土方歳三(Fate)

登録日:2017/04/15 (土) 00:37:20
更新日:2024/03/18 Mon 17:26:32
所要時間:約 17 分で読めます




俺がいる限り

ここが――――新選組だ



Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント
クラスはバーサーカー


イラスト:余湖裕輝
CV.星野貴紀

身長:187cm
体重:75kg
出典:史実
地域:日本
属性:秩序・悪

◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
C C C E D C+


◆クラス別スキル
狂化:D+
己こそが新選組。ただ一人であろうとも、己さえあれば新選組は不滅、という強烈な自負心が彼を狂わせた。
始まりの一人にして最後の一人となった、孤高の新選組。

◆保有スキル
戦場の鬼:B
個人の武勇により自陣営を奮起させるスキル。本来の能力を超えて自身や率いる軍勢を強化する。
彼の鬼人のごとき戦いぶりは、時に味方にすら恐れられた。

仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。

軍略:D
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

局中法度:EX
一、士道ニ背キ間敷事
一、局ヲ脱スルコトヲ不許
一、勝手ニ金策致不可
一、勝手ニ訴訟取扱不可
一、私ノ闘争ノ不許
自身に強制的な束縛をかけるスキル。
禁を破るごとにダメージを負うが、引き換えにステータスが向上していく。禁の全てを破ると行動不能になる。
本来、新選組隊士としては破ることは許されない法度を破ることによって段階的に狂化が進行する。
武士の矜持を捨ててでも新選組たらんとする彼の覚悟と狂気の顕れ。


宝具
○『不滅の誠(しんせんぐみ)
ランク:C+ 種別:対人宝具


新選組――出るぞ!

抜刀、突撃……! ウォォォォォアアアアアアアッ!!

誠の旗は……不滅だ! 斬れ! 進め! 斬れ! 進めぇっ!

俺がぁ!『不滅の誠(しん・せん・ぐみ)』だあああああ!!


己こそが、己だけが、己ある限り、誠の旗は不滅。
彼の強烈な自負と狂気がおりなす宝具。
発動中は肉体の損傷による身体能力の劣化を一時的に無効化し、
相手を屠るまであらゆる手段を使い戦闘を継続することが可能。
しかし効果時間終了時に貯め込んだダメージが一気に噴き出す諸刃の剣。

剣豪ひしめく新選組の隊士をして、「土方には負けずとも勝てる気はしない」といわしめた戦鬼・土方歳三の修羅の剣。
そのあり様はまさに戦い続けた彼の生涯の再現であり、発動時には彼の周囲は銃弾飛び交い号砲轟く戦場と化す。
多人数召喚による対軍宝具の様相を呈するが本質はまったく異なる。
そのすべてが「今も新選組はここにある」という彼の狂気の顕現。
傍目には固有結界に似た現象だが、法則の支配などは行われていない様子。

ゲーム中では、発動すると暗転し土煙が舞い銃弾が飛び交う中抜刀、
鬼のような形相で目からオーラを放ち、咆哮を上げながら敵に向かって突撃
飛びかかりつつ袈裟懸けに斬りつけた後に斬り上げ、至近距離でライフル銃から多段ヒットする極太ビームを放って〆。ビームナンデ!?
自らのHPが少なければ少ないほど火力が上がるという性能になっている。


【真名】

幕末の京都を中心に活動した治安組織、新撰組の副長『土方歳三』。
隊内に絶対の規律を布き、「鬼の副長」として恐れられた。

元々は武蔵国の豪農の息子だったが、幼いころから「バラガキ」と呼ばれた暴れん坊であったという。
武士に憧れていた土方は行商をしながら各地の剣術道場で腕を磨き、姉が嫁いでいた佐藤彦五郎の道場で彦五郎と義兄弟の契りを結んでいた近藤勇と出会った。
そして土方も近藤の流派であった天念理心流に入門し、共に腕を磨いた。ちなみに沖田総司や永倉新八ともこの頃からの付き合い。

1863年、試衛館の仲間と共に将軍・徳川家茂警護の為の浪士組に応募し、京都へ赴く。
しかし浪士組を結成した清川八郎の目的は浪士組を勤王勢力として取り込む事であり、
それを知った近藤一派や芹沢一派は浪士組と袂を分かち、あくまでも将軍警護の為に京都に残り、会津藩の預かりとして新たに「壬生浪士組」を結成。
そして八月十八日の政変での働きを認められ、新たな隊名として「新選組」の名を拝命したのである。

土方は新選組内において「局中法度」を布き、隊士にこれを遵守させ、規律を破った者は切腹に処した。
この厳格な法度により、新選組の隊士の死因は切腹が最も多かったと言われている。

しかし1867年、徳川慶喜が将軍を辞し大政奉還。王政復古の大号令が発されるに至り、幕府は事実上崩壊。
勃発した戊辰戦争において新選組は旧幕府軍として参加していたが、鳥羽・伏見の戦いで敗れ、江戸に落ち延びる。
大砲や鉄砲の重要性を痛感した土方は、近藤と共に偽名を使って追手をかわしつつ、生き残った隊士たちをまとめ上げた上で砲術などの訓練を行うが、
ついに新政府軍から素性を疑われ、近藤に偽名のまま出頭してもらい、自身は隊士たちと脱出。
その後、勝海舟に近藤の助命を直談判する等、近藤を生かすべく奔走するも実らず、近藤はその素性が露見し斬首に処されてしまう。

土方はその後も江戸から宇都宮、会津を経て榎本武揚率いる脱走艦隊に合流、箱館(現函館)入りし、箱館政庁の陸軍奉行並に就任。
ここでの土方は既に死期を悟った故か、兵士たちの士気を上げるためか、『鬼の副長』の頃の厳しさを見せることなく、
むしろ頻繁に食事に誘ったり、酒をふるまったり、相談に乗ったりと優しい上官となり、母のように慕われていたと残されている。

戦闘では優れた指揮能力を発揮し、二股口の戦いでは二倍の兵力を持つ新政府軍を相手に有利に戦況を進め、防衛に成功するも、
土方の率いる軍の突破をあきらめた新政府軍が他の要所を攻め、突破したことで土方はやむなく後退。
続く五稜郭での戦いでは前線で鬼のような戦いぶりを見せたが、乱戦の中で銃弾を受け、壮絶な討ち死にを遂げた。


【性格】

サーヴァントとしてのクラスはバーサーカーだが、土方は普通に喋るし、戦術家としての理性的な面も残している。
一見すると狂戦士には見えないが、彼の狂気は別のところにある。

土方歳三の狂気は「まだ新選組は終わっていない」という信念にある。
例えば沖田は新選組の終わりを受け入れ、その上で「今度こそ最後まで戦いたい」という願いを抱いている。
彼女の中ではかつての戦いはもう終わった事なのである。

しかし土方にとって戦いはまだ終わってはいない。
「まだだ。まだこれからだ。俺がいる限り、ここが新選組だ。俺がいる限り、まだ何も終わってはいない」
土方は本気でそう信じ、「勝つ」ために戦っている。
その為、自分を召喚したマスターが戦うことを諦めた時、士道不覚悟として即座に斬り捨てる腹積もりでいる。
狂気が発露すると目の瞳孔が消え、白目を剥いた鬼のような相貌に変貌する。
ランクはD+と低いはずなのだが、狂化の方向性自体はむしろきよひーやら頼光といったEX組に近い。

そしてその狂気によって黄金の英雄王に届きかねないレベルで自我を強固なものへと昇華させており、
『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 極東魔神戦線1945』では、彼自身の自我によって聖杯からの支配を跳ね除けるというさり気なくとんでもない事をやらかしている。

装備は函館戦争の頃のものとなっており、手には刀とライフル銃を携え、腰から下げたホルスターには拳銃が納められている。
元々色んな流派を回って鍛えた喧嘩殺法を得意としていたためか、戦い方は非常に荒々しい。
生前も勝つためならばどんなものでも活用するという信条の元、刀に拘ることなく洋式装備を取り入れていたとされ、
それはFGOでもノブ選組を全く気にせず使うという所に現れている。

第3再臨では黒い和装姿になる。恐らくは新撰組の制服が元。*1
ちなみに沖田が着ている浅葱の羽織は持ってはいるが、もう纏う事はないとの事。

先述した通り沖田とは試衛館の頃からの付き合いで、道場ではよく泣かされていた(沖田談)らしい。
剣の腕に関しては「勝てない」と認めており、「あれは剣じゃなく何か別の物だ」とまで語っている。
付き合いが長いため、沖田からは気安く接されている。
ちなみに新選組で土方に気軽に話しかけていたのは沖田だけだったらしく、ちょっと寂しかったらしい。

沖田の面影を持つ沖田ちゃんのことも気にかけているらしく、『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では彼なりに優しくしており、
マイルーム会話でも、土方からの対応台詞はないが、沖田ちゃんからは「優しいやつ」と称されており、
(おそらく)「どちらかというと怖くない?」とマスターに聞かれても不思議そうに「まるで怖くないぞ」と返すほど懐かれている。
土方からすればもう一人の妹分みたいなものなのかもしれないが、その後に追加されたパッションリップの幕間で見事なおっぱい星人ぶりを見せた*2せいで、
「沖田ちゃんに優しいのは(本人より育ってる)おっぱいのせいじゃね?」という風評被害(?)がマスター間でささやかれるようになってしまった。

局中法度を始め、新選組の裏の部分に多く関わっており、捕えた者を過酷な拷問にかけていたと言われる。
その為、拷問の女王ことカーミラに拷問の技比べを持ちかけたりもする。
いったい誰を拷問にかけようというのか。
なお経験値曰く高ランク拷問スキル持ちとのことだが、ゲーム中ではスキルとしては使えない。防御力減少スキルとアタッカーである彼の相性は悪くなかっただけに残念。

美形の伊達男であったため、色恋沙汰には事欠かなかったらしく、沖田からは「やりすぎ」と言われていた。
武蔵ちゃんを紹介されて「あれが武蔵とか冗談も休み休み言え」と吐き捨てたかと思えば急に考え直したりする。
何処を見て考え直したのか正直に言いなさい。
多分ヒドヅマニアとは凄く話が合う。
なお、美少女かつそれなりに立派なモノをお持ちの沖田さんも、武蔵ちゃんへの反応を見る限り守備範囲のはずだが、
上述の道場でのトラウマのせいか、長い付き合いのために互いを「異性」ではなく「家族」としか見れないのか、
二人の関係性は(FGOでは)甘酸っぱさの欠片もない、互いに遠慮のない兄妹じみたものになっている。

好きなものは沢庵。樽で買ってくるくらい好き。史実では沢庵を刻んで湯漬けにしたものを好んだという。
新選組では財政難の時に湯漬けで沢庵ばっかり食べていたらしく、土方は「最高だ」と喜んでいたが、
一方の沖田さんは食べ過ぎて沢庵がちょっと苦手になってしまったそうな。

嫌いなものは言うまでもなく薩長。そして腰抜けの幕臣。
サッチョウ殺すべし、慈悲はない。
アイエエエエ!ミブロ!?ミブロナンデ!?

聖杯にかける願いは特になし。
曰く、「そんな与太話は信じない」との事。


彼のキャラクター設定の大半は世間一般のイメージ通り……というか小説『燃えよ剣』の土方のイメージそのまま。
『修羅の刻』『ドリフターズ』『ゴールデンカムイ』といった土方を描いた作品でもだいたいこんな感じの扱いであり、
バーサーカーとしての実装も割と納得という声も多い。
ルックスも現存する彼の肖像写真に近い。どっかの漫画家に似ているかは定かではない。


【ストーリー中での活躍】

イベントでは「ぐだぐだ明治維新」に登場。
昨今の織田幕府の在り方に疑問を持ち世を正す為出奔した正義のちびノブこと「ノブ選組」を率い、信勝率いる織田幕府と戦っていた。

そして再会した沖田と共に戦い抜き、金色魔太閤秀吉こと魔神柱アンドラスの残留思念を斬り捨てたが、
実は土方自身も魔神柱の側の英霊だったことが明らかになる。

といっても魔神柱と協力して沖田を騙していたわけではなく、
土方の「まだ終わらない」という叫びがアンドラスの死にたくないという願いを持つ者を招き寄せるという性質と噛みあった事で偶然召喚されていたのだった。
しかし、土方の強烈な信念をアンドラスは取り込むことが出来ず、「ぐだぐだ明治維新」の世界を構成する要素となりながら、
魔神柱の力を必要としない独立したはぐれサーヴァントとして存在していたのだった。
この世界における土方は死の直後に召喚されており、自分が死んだ事にも英霊になった事にも気が付いていない。
彼の中ではまだ何も終わってはいないのだ。

そして沖田との互いの『誠』を賭けた決戦の末、土方は敗れ、
沖田の『誠』を認めながらも、最後まで新選組の終わりを認めぬまま消滅していった。


そして闇へと消え去る中、自分が死んだ事を認め、己の『誠』より先にくたばった肉体の不甲斐なさに怒りを抱いたが、
病に倒れ、心折れていた沖田がかつての強さを取り戻したことを喜び、
これだけ愉快なものを見たならこのまま沈むのも悪くないと消滅を受け入れようとする。

しかし、その刹那にアンドラスと対話し、その最後の願いを託された事で再び闘争へと舞い戻る事を決断する。


……言われるまでもねえ。どんなに打ちのめされようが、俺は最後まで戦いを続ける阿呆だ

ああ、そうさ、新選組が歴史に勝つ事はないかもしれん。俺は最後まで壬生の狼のままだった

だが俺の……新選組の誠は倒れん。それがどんな戦場で、どんな地獄であろうとな

――――いいだろう。死人上等、狂戦士ご覧あれ


俺を呼ぶ声があるのなら、雄叫び挙げて殴りこんでやろうじゃねえか!


狂戦士の戦いは未だ終わらず。
その『誠』折れぬ限り、新選組に終わりはない。


2017年5月開催のイベント『深海電脳楽土SE.RA.PH』では中盤の鈴鹿御前戦において、彼女の体力を残り1ゲージまで削ると突然土方のシャドウサーヴァントが出現する。
当該イベントのサーヴァント戦でこのような増援は後にも先にも例がなく、シナリオで言及もされないためどういった存在なのかは不明。

2018年開催イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 極東魔神戦線1945』では帝都のバーサーカーとして召喚される。
……が、聖杯からの支配を跳ね除けるわ、目を赤く爛々と輝かせて襲撃を繰り返しているわとやりたい放題。セリフでは主人公との面識がある様子だったため、少なくとも『明治維新』の記憶を持ち越している事がうかがえる。


【ゲームキャラとしての性能】

イベントに際して限定召喚に実装された星5のバーサーカー。毎度のことだが限定の星5鯖多すぎだろ
予告での紹介当初は「幕末のバーサーカー」と真名が伏せられていたものの、イベント開始と同時に開示されている。

カード構成はBuster×2、Quick×2、Arts×1。
通常のBuster3枚編成のバーサーカーとは異なり、宝具抜きでのバスターブレイブチェインは組めないが、
その分、バーサーカーの中ではそれなりのクリティカルスター発生率とNP効率を持つ。

性能としては清々しいまでに攻撃に特化したサーヴァントで、スキル構成も火力上昇に重きを置いている。
第1スキル「戦場の鬼」は3ターンの間味方全体のBusterカードの効果とスター発生率をアップ。
全体支援に加え持続時間が長いこともあり効果量はそれほど高くはないが、通常攻撃から宝具の強化まで使い勝手は良好。

第2スキル「仕切り直し」はランクが低くHP回復も焼け石に水……というか「局中法度」や宝具と回復の相性が悪いため、
レベル1のまま運用するかチャージターン短縮まで鍛えて積極的に使っていくかを予め決めておいたほうが良い。
「仕切り直し」のもう1つの効果であるステータス異常回復はいざ攻撃という時にATKダウン効果などを打ち消せるため、ここぞという時に役立つ。

第3スキル「局中法度」は3ターンの間自身のクリティカルスター集中率をアップさせ、HPが少ないほどクリティカル威力がアップする状態を付与、
さらに自分のHPを1000減少させるが、これはスキルと自身の宝具特性を考えると一概にデメリットとは言えない。
とはいえ、もともとクリティカルスターの集中率が低いバーサーカーのため、それを補うにはそれなりのスキルレベル上げが必要にある。
ちなみに「局中法度」を強化してもダメージ自体は上昇しない。低レベルだと集中率の補正が頼りにならないため、強化はある程度はしておくこと。

スキル強化素材にとんでもない量の「愚者の鎖」「魔術髄液」「無間の歯車」を要求してくるため、イベントで手に入る機会は逃さないようにしたい。

宝具『不滅の誠』はアン&メアリーと同様のオーバーチャージで威力のアップする自身のHPが少ないほど威力の高い超強力な攻撃であり、
低HP状態での前述した2つのスキルと宝具を組み合わせてのクリティカルBusterブレイブチェインはすさまじい火力を発揮する、一種のロマン砲と言えるかもしれない。
バーサーカーの低耐久を逆手に取って火力を稼げる反面、減らしすぎると事故の危険率も跳ね上がる。
最終WAVEのボスを容易く沈めることもあれば、運悪く攻撃が集中すると序盤の一般エネミーに落とされることもしばしば。
宝具強化済みだが、その強化内容は火力のみ。純粋にロマン砲度に磨きがかかった。

スキルで威力を伸ばしやすい反面、耐久面はほぼ皆無の紙装甲という極端振りであり、
スキル「仕切り直し」によってHP回復が可能だがランクはCとそこまで高くないので回復量は気休め程度、むしろ弱体解除がメインになるだろう。
ガッツ状態を付与する礼装でその辺りをカバーするか、毎ターンHPが減少する代わりに宝具火力を大きく強化する礼装「黒の聖杯」等でさらなるロマン火力を求めるかはお好みで。
2020年10月の強化クエストで「仕切り直し」が「凄烈たる道行き」に強化され、自前でガッツ確保可能となった。このガッツは重複すのでガッツ付与礼装を持たせていても使っていける。

ガッツ付与礼装ではNPのチャージ効果を持つ「白薔薇の姫」やATK補正がかかる「アルトリアの星」「二神三脚」あたりが有用。
ただしこれらはイベント限定礼装なので、絆礼装以外に恒常で入手できるものではレアプリズムで交換可能な「不夜の薔薇」か、ガッツの発動が確実ではない「死霊魔術」になる。
なお、ネロ祭り及びギル祭りが開催されると毎年ガッツ礼装が特効礼装として配布されるため、祭りのたびにエンジンパーツが増えることがしばしば話題となる。

相性のいいサーヴァントは当然ながらマーリン…と言いたいところなのだが、「英雄作成」の最大HPアップ効果が土方にとっては邪魔になるという厄介な点を抱える。

最も相性がいいのは陳宮。「軍師の本懐」で「英雄作成」とほぼ同じバフを与えながら、宝具で射出しガッツを発動することで能動的に低HP状態に持っていける。宝具チェインすれば土方の宝具火力はOCで更に上がるのでトンデモ火力を出せるようになる。陳宮にはターゲット集中もあるのでアフターケアもバッチリ。
この通称「陳撰組」は一発大火力コンボとして愛好家も多い。

+ 絆礼装ネタバレ
土方の絆Lvを10まで上げることで手に入る絆礼装「誓いの羽織」は、土方に装備することでガッツ状態とクリティカルダメージ+30%の付与効果を持つ。
ガッツで耐えてバスタークリティカルを叩き込むコンセプトの土方との相性は良い。
絆礼装共通でステータスの補正値が低く通常ダメージは「アルトリアの星」「二神三脚」の方が上回るが、こちらはレアリティがSRのためコストを低減できる点も魅力。

【余談】

史実によれば生前の彼の趣味は何と俳句。「閣下は芸術家(あるていすと)か」
その内容は豊玉発句集として現存している。が、本人は自信マンマンだがあまり褒められた出来ではない
死後サーヴァントに成ってからも同じらしく、誕生日セリフで「お祝いに一句詠もうか?」と言ってくれる。

近代の人物であるため写真が残っている。現代基準で見ても結構な美男子であり、塩顔のイケメン。
女遊びも結構派手にやるタイプだったようだ。

「鬼の副長」としての厳しさばかりが取り沙汰されるが、隊士も隊士で「廊下でフルチン状態で寝る」等といった問題行動が絶えなかったらしく、蛮行に走る隊士たちを諌めて回るオカン的な立場でもあったらしい。


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最終更新:2024年03月18日 17:26

*1 新撰組の制服は浅葱色の羽織が有名だが、史実においてはこの色の羽織は1年程度で廃止され、それ以降は全身黒尽くめの着物で統一していた。

*2 リップの土方に対するトラウマが反映されたイメージが実体化したもので、本人ではない