同人音声(18禁)

登録日:2017/07/20 Thu 00:31:11
更新日:2022/07/20 Wed 07:11:40
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本項目は18禁の同人音声作品の項目である。
一般作品についてはこちらへ

【概要】

収録環境さえ調えれば誰でも簡単に作品が作れる同人音声。
近年はネットと販売委託サイトの発達によって手軽に作品が販売できるようになり、そのコストの低さも相まってますます賑わいを見せている。

一般的な収録の総時間は30分~2時間。長いものだと4時間になる作品も珍しくない。
もちろんパートごとに区切られているため、時間がないときは好きなパートを楽しむスタイルもあり。
これに対し、価格は500~1,500円程度であり気軽に楽しむことができるのが魅力の1つである。
低価格に目を向ければ100円で手に入るものも少なくない。

ならば駄作が多く作られているのかと思われるかもしれないが、実はそうでもなかったりする。
同人音声では特化作品が多く、商業のアダルトゲームでは真似できない構成となっている。
たとえ10分100円の作品でも、購入者はその価格と内容でおおよその満足が得られる。
商業にはできないニッチな分野を攻めることで、低価格でも一定の購入者を得ることができるのである。

システム周りや難易度、作画の出来のような評価が下がる要素がないのも駄作認定の少なさに繋がっている。
このためある程度の人気があると分かれば、安心して続編が作ることができ、さらに人気になるという仕組みが作られている。
裏を返せば音だけでどれだけの表現ができるか、需要に応えられるかは企画・制作者の発想力・センスと声優の腕前に大きく依存している。

18禁同人音声では、バイノーラル音声*1も特徴の1つである。
まるで隣にいるかのような感覚は圧倒的な臨場感を与え、AVやアダルトゲームでは味わえないような体験ができる。
初めて聴く場合はくすぐったい感じがするかもしれないが、慣れるにつれその深みにはまっていくだろう。
このバイノーラル音声は後述するドラマ作品で特に取り入れられ、その特徴を活かした様々な仕掛けが施されている。

一方で、同人音声作品は実際に買ってみるまでクオリティが分からないという弱点もある。
同人誌やアダルトゲームの場合、サンプル画像などを見た時点である程度の出来が分かるだろう。
しかし音声作品だとジャケ絵やサンプル音声だけでは本当に自分の好みに合っているのかどうかが分かりづらいことが多い。
タイトル詐欺も稀にあるので、評判くらいは事前に調べておくとよいだろう。
まあそれでも値段が安いだけまだマシだろうか。

【ジャンル】

◆ドラマ作品

シチュエーションにこだわった作品。
新婚夫婦、教師と生徒のようなメジャーなものから、ケモミミ娘との触れ合いなど様々なシチュが楽しめる。
収録時間は1時間以上が一般的で、内容も濃いものが多くかなり気合の入ったものがほとんど。
人気の作品は続編が作られたりシリーズ化することもある。なかには40作品を超えるシリーズも
これらの作品ではバイノーラルを利用して耳元で甘ったるく囁かれたり、エルフやサキュバスのような人外キャラだと不思議な力を使って両耳を同時に攻められたりと同人音声でしかない体験ができる。
耳舐めでは左右の耳でパートを分けるものもあり、かゆいところに手が届く仕様。
クリスマスお正月バレンタインといった季節のイベントものもあるので気になったものがあれば手に取ってみよう。

◆オナサポ作品

第四の壁を突き破ってオナニーの指示をしてくれる作品。
シコシコという声に合わせて盛り上げてくれるのが一般的。
ハードなものになるとポーズや台詞の指定、連続射精、寸止め、小道具の使用などドM向けのものが多いのも特徴。
自分の性癖に合わせて聴くのもよし、己の限界に挑戦し新境地を目指すのもよし。

◆特化作品

1つのテーマに絞った作品。
ちゅぱ音や喘ぎ声、シコシコ連呼などなど様々な作品がある。
徹底したものではテーマの要素以外の発言が一切なく、純粋にそのテーマを楽しめるものもある。
価格は100~500円で時間は10分程度のものが大半。
低価格ながらも声優さんは手を抜かず、クオリティの高い作品も多い。
サクッと抜きたい人にはオススメ。

◆実況作品

声優さんの実演オナニーを収録した作品。
ドラマ作品のようなキャラになりきるわけではなく、本人として挨拶した後オナニーを始める。
実演による喘ぎ声や衣擦れ、愛液の音などによりかなりの臨場感が味わえる。
内容の方向性はあるもののシナリオや台詞が指定されているわけではないので、声優さんの私生活やオナニー事情に話が膨らむことも。
逆に話がまとまらなかったり、早々にオナニーに満足して短くなってしまったりと、一発勝負な部分がある。
作品紹介のページで名義が無かったり異様に収録時間が短かったりするものには注意しよう。

◆催眠作品

催眠音声と聞くと言葉による暗示で18禁要素はないと思うかもしれないが、実は18禁要素を取り入れた作品も存在する。
催眠音声を聞きながら性感帯を刺激する(セルフと呼ばれる)ことでさらなる快感を得る作品が該当する。
左右の耳に声を投げかけられるいわゆる双子形式が一般的だが、女性の体になって膣の快感を体験する女体化やスライム娘、アルラウネ、深海生物などとの特殊なプレイなど催眠にしかできないものも多い。世界って広いですね。
もし一般作品の催眠音声でうまくかかれないならこちらを試してみるのもいいかもしれない。

◆おまけ

同人音声作品はおまけボイスがあることが多い。
内容は効果音無しバージョンの本編の一部やNG集、フリートークなど。
フリートークでは本編で共感した点や頑張った点など、わりとノリノリで語ってくれる人もいる。というかそっちの方が多い。
本編と合わせて聴けば作品の印象が変わったり、声優さんの得意分野が分かったりと新たな発見があるだろう。




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最終更新:2022年07月20日 07:11

*1 「バイノーラル録音」で収録された音声データ。音声データを耳(鼓膜)に届く音に近付け、ヘッドホンで聴くことで音源が実際にそこに存在するかのような効果を得る。