エンジェル(千年戦争アイギス)

登録日:2017/05/22 (月曜日) 19:17:30
更新日:2023/06/21 Wed 22:11:25
所要時間:約 20 分で読めます





エンジェルとは、千年戦争アイギスにおけるクラス(職業)のひとつである。
シルバー以上のレアリティしか存在せず、男性ユニットは存在しない(エネミーとしては登場する)。
イベント『堕天使の封印』から追加されたクラスである。

クラス名の変化は
エンジェル→アークエンジェル→ドミニオン→アズライールorセラフィム

◆クラス概要
その名のとおり天使の羽をその身に纏った近接クラス・・・なのだが、その運用法は近接クラスの中でもかなり特殊である。
まず目を引くのはその圧倒的なステータス。同コスト帯の他職と比べると、シルバー天使の段階でレアリティブラック級のステータスを軽々と凌駕し、高いキャラだと攻撃力が4桁の大台を突破する。
魔法耐性も高いうえ、攻撃速度もソルジャー等とほぼ同じ。
これで10コスト代に納まっているという規格外のクラス。

しかし当然そんなものが無条件で使える訳も無く。
彼女たちエンジェルのクラス特性は一律「スキルを使用すると一定時間封印解除できる」であり、通常時は文字通り封印状態にある。
なんと素のブロック数は0であり、「スキルを発動していないとブロックも攻撃もしてくれない置物」ユニットなのである。
なお、封印時(非スキル時)のドットを見るとユニットが鎖で拘束されているような表現がされている。エロい

肝心のスキルは基本的に「神魔封印解除」というスキルで統一されている。
このスキルの効果は「効果時間中ブロック数が2(CC後3)となり、1(CC後2)体に攻撃する」というもの。
攻撃倍率は存在せず、スキルレベルは10と高いが、その分スキル点火時の殲滅力は別格。
最大まで育てれば攻撃可能時間が大幅に伸び、初使用・再使用までの時間も相当短くなる。
彼女たちが持つその凶悪な攻撃性能を最大限発揮させるには、スキルの育成が必要不可欠なのである。
ちなみにスキル再使用時間を短くしてくれる後衛軍師とは好相性。もし持っていれば一緒に編成し配置してみよう。

苦手とする敵はスキル時間中に倒しきれないほど膨大なHPを持つ敵たち。
それに加えて強力なリジェネを持つエルダートロルは特に相性が悪い。足止めはできるかもしれないが、雑魚にぶつけたほうが良い。
そして最大の弱点が麻痺。麻痺してしまうと強制的にスキルが終了させられてしまうため、
短いが遠距離麻痺攻撃の鞭デーモンや、一撃で麻痺させてくるエデンちゃん型ヴァンパイアは天敵中の天敵である。
が、後述のとあるエンジェルが追加されたことで麻痺持ちの敵にも対抗できるようになった。

スキル非発動中は置物と表現したが、実はこのブロック0という強烈な制約にも利点はある。
防御力や魔法耐性も高く、余計な敵をブロックしないエンジェルは遠距離攻撃の受け手・・・いわゆる避雷針に最適なのである。
他にも大ボスをスルーしつつ後続の雑魚ラッシュを捌くといった変則的なプレイも可能。

相当な玄人向けユニットであるが、敵の襲来に上手く合わせて運用すれば
コストパフォーマンスを超越した強さを見せてくれることだろう。王子の腕の見せ所である。

第一覚醒後(シルバーはCCLv55)に取得するアビリティは一部を除き回復や守りに関するものを取得する。
守護天使だとかそういうものから来ているのだろうか。
また覚醒した後のドット絵はどういうわけか鎖が消滅してしまう。が、結局はスキルを使用しなければ攻撃してくれない。残念

第二覚醒すると
「攻撃力が爆発的に上昇するがスキル時間が短縮されてしまうアズライール」と
「防御力がより強固になり配置時に味方全員のHPを全回復するセラフィム」に分岐する。
イラスト的には覚醒前の黒翼に戻るアズライールと、覚醒後の白翼を継続するセラフィムとなっている。


余談だが、アイギス世界の天使は基本的に人間と対立しており、その思想に反逆した天使が王子軍に加わっているという設定がある。
そのため殆どのユニットの肩書きが「堕天使」となっており、翼も一名を除き黒く染まっている。
しかし覚醒させることで(どういう理屈か)一転純白の翼となる。どのユニットも非常にふつくしいので一見の価値あり。


◆ユニット一覧
●シルバー
  • 堕天使ニエル
金髪をショートカットにした中性的な顔つきの天使、
イベントでよくドロップするほか、交換所に常駐しているためもっとも入手機会が多いエンジェル。
レアリティ故に最終ステータスが少し物足りないが、それでもシルバーユニットとしては破格のスペックを持つため、初心者や低レア縛りなどでは雑魚掃除・タイマン・避雷針と引っ張りだこになる。
また、前述のとおりエンジェルは(一部を除き)全てスキルが「神魔封印解除」であるため、ニエルは彼女らのスキル餌としても需要が大きい。

CCレベル55で開放されるアビリティは下のエルンと同じく「天使の小癒し」。
スキル非発動時に味方全員のHPが徐々に回復するようになる(回復不可ユニットは例外)。
これで非点火時でも僅かとはいえ仕事ができるようになった。

なおこの子、「下級の天使には男も女も無い」と言う台詞の通りに、寝室ではなんとふ○なりである。
そういうのが苦手な人は一般版で好感度をあげよう。さすがに一般版であればそういった話は一切出てこない。
なお、寝室があるためゲーム上の区分は女性扱いであり、贈り物の種類や出撃制限もそれに準じる。両方持っているからといって男縛りには出られないのでご注意。残念


●ゴールド
  • 堕天使エルン
黒髪に大鎌を携えた天使。衣装の装飾で分かりにくいが、かなりの巨乳。
ステータスは好感度ボーナスがHPにかかることもあり途中まではニエルと大差ないが、覚醒があるため最終的には大きく引き離す。
覚醒アビリティはニエルと同じく「天使の小癒し」で、待機中に味方全体を回復し続けることができ、スキル待機中に避雷針となりつつ自前で回復して耐えるといった芸当も。
しかしスキル発動中は効果がなくなるためヒーラーの回復サイクルがずれることには注意。

スキル覚醒をすると「癒しの天使」となり、今まで通り攻撃可能になることに加えてスキル発動時に一度だけ味方全体のHPを大きく回復する。
避雷針時に受けたダメージをそのまま回復したり、スキル中はリジェネが働かないという欠点をある程度カバーできるように。
とはいえ発動時間が若干減少してしまうため使い勝手が悪くなる・・・どころかむしろ使い勝手は向上する。
この「癒しの天使」、なんとスキル再使用までの時間が10秒というとんでもない回転率を持っているのだ。
2017年5月現在実装されているすべてのスキル・覚醒スキルの中で1位タイという恐ろしい短さである。
初使用時間はレアリティによって短さが変わってくるため最速ではないものの、それでも配置後6秒という圧倒的スピードで封印を解除できる。

配置6秒で味方全員を回復しつつエンジェルの高ステータスで敵をバッサバッサとねじ伏せる、スキルが切れても10秒でチャージ完了・・・うん、弱いわけがない。
更に覚醒後衛軍師と組めば3割引きの再使用時間7秒になる。この3秒はあまりにデカい。

第二覚醒はセラフィム。これにより配置して全体回復→待機中にリジェネ→着火時にまた全体回復と、
もはや生半可なマップではヒーラーが必要ないくらいに常時回復を行える。
そのためほかのエンジェル達と違いもっぱら回復役としての起用が多い。
上位エンジェル達を持っていたとしても、エルンはぜひともスキル覚醒まで育てるべきである。
回復要員としてはスキル時間が短くなるアズライールの方が良かったが


●プラチナ
  • 堕天使クロエ
イベント『堕天使の封印』で実装されたユニットであり、初めて実装されたエンジェルの一人。
厚みを感じさせない鋭角的な影のような一風変わった翼が特徴。
牧場イベント産なので定期的に復刻が回っており、確定入手の機会はニエルの次に多い。

格好・セリフ共に色んな意味でアブナイ。『堕天使の封印』イベントもクロエのアブナイ暇つぶしに付き合うといった感じである。
初期状態は布面積が半分くらいになったレオタードに擦り切れた外套といった服装なのだが、
覚醒するとそれらの縫い目だけを残して生地が消失したかのごとく脱ぐ。ほぼ裸である。
また覚醒するとリンゴをむさぼる。ドット絵でも封印中ではリンゴをシャリシャリ食べている。

好感度台詞や寝室でも若干倒錯的でアブノーマル。
しかしその言動とは裏腹にステータスはプラチナエンジェルとして安定した強さを持ち(ほかのプラチナエンジェルがみんなおかしな方向で性能がぶっ飛んでいるとも言う)、牧場産ユニットの中で屈指の強さを誇る。

覚醒アビリティは「気まぐれ守護天使」。本当に気まぐれで、スキル非使用時に7%の確率で味方のダメージを防いでくれる。
発動率がお察しレベルのためあんまり頼れないが、ここ一番の場面で発動してくれると非常に熱い。
なお魔法ダメージも無効化してくれる。発動時は盾のようなエフェクトが一瞬だけ出る。

スキル覚醒は「残虐な天使」。3体同時アタックとなるうえ攻撃速度が上昇。殲滅力重視となる。
雑魚敵の群れの中でスキルを発動すると、シュレッダーのごとく雑魚敵たちを細切れにしていく。
ただしスキル初使用・再使用時間が延び、スキル時間も短縮される。単純強化ではないので気をつけよう。

第二覚醒はアズライールで、更に瞬間的な爆発力に磨きを掛ける。ちなみに第二覚醒実装当初で黒以外だと彼女しかアズライールになれなかった。
スキル時間短縮は「神魔封印解除」であればスキル回転率のおかげで気にならないが、
「残虐な天使」にスキル覚醒すると使い勝手が更に悪化する。総合的なダメージ量では第二覚醒したほうが上なのだが。
瞬間火力を取るか安定を取るか、第二覚醒・スキル覚醒する際は熟考しよう。

イラストは、もはや隠す気が微塵も感じられない服(というか紐と鎖)にも磨きを掛ける。
しかし残念ながら林檎版では大幅に布面積が足されている。林檎の入った器に腰掛けてるのに。
そして第二覚醒してもドット絵ではやっぱりリンゴを食べている。

  • 天使長ミルノ
長い銀髪ツインテールが眩しい天使。試練イベント『堕天使の誕生』報酬ユニット。
ミルノはエンジェルの中でも更に異色の存在で、肩書きが「天使長」となっており、スキルも「神魔封印解除」ではない。
そのスキルとは、「堕天使の弓撃」。
スキル中はブロック数が1となり、その名の通り、発動中ボウライダーのごとく単体に弓を発射するようになる。その射程は実に400


4 0 0


・・・・・・冗談でも間違いでもなんでもなく。
スキル中のミルノは「天使の攻撃力と攻撃速度でほぼマップ半分を覆うレベルの射程の遠距離攻撃を行う」のである。
マップど真ん中に置けば上下はほぼ全域、左右も相当の範囲をカバーする。
さすがにスキル覚醒アイシャ等には勝てないが、それでも圧倒的な射程。

しかもスキル覚醒をすると「神罰の天弓」となり、ただでさえ高い攻撃力が更に1.4倍になる。いったいこいつをどうしろと。
そのため、ひとたびミルノが動き出せばどこにいようとも攻撃力1000オーバーの矢の雨が
アーチャーを上回る速度でマップ中に降り注ぎ、雑魚もボスも何も出来ずなぎ倒されていくという恐ろしいこととなる。
もちろん本人もクラス相応の耐久力を持つため、ボウライダーのようにうっかり強敵を抱えてしまってやむなく撤退、なんて心配も無用。
むしろ積極的に避雷針を任せてもまったく問題ない。
他の天使たちは軒並み玄人向けであるが、ミルノはとりあえず編成にブッコんで適当に配置しても仕事してくれる。

しかしあまりにも広すぎる射程は欠点にも繋がっている。
遠い敵に対しては最初の攻撃が着弾する前に二の矢を発射してしまうため、既に倒した敵に空撃ちしてしまう(その分スキル一回あたりの攻撃回数が減る)ことがある。
また遠距離攻撃ユニットは基本的に「拠点に一番近い敵」から順に攻撃していくため、遠くの味方を援護をするつもりが別の敵に矢を撃ってしまうといったケースも。
加えて結局は単体攻撃であるため、大群の処理は不得手。ほかの堕天使たちとは色々な意味で対照的といえよう。
ブロック数1なので余計な敵を抱えなくて済むのは運用上ありがたいケースも多いが、対ラッシュという観点ではここも穴になる。
一見すると万能ユニットに思えるし実際かなり手広く対応できるが、過度な期待は禁物。

なお近接枠に置く遠距離攻撃ユニットの「地上優先」の特性により飛行敵を漏らしがちだが、
逆に言えば地上の敵を狙い撃ちにできるためメリットにもデメリットにもなる。
どのみち常に攻撃態勢でいられる訳ではないので、ミルノ一人に遠距離攻撃を任せたりせず、素直にアーチャーなどの他クラスと併用するのが無難。

覚醒アビリティで「天使長の号令」を取得し、同じ編成のエンジェル全てに対して攻撃力5%上昇と状態異常無効の効果を付与する(勿論自分にも有効)。
天使のもともと高い攻撃力の5%だから馬鹿にならない数値になるし、
状態異常無効も、待機中に毒で落ちたりしなくなる上にエンジェル系の天敵である麻痺も無効にしてくれる。
たとえミルノを出撃させずとも、他にエース級のエンジェルを持っているなら編成に組み込んで損はないだろう。

第二覚醒はセラフィム。長射程かつ1ブロのミルノに防御力はあまり必要なく恩恵は薄いが、一応避雷針としての有用性は上がる。
なおアズライールだと本気でバランスブレイカーになるためセラフィムにされた、という運営の陰謀説も一部で囁かれている模様。

試練イベント産としては群を抜いた強さを持ち、下手をするとガチャ黒にすら匹敵する圧倒的な性能からか、
順番を無視して復刻が優先的に行われたりもしているようなので、持ってない王子は機会が来たならぜひ仲間にしてみよう。

  • 堕天使フォニア
「千年戦争アイギス4周年記念 公式生放送」のシリアルコードにて配布された三人目のプラチナ天使。
のちに交換所で虹水晶との交換により恒久的に入手が可能となった。
恐ろしく長い銀髪とラッパみたいな形の銃を携えたエロい衣装のお姉さんといった風貌。ただしおっぱいは控えめ。

第二覚醒まではプラチナ三人の中でHPが最も高く、攻守はクロエとミルノの中間ほど。
配布キャラである割りには全体的なステータスが高めである。
それはおそらく、フォニアが「初心者向けのお試しキャラ」とかではなく「唯一無二の存在」だからであろう。

彼女はミルノと同じく専用スキルを持っており、その名は「魔銃アポカリプス」。レベル最大で35秒間ブロック数が1になり、防御無視の遠距離攻撃を敵単体に放つ。
天使の攻撃力と攻撃速度で魔法攻撃をぶっ放すというのは彼女にしかできない芸当であり、魔法耐性の無い敵には無類の強さを誇る。
流石にミルノ程の超射程は持っていないものの、CCレンジャーやCCメイジと同じ射程があるため、他ユニットの後ろや隣から援護するくらいは可能。
ただし他の天使のスキルと比べて回転率は劣悪。初動・再動ともに神魔封印解除・堕天使の弓撃の約二倍の時間が必要となる
なおスキルレベルは他天使と同じく10。現在では虹水晶により交換できるため、実装当初よりもレベルは上げやすくなった。

欠点はやはりブロック数・攻撃対象が1であることによる団体処理能力。加えて魔法耐性の高いデーモンなどには通りが悪い。
そういう敵を相手にする場合はクロエやミルノ、あるいはほかの物理攻撃ユニットで迎え打とう。

覚醒アビリティは「祝福の調べ」。出撃メンバーにいるだけですべてのエンジェル系ユニットの防御が5%、魔法耐性が5上昇。
ただでさえ高い天使たちの避雷針性能が更に上昇、ミルノと並べて攻・防・魔耐のエンジェルバフを全部乗っけるのも手。

第二覚醒はアズライール。第二覚醒先として固定されているのはクロエしかいなかったが、ようやく2人目が登場。
元々高いステータスが更に上昇、超攻撃力の魔法攻撃は圧巻の一言。
クロエと違いラッシュを相手取ることもそう多くないため、スキル時間の低下もそこまで気にならないだろう。
ちなみに第二覚醒先の立ち絵は無い。残念。






なお、あえて飛ばしたスキル覚醒は以下の通り。


「神銃アポカリプス」
30秒ブロック数1
二 連 続
防御力無視の遠距離攻撃


あっ(察し)


シュレッダー、超射程ときてまさかの魔法DPSお化け爆誕。
魔法攻撃で二連続というのは攻撃力二倍と同義。それを30秒間(第二覚醒時24秒間)、天使の攻撃速度で敵にばらまき続けるのである。
雑魚相手には確実にオーバーキル。ボスが相手でも二覚カンスト時1300を超える攻撃力から放たれる二回の攻撃はえげつないダメージを約束してくれる。
更に王子を置いておくだけで攻撃力が1500を超え、魔耐0ならば一撃(二撃)3000を超えるダメージをたたき出す。
アイギスにおける魔法攻撃DPS最強クラスで、彼女の上を行くのはオリヴィエなど極々一部のみ。
ただし相変わらずスキル回転率は劣悪。初動・再動ともにプラチナ二人の覚醒スキルの約二倍の時間が必要となる。
ミルノほどの汎用性は無いかもしれないが、育てる価値は十二分にあるユニットである。
これが配布キャラだって言うんだからインフレも進んだものである

  • 主天使セフィーレ
4人目のプラチナ天使。人数の多い天使だが、白のガチャ産は実は彼女が初だったりする。
イベントミッションでは長らく天界の軍勢の指揮官として王子軍と敵対して来たが、ケラウノスの死後に理由も不明のまま突如神からの抹殺指令の対象となってしまう。本人としては人間を滅ぼすという自身への命令が取り消されていないこと、死ぬように命じられていないことから、軍勢を離れて独自行動を取ることを決める。
追っ手との戦いの中で王子軍に命を助けられたことから、しばらくは王子軍に協力することで借りを返す…という理由で仲間になる。
このような経緯で仲間になったため、他の仲間の天使と違って人間の殲滅は一時中断しているだけであり、また神の命に背いた訳ではないので堕天もしていないという変わり種。そのため肩書も「堕天使」ではないし、羽の色も最初は白で覚醒後は赤と、一度も黒くならない。
2019年6月に彼女の第2覚醒絵が実装されて、その翼は真っ黒に染まっている完全に堕ちましたね…
服装もだいぶ変わっており翼と同じく真っ黒なドレスのようなものになっており翼や服の末端は青くなっている。宛ら花嫁衣装のようである。もはや印象は180度変わっていること間違いなしである。
性格は敵の天使らしく天界の指令に忠実な堅物だが、王子との交流を経て多少丸くなる。

性能面での特徴はスキル中は1ブロで範囲魔法攻撃となる点。高い攻撃力と攻撃速度から繰り出される範囲攻撃は非常に強力で、同レア以下のメイジアーマーを上回る火力を誇る。第二覚醒してアズライールになると更に恐ろしいことに。

通常スキル「浄化の炎」はスキル中全ての敵の魔法防御を下げる効果があり、他の魔法アタッカーと組み合わせると効果的。射程も280とそこそこ長く使いやすい。

スキル覚醒後は「終末の炎渦」になり、攻撃力と射程が下がる代わりに最大3体を同時攻撃するという、通常スキルとは全く違うものになる。
制服メーリスに次ぐ自軍二人目の範囲マルチ攻撃であり、複数のターゲットへの爆風が重なれば多段ヒットするのも変わらず。その火力は3重ヒットした場合は上で散々火力が凄いと言われているフォニアのDPSを軽く上回ると言えば凄さが伝わるだろうか。このダメージを複数の敵に与えるのだからハマった時の殲滅力はえげつないことになる。
そんなに都合よく敵が固まって来るマップばかりではないのでいつもこの火力を出せる訳ではないが、そもそも単発でも十分、2発でも範囲魔法攻撃では屈指の火力の為、それほど意識しなくても最低限の仕事はしてくれる。また通常スキルより射程がかなり短くなる点には注意が必要だが、ターゲットが散リ難いと考えればそれほど悪くもない。

覚醒アビリティは「緋色の羽」で、スキルの初動を短縮する効果を持つ。
通常スキルは6秒、覚醒スキルは8秒と黒ユニに準ずるスピードを誇り、状況を見てから置いても十分間に合う即応性が持ち味となっている。

  • 堕天系お掃除当番クロエ

  • 水着の天使長ミルノ

  • 天使の悪戯セフィーレ

●ブラック
  • 堕天使ソフィー
覚醒前だと角が生えている黒髪ロングのお姉さん。クロエと同じ日にガチャ黒として実装。マゾ
黒特有のステータスの高さがありありと出ており、その攻撃力は一切のバフ無しでアズライールなら1700オーバーともはやゲームを間違えているレベルに成長する。
更に黒ユニ共通の特権であるスキル初使用までの時間が1秒であるという点が、エンジェルの特性ととにかく噛み合っているため、「ただひたすらに強い」ユニットとして運用可能。

覚醒前からエルン・ニエルと同じ「天使の小癒し」を持っているが覚醒するとこれが上位アビリティ「天使の癒し」に変化し回復力が増加。
スキル覚醒すると「聖天使封印解除」となり、「スキル中の攻撃力・防御力・魔法耐性が2倍」という黒エンジェルとしての圧倒的なユニットパワーをこれでもかと前面に出せるようになる。地味に魔法耐性も倍になっているため魔法耐性60と、魔法に対しても不沈艦となる。

第二覚醒はどちらに覚醒してもドットがとにかくかっこいい。
インフレが進行気味の2017年現在においては、ステータスに優れたアズライールが有利とされている。
ただでさえ高いステータスがスキル覚醒で倍化されるため、セラフィムとの差は数字以上に大きくなる。魔神級などの超高難度ミッションに挑戦するならこの差は無視しがたい。
一応ラッシュ対応も兼任するならセラフィムのほうが有利なこともあるが、そこは役割を分担した方が効率的と見る向きが強いようだ。
またアズライールになれるのは(当時は)クロエとソフィーのみである。そのため代替が利きづらい、という意味でもアズライールが一歩リードしているかもしれない。

  • 恋慕の堕天使ソフィー

  • 堕天使シェミア

●サファイア
  • 堕天使パフィリア
キャラクタープロファイル2のシリアルコードで獲得できるレアリティサファイアのロリ系エンジェル。
性能は素直で、ステータスはサファイアらしくクロエを一回り小さくしたといったところ。

特筆すべきはアビリティの「デーモンキラーⅠ(CC後Ⅱ)」。
これにより、デーモン系エネミーに対して更に高い攻撃力を発揮できる。
雑魚掃除も可能であるがステータスとスキル覚醒時の攻撃倍率が高すぎるため雑魚殲滅に使うのは多少勿体ない。
高難易度マップや魔界などでたくさん出てくるデーモンたちを相手に使うと良いだろう。

スキル覚醒は「断罪の天使」。スキルレベル10「神魔封印解除」に2.3倍と異常な攻撃力倍率が付加される。
他のエンジェルと違い倍率が増えるだけ、発動時間も据え置きと、ある意味ではシンプルな性能。
……なのだが、残念なことに初使用・再使用時間までもスキルレベル10「神魔封印解除」の2.3倍長くなる
相当硬い敵すらもブチ抜ける攻撃力を手に入れるが、回転率が大幅に悪くなってしまうことには注意したい。

第二覚醒はセラフィム。強敵を受けることを要求されやすいパフィリアにとっては耐久上昇は嬉しい。
あと翼がすごい。


●ちびエンジェル
  • ちびエルン
ゴールドのエルンが「夢で見た」という魔物を倒す新しい力の披露に失敗しちびキャラ化した姿。
一応覚醒前ならステータスで本人より上回っているものの、覚醒およびスキル覚醒がないこと・後述の理由により本人のような回復力・殲滅力がないのが一番のネック。
もし戦場で使うのならば耐久力の高さを活かして避雷針にして、あわよくばスキル発動して戦ってもらう感じになるだろう。
まあ本人を持っていれば本人を使うべきだが・・・。

  • ちびソフィー
ブラックのソフィーがちびキャラ化した姿。こちらはちびキャラ化した理由は明らかになっていない。
本人が覚醒前から持っていた「天使の小癒し」を所持しており、また元ブラックの特権か魔法耐性が他エンジェルに比べて高く、カンスト時のステータスがプラチナエンジェルたちの第一覚醒並み
さらに好感度ボーナスがHP極振りのため、本人ほどではないが非常に高い避雷針性能を有している。
一体キープしておくと何かと役に立つだろう。

ここまでちびエンジェルの説明をしたが、彼女たちには大きな弱点がある。
ちびエンジェル共通で未CC扱いになっているらしく、スキル発動時のブロック数2、攻撃可能数1になっているのだ。
スキルも本人たちと同じ最大スキルレベル10「神魔封印解除」。完成させるには相当な素材が必要となり、さらに殲滅力の低さも相まって戦力として計上するのは非常に厳しい。

  • ちびクロエ

が、そんなことはどうでもいい。

このちびエンジェルたち。戦場に出した際のドットがかわいい

非常にかわいい



と て つ も な く か わ い い




二人とも待機中、巻き付かれた鎖や鉄球に抗おうと(>△<)←こんな顔で必死にぴょんぴょん飛び跳ねる。ほかのちびキャラたちは基本的に本人の待機モーションであるにも関わらず、だ。
スキル発動時のドヤ顔で飛び跳ねながら自身の頭身よりも大きな鎌を振り回す様もまたかわいい。ソフィーに至ってはちび状態であってもばいんばいんしよる
撤退時及び麻痺・やられモーションでは涙目で座り込んでしまう
本人では絶対に見れないコミカルな表情と動きは、性能を度外視してでも普段使いできる破壊力を秘めている。避雷針能力は実際高いし
さあ、持っている人は一度でもいいから戦場に出してそのかわいさを堪能しよう!



◆余談
基本的に同名アビリティは複数あっても一つ分しか効果を発揮しないアイギスだが、徐々に回復するいわゆるリジェネ効果は全ての効果が重なって適用される。
天使たちのアビリティである「天使の小癒し」「天使の癒し」も例外ではなく全部重なる。
つまりニエルやエルン、ソフィーを複数配置するだけでリジェネ効果が二倍三倍と上昇していくのである。
さすがにエンジェルを複数配置するマップはそうそうないが、出撃枠が空いた際に突っ込んでおくと回復力の足しになるかもしれない。
回復量的にヒーラー風水士を追加したほうが良いが


◆余談2
エンジェル達のクラス名はそれぞれキリスト教における天使たちの位階(ヒエラルキー)から取られている。アズライールのみ若干違うが。
  • エンジェル
 第九位の天使。ヒエラルキー最下層で、いわゆる下っ端。
  • アークエンジェル
 第八位の大天使。神と人間を結ぶ連絡係と地獄との戦いの二つの任に就いている。つまり下っ端に毛が生えた程度。
 ラミネート装甲を持っていたりはしない
  • ドミニオン
 第四位の主天使。一気に位が上がったが、活動内容はイマイチパッとしない。
 たぶん戦隊モノの敵幹部みたいな立ち位置。
 そして肩書きで主天使と名乗るセフィーレが追加されたことで微妙におかしなことになっている。
  • セラフィム
 第一位の熾天使。ヒエラルキーの最上層に位置している。地獄の王ルシファーも堕天前は熾天使だったとか。
 ??「話をしよう。あれは今から36万……」
  • アズライール
 イスラム教における、死や人の魂をつかさどる天使。圧倒的な力で敵に死をもたらすといったところだろうか。*1

他の位階等についてはここにも載っている。

追記・修正はスキル時間中にお願いします。

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最終更新:2023年06月21日 22:11

*1 このゲームと直接の関係はないのだが、コラボしたアルスラーン戦記にはキシュワード(ダリューンの同僚、コラボキャラとしては未登場)の飼っている鷹の名前として登場する。元ネタは同じ。