デルトラ・クエスト

登録日:2017/08/21 (月) 13:03:35
更新日:2024/02/09 Fri 21:19:24
所要時間:約 12 分で読めます






概要

『デルトラ・クエスト』は岩崎書店から出版されている小説。
第1シリーズ『Deltora Quest』、第2シリーズ『Deltora Shadowlands』、第3シリーズ『Dragons of Deltora』がある。
累計470万部を突破しており、学校の図書室にあったという声を聞くので、知っている人も多いのではないだろうか?

著者はエミリー・ロッダ。翻訳は岡田好恵、表紙イラストはマーク・マクブライド。挿絵をはけたれいこが担当。
文庫版がフォア文庫より発売中。こちらは表紙・挿絵共に吉成鋼・吉成曜兄弟が担当している。
他にもデルトラの伝説を書いた外伝や公式ガイドブック、さらにはモンスターのメイキング本まで発売されている。

『デルトラクエスト』名義でテレビアニメ化もされており、全52話の予定だったが人気だったため65話に延長された。
内容としては1話からリーフの物語で、1巻前半の主人公・ジャードの話はネズミの街終了時に回想という形に改変された。
また原作では死んだはずの人物が生き残ったり、アニオリ話にオリキャラ、
原作でのバルダの役割がジャスミンに変わったり(いましめの谷)など、改変は多々あるものの、おおむね原作通りに進む。
中期OPはAKB48が歌っている。

アニメ放送とほぼ同時期にはコミックボンボン(休刊後はテレまんがヒーローズに移籍)にてコミカライズ版も連載されていた。
キャラクターデザインはアニメ版に準じているが、ごく初期はジャードが金髪でなく赤髪であったりとカラーリングが違っていた(コミックス化の際に修正)。
作者は『THE MOMOTAROH』『真島クンすっとばす!!』の作者であるにわのまことであり、そのためか大迫力のアクションシーンが多め。

近年オーディオブック化しており、こちらはうごめく砂まで発売。キャストも変更された。


デルトラの伝説

大昔、デルトラが『竜の地』と呼ばれていた頃、大地に住む人々は七つの部族に別れ、お互いに仲良くする事もなく、小競り合いを起こしながら暮らしていた。
それぞれの部族には護石と呼ばれる特大の宝石があり、強大な魔力を持つ。

ある日、北の地から影の大王が竜の地を攻めて来る。
影の軍勢は恐ろしく強く、一部族の力だけでは都市を守るので精一杯で、追い込まれていった。

そんな時、デルで鍛冶屋を営んでいた青年が立ち上がる。その名はアディンと言った。
アディンは先祖から受け継いだ『予知夢の力』で不思議な夢を見る。
夢は告げた。鋼鉄のメダルを絹のような薄さにし、鎖で繋げてベルトにせよ。そしてメダルに七つの宝石をはめ込むのだ……と。
アディンはベルトを完成させ、宝石をはめこむ旅に出る。
七部族、突如来訪したアディンに始めは抵抗すれど、アディンの知恵と勇気に感激し、部族の宝、護石を差し出す。
アディンの腰のベルトに六つの宝石が納まりし時、影の軍団と対峙する。
七部族の一つ、トーラ族が他の部族を見捨てたためである。

六部族、かつてのいざこざを時の彼方に捨て去り、アディンの元に集い、協力しながら立ち向かう。
されど多勢に無勢、敗北寸前に追い込まれた。
そこに心変わりしたトーラ族も集結、『デルトラのベルト』が完成し、その絶大な魔力で影の軍団を影の王国へと追い返した。
こうしてアディンはデルトラ初代国王となり、平和の時代を築き上げていった。

しかし影の大王、狡猾にして諦める事を知らず……。


あらすじ

アディンの時代から数百年が過ぎた……。
影の大王の狡猾な策謀でデルトラのベルトは壊され、七つの宝石は七つの魔境へと隠された。
そしてデルトラ最後の王、エンドンは妻子と共にどこかに隠れ住んでいるという……。

主人公・リーフはエンドンの親友だったという父・ジャードから、魔境に隠された宝石を探し出し、デルトラのベルトを復活させるという使命を与えられた。

リーフはデル城の衛兵だったバルダと沈黙の森に住んでいたジャスミンを連れて、デルトラ中を駆け巡る。



登場人物

CV:坂巻亮祐(現:坂巻亮侑)、斉藤壮馬(オーディオブック)
本作の主人公。鍛冶屋ジャードの息子。
16歳だが鍛冶屋の仕事で鍛えられてきたため、力と体力は大人並みにある。
幼い頃から影の大王に支配されたデルの街で憲兵団から逃げ回りながら遊んでいたため足が速く、機転もきく。
16歳の誕生日に父からデルトラのベルトを託され、宝石探しの旅に出る。
ヤンチャな面もあるがとても優しく、正義感も強い。……が、冒険中にその優しさが裏目に出る事もあった。

CV:屋良有作、杉村憲司(オーディオブック)
ジャードとエンドンの乳母だったミンの息子で、元はデル城の衛兵。
宝石探しの旅にリーフを連れて行ってくれというジャードの頼みを渋々受け入れ、乞食に扮してリーフを見守っていた。
デル城の衛兵だった事から戦闘能力は高く、年長者なので冷静沈着に行動する。

CV:高垣彩陽原紗友里(オーディオブック)
本作のヒロイン。16歳。
ぼさぼさの黒髪をしており(アニメでは黒に近い緑)、緑色の瞳をしている。
幼い頃から沈黙の森に住んでおり、7歳の時に両親を憲兵団に連れていかれてから一人で生活をしている。
そのため他人に従うという事が苦手で、思った事はズバッと言う。
木々や動物と会話できるという特技を持ち、また森育ちだけあって身体能力も抜群に高い。
ぶっちゃけ彼女が居なかったらリーフとバルダは一巻で詰んでる。

  • フィリ
CV:池田千草
クリーと同じく沈黙の森でジャスミンと一緒にいた、小さい毛玉のような生き物。

  • クリー
CV:伊東みやこ
沈黙の森でジャスミンと一緒にいた黒いカラス。かなり賢い。

  • ジャード
CV:中村秀利、松本さち(幼少期)
第一巻前半の主人公でリーフの父。鍛冶屋。
元はデル城に住んでおりエンドンとは同じ乳母に育てられた幼なじみにして親友。
即位式にしかベルトを着けないという掟に疑問を抱いたため、プランディンに城を追放された。
そしてそこでデルトラの現状を認識し、城に帰る機会を伺っていた。
エンドンを安全な場所に逃がして以降、宝石の行方を探っていたが、足を怪我したため宝石探しの旅を断念する。

  • アンナ
CV:雪野五月
鍛冶屋クリアンの孫娘でリーフの母。
クリアンに匿われたジャードと店を切り盛りしている内に結婚していた。
リーフが旅立つことを最後まで反対していた。
リーフに姿を隠す魔法のマントをプレゼントした。これはアンナの手作りで特別なもの。


レジスタンス

CV:森田順平
影の大王に対抗するレジスタンスのリーダー。顔に傷がある。
かつて影の大王に捕まっており、怪物ブラールと戦わされたりした。
命からがら逃げだした際、記憶を失ったため本名は自分でも分からない。

CV:斎賀みつき
レジスタンスに参加している少年。
優しい顔立ちをしており幼く見えるが、リーフと同い年かそれ以上。
農場主をしているデル族の父とトーラ族のヤーンという母を持ち、
両親は強盗に襲われ連れていかれてしまったが、トーラで落ち合うという約束を胸にトーラを目指している。


デルトラ王族

  • 夢見のオパール
平原族の少女。
両親は現代でアップルドリンクを作っている果樹園がある場所で、同じく果樹園をやっていた。
二つ名の通り未来を夢で見る力があり、この力は故郷を離れると弱くなる。
ある日夢をオパールは見た。北の地から化け物が竜の地へ攻め込む事、火と鉄の男が宝石をはめたベルトを腰につけ窮地を救う夢を……。
夢を見てからオパールは故郷を離れ、人々に脅威が来ることを説明して回りながら、救世主を探した。
そしてデルの街で鍛冶屋の男と出会った時、自分が見た夢が近い未来ではなく遠い未来である事、救世主は自分がこの鍛冶屋と結ばれることで生まれて来るのだと察する。
その後結婚し、孫やひ孫が生まれるのを確認するたびにホッとしていたという。

  • アディン
夢見のオパールの子孫。
デルで鍛冶屋をしており、ある時、夢でベルトを作り宝石を集めよとお告げがあり、オパールが言い残した予言の事もあって、旅に出た。
剣よりも弓を扱うのが上手い。
初代国王になってから常にベルトを着けており、いつまでも鍛冶屋に住んでいた。
トーラ族の娘と結婚し、5人の子宝に恵まれたという。
アニメではデルトラのベルトが完成した時、デルトラマンとして登場し視聴者を驚かせた。

  • エンドン
CV:松本保典、本田貴子(幼少期)
デルトラ王国最後の国王。
気弱で頼りがいがないが、とても優しい青年だった。
国民からの信頼が地に落ちたためベルトは彼がつけても効力を発揮できないため、どこかに隠れ子供を育てているらしい。

  • シャーン
CV:寺田はるひ
エンドンの妻でトーラ族の女性。
頭がよくお淑やかのようでしっかりした性格で、優柔不断な夫を支える。
自分達に何かあったら、子供に後を継いでもらおうと最初に言いだしたのもシャーン。

  • 王の世継ぎ
デルトラの一番安全な場所で暮らしているという王子。
居場所はジャードが知っているが、安全のためリーフにも伝えていない。
しかし宝石をすべて集めた時、おのずとリーフは王子と会えるとジャードは言う。
王子が生きている限り、ベルトは勝手に壊れたりはしない。


沈黙の森

CV:玄田哲章
ジャリス族の黄金の鎧を身に纏った黄金の騎士。
沈黙の森の闇の中の闇におり、永遠の命を与えるという命の百合を守っている。
アディンがデルトラを統一するずっと以前に兄弟と共に訪れており、命の百合を独占するために兄と弟を殺した。
その目的は永遠の命を得て、七部族の長となる事である。


嘆きの湖

  • マナス
CV:間島淳司
ララド族の青年。
ララディンが影の大王に侵略されるという情報を得て、デルに助けを求めに行ったが、ジニとジッドに捕まり5年間も奴隷にされた。
ようやく脱出できたと思ったら、今度は影の憲兵団に捕まっていた。


ネズミの街

  • ティラ
CV:中島沙樹
チュルナイの街に住んでいる少女。給仕をしている。
パンをこぼしてしまったため、鞭打ち100回の刑にされるところをリーフに助けてもらう。

  • トム
CV:堀内賢雄
嘆きの湖とネズミの街の中間で商売をしている男性。商品はとてもユニーク。
商人として中立の存在で影の憲兵団に商売をする傍ら、レジスタンスも相手にしている。
しかし原作では明言こそしないが内心ではレジスタンス寄りらしく影の憲兵団から得た情報を彼らに伝えており、アニメでは明確にレジスタンス側だった。


うごめく砂

  • マザー・ブライトリー
CV:橘U子
リスメアの宿屋「チャンピオン」の女将。
太った陽気なおばさんで、競技大会の受付をしているため出場者の世話している。
実は影の大王と協力関係にあって……。

  • ネリダ
CV:釘宮理恵
競技大会の出場者の女。
外見は細くか弱いが、その実機敏な動きで翻弄する実力者。
原作ではダイヤモンドを不正な手段で手に入れたため、その魔力で殺されてしまうが、アニメではピンチになったものの生き残った。

  • グロック
CV:立木文彦
小柄で筋肉質の男。
確認された限りジャリス族の唯一の生き残りと目されている。
競技大会に出場した後、憲兵団に捕らえられていたところをジョーカーに助けられ、レジスタンスに加わる。


恐怖の山

  • プリン
CV:間宮くるみ
デルの街で伝説となっているキンの子供。大人たちから「おちびちゃん」と呼ばれる。

  • グラ・ソン
CV:三宅華也
小人族の女性。頭の回転が速いが口が悪い。
誇り高い小人族がゲリックに従う事をよしとせず、リーフに協力する。
アニメでは体格に似合わずかなり立派なものをお持ち。


魔物の洞窟

  • ポリパン
猫背でけむくじゃらの奇妙な生物。
リバー・クイーン号で飼われており、そのせいかボートを漕ぐのが上手い。

  • ナック
CV:雪野五月
盗賊をしている赤毛の女。ジョーカーを恐れている。
トル川沿いの村々を荒らして回るため、その名前は有名。
原作では潮吹き岩の海水に飲み込まれ死んだが、アニメでは生存した。


いましめの谷

  • ゼアン
CV:一城みゆ希
トーラ族の族長している老婆。
王との誓約を破ったため戒めの谷で他のトーラ族と共に彷徨っていた。

  • ファーディープ
CV:谷口節
厳しい顔と長い顎ひげをした長身の老人。
宿屋「チャンピオン」を経営していたメア族で、盗賊に襲われてしまったため戒めの谷に逃げて来た。
谷で生活している内に影の大王に怒りを操られ、ダイヤモンドを守る谷の番人になった。


影の王国

CV:銀河万丈
影の王国を支配している大王。デルトラのベルトでしか対抗できないほど絶大な魔力を持つ。
元々は別の大陸からやって来た邪悪な魔法使いであり、その時はやって来た場所がトーラ領だったため、大王の邪悪さを感じ取ったトーラ族によって北の地に追放されてしまった。
そこで王国を建国し力を溜めつつ、アクババを品種改良し恐ろしい怪物に仕立て上げた。
デルトラのベルトをもってしても追放するしか出来ず、いまだに虎視眈々とデルトラの地を狙う。
物語では何世代もかけた策謀でベルトを解体させることに成功。まさしく「狡猾にして諦める事を知らず」である。

  • ファロー
CV:江原正士
影の大王の右腕。
影の王国に制圧された後のデルトラの実効支配を任されており、普段はデル城から影の憲兵団に指示を飛ばしている。
冷徹な野心家で計算高いが、どうにも中間管理職臭が拭えない苦労人。
正体は「オル」という変身能力を持つ魔物。

CV:藤田淑子
影の大王と手を組んでいる邪悪な魔女。怪物そのものの姿をした13人の子供がいる。
デルトラ北東部を支配下に置いており、ドールの街を破壊して嘆きの湖に作り替えたり、ララド族に喋れなくする呪いをかけるなどの悪行を働いている。
原作では第二巻で退場するが、アニメではその後もたびたび復活してはリーフ達に挑戦する。

  • オーカス
CV:神谷浩史
アニメオリジナルキャラ。
テーガン亡き後にリーフ一行の抹殺を勅命された魔導士。
炎を操る魔法を得意とし、相手の目の前で大事な人や物を燃やしながら「よーく見てるんだよ…」と囁くのが趣味の変態外道。

  • 影の憲兵団
CV:太田哲治、稲田徹、近藤孝行、逢坂力
影の王国の軍隊であり、デルトラ制圧後は文字通り「憲兵」として国民を弾圧している。
人間のような姿をしているがれっきとした魔物であり、影の王国領内にある工場で製造され、常に10人一組の小隊を組んで任務に当たる。
武器として剣や刺股の他、毒液を充填した手榴弾「火ぶくれ弾」、物語後半では高熱の火花を散らす警棒「火花棒」を装備。
本作におけるいわゆる「雑魚戦闘員」だが、武装が充実している上に数も多いので、リーフ達は彼らとの交戦を避けて動く事が多い。

用語

オパールとアディンが夢に見て、アディンが作った絹のように薄いベルト。
七部族が持つダイヤモンド、エメラルド、ラピスラズリ、トパーズ、オパール、ルビー、アメジストをはめ込む事で力を発揮する。
宝石は上記の順番ではめなくてはならず、デルトラとは宝石の頭文字をとった『DELTORA』が由来。
この順番はアディンが部族を説得した順番であり、ベルトが完成した時名付けの呪文が発動し、この形が意味のあるものに変化した。
このベルトはアディンの直系子孫が身に付けないと真価を発揮できず(無関係な人物では、個々の宝石の力しか使えない)、国民の信頼がないと力は発揮できない。
アディンの直系が死に絶える時、ベルトは自然にバラバラになる。

  • ララド族
嘆きの湖の手前、ララディンに住む部族。ルビーが護石。
小柄で肌は青灰色、目は黒く、頭のてっぺんに一房の赤毛が逆立っている。
部族全員たいへんな働き者であり、優秀な大工。デル城も彼らが作った。

  • 小人族(アニメではグノメ族)
恐怖の山に住んでいる小柄な人々。宝石はエメラルド。
肌は青白く、目が落ちくぼんでいて血は緑色である。
小柄だが戦巧者で、特に罠や弓矢の扱いに長ける。罠に嵌った侵入者が苦しむ様を見て愉しむ残酷な一面もあるが、基本的には堅実で忠誠心が強い。
元々は影の憲兵団との戦いのための助っ人としてゲリックを招き入れたが、奴は大王の手下だったうえに支配されてしまう。

  • メア族
リスメアの街を中心に、はばひろ川の上流一帯に住んでいる。
かなりゲームが好きな部族のようだ。宝石はラピスラズリ。

  • トーラ族
デルトラ王国の西側にあるトーラの街に住んでいる。宝石はアメジスト。
髪は黒長で背が高く、顔は面長で優しげである。そしてデルトラ最高の魔力を体に有す。
トーラ族が一致団結した際の魔力は影の大王も迂闊に手が出せないほどであり、アディンの時代もリーフの時代もトーラの街は傷一つない。
そのためアディンの時のトーラ族は自分達さえ無事なら他の部族はどうでもいいという考えであり、最後まで協力を拒んでいた。
この時の出来事を反省したトーラ族はアディンとその子孫に永遠の忠誠を誓っていたが、リーフの時代にはその誓いを破ってしまい街を追放された。

  • ジャリス族
戒めの谷付近に住んでいた部族。部族の宝石はダイヤモンド。
気性が激しく優秀な戦士の集まりであり、影の大王の侵略の際に最後まで抵抗した。
そのせいで女子供まで皆殺しにされてしまい、確認できる範囲ではグロックしか生き残りはいない。

  • 平原族
ネズミの街の傍の平原にすんでいた部族。宝石はオパール。
夢見のオパールの予知や蜂を自在に操る果樹園の老婆といった特異な力を持った人間が偶に現れる。

  • デル族
デルの街一帯に住んでいる部族。宝石はトパーズ。
アディンを始めとした王族、リーフ・バルダ・ジャスミンもデル族である。

  • キン
恐怖の山とその近辺に住む人語を解する動物。
腹に袋を持つ有袋類でありながら大きな翼を持ち、悠然と空を飛ぶことが出来る。
ゲリックの後ろ盾を得た小人族に狩られて数が激減し、デルの街では絶滅したものと思われていた。

以下ネタバレのため注意!!













  • エンドン
CV:中村秀利
実はデルの街で鍛冶屋ジャードと名乗っていたリーフの父こそエンドン国王その人だった。
影の大王の侵略での混乱でデルの街は人の入れ替わりが激しく、ジャードの事を知る人はいなくなった。
ジャードとエンドンはそれを利用し、ジャードは替え玉としてトーラへ向かいエンドンはデルの街で情報を集めていた。
影の大王との戦いで致命傷を負い、デルトラの王として覚醒したリーフにデルトラの未来を託し、この世を去った。

  • シャーン
CV:雪野五月
リーフの母でデルの街ではアンナと名乗っていた。
魔法のマントはシャーンがトーラ出身だったからこそ。
エンドンに何かあった時子供に任せばいいと最初に言った人物ではあるが、リーフが旅立つのを拒んでいたのもシャーンである。
16年の歳月はシャーンを妻から母に変えるのは十分な時間だったのだろう。

  • ジャード
CV:森田順平
記憶喪失のジョーカーの正体こそ真のジャードだった。
国王夫妻の替え玉としてトーラに向かったが、トーラは国王を裏切ったため、仕方なく沈黙の森に住んでいた。
そこで憲兵団に影の王国に連れていかれ記憶を失ってしまう。

  • アンナ
CV:幸田夏穂
ジャードの妻でジャスミンの母親。
ジャードと一緒に沈黙の森に移り住み、ジャスミンを産んで幸せに暮らしていたが、影の憲兵団に連行されてしまう。
その後影の王国で命を落としてしまうが、トパーズの力でジャスミンと再会した。





デルトラを取り戻すためのこの戦いは、最後まで一筋縄ではいかない事だらけだった。

だが、私は昔からそんな物語が大好きだったよ……何故ならそういう物語には幸福な結末が付き物だからだ。

私達の……この……物語のように……。


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最終更新:2024年02月09日 21:19