SCP-3519

登録日: 2017/07/11 Thu 22:40:24
更新日:2024/04/16 Tue 00:14:04
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疑う者のいない嘘こそが一番の真実である。


SCP-3519はシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト (SCiP) 。
オブジェクトクラスKeter


特別収容プロトコル

財団がコイツを収容して確認出来ていないので、Keterになっているが、実際にはNeutralizedとなっているのだろう、と推測されている。

それはなぜか?

SCP-3519への感受性を有する人物が生き残っていないことから、これ以上の収容は必要とされません。感染は無力化したと見做されます。

そう、感染した・感染しうる人間が全滅してしまったのだ。

青い、青い空よりもなおたちが悪い「止められなかったXK-クラスシナリオ」である。


概要

こんな大惨事を引き起こしたSCP-3519は、印刷物、視覚・聴覚の各メディアの複数の媒介によって感染する、

  • 「2019年3月5日に世界の終わりが来る」
  • 「それが訪れる前に自殺するのが望ましい結果である」

という致死性のミーム災害である。
これに曝露すると、曝露者に口頭伝達、メディアによる「差し迫った終末論」を証拠を必要とせずに硬く信じ込ませ、積極的に受け入れさせ、「天啓を受けた」ことを主張する、「千年王国説を信じ始める」、自殺念慮を見せ始める、などと強制力が尋常ではなく強い。

しかも「救世主の出現によるアセンション」「天文学的事象による破滅」「自然の壊滅による滅亡」「技術的な特異点の発生」「現実不全による認識崩壊」など具体的な部分は曝露者によってまちまちで、ミームの感染条件は「差し迫った終末論を報じている」だけと非常にゆるい。

相当数の症例において、最終的には「自殺するのがもっとも有効であり、望ましい手段なのだ」と確信して、実行する。
曝露から自殺に至るまでの期間は統計が取れておらず不明。観測された限りでは40日以上生存した事例は皆無らしい。

このミーム災害にK-クラスシナリオ発生を疑った財団が、該当日時に世界終焉が実現する可能性を弾きだしたところ、その数字は0.015%。

「2019年3月5日に世界の終わりが来る」というのはありえないと判断した財団の、そんな真っ当な思考で静まらないのが終末論でありSCPであり、だからこそKeterなわけだが。




事例

実際に感染媒介となったメディアの引用がある。
まずは2018年12月のトーク番組における終末予言の話題。

コンウェイ:ホワイトハウスとしては、これは非常に信頼性のあるものと考えています。信用できる情報源が複数、世界が3月5日に終わりを迎えるかもしれないと語っています。

カレラ大司教:我々は最近、アステカ司祭の秘密結社が現代社会においてマヤの予言に取り組み続けていたという証拠を明らかにしました。それらの予言は、終末を来年の3月5日に再計算したという事でした。我々はこれが聖ヨハネの予言と一致しているのではないかと感じているのです。

コンウェイ:そうです、教会も我々の情報ソースの一つでした。テノチティトラン亡命政の特使も同様でして、貴方も今朝のTwitterでご覧になったように、大統領と連絡を取り合っています。

コンウェイ氏が提示したのは、その日の大統領の「アステカの特使から3/5に世界が終わると聞かされた。何と怖ろしい!」というツイート。
しれっと飛び出した「テノチティトラン亡命政府」はSCP-2155「アステカ亡命政府」*1によるものだから、どうやらSCP-2155にも曝露していた模様。

次は、2019年2月12日の日付が記された、自殺パーティ招待状。
地球最後のバレンタインを一緒に祝おう。ホームバーと生演奏アリ! 仮装してきてもいいです。飲み食いしたい物は何でも持って来て。コンドームが嫌なら捨てちゃえ、これでお終いなんだから、ハハッ。バレンタインの後にチェックアウト予定なら、零時には帰る事を考えておいてね。午前1時になったら高圧電線を落としてヴァルハラ逝きの電撃をブチかますのでプールに集合だ。それとウチは30階建てだからクスリがお好みなら寝る場所は沢山あるよ(真夜中過ぎまで待ってネ)。

こういう死ぬ前の乱痴気騒ぎは、どこの世界でも同じであるようだ。
しかも感染媒介は報道だけではなく、終末論に関する全ての情報である。最後は、同じ年の2月20日づけのEメール。

現実世界がシミュレーションであるというニック・ボストロムの仮説について話した時のことを覚えているかい? 仮に、生命がシミュレーションであるという彼の主張の確率が1であるとしよう。たった今この世界で何が起こっているかを見てほしい、5日を過ぎても生き延び続ける確率は間違いなく1なんかじゃない、急速に0へと減少している。仮に生き延びたとしても、その先にどんな人生が待っているって言うんだ?

世界中の誰もが世界は全く同じ日に終わると、そして生存本能その他全てに反して、その日が来る前に自殺しなければならないと決断する確率はどうだろう? ありそうにないことだが、それは実際に起きている。

スイッチをオフにされる直前のシミュレーションは、内側からはどんな風に見えるだろうか?

僕らが新しいプログラムに移行するとき、外の彼らは僕らをオフラインにする必要があるのかもしれない。

君を愛している、リンナ。すぐにまた会おう。

メディアによる報道、インターネット上のツイートや掲示板の荒らし行為、動画のコメント、手紙、日常の会話、つまり、終末論ならばその全てがSCP-3519の感染媒介となるのである。

さらに、終末論=世界が終わると信じる余地を持っているほどに抵抗力は弱く、自殺者が増えるという現実はその妥当性を肯定し、阻止を図るはずの媒介が世界終末を想起させてミームの伝播を引き起こす。
そんなもの、いくら財団でも収容できるはずがなかった。

そして最後に存在する補遺が、SCP-3519に対処した財団のタイムラインである。

まずは最初、Xデーまで残り86日と迫った2018/12/05。

MTF ψ-10によるメディアの定期監視が、ジョージア州ボガートから発信されているAMラジオ放送 “フィフティ・デイズ”に最初のSCP-3519実例を検知する。
当初、これは一般的な黙示録の信念、並びに福音派の宗教放送における終末論的な予言との類似性によって無視された。

この時点では、放送しているラジオ番組が「第五教会」との関連性から、SCP-1425「星のシグナル」を発端とする対第五教会計画「オペレーション・スターゲイザー」のターゲットとして警戒されていたので、単なる宗教的なプロパガンダの一種だと見られていたようだ。
一気に飛んで2018/12/24。

ボガートにあるアンドロメダ座教会の信徒17名が、フェノバルビタールの過剰摂取で死亡しているのが発見される。

Xデーまで、残り67日。ミーム感染によって自殺してしまったようだ。

翌日、2018/12/25。
ボガートでの死者のニュース報道は、国際的なメディアを通じて取り上げられている。財団のミーム分析は、類似するカルト宗教団体の自殺に関する報告と比較して異常なほど同情的な報道に着目する。

ある種のミーマチックエフェクトと財団は推論を立てたらしい。
しかし、このミームの感染媒体は終末論に関する話題そのもの
それを国際的メディアで取り上げられているということは……。
この後、幾ばくかの事例報告を経て、2019/1/2。

関連する自殺は17ヶ国で2600人以上に拡散している。感染がSCP-3519に指定される。ワタナベ・ノリ博士が主任研究員に着任。

財団がSCPナンバーを振って収容に乗り出した翌日にはプロトコルが策定される。

機動部隊プサイ-10(“マズローの動機付け”)に、SCP-3519に感染した人口の特定任務が割り当てられます。特定された人口は機動部隊イータ-10(“シー・ノー・イーヴル”)および機動部隊イータ-11(“獰猛な獣たち”)によって確保されます。前記3つの機動部隊の全てにSCP-3519媒介メディアの確保・抑制任務が割り当てられます。

つまり、機動部隊を派遣して報道を押さえろという話である。もっとも原始的かつ有効な手段だ。
しかし、事態は悪化の一途をたどった。

2019/1/11。
MTF η-10の日報がSCP-3519の兆候を示す。機動部隊司令部はMTF η-10の隊員らの任務を解き、Eクラス隔離下に置くよう指示した。

財団の一部隊が感染。さらに15日に別部隊の司令官から検疫が失敗に終わったという報告が入った。
悪戦苦闘している間にもミーム感染は続き、2019/1/17にプロトコルが改定。

機動部隊プサイ-10(“マズローの動機付け”)に、SCP-3519感染の拡散マッピング任務が割り当てられます。機動部隊ウプシロン-4(“糖衣錠”)は、最重要緊急案件として対抗ミーム治療の開発に取り組みます。対抗策が開発された場合は即時配備し、以下の優先順位で配布を行います。

1.MTF U-4の隊員
2.重要ミーム学部門の職員
3.O5評議会
4.世界オカルト連合
5.世界保健機関(WHO)
6.残りの重要な財団職員
7.一般人口

対抗策を立てるのが先決、つまり情報の把握以外には何もできることがない。

2019/1/17、この時点で自殺率は世界人口の1%に到達し、宗教信者に亜種が確認された28日には自殺率が30%増
普通に考えて危機的な事態だが、ミーム感染が広がり過ぎたために認識が広まっていなかった。

29日にはプロトタイプの対抗ミームによる対策が進む。

ところが翌30日、時のローマ法王が自殺に対する教皇特免を計画していたことが発覚。大抵の宗教は「死後救済」を唱えているわけだから、3519と相性がいいのは当然である。
これは実行寸前にGOCエージェントが法王を確保・隔離することで阻止された。

プロトコルも改定。
機動部隊プサイ-10(“マズローの動機付け”)に、SCP-3519感染の拡散マッピング任務が割り当てられます。機動部隊ウプシロン-4(“糖衣錠”)は、最重要緊急案件として対抗ミーム治療の開発に取り組みます。対抗策が開発された場合は即時配備し、以下の優先順位で配布を行います。

1.MTF U-4の隊員
2.残りの重要な財団職員
3.一般人口

対抗ミームの配布対象からO5とミーム部門が消滅。財団もうダメだろコレ。

しかもこの翌日、感染してしまった世界オカルト連合の工作員が教皇特免の情報をリークするという暴挙を敢行。
これが引き金となったのか、2月1日の時点で自殺率が世界人口の2%に一気に到達して子供の関わる殺人事件が多発。
加えて大量死の影響でもはや公衆衛生とインフラが機能せず、6日の時点で1億人が疾病または必須サービスの欠如により死亡。
病気になっても怪我をしても病院が機能していない、介護が必要なのにスタッフが死んでいるのではどうしようもない。

特に将来的にK-クラスシナリオを誘引する存在(終末論=いつか来る終わり)を知っている財団職員の精神的防壁が薄いのは当然で、財団職員の1割が自殺してしまっていた。

それでも諦めず収容を試みるが、自殺を誘発する問題児は、SCP-8900-EXのような記憶処理でどうにかなるレベルではない上にそれを実行する余裕もない。

そして、特別収容プロトコルはまたも改定。

機動部隊ウプシロン-4(“糖衣錠”)に、SCP-3519対抗ミームの継続的な緊急配備任務が割り当てられます。グリーフ・カウンセリングおよび自殺の予防を、全ての生き残っている財団職員が利用できる状態にしなければいけません。

対処を切り捨て、財団を機能させることに余力が振り向けられることに。
その間にも一般社会の崩壊は続き、2月19日。

1000 UTC頃、イスラエルとイランの間で限定的な核兵器の撃ち合いが勃発。加えてイスラエルの兵器は幾つかの他の湾岸諸国も標的とした。死者の総計は不明。国連の緊急措置によって世界的核戦争は回避され、GOC関係者は結果を確実にするために異常な強制手段を用いたと伝えられる。

まさかの核戦争勃発。世界全土への波及は世界オカルト連合が食い止めたようだが、ここまで来るとだからどうしたというレベルである。
そして、20日。

ワタナベ博士の死に続き、マリレッツ・カーク博士がSCP-3519プロジェクト主任に昇進する。
対抗ミームは一体どこで何をしてるんだ?

研究主任だったワタナベ博士が曝露し、自殺。
報告書を執筆した職員は対抗ミームに関する続報が上がってこないことにいら立っていたが、23日になってRAISAから返答。

なんでも“現場で適切な媒介メディアに挿入することが不可能と判明”したそうだ。u-4は兵器化版のミームに取り掛かっているはずだが、私たちのメールに返事をよこさない。彼らには急いでもらわないと、適切な媒介メディアが残らなくなってしまう。

“糖衣錠”もまた曝露したのだろう、対抗ミームを主要メディアに乗せて拡散することが予定されていたのだが、それが不可能であると土壇場で判明。
というか冷静に考えれば、メディアに乗せて拡散すること自体あり得ない。そして、収容プロトコルはまたしても改定された。

グリーフ・カウンセリングおよび自殺の予防を、全ての生き残っている財団職員が利用できる状態にしなければいけません。自殺用カプセルを要請に応じて利用可能にします。可能であれば、全ての生存しているKeterクラス異常存在の無力化命令が実行に移されます。財団施設は、所属スタッフ数が30%を切った時点で、もしくは施設管理官の裁量で、施設放棄プロトコルに個々に従ってください。

その機能を失いつつあった財団のプロトコルにも、「自殺防止の提言」と「自殺手段の提供」という矛盾が生まれてきている。

2019/2/26。
世界的メディアの大部分が沈黙している。財団サイトからの報告は矛盾している。エリア-055の職員数名は、自殺遺書でSCP-3519に感染してないと主張し、進行中のK-クラスシナリオを自己実現型の預言だとしている。収容下の知的アノマリーが何匹か自殺していると噂されている。SCP-3519割当の者は誰一人、これを確証・否定するクリアランスを持っていない。

もはやメディアを発信する人員もいなくなったらしい。おまけに、収容されていた知性のあるオブジェクトすらも曝露・自殺してしまったという。
これらは全て噂だったが、思い込みと片づけるには状況が悪すぎた。実際に世界中で人が死んでいるのは確かなのだ。
この報告書を執筆した職員の属する、SCP-3519の収容担当チームはこれを確定することも、反論することも出来なかった。

27日、チームは隔離施設へ移動。

28日、次席研究員のローリー・ジョーンズ博士が担当主任に昇進。マリレッツ博士も自殺してしまった。

3月1日には、自動で役職を継承する「プロトコル:ローズ・アラバスター」が制定され、これによりジョーンズ博士がO5-6に昇進。
……どうやらO5評議会もまともに機能していないようだ。

3月4日、Xデー前日。
サイト-42のデサイ博士とのコンタクトが途絶。他には誰も応答しない。

SCP財団、壊滅。

無意味となった特別収容プロトコルが最後の改定を受ける。

SCP-3519への感受性を有する人物が生き残っていないことから、これ以上の収容は必要とされません。感染は無力化したと見做されます。世界的メディアのかなりの割合が感染を媒介すると思われ、その収容は現時点の財団に可能な域を越えています。しかしながら、感染した記録媒体の ― 全てではないにせよ ― 大部分は更なる伝達が起こる前に劣化してゆくことが予想されます。

もう人類はいない。次の知性が発生する前に感染したメディアは全て朽ちるだろう。実質的にSCP-3519は無力化した。

そして、Xデー。



タイムラインには何も書かれていない。
Xデーの翌日である3月6日。メッセージはただ一言。



いい天気だ。


ローリー・ジョーンズ博士は生き残ったのだろう。
SCP-3519は、「3月5日に世界が終わるから、その前に自殺しよう」というミーム。故に、特定の日付を過ぎればただの妄想に変わる。
つまり、3月5日を何事もなく生き延びれば無力化されるのだ。



―――博士は、これからどうするのだろうか?

財団も、要注意団体も、一般社会さえも消えたこの世界で。

それは、誰も知らない。

ただ一つ、わかっていることがある。

この先に待っているのは……。





SCP-3519

These Quiet Days(静かなる日々)




――――――生きていくのだろう。その命が終わるまで。



関連オブジェクト


  • SCP-3445「墓石は知っている
ピーク共同墓地にある十字架の交差部分に円をあしらった大きな墓石。
オブジェクトクラスはSafeを経てUncontained(未収容)。
この円の部分で作られた4つの開口部いずれかにお金を置くと、同じところに直近の死亡事例を「終焉の理由」「演出」「講評」の三項目で綴ったメモが出現する。
順番に、死亡理由の比喩、追悼または葬儀の比喩、関連する死者増加に関する社会的風潮について、となる。

2018/12/24以降、「講評」が読者に関連するものになった。
2019/2/19は、前二つの項目が空欄、「講評」は「ああ、もうすぐ廃業になりそうだよ」
ちなみに報告書の更新は、3/13にO5-6が行った。

勘付いただろうが、この記事もSCP-3519による自殺者増加で財団が機能停止、収容担当者がいなくなったのである。
O5-6とはローリー・ジョーンズ博士で、財団の自動化サーバーから情報を受け取り、全てのクラスを「未収容」、現状を「不明」と更新している。


コンピュータ/ネットワーク上で活動する情報知性体で、セキュリティホールを「掘る」ことで突破する能力を有する。
ただし、SCP-2000-JPは情報を「噛んでしまう」ので、内容の破損が高頻度で発生し、集めた情報および与えた指示の遂行は信頼性に欠ける。
オブジェクトクラスはAnomalous、Safeを経てThaumiel。

偶然が重なって3月5日まで生き残ってしまった五條研究員はあるオブジェクトを起動しようとするが、プロトコルを発動できなかったので、とある博士の助言を受けて引っ張り出した「伝書使」に財団が誇るセキュリティーの突破を託し……。


  • 連作-JP 「そしてこの世の終わりが来て、静かなる世界で彼はなぜ良い天気だと言ったのか
Xデーの翌日、何者かが報告書に残した「いい天気だ。(It's a beautiful day.)」という言葉の真意を描く連作の総称。

なぜこの言葉を書き記したのか
なぜこの言葉なのか
彼の気持ちはどんなものだったのか

もちろん、解釈は1つではない。現在の解釈は3種類、「補足」の作品も含めて5つのTaleがこの連作に属している。

ある者は本当の青空を見るために、
ある者は世界を救うために足を進め、
ある者はずっと我慢してきた自殺を決行した。しかし失敗した。

すべては、3519の"先"を目指して。



余談

SCP記事では日時などを伏せ字で表記される事がしばしばあるが、本記事では敢えて伏せ字にせずリアルな年月日のタイムラインを設定されている。
そのため、Xデーの発生年である2019年にはtwitterに本記事のタイムラインをリアルタイムでなぞるアカウントが登場したり、同年3月6日にジョーンズ博士に倣ってSNSなどで「いい天気だ。」と投稿するユーザーが多発するなど様々なムーブメントが見られた。




追記・修正は明日に希望を持ってお願いします。


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最終更新:2024年04月16日 00:14

*1 SCP-2155はミーム的認識災害。感染したものは「1500年代、スペインに侵略されたアステカ帝国の生き残りがまだ生き残っていて、ゲリラ戦を繰り広げている」と思い込み信奉するようになる。そこから情報発信することで影響が拡大していく。影響者の書いた文書によるとヨーロッパの国々や果ては財団まで『侵略者』と見なしているらしい。