遊戯王VRAINS

登録日:2017/05/19 Fri 00:55:17
更新日:2024/03/26 Tue 18:44:47
所要時間:約 11 分で読めます






「LINK VRAINS―かつて、風に乗って戦うデュエルがそこには存在した。
風の中には未知のモンスターが住まい、デュエリストたちは果敢にそれを追い求めた。
だが、その風も突如として消え去り、次第に人々の記憶から忘れ去られていった……」

「俺はスピードデュエルを知っているのか……?」



遊☆戯☆王シリーズのアニメ第7作。


●目次

【概要】

遊☆戯☆王デュエルモンスターズシリーズとしては6作目に当たる。

タイトルの読み方は「遊戯王ヴレインズ」。
「VR(ヴァーチャル・リアリティ)」「AI(アーティフィシャル・インテリジェンス)」「NS(ネットワークシステム)」を合わせた造語とのこと。
「遊戯王」の後に付く部分の用語はGXからARC-Vまでは中盤から終盤で本編内で出て来たが、本作は第1話から早速「LINK VRAINS」として出ている。


作品のテーマは『一歩を踏み出し、トライしよう!』。
情報過多により、実際に経験する前に諦めてしまう子供達に対して、自分の好きなことや興味がある事に対して、一歩を踏み出しトライして欲しい。
そんな想いから生まれた作品なのだとか。言ってることは前々作からあまり変わっていないが、本作は正直どう見てもそんなテーマから生まれたようには見えない

遊戯王アニメとしては『遊戯王SEVENS』が次回作となるが、あちらで取り扱っているのは新規展開される『遊戯王ラッシュデュエル』であり、
アニメ制作会社もDMから本作に至るまで制作を続けてきたぎゃろっぷから変更となっている。
そのため、従来の『遊戯王OCG』のアニメシリーズとしては本作で一旦の終了を迎えたと言える。

放送期間

テレビ東京系列で2017年5月10日より放送開始(動画配信は2017年6月6日より開始)*2
全120話で、3年間放送した「5D's」~「ARC-V」より約半年放送期間が短い。
2020年4月4日に『遊戯王SEVENS』の放送が開始されたが、3ヶ月以上もの間遊戯王アニメの新作が放送されていない期間が出来るのは異例の自体である。
また、これまでのシリーズにはあったVジャンプでの漫画版の連載もない。

スタッフ

放送開始当初は細田雅弘氏が監督を務めていたが、第14話から浅野勝也氏に交代。
シリーズ構成はアニメでは「ZEXAL」以来久しぶりに吉田伸氏が担当。
またキャラクターデザインはテレビ東京版遊戯王全シリーズに参加した原憲一氏が担当しており、
劇伴は遊戯王デュエルモンスターズの光宗信吉氏が担当する。

世界観について

電脳世界(VR空間)『LINK VRAINS』を舞台とし、昨今話題の「人間とAIの相克」もテーマとして盛り込んでいる。

その世界観から視聴者からはロックマンエグゼ流星のロックマンっぽいという声が出ている。
最近ではコレクター・ユイっぽいという意見もある。実際、コレクター・アイにそっくりなモンスターが登場している。


デュエル描写

スピードデュエル導入

前作までとの大きな違いとして、ゲーム作品発祥のルールである『スピードデュエル』がデュエルのルールとして採用されている。
アニメ内では第2話にAiがPlaymakerにルールを説明している。ただし下でも触れているが、Aiがデッキの枚数について触れていない事や初デュエル時にPlaymakerがデッキの枚数を変化させていないところから、デッキ枚数は『スピードデュエル』のOCGルールである「デッキ20枚+エクストラデッキ5枚以内」ではなく、通常のルールの「デッキ40枚以上60枚以内+エクストラデッキ15枚以内」である可能性が高い。
ルールはOCG版準拠だが、遊戯王デュエルリンクスの「スキル」も採用されている。

ただし今までのアニメと同じルールの『マスターデュエル』も第10話から行われはじめ、並行的に行われる形となる。
設定的にも運用的にも、『5D's』におけるライディングデュエルとスタンディングデュエルの関係に近い。

今作ではリンク召喚がメインとなるが、他の召喚方法も存在しており、2年目以降本格的に使用され始めた。
このあたりは主流の召喚方法以外が例外程度にしか出てこなかった『5D's』や『ZEXAL』とは異なり、『ARC-V』ほど設定上の特別さも与えられていない。
ただしペンデュラム召喚だけは扱いづらさもあってか登場しない。

出来る限りOCG準拠に

現在使われたカードで、OCG版が存在するものの多くがOCG版と効果が同一。
一応、カードの処理の関係を考慮してテキストをアニメ用に調整されたカードこそ存在するが、
重めのモンスターを出す時にアニメ特有の無茶なオリジナルカードを使う必要がないため、
リンク召喚からリンク召喚を重ねるというソリティア気味な動きが序盤から行われている。

また「機械複製術」「王家の神殿」「ソウル・チャージ」等の比較的懐かしいガチカードがときたまデュエルで使用されている
かの有名な「聖なるバリア −ミラーフォース−」に至ってはライバルの愛用カードと化しており、専用サポートまで付いている。
いくらアニメの方が原作みたいなものだったとはいえ、実物と効果が違う今までが販促アニメとしておかしかったとか言わない。

ただし敵キャラなどがOCG化されていないアニメオリジナルカードを使用してもおり、2年目ではアニメオリジナルカテゴリ使い同士による対決ということもあった。

ストーリー構成

今作のストーリーは、最初から敵組織との対決が前面に押し出されているのも特徴的。
このためか、最終的に日常回がほぼなしというシリーズでも異例の作品となった。
これまでの遊戯王は1話目で5D'sまではデュエルの決着、ゼアル以降はデュエルの途中まで行われたが、VRAINSはシリーズで初めて第1話ではデュエルが行われなかった。

話の構成も、今までの「1話目、物語を進める→デュエル 2話目、デュエル決着→物語を進める」という構成から、
「1話目、物語を進める 2話目、デュエル決着」というタイプに切り替えていると思われる。
ただ以前の様に1話目でデュエルが始まる話もあるので、切り替えたと言うよりは形式に縛られない様になったと言うべきかもしれない。
情報がゴロゴロ出て来るためか、1年目は約8~12話ごとに総集編回が挟まれている*3
また、上記のデュエルOCG準拠やソリティアプレイにより1ターンが非常に長くなっているため、1話完結デュエルはほとんどなく、多く2話以上かかっている。そのためデュエル数は比率で見ても歴代でも少なめ。

一方で
  • 放送開始の遅延
  • 前回のあらすじの長さ
  • デュエル回と非デュエル回を交互に挟む構成
  • 総集編の多さ
などが改善点として挙げられる。
2年目以降総集編については改善されたものの、2年目以降の既存キャラの扱いや使用デッキの変更については賛否両論である。


【あらすじ】

ネットワークシステムが発達した都市―Den City―では、
大企業『SOLテクノロジー社』が作り上げた高度なネットワーク技術により『LINK VRAINS』と呼ばれるVR空間が構築され、
人々はそのVR空間での新たなデュエル体験に熱狂していた。

しかし『LINK VRAINS』に、デュエルによるハッキングを仕掛ける謎のハッカー集団『ハノイの騎士』が現れる。
彼らの狙いはネットワークのどこかに存在するという『AIたちの世界=サイバース』を滅亡させる事にあった。

だが、その脅威に立ちはだかる1人のデュエリストがいた。
彼の名は“Playmaker”。
圧倒的なデュエルで『ハノイの騎士』を倒し、何も語らずに去っていく彼の名は、ネットワーク世界で一躍有名になる。
その“Playmaker”の正体である高校生『藤木遊作』は、過去に起きた事件の真相を探るため、 VRAINSに出没する『ハノイの騎士』を追っていたのだった。

ハノイの騎士との激闘に明け暮れる日々の中、遊作は『SOLテクノロジー社』と『ハノイの騎士』が追い求めている謎のAIプログラムの捕獲に成功する。
そしてこれをきっかけに、運命の歯車は大きく動き出す……。


全ての答えは、『LINK VRAINS』の中にある!


【登場人物】

Den Cityの人々


藤木遊作 CV:石毛翔弥

「俺は自分自身の意思でやってる。俺は必ずあんたの弟と俺の過去を奪った奴らに…復讐する」

本作の主人公。16歳で高校1年生。
例によって例のごとくすさまじい髪形の持ち主。目立ちたくないんじゃないのか
プロデューサーによると「本作のデュエルがスケボーに乗って行う形式」のため、
「主人公の頭にもスケボーを乗せよう」という結論に至ったらしい。まるで意味がわからんぞ!要はいつもの遊戯王である

通称「ウミウシ」「サンゴ」遊戯王は海産物キャラの天才だね。


冷静な性格で頭が切れる。また、ハッカーとしての腕も相当なもの。
冷静ではあるが冷酷ではなく自分の復讐に他人を巻き込みたくないと言っており、
結果としてブルーエンジェル(財前葵)を巻き込んでしまい彼女が昏睡状態になってしまった時は責任を取って事態を解決しようと動いていた。
他にも遊作視点だとカードを盗んだ可能性もあった島のことは全く疑わず、その後割と自業自得な感じで島が捕まると躊躇なく助けようとするなど、周囲を巻き込まないために口が結構悪いだけで善人。
物事を3つの要素を挙げて話すなど「3」という数字にこだわりがあるようだが、その理由は本人にも不明。

LINK VRAINSでPlaymakerとして極秘に活動していることもあってか目立つことを嫌い、クラスでも影が薄い。
ちなみに、Playmakerは遊作の字をそれぞれ英語にしたもの。

Playmakerと同じデュエルディスクをしているため、関連性を疑われることもあるが、
それに対応するためか普段はダミーデッキを用意している。
無印時代のパックに入っていそうなカードばかり……というか、かつて配布された『ハーフデッキ 光*4』だが。
島からは「なんだこれ」「お粗末なデッキ」と酷評されている。

なぜかスピードデュエルを知っている(本人に自覚はなかった)ようだが……?
また謎の生命体(後にAiと命名)を感知し、ハノイの騎士とSOLテクノロジーから5年間も逃げ回っていたAiをあっさり捕獲する*5
未知のアルゴリズムで構成されたAiのプログラムをつなぎ合わせる、
本来視覚出来ないはずの電脳世界をモンスターに乗って移動するリボルバーの姿を見る等ネットワークを感じる力、『リンクセンス』と呼ばれる能力を持つ、
一般人には知られていないサイバース族を使用するなど、普通の人間ではないことが示唆されている。ただ遊戯王では割と普通
10年ほど前に謎の施設に捕らえられ、デュエルに関する実験を受けさせられており、『リンクセンス』もこの時発現した模様。

復讐のために行動しており、デュエルに楽しさを見出している様子はない。
ただし、決して嫌悪・無関心というわけではなく、鬼塚とのデュエルでは脱出ルートを無視してデュエルを続行したりしている。
その性格と合わせ、歴代主人公の中でもかなり異質。ホットドッグは包み紙ごと食べる


(Ai) CV:櫻井孝宏
「オラはただの通りすがりのAIですだぁ……」

サイバース世界から逃げてきた、意志を持つAIプログラム。当初公式サイトなどでは「謎の生命体」と表記されていた。
遊作からはAIだからAi(アイ)と適当に名づけられた。目だけだし。ホント冷たい
サイバース世界を知る人物からはイグニスと呼ばれているが、本名なのか種族名なのかは現時点では不明。

ハノイの騎士からサイバースを守るためにネットワークから隔離したが、その後クラッキング・ドラゴンに食われた。
本来は人型なのだが現在は目玉のような形状の残骸と化していて、自身を狙う2つの組織から逃げ回っている。
LINK VRAINSの一斉スキャンから逃げ回っていた際、草薙が用意した退路に見せかけた捕獲ルートに誘導されて遊作に捕獲、事実上の人質として利用されることに。
遊作のことは、デュエル中は皮肉じみた言い方で「Playmaker様」と呼んでいる。

以後は遊作のデュエルディスクに宿っている。
つかみどころのない性格で、軽口を叩いては遊作に黙らされる。後、何気に目だけで喜怒哀楽を表現できる。
またLINK VRAINS内でなら地縛神みたいな仮の体を展開してデータを物理的に捕食する事が出来る。
AIなので人間が取る非合理的な行動は理解できない。
しかしその本質は計算高い。
…のだが、デュエル中の野次馬感丸出しのコメントのレベルがデュエル初心者級の為、Playmakerやゴーストガールからは(少なくともデュエル中には)アホ呼ばわりされておりぶっちゃけデータマテリアル解放などをする時以外はただの賑やかしである
リアルの世界ではデュエルディスクごと電子ロック付きのボックスに閉じ込められているが、
かなり早い段階から遊作の家のお掃除ロボット「ロボッピ」を拐かして、アニキと呼ばせたりして太鼓持ちにしている。
また彼(彼女?)に指示して自分の宿るディスクを弄らせ、ドローンへの変形機能を追加。自らの意志で自由に移動が出来る様になった。
割と隠蔽はガバガバなのだが、遊作の関心が薄すぎて気づかれずに済んでいると言う謎の状況が成立している。

自身もサイバースである為、Playmakerとリボルバーのマスターデュエルのバトル時に「天火の牢獄」でサイバース族メタが張られた時には意識を失い、海のような謎の空間で浮かんでいた。
また上記のデュエルが終了した第12話にて、情報のあるリボルバーの腕を食い、(実際は腕以外も食おうとしたものの、外部干渉でリボルバーが帰還させられた為、失敗に終わった。)、身体のプログラムを取り戻した事で、アバターは元の身体に戻っている。
同時にリアルでもディスクから身体を生やせる様になった。凄いムキムキボディになったりも出来る。
また、元の体を取り返した後でもなんだかんだで落ち着くのか、以前の目玉だけの状態にもなれる。

「AIは祈ったりしない。するのは勝つための計算だけだ!」


草薙翔一 CV:木村昴
「すまないと思ってるんだ。遊作を巻き込んでしまって」

遊作の協力者で、凄腕のハッカー。遊作が心を開く唯一の相手。
普段は移動販売車でホットドッグ屋「Cafe Nagi」を営んでいるが、その車はハッカーとしての拠点でもある。
遊作と作戦会議をする時は店を閉めるため、よく休んでいる。
夜はネット上のPlaymakerの記録を削除する作業も行なっている為、ハノイの騎士との戦いが世間に知れ渡って以降は削除するべき情報が溢れかえってしまい、寝不足の日々を過ごしている様子。
過去に弟に何かがあり、遊作の言う10年前の事件にも関係しているようだが……?

次回予告のナレーションをするのは彼で中身が中身なのでポエマーとしての地位を手に入れている。


鬼塚豪 CV:濱野大輝
「LINK VRAINSの王者は俺だ!」

LINK VRAINSでGo鬼塚として活動する青年。
現実とアバターで姿に変化はない。
チャンピオンとして強い自負を持ち、日々の鍛錬も怠らない努力家。LINK VRAINSに現れ注目の的になったPlaymakerをライバル視している。
派手な格好をしているが生活は豪華ではなく、港の倉庫にプロレスジム風の拠点を作って暮らしている。
実は孤児であり、カリスマデュエリストとして活動するのは育った施設への寄付金を集めるため。
彼とのデュエルでは、子供の手のひらがリバースモンスターであることを痛感させた。
普段はデュエルそのものに楽しみを見出さない遊作も、鬼塚のスタンスは評価し『エンタメとしてのデュエル』を続行した。


財前晃 CV:山本匠馬
「Playmakerと戦いたがる決闘者は、いくらでもいる」

SOLテクノロジー社の元セキュリティ部長。
サイバース世界が生み出すデータマテリアルを求め、AI「イグニス」を捜索していた。
妹がいて二人暮らしだが、仕事熱心であるがゆえになかなか家に帰れずにいる。
しかし、蔑ろという訳ではなく、むしろ妹に苦労をかけさせたくないが故の熱心であり、妹思いである。

そのため、Playmakerと次にデュエルするのはブルーエンジェルかという記者の質問に対して、即座にNOを主張し、妹の為なら失脚の可能性のある決断も迷わず下す。

当初はPlaymakerの事はただの追跡対象としか見ていなかったか、妹とハノイの騎士を巡る一連の事件以降は、彼に対して負い目と恩義を感じている。

またその際Playmakerとリボルバーの戦いでSOLテクノロジー社に何らかの裏がある事を知ってしまった事で、
降格と共にデータベースをハード面で管理する部署に回された。
妹を助けようとした結果として立場を失った事は後悔していないが、そのせいで折角見えてきたSOL社の闇を探る事も出来なくなってしまった事には忸怩たる想いを抱いている。


財前葵 CV中島由貴
「カード収納式デュエルディスク……Playmakerと同じね。」

財前晃の義理の妹。遊作のクラスメイト。
LINK VRAINSで秘かにブルーエンジェルとして活動している。
義兄妹という立場でありながらも兄に認められたいなどという感情を抱いている。
兄の心妹知らずであり、彼の心配をよそにPlaymakerに戦いを挑んだが敗北。
ハノイの策略で精神をLINK VRAINSに囚われ、目覚めなくなってしまったが、Playmakerがリボルバーにに勝利して手に入れた除去プログラムで何とか事なきを得た。
電脳ウイルスつきのカードを知らない内に渡され、それによって初デュエルで操られ昏睡状態に陥るなど歴代ヒロインの中でも最初からかなり酷い目に遭っている。
またエマのせいで危うく身バレしそうになったが、遊作の容赦のないボーナスデータ消去でこれまた事なきを得ている。


別所エマ CV:鎌倉有那
「私もPlaymakerには興味があるから。何かわかったら連絡するわね」

様々な企業から依頼を受け活動する電脳トレジャーハンター。
財前晃からの依頼を受け、Playmakerの情報を求め行動していた。
晃の専属というわけではなく、フリーランスとして他の依頼者の仕事も並行してこなしている。
晃が降格されてからは彼との契約を破棄し、個人的な興味でPlaymakerとSOL社の裏を追う様に。
LINK VRAINSでの名前は「ゴーストガール」…ガール?
その前衛的な髪型ゆえに一部の視聴者から攻撃の無力化おばさんなど失礼な呼ばれ方をしていたが、
自身もブルーエンジェルに化けていたがことが遊作に見破られた時に「喋り方がおばさん臭かったかしら」と言うあたり、
若く見られない事に対する自覚はあるようだ。


島直樹 CV:沢城千春
「俺もいつか、Playmakerみたいな正義のデュエリストになる!」

遊作のクラスメイトで、デュエル部に所属している。
新型デュエルディスクをいち早く手に入れるなどデュエルモンスターズ好きで情報通。
授業中にLINK VRAINSで行われているデュエルの中継を見ており授業中に大声を出して先生に怒られてしまう。
思ったことはつい言ってしまう質ではあるが、先生に怒られたり、遊作のダミーデッキをお粗末と言い、部長から咎められた時は素直に謝る良い子。
しかしデュエルの腕に自信がないらしく、LINK VRAINSに行ったことはない。
遊作を誘って一緒にLINK VRAINSに行こうともしたが、この時は大量のハノイの騎士による雑魚狩り中で入ったら逃げ惑う羽目になったり昏睡状態に陥る超危険空間なので視聴者からツッコミを入れられた。
というか遊作からもすぐに手痛いツッコミを入れられた。
Playmakerがデュエルしている時には遊作がいないことや、同じくPlaymakerがデュエル中にホットドッグの屋台が閉まっていることに気が付いており、
遊作=Playmakerということに気付いた時の反応を期待され、
また、今作のテーマである『一歩を踏み出し、トライしよう!』は上述の通り、デュエルモンスターズは好きだが自信がなくLINK VRAINSに行ったことはない彼が最も当てはまっており、彼が精神的成長し、デュエルをしてくれることを望まれている。

前作に登場した大漁旗鉄平に妙に似ているが、恐らく他人の空似。


北村 CV:加藤将之
「人がAIを利用する事はあっても、振り回される事などあってはならない」

SOLテクノロジー社の上層部の意向で左遷された財前晃の後任のセキュリティ部長。財前にとっては元上司でもある。上層部曰く「分かりやすい切られ役」。
どんな手を使ってでも成果を得ようとする野心家でAIを使用したデュエリスト部隊を完成させようと躍起になって、部下達にパワハラレベルの脅し発破をかけている。

設定通りのゲスな一面があるのは事実なのだが、時々見せる顔芸やノリツッコミ・小物な言動などのコミカルな面も見せており、今の所どこか憎み切れないキャラでもある。


鴻上了見 CV:武内駿輔
「必ず父さんの思いは成し遂げてみせます」

LINK VRAINSでリボルバーとして活動する人物。右手の甲に謎の紋章が刻まれている。
作中で最後までこの紋章について言及されることはなかったため本当に謎の紋章である。
「父さん」のために行動しているようだが……?


穂村尊 CV:梶裕貴
「自分の人生に立ち向かうと、決めたんだ!」

新章から登場する転校生。
遊作や仁と同じくハノイプロジェクトの被験者の1人。
後に監禁から解放されるが自分を捜索していた両親が事故で死んだ事実を知り、事件のトラウマからデュエルも忌避していたが、
ハノイの騎士の壊滅とサイバース世界の危機を境に、自分の運命と向きあう事を決意する。


不霊夢 CV:八代拓
「天空を回る巨大な車輪……サイバース世界にも作れば良かった……」

穂村尊と行動を共にする炎のイグニス。
サイバース世界の崩壊から生き延び、自分の基になった穂村尊に接触した。


LINK VRAINS

+ In to the VRAINS
log out

Playmaker CV:石毛翔弥
「ハノイの騎士……お前たちがはびこる所には、必ず俺が現れる。俺の名はPlaymaker」

デッキ:『サイバース族』
切り札:『デコード・トーカー『、『ファイアウォール・ドラゴン』など
スキル:
『Storm Access』
自分のLPが1000以下の時、データストームからサイバース族リンクモンスター1体をランダムにEXデッキに加える。
『Neo Storm Access』
以下の効果を、デュエル中にそれぞれ1度まで使用できる。
●自分のLPが1000以下の時、データストームからサイバース族モンスター1体をランダムにEXデッキに加える。
●自分のLPが100以下の時、データストームからサイバース族モンスター1体をランダムにEXデッキに加え、デッキから1枚ドローする。このデュエル中にデータストームからモンスターをEXデッキに加えている場合、この効果は使用できない。

藤木遊作のLINK VRAINSにおける姿。
顔は変わらないものの髪が大きく変化し、また極端に細身になる。
ハノイの騎士に立ち向かう謎のデュエリストとして有名になっているが、その正体を知る者はいない。
基本的にはハノイの騎士や事件に関連する事柄以外のデュエルはしない主義。

スピードデュエルでハノイの騎士を倒したことが中継されたことによって一躍時の人に。

スキルはLP1000以下の時にデータストームに突っ込む危険行為を犯しながらランダムでエクストラのリンクモンスターが1枚増えるというもの。
常人のデュエリストには博打要素が高すぎてとてつもなく使い難いがPlaymakerは主人公補正により使いこなしており、入手するのは決まって新規。
この時手にしたカードはデュエル後も手にしたままで、Aiによって実体化させられている為、新たなカードを入手する手段にもなっている。
後述のリボルバーも全く同じスキルを使用。ちなみにデータストームにアクセスする関係上、追加されるのは全てサイバース族。

三度目のボーマン戦でAiによってスキルが強化され、リンクモンスター以外のサイバースにアクセス可能な『Neo Storm Access』にパワーアップしている。基本的にはアクセス先が増えた以外同じなのだが、LP100以下ならばドロー効果が追加された強化版の効果を使用できる。ただし、1000以下の時の効果でアクセスに成功していた場合は使用できず、実質的にどちらかひとつの効果を選んで使用することになる。
ちなみにAiは自ら書き換えたスキルでありながら、後半の効果をすっかり忘れていた。

以下、作中で確認された『Storm Access』『Neo Storm Access』でPlaymakerが手に入れたカード。
  • デコード・トーカー
  • 『リンク・バンパー』
  • 『エンコード・トーカー』
  • ファイアウォール・ドラゴン
  • 『エクスコード・トーカー』
  • 『ベクター・スケア・デーモン』
  • 『パワーコード・トーカー』
  • 『トランスコード・トーカー』
  • 『サイバース・クロック・ドラゴン』
  • 『ファイアウォール・X・ドラゴン』



「Playmaker。借りは返したわよ」

デッキ:『トリックスター』
切り札:『トリックスター・ベラマドンナ』
スキル:
『トリックスター・フロード 』
相手ターンに手札の「トリックスター」モンスター1体を捨てて発動できる。相手は手札が3枚になるようにドローする。このターン終了時、相手の手札を自分の墓地の「トリックスター」モンスターの枚数分だけ除外する。

財前葵のLINK VRAINSにおける姿。
LINK VRAINSのカリスマデュエリストの1人。
変幻自在のデュエルで人々の心をつかむ。
あと何がとは言わないが、リアルと比較すると物凄く盛っている。

スキルは単純に使うと自分の手札を1枚失った上に相手の手札を最大3枚まで増やす、最悪4枚のアド損という、自滅行為。
その後除外されるため、状況によってはハンデスも兼ねるスキルであり、スピードデュエルにはメインフェイズ2が存在しないので、
バトルフェイズ以降に使えばドローカードの利用させずに除去出来るのだが、除外タイミングがエンドフェイズである為、
相手の引き次第ではマイナス効果のみ踏み倒す事が出来てしまい、使えなくともデッキの圧縮がされてしまっていることを考えると、やはり安易に使って強いスキルでは無い。
「相手がデッキからカードを加えるたびにその枚数×200ポイントダメージ与える」効果を持つトリックスター・マンジュシカとのコンボが前提のスキルでPlaymakerとのデュエルでも最後に残ったライフを削り落とすために発動した。
防がれた上に、スキル『Storm Access』の発動条件を満たされてしまったが。
バイラとのデュエルではマンドレイクを墓地に落とす為に発動。
バイラが一枚でも罠カードを引いたらサージカル・クーパーの効果で敗北と言う分の悪い賭けに勝ち、
マンドレイクの特殊召喚条件を満たしてベラマドンナのリンク召喚に繋げた。


Go鬼塚 CV:濱野大輝
「あの野郎!俺より目立ちやがって」

  • ハノイの騎士編
デッキ:『剛鬼
切り札:『剛鬼 ザ・マスターオーガ』、『剛鬼 ザ・ジャイアントオーガ』など
スキル:
『闘魂』
このターンに戦闘で破壊された剛鬼モンスターを全て自分フィールドに特殊召喚する。

  • SOLテクノロジー編
デッキ:『ダイナレスラー』
切り札:『ダイナレスラー・キング・Tレッスル』
スキル:
『ダイナレッスル・レボリューション』
デッキからフィールド魔法「ワールド・ダイナ・レスリング」を発動する。


鬼塚豪のLINK VRAINSにおける姿。
LINK VRAINSのカリスマデュエリストで、その中でもトップクラスの実力の持ち主。
パワフルなデュエルと豪快なパフォーマンスで観客を盛り上げる。
…が最近は陳腐化してきており観客の受けは良くなくPlaymakerが現れてからはその傾向が強くなったが、それでも彼を応援してくれる観客や理解してくれている人はいるようだ。

スキルは彼のエンターテイメントデュエルの「わざと不利な状況を演出して、5の相手を8にも9にも見せ、10の力で叩き潰す」状況を作るためのもの。
相手に殴らせて剛鬼モンスターの墓地効果を発動しサーチによって手札を整え、スキルによって剛鬼モンスターを蘇生し返しのターンで相手を倒す。
相手の攻撃をわざと受けてピンチを演出する行為は、ただの舐めプではなく次の手に繋ぐために利用している。

Playmakerとの一戦以降は、落ち込むランキングや観客のニーズとスタイルのギャップに苦悩していたが、
時代の流れに合わせたエンターテインメントスタイルとして「手段を選ばない圧倒的な力で相手を叩き潰す」ヒールスタイルを会得。
これと従来のスタイルを状況に応じて切り替える新たなエンターテインメントスタイルを確立し、ハノイの騎士の幹部「ドクターゲノム」を撃破。
Playmakerに並ぶLINK VRAINSのヒーローとして返り咲く事に成功した。

余談だがPlaymaker戦ではハノイの騎士の姿に、ドクター・ゲノム戦ではPlaymakerの姿になって相手をおびき出しており、
更にモブのハノイの騎士とのバトルでも頭部から彼のパツキンが飛び出たクマのマスコットキャラの姿に化けて彼らをおびき出すなど、アバターの変装をやたらと多くやっている


ゴーストガール CV:鎌倉有那
「今話題のPlaymakerを私が倒すのって、気分いいわね!」

デッキ:『オルターガイスト』
切り札:『オルターガイスト・プライムバンシー』
スキル:
『シークレット・キュア』
デッキからモンスターが出るまでカードをドローし、モンスター以外ならば墓地に送る。ドローしたモンスターを手札に加え、その攻撃力分、互いのライフポイントを回復する

別所エマのLINK VRAINSにおける姿。…でも髪の色と服装以外はほとんどリアルと同じ。
LINK VRAINS内で電脳トレジャーハンターとして報酬の為に、依頼された仕事をこなしており、その腕はかなり有能。
初登場時は財前晃の依頼でPlaymakerについての調査をしており、第14話にて独自調査を始めて、ようやく本格的なデュエルを開始。

スキルは簡単に言うと、発動コストが無くなり、特殊召喚が手札に加える効果になり、互いのライフ回復が新たについたフリーチェーンのモンスターゲート
墓地肥やしが見込めるものの、自分のライフはともかく相手のライフが増えればそれだけ勝ちが遠のく為、気軽には使いにくい。「オルターガイスト」は攻撃力があまり高くないので、それほど大きな問題でもないのだろうが。
事前のデュエル研究でPlaymakerのスキル『Storm Access』を警戒していた為、このスキルと「オルターガイスト」の相手モンスターの行動を制約する効果によるデュエルでPlaymakerのライフを1000以下にさせないようにして、一気にライフを削る形での勝利を狙った。
リボルバー戦でもこの方法でスキル阻止を狙ったが、デッキトップが攻撃力0だったため不発に終わった挙句、「三流は運にも見放されたか」と嘲られるという散々な結果になった。


ブレイヴ・マックス CV:沢城千春
「完璧な手札だ!」

デッキ-『獣族』
切り札-『森の番人グリーン・バブーン』
スキル-???

島直樹のLINK VRAINSにおける姿。
第27話で一念発起しLINK VRAINSにログインし、自分のキャラを得た。
その後その辺にいたハノイの騎士とデュエル。盛大に事故った若干の苦戦はあったものの撃破に成功し、名前を「ロンリーブレイヴ」から改めている。


Soulburner CV:梶裕貴

デッキ:『転生炎獣』
切り札:『転生炎獣ヒートライオ』
スキル:
『Burning Draw』
自分のLPが100になるようLPを支払って発動できる。支払ったLP1000ポイントにつき1枚、自分はデッキからドローする。

穂村尊のLINK VRAINSにおける姿。
サイバース族の「転生炎獣」で組まれたデッキを使用する。

スキルはライフを100になるように消費して失ったライフ1000ポイントにつき1枚ドローするというもの。
アニメ「遊戯王5D's」に登場した《活路への希望》に似た効果であり、ハイリスクなスキルである。
また、急激にライフを失うスキルである為にデュエルでのダメージとは別に使用者へのダメージが発生する。


●SOLテクノロジー社

財前晃 CV:山本匠馬
「10年前にSOLテクノロジー社で何があったのか。そして君に、何が起こったのか」

デッキ-『ティンダングル』
切り札-『ティンダングル・アキュート・ケルベロス』
スキル-???

SOLテクノロジー社の社員。
他の人物と違い、LINK VRAINSでも現実と同じ姿でいる。
妹の件で元の立場から失脚するも、責任を感じて10年前の事件をデータベースによって知り、Playmakerの復讐を止めようとする。
現状LINK VRAINS内で行ったデュエルはPlaymakerとのマスターデュエル戦のみで、まだスピードデュエルをしていない為、現在スキルは不明。
スーツ姿でデュエルボードに乗っていたらそれはそれでシュールだが。


■デュエルAIプロトタイプAプロトタイプB CV:坂巻学(A・B共通)
サーキットオープン!

デッキ―『テンタクラスター』
切り札―『テンタクラスター・ノーチラス』
スキル―不明

SOLテクノロジー社の新セキュリティ部長・北村の意向で作られたデュエル専用のAIプログラムで緑色の方がプロトタイプAでオレンジ色の方がプロトタイプB。当然現実の姿などない。
16話でSOLテクノロジー社のデータバンクへ向かうPlaymakerの排除の為に投入された。
デュエル機能を徹底してあり、「機械複製術」などのガチカードを使用してくる。
デッキはどちらも同じ「テンタクラスター」だが、プロトタイプAはハンデス寄り、プロトタイプBはバーン寄りのデッキになっている。なおプロトタイプのせいか、どちらもスキルはない模様。
北村からの指示を受けつつ行動しており、デュエルでの強さの他にもAiを奪おうとPlaymakerのディスクにリアルダイレクトアタックしたりと色々な意味でPlaymakerを苦しめる。

最終的にゴーストガールに導かれてやってきたブルーエンジェルの介入で「Playmaker vs プロトタイプA」と「ブルーエンジェル vs プロトタイプB」と言う構図になる。
プロトタイプBはブルーエンジェルとの熾烈なバーン合戦の末にブルーエンジェルが一歩上回り敗北。プロトタイプAはPlaymakerの手札を1ターンで0にすると言うガチ戦術を見せるも、墓地発動の効果を持つカードをふんだんに利用したPlaymakerの反撃により、手札ゼロからの後攻1ターンキルで敗北。どちらもその場で消滅した。

余談だが彼らのエースモンスター、「テンタクラスター・ノーチラス」はその見た目からコイツのネタにされる事がある。

後にスキル「トリプルドロー」を実装した完成版が大量生産され、ハノイの騎士との決戦に投入されたが、
三割を撃破した所でバイラとファウストの介入により全滅させられた。


●ハノイの騎士

リボルバー CV:武内駿輔
「消え去れ、サイバース!」

デッキ:『ヴァレット』
切り札:『ヴァレルロード・ドラゴン』、『トポロジック・ボマー・ドラゴン』など
スキル:
『Storm Access』

『ハノイの騎士』のリーダー。データストームを自在に操れる。
AI「イグニス」からサイバース世界の手がかりを手に入れるために行動しているが、その真意は不明。
ハッカー集団に所属しているがネットワーク世界を「所詮はすべて虚構だ」として嫌っている。
髪型がPlaymakerに似ている、遊作同様に3つの要素を挙げて話すなど、遊作と何らかの関係があるようだが……?

スキルはPlaymakerと同じ。
サイバース狩りをしているのにデータストームから得たサイバース族モンスターを使う事に関しては「毒を持って毒を制す、それもまた一興」と言っている。
いくら嫌いでも使えるものは使うと全うな理屈ではあるが。
なお、本来のデッキであるヴァレットに関してはスピードデュエルでは使用した形跡がない。

以下、『Storm Access』でリボルバーが手に入れたカード。

なおどうにも古の罠カード、特に攻撃反応系が好きらしく「聖なるバリア −ミラーフォース−」や「魔法の筒」、「王宮の勅命」と言った懐かしのカードを使用。
それを発動させる時テンションが上がり変なダンスを踊る事も話題となった。


スペクター CV:鍛治本大樹
「リボルバー様。イグニスの痕跡が出ました」

デッキ:『聖天樹(サンアバロン)』&『聖蔓(サンヴァイン)
切り札:『聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)
スキル:???

『ハノイの騎士』のメンバーであり、リボルバーの補佐官。
慇懃な喋り方で、他者を小馬鹿にした様な態度を取るが、リボルバーへの忠誠は本物。
相手を観察し、戦術的にも精神的にも徹底的にメタを張るスタイルを取る。精神攻撃は基本
遊作達と同じくロスト事件の被害者の一人だが、事件そのものへの感情は遊作とは真逆。

プレイヤーのライフを保護し、自身も耐性を持つ聖天樹を中心に聖蔓を展開して守りつつ削る戦術が基本。
動きはそれほど早くないものの、堅実且つ強固な布陣が特徴で、しかも聖蔓の効果の関係上、ターンが進み聖天樹が成長するほどに防御力も爆発力も増していく。
遊戯王アニメではいそうでいなかった低速コントロール使いであり、更に露骨なメタデッキ使いである。


鴻上聖 CV:菅生隆之
「Playmakerさえおびき出せれば、お前なら確実に仕留められるはずだ」

『ハノイの騎士』の協力者。
リボルバーが敬語で接するなど、他のメンバーとは立ち位置が異なる模様。
イグニスを抹殺するために動いているが「我が子に手をかけるも同然」と言っており苦しんでもいる。
遊作たちが探っている「ロスト事件」の首謀者。
だが自分達が生み出したイグニスの危険性に気付き、対処しようとした所でSOLの上層部にウイルスを打ち込まれ未帰還状態にされてしまった。
現在はリボルバーの手でウイルスを除去され、電脳空間に再構成した意識と肉体を機械で繋いで辛うじて生きている状態。


ハノイの騎士
「ハノイを敵に回すとどうなるのか、とくと味わってもらおうか」

デッキ:『機械族』
切り札:クラッキング・ドラゴン(1話で使用していたカードはリボルバーからの借り物である。)
スキル:
『ダブルドロー』(不正スキル)
ドローフェイズ開始時に発動できる。このターン、通常のドローの枚数を2枚にする。*6)

『ハノイの騎士』のメンバーであり、今作の戦闘員ポジション。
1話に登場した者はリボルバーから借りたクラッキング・ドラゴンを最強のカードと称し*7
それをメインとしたデュエルをするがクラッキング・ドラゴンの特性を熟知しておらずプレイには甘い所がある。
アナザー事件以降もハノイの騎士に加わった者達各員に渡されており、クラッキング・ドラゴンを主力としている。
現実世界ではオベリスクフォースの後継者。仮面の戦闘員というのが都合がよかったのだろう。

スキルはドローフェイズのドローを2枚にするOCGをやったことがあるプレイヤーなら説明不要なぐらい強力なスキル。
単純に強力なのは違反スキル故か。



【用語】

世界観関連


◆Den City
本作の舞台。ネットワーク関連の技術が現実に比べ発達している。


◆SOLテクノロジー社
長年ネットワーク世界をけん引してきた企業。
しかしデータマテリアルが減少し続けているために、経営に陰が差し込んでいる……
幹部格が社員と接する際はチェスの駒の姿で現れる。無駄にでかいせいでかなりシュール


◆LINK VRAINS
SOLテクノロジー社が作り出したVR空間。
各々がアカウントを作成し、VR空間内でのデュエル「VRデュエル」に熱狂している。(アカウントの姿はPlaymakerやブルーエンジェルの様に現実での姿と大きく異なる者もいれば、Go鬼塚やゴーストガールの様に現実での姿とさほど変わらない者もいる。)
ただし、現実世界に戻ると身体へのフィードバックが起こるという問題点も抱えている。
地面に落下する程の衝撃を受ければ、その精神ダメージで死ぬこともあるという。
ちなみにカバーしている範囲はDEN CITY全域、と意外にローカル。

◆VRデュエル
VR空間で行われるデュエルの事。
仮想世界でデュエルするため、他の作品で言う「ビジョン」はない。そしてリアルダメージが発生する。
つまりはいつものデュエルである。

◆ローカルVRネットワークデュエル
現実世界でのVRデュエル。
デュエルディスク同士のみでデータをやり取りする簡易版のシステムで行われる。

◆ハノイの騎士
謎に包まれたハッカー集団。
モンスターを利用してハッキングを行う。
かなり手広く活動しているらしく、彼らを恨む者は世界中に居るだろうとの事。
サイバース世界の破壊を目的としている。
SOLテクノロジー社と敵対しており遊作の復讐相手。
SOLに所属してロスト事件を主導していたメンバーが離反して作った組織だが、当人達はロスト事件を悔いており、
自分達が生み出してしまったイグニスが人類の驚異となる前に処分しようとしている。
構成員の殆どは半端な思想家気取りか、単にネームバリューに釣られて売名目的で集まってきている者ばかりで、およそ品位や規律に欠けたモヒカン系しか居おらず、リボルバーを含む幹部の内の何人かはその状況に辟易している様子。
名前の由来は有名なパズルの一つである「ハノイの塔」。「ルーカスタワー」「バラモンの塔」とも呼ばれるアレである。



サイバース関連

◆サイバース世界
イグニスが作り上げた世界。現在はネットワークから隔離されている。
『ハノイの騎士』はこの世界を破壊するために活動しているようだが……


◆サイバース族
OCGでは第10期の開始に合わせ登場した新種族。
この世界では元から存在しているようだが、一般人には知られていない。


◆データマテリアル
サイバース世界に存在する物質。
ネットワークの通信を強化する作用があるらしく、事実サイバース世界が遮断されて以降、ネットワークの効率は30%以上低下したと語られている。
これが解放されると電脳空間にデータストームが引き起こされる。


◆データストーム
LINK VRAINSにかつて吹いていた風。
未知のモンスターがいると噂されていたが、サイバース世界の遮断によって失われてしまっている。
しかしAiがデータマテリアルを解放したことによって、LINK VRAINSに蘇った。
また、「Storm Access」で手に入れたカードが実体化するなど、ただのデータとしては不可解な性質を持つ。
リボルバーはこれを自在に操っている。
エマ曰く「Storm Access」等でアクセスしたり自在に操ったりするのは普通の人間では無理であり、特別な親和性がないと出来ないことの事。
恐らく『リンクセンス』に関わりがあると思われる。

派生技術としてストームをドーム状のフィールドに閉じ込め、ストームで満たす『データゲイル』なるものも登場した。



デュエル関連

◆マスターデュエル
新マスタールール準拠のデュエルで、この世界で一般的なデュエル形式。従来のアニメと同じくLP4000制。
スピードデュエルよりもフィールドを広く使えることから、リンクモンスターの本領はこちらで発揮される。
作中ではスピードデュエルがメインだが、スピードデュエルの行えない場合や、重要なデュエルの際に用いられることがある。


スピードデュエル
OCGのスピードデュエルに準拠したルールのデュエル。
簡単に言えば普通のルールのフィールドをモンスターゾーンを3つ魔法・罠ゾーンを3つと狭くしメインフェイズ2がなく、その他の要素も簡略化したもの。
スピードデュエルのルールは作品ごとに細部が異なるが本作では「初期LP4000」「初手4枚」「フィールド魔法ゾーンあり」「EXゾーンあり」となっている。
デッキ枚数やエクストラデッキの枚数制限については不明*8だがペンデュラムゾーンはなさそうである。

専用のサーフボード『Dボード』を使い、データストームの奔流に乗って行うことが他メディアとの最大の違い。
そういった点でライディングデュエルに近いが、あちらのように走行技術がデュエルに直接影響することはない。
乗り物に乗ってデュエルをするという面では脚本家繋がりで漫画版ZEXALに登場する「スピード・デュエル」にも近い。
SOL社はスピードデュエルを危険なデュエルと警告し、警告を無視したアカウントを強制停止する等の厳しい取り締まりを行っていたが、
Playmakerとハノイの騎士の戦いをLINK VRAINS内で留める為という晃の進言で、現在は取り締まりが緩和されている。


◆スキル
スピードデュエル専用のデュエル中に1度だけ使用できる特殊能力。
1人が保有できるスキル数は現状不明。どのようにスキルを習得したりするのかも不明。
ルール違反であるが、スキルを自作することは可能。



現れろ!未来を導くサーキット!
アローヘッド確認。召喚条件は効果モンスター2体以上。
俺はスタック・リバイバー、サイバース・ウィザード、バックアップ・セクレタリーの3体をリンクマーカーにセット。
サーキットコンバイン!
リンク召喚! 現れろ、リンク3 デコード・トーカー!

新マスタールールに伴い登場した新たな召喚方法。
シンクロ召喚やエクシーズ召喚と同様、作中では既に普及した召喚方法である。


デュエルディスク
カードスキャン式の旧型と、データベースを利用する新型が存在する。
主な違いとして、旧型はカードプレートをデュエルの時に生成する方式であり、
新型はカードプレートのみならずデッキホルダーもデータ化したことで非常にコンパクト。
サポートAIも搭載されており、デュエルの状況を判断してアドバイスもしてくれる。
リボルバーはAIを信用していないのでサポートAIが搭載されていないものを使っている。
遊作は旧型を独自にカスタマイズしたディスクを使用している。ちなみに、カードのデータ化機能はないため、デッキを直接差す。
LINK VRAINSにアクセスできる端末でもあり、場所を問わずアクセスが行える。


OP&ED

●1期OP、最終話ED
「With the wind」 歌:富永TOMMY弘明

●1期ED-A(1話~24話)
「Believe In Magic」歌:龍雅 -Ryoga-

●1期ED-B(25話~46話)
「Writing Life」歌:Goodbye holiday

●2期OP
「go forward」 歌:KIMERU

●2期ED-A(47話~70話)
「BOY」歌:Uchuu;

●2期ED-B(71話~95話)
「glory」歌:BAND-MAID

●3期OP
「calling」 歌:KIMERU

●3期ED(96話~119話)
「Are you ready?」歌:BiS



「時間がない。行くぞ!」
「行くってどこに!?」「LINK VRAINSだ」「俺そこから逃げてきたのに!」
「お前の意見など聞いていない!」

「デッキセット!」
「Into the VRAINS!」



追記・修正はLINK VRAINSにログインしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/


過度な雑談およびキャラ・作品・演者に対しての誹謗中傷等を行った場合、IP規制・コメント欄の撤去等の措置がされる可能性がありますのでご了承下さい

最終更新:2024年03月26日 18:44

*1 ただし、制作会社及び取り扱いTCGが異なる。

*2 当初は4月放送開始予定だったのだが5月まで延期したため、放送開始までの期間は特番の『遊戯王LABO』が放送された。

*3 その総集編にも後の展開の伏線が張られているため、油断出来ない。

*4 赤、青の忍者や魔法除去、ゴブリンの秘薬などが入っている。実用的なカードは地割れや万能地雷グレイモヤぐらいでそれでも力不足なためカードパワーはかなり低い。

*5 以降もハノイの騎士の気配に敏感に感じる描写有り

*6 似たようなスキルなら「インチキドロー」がデュエルリンクスに存在するが、厳しい条件付き。

*7 尚、元々の使い手であるリボルバーがクラッキング・ドラゴンを使い戦闘破壊された時は「クラッキング・ドラゴン程度ではお前は倒せんか」と切り捨てている。

*8 特に使い分けている様子が見られないため、マスターデュエル同様のデッキを使っている可能性が有力。