ザクⅡの派生機一覧

登録日:2012/01/04 (水) 22:31:41
更新日:2023/12/14 Thu 01:22:44
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「オペレーターのユウキ・ナカサトです。よろしくお願いします!」
「ここでは、主にMSVや外伝作品におけるMS-06ザクⅡの派生機について明記させて頂きます」

「なお一部資料は別途ご用意させて頂きました」


「上記の機体につきましては、該当の項目をご覧下さい」


○地上用

●ザク・デザートタイプ(MS-06D)

連邦軍の資材を盗用して機体各部の防塵処理、機体冷却システムと装甲の強化を行った砂漠戦仕様機。
こちらもアンテナが1本または2本のタイプがある。
114機が生産され、その殆どがアフリカ戦線で活躍した。
主な使用部隊はロイ・グリンウッド率いる「カラカル隊」、「ピンクパンサー隊」、中東西部に侵攻したカーミック・ロム大尉率いる「スコルピオ」など。

ジオン残党軍御用達で、『機動戦士ガンダムΖΖ』に改良型のディザート・ザク(MS-06D)が登場している。
機動戦士ガンダムUC』にも登場。

主な使用部隊はロンメル隊や青の部隊(外見だけ似せたレプリカ)。

本編未登場だが、ディザート・ザク(ロンメルカスタム)(MS-06DRC)も存在する。

比較的ザクシリーズの中ではメジャーな部類だからか、2021年にはプレミアムバンダイ限定で販売された。
基礎となっているのがORIGIN版ザクⅡなのでクオリティが高く、しっかりと武装周りの再現も忠実に行われている。
ただ、膝を曲げると膝アーマーの一部が独立可動してしまう。何とも中途半端で見栄えが悪いので、脛側に固定してほしかったという声もちらほら。

ゲームでも派生機の中では多めに登場している。
Gジェネでは地上限定という制約はあるが、純粋なザクⅡよりも射撃の手数が多く火力が高いので敵にすると厄介。ただ、どうあがいてもザクⅡなので基礎ステータスは低めで、多少でもステージを進めて練度が上がったプレイヤーには相手にすらならない。
バトルオペレーション2では、200コスト始動の汎用機として登場。攻撃・防御共に無難な射撃機といった具合で、地上適正と廃熱効率適性化スキルで足回りは優秀な部類。GPで購入すればザク・バズーカを主兵装にあてがえるので、即よろけ射撃を持たせて先手を取りやすくできる。
後にMSVからのDA(ダブルアンテナ)仕様も登場。こちらはコスト300始動の支援機で、ザク・マシンガンの長銃身仕様を持っている。大よろけの取れる腰部ミサイル・ポッドの存在などもあり、後方からよろけを取って汎用機や強襲機に討ち取らせるというスタンダードな戦法に向いている。


●ザクタンク(MS-06V)

ザクの上半身をマゼラ・ベースに取り付けた再生機。
決まった形はなく、バリエーションがかなり多い。形式番号も便宜上のもの。
もちろんガンタンクの対にもなっていない。
作業用だが大戦末期にはキャノン砲を装備して実戦参加もした(こちらは『戦場の絆』などのゲームでシステム上ガンタンクのライバルになっている)。

こちらも『第08MS小隊』に登場。ただし08小隊版は上半身が旧ザクである。
後の『機動戦士Ζガンダム』でもグリプス戦役時にジャブローで使用されていた。
他にもボルネオの工作部隊が運用した「グリーンマカク(MS-06V-6)」、『MSV-R』の「ワイルドボア(MS-06V-8)」等が存在する。
漫画『MS BOYS』では序盤から主人公たちの機体として登場。姿を変えながら、物語の最後まで戦い抜いた。

マゼラアタックの項目にもあるが、プラモデルでザクの上半身とマゼラ・ベースとを組み合わせようとすると、実は各モデルのサイズが合っていないという問題がある。


●陸戦高機動型ザク(MS-06G)

J型の総合性能向上型。
グフとの混血児であり、推進系の改良により機動力が向上するもホバー走行は不可能。
グフの量産開始と共に生産中止となったため少数しか作られなかった。

機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、戦後レストアされた機体が登場する。

設定そのものはMSVから存在し、小説版『コロニーの落ちた地で…』でも登場したが、詳細設定と全身像の初出は意外にもSDガンダム(当然SD頭身)。
その後MSV-Rにて非SDのイラストが設定とともに改めて作られる……という少し珍しい経緯をたどった機体でもある。

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』にはサザンクロス隊用の陸戦高機動型(MS-06GD)が登場するが、
THE ORIGIN』準拠の設定なため、元のG型との関連は不明。こちらはホバー走行が可能。


●ザク・ワーカー(一般作業用ザク)(MS-06W)

地球攻撃軍の工作部隊で組み立てられた作業用の機体。
型式番号は正式なものではなく、前線における慣例的なもの。
現地で使用不能になった機体のパーツで組み上げられた再生機のため、決まった形はない。
主にアジア西部を中心に確認された。
装備は荷物デッキ、ウインチ、大型スコップ



○宇宙用

●強行偵察型ザク/ザク・フリッパー(MS-06E/MS-06E-3)

センサーやカメラの増設及び強化による偵察用改修機。
敵艦隊への威力偵察も任務としていた為、機動性向上を目的にS型のバーニアが増設された。
その反面、装甲が犠牲になっている。
主にミノフスキー粒子散布下での有視界偵察で活躍した。

また頭部カメラを三連ターレット型に換装、背部にセンサーブームを装備したE-3型は「フリッパー」と呼ばれた。
どっかの最低野郎にどことなく似ている。

よく同じ偵察用のアイザックと比較される。

ゲームでは、バトルオペレーション2でコスト300始動の強襲機として参戦。その際の告知画像は、明らかにどっかの最低野郎を意識したポーズやタッチとなっていた。
強襲機ではあるが攻め手にはやや乏しく、耐久値や防御性能も若干心持たない。反面よろけ値の高い攻撃が多く、アンチジャミングやカメラガンを使ったトリッキーな戦法を得意とする。なので前へ前へと攻め入るタイプではない。


●ザク・トレーナー(訓練用ザクⅡ)(MS-06T)

大戦初期に使用された練習機で、C型をベースに教官用のコクピットを増設した機体。
胸部にもモノアイがあるのが特徴。
MS戦記』によると、本機が導入される以前は練習にも単座機が使用されており、訓練生の事故死が多発していたという。


●ザク・マインレイヤー(MS-06F)

F型ザクに機雷敷設用バックパックを装備したタイプ。
機雷を積載した分運動性が落ちた為、戦闘には不向き。
推進剤を通常のザクの2倍積んでいるため継続戦闘能力が高い……ハズだったが推力は変わってないので機体の重量で相殺され、結局継続戦闘能力は通常機と同じ。

『MSV』で登場。
ちなみに当時出た1/144ガンプラには通常ザクへの改造パーツも付属しており、「量産型ザクのガンプラのリニューアル版」として歓迎された*1
当時の漫画『プラモ狂四郎』でも「最高のザクモデル」と評する台詞がある。
そんな評判もあってかプレバンによるザク・シリーズのバリエーション展開の中では期待されなかった部類なのだが、何故かHGをすっ飛ばしてRGで限定販売された。当然だが本体は成型色変更のみで、バックパックのみ新規造形となっている。

ガンダムバトルシリーズ』においては鬼火力の機雷番長
『バトルオペレーション2』でも機雷散布による鬼火力は健在。ただ、機雷は使用すると周囲を漂うだけで、暫くすると自動で爆発するので使い所はかなり見極めが重要。


●マニピュレイションシステム装着型ザクⅡ(MS-06MP)

作業用ポッドと組み合わさった機体。
ランドセルには4本の精密作業用マニピュレーターがある。
2人乗りで、1人は左胸から外を確認する。
3~4機がソーラ・レイの改造作業にあたっている。

最近「ガンダム パーフェクト・ファイル」に掲載された。



○その他

  • 湿地帯用ザクⅡ(MS-06J)
  • 寒冷地用ザクⅡ(MS-06J)
  • ミサイル装備型ザクⅡ(MS-06L)
  • アクト・ザク(MS-11)
  • ザクⅡ(スキウレ仕様)(MS-06F)
  • ザクⅡ[シュトゥッツァー](MS-06F)

等が存在するが、L型は文字設定のみで姿は不明。



隊長のザクさん
「え、ボクですか?」



サク
「サクッ、サクッ」



○ザクZ
スペースコロニーが変形する全長50km以上のMS。
『魔法の少尉ブラスターマリ』に登場。



○バルブス(MS-06MS)
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の外伝エピソードの1つに登場。
脚部まで腕に換装されており、四丁銃を扱う。
無論、人間がこんな機体を扱えるはずも無く、乗っているのは…


ツチダ専用ザク(MSー06OP)
特異な経歴を持つ機体。本編にも外伝作品等にも登場していない。




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最終更新:2023年12月14日 01:22

*1 なにせ当時の「1/144量産型ザク」はガンプラ最初期の製品であり、足首は妙に細いし動かない・股関節が左右に開けない等、不満の多い出来であったのだ。