凍矢(幽☆遊☆白書)

登録日:2017/04/09 (日) 13:24:48
更新日:2022/11/23 Wed 23:21:38
所要時間:約 4 分で読めます





ここは出発点にすぎない

いずれはオレ達自身が光となりこの世を覆ってやる


凍矢(とうや)とは、幽☆遊☆白書の登場人物の一人。



人物

魔界の忍の1人で、その中でも最も恐れられている「修羅の怪」の一員。
氷を操る妖怪の中では最上位の能力を持つ「呪氷使い」。
頭髪は水色だが、前髪の一部が薄緑色になっている。氷のように冷たい印象を受ける切れ長の目が特徴。

クールな性格だが、飄々とした性格のとは仲が良く、仲間思いでもあるため、冷血な人物ではない。
非常に用心深く、かつなかなかの切れ者で、相手が深手を負っていても侮るような事は決してしない。
陣と同様に正々堂々とした勝負を好み、卑怯な手段で勝とうとするリーダーの吏将にも「こんな勝ち方は納得できない!命を賭けた画魔に何と言えるんだ!」と反発していた。

修羅の怪とは、妖怪同士の争いの影で暗躍する戦闘集団魔界忍者でも最も恐れられている存在である。
だがいつしか「自分達の力があれば、いくらでも表の世界を支配できるのではないか」と考えるようになっていき、表の世界で生きるために暗黒武術会への出場を決める。
武術会で優勝して叶えようとしていた修羅の怪こと魔性使いチームの望みは、誰の手にも染まっていない縄張り、つまり武術会の開催地である首くくり島であり、そこを出発点にして世界を支配しようと目論んでいた。
かねてから陰で暗躍する魔界忍者の生き方に疑問を感じていた彼はこの考えに賛同し、蔵馬に戦いに参加した理由を訊かれた時に「オレ達自身が光になってこの世を支配するため」だと答えていた。
しかし、表の世界に出て具体的に何がしたいかを訊かれた際には思わず言葉に詰まり、「まずは光だ」と返している。


能力

氷系の能力を持つ妖怪の中では位が最も上であり、飛影がかつて撃破した四聖獣の1人である氷使い「青龍」なぞ足元にも及ばない。そして微差とは言えシレっと青龍よりも上扱いの雪菜
彼から発せられる冷気はとてもすさまじく、アニメ版では「まるで南極か北極にいるかのような冷気」だと例えられていた。
遠距離から無数の氷で敵を狙い撃ったり、接近して氷で出来た剣で斬りかかったりと、状況に応じて慎重に技を選び攻撃を行う。

魔界統一編では、幻海の修行の成果でS級妖怪に成長。妖力値は10万以上にパワーアップしていた。
アニメ版では妖力値が123000と細かく設定されている。



  • 魔笛霰弾射(まてきさんだんしゃ)
妖力で生み出した無数の氷の粒を飛ばし、敵を狙い撃つ技。
高速で幾つも飛んでくるため、全弾回避するのは至難の業。

  • 氷の剣
右手に妖力を集中させて氷の刃を形成し、それで相手を斬りつける。
ゲーム媒体などでは「呪氷剣」という名前がついている。

活躍


・暗黒武術会編

魔性使いチームの一員として武術会に参加し、2回戦では次鋒として蔵馬と対決する。
この直前に、画魔が自分の命を賭して蔵馬の妖気封じを行ったので、画魔の仇をとると宣言して蔵馬を全力で倒そうとする。
先の戦闘で蔵馬に接近戦を挑むのは危険と判断し、魔笛霰弾射で距離を置いて撃ち殺す事に決める。
繰り返し命中させるも、既に画魔の呪縛を受けて的同然でありながら器用に身をかわし続ける蔵馬に対してなかなか急所を捉えることが出来ない。
しかも、その状況下でも蔵馬は諦める事無くあくまで冷静に勝つ方法を考えていたので、その事に気づくと「お前は恐ろしいやつだ」と徐々に焦りを見せ始める。
画魔の呪縛が切れる時間が迫っていたため、一気に止めを刺すべく氷の剣で蔵馬に斬りかかる。
だがその時に、蔵馬は傷口に埋め込んでおいたシマネキ草を両腕から発芽させ、片腕で氷の剣を防ぎ、もう片腕で凍矢の体を貫いた。
その後は10カウントダウンで敗北し、蔵馬に殺される覚悟を決めるが、蔵馬は(トドメを刺すほどの余力がなかったのもあるが)彼を殺す事を拒否し「キミ達が光の後に求めるものを知りたい…」と言って、蔵馬は立ったまま気を失った。

試合終了後は陣、鈴駒と共に、妖怪に絡まれていた螢子の前に現れて彼女と側で眠っていた幽助の身を守る。
その後は浦飯チームvs戸愚呂チームの試合を4人で観戦し、対決の行く末を見届けた。

・魔界統一編

蔵馬の誘いを受け、幻海の下で厳しい修行を積み、S級妖怪に急成長。
幽助と黄泉が対談していた時には、最悪の場合は幽助を倒すのかと蔵馬に尋ねていたが、もしもの場合は幽助側に着こうと最初から考えていた様子。

魔界統一トーナメントでは、予選を勝ち残り本戦への出場を決めていたが、どこまで勝ち進めたかは不明。
アニメ版では猛烈な冷気で31ブロックの出場者を全員凍らせて予選を突破。本戦では雷禅の旧友である九浄と対戦するが、原作の不甲斐なさっぷりとは打って変わっての大活躍を見せる。
九浄は黄泉と同等かそれ以上の強さを誇る雷禅の仲間の一人だが、そんな超格上の相手に対して、
氷の結界で妖力を奪って追い詰め、互角に戦うという驚異の戦闘力を見せる。
最終的には敗北してしまったも]]のの、九浄は凍矢を「大した男だ」と賞賛の言葉を送る。
同じ仲間のは棗に瞬殺、は痩傑に手も足も出ず敗北した結果と比べると、とんでもない大健闘である。玄海の特訓組の中では最強かもしれない。

トーナメント終了後は、鈴木、陣、死々若丸と行動を共にしている。
どうやら小兎に好意を寄せられているらしく、彼女には「堅くてとっつきにくそうな人だけど、本当はすごく優しいんじゃないかと思う」という印象を持たれている。


「お前の追記、無駄にしないぞwiki篭り。ヤツはオレが修正する」


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最終更新:2022年11月23日 23:21