紫原敦

登録日:2012/09/03(月) 02:18:06
更新日:2024/01/30 Tue 19:25:06
所要時間:約 7 分で読めます





ヒネリつぶしてやるよ
すべて



紫原(むらさきばら) (あつし)は、『黒子のバスケ』に登場するキャラクターである。



基本データ

身長:208cm
体重:99kg
所属:陽泉高校1年
ポジション:C(センター)
背番号:9(帝光時代は5)
誕生日:10月9日
星座:天秤座
血液型:O型
座右の銘:お菓子は正義
家族構成・父・母・兄3人・姉1人
好きな食べ物:ね〇ねる〇るね
苦手な食べ物:人参
趣味:駄菓子屋巡り、寝ること
特技:射的、金魚すくい
苦手なこと:カラス・裁縫、歌(キャラソン以外)
得意科目:物理
得意なプレイ:シュートブロック
オフの日の過ごし方:食べて寝て、また食べて寝る…。
好きな女性のタイプ:自分より低くて身長が高い子
バスケをはじめたきっかけ:ミニバスに誘われてなんとなく。
注目している選手:木吉鉄平





「キセキの世代」の一人であり、作中最長身長であり作中最重量の体格を誇る。

あと男性では作中最長髪。
家族構成は「父・母・兄3人・姉」で彼は末っ子、性格的にらしい感じである。
好きなタイプは背の高い子、自分より高いのは嫌らしいがおそらくそんな子は実在しない。

性格

基本的には面倒臭がりで、普段はやや間延びした喋り方が表すようにゆるっゆる。
興味がある事以外には特に関心を払わず、相手の話を無視して自分の欲求を優先したりと相当に子供っぽい。
また面倒臭がりにも関わらずキセキ内の学業成績は赤司緑間に次ぐ3位
これは上位2人はもともと学業も優秀なのと下位2人(黄瀬青峰)が馬鹿すぎるのもあるが、桃井と黒子を含んだ順位なので相当に頭がいいことがわかる*1

黒子「スポーツ選手でたまに見かけるタイプですけど、ある分野で圧倒的な才能を持ちながら逆にそれ以外は何もできない」
↑本編で初登場した紫原に対してこんな風に称した彼よりも成績がいい



反面好戦的でもあり、癇に触った場合にはたとえチームメイトでも辛辣な言葉を浴びせかけたり、*2容赦なくヒネリ潰す凶暴な面も。
特に、彼の基準で才能が無い者が頑張る姿には強い苛立ちを見せ、才能を絶対視する一面も。

勝負事に負けるのは嫌いなので努力を怠ることはないが、練習は嫌いなのでしなくても勝てる見込みがあれば行わない。
また、実際に負けそうになったときはあっさりと勝負を投げ出そうとした。

親しい相手を「○○ちん」と呼ぶ*3
あの灰崎にさえ崎ちんと呼んでいるが、火神と木吉に対しては呼び捨て。


プレイヤーとして

  • 2m超の身長
  • それに比例した脚の長さ
  • 比例以上に長いウイングスパン*4
と、他のキセキと比較してもより恵まれた体格の持ち主。
その長さを生かした一歩単位での優位性に、ずば抜けた反射神経を上乗せする事で、3Pラインの内側全てを守備範囲としている。
生半可なフェイクやコンビプレーは手を伸ばすだけ、一歩二歩踏み出すだけで対応してしまう様はまさに脅威。
DE不可能の点取り屋(アンストッパブルスコアラー)の異名を持つ青峰ですら「紫原から点を取るのは俺でも至難の業」と言うほど。
名実ともに最強のCと呼ぶに相応しい。

また気が立った際には攻撃にも参加するが、データ上や普段受ける印象からは想像出来ない程のパワーを持つのでドリブルするだけでも破壊力抜群。
ポジション取りでも複数相手を苦にせず、アリウープをしようものならゴールポストを根元からへし折ってしまうほど*5
逆鱗に触れたときは中学時代に1試合で100得点したこともあるらしい。
また、その巨体に似合わず一歩の瞬発力や長距離のダッシュなども非常に速く、身体能力の全てが最高水準に達している。
場面によっては2mどころじゃない体格まで巨大化*6しており試合中作者が元のバランスをわからなくなりかけるほど。

黄瀬曰く「彼はキセキでもズ抜けたエネルギー量を持ち、資質で言えばもしかしたら最強かもしれない。」
単純ながら止められないし止められてしまう。
「バスケは結局デカい者が勝つクソスポーツ」との言を、自ら体現していると言えよう。
彼が初敗北した相手(赤司)はそんなに体格に秀でていないが 


試合

詳細に描写された試合は1つのみで、準々決勝で誠凛と対戦している。

第1Qは誠凛の攻撃を全てブロック、0点に抑える。
しかし第2Q開始直後、黒子のファントムシュートを止められず、大会初失点。
そこからジリジリ追い上げられる形で前半を終了。

第3Qも点差を詰められるが、才能無い奴が必死に努力する姿に不愉快が限界に達し、OFに参加。
トリプルチームすら相手にせず得点を決め、DFでも後出しの権利を真正面から止めるなどで木吉を捻り潰す*7
が、やはり黒子は止められず、更に点差を詰められる。

第4Qは、氷室とのWエースで突き放しに掛かるが、火神が曲折の末にゾーン突入。
負けの流れを感じて試合を放棄しようとするが、「才能無き」氷室の言葉と涙に発奮。
今まで見せなかったコンビプレーで真っ向からの殴り合いに突入。
最終盤には遂にゾーンに突入するが、火神と木吉のコンビにトドメの一撃を止められ、逆に火神のメテオジャムに逆転を許す。
最後は速攻から再逆転を狙うが体が限界を迎えてジャンプが出来ず、黒子にブロックされて敗北となった。


才能絶対主義…から

紫原がバスケを始めたキッカケは単純に体が大きかったから、しかし才能もずば抜けていたために、好きになるキッカケを持たずに今に至る。
向いているからやっているだけ、才能あるなら興味が無くてもいいとの思いから、逆に才能が無くとも頑張る姿にはどうしようもない苛立ちを覚え、それが直接各種言動や行動に繋がっている。
しかも彼の才能持ち基準はキセキレベルと非常にラインが高く、氷室すら及第点ギリギリで、「無冠の五将」である木吉に至っては論外。
「バスケは欠陥競技」という台詞は、それを最もよく表している。

しかし誠凛戦終盤には氷室の言葉に動かされたり、才能があろうともバスケが好きではないと入れない(逆も然り)ゾーンに突入するなど、明確な変化が表れた。
そして試合終了後、負けたからバスケを辞めると言いつつ顔を崩して泣く様は、紫原の変化を一コマで表現していると言える。

また、試合を観戦しているときは青峰ほどではないにしろよく喋っており、ミニバスから始めている故か、バスケの知識は割と豊富。

黒子との関係について

黒子とは青峰や黄瀬に比べ関係が薄いが、中学時から性格的な相性はよかった。
割と毒を吐く黒子と細かい事を気にしない紫原で噛み合っていたからだろうか*8
黒子にとって黄瀬はフツー、緑間はちょっと苦手、青峰はバスケ以外は合わないが、紫原は人としてはむしろ好きな部類だったらしい。
ただしバスケに関しては徹底した才能主義の紫原に対し努力が報われることを信じる黒子という正反対の価値観を持つため、その点ではお互い全く相容れず、それが原因で衝突することもあった。
紫原も「よくケンカした」と言っており、ファンブックでは黒子を苦手としている(逆に赤司と仲が良かったらしい)。

お菓子

無類のお菓子好きで、常に何かお菓子などを口にし、初登場時も初顔出し時もお菓子の袋を持参していた程。
好きな食べ物は某うまい棒らしき物、趣味は駄菓子屋巡りと筋金入りで座右の銘もズバリ「お菓子は正義」。
…座右の銘?

実際、洛山vs秀徳戦の観戦を面倒がっていたのに氷室のポテトチップスに釣られて観戦している。

釣り竿にお菓子をくくりつけてバスケ全国大会会場で垂らしておけば、2mを超える巨人が釣り上げられるかも知れない。
多分。





余談

紫原と書いて「むらさきばら」と読む苗字の人は作者が調べた限り存在しない。
ただ「キセキの世代」の苗字には訓読みの色を入れたかったので半ばムリヤリ入れたらしい。

実は音痴、だが別に彼のキャラソンがひどい出来であるとかそういうことではない。


追記と修正~?めんどくさいからよろしく~。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 黒子のバスケ
  • 怪力
  • キセキの世代
  • 自惚れ
  • 陽泉高校
  • バスケ部
  • 高校生
  • チート
  • 鈴村健一
  • お菓子は正義
  • 進撃の巨人
  • 破☆壊☆神
  • 〜ちん
  • 紫髪
  • パンがないならお菓子を食べればいいじゃなぁい!
  • 冨樫のお気に入りキャラ
  • 紫原に特殊な能力など必要ない
  • 意外と成績優秀
  • 大家族
  • 黒子のバスケボスキャラ
  • 大きな子供
  • まいう棒
  • 大食漢
  • センター(バスケ)
  • ゾーン
  • 身長2m越え
  • バスケは欠陥競技
  • パワーキャラ
  • 規格外の身体能力
  • 紫原敦
  • インフレについていったキャラ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月30日 19:25

*1 黒子は平均的で可もなく不可もなく、桃井は青峰が彼女のノートを見ただけで赤点を回避できるほどで、黒子はまだしも桃井は(家庭科以外)かなり成績が良い

*2 バスケのプレイで

*3 黒子だと黒ちん、氷室だと室ちん等

*4 右手指先から左手指先までの長さ

*5 これには誠凛はおろか陽泉メンバーすら驚愕していた

*6 あくまで誇張表現

*7 「読み合いが無意味」である木吉の後出しの権利を真っ向から打ち破ったのは紫原だけである

*8 緑間とは互いの性格上、当初関係が悪かったが、中2の全中決勝後はお菓子を分けるほどの仲になった

*9 本人曰く「勝率が低いからこそ、向こうも乗ってくるだろうし、下手な駆け引きとかがないからやりやすい」と、彼なりに考えた案であることが分かる

*10 逆に今まで才能任せでプレーしていたため、センターとしての技術は本職でない火神以下

*11 特に黒子は今まで見たことがないほどのガチギレ顔で、紫原も驚いていた