リトルバトル(ポケモン)

登録日:2017/05/05 Fri 00:00:00
更新日:2023/12/29 Fri 20:02:03
所要時間:約 40 分で読めます






さあ始まりました!ポケモントーナメント、リトルカップ!!

バトルを繰り広げるのはまだまだ未熟なポケモンばかりですが、

彼らは一体どのようなファイトを見せてくれるのでありましょうか!!




リトルバトルとはポケットモンスターシリーズの一部の作品で採用された試合ルール。
その名の通り、低レベルの未進化ポケモンのみで対戦するルールである。


■概要


  • 参加条件はメガシンカ以外の進化形が存在し、一度も進化していないレベル5以下のポケモンであること。
  • 固定ダメージ技である「ソニックブーム」「りゅうのいかり」は禁止技であり、選択すると必ず失敗する。
  • また、進化前ポケモンの耐久力を大幅に強化するしんかのきせき」の使用も禁止される。


■過去の変遷


ポケスタ金銀では「リトルカップ」、バトレボでは「サニーパークコロシアム」でリトルバトルが可能。
COM相手の勝ち抜き戦もあり、リトルカップは3戦目以降「いばる」「かげぶんしん」「メロメロ」「でんこうせっか」「めざめるパワー」と厄介な技のオンパレード。
裏リトル最終戦の相手は変化技は「タマゴうみ」「テクスチャー」程度で先制技も使わないが、種族値や火力、攻撃範囲等が優秀なアタッカー揃いでやはり手強い。
ただ、種族値・技共に強力なものを選べばレンタルポケモンのみでも意外と勝ち進むことは可能。
ストライクケーシィがその筆頭で、その他にゴマゾウ、エレキッド、ビリリダマワニノコ、ブビィ、ドードーオニスズメマンキー等も優秀な戦力となる。
「サニーパークコロシアム」の難易度はそこまで高くない。旧世代経験者であれば楽勝だろう。

恐らくポケスタ2やピカチュウ版のコロシアムに採用されたレベル20以下限定の「イエローカップ」を基に考案されたものと思われる。
なお、この2作品とDPtに採用された「ファンシーカップ」はレベル5以下で高さ2m・重さ20kg未満なら進化形が存在しないポケモンも出場できる。

ORASでは2015年5月14日~22日にのみ公式のWi-fi大会「リトルマッチ」が開催されていた。
この時は進化前でさえあれば対戦時に自動的にレベル5になるシステムだった。
従来よりも遥かに育成が楽になった上、レベルアップでしか習得できない技も使用可能に。
BWで登場した「しんかのきせき」の使用禁止が定められたのもこの時である。


■特徴


①育成の仕方
  • レベルアップでの技の習得がほぼ不可能のため、タマゴ技・教え技・わざマシン等をフル活用して技を揃える必要がある。
  • 性別不明のポケモンはタマゴ技を使用できないため、有用なレベル習得技を使えない場合がある。
  • できるだけレベルを上げず努力値を稼ぐために栄養ドリンクの使用や「がくしゅうそうち」による経験値分散が必要となる。

※「リトルマッチ」ではこれらの条件が当てはまらないため、通常と同じ感覚で育成が可能。

②ポケモンの傾向
進化することで能力の傾向が大きく変化したり覚える技が一気に増えるポケモンも多いため、進化後とはまた異なる戦略が必要となる。
  • 元は無進化だったが世代を跨いで進化形が登場したポケモンが強くなりやすい。特にストライクニューラが最強レベル。
  • どうしても活躍するのが難しかったり、他の劣化になってしまうポケモンも多い。特に序盤虫に顕著。
  • レベル5で戦う関係上、種族値の下一桁と個体値によって効率の良い努力値配分が異なり、種族値に多少の差があっても最終的な能力は同等になることがある。
  • 個体値がVの場合、下一桁がそれぞれ0→196振り、1→188、2→180、3→252、4→244、5→236、6→228、7→220、8→212、9→204が最も効率の良い振り方になる。
  • 素早さではそれぞれ100~95(実数値20)、91~83(19)、80~74(18)、72~63(17)、61~55(16)、50~43(15)、42~34(14)、32~23(13)、22~15(12)、10~5(11)の範囲内だと実質同速になる。
  • 火力の面では「ちからもち」「はりきり」「ふといホネ」等、特性専用の道具で攻撃力が強化されるポケモンが元・無進化組を上回る数値を誇る。
  • フォルムチェンジを活用できるポケモンがいない(姿が変わる種族もいるが、能力は同じ)

③道具の傾向
  • 最大HPが20前後のため、「きのみジュース」「オレンのみ」「ハートスイーツ」が強力。特に「がんじょう」「リサイクル」「かるわざ」持ち等と相性が良い。
  • 全体的に耐久力が低く交代受けもしづらいため「がんじょう」「きあいのタスキ」がかなり重要で、こだわりシリーズの制約が重い。
  • 「こだわりスカーフ」持ちは素早さ種族値42~34以上なら性格補正あり(21)で、50~43なら性格補正なし(22)でも91~83(28)を抜ける。55以上なら性格補正込みでストライクやニューラも抜ける。

④技の傾向
  • パワフルなポケモンが少ないためか、「じしん」「ばかぢから」「ストーンエッジ」「きあいだま」等の使い手が少ない。
  • はかいこうせん」「ギガインパクト」等の使い手も後付けで進化したポケモンを除けばごく少数。
  • 体重が重いポケモンが少なく、「けたぐり」「くさむすび」「ジャイロボール」「ヘビーボンバー」等が使いづらい。
  • トップメタに刺さるポケモンが多いため、本家以上にほのおいわタイプのポケモンや技の需要が高い。
  • 持ち物への依存度が高くメガシンカも存在しないため、「はたきおとす」「トリック」「すりかえ」もさらに強力になる。
  • 同じく「オレンのみ」「きあいのタスキ」等の対策やトップメタとの相性から「ステルスロック」の需要もさらに上がる。

ゴーストタイプが異常に強い「ゆびをふる」対戦同様、ある意味本家以上に上位陣が固まりやすい部分がある。


●後の世代で進化前が登場したポケモン
ピカチュウピッピプリンエビワラーサワムラー、ラッキー、バリヤードルージュラ、エレブー、ブーバー、カビゴン
マリルウソッキーソーナンスマンタイン、ロゼリア、チリーン


■ポケモン考察


※進化後に変化する特性は太字で表記。
 分岐進化や中間形態のみ変わる場合も含む。

第七世代以前の考察は最新の環境にそぐわなくなった記述が残っていることをご理解の上お読みください。












追記・修正は未進化ポケモンを使いこなしてからお願いします。

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最終更新:2023年12月29日 20:02