魔界(魔人探偵脳噛ネウロ)

登録日:2017/03/17 (金) 12:40:00
更新日:2024/03/07 Thu 02:29:09
所要時間:約 11 分で読めます





ネウロ「魔界の〇〇はこんなものではなかったぞ」


【概要】

漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』に登場する世界。

人間界とは次元も時間の流れも全く異なる完全な異界。
ただし完全に分かたれた世界というわけではなく、『門』と呼ばれる場所を通って行くこと自体は可能。

劇中で弥子たち人間が直接訪れることはなく、ネウロの回想や故郷を懐かしむトークでのみどんな世界なのか断片的に描かれている。

……が、そこで明かされる情報は読者から見ると極めてシュールである。


まず文化や社会常識は人間界とは全く異なる。
例えば魔界における「いい人」の基準は「人の傷口を嬉々としてえぐり、好んで再起不能にする奴」
つまりネウロとかこいつとかがものすごくいい人ということに……。

その他人類ではありえない物理法則を超えた身体能力や生態を持つ存在が跳梁跋扈している。
物理法則そのものも異なるらしく、ネウロによると「気を抜くと地上での自然な立ち方すら忘れてしまう」らしい。

過酷な環境も相まって総じて人間が生存するのは不可能。
そんな性質なのだから、さぞや悲惨な争いの絶えない地獄めいた世界なんだろうと思いきや、魔界では強さの強弱がはっきりしすぎており、格下の魔人は向上心が絶無。
長い寿命に加えて生まれ持っての実力差が大きく、早々に可能性の追求を諦め、「運命」という言葉で片付けようとする者が多いなど陰気で退嬰的な傾向にある。

仮に人間界に逃げる事を考えても、人間界に来た魔界の住民は魔界に居る時の数万分の1にまで弱体化する。
故に無力な下級魔人が人間界に逃げ込めば即一般人以下に落ちぶれ、ゼラのように適応力がなければ普通は人間界に出た瞬間即座に消滅する。
ネウロが人間界であれほどの力を誇っていたのはそれだけ規格外だったからに過ぎない。

往復自体が命懸けな上、人間界で言う酸素に位置する「瘴気」が殆ど無いこともありぶっちゃけ魔人が人間界に行く旨みは皆無。
ただしゼラの言によると、過酷な環境に耐えきれなかった弱い魔人が人間界に逃げ込む場合があるという。

ちなみに、ネウロ本人は別段魔界のことを忌み嫌ったりはしていない。
「住人に向上心がない」と呆れ果てている描写こそあるが、魔界の思い出を語る際は大抵懐かしそうに口にしている。
彼からすると「良質な謎を生み出さない」という意味ではあまり価値はなかったようだが、それでも仮にも故郷だけあってそれなりには感慨深い存在である様子。


この項目では一部の魔界777ツ能力魔帝7ツ兵器も記述する。


【作中に登場する魔人】

  • 魔界王
名称だけ明かされた存在。
護身兵器として魔帝7ツ兵器を保有することだけは判明している。


食欲が……わいてくる。我が輩の大好きな『謎』のにおいだ

我らが主人公にしてドSの権化。
魔界では上級魔人に位置し、圧倒的な力もさることながら「魔界一優れた頭脳の持ち主」として魔界では一目置かれた存在である。
詳細は個別項目を参照。


  • 青膿(あおみ)ゼラ
強者は強者らしく、弱者は弱者らしく……それが運命でさ。魔界に生まれた者のあるべき姿だ

ネウロを除けば読者の前で初めて姿を現した魔界の住民。
魔界から逃げ出した下級魔人で一人称は「俺」。笑い方は「ゲゲゲ」
顔面全体に継ぎ目のような亀裂が走った醜悪な相貌だが実は女性
普段はフード付きのコートを深く羽織って人間界を彷徨っている。

指などを刃に変えられる能力を持つが、自身の弱さから人間界に逃げ込んだ代償として身体能力は並の人間以下。
弱り切って寝込んだネウロを嬉々として襲おうとするなど魔界の住民らしいサディスティックな性格の一方、ネウロを「様」付けし、「上級魔人が地上で死ぬのを見たくない」と考えている。
卑屈なんだかツンデレなのか……

実は内臓の端が魔界と繋がるように人間界で適応・進化しており、そこから瘴気や魔界の小蟲を胃に取り込んで細々と生命活動を維持している。
顔の亀裂は実際に開くことが可能で、その中は異空間と化して魔界と繋がっている。
劇中ではその体質を活かしてネウロの一時帰郷のためのゲートに使われた。

なお初期設定では人間体は真っ当な美少女だった。どうしてこうなった。*1


  • 美しい髪の持ち主
ネウロ曰く「魔界中が嫉妬した」という美髪を持った魔人。
シルエットのみの登場で明確な姿はわからないが頭部は鳥っぽい形状で背丈は巨人並、当時放映されていた某社のシャンプーのCMにでてきたロゴそっくりのポージングをしていた*2
ただし髪の全長はおよそ420km*3
髪の毛が暗闇に紛れて襲いかかり、トリートメントと称して手当たり次第に周囲の生物を捕え、髪の毛を介して獲物の養分を吸う。

  • 大陸を誘拐した者
恐らく魔人。
見た目は中華服を着込んだ3つ目の熊。
鮭っぽい形状の巨大大陸を両手で抱えられる巨体の持ち主で、5千年程大陸を誘拐したネウロも認める強者。


【魔界の生物】

  • 魔界の凝視虫(イビルフライデー)
この漫画のマスコットとも言うべき目玉の形をした魔界の虫。
体内は機械的な構造をしている。
主に現場の探索をするが、様々な雑用もこなしたり競目玉や煙草もたしなむなど無駄に人間臭い。
ただしネウロが弱体化すると怠けてまともに仕事をしなくなり、最悪機能停止に陥る。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 魔界のカピバラ
ネウロが嫌う魔界生物。
頭部に角が付いた都庁4個分の大きさのカピバラ。

  • 魔界の追尾蟲(イビルストーカー)
無数に目玉が付いたアンモナイトみたいな外見の小さな虫。
特定した人物を追跡する性質を持つ。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 魔界魚
ユニコーンみたいな角と2つの口を持つ異形の魚。
人間界の温泉地の観光に来たネウロが温泉の源泉で戦わせて遊んでいたが脱走した。

  • 生まない女王様(イビルバジャー)
魔界に住む寄生虫。
芋虫と女性器と乳房を組み合わせたような発禁レベルの醜悪な外見。
とても偏食で、胃に寄生してそれぞれ特定の食べ物だけを求めるよう宿主の脳に働きかける習性を持ち、仮に要求された食物を食べないと要求された食物を食べるまで強制的な呼吸困難に陥れられる。
魔界777ツ能力の1つ。
ちなみに本来は「産まない女王蟻」という名称となるはずだったが、掲載時の誤植がそのまま正式名になった。
これについては生まない女王様(イビルバジャー)自身が単行本のおまけページにて描かれた宿主の中で「別にいいわよ… 多分もう出番ないし」とコメントしている。

  • 城壁の苔(イビルサラウンダー)
蛇みたいな外見の魔界植物。
金属を餌とし、餌の金属が外敵に狙われるとそれを護るため近づく敵へ襲い掛かる性質を持つ。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 野生の机
魔界では机そのものが生きている。
野生の場合は顔面が机の形をした恐竜みたいな怪物で、上に物を置くと怒って手がつけられないくらい暴れ出す。

  • 魅惑的な毒前酒(イビルアペリティブ)
毒物を好んで食らう魔界生物。
魔界777ツ能力の1つ。

  • イビルデスオペレッタ
魔界に生息する巻貝の一種。
対象の耳に差し込むと対象の脳に救いを求める声を一生叫び続ける。
魔界777ツ能力の1つ。


【環境・地域】

  • 瘴気
魔界に満ちている、魔界生物にとっての酸素のような概念。
人間には極めて有毒・有害な物質で、有毒極まりない火山ガスなどは「人間界で摂取できる貴重な瘴気」として使える。
また死体が埋まっているなどの曰くつきの場所や物品にも瘴気は宿る。
ネウロ曰く、気まずい雰囲気も瘴気になりうるとか。
この瘴気が吸えないと魔界生物は弱体化の一途を辿っていく。
弥子曰く、人間で例えるならば、「息継ぎや呼吸をせずに海中で生活+食事を延々摂り続けるようなもの」。ネウロも例外ではなく、彼の場合膨大な魔力で無理矢理補っているに過ぎない。

  • 太陽
魔界では太陽は手足と顔と意思を持つ。
……が、下記のエコカーに自分の都合で連れ回されては燃料代わりに齧り取られていたせいで非常に性格が卑屈で、明るい所が大嫌い。
激怒しない限り光らず、陽の光が欲しい場合やランチを食べたい時は魔界の住民が総出でタコ殴りにする。
弥子曰く「リンチで始まるランチ」

  • 魔界地獄谷温泉
ネウロが「まさにこの世の地獄絵図」と懐かしむ、死体と腐臭とマグマで溢れた魔界の絶景スポット。
近年風呂に浮かぶ白骨が偽物だと発覚したことで客足が落ちた。
タオルは持ち込み禁止でエスタークみたいな番頭がいる。

  • マグマの荒野
ネウロが自身の限界を知るために使った場所。
最高温度は不明だが、1億36度まであるのは確定。

  • 魔界の門と地上の門
魔界と人間界に通じる2つの門。
それぞれの扉の前には「嘘しか言わない門番」と「本当の事しか言わない門番」が存在。どちらかの門番に1度だけ質問が許され、もし選択を誤れば人間界に戻れず魔界に堕ちてしまう。
いわば天使と悪魔問題
ネウロ曰く「なつかしいな。答えを間違った人間が何人も魔界へ堕ちたものだ」

  • 魔界の泥
滋養強壮効果を有するチョコレートに小さな泥玉が混入された結果、滋養強壮効果が800倍に増幅。
食べた人間にドーピングコンソメスープなど非ではないレベルの強靭な肉体を付与した。ぬふぁーーーーーーん!!
ただし効果は一時的なモノ。


【技術関係】

  • ネットワーク
ハッキング用能力「異次元の侵略者」が示すように、魔界にも人間界と同じインターネットが存在する模様。
ファイヤーウォールは「防御火壁」と呼ばれる。

  • 断面への投擲(イビルジャベリン)
魔界の槍。槍というより薙刀風の形状。
物体を切断せず、刃先から発せられるソナーにより通過した物質の材料を解析。
解析結果は腕から生えた液晶画面で確認できる。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 無気力な幻灯機(イビルブラインド)
対象者の周囲10mにおける存在の解像度を大幅に下げ、極端に目立たなくさせる魔方陣のような器具。
レーダーにも映らなくなる。
ネウロによれば本来は暗殺用らしい。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)
魔界の楽器兼拷問器具の一種。
見た目は身の丈ほどの弦のないバイオリンを持つ二足歩行の小さな蝙蝠のような生物。翼がノコギリ状の弓になっている。
自分の弦を持っておらず、生物に寄生して宿主から痛覚神経を引き摺り出し、弦代わりにして演奏を奏でる。
宿主は地獄の苦痛を味わうが、ネウロからしてみればリラックスする音楽の様子。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 目潰し目薬(イビルドロップ)
目に注して瞬きをすると目から破壊光線を発射できる目薬。
魔界の医薬品では珍しく人間にもデメリット無しで使用可能。
魔界777ツ能力の1つ。

  • エコカー
上記の太陽をエネルギー源として自分の都合で連れ回しては燃料代わりに齧り取る魔界の車。
山脈よりも巨大な太陽をはるかに超える巨体の持ち主で太陽が卑屈になった元凶。
なお移動は車輪ではなく、2本の脚。おまけに自分の意思で動き回る。
弥子曰く「エコの欠片も無いエゴカー」

  • 地獄の地獄耳(イビルバタフライ)
耳でできた蝶の形をした魔界の盗聴器。
親機を対象の部屋の壁に設置し、子機を耳につければ拾った会話を子機が囁いてくれる。
ぶ厚いコンクリート壁など障子戸も同然という驚異的な性能。
ただし子機が気まぐれでクシャミをすると、脳まで貫くかのような長く巨大な針が子機の受信部から飛び出す。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 理性の媚薬(イビルアンプル)
服用者の脳内の伝達物質の回転速度が2倍になる魔界の薬品。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 理性的逆上(イビルファンブル)
『理性の媚薬』の強化版。ネウロ曰く「魔人用」
人間が接種すると脳が耐え切れず、42度という高い知恵熱に侵される。
なお瓶は通常版と違って普通に生きていて空も飛び、瓶の意思で人間界の食物に薬品を投与したりする。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 惰性の超特急5(イビルレイピッド)
機関車のような形状の魔界の車。
1秒でマッハまで加速するため常人が載るとGに負けて肉片になる。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 足音の化石(イビルセンティピード)
いつも誰かに踏まれてきた大地の嘆きを大地に代わって訴える魔界の靴。
靴で出来た百足のような形状。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 電気
ネットワークやゲーム機がある以上電気エネルギーも存在する。しかし電流は感電すると筋肉繊維をズタズタに引き裂く効果があり、人間界の電流とは性質が違う模様。
充電池も存在するがこちらは電気エネルギーではなく魔力を蓄えるモノ。

手足が付いた異形の傘。意思もしっかりある。
直上部に鋭利な刃が無数に備え付けられ、傘を差した者の頭上から刃を突き立てられる構造。

  • イビルキャスティング
魔界の漁に使われる網。
網で捕らえた獲物を5秒で溶かす。
魔界777ツ能力の1つ。


【文化・娯楽関係】

  • 16月344日
ネウロの誕生日。
時間の流れ方も暦・年月の数え方も根本から人間界とは異なることが分かる。
一応グレゴリオ暦だと3月10日に相当する。つまり弥子の誕生日と同日である。

  • 料理
「食べると体が発火・炎上する料理」「食べた者がのたうち回るので、皆でそれを見て楽しむ料理」が存在。
『謎』のみが食糧源のネウロは食べられないが、どっちにしろ他人に食わせるほうを選ぶだろう。

  • 推理ドラマ
大概ドラマの開始5分で登場人物が全員死に、後は放送終了まで延々死体を映し続ける。

  • 孔雀色の絵の具(イビルコクーン)
おそらく娯楽グッズの一種。
背中に一塗りするだけで相手の警戒を解く癒しムードに包まれる絵の具。
厳密には塗った対象の姿を別の生物に誤認させる絵の具であるが、基準が魔界ベースなため人間からしてみれば奇怪極まりない怪物でしかない。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 禁断の退屈(イビルステーション)
ネウロも持ってる魔界製のゲーム機。
ネウロがやっていたジャンルは「恋愛シミュレーションに近いもの」らしい。
が、その光景は悍ましい異形の怪物達が凶器を手に殺し合う阿鼻叫喚の地獄絵図である。
ゲームが起動した事務所内はヒロイン(仮)や登場人物の惨殺死体や肉片が散乱する地獄絵図と化していた。
しかも登場人物は生きており現実空間に干渉できる*4
劇中では生首になった登場人物が弥子の頭に噛み付き、骨をも数秒で溶かす溶解液を分泌しようとしていた。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 人肉色
人間界におけるピンク色に相当。

  • 金利
通貨という概念も当然あるが、グレーゾーンという曖昧な金利は存在しない。
魔界における金利はギンギンのブラックゾーンらしい。

  • 素直な二枚舌(イビルテイスター)
魔界の舌。恐らく娯楽アイテムの一種。
舌に着けると『甘さ』と『塩辛さ』、『辛さ』と『苦さ』があべこべになる。
ちゃんと目や口があり生きている。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 治癒の失速(イビルストール)
身につけて動かない事で空気中の魔力をかき集める肩掛け。
肩掛けというより衣装上下一式と書く方が正しく、デザインは人間界基準でも普通にオシャレ。
ただしネウロは「点滴のようなもの」「これで魔力を回復しても全く味気ない」いう考えから緊急時以外使わない。
動かないといってもデスクワーク程度なら問題ないらしく、余暇で弥子の顔面を破壊するポリゴンゲームを作っていた。
魔界777ツ能力の1つ。

  • 魔界の水蟲(イビルインソール)
全身ピンク色で中年女性の様な姿をしている魔界の中敷。
靴の中の雑菌を繁殖させ、汗のDNAや足紋を調べられる。
魔界777ツ能力の1つ。

第1から始まり第6億まである長丁場。
これを朝の5分で全て終わらせなければならず、こなすうちにおのずと手先のスピードが光速を超えるまで鍛えられる。

  • 競目玉
魔界の凝視虫の同族のような、目玉っぽい生き物による競馬のような文化。
ビジュアルは眼球に人間の足が生えたシュールなもの。
調教のし過ぎによるドライアイでサイレンスオメメがレース中に故障棄権・死亡した事件は「競目玉史上最大の悲劇」と呼ばれている。


【余談】

読み切り版でも存在は語られているが、こちらだとネウロに謎を食い尽くされてしまった結果退屈の極地に陥ってしまった。
そして最終的に住民達が暇を潰そうと最終戦争(ハルマゲドン)を起こして殺し合った末滅亡した。



追記・修正は人の傷口を嬉々としてえぐり、好んで再起不能にできる方にお願いします。

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最終更新:2024年03月07日 02:29

*1 作者曰く「他キャラとの兼ね合い」

*2 「魔界中が嫉妬する髪」というのもそのCMのキャッチコピーと似ている

*3 東京〜神戸くらい

*4 ゲーム機を停止すれば自動的に消える