ヒューイ/エメリッヒ博士(MGS)

登録日:2017/03/08 (水) 21:00:10
更新日:2024/03/21 Thu 18:48:57
所要時間:約 11 分で読めます




METALGEARSOLIDシリーズに登場するキャラクター。

生年月日:1945年8月6日(日本人にとっては忌まわしい記憶となっている、広島への原爆投下と同日)
CV:田中秀幸



人物

元はNASAの宇宙工学技術者で、二足歩行兵器を開発したロボット工学の権威。生まれつきの脊髄異常によって足が不自由で、車いす生活をしている。
父親はマンハッタン計画に携わり、
「お前の父親の開発した原爆によって、戦争が終わり、アメリカの多くの若者たちが死の恐怖から救われたのだ」
といい聞かされて育ったことで、幼少時はそんな父親を誇りに思い、尊敬していた。
しかし、小学5年生の時に転校してきた日本人のクラスメイトに原爆投下直後の広島の写真集を見せられた事がトラウマとなり、父親と核兵器を憎悪するようになる。自分の足が悪い原因も「原爆の開発の過程で放射線被爆をした父の影響だ」と考えるようになった。

科学が戦争ではなく世界を良くするために使われることを夢見て、弱冠16歳にしてマサチューセッツ工科大学に入学。
卒業後はNASAに就職し、月面探査用の歩行システム開発に従事するが、1969年にアポロ11号計画で月面着陸が達成された後は、憎悪している核ミサイル研究へと回された。
だが、そこで歩行システム研究の業績によってホット・コールドマンに目をつけられ、CIAにスカウトされる。

……以上のように核兵器を嫌悪する気持ちは人一倍強く、技術者としても非常に優秀と言って差し支えない人物なのだが……。

ちなみに「ヒューイ」というのは同僚であったストレンジラブにつけられたあだ名で本名ではない
由来は映画「サイレント・ランニング」に登場するドローンからで、彼女の後ろをついて回り、指示を待つ姿を皮肉ってつけられたもの。
ファミリーネームは判明しており、その名は「エメリッヒ」。つまりオタコンことハル・エメリッヒの実の父親である。


【MGS2】


一応の初登場作品……だが、この時にはすでに故人。オタコンの口から存在が語られる。
自分はオタコン、妻はエマの連れ子同士の再婚をするが、あろうことか妻がオタコンと禁断の関係に落ち、それを儚んだエメリッヒはエマと無理心中を図って、自宅のプールで溺れ死んだらしい。

MGS3


時系列上の初登場。ただし今回は写真のみ。
グラーニニ・ゴルキーにあるグラーニンの研究所にグラーニンとオタコンによく似た「アメリカの友人」のツーショット写真が飾られている。
政争に敗れ運命を悟ったグラーニンが、自身の産み出した二足歩行技術を託す人物としてこの「友人」を挙げている。
弱冠19歳にして二足歩行技術に関する論文を書いており、敵国のトップクラスの技術者に注目されるほどの才能を持ち合わせていたようだが、
アメリカ国内ではイロモノ同然だったようで、グラーニンとの接触後にシギントに無線をかけると「エマーソンだか…ハインリヒだか…よく覚えていないが」「誰もまともに取り合わなかったけどな」と(戦車に足をつけることの無意味さを散々に論われたうえ)散々な評価を聞くことができる。


MGS:PW


MGS2から示唆されること約10年ようやく本人が登場。この頃は四足歩行・変形機構を持つ自作の車椅子を使っていた。
ホット・コールドマンの掲げる「絶対的な核抑止による恒久的世界平和」という理念に共感し、彼の主導するピースウォーカー計画に参加。
計画の中核となっている核兵器搭載自立型歩行戦車「ピースウォーカー(バシリスコ)」、
及びその機体制御用AI「レプタイルポッド」、ピースウォーカーのプロトタイプとも言えるAI兵器「ピューパ」「クリサリス」「コクーン」を開発した。

憎んでいるはずの核兵器の研究に携わったのは
「核抑止による世界平和を達成することで、核開発によって狂わされた自分の人生が決して無駄なものではなかったことを示したかったから」とのこと。
(無線でも「自分は好む好まざるに関わらず、核という存在と向き合わなければならない。そして、その成果が間違った方向に使われようとしているのを阻止して欲しい」とスネークに語っている)

しかし、ピースウォーカーの抑止力の実証のために、コールドマンが実際に核弾頭を発射しようとしたために対立。
火口内基地にて彼と口論になり、階段から突き落とされたところをBIGBOSS・ネイキッド・スネークに救出される。
以後はCIAを離れ、スネークの指揮するMSFに移り、自身の開発したAI兵器の戦略アドバイザー、及びマザーベースの技術開発に携わることとなる。
そして、後の全てのメタルギアの祖とも言える無人二足歩行戦車「メタルギアZEKE」を開発する。
(広義の意味でのメタルギアはこれ以前にも登場しているが、本来の意味でのメタルギア=核搭載型の二足歩行戦車はZEKEが初)

MGS3に登場したグラーニンとは文通相手で、二足歩行兵器の設計思想は彼の手紙から着想を得たもの。
そのため、ピースウォーカーに関しては「基礎アイデアは東側の借り物(パクリ)」と自ら評している。

スタッフとしての能力は、研究はもちろん最高値であるS、何気に諜報もAと高水準。
実戦、医療、糧食に関しては軒並み低いが、実戦部隊に配備してもミッションに出撃は出来ないし、
彼を研究開発班に配属させないとストーリーが進まない(真のエンディングの条件であるメタルギアZEKEを開発できない)
他の部署に移動させるメリットもないため、特に影響はないだろう。

コスタリカでの事件が終息した後は、以前から想いを寄せており、同じくMSFに移ってきたストレンジラブ博士との仲も進展している様子。


……そんな平穏な日々を過ごしていた彼の人生は、この後、転落の一途を辿る事となる。



MGSV:GZ


カセットテープで声のみの出演。
ピースウォーカー事件後、破壊したピースウォーカーから回収した核弾頭を接収・配備したことで、MSFは世界中から無視できない脅威として注目されることとなる。
これによって、MSFはIAEAの核査察の対象となったため、ヒューイはこれを受け入れるようスネークに進言。
スネーク達は難色を示すが、ヒューイは独断によって*1この査察を承諾。マザーベースの司令室へと査察団を招き入れる。

しかし、この査察団はサイファーの実働部隊「XOF」の偽装であり、司令室を抑えられたマザーベースは機能を停止。
同時に脚部に設置されたC4が爆発。マザーベースは崩壊し、命からがら脱出したわずかなスタッフも、XOFの追撃を受けて全滅した。
ヒューイもこれ以後、消息不明となる。

……これだけを見ればヒューイも被害者だが、実際は国でもなく、IAEAに加入もしていないMSFが査察の対象になることなどない*2
この直前にストレンジラブがマザーベースを離れている事から、ヒューイへの疑惑の影が見え始める。


MSGV:TPP


マザーベース崩壊後、スネークが昏睡していた9年の間、彼はサイファーの指揮官であるスカルフェイスに連れ去られ、
アフガニスタンのソ連軍基地で軟禁され、完全直立二足歩行戦車「メタルギア・サヘラントロプス」の開発を行っていた事が判明する。
この頃には自身が開発した自立歩行ユニットによって歩くことが可能となったが、その代償として外からボルトを骨に直付けする、なんともエグい状態になっている。(そのため足の骨がスポンジのようにボロボロになっており、ユニットが破壊されれば下半身が崩壊する非常に危険な状態。オセロットはそれを知って腐食性アーキアをチラつかせて、ヒューイに口を割らせている)

また、ヒューイという通称はほとんど使われず、作中では一貫してエメリッヒ(博士)と呼ばれている。

完成を待てないスカルフェイスによってサヘラントロプスを押収されそうになったため、ダイヤモンド・ドッグズへの亡命を希望。
マザーベース崩壊はエメリッヒのせいだと考えるカズヒラ・ミラーの依頼によってスネークが救出=拉致に向かった。
ミラーを始めとした旧マザーベーススタッフには、MSF壊滅の張本人であるとして並々ならぬ憎悪を向けられており、
彼らにリンチされることを懸念したスネークとミラーによって、保護の名の下に再び軟禁され、技術開発スタッフとして扱われた。

一応、開発の能力はSとこの時期に加入する人員としては優秀で、前作に引き続きしばらくは開発部門を牽引していく存在にはなる...のだが、ストーリーを進行していけば彼以上の能力を持ったスタッフを揃えていける上、エンディングの条件に関わる事も無いので、プレイヤーの心情的にも前作より存在意義は薄れていると言えよう。

ダイヤモンド・ドッグズに到着後は、数々の疑惑について、ミラーとオセロットとから執拗な尋問を受けるが、中々思う様に話さない。
オセロット曰く、自分の本心にさえ嘘を重ねているために自白剤が効かないとのこと。
基本的にはスネーク達を思っての行動の結果、それが裏目になってしまったというスタンスを取っているが、発言に矛盾が見られたり、言行が二転三転したり、言っていることが本当か嘘か判別が困難*3
しかしサヘラントロプスに関してだけはかなり饒舌になり、また、かなりの思い入れがあるようだ。


マザーベース崩壊に関しては
「査察はみんなのためだった。僕だって仲間のために自分の危険を顧みなかった。偽装なんて思うわけが無い」
「9年もの間、仇であるスカルフェイスに軟禁されてサヘラントロプスの開発を強要された。僕だって被害者だ」等と絶妙にピントがずれた発言*4を繰り返す。
記録テープでのミラーとオセロットの尋問においても、あくまでも自らを正当化する矛盾だらけの言動を重ねていく

その後も、スカルフェイスの計画の重点の1つであるメタリックアーキアについて知っているのに黙っていた、
スネークとミラーが苦しませて殺すために止めを刺さず放置していたスカルフェイスを勝手に殺害する、
イーライを筆頭とした少年兵らに、マザーベースに回収したサヘラントロプスを修復するアドバイスを秘密裏に教え、彼らの武装蜂起の切っ掛けとなるなど、間の悪すぎる(もしくは黒と言える)行為を重ねていった。


そして決定打となったのは、隔離施設実験棟内での声帯虫の暴走
声帯虫の検査のためと称し導入したX線検査機からβ線が漏出。これに晒された声帯虫が突然変異を起こした結果、多数のスタッフが犠牲となった。
この機器を導入、検品したのは、他でもないエメリッヒであったのだ。

オセロットが罪状を読み上げ、ミラーがそれを追求。スタッフ達が口々に「殺せ」「殺せ」と叫ぶ中、ヒューイの命は風前の灯火と言ってもよかった。


【裏切りの容疑者】


カズヒラ・ミラーとリボルバー・オセロットが検事役となった「裁判」では、以下の罪が挙げられた。









【ヒューイの罪状に関する不自然な点・違和感について】



これまでのヒューイの言動や行動により、多くのプレイヤーは作中のDD隊員のように彼に対する怒りを募らせた事だろう。
彼が限りなく疑わしい行動を取っていたこと、彼の行動によって惨事が引き起こされたことは紛れもない事実であり、その点において彼は誹りを免れることはできない。
しかし、劇中の描写には一部不自然な点が見られるのもまた事実である*10





【参考:ヒューイとスカルフェイス】


「私は闇の住人。だが貴様のような腐った男と一緒にされたくはない。裏切り者め」
「いずれ仲間たちから罰を受けるがいい」

いずれも、『TPP』におけるヒューイに対するスカルフェイスの発言である。
「裏切り者」の発言には主語がないためスカルフェイス側とスネーク側のどちらを指しているのか定かではないが、
この台詞からスカルフェイスは少なくとも「ヒューイはスネーク側に裁かれるだけの何かをした」のは知っていることになる*14
また、スカルフェイスからしてもヒューイは救いようのない男だったようで、心の底から軽蔑している事が読み取れる。
そしてこのやり取りはスネークの侵入に気付いていない状況下での出来事のため、情報攪乱目的で発言したとは考えられない。
ヒューイも反論をしていなかったことから、何かしら身に覚えがあったものと解釈できる。

あくまでスカルフェイスの視点からの台詞ではあるが、ヒューイの人間性を示唆している発言であり、この時点で彼が「裏切りかそれに近い行為」をしていた可能性は高い。

【ヒューイ自身の態度について】

そもそも、劇中で確認できる彼自身の態度には見過ごせない問題が非常に多い。
  • 自身の行為が大惨事に繋がったことについて、仮にそのつもりがなかったとしても、反省している様子や謝罪の弁は一度も見られないこと。
  • どんなに自身の行為を糾弾されても一貫して責任転嫁や言い訳に終始していること。
  • サヘラントロプスやメタリックアーキア、そして声帯虫の情報を当初スネーク達に意図的に隠しており、その結果相当量の人的被害や犠牲が発生したこと。
  • やむを得ず仲間を始末する決断をしたスネークに対し、自身の行為を棚に上げ、かつ背景事情も一切考慮せず一方的に非難の言葉を投げかけていること。
  • 瀕死状態にしたうえでもがき苦しみながら死ぬべきとしたスネーク達の意向に反し、何の伺いも立てずに勝手にスカルフェイスにトドメを刺したこと。

スカルフェイス側の評価も相まって、劇中無実を主張し続けている割にはあまりにも疑いを持たれるような態度を取り過ぎている印象があるのは否めず、ヒューイ擁護・無実派のユーザーからもマザーベースから追放するという判断自体は正しい選択であったとする意見は多い。

【3年10ヶ月越しの真実?】

この有罪、無実どちらとも取れるヒューイの一連の騒動についてはファンの間でも様々な論争を呼んだ。
しかし、2019年7月24日頃からMGSVのゲーム内では明らかになっていないシナリオの設定についての話題がtwitterで見られるようになった。
それはゲーム内からでたシナリオ台本で、台本の内容は、ヒューイがクロである事を示唆する内容であった。
かなり膨大なテキスト量ではあるが、あくまでもtwitter上で非公式に開示された物であり、またその内容が製品版のゲーム内容に正しく反映されているという保証もないため、その真偽については不透明。

本当にヒューイが己の保身のためだけに、家族やかつての仲間さえ手にかけた狂人だったのか?
それとも彼の最後の叫びの通り、まともなのはヒューイだけで、カズやオセロット、スネーク、はたまたDDという組織そのものが狂っていたのか?
もしくは両方狂っていたのか・・・?

TPPが一応の完結を迎えた今、真相はもはや闇の中である。

ただ、ヒューイの最終的な総評は、追放した後のDD内でのスタッフ同士の会話が全てだとも言えるだろう。


余談

エメリッヒの「まともなのは僕だけか!?」という自分を棚上げにした発言はMGSファンの間で何かとネタに使われる。
適当に何かを茶化す時に「僕だけが本当のことを知っているんだ」という体で書き込み、それに対して誰かが「ボートを用意しろ」と返すのがお約束。
ちなみにリリース当初は追放後も未練がましくいつの間にか研究開発班に戻ってきているというバグがあった。
バグに気付いたプレイヤーはまた何かやらかすのでは…と戦々恐々だったが、そのあとは特にイベントもなく居座るだけ。
ただし、この頃にはS+以上のスタッフも揃えやすくなっているので、彼の存在はスタッフ人数を圧迫するだけの邪魔な存在でしかなくなっている。
現在はクワイエット関連のバグとともに修正されており、ちゃんと追放されているので安心してほしい。


エメリッヒは尋問途中、オセロットに眼鏡を壊されるが、その後に新調した眼鏡のデザインは、小島秀雄監督が愛用している物とそっくり。
汚れ役のキャラクターにしては、小島監督じきじきのプレゼントを贈られるという破格の対応である。
『MGSV』開発中、コジマプロダクションとコナミ本社側では(恐らくは予算配分や開発期間の問題で)相当なイザコザが起こっていたらしい。
小島監督は最終的に権限を剥奪され、コナミ退社を余儀なくされたが、もしかすると『MGSV』の開発スタッフたちはその無念をエメリッヒという形で表現したのではないか……という考察もある。








「スネーク! 元はといえば君が悪いんだ! 項目を追記修正しなければ、全消しだって起きなかった!」
「僕は自分の危険を顧みずに申請をしたのに、こんな事、どうして平気なんだ!? まともなのは僕だけか!?」


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  • 技術者
  • メタルギア・サヘラントロプス
  • 1984年

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最終更新:2024年03月21日 18:48

*1 ただし、発覚時のヒューイ側の発言にカズは賛同しそれに促される形でスネークも承認しているので結果的にはMSF全体の総意ではある。

*2 ただし、カズ曰く「ここで断っても形を変えて査察団が来る」と言う内容の発言をしていたので警戒されているのは知っていた模様。

*3 ただし元々荒事とは無縁の人間であり、度重なる拷問と自白剤の副作用でまともな思考状態を保てていない可能性もある。

*4 核査察に関してはミラーやスネークも最終的に賛同し偽装と見抜けなかった、軟禁に関しても自分で逃げ出せる状況ではなかったのも事実ではある。

*5 過去作を遊んでいるプレイヤーほど『2』のオルガ、『3』のザ・ボスと「愛する子供を理不尽に奪われて嘆く被害者」の姿を見ているためそれに重ねて同情したと思えばすぐにそれが嘘、しかもヒューイの方が子供を傷つけて母から奪った側と思い知らせるようなシナリオ構成になっている。

*6 実際、マンティスの超能力で動いているようなもので、ヒューイを悩ませていた技術的な課題はなんら解決されていない。尤も言ってる事自体は普通に考えれば当然ではあるが

*7 正確には民間のバイオ企業であるATGC社で、ここはDARPA=アメリカの国家機関=サイファーの影響下にあるであろう組織を得意先としていた

*8 もしミラーの仕業であるならばテープやムービーでヒューイではなく、ミラーに矛先を向けるため、オセロットもミラーの犯行ではないという裏取りが取れているといってもいい。

*9 サイファーの件がでっちあげでないとヒューイに犯行をする動機が生まれてしまう

*10 TPPという作品自体、ストーリー描写と設定の補完に不足が多々見受けられることは注意されたい。事実蝿の王国(MGS:TPP)は未完成の状態であった

*11 ただ、なんだかんだ言ってヒューイの科学者としての能力は評価しており、Dウォーカー開発時もミラーは気に食わないながらも必要と言い、最低限の配慮はしていた。そして声帯虫の危険性もDD内で認知されていたから「いくらヒューイでも流石に馬鹿な事はしないだろう」という考えで検品を任せたと解釈もできるし、責任問題があってもヒューイがやったことには変わりがない

*12 ヒューイがマザーベースに連れてこられた最初の尋問で「クロだと思うが証拠がない」と発言している。

*13 各所に貼り出されるポスターもその一例

*14 この時点で声帯虫及びイーライに関する事件は発生していないため、判明している罪状に絞るとすればマザーベースの崩壊を招いた件、またはスカルフェイスへの技術供与が該当する。