ソルガレオ

登録日:2017/06/10 (土) 10:23:00
更新日:2023/10/03 Tue 08:26:33
所要時間:約 9 分で読めます





ラリオーナッ!!!




出典:ポケットモンスター サン&ムーン、52話『日輪の祭壇!ソルガレオ降臨!!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ソルガレオとは、『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場するポケモンの一匹。


■もくじ

■データ


アローラ図鑑No.291/全国図鑑No.791
分類:にちりんポケモン
英語名:Solgaleo
高さ:3.0m
重さ:230.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:エスパー/はがね
特性:メタルプロテクト(相手の特性や技の効果で能力が下がらない)

HP:137
攻撃:137
防御:107
特攻:113
特防:89
素早さ:97
合計:680

努力値:攻撃+3

進化:コスモッグ⇒コスモウム(Lv.43)⇒ソルガレオ(サン・ウルトラサン・ソードver.でLv.53)


■概要


ポケットモンスターサンのパッケージを飾る伝説のポケモン
白い体色のライオンのような姿をしており、太陽を彷彿させる鬣を持つ。

太古より太陽の使者として崇められ、「太陽を喰らいし獣」と呼ばれてきた。*1
アローラの王朝を明るく照らし自然の恵みをもたらすとされ、闇と死を司るルナアーラと対を成す。
ルナアーラと共に何もない空から突如出現し、島のを従えていたという。
ソルガレオとルナアーラが交わる時、新たな生命が呼ばれるとの言い伝えもある。
王朝は祭壇で太陽と月の笛で音色を捧げることでソルガレオとルナアーラに感謝の意を表していた。

体内に莫大な光のエネルギーを秘めており、これを解放すると闇夜さえも真昼のように照らすことが可能。
その際には額に紋章のような眼が浮かび、全身が激しく輝く「ライジングフェーズ」と呼ばれる姿になる。

名前の由来は「ソル(sol:太陽)」+「ガ(牙)」+「レオ(leo:獅子)」と思われる。
なお、「ソル(sol)」と「レオ(leo)」は両方ともラテン語である。

■ゲームでのソルガレオ


上記の神話はリーリエと共にマリエシティの図書館を訪れた際に読める書物「アローラの光」に記されている。


ポケモンリーグ周回においてはルナアーラに使い勝手が大きく劣る。
あちらはハリテヤマヤミラミの「ねこだまし」が効かない上、アイテムによる強化なしでもダイノーズ以外はワンパンで倒せる。
対してこちらは「ねこだまし」を食らう上、特性「がんじょう」のエアームドジバコイルが下記の専用技に耐性を持つのが痛い。

■対戦でのソルガレオ


太陽がモチーフだが、ほのおタイプではない*2
タイプはコスモッグ譲りのエスパータイプに、明らかに太陽と真逆の道を進んでいるような気がするはがねタイプ。
その為ほのおタイプは自身の弱点となる。詰まる話真実の炎に焼かれる。
但し「フレアドライブ」は覚える。

特性「メタルプロテクト」の効果は「クリアボディ」「しろいけむり」と同様……なのだが特性「かたやぶり」が効かない上位互換。
しかし、「かたやぶり」持ちで能力ダウンを有効活用してくるのはゴロンダ程度で、そのゴロンダも伝説戦はおろか、一般戦でもマイナーな存在。
よって実質「クリアボディ」「しろいけむり」との差はほぼないが、物理向けの能力を持つソルガレオにとって「いかく」が効かないのは嬉しい。
「まけんき」の方が使えるかもしれないが。
ちなみにルナアーラの「ファントムガード」は「マルチスケイル」の上位互換。

専用技「メテオドライブ」は攻撃時に相手の特性を無視する威力・命中100のはがね物理技。
かたやぶり効果内蔵なので、「ばけのかわ」「マルチスケイル」などを貫通してダメージを与えられる(「ファントムガード」は不可)
ルナアーラの「シャドーレイ」との違いは 接触技 である点。まああそこまで豪快に突っ込んで非接触技と言い張るのもおかしい。
「シャドーレイ」もそうだが、同タイプの汎用技よりも基本性能・効果共に優秀な伝説に相応しい技と言える。
特にメテオドライブはミミッキュ対策として一般解禁を望む声も多いとか。

その他の一致物理技としてはエスパー物理技最強の「しねんのずつき」と怯み効果のある「アイアンヘッド」。
受けたダメージを1.5倍で跳ね返す「メタルバースト」も使用でき、狙うなら主に特殊アタッカー相手となる。
サブウェポンは範囲の優秀な「じしん」や「ストーンエッジ」、一致技を両方半減するはがね対策の「フレアドライブ」。
同じエスパーや苦手なゴースト対策の「かみくだく」、対みずの「ワイルドボルト」と、いずれも強力なものが揃う。
エスパータイプで一応牙技を持つものの、「サイコファング」は覚えない。

攻撃よりも数値は劣るが、特攻もそこそこ高い。
特殊技は「ラスターカノン」「サイコキネシス」「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「きあいだま」などがある。

アタッカーとしてはタイプ・特性・種族値と全体的にメタグロスに近い能力を持つ。
メガメタグロスと比較すると耐久力では若干勝るものの攻撃や素早さで大きく劣る。
メガシンカ枠を消費しないことやほのお技を覚える点などで差別化を図りたい。

変化技は回復技「あさのひざし」や対特殊アタッカーや特殊型で運用する際に役立つ「めいそう」。
半端な素早さを補える「でんじは」、やけどをはじめとする状態異常対策の「しんぴのまもり」など。

プレイヤーの手でコスモッグから進化させた個体のみ使用できるZ「はねる」により、
殆どのポケモンを一撃で倒せるほどの火力を得られる。
しかし、数多の強豪がひしめく環境で上手く積む隙を作れるかが最大の問題となる。
さらに「りゅうのまい」や「からをやぶる」などと違い、いくら火力が上がっても素早さは上がらないため、全抜きも狙いにくい。
なお、コスモッグはモンスターボールに入った状態で手に入るため、他のボールに入れているとこの技を覚えていないことがバレる。
ルナアーラと違い、クイックボールで手っ取り早く捕獲したい場合やオシャボにこだわりたい場合は不利益を被ることになる。
まあ、必ずしも採用しなければいけないわけではない為そこまで考えすぎない事。

「ワイドガード」や「トリックルーム」も習得可能。
これらの技と「いかく」が無効ということもありダブルバトルにも向く。

ただ、禁止級としては種族値が全体的に控えめで、同じ禁止級のメジャーなポケモンで明確に優位に立てる相手はゼルネアスぐらいとも言われている。
そのゼルネアスに関してもHP4振りに対して性格「ようき」の「メテオドライブ」では中乱数のため、「いじっぱり」でないと安定して仕留められない。
さらにゼルネアスは相性補完の関係で大抵天敵のゲンシグラードンと組んでおり、ダブルだとA特化+Z「はねる」からの「じしん」でも一撃で倒せない。
しかし、数多の禁止級でも手こずらされるミミッキュやカプシリーズに対して有利なのは強みと言える。
相性のいい伝説はメガレックウザ。お互いの苦手な相手を概ね補完できる。

ちなみにタイプと特性の関係上、ルナアーラとのタイマンでは基本的に不利。
一応調整次第では「シャドーレイ」を耐えるので、同速勝負に2回勝てば「かみくだく」で、後攻でも「メタルバースト」で倒せなくもないのだが……
ぶっちゃけ無理しない方がいいだろう。

USMでは教え技で「ばかぢから」「はたきおとす」を習得。
前者は火力・攻撃範囲共に優秀で、禁止級ではアルセウスディアルガ等に有効。
特性も相まって、最高の「いかく」要員の一匹であるガオガエンに強く出られるようになったのも大きい。
後者は「かみくだく」以上の火力を発揮でき追加効果も優秀だが、メガシンカやゲンシカイキ、Zワザ持ちとの相性が悪いのが難点。
さらに専用Zワザ「サンシャインスマッシャー」を得た。
日食ネクロズマという比較対象が現れたものの、こちらは「いかく」無効と「ワイドガード」、サブウェポンの豊富さで差別化可能。


第8世代。剣盾ではHOME経由で一足先に参戦。
念願の安定一致技「サイコファング」に加えてまさかの「インファイト」も習得。
当然はがねタイプなので「てっていこうせん」も習得可能。ただソルガレオは場作り向けではない為使い勝手は微妙か。



追記・修正は太陽を喰らってからお願いします。

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最終更新:2023年10月03日 08:26

*1 おそらく大半の人が「なぜ太陽モチーフなのにはがねタイプなのか?」と疑問を持つと思われるが、元ネタは錬金術で硫酸鉄を表す「太陽を喰らう緑の獅子」が由来と思われる

*2 その他にも「たいようポケモン」と分類されるポケモンでほのおタイプ持ちなのは意外にもウルガモスのみ。ポケモンシリーズにおいて太陽は炎や熱イメージでなく、神秘性寄りのイメージなのかもしれない