ドレル・クーベリック

登録日:2017/06/03 (土) 18:33:48
更新日:2024/04/16 Tue 16:48:53
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ドレル・クーベリックは『灼眼のシャナ』の登場人物。

●目次

◆プロフィール

称号:愁夢の吹き手(しゅうむのふきて)
契約した“紅世の王”:“虚の色森(きょのしきしん)”ハルファス
炎の色:薄いオレンジ色
神器:ブンシェルルーテ(ステッキ型)
出身:チェコ

◆概要

鷲鼻に白髪、皺を鋭く刻んだ小柄な老人。外見年齢は七十代くらい。
虚の色森(きょのしきしん)”ハルファスのフレイムヘイズで称号は愁夢の吹き手(しゅうむのふきて)
戦闘時には、ステッキ型の神器“ブンシェルルーテ”を携え、幻術を操り戦う。

◆人物

戦闘以外で名を馳せた初めてのフレイムヘイズ
本来が復讐者であるため、基本的に近視眼的で個人主義者が多いフレイムヘイズとしては珍しく、広く高い視点から戦いを見る事ができる人物。
契約から二百年ほどしか経ていない「新しい考え」を持つ老人のフレイムヘイズで、『外界宿(アウトロー)』の改革者として知られている。

ドレルが改革するまでの『外界宿(アウトロー)』は、自らの復讐を終え戦いから半ば引退したフレイムヘイズや、世話好きな変わり者が営むフレイムヘイズの休憩所、ないし溜まり場のような場所だった。
だが、19世紀のドレルの改革によって、『外界宿(アウトロー)』は、フレイムヘイズの活動に必要な、情報の収集、交通の手配、資金の融通、事後処理等を行う国際的な支援組織へと変貌。
現代ではではほぼ全てのフレイムヘイズが『外界宿(アウトロー)』から支援を受けており、それまでより遥かに楽に行動できるようになっている。

また、ドレルはそれまでの常識を覆し、フレイムヘイズではない普通の人間も構成員として組織を組み立てた。
その結果『この世の本当のこと』を知った人間の中から新たなフレイムヘイズが誕生するという副次的効果ももたらした。


◆本編での活躍


現代の大戦の前哨戦でフレイムヘイズ側の効率的な反撃を防ぐため“逆理の裁者(ぎゃくりのさいしゃ)ベルペオルの指示で、チューリッヒの『外界宿(アウトロー)』総本部*1を“千変(せんべん)ジュドナイ率いる『仮装舞踏会(バル・マスケ)』の軍勢に襲撃される。

ギリギリのところで相手がシュドナイだと気付いたドレルは、かろうじて攻撃から逃れるが、とっさのことでドレル一人だけしか建物から脱出できず、側近の“従佐(じゅうさ)の指し手”パウラ・クレツキーと“枢機(すうき)の向き手”ボードは死亡。

最後は勝てないと知りつつフレイムヘイズの意地として最後まで戦うことを選び抗戦するも、ジュドナイの『神鉄如意』で両断され、幕僚団『クーベリックのオーケストラ』と共に死亡した。

実質的に『外界宿(アウトロー)』を取り仕切っていたドレル・クーベリックと、同じくフレイムヘイズの交通支援を担当していた外界宿(アウトロー)『モンテベルディのコーロ』のトップである“无窮(てんきゅう)の聞き手”ピエトロ・モンテベルディを含む指導層を突如失った『外界宿(アウトロー)』とフレイムヘイズは混乱を極め、以後長期にわたって『外界宿(アウトロー)』中枢はフレイムヘイズと人間、双方の構成員による主導権争いによって貴重な時間を潰すことになる。


◆契約した“紅世の王”


虚の色森(きょのしきしん)”ハルファス。

ヒステリックな若い女性の声で喋る“紅世の王”。
元ネタは、ソロモン72柱の悪魔の一柱 “死と破滅の公爵”ハルファス(Halphas)。
ステッキ型の神器“ブンシェルルーテ”に意志を表出する。

ドレルの最期に際し、彼から説得されたこともあり顕現することなく“紅世”へ帰還。
新世界『無何有鏡』の創造後に再び狭間を渡り、本編の終了後は他の秩序派*2の王たちと共に新世界で外界宿の協力者として活動している。


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最終更新:2024年04月16日 16:48

*1 通称「ドレル・パーティー」

*2 元々フレイムヘイズと契約していたが、契約者の戦死などで一度紅世に帰った紅世の王たちの総称。新世界ではフレイムヘイズと言う形で人間を通さなくとも世界のバランスを乱す恐れがないため、別のフレイムヘイズと契約せず、自分で出現して活動している。立場上、世界のバランスを考え、新世界の紅世の徒の放埓な振舞いに対する抑止力として活動している。