天海護

登録日:2017/09/04 (月) 19:41:56
更新日:2023/02/10 Fri 23:15:52
所要時間:約 6 分で読めます





クーラティオー!

テネリタース…セクティオ…サルース、コクトゥーラ!



天海護(あまみまもる)とは『勇者王ガオガイガー』シリーズの登場人物のひとりであり、真の主人公ともいうべき存在である。
CV:伊藤舞子


概要

カモメ第一小学校三年一組に在籍している少年。
天秤座の8歳。血液型はO型。好きな食べ物の一つは牛丼

両親と共に北海道から宇宙開発公団があるGアイランドシティへ引っ越ししてきた。

歓喜時には「うわっはあ!」と父親である天海勇譲りの口癖を言う。
また後の嫁の初野華との別れ際では北海道弁を話している。

とある要素以外は何の変哲も無いごく普通の少年なのだが、第1話でのEI-02のゾンダー核を破壊せんとするガオガイガーを目撃直後、
全身から緑色の光を放ち、髪は逆立ち、八枚の光の羽が発生するというまるで妖精のような姿となり、
生機融合から人間に戻す「浄解」という不思議な力を発揮した。なお、この状態になると飛行でき、宇宙服なしでも宇宙空間で活動できる。

その紆余曲折を経て「浄解」能力とガイのアジャスト等の役割のため、GGG特別隊員に任命される。

なお、それ以外にもGSライドの駆動効率を上昇させたり、
暴走した凱を正気に戻したり、念動力や思念波などを発揮する…などの様々な奇跡をGGGにもたらしていく。


【正体】

そんな普通の地球人とは異なる様子を見せていた護であったが、
実は両親とは血縁関係が無く、物語の8年前の赤ん坊の頃に北海道にてギャレオンから今の両親へ引き取られた過去を持つ。

そして、パスダーから「カインの造りし破壊マシン」と呼ばれてたりしたことで、少しずつ力の意味を考えるようになり、
その後出会った同じ能力を持つ赤の星出身の戒道幾巳と、腸原種より彼の正体が明かされた。

彼の正体は三重連太陽系緑の星の指導者カインの息子『ラティオ』。ちなみにラテン語で理性を意味する。
そのため、ソルダートJやソール11遊星主などの三重連太陽系の出身者は護を緑の星での本名で呼ぶほか、
ゾンダリアンや原種からは「カインの造りし破壊マシン」とも呼ばれる(これは彼らが機械的に解釈している表現であり、ラティオが機械と言うわけではない)。

機界昇華寸前の故郷の三重連太陽系「緑の星」からギャレオンによって脱出し、地球へやってきた。
「浄解」能力は彼自身の能力であり、Gストーンもその自分の力を基にして生まれたものとも知らさせる。

当初は「地球人の天海護だ」と否定し、今まで愛し育ててくれた両親が実の親ではなかったことに困惑して、
繊細な素振りが多くなっていたが、GGGとの関わりや両親や華がそれらを受け入れたことで彼らとの絆を自覚し護自身も成長。
次第に自身の力を受け入れるようになった。

そして機界原種との木製での最終決戦では勇者達とともに戦い抜き、ついに自身の宿命でもあったZマスターの浄解に成功した*1


その後の機界新種との戦いの後、他の星に潜伏しているであろう機界新種の脅威に晒されている人々の力になるためにギャレオンと共に宇宙に旅立つ。
ただし、実際のところこれは方便であり、真相は続編及びノベライズで明確に語られることになる。


関連人物


初野華
護のガールフレンド。北海道では幼馴染、東京ではクラスメイトであり、非常に仲が良い。
最終話では結婚する。もっとも小学生なので当然だが法的な婚姻ではない事実婚である。
後述の続編小説での舞台である10年後も関係は良好だが、まだ法律上の夫婦にはなっていない。

獅子王凱
ご存知、地上最強のサイボーグな勇者王。呼称は(初対面時の)おじさん→凱さん→凱兄ちゃんと変化した。
憧れの存在でもある。

戒道幾巳
学校でのクラスメイト。その正体は赤の星の生体兵器のアルマ。
彼のことは「戒道」と地球での名の苗字で呼んでいたが、後述するように『覇界王』ではより親密になっている。


勇者王ガオガイガーFINAL


出典:覇界王~ガオガイガー対ベターマン~【作品紹介】 http://www.yatate.net/gaogaigar/ggg.html 2016‎/10‎/15‎閲覧

OVAでも引き続き登場。
実はギャレオンとともに旅立ったのはカインのテレパシーで呼び出されていたためであったことが判明する。
だが、そのカインはギャレオンを利用しようとしていたソール11遊星主のペイ・ラ・カインであり、彼らの罠にはまってしまった。
そこを偶然誕生してしまったレプリジンの自分とギャレオンに助けられた護は、Gクリスタルにギャレオンを連れて行くとレプリ地球でGGGと再会。

一部を除くGGGメンバーがパレッス粒子に侵されファイナル・フュージョンできずピンチに追い散った凱を、
渾身のプログラムドライブで救った(なお、ご丁寧に保護プラスチックはパリーンである)。
ちなみにこのとき彼はガオファーの存在を知らなかったため、ギャレオンがGクリスタルにいるのにファイナルフュージョンの要請シグナルが来ているのに疑問を持っていた。

その後はパレッス粒子から復帰したGGGメンバーと共に遊星主と戦い、自身は、ペイ・ラ・カインと交戦。
戦い終えた後、戒道幾巳と共に、改造されたESミサイルで地球に帰還させられ、華や両親との再会を果たす。

性格としては成長したため*2か冷静な口調も多く、「うわっはあ!」という口癖も少な目。
ペイ・ラ・カインに関しては期待を裏切られ続けたのもあって内心かなり激怒しており、小説版ではより顕著に描写されている。


覇界王~ガオガイガー対ベターマン~

本作の主人公の一人。
現在、14歳と20歳以降の彼が描写されている。

14歳時(【number.00】)

地球に帰還後、2010年に少年GGG隊の隊員として登場。「うわっはあ!」の口癖が事実上の復活。
戒道幾巳とともに覚醒人凱号およびガオガイゴーに乗り、バイオネット等との戦いやGGG帰還計画であるプロジェクトZに参加していた。
しかし、プロジェクトZはインビジブル・バーストの発生により計画が頓挫してしまう。

またプロジェクトZに参加して覚醒人凱号のテストを行っていた彼の前に現れたベターマン・ラミアから、
「全ての存在を覇界する革命を起こすモノ」の存在と、ベターマンや護たちが戦わねばならないことを伝えてられている。
その覇界王との戦いが繰り広げられるのは6年後のこととなる。

相棒となる戒道とはオーストラリアでのことを話してもらえるほど距離が縮まっている。


20歳時(【number.01】以降)


出典:覇界王~ガオガイガー対ベターマン~【作品紹介】 http://www.yatate.net/gaogaigar/ggg.html 2017/09/04閲覧

かつての凱と同じ年齢になり、新生GGG「ガッツィ・グローバル・ガード」の機動部隊隊長となる。
20歳になったためワインを飲酒している描写がある。が、戒道と比べるとまだまだ子供っぽいらしい。

戒道との関係は6年前よりもさらに親密になり、
いつしかそれぞれの育ての親が深い愛情を込めてつけてくれたファーストネームでお互いを呼びあうようになるほど関係が変わっている。

インビジブル・バースト以後、地球を再建させて、プロジェクトZを再開、獅子王凱たちを迎えに行くことを決意していた。
しかし、プロジェクトZにより訪れた木星圏でGGGが出会ったのは、覇界の眷族と呼ばれる存在の王となったジェネシックガオガイガーであった。

ピンチに陥った護たちであったが、ベターマンたちと帰還した凱がファイナル・フュージョンしたプロトタイプ・ガオファイガーが援護し、
最後はダブル・ヘル・アンド・ヘブンによって覇界王ジェネシックは退け、地球の危機を救った。


先述したように嫁にして同僚の華との関係は10年経っても良好だが、
成人になったことで「緑の星の人間である自分が、地球の女性との間に子供ができるのか」等、
かつてのエヴォリュダーとなった凱と似たような悩みを抱くようになっている。

かつてGGGの研究部に遺伝子提供しているため知ろうと思えば知れるが、
どこか心の中でそれ以外の面の不安がある様子。しかし、やることはやっており……――――

ちなみに劇中の2017年の時点で凱よりも機動部隊隊長としての活動期間が長くなっている。
『勇者王ガオガイガー』での初対面から考えるとなかなか感慨深いと言える。

人類のために戦い続け成長してきたことでGストーンのアジャスト能力も向上しており、
従来のものに加えて、Gストーンの強制出力低下も可能となっている。


天海護…9歳! 追記と修正は…ありません!


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最終更新:2023年02月10日 23:15

*1 このとき護はヘル・アンド・ヘブン・ウィータを披露している。後に凱は浄解を行えるようになったことも含め、二人で一人前だった勇者たちが一人の勇者として自立していく展開とされている。

*2 ソール11遊星主との戦いやGクリスタル内でのマザーとの会話等。