコンパイル作品となった。


ナンバリング作品としては、ここからセガ開発となる。
本作から前作までとは異なる世界が物語の舞台となり、登場キャラクターや画面のデザインなど、ゲーム全体のデザインが一新された。
さらに、「フィーバーモード」や「3個ぷよ」「4個ぷよ」など、さまざまな新要素が追加。
また、ニンテンドーDS版では上下2画面を使用した8人対戦も可能。
ちなみにセガのスタッフのインタビュー記事によると、本作より前に発売された『みんなでぷよぷよ』や、
それ以降のセガ製「ぷよぷよ」でも、一部作品で元コンパイルスタッフが制作に参加しているとのこと。

【フィーバーモード】
本作の新ルール。
相手からの予告おじゃまぷよを相殺するたびに「フィーバーゲージ」がふえ、満タンになると「フィーバーモード」に突入。
フィーバーモード中は専用のフィールドに切り替わり「連鎖のタネ」とよばれるあらかじめ連鎖が組まれているぷよが出現する。
連鎖の開始位置のぷよを消すと大連鎖でき、連鎖が止まると次の連鎖のタネが出現。
「フィーバータイム(フィーバーモードの制限時間)」がなくなるまでフィーバーモードは継続し、うまくいけば相手に大量のおじゃまぷよを送ることが可能。

また、本作から新たに3個組や4個組の「組ぷよ」が出現するようになり、
キャラクターごとに「組ぷよ」の出現パターンや攻撃力の特徴などの基本性能が異なるようになった。
そのため、自分のプレイスタイルにあったキャラを見つけることが対戦では重要となる。
もちろん、推しキャラをとことんきわめるのも一興。


上記『ぷよぷよフィーバー』の続編。
基本的なゲームシステムは前作と同じだが、新キャラクターややりこみ要素の強いモードやおまけモードが多数追加。
『ぷよぷよフィーバー』の世界観やキャラ、ストーリーをより深く楽しめるゲームとなっている。


再び新主人公が登場し、ストーリーの舞台も新たな現実世界に近い別の世界が登場。
キャラクターは新キャラにくわえ実質的な前作にあたる『ぷよぷよ! 15th』までに登場したキャラクターが引き続き登場。
(ちなみに主人公やその主人公に関わるキャラクターの名前の頭文字はどのシリーズも「A・R・S」となっている) 
ゲームシステムでは「だいへんしん」ルールや、
連鎖の基本をまなべる「がっこう」モード、連鎖のシミュレートができる「れんしゅうノート」等の新モードが追加された。
DS版、Wii版、PSP版が発売。
DS版とWii版のみ、ニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦が可能だった。

【だいへんしん】
対戦前に「でか」「ちび」「おまかせ」からへんしんモードを選ぶ。
上記の「フィーバーモード」に近い形式で、予告おじゃまぷよを相殺するかフィールド上のおじゃまぷよを消すと「へんしんゲージ」が溜まる。
ゲージを満タンにすると、一定時間「だいへんしんモード」となり、通常とはちがう大きさのぷよで大連鎖を起こせるようになる。
「おまかせ」を選んだときは、変身直前に消したぷよの色によって「でか」か「ちび」どちらにへんしんするかが決まる。
また、へんしん中はおじゃまぷよが一切ふらなくなり、×の位置までぷよがつみあがってもゲームオーバーにならない。
さらに、「だいへんしん」ルールのみ十字ボタンを上に押すと組ぷよを瞬時に設置する「クイックドロップ」機能を使用できる。

【でかぷよラッシュ】
「でか」をえらんでゲージを満タンにするとキャラクターがオトナに変身し「でかぷよラッシュ」モードに。
フィールドが横3マス×縦6マスになり、落ちてくるぷよがの3色のみ*1となる。
このモードでは、同じ色のぷよを3つ以上繋げると消えるようになり、
さらに、ぷよを消してから一定時間内にふたたびぷよを消すと連鎖数がうわのせされる。これを「うわのせれんさ」という。
なお、連鎖数の表示が画面から消える前にぷよを消さないと、うわのせれんさがリセットされてしまい、1連鎖目からやり直しとなる。
ただし、うわのせれんさ継続中にへんしんモードが終了した場合は、
つぎの「でかぷよラッシュ」モード開始時に前回のうわのせれんさ数が引き継がれる。

【ちびぷよフィーバー】
「ちび」をえらんでゲージを満タンにすると「ちびぷよフィーバー」モードとなり、キャラクターがコドモに変身。
フィールドが横10マス×縦18マスとなり、大量の小さいぷよで組まれた「連鎖のタネ」が出現する。
あとは『ぷよぷよフィーバー』の「フィーバーモード」と仕様はほぼ同じ。
連鎖のタネを消して大連鎖をねらおう。 


★記念作品などのシリーズ


初代から『ぷよぷよ~ん』までのルールで対戦する「ごちゃまぜぷよぷよ」や、
のちの「ぷよぷよ」シリーズで収録された「はっくつ」ルールの元ネタである「ほりあてぷよぷよ」、RPG風のモード「ぷよぷよクエスト」など、
色々なモードが収録された、後の「ぷよぷよ」シリーズのアニバーサリー系作品の先駆けとも言えるゲーム。
一部モードでは最大4人対戦も可能。
本作がパズルゲームとしては最後のコンパイル製「ぷよぷよ」となった。

「ぷよぷよ」15周年記念作品。初代「ぷよぷよ」や「ぷよぷよ通」をはじめとした12種類の新旧ルールのほか、
連鎖の組み方を学べる「じゅぎょう」など、モードを多数収録。
また、本作から『フィーバー』以前の旧作のキャラクター(魔導キャラ)もプレイヤーキャラとして再登場。
本作のストーリーは『フィーバー2』の後の話だが、この作品でのイベントや面識は『ぷよぷよ7』では無かった事にされている。
DS版、Wii版、PS2版、PSP版が発売。
DS版のみ、ニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦が可能(現在はサービス終了)。
オンライン対戦対応ルールは「ぷよぷよ(フレンドとの対戦でのみプレイ可能)」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」の3つ。

「ぷよぷよ」20周年記念作品。15種類以上の新旧ルールにくわえ、
連鎖の基本を学べる「がっこう」や「れんしゅうノート」、難しい問題や手強いCPUとの対戦に挑戦できる「チャレンジ」、
2対2で対戦する「ペアでぷよぷよ」等の多数のゲームモードを収録。ストーリーは『ぷよぷよ7』よりも後の話。
DS版、Wii版、3DS版、PSP版が発売。
DS版とWii版はニンテンドーWi-Fiコネクション、3DS版は、ニンテンドーネットワークによるオンライン対戦が可能だった。
オンライン対戦対応ルールは「ぷよぷよ通」「ぷよぷよSUN」「ぷよぷよフィーバー」の3つ。

「ぷよぷよ」と「テトリス」のコラボ作品。その名の通り「ぷよぷよ」と「テトリス」を合体させたゲームデザインが特徴。
5つの対戦ルールや1人用の「アドベンチャー」「とことん」、
全国のプレイヤーと5つの対戦ルールでインターネット対戦ができる「インターネット」など、色々なモードを収録。
3DS版、Wii U版、PSVita版、PS3版が発売。
後にゲームバランスが再調整されたPS4版とXboxOne版が発売され、2017年3月3日にNintendo Switch版『ぷよぷよテトリスS』が発売。
また、海外向けにNintendo Switch版、PS4版、steam版(PC)が発売された。
本作では、全機種全ての対戦ルールでオンライン対戦が可能。
また、3DS版はWii U版と、PSVita版はPS3版とのユーザーともオンライン対戦が可能。それ以外の機種では他機種とのオンライン対戦は不可能。
ストーリーは『ぷよぷよ7』『ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary』よりも後の話。
余談だが、お笑い芸人の陣内智則のぷよぷよネタで、本作より一足早くテトリスとコラボしていた。


  • 『ぷよぷよテトリス2』
『ぷよぷよテトリス』の続編。
前作『ぷよぷよテトリス』に収録されていたすべてのルールに加え、キャラクターを育成してチームを組み相手チームと対戦する新ルール「スキルバトル」を搭載。
Nintendo Switch版、PS4版、PS5版、Xbox Series X版、Xbox One版が発売。ただしXbox Series X版、Xbox One版はダウンロード販売のみ。
Xbox Series X版はXbox One版とのユーザーともオンライン対戦が可能。それ以外の機種では他機種とのオンライン対戦は不可能(後に無料アップデート第3弾により、PS4版とPS5版とのオンライン対戦も可能になった)。
また、発売後の無料アップデートで、「みんなでボス戦」や「とことん」ルールでの対戦モード、キャラクターなど、さまざまなコンテンツが追加された。
ストーリーは『ぷよぷよクロニクル』よりも後の話。


「ぷよぷよ」シリーズ25周年記念作品。
対応機種は3DSで、ジャンルは「アクションパズルRPG」。
本作は主人公のアルルとカーバンクルが異世界を冒険する「RPGモード」を収録。
キャラクターやマップが3Dで描かれ、モンスターとのバトルでは連鎖や同時消しをしたり、
キャラクターが持つ「スキル」を駆使したりしてダメージを与えていく。
また「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」など新旧18種類の対戦ルールでこれまでの「ぷよぷよ」と同様にぷよ勝負が楽しめるほか、
1人用の「とことん」「レッスン」などさまざまなモードが搭載されている。
全国のプレイヤーとオンライン対戦も可能で、対応ルールは「スキルバトル」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」の3つ。


  • 『ぷよぷよeスポーツ』
NintendoSwitch、PS4、Steam(PC版)、アーケード版の4機種が発売。
本作は「ぷよぷよ」の対戦プレイや大会向けに特化した内容となっており、
「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」2つのルールを収録。また、全機種インターネット対戦に対応。
このほか「リプレイ」や「レッスン」モード、「チャレンジ」モードなど、さまざまなモードや機能が搭載されている。
なお、これまでの「ぷよぷよ」シリーズでおなじみのストーリーを楽しめるモードは収録されていない。


★『なぞぷよ』シリーズ


  • 『なぞぷよ』
詰め将棋のようなルールで問題をクリアしていく、1人用の作品。
「×連鎖せよ」、「●色を×個消せ」、「×個同時消し」等、出題される指示に従ってぷよを消していく。
オリジナル版はゲームギアでのみ発売(ただしゲームギア本体とのセット販売のみ)。
後に、携帯電話アプリやニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信された。


  • 『なぞぷよ2』
収録されている問題数が2倍になり、セーブの保存がパスワード式からバッテリーバックアップ式に変更。
オリジナル版はゲームギアでのみ発売。後に携帯電話アプリやニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信された。


  • 『なぞぷよ アルルのルー』
ストーリーモードが搭載された『なぞぷよ』。
オリジナル版はゲームギアでのみ発売。後にニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信。


  • 『なぞぷよ』
PC-9821で発売。上記のゲームギア版とは別物で、ストーリーモードも存在する。


スーパーファミコンで発売。上記の『アルルのルー』のリメイクに新シナリオ『ルルーのルー』を搭載。


  • 『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』
スーパーファミコンで発売。主役はルルーのみ。


  • 『なぞぷよvol.1』、『vol.2』
Windows95で発売。Windows95版の『ディスクステーション』12号・13号に収録された『なぞぷよ』の再録。
本家DS収録版では、その後も20号までシリーズが続いていた。


★そのほかの『ぷよぷよ』シリーズ


海外版『ぷよぷよ』。
基本的なゲーム内容はSFC版『ぷよぷよ』がベース(相殺・クイックターン機能がない初代ぷよぷよルール)だが、
「ぷよ」以外の登場するキャラクターが魔導キャラではなく、任天堂のゲーム『星のカービィ』のキャラクターに差し替えられている。
主人公の「カービィ」が『星のカービィ』で登場する色々な敵キャラとぷよ勝負を繰り広げていく。


  • 『みんなでぷよぷよ』
「ぷよぷよ」の版権がセガに移動後、初めて発売されたセガ製「ぷよぷよ」。GBA用ソフトとして発売された。
ゲームシステムは『ぷよぷよ通』がベースとなっているが、
ゲーム中に流れるキャラクターのボイスは主に『SUN(64版、決定盤のもの)』から流用されている。
セガのスタッフのインタビューによると本作は元コンパイルスタッフが製作したとのこと。


  • 『ぷよぷよ!!クエスト』、『ぷよぷよ!!クエストアーケード』
『ぷよぷよ』キャラクターが多数登場するパズルゲーム。どちらも基本プレイ無料でアイテム課金あり。
『ぷよぷよ!!クエスト』はスマホ用のアプリで配信中。DMM(PC版)でも配信されていたが、こちらは2019年6月にサービスが終了した。
『アーケード』は全国のゲームセンターで稼働していたが、2017年3月31日にサービスが終了。
どちらのゲームも基本ルールがいつものぷよぷよとはかなり異なっており、
『ぷよぷよ!!クエスト』ではぷよを「なぞり消し」して連鎖することで攻撃力をため、「クエスト」で出現する敵を倒していく。
『アーケード』では、ぷよを一定時間内にならびかえて連鎖させて攻撃力をため、同様に敵を倒していく。
ひとりプレイだけでなく、全国のプレイヤーとインターネット通信でマルチプレイも可能。


  • 『ぷよぷよ!!タッチ』
スマホ用のパズルゲーム。基本プレイ無料。
決められた手数で、フィールド上にならんだぷよをタッチしてなぞって、
色を変える「ぬりけし」という操作でぷよを消していき、各ステージごとに設定されたお題をクリアしていく。
2016年11月30日にサービス終了。


★アクションパズル以外の『ぷよぷよ』関連シリーズ


コンパイルが制作した、『ぷよぷよ』キャラが登場するリズムゲーム。


  • 『わくわくぷよぷよダンジョン』
コンパイルが制作した、ダンジョン探索型ローグライクゲーム。
アルル、ルルー、シェゾの3名の主人公を操作して、「わくわくぷよぷよランド」のアトラクションを攻略していく。
ちなみに、本作の権利表記を見るかぎりでは、本作に登場するキャラクターはセガが権利を、
このゲーム自体の権利はD4エンタープライズが持っている……という感じらしい。
「魔導物語」シリーズと同様、権利関係がかなりややこしい状態となっているようだ。


ここでまとめたもの以外にも、様々なタイトルや関連商品がある。
興味があれば、調べてみよう。


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最終更新:2023年08月13日 08:20

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