ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王

登録日:2017/04/27 Thu 06:25:52
更新日:2024/03/06 Wed 23:57:15
所要時間:約 19 分で読めます






少年は力を、少女は神を信じた。


交叉するふたりの運命が、バレンシア大陸にこだまする。




概要

『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』とは2017年4月20日に発売されたニンテンドー3DS専用ソフト。
子安ダイレクト……もとい『ファイアーエムブレム Direct』にて前触れもなく発表され、その3ヵ月後に発売された。
ファイアーエムブレム外伝』のリメイク作品であり、リメイクは2010年7月15日に発売された『新・紋章の謎』以来となる。

キャラデザは『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』等のライトノベル作品、
『アトリエシリーズ』の黄昏シリーズ3作など様々なジャンルで活躍している左氏。
本編近作のコザキユースケ氏とはまた違った方向で「今時のイラストレーター」の起用となっている。
アニメーションパートはスタジオカラーが制作している。

外伝自体がシリーズの中で異色作であり、それをほぼ忠実に再現しつつも現代風にアレンジしている。

外伝はファミコン用ゲームという事と、メインシナリオが一直線という事もあって、
シナリオはそれほど濃くはないのだが、本作は原作のシナリオを補完しつつ違和感が少ない作りになっている。
またそれに伴って新キャラが追加されている。
この為、シナリオの齟齬を防ぐために一部のキャラクターはロストしても死亡扱いにならない。

他にも多々設定改変もあって、例えば外伝はアカネイア暦600年前後での話なのに、本作ではバレンシア暦400年前後の話になっている。
時系列がズレた事でマルスの話の200年前になったのかというと、三姉妹がいるのでそういう訳でもなく、純粋に数字を変えただけのようだ。
この微妙な設定変更に何の意味があるのかは今のところ不明。


主題歌は辻横由佳の「アルカディアの継ぎびと」。


あらすじ

バレンシア大陸を二分する、北のリゲル帝国と南のソフィア王国。
異なる神を崇める両国の、長きにわたる均衛は崩れようとしていた。
大陸全土を覆う戦乱の波を前に、少年アルムと少女セリカは、平和を求めて立ち上がる。


登場人物

アルム軍

アルム

CV:花江夏樹
主人公その1。今回はパッケージでもゲーム中でも緑髪で統一。一人称も「僕」のみに統合された。
ラムの村で祖父のマイセンと修行に明け暮れる日々を過ごすものの、本人はこんな生活を止めて人々の役にたつために世界に飛び出したいという願望を持つ。
そんな時にルカからソフィア王が暗殺された事とリゲル帝国の侵略を知り、解放軍に参加する。
ついに専用武器・神剣ファルシオンの謎が明かされる。
余談だが、原作とは異なり左利きという設定に変更されている。

ルカ

CV:櫻井孝宏
ソフィア王国の英雄・マイセンを解放軍に勧誘するために来た解放軍の兵士。
辺境貴族の次男坊で、兄との仲は良くないらしい。
穏やかで柔和な表情をした優男で、CV櫻井という事もあって胡散臭さを出しているが、別に裏切りとかはない。
ないのだが、時折シビアな面を垣間見せることも。

グレイ

CV:谷山紀章、下田レイ(幼少期)
ラムの村の村人でアルムの幼なじみ。商家の息子。
原作とは大きく外見が変わった方で、褐色の肌で飄々とした性格をしている。
外伝同様クレアの事を好いており、支援会話ではアプローチを試みる場面も。

ロビン

CV:阿部敦、北原沙弥香(幼少期)
グレイと同じくラムの村の村人でアルムの幼なじみ。グレイとは親友。
家族がたくさんおり給金目当てで解放軍に参加する。
実直で素直な好青年だが、空気が読めず損をすることもあるようだ。
グレイ同様クレアに恋をし、彼を恋敵と認識しているが、恋愛よりは友情優先らしい。
また、仲間と距離を取りがちなクリフにも積極的に声掛けするなど、総じて友情に篤い性格。

クリフ

CV:斎賀みつき
上記二人と同じくアルムの幼なじみ。
しかし二人とは違い任意加入なためメインストーリーに関与しない。
テンションが高い友人たちに比べ冷めた性格をしている。
外の世界に対する関心を口実にアルム達と行動を共にするが、真意は別のところにあるようだ。
小説ではシルクの異父弟だったので何かあるかと思いきや、そこは拾われなかったようで支援すらなかった。

エフィ

CV:種﨑敦美
同じくアルムの幼なじみで彼に尋常じゃない片想いをしている。クリフと同じく任意加入。
本作で追加された新キャラで早くから情報が公開されたが、
外伝はアルムとセリカのラブストーリーであったため、発表された時点で負けヒロインとしてお察しされた。

シルク

CV:いのくちゆか
マイセンに会いに行く途中で盗賊に捕まってしまったミラ教のシスター
アルムに助けられ、『ミラの歯車』をアルムに託す。
母と共に大陸を放浪した経験から、見た目に似合わずたくましいところもある。
小説ではクリフの異父姉だが前述の通り支援なし、あとアルムとも支援はない。

クレア

CV:遠藤綾
ソフィア解放軍メンバーのペガサスナイトであり、クレーベの妹。
外伝では「本当にクレーベの妹か……?」と言った感じの見た目だったが、今回は同じ金髪に。
本作ではTHE・高貴なお嬢様な感じの性格に。しかし別に悪気はなく、庶民に対しても友好的。

クレーベ

CV:神谷浩史
ソフィア解放軍リーダーのソシアルナイト。自身の統率力に限界を感じ、その地位をアルムに譲渡する。
王国一(笑)な能力でハードモードでは敵のモブソシアルナイトと大差ないなど、何故マチルダと互角扱いされてるのか疑問符がつく。
大陸一(笑)のようにフォローもされず、戦闘面の不遇は相変わらずであった。
その分ストーリー面では出番が大幅に増加し、彼もまたアルムたちとともに成長していく形となっている。

フォルス

CV:相楽信頼
熱血漢なソフィア解放軍のソルジャー
学者の息子だからか、妙に語彙が豊富。
口調と青臭い性格から青年貴族っぽいが、れっきとした庶民。
パイソンとは幼馴染で親友。

パイソン

CV:川田紳司
気怠げなソフィア解放軍のアーチャー。大工の息子。
斜に構え、冷めた目線でモノを見るが、仕事に対しては真面目らしい。
解放軍には珍しく平民視点の意見を率直にぶつける貴重な人材。
真逆の性格のフォルスとは何だかんだでウマが合う。所謂凸凹コンビ。

マチルダ

CV:甲斐田裕子
ソフィア解放軍のパラディンでクレーベの恋人。
外見も性格も原作に比べて男勝りなものになった。
そのクレーベラブっぷりは原作以上であり、とにもかくにも彼を持ち上げる。
初期値からしてハードモードの敵のモブパラディンを一回り上回る力を持っており、原作と同じく即戦力になる女傑。

リュート

CV:梯篤司
ソフィア辺境の村の魔道士
原作では生足魔道士の系譜だったが、今作では切れ者な感じのイケメン魔道士に。
しかし、その実態は魔法第一の生活を送ってきたコミュ障な青年。が友達だと平然と言ってのける。
妹に対しては過保護だが、当の本人からは「自分の心配を先にしたら?」と言われる残念なイケメン。

デューテ

CV:鈴木絵理
リュートの妹の魔道士。
初期値・成長率ともに、相も変らぬ兄より優れた妹っぷりを発揮する。
原作から美少女妹キャラという感じの雰囲気はあったが、八重歯にボクっ娘、年の割にムチムチな太腿丸出しなあざといキャラに仕上がった。
自分に対して説教をかましてくるリュートを煙たがってはいるものの、褒められて大喜びするあたり何だかんだでお兄ちゃん娘である。

ジーク

CV:井上和彦
記憶を失っているカ……謎の人物。
皇帝ルドルフに忠誠を誓うが、ソフィアとの戦争には懐疑的。
後日談ではティータが死んでいる場合のみ、アカネイア大陸に行った事になっている……え?
逆にティータの後日談では二人とも生存している状態でも、ジークはアカネイアに行って帰って来た事が暗に示されている。どっちやねん。

ティータ

CV:田村奈央
ドーマ教のシスター。
重症を負いながら隣のアカネイア大陸から流れついたカ……謎の青年を看病していた心優しい女性。
看病している内に心が通じ合い恋人同士になっており、ジークが記憶を取り戻すのを恐れている。
なお、結構なうっかり屋さんである。
ジークが死亡時の後日談では、悲しみに明け暮れている所を慰めてくれた男性と結婚する。

マイセン

CV:中博史
アルムの育ての親。今作ではアルムだけでなく男村人トリオにも戦いの術を教えていたようだ。
実際にラムの村には3人の修行の痕跡が見られ、彼らのクラスチェンジ先の指標にもなっている。
序章はじいさんがいないと話にならない。

セリカ軍

セリカ

CV:東山奈央
主人公その2。ミラ教の神官でソフィア王家の唯一の生き残り。仲が良かった兄がいたんだとか……。
リゲル軍の侵略とミラの加護の弱まりを憂い、ミラに会いに行く事で事態の解決を図ろうとする。
ミラの神殿という目的地がありながら、人助けのために寄り道を繰り返し、戦いに挑むその姿は神より力を信じていると言われても違和感はない。
なお東山氏は外伝の発売3日前に生まれている。
OPムービーで見せた不吉なシーンに多くのファンは某聖王の姿を重ねたとか重ねてないとか。

ボーイ

CV:佐々木拓真
ノーヴァ島の修道院で働く魔道士であり、セリカが王族だと知っている数少ない人物。
人と戦う覚悟こそ決まっているが、一方で魔物は大の苦手。墓場では一転して頼りなくなる。
メイとは喧嘩友達であり、原作ではメイが死んでいないと自分の気持ちに気付けなかったが、今回は結婚にまで行き着く。
今作でも堅く遅い性能は相変わらず。

メイ

CV:稲川英里
ボーイと同じくノーヴァ島の修道院で働く魔道士であり、才能は彼より上。
人と戦うための修行を積んでいたが実際に戦う事になって驚いている……が、驚いているだけで別に抵抗はない。
ボーイとは喧嘩友達だが実は密かに想いを寄せている。
なお原作でのメイにとってボーイは本当にただの喧嘩友達であり、ボーイが死んでも少しショックを受けるだけで済む。
本作ではメイの方が好いているという設定になったので、ボーイに先立たれると塞ぎ込む。

ジェニー

CV:堀中優希
セリカ達と同じ教会のシスター。任意加入なので物語には影響しない。
今時珍しいくらいあざとさを凝縮した子。ただし、子供の頃「化粧の濃い美人のお母さん」に捨てられたため、
その言動に計算など一切なく、親がいない反動で甘えん坊になった可能性が高い。
原作での後日談ではみんなが驚くような人と結婚したとなっていたが、それは本作でもそのままだった。
そのため誰と結婚したのかは不明。ちなみに上記の親に関するトラウマのせいか、タイプは「年上で頼りになる人」。

セーバー

CV:子安武人
元リゲル帝国の軍人で、現在は傭兵
セリカにミラの神殿まで『黄金の短剣』と引き換えに雇われたが、なんだかんだセリカ御一行の保護者として最後まで同行する。
なお報酬として貰った短剣は酷いと即座にセリカに取り上げられ、魚とかに交換されてしまう。
そうでなくとも『黄金の短剣』は錬成するとセリカ専用の『宝剣ソフィア』になってしまうため、実質タダ働き。
今作の子安剣士ポジだが、これまでのキャラと違い顔はコワモテでキルソードも持っていない。
後日談では原作同様に美人と結婚するのは変わりはない。
昔からジェニーの結婚相手説は根強いが、ジェニーが戦死しても誰かと結婚するという結末は外伝の頃から変わってもいない。
これはジェニー側にも言える為、謎は深まるばかり。

バルボ

CV:藤原貴弘
家族を殺された復讐のために海賊に挑む漢。豪放磊落な頼れる兄貴。
復讐を果たした後は気持ちを切り替え、セリカへの恩返しも兼ねて戦いに参加する。
ついにパッケージから外されてしまった……いや、
そもそも何故原作で、あたかも主人公のようにパッケージにいたのか分からないのだが。

カムイ

CV:松田修平
バルボに雇われたお供その1。遠国よりやってきた流れの傭兵。
移住民族の生まれであるようで、自由を愛し、束縛を嫌う。
当時最新作の主人公と名前が被っているため名称変更が危ぶまれたが、何事もなくそのままの名前で登場しファンは安堵した。

レオ

CV:高橋孝治
バルボを兄貴と慕うお供その2。
原作ではごく普通のキャラだったがまさかのオネエに。
思ったことは隠さず口に出すが、嘘はつけない性分であるらしい。

パオラ

CV:種田梨沙
元祖ペガサス三姉妹の長女。末っ子を探してバレンシア大陸へ。
本作ではトライアングルアタックが実に7年ぶりに復活する。
後日談は……気になるなら新・紋章の謎を買ってね!

カチュア

CV:生天目仁美
ペガサス三姉妹の次女。
エストを追って来たのだが、マルスシーダと婚約したばかりなためか、非常に憂いをおびた表情をしている。
後日談は……気になるなら新・紋章の謎を(ry

エスト

CV:村川梨衣
またしても敵に捕まってしまった三姉妹の三女。
暗黒戦争が終わったばかりなのだが、既に騎士団をやめて恋人のアベルと店を始めているようだ。
長女のパオラが誰かに好意を持っている事に気付き始めている。
後日談は……気になるなら新・紋章(ry

アトラス

CV:櫻井トオル
ギースにさらわれた家族を助けるため加入した村人。
初期パラメーターからして力が突出しており、イラストもそれを反映した褐色のガチムチ体型。
口調が荒くならず者っぽいが根は純朴で善良な田舎青年。
顔は素性が真逆な黒いサザンクロスに似ている。

ジェシー

CV:四宮豪
ケツ顎でアメリカンな顔の傭兵。
軽薄で女ったらしな性格でギースにさらわれたエストの救出に向かうも、
返り討ちに遭い自分も監禁されることになってしまい、そこをセリカに助けられ仲間になる。
エンディングではギースが支配していた領域を引き継ぎ傭兵王国を作る。

ディーン

CV:最上嗣生
ギース打倒の道中でソニアと選択制で仲間になる剣士。ポルナレフヘアーから陰のあるイケメンに。
相変わらずソニアの方が即戦力になるわ剣士はもう十分だわで、相変わらずお前は選ばれなかった……な不遇の男。
ドーマとの決戦時に「恐怖と力が支配する世界、ちょっと興味ある(意訳)」と呟くなど、どことなくダークな雰囲気を醸し出すように。

ソニア

CV:下田レイ
同じくギース打倒の道中で選択制で仲間になる魔道士。
本作のエロ担当とも言えるキャラで、深いスリットの入ったロングスカート、
前を大きく開けて巨乳を強調する衣装、化粧の濃い美人と、正に年上系女魔道士(魔女)の典型例な外見をしている。
ジェニーからは自分を捨てた母親に似てるからと避けられるが、最終的に親にトラウマがある同士で意気投合する。

ノーマ

CV:稲葉実
ノーヴァ島修道院の最高司祭。
外伝ではセリカ軍最後の参入だったが、今回はもう一人後に仲間になるキャラがいる。
お茶目属性がくっついた結果、外伝の尤もな理由での参戦と違い 単純にミラ神殿で迷っていたから と言う何とも言えない理由で仲間になる。
いやいかんでしょノーマ様…。

▲その他

仮面の騎士

CV:佐藤拓也
本作の追加キャラで、怪しげな仮面をつけた怪しい人物。
中の人は本作でよく話題になるアベルを演じている(♯FE以降)。
窮地に陥ったセリカを助けたりリーダーとしての役割を説いたり、何かとセリカをサポートする。
謎の仮面騎士……一体何者なんだ……。

ベルクト

CV:鈴木達央
本作の追加キャラ。ルドルフ皇帝の甥。
身分の差を絶対のものと考える貴族主義者であり、皇帝の座を求め何度もアルムと戦う。
中の人は本作発売の少し前に配信された『ヒーローズ』の主人公・アルフォンスも演じている。
いろんな意味で今作最大級の敗北者。

リネア

CV:山村響
本作の追加キャラ。
ベルクトの婚約者であり彼を慕っている。
皇帝の座を望むベルクトとは対照的に戦いを好まないおとなしい性格で、身分などなくても彼と一緒にいられればいいと考えている。

フェルナン

CV:野島健児
本作の追加キャラ。
クレーべ、クレアとは古くからの知り合いで、兄弟のように育った。
元々は解放軍でクレーべとともに戦っていたが、平民の出であるアルムをリーダーに据えられたことで袂を分かつこととなる。
その後、ベルクトの貴族主義に共感して彼に仕えることとなる。
飢饉によって一揆を起こした平民に家族を奪われた過去を持ち、平民を異常なほどに嫌悪しているのはそのため。
敵対後に持ってくるのが何故かパン→はちみつである為、ファンからの愛称(蔑称?)は「はちみつパン」。

ルドルフ

CV:菅生隆之
リゲル帝国の第4代皇帝。
リゲル帝国に襲った大飢饉の際にソフィアに援助を求めたが、余裕があるにもかかわらず断られたため、侵略を開始した。
そのためにミラを封印している。

ドゼー

CV:四宮豪
ソフィア王国の宰相。
リゲルに襲った飢饉の際に援助をするなと国王に進言した外道。
その後リゲル帝国の侵略を機にクーデターを起こし王族を皆殺しにして王の跡継ぎを消す。
リゲル帝国と手を結び、リゲルの手が王都の喉元に来た段階で国王を暗殺した。

スレイダー

CV:河田吉正
外伝ではソフィア城下のポッと出のボス敵だった彼が、まさかの出番大幅増強。
いかにもな腐敗貴族といった感じになっており、ドゼーに対しても面従腹背の態度で接している。
終盤のあるマップで再登場、小物じみた言動で襲い掛かってくる。

ヌイババ

CV:北西純子
リゲル帝国の魔女。
外伝では男性キャラだったが、本作ではなんと女性化
如何にも妖艶な美女となり、旧作プレイヤーを驚かせた。
悪徳将軍ジェロームと結託し、ティータを人質にして領民を圧政で苦しめている。

ジュダ

CV:田久保修平
ドーマ教団の司祭。本作の黒幕。
本作ではドーマが正気を失い狂っていることを承知の上で崇拝している。
旧作では「4の倍数のターンのみ攻撃が通る」という仕様だったが、本作では「4の倍数回目の攻撃のみ通る」という仕様になっている。
そのためジュダ撃破の際は最低でも3回は時間を稼ぐ必要がある。
ソニアの父親でもあり、第4章で交戦させると専用の会話が発生する。

大地母神ミラ

CV:榊原良子
ドーマの妹であり、バレンシア大陸に恵みを齎している。
紋章の謎が発売されて以降、この兄妹ファルシオンで封印されていたし竜族なのでは?と言われ続けて20数年、ついに神竜族であると判明した。
本作では原作とは少し異なり、アカネイア大陸の竜と同じく退化の現象で知性を蝕まれており、ソフィアの民が堕落してもなお恵みを与え続けていた。

邪神ドーマ

CV:銀河万丈
本当の名前は神竜ドーマといい、力こそがパワーの兄神。
自分達が正気を失った時に備えて神竜王ナーガからファルシオンを貰っている。
ミラと異なり完全に知性を失いかけており、アルムがファルシオンで再封印する事でようやく正気を取り戻す。
アルムにバレンシアの統一と統治を託して再び眠りにつくが、アルムが作った王朝は1000年は持つが、それ以降再びバラバラになってしまう事を知る事はない。

造られたもの

古の時代に神竜ナーガが命を落とした場所、古代都市テーベの地下都市の奥深くに住んでいる邪悪な存在。
そのものは悪魔のような錬金術師が己と神竜の血を取り組み創り出された人造竜であり、人知を超えた存在……の幼体。

エマ

CV:鈴木絵理
DLC「迷子の少女と風来坊」をプレイすると加入する。
もともとはTCG『サイファ』のキャラ。以降の3人も同様。

ランド

CV:小西克幸
DLC「迷子の少女と風来坊」をプレイすると加入する。

ユズ

CV:木村珠莉
DLC「闇の聖女と剣豪少女」をプレイすると加入する。

シェイド

CV:山村響
DLC「闇の聖女と剣豪少女」をプレイすると加入する。


システム

SRPG面

暗黒竜や紋章の謎と違ってゲームシステム自体に大きな変更はなく、
モード・難度の選択と、リメイク前に猛威を振るった弓やワープにマイナス補正が入ったくらい。
クラス・プレイアブルの武器種としての斧の追加、三すくみは導入されておらず覚える魔法は原作のまま。
ゲームバランスを崩壊させかねない村人ループまでそのままなことは原作を知る層からは驚かれることになった。
後述の通り支援も導入されたため、幾分かプレイヤーに有利なバランスになったと言えるかもしれない。

ミラの歯車

上記SRPG面に含まれる内容ではあるが、本作の大きな追加要素でありその他システム面にも影響するため別途解説する。
戦闘中コマンドとして表示され、使用することにより時を巻き戻して行動をやり直すことができる。
ただしレベルアップ時の成長能力は戦闘開始と同時に乱数が固定されるため、吟味し放題だぜヒャッホイ!と喜び勇んだプレイヤーを落胆させることとなった。
近年キャラロストについては優しくなったFEも成長要素を緩和させる気はまだないようだ。
使用回数もあり回復させるには、MAP上では戦闘終了、
ダンジョン内ではダンジョンクリア・ミラの神像にお供えをする、小さな歯車を使用するという条件がある。
戦闘以外では建物パートで取得した過去の欠片から各キャラクターの過去を閲覧できたり、支援会話を見返すこともできる。

フルボイス

これまでのシリーズでは声はついてもせいぜいパートボイスだったのだが、本作ではついに日常シーンでも声がついた。
そのため主要キャラからモブまで声優がついている……のだが、依頼をしてくるモブだけは声がついていない。
また本作ではキャスティングを賢プロダクションに一任したのか、声優陣は賢プロダクション所属が多い。

支援会話

特定のユニットが決められたキャラ周辺で敵と戦うと友好度が上がり、会話出来るようになる。
覚醒などが日常の一幕が展開されていたのに対し、今回は戦場で会話をしている事が強調されている。
婚活ゲーと呼ばれているほどの支援が充実していた覚醒などに比べ、支援会話が発生する組み合わせは非常に少なく、内容もあっさりしているものが多い。

探索パート

本作の一番大きな変更点。
原作では当時のファミコンRPG風の簡素なマップで宝箱を漁るくらいしか探索要素もなかったのだが、
ハードの進化により今風の3DRPGのように割とリアルなスケールのダンジョンを冒険できるようになった。
アクションゲーム的要素もあり、ダッシュやダッシュ攻撃もできたり、宝箱だけでなく草や箱・壺を破壊してもアイテムが得られるようになっている。
原作では特定の部屋に移動すると即開戦だったが、本作ではシンボルエンカウントになっている。
接敵の際に攻撃をすると若干有利な状況で戦闘を開始できるという、幻影異聞録♯FEっぽい要素もある。
聖戦・覚醒・ifがときめきエムブレム兼ダビスタエムブレムなら、本作はさながら紋章の伝説というところか。


余談

タイトル画面でとあるコマンドを入力すると、エクストラにサウンドテストが出現する。
これは原作でもあった隠し要素となっている。




追記・修正は力と愛の両方を持っている方がお願いします。

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最終更新:2024年03月06日 23:57