期間限定海域(艦隊これくしょん)

登録日:2017/05/18 Thu 23:49:25
更新日:2023/11/27 Mon 22:40:41
所要時間:約 32 分で読めます




ブラウザゲーム、艦隊これくしょん -艦これ-では、一定のペースで常設海域の他にイベントとして期間限定海域が実装される。
この海域を攻略すると新艦娘・新装備など様々な報酬がもらえる他、攻略中に会える艦娘もいる。
それについて本項目で解説する。

過去に開催されたイベントの一覧は、以下の通りである。

+ 艦これイベントの歴史
2013年春イベント:敵艦隊前線泊地殴り込み
2013年夏イベント:南方海域強襲偵察!
2013年秋イベント:決戦!鉄底海峡を抜けて!
2013年冬イベント:迎撃!霧の艦隊
2014年春イベント:索敵機、発艦はじめ!
2014年夏イベント:AL/MI作戦
2014年秋イベント:発動!渾作戦
2015年冬イベント:迎撃!トラック泊地強襲
2015年春イベント:発令!第十一号作戦
2015年夏イベント:反撃!第二次SN作戦
2015年秋イベント:突入!海上輸送作戦
2016年冬イベント:出撃!礼号作戦
2016年春イベント:開設!基地航空隊
2016年夏イベント:迎撃!第二次マレー沖海戦
2016年秋イベント:発令!艦隊作戦第三法
2017年冬イベント:偵察戦力緊急展開!「光」作戦
2017年春イベント:出撃!北東方面 第五艦隊
2017年夏イベント:西方再打通!欧州救援作戦
2017年秋イベント:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)
2018年冬イベント:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)
2018年春イベント:期間限定海域はなし、常設海域におけるドロップイベント開催
2018年初秋イベント:抜錨!連合艦隊、西へ!
2019年冬イベント*1邀撃!ブイン防衛作戦
2019年春イベント:発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」
2019年夏イベント:欧州方面反撃作戦発動!「シングル作戦」
2019年秋イベント:進撃!第二次作戦「南方作戦」
2020年桃の節句イベント:桃の節句!沖に立つ波
2020年梅雨&夏イベント:侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦
2020年秋イベント:護衛せよ!船団輸送作戦
2021年春イベント:激突!ルンガ沖夜戦
2021年夏イベント:増援輸送作戦!地中海の戦い
2021年秋イベント:帰って来た鎮守府秋刀魚祭り/海上護衛!本土近海航路の防衛
2022年冬イベント:発令!「捷三号作戦警戒」
2022年春&梅雨イベント:激闘!R方面作戦/血戦!異聞坊ノ岬沖海戦!
2022年夏&初秋イベント:大規模反攻上陸!トーチ作戦!
2023年春イベント:絶対防衛線!「小笠原兵団」救援
2023年夏イベント:船団護衛!輸送航路防衛戦/反攻上陸!ノルマンディー上陸作戦

過去の個別の期間限定海域の詳細については、それぞれの解説項目が建てられているので、そちらを参照していただきたい。
現在とかなり趣の違うイベントもあるのだが、本項目はイベントと言うのはこういう感じだと知ってもらうための項目として作成するため、歴史は軽く触れる程度に留める。

また、期間限定海域という形ではなく、既存の通常海域に限定でアイテムなどが落ちるドロップイベントもたまにある(一例としてこちら)が、これも本項目では扱わないので要注意。
艦これアーケードもイベントがある。詳しくはこちらの項目を参照。



イベントの醍醐味


期間限定海域実装に伴って、新艦娘・新装備・新要素が実装されたり、珍しい艦娘と邂逅しやすくなる。
また,イベントを攻略しないと会えない艦娘もいる。
通常実装海域や建造では、邂逅できる艦娘にも制限がある。
期間限定海域は、新しい艦娘達と邂逅できる新たな世界なのである。
新しい深海棲艦に会えることや、大越香里さんなどが作曲する新規BGMを楽しみにする提督もいることだろう。

また、熟練の提督にとって、通常海域は既に知っている世界。マンネリ化しやすいし、攻略自体も慣れてしまっているケースが大半であろう。
期間限定海域は、特に深部になればなるほど難易度がすごいことになる。
高い練度を持つ自分の鎮守府の実力を試す、という意味でも楽しい海域である。
最初の海域は難易度もさほどでないため、初心者の提督でも情報を集めればさくっとクリアでき、レアな艦娘と邂逅できたりする。
攻略報酬でレアな装備が手に入ったり、レアな艦娘を育てて改装するとレアな装備を持ってきてくれることも多く、鎮守府の強化につながる。
一度イベントでの入手ができないと、再入手する機会が来るまでかなりの期間が空いたり、特に装備は二度と入手機会すらないものもある。

なので、艦これが好きでプレイできる時間と資源があるなら、イベントをスルーする選択はないといっても過言ではない。

この他、基本的に世界観の解釈は各提督に任せるというスタンスを取っている運営側が艦これの世界観の一端を明示する場でもあるため、
それを楽しみにする提督も存在する。
最近のイベントはアメリカを中心とした各国が窮地に陥っている節があったり、日本近海に姫級が現れたり、沖縄が真っ赤になっている事が示唆されたりとヤバげな雰囲気も漂っているが。

開催時期


かつては四半期に一度、季節に対応して実施。9周年を迎えた2021年以降は年3回開催が基本となっている。
残りの1回は通常海域を使うミニイベントや特別任務が代わりになっている。
個別イベントごとに名前があるが、提督の間では15冬、17春というように開催年と季節で特定する場合が多い。
本項目でも過去のイベントの例を挙げる場合はその記載方法を使う。
実装期間は2021年の年3回開催になってからは大体2ヶ月程度が主流。
2022年に10月のハロウィンによる南瓜収集、2023年に6月の梅雨シーズンによるてるてる坊主収集と、アイテム収集イベントが増えた影響もあり、2023年はとうとう年2回(どちらも大規模)になった。
バグの発生で長期間ログインできないなどのトラブルが起こった場合は延長される。

ただし、2018年の艦これ2期への大幅アップデートのために春イベントが期間限定海域方式でなくなってからイベントの開催時期が割と変則的になってきている。
年に3~4回の開催という基本ペース自体は変わっていないものの、何月に開催されていると予測するのは難しい状態になっている。
また、イベントの1ヶ月くらい前には「イベント準備中です!!」ということで公式からtwitterで告知され、その後小出しに情報も追加される。
艦これ関係の記事を扱う雑誌*2からもヒントが流れたり、直前のランカー報酬などを参考に提督の間で海域情報や新艦娘などの予想合戦が始まる。
告知されたら資材の備蓄、艦隊の戦力強化など、イベントの参加準備に乗り出そう。


イベントの参加資格


イベント海域に出撃するには一定の条件が必要である。
せっかくクリアしたのに装備がいっぱい、母港がいっぱいで報酬の新装備や新艦娘がもらえないということのないよう、装備と母港にある程度空きを作らないと最初からイベント海域に出撃できないようになっているのだ。
具体的に言うと画面表示で艦娘在籍人数が赤くなっていないこと、及び装備数が黄色表示になっていないことの両方が必要。
近代化改修や解体にまわしたり、いらない装備を廃棄したり、課金して母港を拡張するなどして、新装備や新艦娘を迎える余裕を鎮守府に作っておこう。

また、出撃の勝率が低いと出撃できない場合がある。
13夏前、運営から出撃勝率は75%が必要と明示されたことがあった。
最近は勝率で出撃できないという報告は見当たらないようであるし、よほどブラックな鎮守府運営をしていなければここまで勝率を下げる方が難しい気もするが、ブラック鎮守府の提督は覚悟するように。


イベント開始


大体、開始日の午前11時くらいからメンテナンスが始まり、メンテナンス終了後に解放される。
とはいえ解放直後はアクセスが殺到するため、なかなかログインできずエラー猫が続出する。

また、イベントは運営としてもプログラムを大幅にいじるためかバグ等が起こりやすく、メンテナンスは伸びない方が珍しい。
最初から「11時メンテ開始で23:30終了予定です!」と超長時間アナウンスを行っているが、デフォルトは27:00(翌日3:00)とか言われているほど。
想定外のトラブルで大事な所を吹っ飛ばしたらしく、23:30どころか翌朝8:50まで伸びた事もある。
予定時刻に遅れたからといって運営に文句を言ったところで早くはならないので伸びる可能性が高いものと割り切って考えておくべきだろう。
時間面の改善が望まれるのは確かだが運営だって好き好んで伸ばしているわけではないし、解放告知前からフライングしてログインしようとする提督が解放の邪魔になっているとも言われている。
開始直後はバグで愉快な事態が発生することもしばしば*3なので、それを楽しむくらいの方が精神衛生上よろしい。
逆にイベント終了時のメンテは加賀改二や清霜改二等新規投入される艦娘がいる場合でも、相当のことが無い限り11:00開始で20:30にきっちり終わることが多い。

最近は、イベントの初日に解放された海域以外は前段の残りが数日遅れ、後段については数週間空いてからサーバーを止めずにオンメンテで実装される場合も多い。
タイムアタック勢の過熱を避けるためだろうか。
それと後述の札の組み合わせもあり「この段階でこの艦を突っ込ませても大丈夫なのか?」という疑心暗鬼が加熱化していたりするが。

以前はかなり早い段階で○○日までと予告される事が多かったが、今では終了日は1週間前ぐらいにならないと予告されない。
というのもイベントの途中でDDoS攻撃で特定のサーバーが落ちるのが日常となり、その補填で延長というのが繰り返された結果と思われる。
特に呉鎮守府はひどかったらしく、2016年2月のイベント中にサーバー自体を変更する(運営発表:疎開)事件が起こったほど。
ちなみにこの疎開案件でイベントが3日延長されている。
友軍制度導入後は、最終海域への友軍到着から2度の週末を超えた火曜日が締め日に指定される場合が多いが、23春のように3週+月曜締めのパターンもあり、安定はしていない。

海域の数


過去のイベントでは海域数通算1〜7海域のケースがあった。
運営から事前に大規模・中規模・小規模・ミニなどと告知もされるため、ある程度は過去の例から海域数を予想できる。

概ね
ミニ:1海域*4
比較的小規模:3海域
中規模:4〜5海域
大規模:6〜7海域
程度である。

とはいえ、海域の数がイベントの難易度や手間と比例するというわけではない。
15冬のように中規模でも激難と評されたり、15春や23夏のように大規模だけど難易度はそんなでもないというケースも散見される。
もちろん、14夏・15夏・16春・17夏のように大規模+激難がコンボする場合もありその場合多くの提督が絶叫することになるのだが。
海域クリアに必要となるゲージが2本、3本と増えることが多いので、正直海域数なんてのは全然アテにならないことが多い。むしろ報酬が少ない兆候であることも
初の小規模イベントであった迎撃!霧の艦隊が比較的難易度が低かったのもあって、難易度が高く手間もかかる小規模イベントが中規模以上の手間を要求する小規模詐欺だと揶揄・批判された事も事実あったが、前述の通り難易度と規模は全く無関係であることに留意されたし。

難易度選択


15冬から実装されたシステムであり、実装後は全てのイベントで採用されている。
以前は全提督共通難易度であり、その後は司令部レベルで難易度が自動的に変更されていたが、司令部レベルと所持艦娘/装備が釣り合わない事が増えてきたり、時間の関係で熟練提督も難易度の低い海域で攻略したいという要請もあり、現在の方式に落ち着いた。

海域ごとに難易度を難しい順に甲乙丙から選択できる。一応新人提督が間違って選ばないように、乙作戦は司令部Lv35以上、甲作戦はLv80以上にならないと選択できない。
18冬には丁難易度が登場し、更に門戸が広がっている。
熟練した鎮守府があえて乙丙丁で出撃することは自由である。難易度を落とすと敵の編成が弱体化したり、出撃制限(後述)がなくなるなどの形で攻略がぬるくなる。*5


難易度の変更


一度選択した難易度は攻略前なら自由に変更可能。
甲作戦をやってみたが無理なので乙・丙・丁に難易度を落としたり、丙丁作戦でやってみたがあまりにぬるいので上に挑戦してみるか、というのもありだ。
ただし、一度クリアしてしまうと難易度変更は不可。イベントを完走してみたら余裕があったので甲でクリアし直したい、というのは無理である。
また、一度削ったゲージも、変更に伴って満タンに戻ってしまうし、ゲージが複数ある海域の場合消滅させたゲージも含めて全ゲージが復活してしまうのは注意が必要である。

ただし、18冬以降、難易度を落とした場合には削ったゲージがちょっと回復するぐらいの軽いペナルティになった。また割ったゲージについては割れたままなので、例えばE4-2までは甲で、E4-3のラスダンが割れないので乙に移行した場合なら、E4-3の通常編成から再開する。
甲作戦でゲージを最後まで削った状態から乙に移るなら、だいたい1回S勝利すればもうラストダンスに行ける場合が多い。

難易度を落とすデメリット


難易度が下がる分、攻略に伴ってもらえる装備などの報酬が渋くなる。
丙丁だとドロップしない艦が出たり確率が減るなどドロップ艦も若干ながら渋くなることが報告されている。
また、一度特定の海域を丙丁作戦でクリアすると、次の海域を甲作戦で挑めなくなる場合もあるので要注意。(次の海域を乙作戦にした上で次の次の海域で甲作戦選択は可能)


難易度を落としてもデメリットにならないこと


攻略報酬でしか手に入らない新艦娘は全難易度共通で手に入れることができる。
報酬での入手を諦めると1年以上大型建造だろうが後のイベントだろうが入手方法皆無という事態が起こり得るため、救済措置として考えればかなりありがたい。

また、甲作戦で入手できる報酬は乙作戦以下と比べると「より豪華ではあるが、上位互換とは言えない」場合もある。
その場合、甲作戦でクリアするだけの実力や資源を持ちながら、鎮守府の手持ち装備等と相談し、あえて難易度を落としてクリアする提督もいる。(15春E1などで散見された)


甲種勲章


難易度選択実装と同時にできたシステムで、イベントの最終海域を甲難易度でクリアすると甲種勲章がもらえる。
最終海域が甲作戦ならば、全海域を甲難易度としなくても支障なくもらえる。難易度制の都合上、欲しい場合は最終海域の一つ手前の海域でも乙作戦以上での攻略が必要。
演習画面やランキング画面に所持数が記載される、提督のステータスである。2023年10月現在、全て取っている提督は29個持っていることになる。
甲種勲章は資材などに交換することもできる*6が、それなら通常の勲章などで事足りるので、苦労した見返りには割に合わない。
甲種勲章がないと攻略上困るという事態もまずないので、実利はほとんどなくただのコレクションアイテムである。

なので、時間や資源、練度と相談し乙以下でクリアするのは立派な判断である。
乙丙丁でクリアした提督を「丙、丁督ゥ〜!!乙かれ~!甲茶が飲みたいネ〜」等とあおったりしないように。時間と場所をわきまえなヨー!
「甲は栄誉、乙は敢闘、丙は英断」の言葉を贈りたい。じゃあ丁は何?だって?おら知らね



個別海域の名称


以前は通常海域同様にベラ湾→バニラ湾、アッドゥ環礁→アンズ環礁、アラビア海→ステビア海のように史実の地名と似た食べ物の名前が使われることが多く、それ以外の場合も基本的に架空地名だった。
ただ14秋イベ以降は「トラック泊地沖」「ソロモン海」「北海道沖」などといった実在地名が使われている場合が増えつつあり、17春にオホーツク海→大ホッケ海が登場したのが食べ物海域の最後となっている。近海に深海棲艦が侵攻してきてるけど日本大丈夫なのか?
この変更と同時に今まで提督有志で振られていたマスのアルファベットが公式で振られるようになった辺り、MAP担当者が代わっている可能性がある。

とはいえいちいち海域名を書き連ねるのは面倒でピンとこない提督もいるため、スラングとして海域をE+数字で表すことが多い。
例えばE4/E-4と言ったら第4海域である。
「16春E5」などの5文字だけで簡単に16年の春イベントの第5海域と海域を特定できる。提督が当然のように使うスラングなので情報収集に当たっては覚えておこう。
メンテナンス終了後ログインするまでの悪戦苦闘をE0と言ったり、最終海域の数+1(5海域に対してE6など)でクリア後の掘りなどを言ったりもする。
さらに、一つの海域に複数本のゲージがあることも当たり前になってきたため、その海域の何番目ゲージの攻略であるかを海域名の最後に付けて表すようになってきた。
例えばE-4の2本目のゲージ攻略はE4-2、といった具合である。
攻略中に関しては、最初の年度を省略して、攻略難易度をどこかに付け加える事が多い。「E5乙-1なんだけど編成と装備はこれで大丈夫ですかね?」のように。

なお、海域の地図も実際の海域の地図から取られている場合が多い。17冬E1などわかりやすい日本地図である。

海域攻略の基本


海域には出撃できる艦種に制限があることが多い。戦艦や正規空母と言った主力級の艦種を入れようとしても入れただけで出撃自体させてもらえないことは珍しくない。
出撃可能な艦種については任務娘としての大淀さんから海域選択時に指示があるので、素直にそれに従おう。たまに従うと出撃できるけど難易度上昇ということもあるが
20年秋E2やE3のように、一部の艦種は特定の装備を使わないと出撃できない海域も出てきた。
また、出撃できたとしてもある艦種を一定以上入れるとボスにたどり着けなかったり、ものすごい迂回&大破祭り必至の強敵と道中で戦わされまくるという海域も少なくない。
相手次第でノーダメージでマスを通過できてしまう潜水艦はその傾向が顕著*7だが、一部の艦の攻撃を吸ってくれるなどの理由で潜水艦の出番となることもある。
イベントまでオリョールは嫌でちが…的になるのはもっと嫌でち!!
ただ23春E6-4は「伊201と伊203に2.55倍」という超強烈な補正が入ったので勝利の鍵になったりもする。

基本的には、ボスにたどり着いてボス艦隊旗艦を撃破することでクリアとなる。
ボスのHPが海域の攻略ゲージになっており、ゲージを削り切り、かつボスを撃沈すればゲージが消え、クリアとなる。
通常海域にもあるシステムだが、通常海域では旗艦を撃破しないと一切ゲージが減らない一方、イベント海域では撃破できなくても与えたダメージの分だけ減る。

しかし海域クリアにはゲージを削りきるだけでなく、その状態で旗艦撃破が必須となる。
資源が大丈夫なら撃破できないままチマチマ削るのを重ねるのはありなのだが、ラストの1回は撃沈まで持って行く必要があるのだ。
ボスを撃沈すればクリアできる状態を通称「ラストダンス」「ラスダン」という。沼ってる時は「エンドレスワルツ」とか言われる。
出撃時にゲージがわずかに残っていても、その時のボスの撃沈分で削りきれる場合、そのままゲージ破壊となる。

概ね、5〜7回くらいボスを撃沈できればストレートクリアの場合が多い。ゲージが複数ある海域の場合は3回程度でOKなこともある。
ただし、ラストダンスになるとボス自身や随伴している艦隊が強化される場合が多いため、削るのは簡単なのにボス撃沈は数倍ハードな関門になる場合もしょっちゅう。
一時期「残ゲージが残り1撃沈分未満になるとラスダン編成」だったため「残り1撃沈ジャストにするとラスダン編成ではないのに撃沈でゲージ破壊」というという現象が起こる時もあったが、
最近は以下に変更された模様で報告例が無い。
同時に「ラスダンに入ってから特定のマスで勝利するとボスの装甲が下がったりする」という弱体化ギミックがあり、これが「クリア後はラスダン扱いではないので発動出来ない」という調整なため、掘りのために周回するにはこのギミックを発動させとかないと難しくなるというのもあり、あまり飛ばしクリアは推奨されない時期があった。
21春以降は「装甲破砕前にクリアした場合、以降装甲破砕後として扱われる」と補正が入ったので、飛ばしクリアしちゃっても慌てないように。
しばしばボスのHPをちょびっとだけ残してクリアを阻む妖怪1足りないの目撃が報告される。
もちろん手ごわいのはボスだけではなく、ボスまでの道のりにも強敵が現れて撤退させられる場合もある。
特にラストダンスになると、ランダムである程度弱い敵編成も出てきていたマスが強敵に固定される様な場合が多い。
ボスにほぼたどり着ける安定した編成を諦め、カットインなどを中心にした一撃必殺に賭けるか、ボスにとにかくたどり着かせて試行回数で勝負するか…そういった決断を迫られるケースもあるだろう。

なお、かつてはゲージが時間と共に回復するという仕様のイベントがあったが、あまりに悪評で捨て艦戦法など運営も好まない手法の横行を招いたため、13冬以降は見られなくなった。
13冬はアルペコラボだったので別として、14春E-2の報酬が明石だったため「鹵獲されていた明石が強制労働させられてたが、取り返したので回復しなくなった」というネタがあったほど。

輸送ゲージ

15秋以降現れた輸送を目的とする海域は、ボスの撃破ではなく輸送任務を果たしたかどうか、さらに輸送向けの駆逐艦などや、ドラム缶・大発動艇といった輸送用装備をいくつ持っていったかで削れるゲージの量が決まる場合がある。

輸送任務の場合、ボスをSかA勝利しないと輸送任務は失敗、ゲージは全く削れなくなってしまう。
他方、ボス自体を撃沈しなくとも随伴艦を4隻以上(敵が連合艦隊なら8隻以上)撃沈することでA勝利にできれば輸送任務は成功してゲージを削れるし、また輸送海域の場合削り切ればボスを撃沈しなくともゲージは潰せる。

輸送用装備は攻略上一部例外を除いて役に立ちにくく、輸送装備を増やせば任務失敗リスクが上がり、減らしすぎると成功率は上がる代わりに周回を大量にしなければならないことになる。
S勝利の方がゲージを多く削れるので、ドロップ狙いも含めS勝利を狙う戦術も十分アリである。
逆に、ボスを倒したけど取り巻きが倒せないとB勝利止まりで輸送任務が失敗、ゲージを全く削れないこともあるので、攻略条件の違いには気をつけよう。

ちなみに、先述の通り一つの海域にゲージが複数本ある場合もある。この場合は全てのゲージを潰さなければクリアできない。
最近はゲージ3~4の海域が多く、1ゲージ破壊で攻略できるのは稀。

出撃制限(お札)


14夏に初実装された。初実装以降、15冬・16冬・20春を除いて全てのイベントで使われている*8

出撃制限は、「本来出撃できた艦娘なのに、先の海域に出撃してしまったため、後の海域に出撃できない」と言う設定になっている。
出撃制限をかけられた艦娘は、バナーに札が貼ってあるように見えるため、出撃制限を指して「お札」の通称がある。
丙、丁難易度を選択した場合は札に関係なくどの海域にも出撃可能という難易度緩和処置が存在する。

史実艦娘(後述)や主力となる自慢の艦娘を先に使って出撃制限をかけられてしまうと、後の難しい海域に使えず攻略難易度が跳ね上がることもある。
イベントのたびに出撃海域を間違えて主力を使えなくした提督の絶叫が響き渡る…
層の厚い鎮守府といえども、ローテーションで出したりすると余計なお札が大量につき後の攻略がきついことになるので、修復剤を大量に使い、特定の艦娘を事実上海域専属にするやり方も視野に入れなければならないだろう。
また、近時は高速統一でないと不利なルートに回される海域が少なくない。缶の搭載による高速化は可能だが、そうすると主砲などの装備に使うスロットがつぶされてしまう。
低速と高速が入り混じる艦種である戦艦や軽空母については、できれば高速艦を温存しておきたい所である。

熟練提督の中には、母港を拡張するなどして主力になり得る艦娘を複数育てる提督もいる。
その最大の目的は、出撃させてお札を回避するお札対策なのだ(お札がつくのは現に出撃した艦だけで、出撃した艦と同名の別艦はお札がつかない)。

  • ルート上便利な高速戦艦で史実であちこち駆けずり回ったため史実艦娘にもなりやすい金剛型戦艦
  • 特殊砲撃がボス撃破の切り札となる長門型戦艦やNelsonや大和型戦艦改二
  • 駆逐艦必須の海域が多い中、普通に強力な上史実艦娘にもなりやすい雪風
  • 先制雷撃で道中を安定させ、ボス撃破に一撃必殺の夜戦連撃が大活躍する大井北上木曾の雷巡トリオ
  • 先制雷撃でき、札がついてしまったら大発を載せての遠征要員として活躍できる軽巡洋艦の阿武隈
  • 水上爆撃機・二式水戦系の装備を積むことで水上打撃部隊でも擬似空母として活躍でき、ルート制限にも引っ掛かりにくい航空巡洋艦や水上機母艦*9
  • 対空能力の高さで強力な敵空母によるワンパン大破を阻止できる摩耶*10
  • それなりに高性能で支援艦隊などでも活躍の余地があり、改二で持ってくる装備も有力な二航戦コンビ

各艦娘一人主義の提督も多く、そのポリシーは否定しないが、攻略という視点からは母港の余裕があるなら二人目の育成を考えて損はない。

なお、初実装時は支援艦隊すらもお札の対象となり、お札自体に前例がなく告知もぼかされていたこと、単純に海域自体が超難関だったことから先行していた提督は思いっきり泣きを見ることになってしまった。
14秋以降は、支援艦隊はお札の対象とならなくなっている。

最終海域には出撃制限がなく、札がついた艦でも総力を結集して決戦に挑めるイベントが一時は増えていたが、最近は甲作戦に限り最終海域でも札がつくと出撃できない例が多い。
また1期最後のイベントである18冬イベントでは1海域に別々の札が2枚つくような海域が出たり、
そして艦これ2期になってからは18初秋イベントで5海域札6枚、19冬イベントで3海域札4枚、
全海域に全て別の札が付くようになったりとより札管理が重要なイベントが増えてきている。
17秋E-4では「札の付け方で攻略ルートが変わる」というトリッキーなマップもあった。
これは丙丁難易度や掘り段階の札無用状態でもルート制御に関係するため、この手のマップは若干厳し目な設計になっている。
21秋E-3、及び21冬以降の全海域で「一度イベントの最終海域をクリアすれば、札に関係なく出撃可能になる」と、掘り段階に関してだけは大幅に緩和されるようになった。

非常に複雑かつ不便な要素である事から昔は札なんてなかったという批判や不満の元凶にもなったが、昔は悪名高いゲージ回復があったと返されるのがお約束。
事実、札とゲージ回復のどちらもなかった「古き良き時代のイベント」は13冬(=今なお評価が高いアルペジオコラボ)と14春しかなく、『艦これ』のイベント史で見るとごく短い期間しか存在しない。
現在は札がないイベントの方が例外と見たほうが良いだろう(なお、その札がないイベントが札がない事を高く評価されてしまうという皮肉な現状も出てきている)。

連合艦隊


14夏で実装されたシステムで、一部のイベント海域の出撃形式が変更になる。
通常は1艦隊6隻までが出撃条件だが、連合艦隊では2艦隊分を使って合計12隻での出撃が可能となる。
基本的には第1艦隊に主力となる戦艦や空母が配備され、第2艦隊に脆いが夜戦で暴れられる軽巡駆逐を配備することになる。

  • 空母機動部隊(空母を多数配備でき航空戦力が充実するが、第2艦隊から砲撃戦が始まり被害を受けやすく、戦艦の数*11に制限がかかる)
  • 水上打撃部隊(戦艦を多数配備でき砲火力が充実し、第1艦隊から砲撃戦が始まり第2艦隊を保護しやすいが、空母の数*12に制限がかかる)
  • 輸送護衛部隊(駆逐艦が多数必要で戦艦・空母などに厳しい制限*13がかかり、戦力が限られる輸送作戦用)

の3種類がある。

機動部隊・水上部隊ともに第2艦隊で軽巡洋艦1隻・駆逐艦2隻以上が最低条件。
その他詳細な条件は攻略wikiなどを参照。

機動部隊・水上部隊は強力な艦を多数運用できる一方で、敵戦力も相応に強敵が相手になり、大規模な戦いとなる。
夜戦では第二艦隊が相手になり、第一艦隊が昼戦、第二艦隊が夜戦メインと役割分担できる。
輸送護衛部隊は制限が多数かかる戦力が貧弱な艦隊。しかし多数配備される駆逐艦で輸送量を稼ぎやすい。ルート固定上も有利になる場合が多い。

連合艦隊中は戦闘フェイズの回り方も特殊となるため、セオリーが通用しなくなるのには注意。

当然ながら、多数の艦を運用する分、消費は膨大。
普段は遠征用の第2艦隊を出撃に回すため、その分遠征に使える艦隊も減る。
連合艦隊と併用して支援艦隊を道中・決戦支援両方に出すと、4艦隊をフルに使い、通常の遠征には一切出せない。
第3・第4艦隊が解放されてない?悪いことは言いません、イベントより艦隊開放を優先させてください。
第一海域ぐらいなら挑めて、川内型・金剛型のドロップがある場合、そちらで狙うのも手。E-1からいきなり連合艦隊だった場合?通常海域で粘りましょう。

なお、最近は敵側も連合艦隊で出現する。ボスマスどころか道中でも。
敵も連合だと、戦闘フェイズがさらに特殊となる。
ただ、こちらの攻撃回数もそれに見合って増えるのと命中率が落ちるのでこちらが通常艦隊で敵が連合艦隊でも意外と何とかなる場合が多い。

遊撃部隊

17秋から導入された7隻体制による出撃。
連合艦隊と違い、単純に1隻増えただけで戦闘フェイズは通常通り進むが、第3艦隊限定で編成可能となっている。
そのため間違って第1艦隊を出してしまい無駄な札を付けてしまうというトラブルが相次いでいる。
これを防ぐため「ドロップしたてのLv1の適当な艦娘をワザと大破させておいて、お風呂に入れず第1艦隊に放置」もしくは「他の海域で札を付けた艦娘のみ第1編成に入れておく」という対処が推奨されている。
甲乙までであれば「1人以上札がついてれば出撃不能」の確率が高いが、丙以下だと札関係なしに出せてしまうので余計にやらかしがち。
第3艦隊を埋めてしまうので、遠征に悪影響があることにも注意したい。

艦隊司令部施設&護衛退避


大淀を改造すると持ってくる装備、艦隊司令部施設。
これを第1艦隊旗艦に装備しておくと、道中で大破した艦が出ても、大破艦に第二艦隊の駆逐艦を護衛としてつけて退避させ、進撃しても轟沈しなくなるシステムもある。
退避した分の戦力は減るが、とりあえず進軍はできるようになるので、連合艦隊海域に挑む場合には、他の海域でぜひ探して入手したい。*14

護衛退避にはいくつか条件があり、
  • 第一艦隊旗艦に艦隊司令部施設を装備させておく。霞改二等一部を除いて駆逐艦には装備できない。
  • 退避の際の第二艦隊駆逐艦は、旗艦以外に配置して小破以上の損傷を受けていない艦でなければならない(完全無傷である必要はない)。旗艦以外の駆逐艦が全員小破以上か退避済みだと退避はできない
  • 退避できる大破艦は1回の戦闘終了で1隻のみ。2隻以上大破が出た場合に1隻退避しても、もう1隻はそのまま

これらの条件を満たしていないと退避はできないため、実際には退避していないのにできたと思い込み、うっかり進撃してしまって轟沈することのないよう、細心の注意を。
さらに、退避してから母港に帰還すると、退避した艦は強制的に赤疲労状態&燃料弾薬が完全に空となってしまう。
大破艦は修復剤を使えば疲労回復するが、退避に付き添った駆逐艦は無傷だと修復剤が使えず、貴重な間宮さんを使うか時間の経過で疲労を抜くしかない。
連続出撃の時には退避要員の駆逐艦には交代要員を準備しておき、ローテーションを組むのも一策だろう。

司令部施設を搭載する第一艦隊旗艦の人選も悩ましい。
司令部施設は退避ができる以外では戦力としてはほとんど役に立たないし、補強増設にも載せられないので戦力が一つ潰れてしまうのだ。
戦艦・重巡に載せると弾着装備ができなくなり、戦力が落ちる。
搭載可能な一部の改二駆逐艦に載せる手は使えるが、第一艦隊の駆逐艦は戦力として役に立てづらく、輸送護衛部隊くらいでしか使えないだろう。
空母の小スロットに載せる提督が多いと思われるが、特に制空に四苦八苦しやすい水上打撃部隊では1スロットつぶれると空母を全部艦戦で埋めて攻撃能力を諦める選択を迫られる場合もある。
伊勢型改二や大和型改二のような第5スロットを持つ艦という手もあるが、第5スロットを持たせるのに相当な労力を強いられるため、司令部施設目当てでお札をつけるのは考え物。
Nelsonや長門の特殊砲撃の邪魔になる可能性も高い。
この辺りは海域や手元の戦力と相談しながら臨機応変にやるしかない。

ちなみに、第一艦隊旗艦が大破した場合には退避は使えず、通常艦隊と同じように強制帰還になる。
逆に、第二艦隊旗艦は大破しても退避の対象とならず、これまでのイベントではこのケースのみ大破進撃しても轟沈しない仕様になっている。*15
なお、輸送ゲージでは大破進軍して無事だった場合も大破艦の積んでいた装備分の輸送ゲージは削れないので注意。

なお、護衛退避すれば進軍できる場合はあるが、退避した分索敵不足になってルートがそれてしまったり、ルート固定要員を退避させた結果不利なルートに回されたりといったペナルティもありえる。
ゲージ削りの間はとにかく到達第一優先で少しでも削れればよいともいえるが、ラストダンスになれば2隻いなくなることで敵の旗艦撃沈の難易度が跳ね上がる場合も少なくない。
護衛退避のデメリットを踏まえ、退避できる場合であっても退避せず帰投させることや、そもそも最初から司令部施設を積まずに、戦力となる装備で埋めるという戦略があることも覚えておこう。


17年秋イベントでは7隻編成の遊撃部隊にのみ使える遊撃部隊艦隊司令部が任務報酬として実装された。
これも旗艦に装備する必要があるが、通常の護衛退避と違い護衛をつけずに一隻だけ退避できる。
戻ってくる際に護衛がないためか更に傷が重くなってしまうことがあるが、少なくとも轟沈することはない。
とはいえ、戦力としては7分の1がいなくなるため戦力減少の具合は通常の護衛退避を上回る。使いどころを見極める必要性はさらに増していると考えよう。

ギミック


15年夏E-7で初実装されたシステム。ボス以外の敵を一定の条件で倒したり、基地航空隊の航空基地を無傷で防空したりすることで、ボスが弱くなったり、ボスに近いところから出撃できたり、こちらの攻撃力が跳ね上がるなど有利になる。
15夏イベ当時のギミックは効果の発生が非常に分かりにくく、しかも時間の経過で効果がなくなってしまっていたが、15秋イベからは、ギミックが解除されると敵のグラやボイスが変わるなどの形で効果の有無が分かりやすくなった。
最近は、時間制限も特になくなりギミック解除時は母港で突然任務達成時のSEが鳴ったり、ギミック専用任務があったりとより親切設計に。
ただし、難易度変更するとギミックがリセットされるようになったので、丙作戦でギミック解除した後に乙甲作戦で攻略という手法は最近は取れない。

ゴリ押ししても別に問題ないギミックも少なくないが、最近はギミックを攻略しないとボスマス自体が出現しなかったり、出現はしているが確実に燃料切れになってしまう位遠くから出撃せざるを得ないケースも。
特に最近はギミックが複雑化する傾向にあり、17秋E-4に至ってはギミック解除条件が最大12にも達している。
提督同士の情報交換などでギミック情報を探してみよう。
情報交換なんてめんどくせぇ、自分で探したらァ!!という提督は、それで見つけたギミックの解除条件を報告するときっとその辺の元帥より尊敬されるぞ。

通常の攻略と異なる作戦展開が要求されることが多いので、違うルートで行くために別艦を起用してお札が増えたり、単純に消費もかさむ。
ボスの装甲低下などの場合、ギミックなしでも十分撃破に支障のない場合もあるので、消費に見合った効果なのか吟味した方がいい。
特に丙丁ではギミック解除よりゴリ押しで進んだ方が結果的に早く終わる場合も。


友軍艦隊


特に深部の海域ボスと戦って夜戦に入る際に、支援艦隊と別に艦隊が駆け付け、敵艦隊を攻撃してくれるイベント限定のシステム。
18冬で初登場し、それ以降継続的に登場している。
友軍艦隊限定ボイスなども聞けるので、楽しみにしている提督もいるかもしれない。

やってくる友軍にも当たりはずれがあり、夜戦であまり役に立たない空母や海防艦ばかりという艦隊もあれば、夜戦装備やボス特効装備を豪華に積んだ強力な友軍(駆逐艦でもカットイン装備なら強力である)が来る場合もある。
19春イベント以降では、友軍に強弱があることが明示され、強友軍に来てもらいたいなら出撃前に母港で申請した上でバーナーを6個消費することを覚悟しなければならなくなった。正直バーナーなんて2000個切らないのでコストにもならないが。
申請しない場合、強友軍は来ない。申請しても強友軍が来てくれるとは限らないが、強友軍が来てくれなかった場合はバーナーは消費しない。
バーナーは余っている提督が多いと思われるが、普段から使わず貯めておいた方が無難だろう。
建造は最長でも8時間なので、寝る前やお出かけ前に建造して待つという手もあるからだ。

また、一部の最低保証(友軍としては弱い)を除き、「本隊として出撃している艦娘がいる友軍艦隊編成はやってこない」という性質がある。
そのため、呼びたい友軍艦隊の編成がある場合、その編成と同じ艦娘は本隊には採用できないことになる。
逆に、あまり強くない友軍をはじきたい場合にあえて艦隊に組み込む選択肢もある。

友軍に対しても敵は反撃してくる。先に大破させられて沈黙という事も*16
また、友軍艦隊は「最後の敵にとどめをさせない」という制約があると見られている(5年以上実例の報告がない)。
ただし、他の敵が残っている状態でボスを攻撃してゲージを叩き割ることはある。

なお、友軍艦隊は海域開放と同時ではなく、ある程度イベントに日程が進んでから到着する場合も多い。しかも、後半になるほど強力な友軍が到着する。
イベントのスケジュールを立てる場合、時間を取るなら後半の方が強力な友軍が来る分難易度が下がることを念頭に置こう。

また、友軍到来後も友軍なしの縛りプレイに挑戦することも可能である。

艦娘探し(掘り)


イベントの攻略と並ぶもうひとつの醍醐味がドロップする艦娘を探す、通称掘りである。
敵艦隊を倒すことで、新実装の艦娘と邂逅できる。あるいは過去のイベントで取り逃がしたレア艦娘とも邂逅のチャンスができる。
攻略報酬としてもらえる艦はクリアすれば確実だが、ドロップでないと会えない実装艦も多く、コンプリートを目指すならばイベントごとにだいたい2〜4程度は掘りが必要になる。

海域攻略はノルマとし、掘りで新しい艦娘と出会うことまで目標としている提督も多い。
逆に、甲種勲章を諦めてでも新艦娘や過去に取り逃がしたレア艦娘に出会うことを優先させる提督もいる。

ただし、難関海域のボスに勝利しないとドロップせず、また苦労して勝利してもコモン艦ということもしばしば。*17*18
そのため、資材と時間を大量に投入したのに「新艦娘が何度やっても出てこない!!」という提督諸氏の阿鼻叫喚は既にイベントの恒例行事と化している。
中には特に掘りを意識せずに単純に攻略してたら来てくれた!!という雪風提督もいるが。


掘りのために熟練した艦隊の揃っている提督が取る作戦の一つが、いわゆる丙掘り・丁掘りである。

一度甲作戦でクリアしてしまうと、掘りに行ってもまた甲作戦の強敵がやってきてしまう。
そのため、甲作戦でのクリアを目指す提督にとって、完全攻略してから掘りに取り掛かるのはリスクが大きい。

そこで、丙・丁作戦でも甲作戦でも落ちる艦娘の差があまりないため、攻略前に狙いの艦娘が出るまでは比較的楽な丙・丁作戦で挑む。
掘る相手がボスの場合、掘りに伴いゲージも減るが、ゲージがなくなりそうになったら難易度を一旦乙や甲に変更してゲージをリセット。即座に丙・丁に戻すとゲージが復活する。
出てくるまでずっと丙作戦で戦い続けるのである。
乙・甲作戦よりレア艦のドロップ率は下がるが、簡単な分ボス到達・S勝利がしやすく、周回がやりやすい。

有力な作戦だが、引き際を間違えると資源不足や時間不足でイベントの完走に失敗するという事態も起こる。
また、ゲージの残りを読み間違ってボスのゲージを破壊してしまい、報酬が丙・丁作戦準拠・次の海域も甲作戦選択不可能になったうっかり者提督もいる。リセットはこまめにしよう。
最近はゲージ複数の海域や、ギミックのある海域が増え、丙・丁掘りをやる度に別のゲージが復活したりギミックが解除されるという意味でも、丙掘りは割と難しくなってきていることに注意すべきである。

統計上、新実装ドロップ限定艦娘のドロップ率はドロップ条件を満たした上で大体2%〜3%程度である。
2%とすると、例え50回ドロップ条件を満たしたとしても36%の提督の下にはドロップしない。100回でも13%、およそ8人に1人の提督の下にはやってこない。
自分がその13%に当たっていないという保証はないのだ。
新しい艦娘に会いたいという気持ちは大いに共感するが、無理な掘りも考え物である。
なお、最近はドロップ率がそれなりに上がってきているようである。


イベントの準備



「あんたのような一流の提督と言われるようになるには、どんな条件がいると思う……?」


艦これは、どうしても最後は運の要素が出てきてしまうゲームである。
これさえやれば何があっても絶対攻略できる、という方法は見つかっていない。まして、イベント海域深部ともなれば通常海域をはるかに上回る難易度を持ち、運だよりの要素は増えていく。
ケッコンして最大レベルまで上げた艦だけを揃えて戦意高揚状態にし、装備をすべて最適な装備にして改修をMAXにし、基地航空隊も支援艦隊も万全にしたとしても、乱数のいたずらはどうしようもない。
Lv175なのに攻撃をスカ。不運な魚雷の一撃で大破しボス前で帰らされる。
T字不利や反航戦でダメージが少ない。駆逐艦最大の幸運を誇る雪風ですらカットイン不発。最大火力の攻撃でも敵の装甲乱数で弾かれてろくにダメージが入らない。
そうして結果として失敗ということは起こる。


だが、それでも成功率をできる限り高める方法はある。
どのように運の要素を抑え、攻略できる可能性を高めるかが提督の采配の見せ所なのだ。


普段から艦娘の練度・装備をバランスよく整えよう


艦娘は普段から近代化改修やレベル上げを忘れずに。イベントが始まってから慌てて育てようとしても、それにも資源や時間が必要だ。
最初から低レベル未改装艦ばかりの鎮守府では、いくら工夫しても丙作戦すらどうしようもない。
せめて主要な艦娘はきっちり近代化改修し、改二組を揃えることを目指そう。
改修済の改を一通りの艦種に揃えられれば、丙・丁でのイベント完走くらいはなんとか視野に入る。

最近は特殊砲撃の有無が直接完走の鍵になっていることが多いので、最低限「長門・陸奥の改二」は用意しておかないと厳しいことが多くなった。
本音を言うと「大和・武蔵の改二」まで欲しいところではあるが、こちらは建造にも育成にも多大な費用がかかることから懐と相談しながら。
武蔵改二の方は他の艦で一応は代用可能なことが多いが、その代用可能艦もBismarck dreiだけは大型建造で作れるものの設計図2枚が必須、
他は軒並みイベント限定で入手困難なのが難点。
イベ限の特殊砲撃持ちではNelsonの特殊砲撃が完走の鍵になりやすいので、ドロップしたら早々育成しておきたいところ。

また、戦艦正規空母ばかり強くしていると、水雷艦でしか出撃できない海域で泣きを見る可能性もある。
特に乙以上の場合出撃制限がかかる以上、一隻や二隻だけ強くても攻略はうまくいかない。
雷巡など、「入れるだけで不利なルート固定をかけられる特定の艦」という例もある。*19
そもそもイベントの最終海域は大体が連合艦隊。連合艦隊では駆逐艦軽巡洋艦が必須だ。

また必須かそれに近いと言われているのは
  • 水戦搭載可能で制空補助ができる由良改二・多摩改二
  • 高速軽空母である千代田航改二・千歳航改二
  • そもそも貴重な航巡である最上改二・利根改二・筑摩改二・鈴谷改二・熊野改二
  • 上陸装備可能で対地戦にめっぽう強い満潮改二・霞改二(乙含む)・Верный・皐月改二・文月改二・朝潮改二丁etc*20
  • ハイパーズこと北上改二・大井改二・木曽改二
あたり。
他にも4スロ軽巡全般辺りも何かと便利だし、もちろん重巡もしっかり揃えたいところ。
メイン海域ではめったに使わない水上機母艦や潜水艦なんかも最低限改にはしておきたい。

お気に入りの艦娘を育てるのは良いが、イベントに挑むのであればどの艦種もしっかり育てておこう。



装備も普段からデイリー任務などを利用して開発し、任務報酬の装備も手に入れるなどして整えておきたい。
特に海域の前半では対潜海域が発生する場合も多いので、ソナー・爆雷のような対潜装備も第一艦隊に一通り行き渡るくらいには準備したい。対潜装備の開発は資材も比較的軽めである。
ランカー報酬があればさらに望ましいが、「ランカー報酬がないから攻略が無理」というよりも、「最初から攻略が無理」と思っておくべきだろう。
また、改二組が改装に伴って持ってくる装備や、改二組を揃えることでもらえる任務報酬も有用なものが多いので狙わない手はない。
艦載機の熟練度も上げておこう。特に艦戦の熟練度はほぼ落ちず、更に制空が非常に取りやすくなるので最優先で熟練度を上げること。
改修を進めておくと尚良し。基本的にはネジの消費が軽くて済む35.6cm連装砲や、重巡や軽巡、雷巡となかなか需要の多い20.3cm(2号)連装砲や20.3cm(3号)連装砲など、各種主砲の改修を進めておくのがベターだが、上位艦戦が手に入っているのなら集中して改修し、制空権を取りやすくするのもあり。
特に零戦53型(岩本隊)の改修は必須に近い。最後まで改修すれば制空14という恐るべき艦戦ができる。
少ない艦戦で制空権が取れれば、その分戦略にも幅が出てくるのだ。


余裕があれば基地航空隊の準備もしよう

最近のボス攻略の要である基地航空隊。艦隊決戦が始まる前に先制攻撃を仕掛けたり、防空戦闘を行ったり厄介な潜水艦に対潜攻撃を行ったり…と正に縦横無尽の働きをするもう一つの「艦隊」であるが、要となる「陸上攻撃機」や「陸上戦闘機」、「局地戦闘機」は通常の装備と異なりなかなか数を揃えづらい。
陸上攻撃機は唯一開発が解禁されている「九六式陸攻」のレシピを回し、陸上攻撃機や局地戦闘機は3か月に1回のクォータリー任務をこなしていけば少しずつ数を揃えることが出来るが、どちらもそれなりの資材を消費することもあり日々の遠征の積み重ねが大切である。
初心者提督は焦らず着実に任務や開発をこなしていこう。
どうしても陸攻や陸戦の数が足りない場合は、性能は落ちるが艦載機や水上機で足りない部隊を補う事も出来る。
丙・丁作戦位なら陸攻陸戦不足でクリア不能と言う事態にはならないはずである。

提督自身が艦これのシステムをしっかり学ぼう


艦これには、様々な攻撃・防御のシステムが準備されている。それらをきっちり使いこなすことが、提督には何より求められる。
連撃に弾着観測射撃。航空戦・制空権・対空カットイン。夜戦連撃・カットイン。攻撃順操作。先制雷撃。先制対潜攻撃。支援艦隊。基地航空隊。夜戦補助装備。対地上型特効装備。特定艦の特殊射撃。緊急泊地修理。

せっかく艦娘の練度を上げ、優れた装備を揃えてもそういった様々な要素を使いこなせないままでは、艦娘たちはポテンシャルを十分発揮できない。
戦艦や正規空母のごり押しだけで突破できる海域ばかりではない。運営も、そういったシステムを提督が使いこなすことを前提に難易度を設定している。
普段の海域からしっかりとシステムを学んでおこう。

連合艦隊のようにイベントでしか使えないシステムの場合はイベントで学ぶしかないが、それでも艦これ攻略wikiなどを中心に仕様を解説してくれる親切な提督は多い。
通常海域で学べないならば、先達に教えを請おう。


ルート固定編成を見定めよう


最近のイベント海域ではランダム羅針盤はほとんどなくなり、
編成艦の種類・索敵値によって完全にルート固定できる場合がほとんど。

戦闘数が増えればボス到達時に燃料・弾薬ペナルティで満足に戦えなくなったり、
単純に道中の強い敵艦隊と交戦すると中破・大破艦が出やすくなってしまう。
無制限に重い艦を多数入れると、そもそもボス到達すらできないこともある。
どの編成でいくのが最適なのか考えるのが、海域攻略の第一歩。

駆逐・軽巡・軽空母辺りのメジャーな小規模艦は大抵、有利なルートを進むのに一定数必要となる。
逆に戦艦・正規空母(もしくは軽空母も含む)や雷巡といった強力な艦種は、いくつも採用するとルートが不利になることがほとんど。
艦隊の構成艦が全員速力高速でないと迂回させられる海域も多い。特に同じ艦種で低速と高速が混在する戦艦・軽空母では注意。
手に入れば複数育てるか、高速統一が必要な海域までは温存しておくことも大切である。

ただ、最短ルートを目指すだけが正解ではない。小型艦が多ければその分戦闘能力は落ちるので、
不利なルートでも大型艦を採用して、敵を正面から叩き伏せた方が楽な場合もある。
育成状況やレベル・装備の質などによって最適解は人によって異なるので、自分にあったやり方を模索すべし。



史実艦娘を見定めよう


イベントには、モチーフとなった史実の海戦やエピソードが存在することが多い。
そして、その史実に関係する艦娘を使うと、海域で比較的楽なルートを選択できたり、その艦娘の攻撃だけ威力が跳ね上がったりするなどの優遇措置がある場合が多い。
通常は設定された艦種の艦の数によってルートを進めるか逸れるかが主だが、一部の海域では、モチーフとなった史実の作戦で参加していた特定の艦が必要になる。
史実艦娘が誰かはイベント名や運営からのヒント、告知された報酬艦などでほんの少し明らかになることもある。*21
ただ、特効はあるにはあるが、それを組み込むとルート選択で不利になるので外したほうが楽…なんて場合も否定できない*22
史実に詳しい提督の予想情報を参考にしてみよう。書籍を読んだりWikipediaなどであたりをつけるのもよい。
その関係で史実を知り、史実の艦の武勲に感動しつつ平和への祈りを新たにするのもまた、イベントの一つの醍醐味である。

史実艦娘の可能性のある艦娘が充分育ってなければ、あらかじめ近代化改修したり集中して海域に出したり演習に出したりして育成しておくとよい。
また別の海域に出撃させてしまってお札がつくと、史実艦は同じ艦種の他の艦では代替が効かない。
史実艦娘がいないから攻略不可になったという例はないが、難易度が跳ね上がってしまうことは覚悟しよう。
特にE-1では、イベント名から想定されるモチーフ作戦に史実で参加していない、かつ性能的に尖ったものがなく後で替えがききやすい艦を使うのが安全。
WW2に参加していない深雪や、太平洋側作戦海域のイベントで欧州艦が鉄砲玉になるのは恒例行事。
対潜を意識すると那珂ちゃんあたりはこの条件に当てはまるのでよくE-1に抜擢される。キャハッ♪

情報を集めよう


史実艦娘は誰か。どんな編成だと有利になるか。ボスに特効の装備は。ギミックの解除条件は。新実装されたシステムの仕組みは。
これらを自分で出撃して検証すると、かなりの資材と時間を消耗する。検証のために無関係の海域に史実艦娘を使ってお札がついてしまい、後で攻略難易度が跳ね上がってしまったら泣くに泣けない。
低レア艦だと建造するなりどこかで拾ってきて突貫育成をかける提督もいるが、高レアで改装設計図が必要な艦娘だったりするとそれも封じられてしまう。
資材や時間と相談して先行している他の提督の情報を手に入れ、情報に従って挑むのも立派な作戦である。
史実において、情報戦を軽視してしまった日本軍がどれほど苦戦したかを忘れないようにしよう。
また、17冬のように運営のtwitterで「この装備を準備してください!!」と告知される場合もある。デイリー任務の開発指令で意識的に開発したりして、ちゃんと準備しておこう。

幸い、イベントの度にRTA(リアルタイムアタック)と呼ばれ、リアルタイムでの早解きを目指したり、検証をしてその結果を広めることに使命感を燃やす提督も多数いる。
某艦これ系まとめブログの管理人は初日にE1をクリアして編成や装備を公開していたりする。後段も実装翌日にはボス到達編成を割り出している事も多数。
多くの提督が彼らの攻略情報を参考にしていると言っても過言ではない。
イベント開始後数日で、ルート固定や新艦娘のドロップについて、完全ではないが一通りの情報は出揃うと思っていていい。
先述の友軍艦隊の来援と併せて、イベントが始まってもあえてイベント海域に出撃せず、ほかの提督の様子を見て情報を集めながら進めていくのが堅実なやり方である。
twitterのアカウントがあるなら、編成を見せた上で普段から熟練提督と仲良くした上で熟練提督のアドバイスを受けたり、熟練提督が公開している編成を真似るという手もある。
手持ち装備の関係で完全に真似るのが難しくても、どういう考えでこの艦娘を採用しているのか、この装備なのかというのがしっかり分かるようなら十分熟練提督と言える。
web上には自艦隊の編成を晒したり、制空権を計算したりできるサイトもあるので、使い方を知っておくと聞きやすい。
当wikiも、イベント項目を立てる立て主&低難易度補足提督がいるので、期間後半にイベントに挑む提督には参考になるかも。

史実モチーフごとの傾向

イベントにどのようなギミックや史実ネタが盛り込まれるかは時々によって変わるが、史実モチーフによる一定の傾向はある。
また、同一イベントの前半と後半で異なるモチーフとなることも多い。

南方方面

代表例:2013年秋、2015年夏、2019年冬など
ソロモン・ニューギニア方面を中心とする戦域がモチーフ。
史実で水雷戦隊が活躍した戦域であるため、水雷戦隊に史実艦としてスポットの当たる海域が多く、敵艦も駆逐艦や軽巡系が多数登場する。
また、ガダルカナルの戦いやビスマルク海海戦など史実の輸送作戦をモチーフとしたマップも頻繁に登場するほか、
逆に敵の輸送作戦を妨害するようなテーマの対地戦マップもある。
史実で第一~第四水雷戦隊に所属していた軽巡・駆逐艦がキーとなる。
なお夜戦での戦闘が繰り返し行われた都合上、道中夜戦マスの登場頻度が高く、大破率の高くなる海域も多め。

南西方面

代表例:2014年春、2016年夏、2017年秋~冬など
南シナ海~フィリピン周辺およびマレー・インドネシア方面を中心とする戦域がモチーフ。
戦艦や空母といった大型艦モチーフのボスを倒すことが目標となるマップが多い。
ただし、フィリピン方面では輸送作戦や対地戦がメインとなることもある。
史実で開戦劈頭の南方作戦に投入された艦娘や、戦争末期に第二艦隊・第三艦隊に所属していた艦娘がキーとなる。

北方方面

代表例:2017年春など
北海道・オホーツク海~千島・アリューシャン列島方面を中心とする戦域がモチーフ。
史実で大きな戦いが起きなかったためか、単独でイベントのモチーフとなることは多くないが、対地戦を中心に個性的な敵が登場することが多い。
史実で第五艦隊に所属していた艦娘や、ロシア系の艦娘がキーとなる。

中部方面

代表例:2015年冬、2016年春、2019年春など
マーシャル・トラック諸島など内南洋や、ハワイ・ミッドウェイ方面を中心とする戦域がモチーフ。
まさに決戦と呼ぶに相応しい戦いが数多くフィーチャーされた花形的な大規模イベントが多い。
地形の都合上対艦戦闘が大半を占めるが、輸送作戦や対地作戦がないわけではないため油断は禁物。
特に、中枢棲姫(=ハワイ基地)の攻略をターゲットとした2016年春は、艦これの歴史上でも屈指の激闘として知られている。
史実で南雲機動部隊に所属してた艦娘や、アメリカ系の艦娘がキーとなる。

インド洋・アラビア海~欧州

代表例:2017年夏、2018年初秋、2019年夏、2021年夏など
インド洋から中近東・地中海および大西洋・北海方面にまで及ぶ広大な戦域がモチーフ。
ユーラシア大陸周辺部という立地の都合上、陸地を多数含むマップが多く、現実に数々の良港を抱える地域でもあることから、港湾棲姫・泊地棲姫といった陸上系のボスや、砲台小鬼・PT小鬼群などが多数跋扈する。
このため、大発や内火艇といった対地装備やそれを運用できる艦娘を多数揃えることが求められる。
また、欧州・アメリカ系の艦娘や艦載機が特効を持つことが多いため、それらを揃えることも求められ、準備作業のハードルは各モチーフ中でも屈指の高さを誇る。

本土近海

代表例:2020年秋、2021年秋など
小笠原諸島、南西諸島~台湾方面および日本本土近海がモチーフ。
空襲や対潜戦闘が激烈な海域が多く、対空・対潜装備の充実が鍵となるだろう。
戦争末期まで残存していた艦娘や海防艦、アメリカ系の艦娘がキーとなる。

上記の通り、アメリカ艦は北方を除けば洋の東西を問わず出撃しており、近年は特効艦にならないイベントの方が珍しい。
その高性能さや入手の困難さも踏まえて、投入は慎重にしたい。

事前に資材を貯めよう


イベントにあたって、運営からは資材を溜めておく準備をするよう告知がされる。
練度や装備を整えることには限界があるので、それでもクリアするには試行回数を稼ぐしかなく、試行回数を増やすためには資源の準備が不可欠である。

あまり貯めすぎてもよくないという意見もあるが、それは手持ち資源が少なければ資源は自然回復するので自然回復分を無駄にしないとか、貯めるのに力を入れすぎて練度や装備が整っていないのでは無意味という視点からの話。
「練度・装備などの条件が同じなら貯まっているほどいい」ということは異論がないと思われる。

長期間、複数の海域を攻略する、あるいは難関海域に何回も出撃を強いられるのなら、その出撃に必要なだけの資源は必須。
イベントが始まってからなんとか資源を増やそうとしても限界があり、リアルマネーにしても、艦これにおいては効率はあまり良いとはいえない。
一度資材が枯渇すると一朝一夕にどうにかなるものではなく、日頃からの節制と、遠征・任務報酬で得られた備蓄が大事。
特に最終海域などになると戦艦や正規空母が大破祭りになるため真っ先にすっ飛ぶのが燃料。
最近は航空戦マスや潜水艦マスのように、進撃に燃料のみ消費するマスも多く、基地航空隊も燃料の消費が多いため、イベントでは弾薬よりも枯渇しやすい資源の一つになっている。
各鎮守府の資材と相談して、迷ったら燃料遠征を出すくらいのつもりで燃料を準備しよう。

『古参提督は新参を煽っているだけ、だから・・・資材は2万で十分なのよ』

…というダイの大冒険ポップとその母親スティーヌのコラ画像が有名であるが、このコラ画像のオチは

『嘘やん・・・』

である。



???『甲種勲章を全て獲ってきた俺から見て今のお前に足りないものがある

危機感だ

おまえ もしかしてまだ資源は2万で十分なんて寝言信じているのではないのかね?』



イベントの難易度がさほどでなく、運良くスムーズに攻略でき、イベント期間も任務をこなしたり遠征に出したりして資源集めを並行してしっかり行い、徹底した情報収集で無駄を省き、長時間イベントに張り付くことが出来るという条件が整えば、準備した資源が2万でも丙作戦どころか甲作戦まで攻略する提督もいる。
いつもの丙提督だと「大体掘りまで含めて燃料とボーキは7万、弾薬4万、鉄2万、バケツ400個程度」は飛ばしている(クリアだけであれば4/5ぐらいで行ける。)。
だが、そんな条件が整う保証はない。
難関海域で泥沼にはまり、他の提督が普通にクリアできた編成で挑んでいるにもかかわらず10万以上備蓄した資源を使い切ってなお攻略できなかった提督もいる。

一応「大体の提督が2万を超えると時間による回復がなくなる」ため、平時であれば相当の資源が無駄になっていると考えると2万をキープするのは間違ってはいない。
ただその時間回復の資源を遥かに超えるペースで資源をすっ飛ばすのがイベント海域。
どちらを重視するのかはある程度考えた方が良い。

資源が枯渇すれば、遠征で時間と勝負するかリアルマネーで資源を買うしかない。
遠征は時間がかかり期間限定海域では当てにしづらい。連合艦隊を組むと第2艦隊がふさがり、遠征で手に入る資源が減る。
この上確実に攻略しようと支援艦隊を準備したら更に遠征は出せない。
各資源2万を買おうとするとリアルマネーも2万程度かかるし、それで攻略できる保証はないのだ。

資材の少ない状態でイベントに挑むことは、ただでさえ確実に攻略できるとは限らないイベントでリスクを自ら大きくする行為に他ならない。
例えダメコンを載せて大破進軍したとしても、大破は戦力の大幅な減少を伴うため、「大破進軍すれば攻略できる」とは限らないのだ。

イベント告知が行われてから出撃をデイリー任務消化程度に抑え、遠征をしっかり出し、不要な出撃を控えて資源を貯めれば、イベント前に燃料弾薬8万程度、鋼材15万程度、ボーキサイト5万程度、高速修復剤も500程度は準備できる場合が多いと思われる。
甲作戦で完走したいならばこの位はためておきたい。新艦娘の掘りを視野に入れるならばもっとである。


なお、イベント前に「祭り」と称して資源を湯水のように投入して大型建造を行う提督諸氏もいるが、イベントを確実に攻略したいならばやめておいた方が良い。
祭りをやる提督は、ある種の縛りプレイやスリルを味わうために祭りを行っている。
しかも、彼らの鎮守府は資源以外の装備や練度と言った事前準備はばっちりにもほどがあるレベルで準備されているため、中堅程度の提督が安易にまねをするのは自殺行為である。
16春のIowaみたいに、イベント完走以外の方法では実装後1年以上手に入れる手段がなかった艦娘だっているのだ・・・


身の丈に合った難易度を見極めよう


前述した通り、艦これのイベントには甲・乙・丙・丁の四つの難易度がある。
このwikiでのイベントの記事や、各種攻略wiki・ブログなどでは甲難易度を前提として記述されているものも多いだろう。
…がしかし、だからといって甲クリアは当たり前ではない
記事を書けるくらい艦これの編成や装備に詳しい人物が大体甲提督だから甲で書かれることが多いだけである。

そもそも甲は「最高難易度」な訳であって、当然の話だが誰でもクリアできる前提ではない。何だったら乙の段階で運営曰く「熟練の提督」向けを謳っている。
乙をクリアできる時点で十分上級者、歴戦の提督なのだ。
(ちなみにだが、PSvita版「艦これ改」では丁=EASY、丙=NORMAL、乙=HARDとなっており、甲は乙クリア且つ2周目以降限定のVERY HARD扱いとなっている。*23
いつもの丙提督に至っては「佐世保鎮守府所属(=初年度からの最古参組)なのに甲クリア回数0*24」だったりするし、佐世保の中将~大将レベル(上位2~10%の猛者)でも甲0は10人に1人レベルで居るぐらい珍しくはないし、コンプリート組は数えるほどしかない。
2023/6/6にランキングを確認してみたが、Top10ですら甲28のコンプリート組は1名、逆に甲0が3人も居る状況である。
佐世保鎮守府所属は約57000人、内8000人は他鎮守府からの異動なので10年選手が8割5部を占める佐世保ですらそんなものである。
だからこそ、そういった攻略情報(や一部の心無い煽り)に惑わされることなく、自分に合った難易度を選ぶことが大切なのだ。
イベント海域は難易度が一つ違うだけで別のゲームかと思うほど様変わりし、特に甲と乙の差は極めて大きい。
身の丈に合わない難易度を選んで沼に嵌り、完走が危うくなっては元も子もない。

もちろん「今の難易度では物足りないので一つ上の段階に挑みたい」と挑戦するのも、「ギミックとか面倒だし装備とかいいから掘り優先で一つ下の難易度でさっさとクリアする」と妥協するのも自由だし、誰に責められることではない。
大切なのは、自分の意思で後悔しない選択をすることである。

なお、丁難易度でも一見すると甲難易度と同じボス編成で「初心者には無理では?」と思えるような敵編成が出てくることもある。
だが、「同じ敵」に見えて実は火力や装甲などが大幅に落とされているので、難易度はしっかり下がっている。
着任後数日で始まったイベントを丁で完走した*25という報告も出ているので、イベント期間中それなりに時間をかけて向き合えるのであれば、初心者でも完走を目指せると言うことは覚えておいて欲しい。
まあ丁ですら大和改二と武蔵改二が最低限必須で、それを用意しても突破が厳しいというアレなイベントも無いとは言い切れないが…。

リアルコンディションを調整しよう


イベント期間中に艦これのプレイができなければ準備の意味がない。
イベント期間は大概土・日・休日を挟むのでその間に集中してプレイするなどの対策は取れるが、それすら難しいといよいよ手のうちようがなくなる。
例年の開始時期を踏まえ、イベントに対応できるよう、可能な限りリアルスケジュール調整を考えておこう。
Android版によるプレイが可能なら、それも視野に入れることになる。

また、短期間の集中プレイ、難関海域となると撤退を余儀なくされる場合もしばしば。提督自身のストレスも溜まりやすくなる。
疲労から集中を欠いたり、イライラし出したら危険信号。少し休もう。ちょっとシャワーを浴びてきたりお出かけをするだけでどれだけ精神的に落ち着くことか。
集中を欠いてうっかり大破進軍したり、下手すると艦娘の轟沈さえどうでもよくなってしまう心理状態になる提督すらいる。
イベントに出す練度の高い艦娘を貴重な装備もろとも轟沈させてしまったら、取り返しはつかない。
轟沈を出した提督の大半は、うっかりや一時の苛立ちに目が眩んで艦娘を轟沈させたことについて、いくつ甲種勲章を手に入れても癒えない心の傷を抱えているのだ。

なお、イベント海域で轟沈させてしまった場合、母港に戻らず(昼で轟沈した場合夜戦に入るのも×と見られている)にブラウザを閉じ、イベント期間が終了してからログインすると撃沈状態のまま復活し、入渠させると復帰できるという例が報告されている。
21春までは復帰可能であることが確認されている。
とはいえこれは検証も進んでいない現象であり、また本来イレギュラーのため運営側でいつの間にか修正される可能性もある。
あてにするのは極めてリスキー。攻略終了していない場合攻略を諦めることにもなるので、おすすめはしない。

逆に、プレイする時間を捻出するために、徹夜するなど無理をしたり、課題など他にやるべきことがあるのにそれを放置すると、
リアルの方で体調を崩したり、自分の生活の方が犠牲になってしまうことも。
どうしてもリアルが忙しくてプレイする暇がなく、艦これと自分の生活を天秤にかける……なんてことはないようにしたい。
いざとなったら残念でもゲームは諦め、自分の仕事・勉学に専念すること。
ある程度鎮守府の実力が高い提督なら、難易度を落とせばすいっと攻略できる場合が多いので、難易度を落として短時間でのクリア&新艦娘の確保で妥協するのも選択肢である。


最後に


他にもイベントに向けた基地航空隊など様々な戦闘の仕様があるが、個別の海域の攻略法や便利な戦法については艦これ攻略wikiを中心に各所で公開されている提督の研究結果に委ねることにする。
そこまで書いてたらメチャクチャ長くなっちゃうし。そもそも建て主自身マスターできてるとは言えないし

さて、本項目で書いたイベントの知識は、できる限り完走や新艦娘との邂逅を目指す多数派の提督に向けて作らせていただいた。

とはいえ、イベントにどのように臨むか、何を優先するかは最終的には各提督の信条やプレイスタイルに委ねられる。

祭りに参加した上での資源縛りプレイ。
タイムアタック。
課金上等の米帝プレイ。
イベントをスルーしてランカーを目指す。(なお、イベント海域は経験値的にはしょっぱく、ランカーを目指すには向かない)
攻略上不利であっても攻略条件の許す限りのネタ編成やお気に入り艦娘での攻略などの縛りプレイ。*26
検証を行い情報を流すことによる他鎮守府への貢献。

全て提督の自由であり、イベントにはいろんな向き合い方があっていい。
そのことを忘れずに、イベントを楽しもう。

また、より優れた攻略への方法があるなら是非とも本項目やそれぞれのイベント項目を追記・修正していただき、後進への良き教材としていただきたいものである。



余談


2017年より、サッカーの東アジア杯の名前が「EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ」になったのだが、
googleで「E-1」と検索すると、真っ先に艦これのイベントが出てくる
今回はサッカーの方が後出しとはいえ、またも思わぬところで検索結果を侵食してしまう艦これであった。

イベントの風物詩

自分でプレイ・クリアするのももちろんだが、
「間違って札をつけたことに対する阿鼻叫喚」
「RTA勢の攻略報告」
「山本ハーロック五十六提督*27の攻略報告」
「タニベユミ提督や藤田咲提督等の艦これ関連声優のクリア報告」
「縛りプレイやネタ編成プレイをする提督の攻略報告」
と言った、イベントでは風物詩とも言える提督のやりとりを眺めるのもまた醍醐味の一つである。





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最終更新:2023年11月27日 22:40

*1 2018年12月開始予定だが、2019年に入ってからの期間の方が長いため、2019年の冬イベントとして扱われる事を運営が公表している。

*2 「コンプティーク」「週刊ファミ通」あたり。また艦これ関連のリアルイベントである観艦式で情報が流れたこともある。

*3 17春の山城改二ドロップ事件やル級鹵獲事件、15秋のろーちゃん鹿島化事件など。

*4 2海域の例は今のところない

*5 ただし、15秋E5で敵の能力設定にバグがあったため、丙が甲より難しいという逆転現象が生じたことがある。

*6 燃料1万、回収資材10、家具箱(大)10。開発資材10。当然、交換すると所持数の表示も少なくなる。

*7 16秋E2・E4、17春E4、21春-2など皆無ではなく活躍もあるが、これらも基本的に潜水艦なしでの攻略が可能になっている。ただし、17冬E1、E3はモチーフとなった作戦が潜水艦を使った輸送作戦だったため、潜水艦を使う事が前提となっていた

*8 16冬は海域自体3海域しかなく、ルート固定などの関係で編成縛りが大きかったため、出撃制限それ自体にあまり意味がないゆえの措置と思われる。もっとも、このおかげで大淀がどの海域でも大活躍できたのだが。

*9 特に搭載数の多い日進やCommandant Teste。他は搭載数が少ないためある程度切りやすい。

*10 秋月型駆逐艦やFletcher級やAtlantaも同じ理由で推奨できるが、いずれもイベントドロップや限定ドロップ以外で入手できず、それもかなり珍しい。運良く手に入れられたら育てることを推奨する。

*11 第1艦隊側に戦艦2、第2艦隊側に「高速」戦艦2。なおガングートは低速だけど高速扱い、また元々低速戦艦は「高速+」以上(ウォー様のみ高速で可)に引き上げると編成可能。

*12 第1艦隊側が正規空母1or軽空母2、第2艦隊側が軽空母1

*13 第1艦隊側に航戦2、護衛空母1、第2艦隊側は戦艦空母編成不可。

*14 大淀は通常海域では1-6でもドロップするが、ドロップ率は極めて低い

*15 とはいえ、「今まで」がそうだっただけで、新しくイベントが開始した時に仕様修正される可能性は0ではなく、万一を考えるならちゃんと情報を集めて問題がないと確認するか、増設枠にでもダメコンを装備した艦の場合のみにしよう。

*16 ちなみにこのとき中大破演出はない。

*17 15秋の嵐、16春の春風、17冬の伊13、19冬のJohnstonのようなラスボスA勝利以上限定や、15秋のグラーフ・ツェッペリンのような最終一つ前海域ボスS勝利限定と言うマゾ仕様もある。

*18 さらにマゾいのは非ボスや途中ボスがドロップポイントの場合。このマスの場合「S勝利でもドロップが100%でない」のがしんどい。2020梅雨E-2の第1ボスと道中限定だった迅鯨などが該当。

*19 16夏E-4のBismarckも一例。ただし他の編成との兼ね合いで回避可能ではあった。

*20 ここで紹介した6名は設計図無しで改二可能+大発と内火艇が両方搭載可能なのでイベント初心者向け、設計図ありなら更に増える。

*21 一例として、15秋は「円形の島への輸送作戦」と運営からヒントが出され、コロンバンガラ沖海戦並びに史実のこの海戦で壮絶に轟沈した神通の活躍が予想され、実際に神通がルート固定要員となっている。16秋はイベントのバナーに長門・酒匂がいたことや海域報酬にSaratogaがいたなどの事情でクロスロード作戦が予想され、最終海域であるE-5で長門・酒匂・Prinz Eugenのクロスロード組が強力な特効力を得ている。

*22 引き続き16秋E-5の話。長門・酒匂・Prinz Eugenが特効ありと先に書いたが、最短ルートに高速統一が必要で低速戦艦である長門を入れると道中が潜水艦マスで一戦追加されたり(現在は装備で高速化が可能だが、当時はそのシステムがなかった)、道中きついポイントが2順化するので、長門を外した方が結果的に楽だった。またそれで火力は?と思うだろうが、特効倍率が2.5と過激すぎたため、ボスのHPが800しかないのに、Prinz Eugenが有無を言わせずカットイン射撃で4桁ダメージという驚異のオーバーキルでふっとばしてくれたために全く問題が無かった。以降のイベントは特効艦が増えた代わりに、1.2~1.5倍あたりまでしか上がらなくなった。

*23 更に甲クリアを条件で開放される史=NIGHTMEREもある

*24 なお2023/05現在通常海域6-4を突破していなかったりする。

*25 もちろん、熟練提督があえて新規登録して挑戦してみたというのではなく、完全に初めての提督である。

*26 まるゆを必ず入れる提督、明石と大淀を必ず入れる提督、眼鏡艦娘だけでクリアする提督、スリガオ海峡海戦に参加した西村艦隊だけでクリアする提督、イベント開始時に資源を全て0にしてから始める提督、ゲーム中建造を一度もせずにプレイする提督、情報収集を一切しないで自分の推測のみで攻略する提督、etc…などがいる。それでクリアできること自体はすごいが、常人にはそれらの縛りと海域攻略を両立するのは非常に難しいので、素人は真似しないこと。

*27 幌筵泊地所属の提督だが、その素性は、「名探偵コナン」の著者である青山剛昌。週刊連載を抱えてド多忙と思われるのだが、毎イベント甲作戦でクリアしている。友軍すら来ない状態でクリアすることもザラの猛者で、艦これ10周年時にはお祝いで赤城のイラストまで贈っている。