ロード(FE)

登録日:2012/01/26(木) 01:45:49
更新日:2024/02/05 Mon 13:16:04
所要時間:約 15 分で読めます




ロードとは、ゲーム『ファイアーエムブレム』シリーズに登場するクラス(兵種)のひとつ。
一軍を率いる「盟主」にあたる。

目次

【ロード】

基本的に主人公が属する専用クラス。倒れるとゲームオーバーになるので雑な運用ができない。
また、主人公が非王族キャラの場合は他のメイン級格の王族キャラがロード職に就いている作品も少なくは無い。
他、作品によっては敵側の大ボスがロードの名がつくクラスに就いているケースもある。

成長率のバランスが良く、敵軍の主力としてよく登場する騎兵アーマー特効を持つ専用武器を持つ事が多い。
基本的に全ての章で強制出撃。縛りプレイでもない限りは育てないと厳しい戦いとなる。

基本的には剣歩兵であるが、シリーズが進むにつれて槍、斧、弓をメインとしたロード、馬や飛竜、天馬に騎乗したロード、アーマー系のロードなども登場している。
マムクート系のロードは漫画作品初出だが、後に『if』『エンゲージ』で登場。


【主な特徴】

  • 強制出撃
軍を指揮する主人公だけあって、全ての章で強制出撃。
倒されて死亡したらゲームオーバーなので、倒されないようある程度は鍛えておきたい。

  • 制圧
クリア条件が制圧のマップでは、原則として主人公がボスの陣取っていた地点に赴いて「制圧」を行う事になる。
『覚醒』からは主人公以外でもできるようになった。

  • 輸送隊
輸送隊が同行している設定で、本人及び隣接する仲間がアイテムの出し入れをできることも多い。
ちなみに歴代の作品で独立したユニットとして存在するのはマリナスのみ。

  • 強力な専用武器
騎馬・アーマーに特効効果を持つレイピアやラスボスに有効な装備など、殆どの場合で主人公専用武器が用意されている。
大抵は専用武器の特効でラスボスを倒すことになるため、その意味でも主人公を鍛えさせることになる。

【短所】

  • ヘタレやすい
王子様系ロード共通の悩み。
大抵はレベル1から鍛える事になるので、とにかく成長がブレる。
特にバランスタイプのロードは平均的というか成長確率が中途半端なせいでヘタれる可能性が高く、最も重要な力・速さ・守備がヘタれると目も当てられない。

  • クラスチェンジが任意でできない
主人公のクラスチェンジ(以下CC)が存在する場合、それはイベントで行われる事が多い。
そのためレベル上限に達してもCCできず、中盤では周りが次々とCCするなかひとまわり低いレベルで戦う事になる。
一部作品ではレベル上限が優遇されていたり、任意にCC可能だったり、『覚醒』のクロム以降は転職できたりとこのデメリットはかなり緩和された。

  • 攻撃の幅が狭い
多くのロードは剣を使う関係上間接攻撃の手段が乏しく、数が多い槍使いとの戦闘も苦手とする。
クラスチェンジによる武器追加や専用武器で克服することもあるが、序盤は厳しい。

【各作品のロード】


上記の通りFEではロード≒主人公なため、該当しない作品に関しては主人公、マイユニットについて述べる。
また、主人公以外にロード職に就いているキャラについても記載する。

暗黒竜と光の剣&紋章の謎(リメイク版含む)

アリティア王国の王子。ご存知初代主人公。
バランス良い能力値・成長率だがリメイク前はCCがなくレベルアップ回数が20回未満。その為、終盤は少し頼りない。
宝箱を開けたり村訪問するのが主なお仕事で、SFC版からは輸送隊長という新しい役目を得た。
新暗黒竜・紋章の謎ではレベル上限が30まで引き上げられ、戦闘・育成面でも扱いやすくなった。
というか新紋章の高難易度では鍛えないと九割詰む。


外伝&Echoes

クラスとしてのロードはないが、専用クラスと専用装備*1をもった2人の主人公が登場する。
両者とも平民として登場するが、後に王族としての出自が明らかとなる。

主人公。クラスは戦士で、CC後は勇者。本作では戦士、勇者ともにアルムの専用職であり剣歩兵となっている。
元々高い初期値に成長率も良く魔防が低めという短所がある程度で強力なユニット。専用武器もおうけのつるぎ・ファルシオンと高性能かつ充実。
むしろ序盤は他よりも彼が強いので他ユニットに経験値が行き渡るよう配慮しなければならない場合も。
クラスチェンジすると射程2-3に対して弓も使えるようになり、弓武器と併用すると最大射程5の間接攻撃も可能になるなど更に強力なユニットとなる。
EchoesではDLC『大いなる覇王の祭壇』を使うと『オーバーロード』へクラスチェンジが可能。

もう一人の主人公。クラスは神官で、CC後はプリンセス。使用武器は剣と魔法。
アルム同様初期値と成長率は良く、女性ユニットとしては守備面もそこそこ伸びるが魔法防御の方はやや伸びにくい。
魔法も使用可能なため物理攻撃、魔法攻撃に回復もこなせる万能ユニット。
Echoesではプリンセスに能力ボーナスがつき専用武器が登場したほか、DLC『気高き女王の祭壇』を使うと『メイヴ』へクラスチェンジが可能。

聖戦の系譜

上級職はロードナイト。レベルさえ満たせば任意でCC可能。
主人公親子専用の神器ティルフィングは技・速さ・魔防に大きな補正がかかり強力。

第1部の主人公。初めから上級職のロードナイトで初期値が非常に高く、指揮能力も☆2のため文句なしに強い。
役割的にはお助けパラディンに近いが成長率も主人公なので問題なし。迅速な制圧は勿論、武器の撃破数稼ぎでも活躍する。

第2部の主人公。クラスはジュニアロード→ロードナイト。
バルドの血とヘイム傍系の血を継いでおり、非常に成長率が高く強い。
また、指揮能力も父親を超える☆3である。
上限がやや低い点は指揮官補正による命中・回避補正やリング系でカバーできる。

トラキア776

クラスはロード→プリンス。イベントCC型。

レンスターの王子。
疲労度システムがあるトラキアで、唯一その影響を受けることなく24時間戦える葉っぱ。
離脱マップでは理想の上司としてしんがりを務める。

封印の剣

クラスはロード→マスターロード。イベントCC型かつ21章(外伝)クリア後とかなり終盤。

フェレ候エリウッドの息子。リキア同盟軍を率いて戦う。
成長率はバランス型。ヘタれても専用武器の「封印の剣」がとても強力なのでなんとかなる。


ファイアーエムブレム 覇者の剣

封印の剣のアナザーストーリーとして展開された漫画作品。

世界を回る旅に出た中で争いの運命に立ち向かうことになった少年。その出自には大きな秘密がある。
単行本で確認できるクラスは???(ロードだと思われる)→ドラゴンロード。
ifに先駆けて登場したマムクート系のロード。
戦後は爵位を得て、立場的にも正式なロードとなった。


烈火の剣

ロードが3人も登場する珍しい作品。
3人ともイベントで手に入る「天の刻印」でCCし、リンは無条件で任意にCC出来るが残り2名は各々を主人公にしたモードにすると自動CCになる。

物語序盤のリン編の主人公、クラスはロード→ブレイドロード。
サカ地方ロルカ族の族長の娘だが、キアラン公爵ハウゼンの孫である事が判明し、キアラン領主の後継者を巡る内乱に巻き込まれていく事になる。
剣士系の成長率で、速さが非常に高い。
ブレイドロードへのCC後は弓が扱えるようになるが、ソードキラーの特効を受けるようになる点に注意。

フェレ候公子、クラスはロード→ロードナイト。
成長率はバランスが良く、悪くはない。
ただ低初期値とバランス成長が相まってヘタれやすい、低い上限値と残念な専用武器
ロードナイトへのCC後は騎乗し槍が扱えるようになる…が、ほぼ劣化パラディン
他のロード2人が特化型で非常に強力な事からネタにされる事が多い不憫な男だが、FE主人公の肉親としては珍しく早死していない。

オスティア候ウーゼルの弟でエリウッドの親友、クラスはロード→グレートロード。
2周目以降限定の専用ルートが存在する。
初のアーマー系、斧使い、イケイケ気質と今までのFEの主人公観をぶち壊した男(アルムがよく無双したり弓も使うことから厳密には初めてではないが)。
HP・力・守備が非常に高く、速さもそこそこ伸びるため非常に強力。育てば烈火屈指の強力なユニットになる。
グレートロードへのCC後には剣が使えるようになるが、アーマー特効を受けるようになる点に注意。
その圧倒的強さ・性格が非常に好評だったため、以降しばらくはヘクトルのようなイケイケ気質の主人公が主流となる。


聖魔の光石

主人公は双子の兄弟で、8章クリア後にどちらを主人公にするか選べる。16章クリア後に入手できる「太陽(月)の腕輪」を任意のタイミングで使うことでCCできる。
両者ともクラスはロード→ロードナイトだが使用武器やステータス上限は異なる。
マスターロードにCC後は騎乗する。

ルネス王国の王女。物語序盤とエイリーク編の主人公で使用武器は剣。
初期値こそ貧弱だが成長率は速さを中心にバランス良く高い上、上限値がソードマスターの上位互換のため育ち切れば強力。

ルネス王国の王子。シリーズ初の槍専門ロード。ソルジャー扱いされることも。
戦い好きなイケイケ気質の持ち主で、高い初期値とヘクトル以上の成長率を誇る強力なユニットで非常に頼りになる。
ただし上限値は剣が使えずに魔防も下がった劣化エリウッド状態。特に速さの上限値が24と低いので極限まで育てるやり込みプレイにおいては少し不憫。
エリウッドと違い専用武器が強いのが救いか。


蒼炎の軌跡

傭兵も参照。
王家の血などは引いていない、シリーズ初の平民主人公。グレイル傭兵団団長の息子。
初期クラスはレンジャー、物語途中でクリミア王女エリンシアから爵位を貰いロードとなる。
イケイケ気質主人公らしい高い成長率と、それぞれHP吸収→防御無視の連続攻撃を行う強烈な奥義「天空」、直間両用&回数無限の専用武器「ラグネル」によりシリーズ最強の主人公だと言われる。


暁の女神

ロードは登場しない。

第1部の主人公。暁の団の一員。
クラスは光魔道士〈ライトマージ〉→光の賢者〈ライトセイジ〉→巫女〈シャーマン〉。
光魔法と他人の傷を引き受ける「癒しの手」を使う。
主人公だけあって成長率は非常に高いが、そのほとんどが魔力・魔防・幸運に偏っておりその他の能力は低く、脆い。

第2部の主人公。クリミア王国の女王。
クラスは王女〈クィーン〉で、剣と杖を扱う。シリーズ初のペガサスに騎乗するロード。
第2部唯一の回復役で、東へ西へと忙しく駆け回る。
専用武器アミーテは回数無限・2回攻撃と極めて優秀。

  • アイク
第3部の主人公。
クラスは勇者〈ブレイブ〉→神将〈ヴァンガード〉。爵位を返上したためロードではなくなった。
天空の発動率と魔防が大きく下がったが、高い初期値により依然として強力なユニット。


覚醒

イーリス王国の王子。
専用武器の「封剣ファルシオン」はなんと初期装備で使用回数無限、さらに終盤に傷薬効果を併せ持つ「神剣ファルシオン」にパワーアップする。CC後は封印の盾を身につけるが、残念ながら鍵を開けられるようにはならない。
専用のクラスはロード→マスターロードだがソシアルナイト系アーチャー系に就くこともでき、シリーズ初の汎用職にCCできる主人公である。

ロードではないが専用の兵種「戦術師」を持つ、もう1人の主人公。こちらも倒されてはならない。
一部の専用クラスを除くすべての兵種になる事が可能。上位の専用兵種は「神軍師」。

仮面をつけ、この世に一振りしかないはずのファルシオンを振るう謎の人物。
伝説に語り継がれている英雄王マルスを名乗っているが、果たして…

  • マルス
クラスはマルス専用クラスの「スターロード」。
アリティアの王子。他の過去作キャラと同様、魔符(配信キャラ)という形でゲスト出演。
3種類の魔符が存在し、それぞれ立ち絵が違うほか名称も「マルス」「マルス王子」「マルス王」と異なる。
マルスは正直微妙だが、マルス王子は後衛向きのスキルが豊富で、マルス王は前衛向きの「王の器」を持つ。
勿論全員ファルシオンも装備できる。

覇道を突き進むヴァルム帝国の皇帝。
クラスはグレートナイトに近い専用職「オーバーロード」だが、スキル「覇王」により特効を受けない。
ファルシオンは装備できないが、専用武器として強力な投斧「ヴォルフベルグ」を持つ。


if


白夜王国に生まれ、暗夜王国で育った王子/王女。
シリーズ初のマイユニット主人公で、プレイ開始時に得意能力と職資質を選べる。
初期クラスはダークプリンス/ダークプリンセス。
神祖竜の特徴が色濃く受け継いでいるため竜石を扱え魔力が伸びるが、竜特効を受けてしまう。
どのルートに進んだかで上級職が変化し、白夜王国に味方した場合は力に特化し杖を扱えるようになる白の血族、暗夜王国の場合は魔力魔防速さが伸び魔道書が扱えるようになるダークブラッドにクラスチェンジする。第3のルートの場合はCC先を後から選択可能。

白夜王国と対をなす暗夜王国の国王。
登場するシナリオや場面によってクラス・能力・立ち位置が大きく異なるのが特徴。
暗夜編の前半戦では「ダークロード」として登場し、基本性能が高い上に射程が3まで届く強力な斧「ベルヴェルク」を扱う。

今作では大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uにファイターとして参戦しているキャラがゲスト出演。
amiiboマルス・アイク・ルキナ・ルフレを読み込み彼らから課せられる試練をクリアすると、仲間になる。
更にDLCでamiiboユニット専用クラスの「スターロード」「神将」「マスターロード」「神軍師」にCCできるアイテムが手に入る。


♯FE

ロードのミラージュであるクロムと、そのミラージュマスター。
3人パーティ、かつアトラスお約束の相性ゲーなのに強制出撃で控えと交代不可という、スーパーマリオRPGのマリオのような縛りがある。


FEH

このゲームはそもそも兵種の概念が変わっているので、立ち位置的に該当しそうな人物について記す。

アスク王国の王子。初期加入キャラ。
専用★5武器は剣の「フォルクヴァング」
本人のパワータイプなステータスに加えてHP半分で攻撃力アップに加えてスキル「鬼神の一撃」とワンパンに全てを賭けたピーキーな性能。
それゆえに使い勝手が悪くディスられがち。しかし武器錬成の獲得などでさらに尖鋭化されたことによって再評価の向きも。
TCGサイファではカードに兵種名の項目があるため、彼は晴れてロードということにされている。

アスク王国の王女。初期加入キャラ。
専用武器は槍の「フェンサリル」
周囲の敵の攻撃を下げる効果があり、スキルに2種類のバフを持つため、初期にはお世話になったプレイヤーも多い。
しかし、良くも悪くもバランス型な性能なので段々と立場は厳しくなっている。
サイファでの兵種はプリンセス。

ニフル王国の王女。
第2部より登場。シャロン同様槍使い。
専用武器「レイプト」は遠距離反撃可能。
これだけでも充分強いが、専用スキル「氷の聖鏡」で敵の2距離攻撃を軽減後攻撃に加算できる。
こちらもサイファではプリンセス。

なお、オールスターゲーなので、もちろん原作のロード達も揃って参戦している。


FE無双

  • シオン
アイトリス国の王子。リアンの双子の弟。
傷薬の回復効果を周囲の仲間にも適用させるスキル「よく効く薬」を最初に手に入れる。
主人公らしく平均的かつそつのない能力の伸び。ちなみにFE無双は成長固定のためヘタれるという概念はない。

  • リアン
アイトリス国の王女。シオンの双子の姉。
シオンに比べて魔力・魔防が伸びやすいが、アクションも含めて使い勝手にほとんど差はない。
こちらは杖で自分も回復できるスキル「ご奉仕の喜び」持ち。

この双子の専用武器「エリクシアン」「シルベリオン」はどちらも魔物特効があり、唯一入れ替えて装備することが出来る。
出撃制限があるマップで、片方だけ「物理魔法反転」をつけている場合でも安心な仕様。

  • ダリオス
アイトリスの隣国グストン王国の王子。
城を追われたシオンとリアンに同行し、行く先々で協力してくれるが…?


風花雪月

この作品ではロードはクラスチェンジ先の一つであり、初めからロードのプレイアブルキャラクターは存在しない。

ロードは通例通り剣を得意とし、剣術と指揮技能を条件とする中級職。
それぞれ将来国を統べる立場である級長3人のみがクラスチェンジできる。
しかし彼らは全員剣以外の武器をメインとしているため、わざわざ剣術を磨いてクラスチェンジする必要がある。
といっても剣術自体は3人とも得意でありCCの要求レベルも低いため多少の育成で済むが。

要求技能は剣D+指揮C。兵種スキルは「カリスマ」*2。兵種マスター時にスキル「魔防+2」と戦技「手加減」を取得する。

それに加えて、第2部になるとそれぞれの専用ロードを引っさげた状態で登場し、さらにその上位にあたる専用兵種へのクラスチェンジも可能となる。
専用ロードとその上位職の兵種スキルは「カリスマ」及び各級長の得意武器に対応した「○○の達人」*3、クロードのみ飛兵のため「再移動」のスキルも持つ。
兵種マスター時に専用ロードはスキル「威風堂々」*4、上位職では各級長の専用戦技を取得する。
これらのクラスは条件がストーリー進行限定だが、逆に言えばストーリーが進むと自動でCCするため、あえて一切育てずに第2部を迎えることで専用ロードの高い基準値補正からレベル上げをスタートするテクニックも存在する*5

主人公だが、貴族ではないためロードにはならない。
当初は専用兵種を一切持たないが、後に何かが何かして剣、格闘、白魔法、指揮を得意とするニルヴァーナにクラスチェンジする。
ニルヴァーナの兵種スキルは「剣の達人」「地形耐性」。兵種マスター時にスキル「聖なる力」*6を取得する。
「無双 風花雪月」では初期職として新たにクロームハートというクラスに就いた。
区分は中級職でニルヴァーナ同様に魔法も使える剣士。

アドラステア帝国の皇女。
専用兵種はアーマーロード、上位はカイゼリンでマスター時に専用戦技「閃花」を取得。
斧+重装というヘクトル的なロードとなる。

ファーガス神聖王国の王子。
専用兵種はハイロード、上位はマスターロードでマスター時に専用戦技「幻月」を取得。
槍歩兵であり、名前的にもこの中では一番正統派なロード。

レスター諸侯同盟の次期盟主。
専用兵種はドラゴンロード、上位はバルバロッサでマスター時に専用戦技「風神」を取得。
『覇者の剣』のアルと同じクラス名だが兵種内容に共通点はなく、こちらは弓+竜騎士という全く新しいユニットとなっている。弓が優れた射程を持つうえに再移動システムもある本作では恐るべき利便性を発揮する。

  • ジュディット
同盟に属するダフネル家の当主で、「ダフネルの烈女」の異名を持つ女傑。
ルートによって味方NPCや敵将として戦場に出てくるのだがその際の兵種がロード、しかも王道のレイピア持ち。

  • シェズ
「無双 風花雪月」での主人公で傭兵。こちらも平民であるためロードには就かないが専用兵種持ち。
専用兵種は中級職のフリューゲルと最上級職のアスラ。
フリューゲルは不思議な力を有する二刀流の傭兵であり、魔法も使用可能。
アスラは不思議な力をより使いこなした上位職。


エンゲージ

プレイアブルユニットでは主人公及び4カ国の王族きょうだいの合計9人がロード系の専用クラス持ち。
共通する仕様として「国ごとに異なる名称の下級職(ただし名前が同じだけで性能は全く別物)」&「個人ごとに異なる名称の上級職」という組み合わせ。

主人公。1000年の眠りから覚めた神竜であるマムクート系ロード。
無口系のベレトス先生、イケイケ気質のシェズから一転して、伝統的な礼儀正しい性格の王子様・お姫様系ロード。
専用兵種は「神竜ノ子」→「神竜ノ王」。
伝統的なロード職に則り剣歩兵職で、上級職になると体術も使用可能。本作の鍵となる「紋章士の指輪」に関して大幅な優遇を受ける竜族スタイルを持つ。
また、専用武器も最序盤で入手可能であり、そちらもエンゲージ関連で有利な効果を持つため、本作の目玉であるエンゲージステムを特に生かしやすいユニットという個性を持つ。
なお、神竜族であるため専用兵種以外にCCしても竜属性は保持し続ける。竜属性に限らず本作ではモブ敵も頻繁に特効武器を所持しているので要注意。
個人成長の傾向は前衛に必要な能力がバランス良く伸びるタイプ。

  • アルフレッド
フィレネ王国の王子。正統派な王子様風の外見に蛮族並のパワー思考を持つ青年。
本作では一番最初に仲間になるロード系キャラでシナリオ内でも度々登場するメインキャラ。
専用兵種は「ノーブル」→「アヴニール」。槍を主武器とする騎兵系ロード。
HP、守備、幸運といった壁役向けの能力伸びやすく、騎兵なので移動力も高いと、将来性は高い。
とはいえ、バランス型成長の宿命かへたれる時はへたれて二軍落ちになるケースもままあり、プレイヤーによっては一軍エースの強キャラだったり、二軍落ちの弱キャラだったりと大きく印象が異なる模様。
特に速さについては個人の成長率が40%*7と高いものの、初期値が6と低めであることから、そこが伸びるか伸びないかで、強さ・使い勝手がかなり変わってくる。
成長にランダム要素を持つが故にプレイヤーごとの印象が大きく変わる、ある意味ではFEらしいキャラと言えるかもしれない。

フィレネ王国の王女でアルフレッドの妹。紅茶と花を愛する心優しい性格。
可憐な容姿だが意外と毒舌で、民の平和を守るためには自らの手を汚すことも厭わない芯の強さを持つ。
専用兵種は「ノーブル」→「フロラージュ」で剣と魔法を武器とする魔法剣士。上級職になると杖も使用可能となる。
剣と魔法を両方扱うため力も魔力も伸び、HP成長率こそやや低めだが速さ・守備・魔防も十分伸び、特に運の成長率は全キャラトップの50%とかなり優秀な個人成長力を持つ。実は魔力より力の方が成長率が高い。
フロラージュのクラススキル「華炎」は、技%で力or魔力の半分をダメージに加算する効果であり、剣でも魔法でも攻撃面の成長が無駄にならない。
体格こそ低いがかなり素早いため回避や追撃に優れており、地形効果の回避率を無効化する魔道スタイルのため魔法を使ったシーフ狩りもできる。
両刀型であるが、他の魔法職がいまいち頼りないため序盤の魔法アタッカーとして頼りになるキャラであり、後半にアイビーら優秀な魔法職が加入した後も剣による近接戦や魔法武器の使用、戦闘スタイルの違いによりベレト装備時に強力なテュルソスの杖が使用できるなど差別化も可能。また、幸運の上限値は50を超えるため、ベレトの「天刻の拍動+」を継承させると全ての攻撃が必ず命中するようになる。

  • ディアマンド
軍事国家ブロディア王国の第一王子。威風堂々とした人格者。
専用兵種は「ロード」→「スュクセサール」。下級職時代は剣のみ扱えるが、上級職は剣+斧という構成で、伝統的な剣歩兵ロードというよりも傭兵・勇者職に近い。
全体的に能力が高く、特にHPと体格の伸びが良い本作におけるオグマ的ポジションなキャラクター。
速さの成長率も高めで体格も良いため、重たい武器でも十二分扱えるのが強み。
欠点は技の個人成長率が全キャラ最下位な点。特に専用兵種「スュクセサール」は技%で自身のHPを敵に与えたダメージの半分の数値分回復する強力スキル「太陽」を持ちながら、ディアマンド自身の技成長率の低さ&スュクセサールの技上限が22と低いのが印象的。そのためついたあだ名が「技22」。
低めな技は命中率を上げる個人スキルで補っているが、そちらも敵の命中率も上げるデメリット付きスキルで攻撃タイミングや紋章士からのスキル継承を考慮にいれる必要がある、意外と癖のあるユニット。

  • スタルーク
ブロディア王国の第二王子でディアマンドの弟。
優秀な兄との差から自己評価が極めて低く、常に自虐的でネガティブだが、社交性自体はある。
専用兵種は「ロード」→「ティラユール」で弓専門の歩兵。クロードに次ぐ弓ロードで、技や速さが伸びるオーソドックスな弓兵タイプ。
先に仲間になる弓兵のエーティエと比べると力がヘタレやすい上*8に初期値も11と低いのが気になるが、ティラユールではお馴染みの強スキル「月光」を習得できるので、手数とスキルで押すのがメインになる。
兄とは逆に、こちらは足りない力をドーピングや紋章士で補う必要がある。

  • アイビー
魔道を重んじるイルシオン王国の第一王女。真面目で物静かな女性。
専用兵種は「テイマー」→「リンドブルム」でドラゴンに騎乗する飛行魔法職。歴代初の飛行+魔法ロード。
飛行職故の機動力に加えて、魔力・速さ・魔防の伸びといった魔法アタッカーに必要な能力が伸び、更に体格も成長力があるため高位魔道書も使いこなせる、極めて優秀な魔法職キャラ。杖も使用可能なのでサポートもある程度可能。
更に魔法職ながらHPと守備も伸びる方なので、ある程度の受けも可能だが…。ドラゴンに騎乗する関係で飛行・竜特効を受けてしまうことだが、魔防やHPが高いため飛行特効の風魔法であればさほど怖くは無いのもポイント…と言いたいところだが…。
また、意外にも力の個人成長率は女剣士等スピード型前衛キャラと同程度あるため、カムイ、ベレトら魔法職と相性がいい紋章士の持つ物理型エンゲージ武器もある程度は使いこなせる。
欠点はディアマンドと同様に専用職の技の上限が低いこと。こちらはの上限値は23。また、薄幸そうな雰囲気に違わず幸運が全キャラ中最低であり、必殺事故のリスクが付きまとうため、実際の耐久力はそこまで高くない。
必殺事故を防ぐにはエイリークから必避+30を継承、命中を安定させるにはルキナから技+5などを継承したいところ…だが、スキル継承枠は2枠しか存在しないため、どちらか1個に絞った方が使いやすい。

  • オルテンシア
イルシオン王国の第二王女でアイビーの異母妹。オシャレや可愛いものが大好きな若年の少女。
専用兵種は「テイマー」→「スレイプニル」。アイビーとは異なりペガサスに騎乗する、エリンシア以来のペガサス系ロード職。
個人スキルは回復杖の射程+1、専用クラスのスレイプニルのスキル「大樹」は技%で杖の使用回数を減らさずに使用可能と、どちらも杖に特化したスキルを持つ、機動力のあるサポート要員。

  • ミスティラ
砂漠の商業国ソルム王国の王女で次期女王。褐色肌をした陽気な女性。
専用兵種は「ヴィジランテ」→「ピッチフォーク」で槍専門の歩兵職
エフラム、ディミトリに次ぐ槍歩兵のソルジャー系ロード。
彼らに比べると力と体格に若干難はあるものの、代わりに守備が高めで敵の必殺率を下げる個人スキルを持つため前線での性能は高い。専用スキルでは高い守備を力の代わりに攻撃力として参照するため、スキルが発動した時の火力は凄まじい。

  • フォガート
ソルム王国の王子であり、ミスティラの弟。ナンパ気質のチャラ男系ロード。
専用兵種は「ヴィジランテ」→「クピードー」。弓を武器とする騎兵であり、本作の弓ロード枠その2。
速さが伸びやすく力はやや伸び悩むが、代わりに魔力が比較的よく伸びる。
これが何を意味するかと言うと、本作最強の魔法武器である光の弓に高い適正を持つということ。
一方、スキルは同じ敵と続けて戦うと敵の必殺率ダウンと、戦闘中に敵からダメージを受けた時にその戦闘中限定で攻撃力増加と、受けの苦手な彼とは若干相性が悪いのがネック。

亡国グラドロンの王女であり、邪竜ソンブルの娘。本作の事実上のヒロイン。
専用兵種は「邪竜ノ娘」で、魔道と短剣を使う兵種。DLCを導入していない場合、リュール以外で唯一の「竜族」スタイルでもある。
専用武器は必殺率が高い闇魔法の「オヴスキュリテ」と、唯一の魔法短剣である「ミセリコルデ」。
本人の成長率は控えめだが、個人スキルによる隣接する味方のダメージカットや紋章士カムイやベレトによるサポート、強化したオヴスキュリテ+紋章士セネリオによる必殺陽光地雷など、持てる役割は多い。

  • ルミエル
リュールの母親で1000年前に邪竜との戦争に勝利してエレオス大陸を平和に導いた神竜王。
クラスは「神竜ノ王」でリュールの上級職と同じ。作中では基本的には剣を装備しており、体術もサブ武器として所持している。
第2章のボスで、眠りから目覚めたばかりのリュールの勘を取り戻すため、彼女と戦闘訓練を行うという内容。
その際、シグルドの指輪を装備しており、お助けパラディンであるヴァンドレを騎馬特効のナイトキラーで瀕死に追い込むという、本作の厳しさを実感させてくれる素敵なママン。


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最終更新:2024年02月05日 13:16

*1 セリカにはEchoesで追加

*2 隣接する味方の戦闘時に味方が敵に与えるダメージを+3する効果

*3 対応する武器を装備時に攻撃力+5

*4 幸運+4、魅力+4の効果

*5 ただしエーデルガルト以外は第2部開始と同時に少数の強制出撃もあるため、そこでの難易度は大きく上がる。

*6 隣接する味方の戦闘時に味方が敵に与えるダメージを+3、敵から受けるダメージを-3する効果

*7 兵種成長率を合計した場合、ノーブルで45%、アヴニールで50%

*8 個人成長率30%+兵種成長率10%で40%しかないため、ヘタレる時はとことんヘタレる。