闘将ダイモス

登録日:2017/07/14 Fri 14:55:20
更新日:2024/01/02 Tue 11:24:56
所要時間:約 11 分で読めます





宇宙には、数知れない星がある。
無論、その中には人間と同じような生物が住む惑星が
存在したとしても不思議ではない。

我々もまだ知らない星……そしてそこに住む異星人。
彼らは、いつの日にか我々の住む地球に侵略の手を伸ばしてくるかもしれない!



ダブルブリザァァァァドッ!!


必殺!烈風正拳突きィィィィィッ!!



闘将ダイモス』とは1978年から1979年までに放送された東映製作のロボットアニメ。全44話。
横山光輝のロボット漫画『ダイモス』(1973~1975、小学館の学年生掲載)とは全く関係ない。


☆概要

前番組『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』に続き本作も長浜忠夫氏が監督を務めており、後年で『長浜ロマンロボシリーズ』第3作として位置づけられている。
キャラクターデザインに『ボルテスV』の聖悠紀、製作協力に東北新社と日本サンライズ(現:サンライズ)が引き続き担当。
音楽は『ドラえもん』『暴れん坊将軍』『ドラゴンボール』や昭和仮面ライダーシリーズなどで有名な菊池俊輔。

テーマは主に敵対勢力間を越えての男女の恋愛を描いており、ロボットアニメ版ロミオとジュリエットと言っても過言ではない。
劇中にもオマージュと思われるシーンも見受けられる。
それ以外にもロボットアクションは勿論のこと、
  • 同勢力間の平和主義者と軍国主義者の対立
  • 味方サイドなのに敵よりも邪悪な外道
  • ヒロイン・エリカの成長劇や黒幕の陰謀などを描いた敵側のドラマ
  • よく放送禁止用語を吐くネタキャラ*1
など見所が沢山ある。
なお、そのテーマ性故にメイン視聴を想定していた少年層よりも少女層の方に人気が出たらしい。
最後はしっかり締めているのであまり知られていないが実は打ち切り作品だったりする。


☆あらすじ

母星を失った有翼の異星人・バーム星人は地球への移住を考えるが、交渉は地球/バーム星の両代表が暗殺されるという最悪の事態に陥った。
結果両方は決裂しバーム星人は地球に侵略を開始した。
その後、地球側代表の竜崎勇博士の息子・一矢がバーム星人の強襲を受けるも帰還。
彼が持ちかえったダイモライトをエネルギーにした竜崎博士の遺産・ダイモスで迎撃する一矢であったが
その最中、一矢の目に入ったのは記憶喪失の少女・エリカであった……。


☆登場人物

○ダイモビック

国際宇宙機構により派遣された大型探査船・スペースダイモビックに乗り、ニュートリノが結晶化した人類にとって夢の新エネルギー・ダイモライトを探し当てたクルーたち。
バーム星人の強襲を辛うじて切り抜けた後、竜神岬にある和泉地下研究所へ強行着陸。
以後、ダイモビックはガードダイモビックとなり、バーム星人の侵略に唯一立ち向かえる地球防衛の要となる。
ダイモスの初陣でバーム星人を退けた一矢は、運命の出会いを果たすことになる……。

本作の主人公。なんかトマホークを武器にするロボが似合いそうな雰囲気がする(スタッフ的にはムー帝国が似合いそう、か。スパロボでは似ている声の元野球選手との絡みも描かれた)。
宇宙飛行士でありながら空手の達人でもある熱血漢。空手の他にもドラムが得意。36日に1度しか髪の手入れをしないなどお洒落には若干無頓着らしい。
本編から4年前に事故で全身麻痺になるもリハビリで乗り切った壮絶な過去があるが現在はそんな事を微塵も感じさせない程に回復した超人*2
物語が進むにつれ、バームの軍と戦いながら本当の敵を見つけつつ、恋に落ちた相手・エリカをはじめ様々なバーム星人との出会いや別れを経て戦闘以外の道を模索していく。

アフロと色メガネと宇宙服姿でも肌身外さず背中に背負った日本刀が特徴的な一矢の友人で剣術の達人。戦闘ではガルバーFXIIで一矢をサポートする。
皮肉屋でやたらと格言を言う性格。
一矢とエリカの恋愛には否定的だった故に彼と衝突する事もしばしば。だが根は友情には熱い男でやがて二人の仲を認めることに。
幼少時代はフランスで両親と過ごすも貧しい暮らしで亡くし、その後祖父に引き取られ日本に帰り剣術を教わった。
あと(自称)フィアンセがいる。

  • 和泉ナナ(CV:栗葉子、吉田小南美(SRW))
どこかの少女漫画の主人公っぽい見た目な一矢の幼なじみ。リアルファイトは意外と強い。
彼を『お兄ちゃん』と呼び慕っており、怒ると『ワン!』と吠える妹属性とわんこ属性を兼ね備えたキャラ。
序盤はエリカに嫉妬した一面もあったが後に応援する事に。
彼女も京四郎と共にガルバーFXIIに搭乗する。
ちなみに、昔のアニメとしては珍しくこの見た目で16歳。

  • 和泉振一郎(CV:勝田久)
ナナの祖父でダイモビック最高責任者。竜崎博士と共同でダイモスを製作した。
5歳の時から父と離れて過ごした一矢にとっては親変わりであり空手の師匠でもある。
バーム星人がダイモビックに総攻撃を仕掛けられた時に死にかけたがエリカの活躍で一命を取り留めた。

  • 竜崎勇(CV:飯塚昭三)
一矢の父親でありもう一人のダイモス製作者。
一矢が幼い頃に基地へ赴任し、数年後バームとの会談に地球側代表として出席した。
目の前でバーム側の代表リオン大元帥が暗殺され地球側の仕業と激怒した大元帥の子・リヒテル(と止めようとしたエリカ)に銃殺されたと思われたが……。
何気に自身の死を予測してトライパー75Sに音声を録音、一矢にダイモスの合体シークエンス・操縦方法を伝えたすごい人でもある。

  • カイロくん(CV:井上遥)
ダイモビックのサポートロボでおかねさんと並ぶ本作の主なコメディリリーフ役。
和泉博士が興奮した時はどこからかペロペロキャンディーを出して彼を鎮める。
風呂嫌いで無理矢理風呂に入れられた時ナナに間抜けな写真を撮られ、報復に彼女のヌードを盗撮しようとした。

  • おかねさん(CV:麻生美代子)
典型的肝っ玉母さんタイプなダイモビックの家政婦。意外にも独身で結婚歴なし。
途中やんちゃ坊主な甥の元太を引き取る事になる。
実はパンチラを何度か披露しており、そういうシーン目当てで試聴している紳士の需要に見事応えている。

ダイモビック防衛隊長。
妻と子をバーム星人に殺されたのでバーム星人なら誰でも関係なしに恨んでいる。
後に一矢達の行動を幾度と見てきた影響かバーム星人との共存を考えるようになる。
おかねさんと結婚しそうになった。


○その他の地球人

地球防衛軍長官。とにかくバーム嫌いが目立つ軍国主義者。
本作屈指の悪役(兼ネタキャラ)でありコイツのせいで戦いが長引いた。てか登場する回ほぼ全てにおいて事態は悪い方向に動く。
詳細は当該項目も参照。

  • ダグラス・バンクス(CV:飯塚昭三)
地球人とバーム星人が共存する解放区を作った二ュージャーランド政府の科学者。
ダイモスのパワーアップに携わり、三輪の手により社会的に抹殺されかけた一矢を解放区の人々と共に救ったナイスガイ。


○バーム星人

アルゴール星と激突し、母星を失った宇宙人
彼らはピラミッド状の透明なフードで覆われた巨大な人工衛星・小バームを活動拠点とし、第二の故郷を求め数千光年の彼方から宇宙を流離っていた。
容姿は地球人と何ら変わらないが、背中には天使にも似た巨大な羽根を生やしている。
我の強い連中が多いせいか、互いの主義主張の違いや個人的な感情などで同じバーム星人同士でも足の引っ張り合いや対立があったりとロボットアニメの敵組織の中でも足並みが揃っていない。
リヒテルは前線基地である海底魔城を拠点に地球に総攻撃をかけた後、強力な地球包囲網を張り巡らせたが、彼の妹であるエリカが行方不明になったことから物語は動き出す……。

  • エリカ(CV:上田みゆき)
本作のヒロイン。
兄の反対を押し切って看護師に志願。負傷した兵士たちを救護していた時に戦いへ巻き込まれ、自分の名前しか(自分がバーム星人である事さえも)覚えていない状態で一矢に助けられた。
そこから二人は相思相愛の仲に発展していくのだが記憶を戻ると共に地球との会談の時に(リヒテルを止めようとしながらも)撃ってしまった相手が愛する相手の父と知り葛藤する。
その後一矢の前から去るも彼への想いを忘れる事ができず、彼の元へ戻ろうと試みるもことごとく失敗。
最終的には処刑されかけるもウォーリンの手により海底城を脱出、バランドークが活動する人間とバームの共存区を目の当たりにしオルバン大元帥の企みを知り、父の志を継ぐために彼女も平和のために戦う。

  • リヒテル(CV:市川治)
エリカの兄で海底城に拠点を構える地球攻撃軍提督。
父の死を目の当たりにし、竜崎博士を射殺、眠っている10億のバーム星人を救うため地球侵略に身を投じる。
やはり自分が忌み嫌う地球人を愛した妹エリカに苦悩する。
全ての元凶がオルバンと判ってからもバームの誇りや自分が地球人にした殺戮の重さを理解しているなど複雑な心境から地球人と手を取り合おうとしなかったが……。
次回予告のナレーションと同じ声なのでスパロボの中断メッセージでネタにされた。
そしてそっくりさんと一緒に行動したりする。

  • リオン大元帥(CV:大木民夫)
リヒテルとエリカの父でバームの指導者。
温厚な性格で地球とは平和的に交渉しようとしたが会談の場で(地球側が用意したと思われる)毒入りコーヒーを飲んで殺される。
そもそも地球人が接触を開始したばかりのバーム星人に良く効く毒を熟知していて、出された飲食物がバーム星人に危険が無いか確認したであろう分析係に気付かれなかった時点でかなり疑問が生じる暗殺だが・・・

  • ライザ(CV:弥永和子)
リヒテルの側近その1。
主に戦闘メカやメカ戦士の製造を担当。
リヒテルを愛しており、彼の手を煩せる存在(エリカやマルガレーテなど)には風当たりが強い上、邪魔者と思ったものは同じバーム星人でも謀殺を企むなど手段を選ばない。
ゲロイヤーに海底城を占拠された時にはゲロイヤー側に投降する芝居をしてリヒテルを救出、リヒテルの身を優先しダイモビックに救助を要請した(結局リヒテルは断固拒絶していたが)。
最後は絶命するが、番組が打ち切られなければ違う展開も考えられていたらしい。

  • バルバス(CV:飯塚昭三)
リヒテルの側近その2。
戦艦を駆り前線に赴く司令官で脳筋タイプ。
物語終盤、彼の弟ヒムレーによってリヒテルは父の死の真実を知る事になる。
その後バルバスは戦闘によりリヒテルとはぐれダイモビックに拾われるが……。

  • マルガレーテ(CV:麻生美代子)
リヒテルとエリカの乳母でエリカの良き理解者。
「おひいさま」ことエリカを救うために何度か手引きしたため、翼を丸ノコで切られる重罪となり奴隷の身分に落とされてしまった。
刑の執行シーンは言い渡したリヒテル本人も思わず目を背けてしまう程。
奴隷にされた後もひどい重労働で倒れ、海に捨てられるわ、と散々な目に。
そんな目にあっても尚、マルガレーテは最後の最期までエリカを支え続け、その尊い犠牲と引き換えに物語は鬱ENDを回避した。

  • シンディ(CV:岡本茉莉)
エリカの幼馴染。一矢の父を殺した事から彼の元へ行くのを躊躇うエリカに幼少時に自分を救ってもらった事を思い出させ、彼女が一矢に真実を告げる勇気をマルガレーテと共に後押しする。
エリカの脱出を手助けしてしまったことから死刑が決まり、執行前にマルガレーテを脱獄させ警備システムの餌食となり死亡した。

  • ウォーリン(CV:寺島幹夫)
エリカに医学を教えたバーム星人の医師。彼もまたバーム星人と地球人の和平を望んでいる。
処刑されかけたエリカを救助し、部下の医療スタッフを犠牲にしつつエリカと共に海底城から脱出するも負傷。
その後に救助したのがよりにもよって三輪長官で、エリカ共々捕まってしまい、彼女の懇願も虚しく治療されずに見殺しにされた。

  • アイザム(CV:井上真樹夫)
リヒテルの親友。
地球進行が進まないリヒテルの後任としてオルバンから送られてきたが、目的はリヒテルの力になる事だった。
超弾性金属やアイザロン粒子を用いて強力なメカ戦士を製造するも、彼は過去の実験における放射線の影響で命わずかであり、最期は親友のため自らメカ戦士に乗りダイモスと戦って散った。

バンクス博士と手を取り合い地球とバームの共存を提唱し続けたバーム星人。
解放区におけるリーダー的存在で亡きリオン大元帥の意志を受け継いでいる。
エリカに多大な影響を与えた人物だが解放区を敵の前線基地と勘違いした三輪長官に銃で撃たれ、最期は人々を逃がした後ダイモスを守るため解放区ごと自爆した。

オルバン大元帥の腹心。
出番が増加するのはリヒテル失脚時の後任として現れる終盤だがバーム星と地球の会談にも出席しており、この地点でもう見た目からして怪しかった。
そしてやはりと言うべきかリオン大元帥と竜崎博士を暗殺した真犯人である(リオン大元帥のコーヒーに毒を入れリヒテルより先に竜崎博士を仕込み銃で射殺した)。
彼を会談の席に同行させたリオン大元帥は無能であると言わざるを得ない
最終的にリヒテルに敵討ちされる。

  • オルバン大元帥(CV:勝田久)
現在のバームの大元帥でリオン大元帥が死亡した後に現在の地位に就いた。
ゲロイヤーが実行犯とすればコイツは計画犯であり全ての元凶である。
つまり「こいつが変なことを考えて、ゲロイヤーがそれを実行して、三輪が引っ掻き回したのが原因であり、この三馬鹿のせいで地球人、バーム人の全員が多大かつ深刻な迷惑を被った」というのが闘将ダイモスという物語なのである。
人工冬眠で眠るバームの民を脳改造して奴隷化、バームを我が物にしようとしておりそれをよしとしない多くの離反者を出している。
彼の心臓は小バームと連動しており彼が死ぬと小バームは木星へ墜落する仕組みになっている。

小バームの大僧正で、リオン大元帥の恩義を受けていた人物。
表向きはオルバンに従順を装いつつも、各所に部下を潜ませて情報を収集し、処刑されかけたリヒテルを救出してオルバンとエリカの結婚式に潜入させてオルバンの悪行を公の場に晒す、瓦礫の下敷きになりかけたエリカとリヒテルを救助する等物語最終版で大活躍をする。
彼を心服させていた点に関してはリオン大元帥は有能であると言える。


☆メカニック

『一矢……一矢!』

お父さん? お父さんの声だ!

『よく聞け……戦いの時が来た。さあ、お前の声でトランザーのダイモライトのエネルギーを呼び覚ませ! 叫ぶんだ一矢……トランザー・ゴー!』

トランザー・ゴーッ!!

○トランザー

バーム星人の侵略を予測した竜崎博士と和泉博士が共同で作り上げた、地下都市建設用大型トレーラー。
ダイモライトを動力源とし、自動車・トライパー75Sに乗った一矢の「トランザー・ゴー!」の声と共に起動。
随所に施されたブースターを転火させ、14輪ものタイヤを走らせながら竜神岬にある巨大な龍の洞窟から発進。トライパー75Sの走る公道へと踊り出る。


『さあ、飛び込め! コールサインは、ジャスティーン!』

ジャスティーン……?

ジャスティィィィン!!


『さあ、最後のコールだ! ダイモス・バトルターン! 戦う巨大な力・闘将ダイモスは今日からお前の分身となる!』


ダイモス・バトルタァァァァァンッ!!


ダァァァァイモォォォォォス!!!


○ダイモス

 全高:45m
 重量:150t
トライパー75Sが走行しながら、一矢の「ジャスティィィィン!!」の掛け声と共にトランザーの後部コンテナに格納される。

そこからコンテナ内で急制動され固定されるとともに、トライパー75Sのフロントが開き座席がコンベア上へすっ飛んでいく。そしてコンベアに座席が装着されると、そのままトランザーの操縦室へ搬送されていく。

つまり高速で走行したままの自動車を内部でいきなり停車させ、操縦席だけ飛び出させ、それをロボ用の操縦室まで運んでいくのである。
数多あるロボットアニメの主役ロボの中でもかなり無茶な設計である。

その後、「ダイモス!バトルターン!」の掛け声で巨大人型ロボ・ダイモスに変形する。
操縦者は一矢で、操縦方式はコックピット内のコードが彼の脳波と連動する形となる。
機体の上半身は一矢の動きと連動し、下半身は脳波で操作される。主なバトルスタイルはもちろん空手だが、状況に応じて内蔵火器・武器を使い中~遠距離戦もこなせる。

一応空手ロボ謳ってはいるが、戦闘スタイルはカンフーブームの影響を受けまくりである。
殺陣を担当したのは元大野剣友会で『仮面ライダー』の殺陣師も担当していた高橋一俊。
前作のボルテスVがコンバトラーほど売れなかったため、複数合体ではなく変形を重視したらしい。スーパーカーブームの影響も受けてそう。

○主な武装

  • ダイモガン
両腰部に内蔵されたバルカン砲。

  • ダイモミサイル
脚部に内蔵されたミサイル。

  • ファイブシューター
脛部に施された緑色の結晶体を投擲する。

  • 三竜棍
腰のベルトを伸ばすと三節棍となる。ロボットアニメでは珍しい装備。

  • 双竜剣
胸部パーツを外すと、両端から刃が出て小振りの双剣となる。本編ではよく敵に折られることが多い。

  • ダイモシャフト
足の裏から薙刀が飛び出す。

  • ダブルブリザード
胸部のシャッターが展開し、二門のファンから猛烈な嵐が巻き起こる。

○必殺技

  • 烈風正拳突き
ダブルブリザードで敵を上空に吹き飛ばした後、跳躍して鉄拳を繰り出しメカ獣士を粉砕する。
他にも、手刀で両断するダイモチョップや、飛び蹴りを繰り出すダイモキック、ダブルパンチを繰り出す烈風二段突きなどがある。

中盤でアイザムが開発した超弾性金属によりメカ獣士は強化され、従来の烈風正拳突きは通用しなくなった。
これに対抗するため、ダイモスに顔側面からの冷凍光線・フリーザーストーム→胸部ファンからの火炎放射・ファイヤーブリザードが追加。
急激な温度差を与える仕様に改良された。


余談だが、スパロボ初参戦の『第4次スーパーロボット大戦』では異様に扱いが悪かったことで知られる。
何せ、必殺烈風正拳突きが宇宙で使えないスーパー系主人公じゃないとフリーザーストームとファイヤーブリザードを使う必殺烈風正拳突き改が手に入らないその必殺烈風正拳突き改も宇宙で使えないという凄まじさ。
フォローできる武器でもあればまだよかったのだが、そういう武器もない(特に追加武装が一切ないリアル系)。
なのに地球とバームの対立が最終話までストーリーに組み込まれている関係上、離脱もないという。
プレイヤーに微妙扱いされた末にコン・バトラーとの二択で大体エゥーゴに送られるSFC版ダンクーガも、間違いなくダイモスよりはマシである。どうしてこうなった。一応烈風正拳突きは装甲を打ち抜くトドメ演出が用意されているなど、そちらでは優遇されている(同作の時点だとトドメ演出持ちはダイターン3との2機のみ)。
実のところ、『第4次』のダイモスが宇宙戦やるのはたった2話しかないのだが、その内の片方は『第4次』屈指の難シナリオ「アクシズに散る」なのでお察し。
一方で『第3次α』では長浜ロマンロボ繋がりでコン・バトラーVとボルテスVとの合体技「超電磁烈風正拳突き」を披露してくれる。

○ガルバーFXII

ダイモスのサポート役でミサイルやビームを装備されている2人乗り戦闘機。
京四郎とナナが主な操縦者だが1人だけでも操縦可能。

○戦闘ロボ/メカ戦士

毎回姿が異なるバーム側の主戦力兵器。
アイザムが開発に携わってからは呼称が戦闘ロボからメカ戦士に変更した。

○小バーム

惑星バーム星が滅びてしまい、新しい惑星を探すまでの居住地としているバーム星人の人工天体でありオルバン大元帥の居城。
内部には10億のバーム星人が冷凍保存、冬眠されており、木星付近を漂っている。



☆外部出演

ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』にも何度か参戦している。
映像ソフト化がかなり遅れた作品と言う事もあり、アニメを観るより先にこれでダイモスの存在を知った人の方が多いと思われる。
ダイモスが物語の中核を担っているのは『A』『第2次α』あたりか。

漫画媒体では長谷川裕一の作品『超電磁大戦ビクトリーファイブ』並びにその続編『ゴッドバード』にて出演している。


☆余談

  • 上述の通り、打ち切りで最終回を迎えてしまった本作であるが、その後番組は40年以上続くスーパー戦隊シリーズの再開後第1作となる『バトルフィーバーJ』。
    当時東映のプロデューサーであった鈴木武幸氏は、『ダイモス』の打ち切りは後番組を早めに放送開始してほしいという局側の要望によるものと自著『夢を追い続ける男』で証言している。

  • 1979年春の『東映まんがまつり』でも第24話のブローアップ版が上映されているが、本作が『東映まんがまつり』で上映された最後のロボットアニメ作品となった。


ついに項目が完成し喜ぶ一矢達!
しかし自分の項目が未だにない事を不満に思う三輪が、
総合相談所の立てて欲しい項目を挙げるスレに依頼し他人の手による項目作成を目論んでいた!
次回、『追記・修正お願いします』にジャスティィィィン!!


…しかし、何故、余が追記・修正をお願いせねばならんのだ?


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最終更新:2024年01月02日 11:24

*1 あくまで現在では。だが

*2 スパロボAにおいては、「リハビリの際に明鏡止水の境地(機動武闘伝Gガンダム)に至った」という驚愕のクロスオーバーが展開された。ゲーム中では実際に修得しているわけではないが。