東京ディズニーランド

登録日:2011/10/30 Sun 12:23:28
更新日:2024/04/23 Tue 15:04:51
所要時間:約 5 分で読めます





ようこそ、魔法の王国へ


【概要】

東京ディズニーランド®とは、1983年に開園したディズニーの遊園地のこと。東京ディズニーリゾート®を構成する施設の1つ。
初めてアメリカ以外にオープンしたディズニー・テーマパークである。
その人気と知名度は不動であり、入場料がいくら上がろうともゲストは一向に減ることを知らない。
テレビ番組の特集や特番の題材として選ばれることもしばしば。

ディズニーランド®のエリア(テーマランド)は大きく7つに分けられており、
アトラクションやお店も、それぞれのテーマに準じたモノになっている。

ショーやパレード、お店やレストラン等もディズニーの世界観を形作る大切な要素であり、アトラクションに引けを取らない人気を誇る。

これらの手法はそれまでの遊園地とは一線を画す画期的なもので、その後バブル期以降各地に誕生するテーマパークにも多大な影響を与えた。

特にパーク内の公衆トイレは当時としては異例なほどきれいなもので、その後遊園地のみならず全国の公衆トイレの整備が大きく変わるきっかけともなった。

なお、東京とついているが、所在地は東京都ではなく、千葉県浦安市であるのは有名な話。
このことから、名前と実態が違うものの例えによく引き出される。
とはいえ、京葉線や湾岸道路の旧江戸川(川向こうは東京都江戸川区)を渡って直ぐの場所なので、言うほど誇張表現ではなかったりする。それと一応「東京湾」沿いではある。

運営会社は京成グループ傘下のオリエンタルランド。このため、パーク用のバス整備や運行は京成グループが担当している。


【テーマランド】


ワールドバザール

ウォルトが幼少期に過ごしていた20世紀初頭のアメリカの街並をイメージしたヴィクトリア様式の建物が並ぶ大通りで、天井には日本の気候に合わせて大きな屋根がある。バスに乗ってプラザを一周したり、古き良きアメリカのゲームで遊ぶ事が出来る。主なアトラクションは「オムニバス」「ペニーアーケード」。
ゲート正面にあるため、ディズニーランド®に来たら必ず通る。つまりここからゲストの夢と魔法の物語は幕を開けるのだ。閉園時間が近くなると、お土産がたくさん売られているという理由で非常に混雑するので、注意が必要。

アドベンチャーランド

熱帯植物が生い茂っている自然豊かな冒険の世界。ボートや蒸気機関車に乗って、野生動物やインディアン達が住むジャングルへ探検に行ったり、海賊や恐竜達が暴れていた時代にタイムスリップ出来る。他にもハワイから来た喋る鳥達といたずら好きなアイツが繰り広げるショーに参加したり、ロビンソン一家が暮らした木の家を散策する事も出来る。
主なアトラクションは「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」「カリブの海賊」「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ"アロハ・エ・コモ・マイ!"」等。

ウエスタンランド

フロンティアスピリットが息づく古き良き西部開拓時代の世界。運転手のいない危険な列車に乗って、いわくつきの鉱山を駆け抜けたり、大きな蒸気船でアメリカ河を一周したり、個性豊かで愉快なクマ達のコンサートが見れたり、自然が作り出した冒険の島に行く事が出来る。
主なアトラクションは「ビッグサンダー・マウンテン」「トムソーヤ島いかだ」等。

クリッターカントリー

1992年にオープン。
アメリカの小動物達の住む世界。丸太のボートに乗って、小動物達が住むスリル満点な冒険に行ったり、自分達の力でカヌーを動かして探検に行く事が出来る。
主なアトラクションは「スプラッシュ・マウンテン」「ビーバーブラザーズのカヌー探検」。

ファンタジーランド

ディズニーの魔法に包まれた夢とおとぎ話の世界で、メルヘンチックな印象を与える。ディズニーが作り出した数々の名作の世界へカップや空飛ぶ船にトロッコ、大きなハチミツの壺に乗って入り込む事が出来る。他にもミッキー達が繰り広げるオーケストラを鑑賞したり、ボートに乗って沢山の子供達と世界一幸せな船旅に出かけたり、死の車に乗って999人の亡霊達が住むちょっと怖いけど楽しい館に入る事も出来る。
主なアトラクションは「イッツ・ア・スモールワールド」「ホーンテッドマンション」「白雪姫と7人のこびと」「キャッスルカルーセル」等。

トゥーンタウン

1996年に「大公開」*1
ミッキーやミニーの家がある愉快な街で、それぞれが仕掛け満載。ここに来ればミッキーやミニーに会えるのは勿論、ドングリで作られた意外と怖いジェットコースターに乗れたり、タクシーに乗って裏通りや路地をドライブする事が出来る。
主なアトラクションは「ミッキーの家とミート・ミッキー」「ミニーのスタイルスタジオ」「ガジェットのゴーコースター」「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」等。

トゥモローランド

科学とテクノロジーが調和する明日の世界。一言で言えば未来都市。SFをテーマとしている。大型の宇宙船に乗って、銀河系や流星群の間をハイスピードで駆け抜けたり、トラブルだらけの宇宙旅行に出かけたり、新人スペース・レンジャーとして小型の宇宙船に乗り込み、強力な光線銃を使って悪のロボットやエイリアン達から宇宙の平和を守る事が出来る。他にもケア・ロボット達と遊んだり、モンスター達とライトを使ってかくれんぼしたり、エイリアンとおしゃべりする事が出来る。
主なアトラクションは「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」「スペース・マウンテン」等。


【主なショー・パレード】

  • 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ
ディズニーランド®で有名なパレードの一つ。イルミネーションが見所の一つなので、夜に開催する。ミッキーやミニーを始め、アリスやピーター・パンにピノキオ、ピートとエリオット、アラジン、ジャスミン、ジーニー、シンデレラにベル、ラプンツェル、アナとエルサに、リロとスティッチ、更にはウッディやバズ、ジェシーといったピクサーのキャラまで、作品間を超えて非常に多くのキャラクター達が登場する。

テーマ曲は太鼓の達人pop'n musicにも収録されている。

  • スカイ・フル・オブ・カラーズ
様々なディズニーの名曲に合わせてシンデレラ城と花火が夜のパークを彩る。

この他にも、季節限定のイベント(ハロウィンやクリスマス等)、パレード、ショー等も開催されている。


【主な用語】

東京ディズニーリゾート®(TDR)…ディズニーランド®(TDL)&ディズニーシー®(TDS)の総称。

パーク

TDR®そのもののこと。

ゲスト

来園者のこと。

キャスト

演劇用語で言えば「役」だが、ディズニーリゾート®においては従業員を指す。「パークそのものは青空を背景とした巨大なステージ(舞台)である」との発想があるので、そこで働く人々をスタッフとは呼ばないのだ。ちなみに配属先もやはり演劇になぞらえて「ロケーション」という。
ディズニーの仲間達と共に、ゲストに夢と魔法をお届けする素敵な人達。

ライド

アトラクションの『乗り物』そのもの。

ファストパス

人気アトラクションに優先的に乗ることができるチケット。無料だが、人気アトラクションはすぐに無くなってしまうので要注意。2020年7月以降は実施しておらず、代替サービスである「40周年記念プライオリティパス」の登場に伴い、2023年6月に廃止となった。なおプライオリティパスは40周年イベントが終了する2024年4月1日以降も使用可能。

ディズニー・プレミアアクセス

入園後に公式アプリから購入できる、人気アトラクションの待ち時間を短縮したり、ショーを専用エリアから見たりできるサービス。いわば「有料版ファストパス」だが、利用する時間を指定できるのが特徴。料金はアトラクションやショーによって異なる。現在アトラクションでは「スプラッシュ・マウンテン」「ベイマックスのハッピーライド」「美女と野獣“魔法のものがたり”」、ショーでは主に「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」がプレミアアクセスの対象となっている。

グリーティング

ディズニーの仲間達と触れ合うこと。写真を撮るのもGOOD。場合によってはサインももらえるぞ!
グリーティング用の施設に赴く場合と、パーク内を歩いてるキャラクターに会いに行く場合がある。
グリーティング用施設の代表格は『ミッキーの家とミート・ミッキー』。映画撮影を終えたミッキーとグリーティングが可能なトゥーン・タウン屈指の人気アトラクションであり、ミッキー誕生から90周年を迎えた2018年11月18日にはなんと11時間待ちという驚異的な記録を打ち出した。これを受けて翌年の誕生日からは1日限定のファストパス(2023年はプライオリティパス)が設けられるようになった。
中の人などいません。コスプレでもありません。彼らは間違い無く作品の中から登場した御本人です。
修学旅行生がふざけて噴水に落とし学校ごと出禁にされた笑えない噂話がある。

隠れミッキー

ヒドゥンミッキーとも言う。イラストや装飾の中、アトラクション等にミッキーの形が紛れ込んでいる。
ミッキーの横顔になってる場合もあればイニシャルや誕生日で表してる場合、またはミッキー以外のキャラが隠れている事もある。
興味があれば探してみよう。

三大マウンテン

ビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテンの総称。
この3つには、名前以外にも絶叫系アトラクションであるという共通点がある。この3つに乗ることを「登山」とも呼ぶ。
だが、開園時からあるのはスペース・マウンテンだけである(ビッグサンダー・マウンテンは1987年、スプラッシュ・マウンテンは1992年にオープン)

プライオリティ・シーティング

ランドとシーの一部のレストランで実施されているサービス。
先に予約を済ませておき、予約をした時間にお店に行くと優先的に案内してもらえる。

ディズニーリゾートライン

TDL®とTDS®、ホテル、舞浜駅を結ぶモノレール路線。5分あれば着く。


また、夢と魔法の国である事を維持する為に、スタッフの移動や物資の搬入は地下に専用通路がある等、色々努力している。
この為、夢の国の地下は広く複雑になっている。

このことから「ディズニーランド®の地下」の都市伝説は生まれたと推測される。 こちら も参照。
例:シェルター、貯水湖、兵器工場



まぁ言っちゃうとウエスタンリバー鉄道の鉄橋で普通とは逆方向見れば見えるっていう。
(ただ見れる可能性は1パーセントあるか無いか位だが。ここで書くとかなり長くなるので、各自調べて欲しい。)

以上が概要。


都市伝説

ここでは都市伝説の代表的なものを紹介する。

  • カップルで行くと別れる
最も有名なジンクスの一つ。突っ込み所、理由づけ、成立背景が豊富であることがメジャーな理由だろう。
理由としては「待ち時間が長すぎて会話が続かなくなるから」、「女の子は長時間並んででも人気アトラクションに乗りたい傾向が強く、男の子は色々なアトラクションに乗りたい傾向が強い事から、価値観の相違で待ち時間中に喧嘩になりやすい」等がある。
また「メジャーなデートスポットだから母数が大きくなり、結果別れるカップルも増える」といった「そもそも誤謬」という見方もある。
あるいは「別れる」時期を指定していないことから、「ここにデートに行くようなカップルは若者ばかりだから、いずれは別れるカップルがほとんど」と見ることもできる。「死別含めたらどんなカップルも夫婦も必ず別れるだろ」と揚げ足をとってはいけない


  • 誘拐事件
場内で行方不明になった子供が、人身売買組織にさらわれているというもの。
あまりに来場者数が多いことや、広大な園内で親子がはぐれることへの恐怖心から発生した都市伝説だが、編集者の知り合い姉妹も子供の頃に誘拐されかけたらしいのでかなり怖い。
パーク内は基本的に明るく綺麗で犯罪とは無縁そうなのだが、一部のトイレは奥まった所にあるため要注意…だとか。
日本固有のものではなく、本家アメリカにも同様の噂話がある。
これを見ているWiki籠り諸氏も、ディズニーランドに限らず人混みや逆に人気の無さすぎる場所にはよくよく注意して頂きたい。小さな子供を連れている場合は特に。

  • 地下に秘密カジノがある
実際に会員制のクラブ「クラブ33」があることや、スペースマウンテンなど、暗くて施設内がわからないアトラクションが多いことから発生した都市伝説。
なお、「クラブ33」の会員は、スポンサーなどの法人に限定されており、一般人が入会することはできない。(会員の紹介があれば利用することはできる)
地下には秘密通路がある、とされる場合もある。ちなみに業務用の道路自体は実在しており、実際にアトラクションから見えてしまう場所も実は存在している。

勿論、これは殆どが根拠の無い話なので、行きたい人は気にせず是非楽しんでいってほしい。


余談だが「ミッキーマウスの憂鬱」という我々アニオタにある作品を連想させる小説がある。


追記・編集は夢と魔法を信じる方にお願いします。

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最終更新:2024年04月23日 15:04

*1 「開園当初から存在していたが、ゲストからの要望に応えて一般公開することになった」という設定のため、オープン当時の広告はもちろん、後に制作されたビデオや書籍でもこの表現が用いられている。