バンバドロ

登録日:2017/03/16 Thu 23:17:03
更新日:2023/02/23 Thu 13:55:13
所要時間:約 4 分で読めます




泥を まとった 重たい キックが 得意 攻撃。 大型トラックも 簡単に スクラップに するぞ。

ポケットモンスターシリーズにサン・ムーンから登場したポケモン

■もくじ


■データ


全国図鑑No.750
アローラ図鑑No.133
アーカラ図鑑No.060
分類:ばんばポケモン
英語名:Mudsdale
高さ:2.5m
重さ:920.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:じめん

特性:マイペース(混乱しない。いかくを受けない)
  /じきゅうりょく(攻撃技を受けると防御が1段階上昇する)

隠れ特性:せいしんりょく(ひるまないいかくを受けない)

HP:100
攻撃:125
防御:100
特攻:55
特防:85
素早さ:35
合計:500

努力値:攻撃+2

進化:ドロバンコ⇒バンバドロ(Lv.30)

■概要


ポニータ系統シママ系統に続く3匹目のポケモン。
ドレッドヘアーのような独特の鬣を持つ。
他の馬ポケモンほど速く走れないがパワーとスタミナに優れており、10トン以上の荷物を引いて三日三晩走り続けることが出来る。
なお進化前のドロバンコより素早さが落ちている。アローラ地方のポケモンこういうのばっか…

たくましい身体と強靭な精神力を持ち、どんなピンチに陥っても音を上げたり逃げたりはせず、
車を一発でスクラップに出来るほどの破壊力を持つキックを繰り出して敵を返り討ちにする。
蹄周りは泥を固めて作られたプロテクターに覆われており、これによって蹴りの破壊力を高めている。

バンバドロが本気で走るとその衝撃で地面に穴を開けてしまうため、アローラの一部地域では公道でバンバドロに乗ることは禁止されている。

モチーフはその名の通り輓馬。*1
体重は920kgとメガシンカと伝説、および「ヘヴィメタル」持ちを除いた中ではダントツに重く、珍しくモチーフの動物に近い体重が設定されたポケモンである。*2



■ゲームでのバンバドロ


進化前のドロバンコは序盤から4番道路やオハナ牧場などで捕まえることが可能。
低レベルで「じならし」を覚えるので、捕まえてからすぐにじめん技要員として活躍できる。
とくにカキの試練ではぬしポケモンの4倍弱点を付けるため、ある程度育てておくことを推奨。

自力習得技はじめん、かくとうノーマルにタイプが偏りがちだが
じしん」「ばかぢから」などといったその見た目に恥じないパワフルなものが多い。
「ヘビーボンバー」も覚えることができ、先述する重量級ぶり故にその威力を遺憾なく発揮できる。
新技の「10まんばりき」は威力・命中共にわずかに「じしん」に劣るが、ダブルでは味方を巻き込むことなく攻撃できる。

鈍足な代わりにHP、攻撃、防御はどれも高水準。
後述する特性とあいまって殆どの物理アタッカーに対して強気に出ることが可能。
地味に特防も85と決して低くなく、高いHPのおかげで生半可な不一致弱点なら耐えてしまう。

専用特性の「じきゅうりょく」は物理、特殊を問わず攻撃技を受けるたび「ぼうぎょ」が1段階あがるというもの。
この「攻撃を受けるたび」というのがミソで、複数回攻撃を受けた場合はその分だけ防御が上がる。
つまり、「にどげり」で2回、特性スキルリンクによる「ロックブラスト」などをこの特性で受けた場合5回も発動する。
うまくハマれば物理アタッカーに対してはまさに要塞と化すのだ。

ただし耐性はそこまで良いわけではないため、高耐久だからといって過信は禁物。
とくにその体重故「くさむすび」は致命傷どころではない。タイプ上有利なでんきポケモンはサブウェポンで持ってることも多いので注意しよう。

トレーナーの所持するバンバドロとしては、ストーリー中で何度か出会うことになるハプウの相棒・切り札という印象が強い人が多いと思われる。
また、彼女からはライドギアにバンバドロを登録してもらうことで主人公も乗り回すことが可能になる。
ケンタロスムーランドより速度は遅いが、デコボコしている荒れた道の上でも走ることが出来る。
このバンバドロは加減してくれているのか、先述のように地面に穴が開いたりとかはしないのでご安心を。

■対戦でのバンバドロ


物理アタッカー型が主流。
先述の通りじめん、かくとう技がメインになるほか、
この2つが通りにくいタイプへの打点として「いわなだれ」(残念ながらストーンエッジは覚えてくれない)、
フェアリーを狩れる「ヘビーボンバー」なども候補に上がる。
また、アタッカーが多いのを逆手に取ったどくどくみがまもによる耐久型もしばしば挙げられる。

高耐久とはいっても、回復手段の乏しさ故に高火力アタッカーが相手だと
物理型だろうが押し切られてしまうことも少なくはなく、
それらを相手するにはあらかじめ特性が発動した状態でないと厳しい場合もある。
有利な技を読んでの受け出しで「じきゅうりょく」を発動させるなどといった工夫がほしいところ。

じめん単の重物理アタッカーにはドンファンカバルドンといったライバルがおり、立ち回り次第では彼らの劣化になりかねない。
特性による居座り性能の高さで上手く差別化して行きたい。

特性はシングルではほぼ「じきゅうりょく」一択。
「マイペース」もSM発売前は「タイプもあいまって化身ボルトロスクレッフィをメタれるかも?」と言われ注目されていたが、
蓋を開ければいたずらごころを中心とした仕様変更で化身ボルトロスやクレッフィが弱体化、使用率が減ったため意識する必要性は薄いとされている。
ダブルバトルでは「マイペース」も味方から「いばる」を受ける定番のコンボで有用。
素早さのおかげで「トリックルーム」下のアタッカーとしても優れる。
隠れ特性の「せいしんりょく」も「ねこだまし」が飛び交いやすいダブル向き。
また、「10まんばりき」が「グラスフィールド」下で威力減衰されない、先述の「ストーンエッジ」を習得できない点も相まってどちらかといえばダブルへの適性が高いようだ。

持ち物は特防を補うことで総合耐久が更に向上する「とつげきチョッキ」が主流のようだ。
他は回復手段の乏しさを補え、確定数をずらせる「オボンのみ」「たべのこし」、
物理耐久ポケお馴染みの「ゴツゴツメット」なども悪くないだろう。

剣盾では新たに「ボディプレス」を習得。防御と防御ランクを用いて攻撃する技なので「じきゅうりょく」と非常に相性がよく火力面が強化された他、HPを底上げして耐久を確保して「じきゅうりょく」をより確実に積む事も出来るためダイマックスとの相性も良い。さらに、一撃必殺技として「じわれ」もタマゴ技で習得し機能停止しにくくなった。
一方で、ダイマックスが重さ依存の技を無効化するため、主力のひとつである「ヘビーボンバー」の通りは悪くなっている。
「マイペース」も「いかく」を無効化するようになったため強化されている。Pokémon HOME解禁前のダブルバトルでは「マイペース」を活かしてオーロンゲの「いばる」を安全に受けて相手を一気に攻めるコンビが一定数使われ、何回か使用率ベスト30に入っている。



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最終更新:2023年02月23日 13:55

*1 ばんば。重い荷車を運搬する大型品種の馬。北海道のばんえい競馬で用いられることでも有名

*2 競馬でよくみるサラブレッドが500kgで大柄な部類に入るのに対し、輓馬は800kg~1200kgもの馬体重になるものもいる