登録日：2017/03/18 Sat 10:00:00
更新日：2024/04/23 Tue 08:45:32
所要時間：約 8 分で読めます
プロフィール
年齢：19歳
性別：女性
身長：170cm
戦闘タイプ：刺突剣士
ブレイクソウル：コンジュームクロウ
出身：イーストガンド領アバル村
概要
美しい黒の長髪が特徴の美女。
不治の病「業魔病」に罹患し、人を遥かに超越した力を持つ災厄「業魔」に身を堕とした元人間。
業魔としての種族は「喰魔（くうま）」。異形の左腕であらゆるものを喰い殺して力を奪い、それを放出する能力を持つ。
元々はどこにでもいる普通の村娘で、弟のライフィセット、義兄のアーサーと共に平穏な日々を過ごしていた。
当時は病弱なラフィを溺愛するブラコン気味な優しい性格であり、亡き姉セリカの夫であるアーサーとの仲も良好で弟子として護身術を習っていた。
しかし、本編の3年前の「降臨の日」にアーサーがラフィを殺害する場に遭遇。
ベルベットもこの時に左腕を切り落とされ、「鎮めの祠」の縦穴に突き落とされてしまう。
縦穴の中から飛び出してきた「何か」に弾き出されたベルベットの身体は喰魔と化しており、怒りのままに暴れ回った末に捕らえられ監獄島に幽閉される。
独房に入れられて業魔を喰らう日々を送っていたところ、アーサー――筆頭対魔士
アルトリウス・コールブランドの使役聖隷シアリーズが脱獄の手引きに現れ、ベルベットの復讐の旅が始まる。
上述の過去のため弟の復讐に憑りつかれており、本編開始時点では冷徹な性格に変貌しており、復讐への執着は尋常ではなく、目的のためならば殺人はもちろん、船の強奪、港の焼き討ちといった非情な手段を躊躇なく実行する。
その悪行の数々から、人々から災厄を撒き散らす
魔王「災禍の顕主」と呼ばれるようになり、後に自称するようにもなる。
一方で成り行きで浚った少年聖隷に弟と同じ「
ライフィセット」の名を与え、交流の中で元の優しい一面を垣間見せるようになっていく。
アバル村時代は家事を一手に担っていたこともあり、料理スキルをはじめとした女子力が凄まじく高い。
喰魔になってからは味覚が消失してしまったが、それでも以前と変わらない料理を作ることができる。
得意料理はセリカ直伝のクラウ家特製キッシュ。
キャラクター性能
テイルズ主人公としてオーソドックスな前衛特化型。
武器は右腕の籠手からブレードが飛び出す仕込み剣の「刺突刃」で、蹴りを織り交ぜた技を多く習得する。
歴代キャラクターの中では技のレパートリー的にも操作感的にも
アスベル・ラントに近いか。
なお、ダークヒーローだからか魔神剣をはじめとした歴代主人公の伝統技は飛燕連脚以外覚えない。
ブレイクソウル「コンジュームクロウ」
業魔手で敵を攻撃し、喰らった敵の種族に応じた特殊能効果を得る「喰魔状態」となる。
喰魔状態はHPが1になるか、最大連携を行うと発動する秘術が終了すると解除される。
喰魔状態中は常時状態異常無効・食いしばり状態となるため、ブレイクソウル共通のHP回復効果も相俟って非常に死ににくい。
ただし徐々にHPが減少するようにもなるため、調子に乗っているとHP1で喰魔状態が解除されそのまま殺されてしまうので注意。
レベルアップや特殊条件達成で敵を打ち上げる「ヘヴンズクロウ」、吹き飛ばす「ヘルズクロウ」、連撃「ナイトメアクロウ」を習得する。
第一秘奥義。消費BG：3。
ブレードで敵を切り刻み、業魔手で薙ぎ払う。
第二秘奥義。消費BG：4。発動条件：8連携以上。
ブレードで敵を突き刺し、業魔手の掌底で吹き飛ばす。
カイル・デュナミスのものと一字違いで、あちらより禍々しい。
ここが地獄なら！更に底まで！付き合いな！
泥まで喰らえ！
第三秘奥義。消費BG：5。発動条件：ナイトメアクロウ発動中。
ブレードと業魔手で連撃を叩き込み、最後に吸収した力を放出して大地ごと敵を砕く。
ライフィセットとの合体秘奥義。消費BG：5（2人とも）。発動条件：連携中にスイッチブラストで相方と入れ替わる。
紙葉を足場にして連撃で敵を打ち上げながら駆け上がり、最後に急降下してブレードを突き立てる。
劇中での活躍
シアリーズの手引きを受けて監獄島から脱獄。
一等対魔士オスカー・ドラゴニアとの戦いでシアリーズは致命傷を負い、身を差し出した彼女を喰らうことで「ソーサラーリング・ブリュンヒルト」を入手し、力の吸収・放出の能力を得る。
脱獄の最中に出会った
ロクロウ・ランゲツと
マギルゥと行動を共にするようになる。
漂流の末に港町ヘラヴィーサに辿り着き、町を守護する一等対魔士テレサ・リナレスと戦闘。
テレサを退け、港を焼き討ちして逃げる際に彼女の使役聖隷である二号を拉致する。
復讐のため王都ローグレスへ向かう道中でアイフリード海賊団の襲撃を受けるが、王都までの航路が海門要塞に塞がれていることを教えられ、共闘。
副長アイゼンと共に海門要塞を壊滅させる。
脱出の際に二号の姿がラフィと重なったことで思わず「ライフィセット」と呼んでしまい、そのまま二号の名として定着する。
王都到着後はアルトリウスの動向を知るため裏ギルド「血死蝶」と取引を行い、大司教暗殺等の裏仕事を遂行。
そして聖主の御座に侵入しアルトリウスを襲撃するものの一蹴され、聖主
カノヌシとライフィセットの力の衝突で開いた地脈に飛び込み逃走する。
この際に一等対魔士
エレノア・ヒュームを巻き込み、彼女がドラゴン化しかかったライフィセットを救うための器となったことで警戒しながらも同行するようになる。
大司教暗殺のため離宮に忍び込んだ際にかっぱらったカノヌシに関する古文書を解読するため、マギルゥの提案でノルミン聖隷のグリモワールを訪ねる。
解読の結果、カノヌシが完全覚醒するためには口となる喰魔7体がカノヌシ本体に穢れを送る必要があることが判明。
各地の地脈点に配置されたであろう喰魔達を引き剝がし、カノヌシの力を削ぐことを行動方針とする。
ベルベットもカノヌシの口たる喰魔の一体であり、カノヌシ完全覚醒に必要な8つの穢れの質の内「憎悪」と「絶望」を割り当てられていた。
中でも最も蒐集が難しい「絶望」を育ませるため、聖寮はベルベットの心を徹底的に圧し折るように非情かつ残酷な策を講じる。
- 故郷の村アバルが無事だったという幻術に取り込んで心を揺らがせた上で、幻術内の村人達を再度ベルベットに殺させる。
- オスカーとテレサを利用し、「姉の前で弟を殺す」トラウマをベルベット自身の手で実行させる。
- 極めつけに地脈に記録された大地の記憶を再生し、カノヌシ復活のためラフィが自ら望んで生贄となったことを明かす。
これらの策により弟の仇を討つためのこれまでの行動が全て無意味なことだったと思い知らされ、精神が崩壊。
カノヌシに喰われかかるが、ライフィセットの呼びかけに応じて自分の本当の想い――「何より大切だった家族との日々を奪われたことがーー自分を選んでくれなかった事が悔しい」ということに気付いたことで「自分のための復讐」を遂げることを決意。
これによりベルベットの中の絶望は消え去った。
不完全ながらも人々から意志と感情を消し去るカノヌシの領域が王国全土に展開されたことに伴い、アイフリードが齎した情報から眠りについた四聖主を叩き起こして領域を弱めることを決める。
地脈湧点であるキララウス火山の麓町メイルシオを占拠し、特等対魔士に宣戦布告。
討伐に現れたシグレ・ランゲツとメルキオルを殺害し、以前に喰らったオスカーとテレサも含めて4つの魂を生贄として捧げることで四聖主を叩き起こした。
そしてラストダンジョン「八頭竜カノヌシ」にてアルトリウス、カノヌシと相対。
カノヌシの神衣を纏い圧倒的な力を振るうアルトリウスに圧されるが、幼少時にアーサーから教授された戦訓その零に勝機を見出し、神衣を喰い剥がすことに成功。
そのまま弾き飛ばした剣をアルトリウスに突き立てることで遂に復讐、弟の仇を取る事が出来た。
アーサーと別れの言葉を交わした後、暴走する弟のカノヌシと対峙する事になる。
カノヌシを殺せば口として繋がっている喰魔達や、力の片割れであるライフィセットも死亡する可能性が高いため、
自身とカノヌシで永遠に喰い合い続けることで生きたままの封印を試みる。
アルトリウス達の独善的かつ独り善がりな行いとベルベット自身の過ちで滅茶苦茶にしてしまった世界と人間達の後を仲間達に託し、永遠の眠りについた。
「鳥はただ…、自分が飛びたいから、空を飛ぶんだっ！」
刻遺の語り部としてマギルゥが伝えた伝承により、ローランス帝国の皇族に「災厄の時代の始まり」として名前と存在が伝わっている。
また、キララウス火山での最終決戦に臨むスレイの夢の中に現れ、旅の中で得たアルトリウスの問いに対する答え「鳥は飛びたいから空を飛ぶ」を伝え、「自分の信じる道を進め」と背中を押す。
余談
シリーズに「マザーシップタイトル」という分類があったころは、同分類としてはシリーズ初の単独女性主人公とされていた。
シリーズ全体で見ると先達として『テイルズ オブ ブレイカー』のミカがいる。
演者の佐藤氏は『テイルズオブエクシリア』で
百術のプレザというキャラを演じており、服装の破廉恥度ではベルベットに並ぶ。
主人公一行が犯罪者扱いされるのはシリーズの様式美だが、一般の人々から憎悪と畏怖の対象としか見られない上に集落を壊滅させるような手段を自ら進んで行う異色のキャラクター。
世界観の上では完全に世界を滅ぼす魔王扱いであり、旅路の果てに「人々の感情」を守ったとは言え「世界」は救っていない。
アスガード期の中でもベルベット一行が世界を荒らし回った時期は「咆哮する災禍」と呼ばれる。
ベルベット一行が後世の導師に相当する対魔士達を殺しまくった上、数千年に渡って継承されてきた筆頭対魔士の秘伝も断絶。
結果、世界全体の穢れの量が徐々に増え始め、二度に渡る「災厄の時代」の遠因となった。
災禍の顕主と導師の決戦後、ミッドガンド王として即位したパーシバルにより改暦が行われグリンウッド歴元年となる。
外部出演
ナムコの野球ゲーム「プロ野球ファミスタクライマックス」にてバンダイナムコスターズの選手として参戦。
テイルズ作品からはベルベットの他にダオスとバルバトスもライバルーズに参戦しており、かつてスタンが参戦して以来18年ぶりの登場である。
公式イラストの設定では右利きであるが、業魔手でボールを投げる設定のため左投となっている。
ゲーム内の選手説明では勢いのあまり、業魔手でボールを握り潰して度々弁償しているとのこと。
背番号は16番。これはベルセリアがテイルズ本編作品の16作品目からというところから。
打ってはチームの4番打者、守っては外野手として守備の上手さを求められるセンターを務めるなど初参戦ながらチームの主軸へと大抜擢。
能力はその役割どうりに走攻守全てが高く、両打ちのため相手の投手の利き手に左右されないなどあらゆるプレーが出来て頼れる万能型選手となっている。
試合中に発動するスキルも打球をより高く飛ばせるようになる「サヨナラ」や「長打狙い」に自らを犠牲にして仲間のランナーを進めやすくする「犠牲フライ」
仲間が同じスキルやチームの一員だと連携して発動する「チーム愛」や「外野コンボ」に「クリーンアップ」など、原作での性能に合わせた構成になっている。その性質上、原作同様CPU任せより自操作の方がスキルを活かしやすい。
画像出展:プロ野球ファミスタクライマックス ゲーム内スクリーンショットより
販売、開発元:バンダイナムコエンターテインメント
発売日:2017年4月20日
追記・修正は世界の人間達に託してから、してください。
- これといいジョジョといい夏頃のサトリナは叫びまくってたなww -- 名無しさん (2017-03-18 10:29:46)
- サトリナすげええと素直に思ったキャラクター -- 名無しさん (2017-03-18 10:52:51)
- ダークヒーロー、アンチヒーローって言葉がぴったり -- 名無しさん (2017-03-18 11:15:12)
- ゼスティリアクロスだと一応世界を救った存在だと伝承されてるだよな -- 名無しさん (2017-03-18 14:06:08)
- いや災厄の時代開いた存在になってる -- 名無しさん (2017-03-18 15:23:14)
- ↑まあ、あながち間違ってないしね -- 名無しさん (2017-03-18 17:05:50)
- 行動理念ややり方は理解できても共感できない。感情優先で、あくまでも『自分のため』にしか動かわないのに決して嫌いになれない絶妙な主人公って印象だわ。 -- 名無しさん (2017-03-18 17:51:13)
- 精神的に追い詰められていってついにプッツンした地脈の辺りの演技なんかは良い意味で鳥肌モノ -- 名無しさん (2017-03-18 19:50:09)
- 本人としては救われている部分もあるんだろうけど、歴代でも屈指の悲惨さ…… -- 名無しさん (2017-03-18 20:44:17)
- 女性主人公でダークヒーローって、テイルズだけじゃなくアニゲー全体でもわりと珍しい気も…ほむほむとか多少それに近いかな？ -- 名無しさん (2017-03-18 20:46:35)
- 名前の由来ってやっぱ「喰らう」なんだろうか -- 名無しさん (2017-03-19 01:24:01)
- CMで沢城さんだと思ってて、雑誌でサトリナと知って「俺の耳腐ってんな」と思った -- 名無しさん (2017-03-19 02:10:54)
- おお、個別記事だ -- 名無しさん (2017-03-19 03:33:36)
- 途中で送信してしまった… 初の女性主人公だけどシリーズ全体で見た初の女性主人公のミカのほうも作品はTOBって略せるのは妙な因果よね -- 名無しさん (2017-03-19 03:37:40)
- 中の人の演技もすごかった 復村 娘讐の鬼 精神崩壊 吹っ切れた -- 名無しさん (2017-03-19 09:19:24)
- ゼクロスでスレイに声かけてたけどあれって大地の記憶とかなのかな。それともマオテラスあたりがやったんか？ -- 名無しさん (2017-03-20 10:10:50)
- ゲームのOPで監獄塔の天井を突き破ってでてくるシーンカッコいいけど、毎回三年も投獄されてたなら腋毛ボーボーだよな。 -- 名無しさん (2017-03-20 11:55:39)
- ↑それ言っちゃったら他テイルズでカイルとかクラースとか脇とか足出してるキャラが何でムダ毛ないのってツッコミになるから、気にしちゃいけない事だと思う。 -- 名無しさん (2017-03-20 19:11:56)
- ↑ベルベットは投獄されてムダ毛処理することもできなかったのに、腋毛がないことを言ってるんだろ。カイルとかクラースはきっと定期的に処理してるか除毛クリーム縫ってるんだろ -- 名無しさん (2017-03-20 21:59:56)
- ↑それ言い出したら髪も体臭ももうとんでもない事になっていると思うが、作中そんなツッコミないよね？つまりそういうことだろ。或は定期的に最低限の身だしなみ整え用品の差し入れはあったのかもしれんが -- 名無しさん (2017-03-20 23:18:17)
- 猫アレルギーという謎設定。超便利だからねこにんの宿屋を使うんだが、忘れた頃にくしゃみされてビビる -- 名無しさん (2017-03-23 05:42:32)
- 不幸な主人公筆頭のガッツの人生を強姦描写以外ほぼ全部味わってるんだよな... -- 名無しさん (2017-05-20 18:59:21)
- SGのシステムも相まって、ボスよりも鋼体でゴリ押しできてしまう主人公。ただしフェニックスの兄さんには通用しない -- 名無しさん (2017-07-27 09:48:05)
- 人や聖隷を殺したり、港町やハリアの村を壊滅させたけど、本性は家事スキル高い美しい女なんだよ。 -- 名無しさん (2017-11-06 15:39:34)
- だって元はごく普通のどこにでもいるような少女なわけだしなぁ。にしても本編やってると本当可哀想になるね、ベルベット。静かに暮らしたい、皆と静かに暮らせればそれでいいだったのに世界を敵に回す羽目になっちゃうんだからな…どこかが間違っていなければここまでのことにはならなかったのかなぁ…(ライフィセットが無理を承知でベルベットに生贄になる的な事を言ったとかね) -- 名無しさん (2018-02-13 15:54:23)
- ラフィとしては大好きなお姉さんが災厄に巻き込まれない世界で暮らしてほしかっただけどね… なんか悲しい -- 名無しさん (2018-02-13 21:11:11)
- ナムコスターズの説明かわいいじゃねえか。レギュラー定着してくれ -- 名無しさん (2019-01-22 11:59:19)
- 実は中の人的に大体シングのオカンのドナと属性的に一緒(男勝り、母性が強い)だからシングと組んだら割と良い関係になる。シングは母親亡くしているしベルベットの存在は大きくなりそう -- 名無しさん (2020-10-31 05:35:54)
- アナザーエデンでもコラボで出てくる。文句言いながらも世話焼きだったり料理上手の一面がスキットで言及されてたりする。 -- 名無しさん (2021-01-21 17:34:44)
- というか災禍御一行ってどう見てもシナリオ的にもワンピースやん…ルフィと絡んだら絶対良い関係築けるかもしんない -- 名無しさん (2021-04-20 10:50:53)
- 自分で操作すれば何とか全滅は免れるくらいには生き残れる強キャラなのに、NPC操作にした途端どこかで倒れてるお方。ベルベット以外を操作する場合は自分の控えに置いておいた方がいいな。。 -- 名無しさん (2021-08-26 17:15:13)
- 自操作なら歴代主人公の中でも生存能力断トツだからな -- 名無しさん (2021-10-08 17:26:01)
- マギルゥから胸の大きな鳩言われる -- 名無しさん (2023-06-27 13:11:51)
- 編集しながら思い出したけど、刺突刃って村娘時代から使ってるんで「村娘のわりに物騒な武器使ってんなあ」って初プレイ時思ったもんだw -- 名無しさん (2024-01-24 17:38:43)
最終更新：2024年04月23日 08:45
