キュワワー

登録日:2017/07/16(日)09:35:00
更新日:2024/02/10 Sat 08:45:33
所要時間:約 6 分で読めます




栄養満点のツルに花をくっつける。花は活性化し香しいアロマが漂いだす。


キュワワーとはポケットモンスターシリーズにサン・ムーンから登場したポケモン


■データ


アローラ図鑑No.174/全国図鑑No.764
分類:はなつみポケモン
英語名:Comfey
高さ:0.1m
重さ:0.3kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂25♀75

タイプ:フェアリー

特性:フラワーベール(味方のくさタイプのポケモンは能力を下げられない)
  /ヒーリングシフト(自分が使うHPを回復する技の優先度+3)
隠れ特性:しぜんかいふく(戦闘中に手持ちに戻ると状態異常が回復する)

HP:51
攻撃:52
防御:90
特攻:82
特防:110
素早さ:100
合計:485

努力値:特防+2

■概要


色鮮やかな花輪を持ち歩いているポケモン。
好意を持った相手に対してはその花輪を渡す習性もある。
また、自分の体液を花に与えることで、癒やし効果のある匂いを出すこともできる。
ポケモンセンターや病院では香りを活かして治療の手助けをする役目も担う。

名前の由来は「cure(癒やす)」+「輪」+「flower(花)」と思われる。
モチーフは、アローラ地方のモデルであるハワイ州を象徴するものの一つであるレイ(花輪)。


■ゲームでのキュワワー


2つ目の島「アーカラ島」のシェードジャングルに出現するが、出現率は5%と低い。
レベルアップで覚える技はノーマル・くさ・フェアリーの3タイプ、特に攻撃技は後者2タイプのみ。
攻撃技・変化技共に最初から使いやすいものが多く揃うが、ほのおどくはがねタイプにはとことん不利。

またUSUMではカンタイシティのホテルしおさいにいる謎の女性トレーナーがキュワワーとキレイハナを連れている。
話しかけると「私たち見られてはいけない運命なの」等と言われて追い出され、「オレンのみ」を渡される。

性別比率は♂が25%で♀の方が圧倒的に多い。
地味に厄介なのが唯一アマカジに「じゃれつく」を遺伝させられる存在という点。
アマージョ系は♀のみでこちらも♀が多いため、条件を満たすのに手間が掛かる。


■対戦でのキュワワー


外見や能力等から紛らわしいが、くさタイプではなくフェアリータイプ

専用の特性「ヒーリングシフト」は回復技を「ねこだまし」と同じ優先度+3で使える。
適用されるのは「かいふくふうじ」同様その場でHPを回復させる技のみで、自身も覚え間接的に回復に繋がる「やどりぎのタネ」や「グラスフィールド」は対象外。
攻撃技ではタイプ一致で対象なのは「ドレインキッス」のみだが、ニンフィア以外で唯一のフェアリー先制技持ちであり、実質威力75+3/4回復効果は強力。
USUMでは「ギガドレイン」も加わった。
変化技では「こうごうせい」と「ねむる」、ダブル用の技で「いやしのすず」に「グラスフィールド」下では2/3回復する効果が加わった「フラワーヒール」の3つ。
先制技扱いとなるため、カプ・テテフハギギシリ、アマージョの特性等で無効化される点に注意。

「フラワーベール」「しぜんかいふく」も使えなくはないが、「ヒーリングシフト」が便利すぎるため影が薄い。

「ドレインキッス」以外の一致技としては威力が高くダブルでは相手にのみ全体攻撃となる「マジカルシャイン」。
特殊サブウェポンは草技の「ギガドレイン」を除けば「めざめるパワー」程度で、地面・炎等が主な候補となる。
物理技では「とんぼがえり」や「かえんだま」を投げてやけどさせられる「なげつける」、下記の技と併用できる「まきつく」等。

変化技は上記以外では「やどりぎのタネ」や「まきつく」と合わせて相手のHPをじわじわ削る用や様子見等に「どくどく」や「みがわり」「まもる」。
「ドレインキッス」による回復量アップにも繋がる積み技「めいそう」「ドわすれ」に変化技対策の「ちょうはつ」。
その他は「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」「てだすけ」「おさきにどうぞ」「アロマセラピー」「トリックルーム」とやはりダブル向きの技が多い。
特に「フラワーヒール」「トリックルーム」「おさきにどうぞ」の存在から「ふんか」コータスや「はらだいこ」カビゴン等と相性が良いかもしれない。
第8世代では先制「ドレインキッス」「ギガドレイン」で「じゃくてんほけん」を持たせた味方を攻撃する戦法が注目されている。
特にガラルファイヤーはぎゃくじょうの複数回の発動を狙える上に、じゃくてんほけんを持たせやすいポケモンなので相性抜群。

ちなみに現実のポケセンでは誕生日に「おいわい」を覚えたプレシャスボール入りの個体を貰えるキャンペーンがある。
Zワザとして使うと命中・回避・急所率以外の全能力が1段階アップというなかなか強力な効果を発揮する。
またデータと同時にキュワワーが描かれたバースデークラウンも貰うことができる。

優秀な特性と豊富な変化技により状態異常撒きから特殊受け、物理受けまでこなせる。
ただ攻撃技が乏しく、火力は元より耐久力も素の状態ではさほど高くないため、突破や積みの起点にもされやすい。
上記の通りダブルでは役割を持ちやすいが、シングルでは強力なポケモンが多いフェアリーの中ではマイナー気味。
仮想的に応じて耐久調整し、一発耐える間に積み技や変化技を効果的に使う等し、相手のペースを崩したい。
積みアタッカーとして見ると「わるだくみ」を覚えないのがやや残念な所。

主な持ち物の候補は「おおきなねっこ」「アッキのみ」「たべのこし」「ゴツゴツメット」「かえんだま」等。

ちなみに第七世代は「はかいこうせん」を覚えるポケモンが少ない中、何故かコイツが覚えたりする。

■アニメでのキュワワー


SM編4話から登場。
ジョーイやハピナスと共にナース帽を被り、ポケモンセンターで働いている。
初めて見たキュワワーに興味を示したサトシに花輪をプレゼントした。

ポケモンユナイトでのキュワワー


2月2日に実装。2023年最初のプレイアブルポケモンである。
一部の技を使うことで味方のポケモンに寄生することができ、その味方に回復やシールド付与、攻撃支援等を行う異色のサポート型。
League of Legendsのユーミとアイバーンを足して2で割った性能といったところか。
寄生は「フラワーヒール」または「てんしのキッス」を味方に指定することで行え、解除はスマホの場合は解除ボタンのタップ、Switch版は下十字キーの入力(リコールと同じボタン)でできる。
味方に寄生している間は通常攻撃は撃てないが、技やバトルアイテムの使用は可能で敵からの攻撃を受けない。
またこのポケモンには「花」と呼ばれる独自のリソースがあり、一定時間ごとに1、草むらに入ることで4溜まり、最大8までストックできる。この「花」が溜まっているほど「てんしのキッス」や「フラワーヒール」といった技の効果が増大するため、花が溜まったら味方に寄生→花がなくなり次第解除して草むらに入るという動きを意識して常に花の多い状態を維持しておくといいだろう。
常に味方にくっついたまま支援できるため接近して戦うバランス型や素早く動き回るスピード型とは相性がいい。
ただし、単体での戦闘能力がほぼ皆無なので寄生された味方がKOされたとたんに自動的に解除されキュワワー自身がそのまま続けてKOされることも少なくない。
回復等の支援があるとはいえ寄生された側も無理な進撃はせずなんとしてもKOされないような立ち回りを心掛けたいところ。
ユナイト技は草むらを生成し、範囲内の味方を回復させる「ヒーリングギフト」。
実装当初は本来の力をあまり発揮できておらず活躍も芳しくなかった(運営曰く「五分咲き」)ためか、2月14日に以下の上方修正が加えられることが決定した。
  • 「花」を1増やすのに必要な時間:2→1.5秒
  • こうごうせい、フラワーヒールの基礎回復量40%増加
  • てんしのキッスによるシールド付与量50~70%増加、クールタイム:7→6秒
  • マジカルリーフによる行動不能時間:0.5→0.75秒
  • くさむすびのクールタイム:8→6秒
  • ヒーリングギフトの回復量:50%増加、必要なユナイトゲージ20%減少

上方修正後は勝率が40%台から50%台と大幅に回復したようで、ザシアンの優秀な相方として注目を集めている。


追記・修正はキュワワーに花輪を貰ってからお願いします。

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最終更新:2024年02月10日 08:45