アンドレ・キャメル

登録日:2017/05/28 Sun 09:44:01
更新日:2023/12/23 Sat 09:28:13
所要時間:約 7 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。


CV:梁田清之→乃村健次


□概要

アメリカ連邦捜査局(通称FBI)の捜査官。
年齢は27歳。後に『探偵団vs強盗団』で誕生日を迎えた。
筋骨隆々とした体格のドイツ系アメリカ人。人相は良くないが*1決して悪い人間ではない。
一人称は「私」か「僕」。2年前にとある件で日本を訪れていた事もあり、日本語は堪能である。しかし、馴染みのない関西弁などの方言は理解できない。
ジェイムズ・ブラックの指揮の下、赤井秀一ジョディ・スターリングらと共に黒の組織を追っている。特に赤井からの信頼は厚い。
初登場時は誰かと携帯電話で話していて、ジョディには妻からかかってきた電話だと答えていたが、
それは赤井からかかってきた電話を隠すために咄嗟についたウソであるため、本当は独身である*2

名前の由来は、『機動戦士ガンダム』で「キャメル艦隊」を指揮していた「ドレン大尉」。
ドレン大尉は作中でシャア・アズナブルから絶大な信頼を得ていたので、赤井から一目置かれている彼にピッタリの名前だと言えるだろう。


体格と人相に似合わず温厚かつ心優しい性格で、少々気弱な面もある。
その人相であらぬ誤解をされる事も多く、ジョディには「見てると何か危うい感じがする」と正体を疑われ(他にも理由があったが、それは後述)、
殺人事件の現場付近にいただけで(自主トレーニング中で汗だくだった上に、容疑者が外国人と特定されていたこともあるが)千葉和伸刑事にめちゃくちゃ怪しまれて容疑者入りした事も。
さらには少年探偵団にその見た目だけで「殺し屋」だと決め付けられた事もある
卓越したドライブテクニックと優れた運動神経を持ち、その能力は赤井からも高く評価されている。
作中ではその能力を駆使し、江戸川コナンと赤井が立てた水無怜奈にまつわる極秘任務をやり遂げたり、
道路端の石にあえて乗り上げる事でを傾けバリケードを突破したりなど様々な活躍を見せている。
しかしその反面、不用意な発言でミスをする事も多く、
2年前の組織への潜入捜査では張り込み現場にいた老人(正体は組織の一員)に「ここは危険だ」と話しかけた事で赤井の正体を露見させてしまったり、
安室透ベルモットの罠にはまって楠田陸道に関する情報を漏らしてしまったりしている。


趣味は筋トレで、来日した後は身体がなまらないように、仕事の合間を縫って近くのホテルの階段を使ってトレーニングを行っている。
あえてホテルをトレーニングの場所に選んでいるのは、2年前に来日した時にそこのレストランで飲んだ特製フルーツジュースの味が今でも忘れられなかったから。
他にもファミレス限定のオリジナルカレーも好物のようだが、どういうわけかその過程で事件に巻き込まれる事も多い。
そのため日本警察目暮十三警部たちともいつの間にか顔馴染みとなり、毛利小五郎親子、服部平次遠山和葉の大阪カップル、そして世良真純とも面識をもつようになる。
FBIは日本で極秘に活動しているので、来日の目的を訊かれた際には「傷心旅行中のジョディを連れ戻しに来た」と誤魔化している。
なので蘭達にはジョディの恋人だと認識されているが、それを知った高木渉には「ぎこちないですね」と怪しまれた。


□主な活躍

初登場は第58巻『赤と黒のクラッシュ』。
2年前の潜入捜査の際、自分の不注意で赤井の正体が組織に知られ、捜査も失敗に終わる。
そしてその失敗が原因で、組織にスパイを引き入れたとして赤井の恋人だった宮野明美も命を落とす事となってしまった
赤井からは「彼女もを覚悟していた事だから気にするな」と言われていたらしいが、キャメル自身はそのミスをとても悔やんでいた。
ちなみにミスをしてうなだれているキャメルの姿をジョディも目撃していたが、当時と髪型が違っていたからか、再会した時に彼がその時の捜査官だと気づけなかった。

自分のミスを気に病んでいたそんな時に、赤井に極秘任務の増員として適任はいないかと電話で訊かれる。
その任務は下手をすれば命を落としてしまうかもしれない危険なものであったが、赤井に報いるために自ら運転手役に志願し来日した。
極秘任務中は度々怪しい素振りを見せていたので、その人相も相まってジョディはおろか読者&視聴者にも「組織のスパイじゃないか?」と疑われていた。
ジョディと言い、赤井と言い、メインキャラとなるFBI捜査官が黒の組織の一員だと読者や視聴者に怪しまれるのは通過儀礼なのだろうか?
一連の行動は他の捜査員たちに自分のドライブテクニックをアピールするためのものであり、結果その腕を見込まれて自然な形で杯戸病院から脱出する際に怜奈を乗せる車の運転手に選ばれる。
しかし正体を怪しんだジョディが任務の障害になりそうだったので、やむなく彼女に当身をして気絶させ任務に向かう。
その後は計画どおり事を運び、組織の爆弾*3を使って自分は爆死したように見せかけ、組織にキール(怜奈)を奪還させたと思わせながら、その正体はCIA諜報員である彼女を再潜入させた。
(その後、計画を知ったジョディに「このゴリラが…!?」と激怒されていたが)

この極秘任務から数日後、トレーニング中だったホテルで殺人事件が発生し、被疑者が外国人の可能性が高かったので不運にも事件の容疑者入りしてしまう。
その際に簡単に自分の職業と滞在目的を明かせなかったので、ジョディを呼び出して上手い事(?)警察に説明した。

その事件の最中に、赤井が来葉峠で組織に暗殺されたため、バーボン(安室)が火傷を負った赤井に変装して周囲を探っていた時も「これは組織の罠ではないか」と疑っていた。
だが『緋色シリーズ』で安室とベルモットの策略にはまり、赤井から聞いていた「楠田の死」の情報を漏らしてしまう。
その後で赤井が実は生きている可能性が浮上すると「またやってしまった…」と自分の失敗を悔いる。
そして安室の本当の仲間=公安警察に追われ絶体絶命の危機に瀕していた時、後部座席から今まで死んだと思っていた赤井が登場。
その時には「あ…赤井しゃん…」と思わず涙ぐみ彼の帰還を喜んでいた。

赤井の指示で追手を振り切った後は、赤井と沖矢昴が同一人物だと知り、組織のナンバー2・ラムが動き出した事を教えられる。
その後は工藤邸で灰原哀を見守る赤井と連絡を取り合うようになり、有事の際には彼に呼び出され、灰原の警護を秘密裏に行っている


スピンオフ作品『名探偵コナン ゼロの日常』では、キャメルがメインのエピソードが度々描かれ、予期せず安室と遭遇するのがお約束となっている。


追記・修正は、抜群のドライブテクニックを駆使してお願いします。

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最終更新:2023年12月23日 09:28

*1 小嶋元太曰く「殺し屋の顔」

*2 ドライブテクをアピールするために名乗りをあげた時の発言から、独身であるだけでなく近い肉親自体が既にいないようである

*3 簡単に動作を止められるが発信機がつけられており、これを紛れ込ませた差し入れ品を楠田名義で多くの入院患者へ送り、FBI捜査官たちに回収させる事で怜奈の居場所を探っていた。