スターオーシャン:アナムネシス

登録日:2017/07/27(木) 21:24:47
更新日:2024/02/21 Wed 23:39:45
所要時間:約 14 分で読めます




『スターオーシャン:アナムネシス』とは、ゲーム『スターオーシャン』シリーズを原作とした、スマートフォン専用ソーシャル型RPGである。
略称は「SOA」「アナムネシス」。「アナムネシス」という響きがなんかエロいとよく言われる。

2016年11月に配信開始し、2021年6月24日にソーシャルゲームとしてはサービス終了した。
現在は、メインストーリー閲覧や3Dキャラクターの鑑賞モードのみ搭載したオフライン版が配信されている。必要容量は2GBほど。

概要


ゲーム開発会社「トライエース」の代表作としても知られるRPG、『スターオーシャン』(SO、スタオー)シリーズのゲームアプリ。
シリーズ20周年の記念作品でもある。
シリーズ本編の体制と同様、スクウェア・エニックスが運営、トライエースが開発を行っていた。
タイトルの「アナムネシス(anamnesis)」は英単語の「追憶」。

初作『スターオーシャン』~最新作『スターオーシャン5』まで、各シリーズのキャラを操作キャラとして使うことができ、
他のゲームシリーズのアプリと同じように、シリーズ総集編のお祭りゲー的な要素も色濃い。
また、外伝である『スターオーシャン ブルースフィア』も、クロードとレナの実装を手始めに実装数を増やしている*1

だが、本作はシリーズ本編での戦闘とほぼ同じ形式の3Dアクション戦闘を実装しており、
スマホアプリで手軽にゲーム機同様の本格的な戦闘を楽しめるというところもウリとなっていた。
主にシリーズファン向けの作品なのは確かだが、そうでなくとも「今のスマホゲーはここまで進化したのか」というところが感じ取れるだろう。
ストーリー面でも本作は外伝ではなく、シリーズ内の時系列の中に位置づけられる作品となっている(『5』の少し後の設定)。

スターオーシャンシリーズは「どーじん」をアイテムとして登場させたり、過去作のネタを入れたりとそういった内輪ネタ的なものに比較的寛容な作風ではあるのだが、
その一方で、こういったお祭りゲー的な作品は20年の歴史で全く出ていなかったため、ファンからは好意の目を持って迎えられた。
ただ、シリーズ近作の評価が率直に言って良くなく、『ラジアータストーリーズ』『エンド・オブ・エタニティ』などトライエースの他作が評価されたギャップもあり
「今のスタオーは不安」と、本作のゲームとしての出来を不安視する声も少なくはなかった。

しかし、配信後はトライエースの底力を見せつけ、4人マルチプレイに対応した挙動にストレスなく楽しめる本格的な3D戦闘、
スマホゲーとしては非常に高クオリティでよく動く3Dキャラ等で強みを発揮。
各作品キャラの実装数の大幅な偏りや技とモーションの使い回し*2の多用、バランス問題など無視できない欠点はいくらか指摘されているものの、
それを上記の特長が補う形で総合的には順調な運営を続けており、セールスランキングで上位にランクインすることも多くなっており、
上述の欠点をカバーするためか新録ボイスや新規モーションが増やされていた。『ブルースフィア』に関してはリメイク版ではなくPS版の声優による完全新録という力の入りようである。
また、後述のラッシュコンボ演出も長らく謎の暗黒空間で技を放ち、初期の頃に実装されたキャラは技を放ち終えると画面が切り替わるまで暗黒空間で棒立ちしている*3というシュールな光景だったが、新規キャラは背景が暗黒空間で無くなるなどの演出面の強化も図られていた。

長らくストーリー面が弱いことが指摘されており、特にメインストーリー第1章の前半は2人+1機しかいないメインキャラが各惑星のタワーを潰して回る地味な展開を「タワーゲー」と揶揄される始末。
そこで運営は偶然Twitterで「クレアの水着くれ」とツイートしていたはたらく魔王さま!』の作者である和ヶ原聡司氏に打診。
実は「『3』でクレアが仲間にならなかったことを残念に思って書いたif展開二次創作」のためサイトを立ち上げたことがきっかけで小説家を志したという筋金入りのシリーズファンである氏をライターに迎え、
第一章の10倍ともいわれるテキスト量と、フルボイス化されたシリーズ設定の中核に関わるシナリオでシナリオ面での評価の巻き返しを図っている。
ちなみに和ヶ原氏は第一章のノベライズ化も手掛けており、「ゲームの第一章は全部スキップして読むならノベライズで読め」とか言われたりもする。
第二章も和ケ原氏がライターとして続投し、過去ナンバリングタイトルの設定を拾い上げシナリオに組み込む手腕を見せつけた。
2020年水着枠でついに水着クレアが実装されたが、クレアのバージョン違いが多すぎてもう出すネタが無くなったんじゃないかと言われていた

「トライエース大戦」

配信当初から、運営側からは「スターオーシャンだけではなく、トライエース作品全般を扱う『トライエース大戦』にしたい」ということが述べられており、
その言葉通り『ヴァルキリープロファイル』のレナスやシルメリアを早期に実装したのを皮切りに、多数のトライエース作品とコラボを行っていた。

その情熱は販売元が異なる『インフィニット・アンディスカバリー』や『エンド・オブ・エタニティ』までコラボを打診し登場させるほどで、
2018年1月には「大型コラボ」として大量の『ヴァルキリープロファイル』のキャラを登場させ、なんと大半のメインキャラを実装してしまった。
このため、「スターオーシャンのシステムであらゆるトライエース作品のキャラクターを動かせるゲーム」としての魅力もある。
『エンド・オブ・エタニティ』に関してはシナリオ内部で今後もコラボが行われる事が示唆されており、『ヴァルキリープロファイル』に至っては一応別タイトルの本作で原作本編よろしく濃密なシナリオが展開された。いいのかそれで
なお、『インアン』に関しては様々の事情で奇跡のコラボと公式サイドが発言しており、イベント復刻は絶望的と予想されていたが、2019/7/11に奇跡の復刻を果たしている。あの泥沼騒動の後でよく復刻を許可してくれたなというのが専らの評である

2019年1月末の生放送では『ラジアータストーリーズ』とのコラボが発表され、『サクラ大戦』シリーズ、『GUILTY GEAR Xrd REV 2』とのコラボも電撃的に行われた。
『サクラ大戦』から参戦した3名はコラボキャラとして初となる3Dキャラ表示対応となっている。

そして、嘗て『テイルズ オブ ファンタジア』開発チームの1つだったウルフチームの一部が離脱し、トライエースが設立される切っ掛けとなった同作とのコラボも開催。
一応『テイルズ オブ ザ レイズ』とのコラボ扱いだが、参戦キャラが全員『ToP』キャラである事から実質的に『ToP』とのコラボとされている。
しかもシナリオは『SO1』のED後と明言され、発表された星海祭ではサプライズで桜庭氏による『ToP』楽曲のライブ演奏も行われる*4など、当時のナムコとトライエース設立の経緯もあって「両社の歴史的和解」と賞賛された。

更に2019年10月には『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』とのコラボも決定。発売前からコラボが確定している珍しいケースであり、『P5R』と銘打たれているが『ペルソナ3』『ペルソナ4』から各作主人公の参戦も決定しており、コラボとしては初めてとなるコラボ仕様のレナも登場。
また番長が倒れてるぞ!!

ゲームシステム


4人パーティで3Dフィールドを動き回り、戦闘を行う。戦闘は最大3戦の連戦(ボス等の場合は1戦のみのこともある)。
1人プレイでは自分のキャラ3人+レンタル枠1人、マルチプレイではレンタル無しで各参加プレイヤーのキャラを使う。
MPの概念や技の成長、三すくみなどの要素は廃されて単純化されているが、おおむねSO3やSO5と同じシステム。

スワイプでキャラを移動し、素早くフリックすることで回避動作(短い無敵時間ありの直線ダッシュ)が発動する。
画面をタッチすると自動的に距離を調整して通常攻撃するほか、バトルスキル(必殺技)を3つまでセットして右下のボタンで任意に使うことが可能。
回避とバトルスキルの使用にはAPを消費し、足りないと発動できない。移動や攻撃せず立ち止まれば、APは最大値(100。強化すると105となり友好度MAXボーナスで+1され最大106)まで自然回復するほか、通常攻撃を命中させるごとにAPが一定量ずつ回復する。

1人プレイでは、操作キャラは戦闘中任意にノーモーションで切り替えられる。マルチプレイにおいても、ホスト含め4人の枠が埋まらない内に開始した場合は、人数に応じて操作キャラの切り替えが可能。*5

  • コンボボーナス
SO3以降に搭載されていたものと同様で、キャンセルでバトルスキルを繋ぐたびに100%→150%→200%→300%とダメージ補正がアップする。
通常攻撃は1段目にのみ挟むことができ、同じ技同士のキャンセルではコンボボーナスは増えない。
ただし、バトルスキルのキャンセルをしている間はダメージ補正も切れないので、APの問題さえなんとかすれば300%まで繋げた後にダメージ倍率の高い技を連発する事も可能。

  • チャージアサルト
ボタンを押し続けて溜めてからバトルスキルを発動すると、対象の敵に対して自動で高速移動で距離を調整してから攻撃を行う。
使いこなせば「敵の近距離攻撃を遠距離バトルスキルCAで回避しつつ攻撃し、近距離バトルスキルCAで一気に距離を詰めて追撃を続ける」というスタイリッシュな芸当も可能となる。
ただし代償として、チャージアサルトでの移動→攻撃中に相手から受けた攻撃は、(特定タレントが発動している場合を除き)全部クリティカル扱いになる。

  • ラッシュコンボ
攻撃した際やダメージを受けた際にキャラクター毎に設定されたゲージが溜まっていき、溜まり切った状態でボタンをタップすると超必殺技であるラッシュコンボ(ラッシュ)を放てる。
演出ムービーが流れるだけあって威力は非常に高いのはもちろん、攻撃後に追加効果も発生するため戦闘の要となる存在。
また、ラッシュはパーティ4人で連続発動することができ、繋ぐとコンボボーナスと同様に最大300(アシストキャラの援護を含めると最大400)%のボーナスが掛かるので、大抵は4キャラ溜まり切った時点で発動することになる。
特にマルチプレイで遊んでいる場合、時には攻撃の威力を下げてでもゲージを溜めることに精を出すことが大事。

キャラクター


主に、初代『SO1』~『SO5』まで、スターオーシャンシリーズの各キャラが戦闘用キャラとして登場する。
後述の通り、『SO3』のシーハーツの面々など、一部原作で操作できなかったキャラクターを操作することも可能。

特に『SO1』、『SO2』のキャラは初の3D描画であり、『SO3』のキャラもPS2時代よりぐっとモデリングが良くなっている。
また、設定画では白衣を着ていたがドット絵ではベスト姿だったボーマンが初めて設定画通りに白衣着用で戦ったり、ネーデ人の筈がドット絵ではフェプール特有のケモミミが生えているようにしか見えなかったノエルの耳がちゃんとネーデ人の耳になっている事に感動を覚えた艦長も多い。
「他のソーシャルゲームでは考えられないぐらい1キャラに金が掛かっている」「1キャラの作成に数ヶ月掛かっている」とはプロデューサーの弁。
『SO1』は設定画が現存していない場合もあり、原作のドット絵を基に設定画を描き下ろすところから始まるため、更に時間がかかってしまうらしい。
戦闘中以外にも、ステータス画面から行けるビューアーモードで3Dキャラをじっくりと鑑賞することが可能。
多くのキャラクターが専用のポーズを取ってくれる。
男子諸君がお喜びのアレやコレも完備。だからって下から覗くんじゃねーぞ!
ちなみに2019年秋のアップデートで、キャラの髪色を変えたり、アクセサリーや小道具でデコれる要素も実装されている。

控え目に言ってもスマホゲーとしてはかなり出来の良い部類のグラフィックだが、これでもスマホ用にある程度描画は意図的に抑えられているらしく、
ある時は「想定よりも高画質になってしまう不具合」という前代未聞のバグが起きたこともある。
戦闘があまりに重くなってしまうのですぐさま修正されたが、「せめてビューアーモードだけででも残して欲しい」という声が次々に上がったほど。

各キャラは「タレント」と呼ばれる固有の戦闘補助効果(いわゆるパッシブスキル)を複数持っている。
また、装備品として、「武器」と「アクセサリ」を1つずつ装備可能。武器は「片手剣」「ナックル」「オーブ」などの種類を各キャラごとに1種類で固定。
武器やアクセサリにもそれぞれ特殊効果が付いている。

ストーリー進行でキャラが増えることは極々一部の例外を除きないため、キャラを増やす手段はほぼガチャのみとなる。
ただし、キャラさえ1回引いてしまえばあとは全て汎用素材で成長させることが可能。

レア度

本作に操作キャラとして参戦しているキャラクターは、レア度(☆)を基準として「☆5(エース)」「☆5(非エース)」「☆4」「☆3」に大別され、特殊なレアリティとして「☆7」が存在する。

  • ☆7
後述のスフィア211を主にして入手出来る専用進化素材を使用し、☆6へ進化可能なキャラ全てが昇格することが出来る特殊レアリティ。シリーズでの難易度設定や下記のボードの名称から、「ユニバースレア」とも言えるだろうか。
進化後は専用の強化ボードである「ユニバースボード」が解禁され、同時に最大レベルも120へ引き上げられる。ボード進行度に応じてレベルが上がるため、☆7昇格後は実質的にフレーバーのようなものになる。
ユニバースボードはツリー形式となっており、強化には「キャラチップ」という入手済みキャラが被った際に自動的に貰える各キャラ専用チップか、スフィア211報酬等で獲得可能な汎用素材の「マジカルチップ」が必須。
なお、キャラチップは新規イベントで直近実装キャラのチップを報酬として少量配布しているので最低限の強化は可能であり、ガチャで重複した際は開放段階に関わらずチップ取得量は固定値となっている。
メインストーリー関係キャラはEP3の特定フリークエスト初回クリア報酬として入手可能。

ユニバースボードでの強化内容は純粋なステータス値の上乗せだけでなく、ボード上のマスごとに設定された『ユニバースタレント』を習得する。
ユニバースタレントは自身・仲間・武器のタレントである「ATK+◯◯%」や「消費AP-◯◯%」などの数値を引き上げる『ファクターブースト』*6が大半だが、
解放したマスが増えると特定の条件を満たしている間は敵の属性耐性を下げる『弱点付与』、最高難度のイベントである神級イベントでの戦闘時のみ追加でステータスが強化される『神級ブースト』なども習得できるようになる。

なお、マス開放によるステータス値の強化内容にはAPも含まれ、☆7進化からすぐ解放できる2マスでAPを3強化できる。しかもAPシードや友好度による強化も重複するため、最大APを109まで伸ばせるのでオススメ。
ただし、ボードをコンプリートするにはチップが500枚必要なため、チップの手持ちが少ない場合はご利用は計画的に。

また、キャラによってはあまり機能しないタレントもあり、タレントによっては要求チップ数が跳ね上がるものもあるため、Lv120はキャラチップの手持ちやキャラ愛、性能等との相談といったところか。
例えばキャスターのユニバースボードで「ATK割合or固定値強化」のファクターブーストを解放したとして、自身や仲間がATKの値の一部をINTへ変換するタレントを持っていなければ、タレントの効果でATKがさらに強化されたとしても宝の持ち腐れとなる。

  • ☆5(ギャラクシーレア):主要キャラ
原作での操作キャラクターが該当する。
ただし、本作『アナムネシス』のストーリーキャラ(イヴリーシュ)や、
原作でNPC(非操作)キャラだが人気の高いキャラ(SO2の十賢者やSO3のクレア等)もここに該当する。
特にクレアは、原作SO3での「多くのプレイヤーがプレイヤーキャラ化を望んでいたが、ディレクターズカット版ではまさかのむさいオッサンの父親が参戦」という斜め上すぎる対応から苦節13年超、ようやくプレイヤーキャラとしての参戦が叶った。
ただし参戦が叶ったはいいが、マリア・ネル・クレアの3人はやりすぎ作りすぎなレベルでバージョン違いに溢れており、「その工数を未実装キャラに割いたほうがいい」「クレアに回していた工数をアドレーに回していれば新録が間に合ったのではないか*7」と批判される事も多い。

☆5キャラは更に「エース」と「非エース」に分けられている。
エースのほうがより強力だが、排出率が低く進化・限界突破・レベルアップに必要な素材も多い。
コラボキャラは基本的に☆5エースに分類される。

  • ☆4(スーパーレア):脇役キャラ
原作でのNPC(非操作)キャラクターの大半が該当する。ただし、SO3~SO5に人選が偏っており、初代と2からは未だに参戦していない。そこ、今更追加されても困るとか言わない
SO3のタイネーブ&ファリンなど、原作で操作できなかったキャラを操作することも可能。さらにはSO4のシマダ (デブハゲのオッサン) という明らかに誰得非戦闘員な輩も混じっている。
元々戦闘に参加できなかったキャラなので、戦闘ボイスは新録になっているものも多い。
また、当初は季節コスプレ版のキャラ等、無料イベントで手に入れられるキャラもここに入れられていた。

ただし、そこはソシャゲの性、☆5に比べて実用性は低く高難度イベントで活躍させるのは困難。
ソロプレイならともかく、マルチプレイの高難度では活躍どころかキックさせずに入れてもらうのも厳しい。
但し、スフィア211攻略の際は☆4も戦力として勘定しなければ相当キャラの手持ちが潤っていないと苦労することになる。

  • ☆3:オリジナルモブキャラ
本作オリジナルで登場、かつイヴリーシュをはじめとするメインの登場人物を除くキャラが該当する。

原作シリーズに登場する○○の組織に属する、○○の村に住んでいるなどという設定の本作オリジナルキャラクター。
平たく言えばただのモブキャラである。

だが、ちゃんと☆4以上の原作キャラと同じように名前や設定、ボイスやスキルがちゃんと存在するので、
戦闘で使い込めば原作キャラと同様の愛着が湧いてくる……かもしれない。
ただ、☆4がオンラインでの実用には耐え難いと上述したことからも当然分かる通り、ましてや☆3は更に茨の道である。
それこそ高難度イベントのオンラインで使ったら「こいつ大丈夫か?」と思われるのは確定なので覚悟しておくこと。
中にはこのキャラの疑似単騎プレイで高難易度ボスを討伐する猛者もいる。

ガチャでも要するにハズレの役割であり、一番多く引くことになる。
ただ、同キャラが出た場合限界突破扱いになり、上限に達した後は限界突破の素材になる仕様であるため、
限界突破の上限が3までと低く早々にカンストし、素材そのもののレアリティは低いものの1キャラ1素材となってくれる。
下手に要らない☆5キャラが出るより、素材に化けるハズレ☆3キャラの方がマシという声もしばしば聞かれる。
また、アイテムを回収してきてくれる「ディープスペース探索」でも同時探索出来る上限にキャラの限界突破数が影響するほか、後述するスフィア211の低難易度ステージ攻略で出撃させて主力キャラを温存するなど、低レアキャラを育成・活躍させる場は決して少なくない。


ロール

各キャラクターは5つの「ロール」に分けられている。
ロールは大まかな役割を表すほか、進化やレベルアップで消費する素材の種類にも関係してくる。
ただし、パーティ編成がロールで制約されることはなく、満遍なく入れても全員アタッカーとかでもOK。
マルチプレイの際はロールを指定して募集を掛けることもできる。

  • アタッカー(赤)
攻撃に特化した近接攻撃中心のロール。たまに遠距離攻撃ばっか持ってる詐欺アタッカーもいるけど
自分の攻撃だけでなく全体のATKアップなどのタレントを持つものも多く、攻め速度に大きく影響するロール。

  • ディフェンダー(黄)
攻撃力はアタッカーに劣るが、敵からの攻撃を自分に向けて(タゲ取り)高い防御性能で攻撃を凌ぎ他のキャラを守る。
HPアップや怯みモーション無効(スーパーアーマー)など、自身だけでなく他のキャラが死ににくく動きやすくなるようなタレントを持っていることが多い。

  • シューター(青)
攻撃力はアタッカーに劣るが、遠距離攻撃が中心となるため近づかず攻撃可能。
距離が離れる分敵の攻撃も避けやすいため、ディフェンダーがいない場合は代わりにタゲ取り役を担うことになりやすい。
また、与ダメージアップというアタッカーとは違う切り口の火力強化タレントを持っていることが多く、アタッカーと同じパーティに入れた際の破壊力は抜群。

  • キャスター(紫)
紋章術(魔法)での攻撃を行うロール。紋章術はダメージ計算にATKではなくINTを使い、かつ詠唱時間が入る。
シューターと同様に遠距離から攻撃できる他、詠唱時間が入る分一撃が重かったり攻撃範囲が広かったりする。

  • ヒーラー(緑)
回復紋章術(魔法)を持つロール。ヒーラーがいないとまともな回復手段が非常に限られるので、長期戦には一家に一台、もとい一パーティに一人。
もっとも、高難度に慣れたパーティだと効率化のためヒーラー無しで行くような光景も結構見られたりする。
キャスター及びヒーラーの欠点は、極一部を除いてバトルスキル及びラッシュの属性が固定されている為、弱点属性及び無属性以外は与ダメージ量が半減となるイベント難易度「滅」以上参戦の敷居が高くなっていること。


オリジナルキャラクター

本作メインストーリーの主要な登場人物たち。

  • イヴリーシュ
CV:上坂すみれ
主人公(プレイヤー)達が不時着した惑星で出会った記憶喪失の女性。作中では基本的に愛称である「リーシュ」と呼ばれる。
本作のヒロインであり、勝気な性格でストーリーを先導する進行役になりながら、コロへのツッコミ役を務める。

本作に登場するシリーズキャラや武器は彼女が召喚紋章術で召喚しているという設定であるため、
ガチャを引くとリーシュが召喚の儀式を行うムービーが流れる。
そのため、一部のプレイヤーから「ガチャマシーン」などと呼ばれてしまうこともしばしば。

配信から約半年後に満を辞してプレイアブル化したが、当時初となる蘇生ラッシュ技持ちというバランスブレイカーになりかねない危なっかしさを備えているせいか、
ラッシュゲージの溜まりが激遅という重すぎるハンディキャップを抱えてしまい即座にハズレアの烙印を押されてしまった。
新たに追加された強化要素「覚醒」の対象キャラに抜擢されたおかげで、素材さえあればラッシュゲージの問題を克服した上でさらに強化され、十分に活躍出来るようになった。

+ その正体
正体は『3』にて登場したFD空間に住まうFD人であり、ジヴェレーゼの実姉。
スフィア社に直接関係はしていないが、父親がスフィア社に勤務していた。
しかし父親がリストラされた事をきっかけに元々軋轢が生じていた家庭環境は更に悪化し、孤独感を埋めるためにエターナルスフィアに精神転送を度々行って没入していた。
だが、ある時エターナルスフィアが消滅。動揺しながらも原因を探るためにエターナルスフィア内部に侵入し、宇宙暦539年にタイムワープを行ったが記憶喪失に陥り途方に暮れていたところを主人公とコロに拾われた。
記憶自体はダフティーネでジヴェレーゼと再会した際に取り戻しているが、エターナルスフィア内の住人である主人公達からすれば突拍子のない話である事も含めて切り出せずにいる。
サービス終了後の2021年8月現在においても侵入経路等は明かされていない。

  • コロ
CV:中尾隆聖
主人公達が乗っている艦船(宇宙船)に搭載されている、CVフリーザ様なAIロボ。
おにぎりのような丸っこい三角形の形や、動物っぽい耳があるなど本作のマスコット的な役割なのだが、あれ?バーニィは?
その一方でキモカワ系の位置付けで作られたキャラらしく、素直に可愛いと言える外見では全然ない。
実在のキャラで顔が近いものを上げると、某荒ぶる有袋類のそれに近いだろうか。
作中でも「近づくと怖い」「インパクトがある」などと言われている。

船の航行・索敵・星の調査など艦船の全てを担うハイテクロボ。後の射撃管制等も担当出来るようになったが、本来は戦闘用のAIではないので不測の事態には弱く戦闘能力も低い。
そのためトラブルが起きるとすぐ慌てたり、かと思えば艦長(主人公)にぐいぐい詰め寄ってきたりと、過剰に人間臭い。
これは「円滑なコミュニケーションがスピーディーな艦の運用につながる」という製造段階での意図的な調整だったが、感情表現が豊か過ぎて暴走する場合がありコロと同型AIは大半が返品の憂き目に遭っているという。
アプリ内描写で最初期は主人公とコロしか艦内にいなかったので、案外この人間臭さに救われている面もある…のかもしれない。
異様にバナナを推しており、艦船の一部をバナナ保管庫に改造する(後に一部がバトルシミュレーターに改装)、精神安定の用途に梅バナナ昆布茶を薦める等の奇行も目立つ。

4周年記念に際し、まさかのプレイアブル化。2例目となるロール切り替え可能なマルチロール型で、初期ロールはキャスターで武器種はオーブ、とにかくバナナの皮をぶん投げて戦う遠距離型。
ヒーラーロールに変更した場合回復も可能だが、参照されるINTの倍率は恐ろしく低いため回復量は微々たるもの。
公式生放送での情報公開時点では「戦闘能力は低い」「ディープスペース探査等の頭数が必要なコンテンツ用」と、公式サイドからも弄られる程性能に難があるとされていた。
しかし蓋を開けてみれば、報酬交換で☆7まで育成可能、おにぎりボディが幸いして異様に小回りが利くため敵の攻撃をひょいひょい回避でき、確かにステータスは低いが☆7を含め完全育成すればある程度カバー可能な上、
ステータスが低い分積み込まれたタレント性能が凶悪なため、手動で動かす分であれば文字通り死に物狂いで回避に専念しつつ艦長をサポート出来る性能を有する。
謂わばEP3基準性能の非エースといったところだろうか。あと地味に完全覚醒状態のネルよりラッシュ倍率が高い
因みに平時の艦内移動はボディ下部にあるキャスターで移動しているようだが、戦闘終了時は縦方向にコロコロと器用に転がっている。
また、友好度最大時に当日初回ログインするともらえるプレゼントがコロからのプレゼントの場合、他のキャラより若干豪華な場合がある。そしてプレゼントをくれる場面では必ず2D立ち絵で顔のドアップになる。

手足を出せば腕はボディービルダーのように異様に太く、足はフラミンゴのように異様に細いというアンバランスな体型だったり、
ホーム画面に戻る度にCV:中尾隆聖で「あぁん……そこは……」などと喘いだりと、どう見ても狙ってやってるネタキャラ。
5chのアプリ板スレではやきう民のごとく「コロカス」と呼ばれて親しまれ(?)ている。

  • ベルダ・クレーマン
CV:井澤詩織
とある宇宙基地で出会ったピンク色の髪の少女。「お姉ちゃん」とティカに呼び慕われているため、少なくとも彼女よりは年上。
惑星ランビュランスを襲った死病「灼死病」を3年に渡り研究しており、両親を灼死病で亡くし祖父に育てられた。
祖父の影響で「~のじゃ」という口調が染み付いており、時折子供っぽい部分も見せるが、死病で両親を亡くした事やランビュランスでの顛末から性格は達観してしまっている。
少なくとも一行の中では年少のはずなのだが、アンリと並んで一行の保護者的ポジションに落ち着いてしまっている。

  • ユーイン・ラクスター
CV:富永利行
惑星ダフティーネの住民で、カルロ―ネ市領主を務める大貴族ラクスター家の5男坊で末っ子。
歴代主人公の髪色の法則に当てはめると、リーシュが第1部主人公でユーインが第2部主人公と見立てる事が出来る。
責任感が強く、ラクスター家が戦争での勲功を最優先事項として前線に兵士を送り続けて泥沼の消耗戦を繰り広げ、民には関心を示さず平定を疎かにしているという状態から姉の1人を除いて家族とは折り合いが悪い。
そうした事情もあって家にはあまり戻らず家督争いには関わらずに1人放浪を続け、ラクスター家の名前は有事に名刺程度に借りる記号として扱っている。
一人旅が長いため剣の腕も確かで、彼が振るう双剣は実体剣にレーザー発振機構を備えるレーザーブレードであり、ダフティーネの文明レベルを考慮すると明らかにオーバーテクノロジー品だが…?

ウェルチとは旧友で、猪突猛進かつマイペースな彼女に振り回され続けてきたせいか相当な苦労性でもある。暴走機関車な彼女の行動を聞かされて一行への謝罪に追われ、時にはその場で卒倒するほどの心労を抱える場面も。
大貴族でありながら世慣れしているが、腹芸は苦手と自他諸共に認めるほどの三文芝居。まさに大根役者。

  • ウェルチ・ビンヤード
CV:半場友恵
惑星ダフティーネの住民で、鍛冶屋の女店主。シリーズお馴染みウェルチ枠。ただしあくまで本作出身のウェルチであり、他作品のウェルチとは絡みこそあれど血縁関係等はない。
非常に騒がしく直情的な性格のトラブルメーカー。目新しい技術等を目にすると目の色を変えて暴走する悪癖があり、度々主人公やユーインが抑え込む事になる。
一方で目の前で戦争の現実を目の当たりにすると自身の声が届かない事や無力さに泣き崩れてしまう脆さを併せ持つ。

  • ティカ・ブランシュ
CV:悠木碧
惑星ダフティーネの住民の少女。一行が通りかかったダフティーネを発進した移民輸送艦クーゴの救命艇を回収した事で彼らと出会う。
第2部オープニングでは撃沈寸前のクーゴ内部で何者かの手で救命艇に押し込められているが、主人公達が調査した限りでは他の救命艇は発見されていない。
更に、宇宙暦539年時点のダフティーネは初歩の内燃機関すらなく、移民輸送艦が発着出来る技術レベルではないなど矛盾が生じている。

  • レコロ
CV:野沢雅子
ティカが押し込められた救命艇56号に搭載されていたAI。「56」と正式名称(RESCUE-AI-056)の「RE」と「0」を読み変えて組み合わせた「レコロ」と愛称がつけられて定着した。
本来は実体を持っていなかったが、主人公たちに救命艇が回収された後にコロを参考に作成した外装とコロに似てしまった異様に太い腕を手に入れる。
コロよりはやや小型かつオレンジ色で、事務的な口調でコロよりも圧倒的に落ち着きのある性格だがティカに対してはやや過保護気味。
コロと違い艦から離れても行動は可能だが、救命艇用AIという出自が枷となっており射撃管制等の戦闘行動を行うことが出来ず、無理に行おうとするとシステムが破壊されてしまう*8

  • カーリン・ケイソン
CV:赤﨑千夏
ルバーリカと敵対するバッシェン軍に所属する、「獣の魔女」と畏れられるフォックステイルの女性。
「ダフテスの使い」を名乗る者に与えられた召喚紋章術により、「バッシェンの獣」と呼ぶ存在(EP1で主人公達が相対した敵であるバーベット)を使役している。
現実主義者かつクールな性格からウェルチとは相容れない事が多く、カーリンが言葉で煽りウェルチがその喧嘩を買うため出会う度に一触即発の事態に陥ってしまう。

+ 「獣」の正体
彼女が呼び出していたバッシェンの獣の正体は惑星ダフテスで獣化の病に罹患し、適応することが出来ず完全に獣と化した住人達。
カーリンが召喚するバッシェンの獣が全て獣人で統一されていたのはそのためであり、この事をダフテスで知ったカーリンは著しく動揺。
知らなかったとはいえ、使い捨ての兵器同然に無関係の人間の命を扱っていたという事実にジヴェレーゼへの不信感を強めさせ、「気にしなくていい」と慰めるアンリに対し罪悪感を抱く事になる。

  • ヴァルカ・S90
CV:田村睦心
モーフィス人の女性で、先進惑星EnIIから派遣されたサイボーグの少女。
『SO4』のパーティーキャラの1人バッカスの実の娘であり、彼からエッジ達との旅路を聞かされて育ったが、英雄バッカスの娘でありながら半人前である事にコンプレックスを抱えている。
モーフィスの戦士として振る舞おうとして冷淡かつ冷静な性格を装っているが、実際は子供っぽく泣き虫でかなりのポンコツ属性不測の事態に見舞われるとすぐにパニックに陥って泣き出す始末。
ある任務を帯びて単独で宇宙を航行していたが、乗っていた宇宙船が謎の勢力に撃墜されて惑星ダフテスに不時着してしまい、ダフテスでも支障はない任務だったためホームシックに見舞われながらも半泣きで任務はこなしていた。
また任務をこなす傍らで、「このままもし救助等が来なければ、文明崩壊をして久しいダフテスで一生敵襲に怯えながら永住確定」という状況上現実的な恐怖にも怯えていたようである。

  • アンリ・アンル・アンリ
CV:細谷佳正
惑星ダフテスの住人であり、廃都と化したオーネルセンで人類保存研究所「アーク」の所長を務めるリカントロープの青年。
約3万年前にダフテスを襲った獣化の病の完全適応者で、獣化の病により文明崩壊を起こしていくダフテスの騒乱の最中で当時の恋人を喪っており、そのショックから完全適応に成功した過去を持つ。
物静かかつ穏やかでありながら、ストイックかつ自己犠牲とも取れるほど献身的で獣化の病で亡くなったダフテスの住民の事で度々心を痛める。

  • 仮面の男
ルバーリカ王国将軍を務める銀髪の男で、常にバイザーを身につけているため素顔を知る者は少ない。
カーリンの襲撃に乱入し主人公一行を救うが、かなり高圧的な性格で主にウェルチから反感を買う。
何故かティカに執着心を示し、身につけているバイザーはオーバーテクノロジー品だが…?

  • ジヴェレーゼ
CV:小野友樹
バッシェン軍将軍であり総司令官を務める黒衣の術士。カーリンの実力を買って右腕として仕えさせている。
冷淡かつ苛烈な性格だがイヴリーシュに対して異常なまでの執着心を示し、彼女が関わると手段を問わず狂ったように笑い出すなど尋常でない感情を覗かせる。

+ その正体
正体はイヴリーシュの実弟でFD人。
エターナルスフィアに侵入した直後は10代だったが、流れ着いたエクス・ジーヴァで過ごした十数年間に合わせて徐々に肉体を成長させていたため、彼女と肉体年齢が見た目上乖離している。
その関係性が明かされたのはEP3だが、実はEP2のあるムービーで彼の口の動きを読むと「ねえさん」と呼んでいた。
彼女に尋常でない執着心を表していたのは、平行世界につながるとされる「世界の狭間」にアクセスしてその先のFD空間へ連れ帰るため。

カーリンを始めとしたフォックステイルを取り立てているが、召喚紋章術を扱う彼女らに1つの罠を仕掛けており、EP2終盤でそれが「起動」。
カーリンの目の前で「魔女」と呼ばれたフォックステイルの民はバーベット化した代弁者に酷似した姿へと変異し、この決定的な裏切り行為がカーリンの怒りに触れる事になる。

  • マスティマ
CV:伊藤かな恵
ダフティーネの衛星の名前の由来となった女性で、衛星マスティマにある紋章博物館「エクス・ジーヴァ」の主を務める。
中性的な口調で掴みどころがない性格だが、悪戯のように事件を起こすトラブルメーカー。
また研究者気質かつ負けず嫌いで、自身の知らない技術や既存技術で自分を上回るものが現れると悔しがって根に持つタイプ。

+ その正体
正体は37億年前のネーデで計画された「第一次十賢者防衛計画」に続く、ネーデ防衛計画のために試験的に制作されていた生命体。
崩壊紋章も彼女の研究成果だが、研究一辺倒になるあまり防衛計画そのものに無関心だったことと十賢者の暴走による第一次防衛計画の失敗を受けたネーデによる捕縛計画から逃れ、ダフティーネに居を構えた。
行き場のなかった幼いジヴェレーゼの育ての親であり師匠のような間柄だったが、彼がマスティマの研究成果を持ち出して脱走した事を根に持っている。

  • ???
CV:緑川光
EP3『The Leash Code』に登場するサイボーグ。性別は恐らく男性。
サイボーグ化してから少なくとも670年は経過しており、ヴァルカの見立てでは生体反応はあるが極僅かで、殆どの部分を機械化している。
理由あって惑星ラズリの管理者を務めており、物腰こそ丁寧で茶目っ気もあるが言葉の端々には強い決意を滲ませている。
自身の立場故に、EP3で巻き起こった戦乱には基本的に不干渉とする意志を表明しており、その了解を得た上で旅に同行する。


用語


  • 紋章石
この作品の課金アイテム。課金する場合は基本的に1個1円。
300個で武器ガチャ1回、500個でキャラガチャ1回分。コンティニュー、スタミナ補充、倉庫やフレンドの上限アップにも毎回各100個使う。

ただし、毎日・毎週のミッションを全てこなし、試練の遺跡などのイベント関連も進めていれば1000個/日近くの石を稼げる上、
配信○○日記念や公式生放送など、何かある度にそれなりの量の石を配ってくれるので、
今のところ課金システムに対する不満は他のソシャゲと比べるとだいぶ少ないものとなっている。
CM放映記念として10000個、アプリランキングが6位に入った記念として6000個もの石を全員サービスした際は逆にプレイヤー側が驚き、「石を配らないと死ぬ病」などと言われたほど。
課金で買った有料紋章石でないと○○できない、ということも特にない。他アプリであれば課金限定だろうアイテムパックすら配布された石で買えてしまう。本当にいいのかそれで

  • 経験値素材
通常ストーリークエストや曜日クエストで入手できる、キャラに経験値を与えるアイテム。効果値に応じてストーン〜プラチナまで5段階ある。
ソシャゲでは珍しくない概念ではあるが、特に本作においてはクエストクリアで入手できる経験値がかなり少なめ。
クエストのみで最大レベルにしようと思うと何百回と戦闘が必要なので、基本的にレベル上げに必要な経験値の大部分はこの経験値素材で賄うことになる。

  • 進化素材
キャラの進化(☆5→☆6など、☆アップ)に必要な素材。
進化にはロール別に存在する「○○クリスタル」系のアイテムが必要。最上位の☆6への進化にはレア素材である「プリズムクリスタル」も必要になるが、イベント報酬で貰っていればそれほど困らないはず。
ユニバースボードとともに☆7への進化が解放されてからは、「ユニバースクリスタル」が新たに必要となる。こちらは覇級ミッションクリア報酬のコインで交換したりこまめにスフィア211を登ったりしないと集まりにくいので、収集と進化は計画的に。

  • リミットブレイカー
ガチャで同じキャラを引く以外の手段で、キャラクターを限界突破(凸)する場合に必要な素材。S・M・Lの3種。
高レアであるほど必要数が多く、最高ランクである☆5エースのキャラは1凸につきS50個、M10個、L2個のいずれかが必要。
また、限凸の際には必ず1種類の素材で行わなければならず、例えばL1個とM5個があったとして、
(必要個数の割合では足りていても)LとMを一度に消費して☆5エースを限凸させるといった事は出来ない。

基本的にはイベント報酬や、限界まで限界突破し切っているキャラを更にガチャで引いた場合の補填として貰える。
このシステムのため、☆4以下の実質ハズレキャラをガチャで引いてしまっても限界突破の素材になり、無駄にはならない。
おまけに通常ストーリークエストの報酬としてもたまにだがS1個をドロップするため、ソシャゲによくあるこの手の限界突破システムとしてはMAXにしやすい方と言える。
もっともその影響で、マルチプレイの高難度になるとキャラの最大限界突破(10凸)ぐらいは最低条件となっている側面もある。

  • ミッションチケット
消費することで、通常は特定の曜日限定でしかプレイできない曜日クエストを任意に選んでプレイできる。
……が、正直言って曜日限定クエストの需要がそこまでではなく、だいたいその曜日まで待ってプレイすれば十分。
消費スタミナが減るとかそういった特典がある訳でもないため、ぶっちゃけ空気扱い気味。
アップデートによって、普段は期間限定クエストでしか行けない装備強化素材クエに行くために使えるようになったため、若干の使い出は出るようになった。

  • シード
過去のスターオーシャンシリーズにも存在したステータスアップの種。
キャラクター毎に、レベルや装備による強化とは別枠でステータスを上げることができる。
上限量はレア度とロールで決まっており、上限まで上げると限界突破1凸分くらいにはなる。
特に攻撃回数に直接影響する上に、強化手段が非常に限られるAPを比較的容易に上げることができる「APシード」はレア物。
ただしAPシードを用いた強化は1回50万フォルと、割ととんでもない額をむしり取られるので注意。

  • 覚醒
配信開始1周年を機に実装された、特定のキャラのみに使用可能な新たな強化要素。
専用の強化アイテム「覚醒プログラム」(3種×5ロール分)を使って、キャラクターの必殺技やタレントを強化&追加する事が出来る。
実装と同時に覚醒対象となった『5』の主人公フィデルは、☆5エースキャラではあるものの配信当初からのキャラなだけにタレントがパッとしない状態だったが、
最大まで覚醒すると全体ATKバフ強化・空中回避習得・自己バフ追加など大幅に強化され、当時の環境では十二分に活躍するキャラへと変貌を遂げた。

ただし覚醒に必要な素材の入手には、主に覚醒対象追加時に開放される期間限定の実績をこなす必要があり、特に高ランクの素材を取り逃した場合のフォローが非常に面倒。
また、10段階の覚醒をすべて行うのに必要な額は 550万フォル ととてつもない額になる。育成は計画的に。
覚醒素材は後に紋章石で月の購入数制限はあるが購入可能になり、ディープスペース探索で覚醒素材の恒常入手が出来るようになった。

だが月1人~数人で覚醒が実装されている関係でその時の環境に合わせた覚醒内容となっているため、日が経つにつれ現行環境と噛み合わなくなる事が非常に多い。
前述したフィデルの場合、特殊な条件なしで当時としては高めの全体ATKバフを付与する安定性が評価されたものの、ハードルの低い条件付きで更に強力なバフをばら撒ける後期参戦勢にバフアタッカーの座を追われてしまっている。

  • 友好度
一部のコラボキャラを除いたキャラから艦長に対する好感度。MAXになるとキャラのアイコンが薄いピンク色で縁取られ、キラキラのエフェクトも追加される。複数の特典やステータス強化も得られるので積極的に有効度MAXのキャラを増やしたいところ。
好感度はアイテムで上がる他、ミッションでそのキャラを利用すると一定確率で上昇する。なお衣装違いであっても、同キャラクターなら友好度も同じ扱いになるので安心。
友好度MAXにした場合、そのキャラをパーティー先頭にしてイベントミッションに参加するとアイテム枠が1つ増える、該当キャラのAP最大値が1上昇するなどのオマケがつく。
他にもその日の初ログイン時にホーム画面に出張してプレゼントをくれたりもする。プレゼントはピンキリだが時折レアアイテムが入っていることも。

  • スフィア211
『3』に於けるおまけダンジョンであり、盛り上がらない陰鬱なBGMを聞きながら単調にエレベーターを探す作業を強いられたあの悪夢のダンジョンがやってきてしまった。因みにBGMは『3』の試練の遺跡のBGMに変更されている。
凡そ1ヶ月毎のシーズン制ダンジョンとなっており、ウィークリー実績報酬やシーズン毎のランキング報酬、211階到達時限定報酬等もあり、原作と比較すると攻略しがいのあるダンジョンとして大幅リニューアルされた。
なお、シーズン終了時のランキング報酬はスフィア211で獲得可能なアイテムが多少多く貰える程度のため、ウィークリー実績の25回バトルクリアが当面の目標にしやすい。
シーズン終了時には全ユーザーのスフィア211の進行度がリセットされ、スタミナが全回復した上で1階へ戻される。シーズン終了前にキリのいい場所まで進める場合はスタミナを使い切ることを推奨。

基本的に1バトル4人による強制出撃(フレンドが同じ階層にいる場合はフレンドを貸与して3人)という制限があり、文字通り手持ち全キャラを総動員して攻略する必要がある。
出撃出来るキャラが3人以下になった場合は一度「帰還」する事でそれまでに累積していた報酬が支払われると同時に出撃制限もリセットされる。
ある程度のパターンこそあるがフロアごとの進行ルートが複数あり、「最短ルートだが敵が強い」「遠回りだが敵が比較的弱い」に分別される。手持ちのキャラと武器に合わせて進行ルートを選択しなければたちまち地獄となる。
因みに、211階建てのはずなのにそれ以上のフロアがあることも確認されている。いつの間に増築したんですか社長。


公式サポート漫画


公式サイトで連載されている。
現在は「アナムネ艦長さん家の日常」と「スターオーシャンアナムネシスのアレやコレ」がそれぞれ隔週で連載中。

  • スターだめじゃん
(小早川)インコこと小早川皐氏の4コマ漫画。
柔らかいタッチの絵柄で女の子も可愛く描かれているのだが、ネタが高確率で危ない。
リセマラやら未実装キャラ・不遇キャラぐらいの話題は当たり前のように出て来るし、フィオーレ実装時は林檎の規制ネタにまで手を出している。
下記の「アレやコレ」と違い特に初心者向けの漫画ではないので、新イベントの話と新キャラの話とパンツの話ばっかしている。

第1回からして、あまりの不出来に半年でサービス終了したスマホ用のブラウザポチポチゲー『スターオーシャン マテリアルトレーダー』という、
遊んだ側・作った側の双方にとって黒歴史だと思われるブツを題材にした上で「今回の開発はトライエースだし大丈夫(たぶん!)」という壮絶な自虐ネタを披露。
今見てもよくこんなもん載せるの許可したなスクエニとしか言えない弾けっぷりは時に「狂気」と称される。
コマの細かいところまでにシリーズネタを入れる生粋のスターオーシャンヲタでもある。

2017年3月末に1度最終回を迎えたが「どんな判断だ」と方々から惜しむ声が上がり、同年6月から「アレやコレ」との隔週にはなったが「スターだめじゃんHD(ハイパーだめじゃん)」として連載再開。2018年末まで連載された。
煩悩浄化消滅オチと翌年初めの炎上騒動が妙にリンクして見えるのは内緒だ。

  • スターオーシャンアナムネシスのアレやコレ
野原ゆた氏の4コマ漫画。SO5の漫画に引き続いての掲載。
コロとリーシュの漫才コンビっぷりが本編以上であり、コロはただの変態と化している。
配信前からアレな姿を見せつけすぎたせいで、配信後には「ゲーム内の私達真面目すぎない…!?」とか言い始めた。お前ら…

それでも「遊び方を紹介する」という触れ込みのせいかちゃんとチュートリアル的な役割も果たしており、
(「だめじゃん」「艦長さん家」と比べると)イベントや新キャラ紹介だけでなく普通にゲーム紹介漫画している。つーかあんなのが2つも連載しててたまるか。
回が進むにつれ「だめじゃん」の影響を受けたか、キャラ性能ネタや原作の不遇ネタを入れることを覚え始めた。

  • アナムネ艦長さん家の日常
ねこむらおたこ氏による4コマ漫画。「アレやコレ」の一時休載に伴い、2018年6月から連載開始。
「SOキャラクターの魅力を漫画で深掘り!!」の触れ込みの通り、連載当初は原作設定にスポットを当てたキャライジりがメインで、それ以外にも本作のというかソシャゲ全般のシステムを全力で皮肉る様な内容だった。
だが「だめじゃん」の連載終了によりその立場を受け継ぐように、イベントや参戦キャラの紹介もといイジり倒しへとシフトしている。もちろん要所要所で原作準拠のネタイジりを差し込むのも忘れない。
ここでのリーシュは「だめじゃん」「アレやコレ」と比べて常識人めいたキャラクターに落ち着いているが、ガチャ絡みの回になると ハムスターの如く紋章石を貪る外道 と化す。クレア様がマジギレするのも残当。
「アレやコレ」の方は野原氏が育児により休載中という事もあり、恐らくは本作のサービス終了まで連載を継続する唯一の漫画となる。

  • スターオラクル
青神香月氏の4コマ漫画。「だめじゃん」が最終回を迎えて一時的に休載していた間に代わりに連載開始。
だが、「だめじゃんに比べると毒が足らない」という 何かがおかしい批判 もあってか、全8回で最終回となってしまった。



艦長!追記・修正、よろしくお願いします!あわわわわ……



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最終更新:2024年02月21日 23:39

*1 プリシス・オペラはブルースフィアの衣装版も実装されているが、ほぼ衣装違い扱いとなっている。

*2 原作でそのキャラが使ったバトルスキルならいざ知らず、サクラ大戦から参戦したさくらにヴァーティカル・エアレイドのモーションが流用された事で一気に不満が噴出した。ただ、あまりにモーションのバリエーションを増やせばアプリのサイズが膨大になってしまう懸念もあるため(なにより制作スタッフが大変)、増やしすぎる訳にもいかない

*3 暗黒空間に移行している点も含め、『4』のにもある同名の戦闘システム「ラッシュコンボ」を基にしているためと思われる。

*4 しかもスクリーンにはSFC版の映像が流される演出付き

*5 3人で出撃したならホストが用意したパーティーの2人目が4枠目に入りホストが切り替え可能、2人で出撃したならホストと参加者が用意したパーティーの2人目が枠を埋め、ホストと参加者ともに自分のキャラを操作出来る。

*6 味方全体へのバフと対応するブーストを両方習得したキャラがいる場合は味方もその恩恵を受けるが、全体バフだけを持っているだけのキャラの効果は、対応するブーストを習得したキャラのみが強化される。

*7 アドレーが実装されたのは2019年8月の事だが、そのちょうど1年前にアドレーを演じていた石塚運昇氏が鬼籍に入ってしまっている。

*8 劇中描写によればサポート用のAI端末に対する指示、避難誘導程度であれば可能である模様