スサノオ(BLAZBLUE)

登録日:2017/06/29 (木) 00:51:52
更新日:2022/03/31 Thu 08:09:50
所要時間:約 ? 分で読めます






※以下、BBCFのネタバレがあります。ご注意ください。







「我は剛、我は力、我は全!」




「我が身は全てを裁ち斬る神の剣!」





「我は建速須佐之男!!………推して参る。」




スサノオとは格闘ゲーム「BLAZBLUE CENTRAL FICTION」(以下BBCF)にて登場するキャラクターにしてブレイブルー四部作を飾るラスボスである。


【プロフィール】
    • 出身地:不明
    • 身長:218cm
    • 体重:176kg
    • 誕生日:不明
    • 血液型:不明
    • 趣味:なし
    • 好きなもの:自由
    • 嫌いなもの:アマテラス
    • ドライブ能力:武神
    • テーマソング:MUST DIE
    • CV:三宅健太




■概要



BLAZBLUEシリーズの黒幕の一人として暗躍し続けていた「ユウキ=テルミ」の真の姿。
嘗ては三輝神としてツクヨミユニットと共に長い間マスターユニット・アマテラスを守ってきた存在であり、アマテラスが創った世界の破壊が主な役割だった。
しかしある時、何らかの理由で自我が芽生え、自身の存在そのものがアマテラスに縛られていることに怒りを覚え反旗を翻した。
この時生まれた自我こそが「ユウキ=テルミ」であり、その正体はスサノオユニットの精神体と呼べる存在だった。アマテラス関係や世界の成り立ちに非常に詳しかったのも、恐怖から力を得る特異な体質も、アマテラスに対して憎しみを抱いているのも全ては彼がスサノオと言う神であったからなのだ。

しかしスサノオユニットは神でありながらより上位の存在であるアマテラスの干渉を受けてしまう。
そのためテルミは自らの本来の躰であるはずのスサノオユニットを嫌っており、そこから抜け出すと同時に人間にマスターユニットの存在を知らしめるため、観測可能な地点までスサノオユニットを放棄した。
この目論見は成功してしまい人類にスサノオユニット、そしてマスターユニットの存在が知れ渡ることになってしまう。そしてこのユニットは紆余曲折を経てハクメンの躰となった。
以後は精神体として存在しながら、時にカズマ、ハザマといった器に憑依して行動していたテルミだが、CF時点でハザマ本人が何やら企てている気配を感じ取ったため新たな器を求めることに。
そうした中、自らの目的を果たすため嘗ての躰であるスサノオユニットを取り戻すことを決意。
そのためにアルカード家から「ヒヒイロカネ」を奪取、そして一瞬のスキをついてハクメンの精神に攻撃して無力化に成功。そしてスサノオユニットを取り戻して憑依*1した。


外見はハクメンの躰を黒く染め上げ、所々碧のラインが入ったようなデザイン。
また目と思われるような模様が顔に浮かび上がり口と牙、更には両肩にも獣の様な口が現れる。更にはハクメンの時には存在しなかった尻尾まで生え、禍々しい紋様が浮かんだ髪をふり乱し、何物も寄せ付けぬ純白のハクメンから一転、荒々しき「漆黒のスサノオ」へと変貌した。


またハイテンションなヤクザと言った口調だったテルミとは一転して落ち着いた武人の様な口調になる。
一人称も「我」となり、まさに神の様な神々しくも恐ろしい雰囲気を醸し出している。
とは言えテルミとは同一人物なのでテンションが上がるとヤクザよりの口調になってしまうことも。また性格も残虐非道な面はそのまま。
スサノオユニットに憑依するとあのアズラエルの比ではないと言われるほどの力を手に入れられる反面、スサノオとしての本質である破壊衝動が抑えられないらしく「何もかもがぶっ壊したくなるこの感覚!!イラつくんだよ畜生!!」とテルミ本人は吐き捨てている。

なお、スサノオユニットはテルミ本来の器であるが、両者が離れて久しいため、ハクメンから取り戻した直後は上手く馴染んでおらず、短時間しか憑鎧を維持できないなど、作中においてスサノオが完全な状態であったかは不明瞭である。


ストーリー中での活躍および結末については「ユウキ=テルミ(BLAZBLUE)」の項目を参照。


「テルミ=スサノオ」という設定はテルミ自身の発言やμ-12の台詞などでかねてからシリーズ中で仄めかされており、
CPで実装されたテルミのAHでは彼の姿が黒いスサノオユニットに変化するなどしていた。

また、憑依後は背中の斬魔・鳴神が無くなっており、戦闘でもハクメンとは打って変わって徒手空拳が主体。
しかし任意でエネルギー状の刀を生み出すことも可能。
森Pによるとブレイブルーシリーズには刀使いのキャラが結構な数出ているため、「スサノオ自身が刀でいいじゃん」という結論に至ったとのこと。



■キャラとしてのスサノオ




ストーリーモードにおける終盤、上記の経緯でテルミがスサノオユニットを取り戻すことでこの姿になる。
プレイアブルキャラとして使用するためにはストーリーモードをクリア、もしくはDLCとしてアンロックキーの購入が必要になる。


破壊を司る神という設定に相応しい体格によるリーチと体力、そして攻撃力が魅力。
その威力は必殺技抜きでもしっかりコンボを繋げていけばあっという間に体力をゴリゴリ削れるほど。
また高性能な必殺技を8つも搭載しており、それぞれのコマンド入力も比較的簡単な方である。体格に物を言わせたリーチと判定の強さもありまさに荒ぶる神の名に相応しい攻撃性能を備えている。


ただしその高性能な必殺技の殆どが初期から「封印」されており、コマンド入力しても発動することが出来ない。
ではどうやって使えるようにするのかというと、ドライブ攻撃である「武神」の出番。
スサノオでの戦闘時には画面端のヒートゲージの上に封印ゲージも表示されている。スサノオの攻撃を相手にヒット、もしくはガードさせる度にこの封印ゲージのカーソルが移動し、そこにドライブ攻撃を当てることでそのカーソルに合わさった必殺技が解放される仕組み。分かり易く言えばグラディウスのパワーアップシステムみたいな感じである。
また必殺技の中にはレベルが設定されているものもあり、ドライブ攻撃を当てることでそのレベルも上がっていく。当然レベルが上がれば上がるほどより高性能になっていく。


要するにスサノオでの戦闘ではドライブ攻撃を絡めたコンボで必殺技を解放していくのが主な戦い方になる。
そのため必殺技が殆ど封印されている戦闘開始時に相手から反撃を許されないくらいに攻められると切り返しの手段がないまま何もできずに倒されることもザラ。ゴリ押しに見えてしっかりと防御、そして的確に隙をついて反撃、どの必殺技を開放すべきかでコンボの内容も変わるという超繊細な立ち回りが求められるキャラでもある。憑依前のテルミさんもこんなのだったね
飛び道具は画面の端まで届く掌底を打ち出す6Aが存在する。出も早く威力も高いが隙も大きいため多用は禁物。何よりまともな飛び道具がこれしかないためニューラムダのような遠距離攻撃キャラが非常に苦手。そもそも格ゲーでシューティングゲーに持ち込まれること自体がおかしいのだが
考えなしに使っても勝利は見いだせないだろう。しかし、逆にそれさえ克服すれば力に物を言わせて全てをねじ伏せる最強の暴君へと変貌する。



☆スサノオの必殺技

コマンドはテンキー表記


  • 武神

たけがみ
先述した通り、ヒット・ガードさせることで必殺技を解放できる。
5D、6D、2D、JD、4Dの5種が使える。詳細は下記の通りで判定も違うので崩しに使うこともできる。

5Dは正面に掌底を繰り出す。立ち・しゃがみのどちらでもガード可。
6Dは中段判定の踏み付け。中段なんだけど割と発生が早い。
2Dは相手の足元を払う下段技。6Dと違って通常攻撃から繋ぐことができる。
JDは自身の周囲にオーラを発生させる。ジャンプ攻撃だが立ち・しゃがみのどちらでもガード可。
4Dはその場で咆哮をあげ、その時点でカーソルの合わさっている技を解放。唯一攻撃判定が発生しない。6Aから連携できるので、遠距離からの牽制と技の解放を両立できる。


  • 薙ギ裂ク狂爪 (壱式) 236A

なぎさくきょうそう
初期から解放されている必殺技。レベル3まで解放できる。
高速で体当たりして敵を弾き飛ばす。レベル2で飛距離が伸び、レベル3によると尻尾による追加攻撃で敵を浮かせられる。これによって更なるコンボへと派生することが可能。
高速で移動できるため距離を詰めたい場合に使える他、攻撃後の隙も小さい。


  • 灼キ噴ク楼焔(弐式) 623C

やきふくろうえん
地面を殴りつけ、その衝撃波で敵を吹き飛ばす。
出も早く、出だしに無敵判定もある所謂昇竜技。切り返しの手段として有効な他威力も高めなので是非とも優先して解放したい。というかこれが無いと一方的にボコられること請け合い


  • 散リ殺グ礫厳(参式) 214A

ちりそぐれきがん
地面を蹴り砕き衝撃波を発生させる。レベル3まで設定されている。
レベル2でバリアゲージを大きく削り、レベル3でガードクラッシュが発生する。ただしレベルが上がるにつれ出だしも遅くなる。


  • 狩リ絶ツ襲牙(肆式) 214B

かりたつしゅうが
空中を回転しながら降下し、地面を叩きつけて衝撃波を発生させる。レベル2まで設定されている。
レベル2になると威力が上がる他、叩きつけた際の衝撃波がより大きく吹き上がり更なる追撃が狙いやすくなる。また空中でも発生させることが可能なので空中コンボの〆にも有効。


  • 這イ舞ウ双脚(伍式) 236B

はいまうそうきゃく
地面を砕きながら這うように突撃し、敵を大きく蹴り上げて宙に浮かせる。
壱式と似ているようなモーションだが似て非なるもので、こちらは下段に攻撃判定がある。また宙に浮かせるのでその後は空中コンボへと派生することが出来る。
攻撃速度もそこまで遅くはないが体当たりを外しても最後の蹴り上げまでモーションが続いてしまうので外すと確定反撃を食らってしまう。出来る限りコンボに組み込む形で使用したい。


  • 圧シ焼ク惨禍(陸式) C連打

おしやくざんか
通称「6式さん」。Cボタンを連打することで掌を突き出し、そこから球体状の電撃を発生させ連続攻撃できる。
出も早く、画面端に追い詰めた時には削りにも使えるのだがCボタンを連打するというコマンドの関係上これが暴発してしまうことが多い。
飛び道具を打ち消す効果もあるのだが如何せん使いづらいことからネタ扱いされることもしばしば……。
とは言え威力は決して悪い方ではなく、後述するディストーションドライブの威力増加にも繋がり、更にはコンボにも組み込めなくもないなど使えないわけでもない。使用者の愛が試される技。尚暴発した時はお察しください


  • 衝キ刺ス絶掌(漆式) 63214C

つきさくざっしょう
移動しながら相手を掴み、ルガールよろしく画面端まで叩きつける豪快なコマ投げ。
ある程度移動するので射程は長い方。威力も高いがそのままでは追撃できないため、ラピッドキャンセルを使って追撃したい。


  • 断チ斬ル閃刃(捌式) 236D

たちきるせんじん
エネルギー状の刃を生み出し、真横に斬撃を繰り出す。
威力が非常に高く、リーチも長めで発生も遅くはない。できれば優先的に解放したい必殺技。
またこれを解放すると勝利演出のポーズの時に刃が生み出される他、ディストーションドライブの一つである「解キ放ツ魔葬ノ凶刃」が使用可能になる。


☆ディストーションドライブ

  • 解キ放ツ魔葬ノ凶刃 236236D

ときはなつまそうのきょうじん
ヒートゲージ50%使用。上記の捌式を解放していると使用可能になる。
ざっくり説明するとギルティギアで言うジャスティスの「ミカエルブレード」。画面の端まで届くほどの長さの刃で一閃する。
また出も早く、威力も非常に高い上攻撃の終わりまで無敵判定がある。更にはスサノオの真後ろにまで攻撃判定がある上にコンボにも組み込みやすく、補正も緩めでトドメに持ってこいとここぞという時に頼れる超必殺技。
これの存在もあるため、八式の解放は積極的に狙っていきたい。


  • 討チ狂ウ鬼神ノ殲撃 632146D

うちくるうきしんのせんげき
ヒートゲージ50%使用。
相手を拳で殴りつけ、怯んだ隙に解放されている必殺技を次々と叩き込み最後には口から発射するビームで焼き払う。
出だしに無敵が備わっており、切り返しの手段として非常に有効。
当然必殺技を解放していればしているほど威力も上がっていくので出来る限り解放を狙っていきたい。


  • 哭キ穿ツ崩落ノ怨嗟 オーバードライブ中に2タメ8D

つきうがつほうらくのえんさ
オーバードライブ中に発動可能でヒートゲージ50%使用。
全ての必殺技をレベル1分解放させることが出来る。
オーバードライブ中という条件があるため狙える瞬間は限られているがいざという時には頼れる技。



☆オーバードライブ

  • 絶葬ノ刻

ぜっそうのこく
発動すると攻撃力が上がる他、全ての必殺技がレベルMAX状態で使用可能になる。
ただし「解放」されている訳ではないのでオーバードライブが解除されると封印状態にある必殺技は使えなくなる他、「討チ狂ウ鬼神ノ殲撃」も解放されていない必殺技のものは組み込めなかったり、超八式も出ない。



☆エクシードアクセル

  • 血滾ル歛激

ちたぎるれんげき
目の前に掌底を突き出して衝撃波を発生させ、当たった相手を四式にも似たモーションで空中に巻き込みながら最後に叩きつける。
アクティブフロウ中に単体で当てた際のダメージは脅威の4242。何やら作為的なものを感じる数値であるが、この威力は魅力的なので油断した相手や体力差がある相手もこれでひっくり返せることも。
またスサノオの体格が大きいことに加え衝撃波が発生するという関係上リーチは長め。



☆アストラルヒート

  • 狂王ノ咆哮大蛇滅殺 2141236C

きょおうのほうこう・おろちめっさつ
足元を殴りつけて衝撃波を発生させ、当たった相手を吹き飛ばした後生み出した刃で辺り一面を無数の斬撃で引き裂く。
出も早くコンボに組み込みやすい。因みに当たった時のダメージは全アストラルヒート中最高火力。破壊の神の名は伊達ではない。元々アストラルヒートは当たれば一撃KOなので関係ないがな!




■テルメン



先述の通り、テルミのAHのトドメ演出やCPEXのOPで登場した黒いスサノオユニットの通称。
名前はテルミ+ハクメンから。

精神体の形を変え、一時的にスサノオとしての嘗ての姿を模した状態らしい。
手元に無い「器」を無理矢理再現しているためか、シルエットこそスサノオユニットだが本来のスサノオと違いその外見はエネルギーの塊のようなものになっている。
スサノオユニットがテルミの躯だということはかねてから明かされていたため、「テルミがスサノオユニットに入った姿」としてユーザーからも認知されていた。


また、ぶるらじでデフォルメ化された黒いスサノオユニットとしても登場。
見た目はパクメンを黒くし、腹の文字を「TRM(テルミ)」に変更、頭の毛がささくれ、背中の鳴神はエネルギーの剣になるなどアレンジされている。
なお、CFでスサノオがアマネのAHを喰らうとこのデフォルメ版のテルメンに変化する。




■余談



CF発売前の事前公開はなく、完全なる隠しキャラクターとしての実装だった。
加えて、ネタバレ防止のために発売から1週間はネット対戦で使用できなかった。
スサノオのPVが公開されたのも、ネット対戦での使用解禁と同時。
最終章ということもあってか、ストーリーへの拘りが見て取れる。
解析のせいで一部では発売前から広まってしまっていたのは内緒




追記・修正は全ての必殺技を解放してからお願いします。


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最終更新:2022年03月31日 08:09

*1 テルミ本人はこれを「憑鎧」と称した