ホビロン

登録日:2011/08/01(月) 13:27:43
更新日:2023/10/16 Mon 19:38:44
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ベトナム料理の1つである。

ベトナムだけでなく、東南アジア広域で食されている。
また、フィリピンではバロットと呼ばれている。

簡単に説明すると、孵化寸前のアヒルの卵を茹でた物である。
勿論、中身は鳥の形をしているので、かなりグロテスク。
耐性が無い人は注意。生理的に受け付けない人もいる。

地元では滋養強壮の為に食べられる。
また、茹でる以外にも、中身を取り出して串焼きにしたり、鉄板で焼いたりしても食べられる。
鳥の雛を焼いた物と言えば分かりやすいだろう。


どちらも雛に羽がついた状態なので、食べる際には羽を取り除いてからの方が良い。
口の中がむずむずするだろう。
味は普通のゆで卵よりも濃厚。
また、骨とくちばしのカリカリとした食感が、海老の殻にそっくりなのでたまらない。
食べた人によっては「鶏肉っぽい」「卵っぽい」と感じる人もいる。
何故なら、孵化直前の物と、まだに近い物があるからである。
見た目さえ気にしなければ十分食べられる。

見た目が見た目なので、やはり衛生上の問題が関わってくる。
順調に成長し、ちゃんと孵化寸前までいった物なら大丈夫。
だが、中には孵化直前で力尽き、死んでしまう物もいる。
そういった物には大腸菌やサルモネラ菌がうようよおり、食べると食中毒になる恐れがある。
食べる時には十分気を付けたい。


美味しんぼでは、第66巻収録の「ベトナムの卵」で扱われた。
アメリカ人の友人ダグラスに生卵を全否定されてキレた団社長をなだめるべく、(うまいこと画策して)ベトナムからやってきたニューさんに案内してもらうことに。
富井副部長も引き連れてベトナムの市場を訪ね、ホビロンの中身にちょっとビビりながらもべトナム料理の世界をみなで堪能するのであった。

嘘喰いの密葬課課長、真鍋はこれが好物らしく弁当にも入れてくる。
投げつければ武器にも使える。

キャラの名前を卵系から取るマルドゥック・スクランブルでは主人公ルーン=バロットの名前に冠されている。


②アニメ『花咲くいろは』に出てくる造語。

登場人物の1人、鶴来民子が使用する。
主人公の松前緒花に対して「死ね」と悪口を吐いていたが、死ねはよくないと諭される。
なので、ホビロンとは死ねの代わりに作られた悪口である。
『本当ビックリする程論外』の略。
料理のホビロン自体も、見た目はグロテスクで生理的に受け付けない為、何度も考えて決定した。

なお、漫画版では『サンナクチ』となっている。
『散々わめいて馴れ馴れしくて口だけ一人前のチビな奴』の略。
料理としては『生きたタコをぶち切りにしたもの』
どちらもグロテスクで生理的に受け付けない物である。


追記・修正はホビロンを勇気をもって食べれる方にお願いします。

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最終更新:2023年10月16日 19:38