マシェード

登録日:2017/03/04 (土) 09:32:00
更新日:2023/07/02 Sun 20:42:50
所要時間:約 5 分で読めます




点滅する 胞子を 吹き出し 眠りに 誘う。 眠った 獲物の 精気を 吸い取る。

マシェードとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■もくじ


■データ


全国図鑑No.756
アローラ図鑑No.146
アーカラ図鑑No.073
ウラウラ図鑑No.065
分類:はっこうポケモン
英語名:Shiinotic
高さ:1.0m
重さ:11.5kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ/フェアリー

特性:はっこう(手持ちの先頭にすると野生のポケモンの出現率が2倍になる)
  /ほうし(接触技を受けた際に各10%の確率で相手をどくまひねむり状態のどれかにする)

隠れ特性:あめうけざら(雨の時に毎ターンHPが1/16回復する)

HP:60
攻撃:45
防御:80
特攻:90
特防:100
素早さ:30
合計:405

努力値:特防+2

進化:ネマシュ⇒マシェード(Lv.24)


■概要


サン・ムーン』から登場したポケモン。名前の由来はmashroom(茸)+shade(陰)と思われる。キノコがモチーフのポケモンは今作で4匹目となる。
ネマシュに手足が生え少し怪しげな雰囲気を持つポケモンへと進化した。
フェアリータイプのはずなのだが張り付いた笑顔が結構怖く、ハイライトのない目が不気味さを加速させている。
マシェードの笑顔が見たければポケリフレをしてみよう。もっと恐ろしいものが見られる。


ニコォ・・・
(●◡●)


見た目のみならず図鑑説明までホラーであり「マシェードのすむ森に行くと怪しい光に惑わされ二度と帰れなくなる」と書かれていたり、
自身の胞子で眠らせた獲物の生気を吸い取るなど下手なゴーストタイプより危険生物である。
しかしこれでもフェアリータイプ。同タイプのエルフーンカプ・ブルルとはどこで差がついてしまったのか…。

進化前のネマシュは危険を感じた時に発光する胞子をばらまくという習性がある。
集団で胞子をばらまいた際は上空を偶然通りかかった飛行機が大事故を起こしかけたのだとか。


■ゲームでのマシェード


マシェード自体は野生で出現しないが、進化前のネマシュはアローラ地方では「せせらぎのおか」や「シェードジャングル」で捕まえることができる。
時間帯が夜でないと出てこない為注意する事。
後述の戦闘面での問題から通常特性よりも隠れ特性を好むプレイヤーもいるが、いざ野生の夢ネマシュを捕まえようとなると、仲間を呼び出す度に行う特性確認に加えて「ねむりごな」「メガドレイン」「フラッシュ」「つきのひかり」と異常に嫌らしい技のラインナップでこちらをイライラさせてくること請け合いなので、これらの技への対策無しでの捕獲は御法度。できるだけGTSを使おう。

種族値は特攻・特防が高い反面、HP・攻撃・素早さは低め。
合計種族値はパラセクトと同じく控えめではあるが耐久面にそこそこ優れているポケモンである。
当時専用技だった「ちからをすいとる」は相手の攻撃実数値の分自分の体力を回復し、相手の攻撃を下げるというもの。
物理アタッカーに対してこの技を出せば少なくとも100以上の回復が望めるという事になる。
「すいとる」と書かれているが相手の体力が減ることはない。
キノコポケお家芸の「キノコのほうし」を覚えることも可能。

マオの試練にて「ちいさなキノコ」を取ろうとするとマシェードとの戦闘になる(ムーンのみ)。
サンでは対としてパラセクトが登場する。

使用トレーナーはマオとマツリカ。どちらもこちらを「ねむり」状態にさせる技を使ってくるため厄介。
どくが4倍弱点のため、エンニュートを連れていると楽に倒せる。
マオはバトルツリーでもマシェードを使うのかと思われたが唯一手持ちから外されている。
しかもフェアリー枠がキュワワーに取って代わられてしまった。くさタイプですらないのに…

ちなみに『ムーン』だと早い時点でマシェードと戦闘が出来るが、『サン』ではストーリー終盤まで戦闘する機会がないポケモンである。

剣盾にも登場。
パラセクトキノガッサはガラル地方には連れて行けず、モロバレル『鎧の孤島』までお預けにされていたため、初期はガラル地方で唯一無二の「キノコのほうし」使いだった。
一方で「ちからをすいとる」は、実質ガラルサニーゴ系統の代名詞のようになってしまったのは悲しいところ。
野生では、主にルミナスメイズの森に出現。光るキノコが自生する迷いの森にぴったりのポケモンともいえる。
ところで、キャンプでマシェードに美味しくないカレーを食べさせた時の顔は……


■対戦でのマシェード


基本的には耐久型での運用となる。同じタイプにエルフーンとカプ・ブルルがいるが役割はきれいに分かれた。
「キノコのほうし」で相手を確実に眠らせてから「ちからをすいとる」で回復する戦法が一般的である。
しかし当然特殊アタッカー相手に繰り出すと上手く回復できないことは留意しておこう。
読まれやすい戦法のため「ちょうはつ」を食らわないように。
「まけんき」や「あまのじゃく」持ちに使ってしまうと逆に起点にされかねないため、その点にも注意。
特にラランテスは「キノコのほうし」「やどりぎのタネ」無効とあまのじゃく所持のため危険。

タイプ一致の特殊技は「ムーンフォース」「ギガドレイン」「エナジーボール」など。
自身の弱点でもあるほのお・どく・はがねは一致技を両方半減するため、サブウェポンか変化技での対策が重要となる。
基本的には「めざめるパワー(炎oror)」が有効打となるが、眠らせたどくタイプに対しては「ゆめくい」もある。
また、自身の4倍弱点であり、同タイプ対決に有効な「ヘドロばくだん」も使用可能。
変化技は前述の技以外に「つきのひかり」や「やどりぎのタネ」という選択肢もあり回復手段には困らない。
「ひかりのかべ」で後続へのサポートも可能。

特性は戦闘時に効果を発揮しない「はっこう」を除くと「ほうし」か「あめうけざら」との選択となる。
「ほうし」は優秀な特性ではあるが希望の状態異常が運頼りになってしまうことが悩み。
また「まひ」や「どく」が発動してしまうと「キノコのほうし」を使うことが出来なくなってしまう。

「キノコのほうし」前提であれば邪魔にならない「あめうけざら」の選択もアリ。
ただマシェードは「あまごい」など雨を降らす手段を持っていないので雨パでの運用となるだろう。
ただし、「ソーラービーム」や「つきのひかり」は弱体化してしまう。

USUMでは、「ちからをすいとる」がポケモン数匹に与えられ、個性を1つ失ってしまった……ように見えたが、「キノコのほうし」で眠らせる戦法は健在。でも差別化は意識したい。

剣盾の環境では「めざめるパワー」が無いため、苦手な相手への対策がより難しくなった。
回復戦法は未だ健在だが、現環境でははがね技の高火力搭載のポケモンが多く、ほとんどのポケモンがダイマックスで高火力技を出せるようになったため、呆気なく押し切られてしまうことも。ちなみに「フラッシュ」も技自体が廃止された。

エキスパンションパス第一弾の『鎧の孤島』でモロバレルが登場し、キノコのほうしは唯一無二の個性ではなくなった。
耐久型のキノコのほうし使いとしては、耐久に優れるモロバレルにやや押されがち。
しかし、マシェードも得意の「ちからをすいとる」や、「つきのひかり」「やどりぎのタネ」「ギガドレイン」などの回復合わせ技を用いたしぶとさではまだまだ引けを取らない。
(見た目的な意味も含めて)安定感ではモロバレルに一歩及ばないものの、他ポケモンとの連携を活かせば、場に居座り相手を粛々と眠らせる恐怖のキノコとして活躍してくれる。

追記・修正はマシェードを育ててからお願いします。

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最終更新:2023年07月02日 20:42