アクア(FE)

登録日:2017/03/03 Fri 00:00:00
更新日:2024/02/06 Tue 10:57:28
所要時間:約 18 分で読めます





私はアクア。暗夜王国の王女……だった者。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


概要

『アクア』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』に登場するメインヒロイン
白夜編・暗夜編・透魔編共に仲間になる共通のユニットの一人。
初期クラスは歌姫。

CV:Lynn、蓮花(歌パート)

誕生日は3月3日軍の中で一番、寝癖が酷い。
「if」の人気投票の女性部門では5位、「if」までの歴代シリーズを対象にした人気投票「第1回英雄総選挙」では女性部門8位、総合では15位とかなり健闘した。
10位以内に入ったのでカレンダー壁紙が配布される。相方となる男性8位はルフレマイユニとは縁がある。

現在は白夜王国の王女だが、元々は暗夜王国の王女。
母親のシェンメイは暗夜王ガロンの後妻でありアクアはシェンメイの連れ子。
そのため暗夜王族とは血の繋がらないきょうだいとなる。
しかしその境遇ゆえに王の臣下たちには邪険に扱われ、王の側室や貴族の子供たちにはひどい虐めを受けていた。
その時受けた傷は大人になった今でも残っているほど。
過酷な生活で泣きたくなると城を抜け出しており、ハロルドに助けられた事もあった。
また他のきょうだい達とはほとんど交流がなかった。(マークスカミラは一応の面識がある程度、エリーゼは生まれていなかった)
マークスとレオンはアクアの境遇を後々知ったようだが、カミラはアクアが虐められていた事を知らなかった。

この暗夜時代での生活から他人に拒絶される事を内心怖がっており、そのため感情を表に出すことが苦手になっている。

そして幼い頃に白夜王国の王族であるカムイの対の人質として白夜王国に拉致されて、以降は白夜王国の王女として何不自由なく育てられてきた。
その待遇は故郷の暗夜王国にいた頃より良く、ミコト女王はアクアを実の娘のように可愛がり幸せな日々を送るが、一部の者達からは快く思われていなかった。
義理のきょうだいとして育った白夜王族の王子・王女たちとの仲は良く、唯一タクミからは姉とは認めていなかったものの、彼との仲自体はそこまで悪くはなかった。
ただ、自分の代わりに暗夜王国に拉致されたカムイの居場所を奪ってしまったという罪悪感と、きょうだいたちにも話せないとある事情があり、他人とは一歩距離を置いていた。


性格はクールで聡明。そして儚げ……にみせかけて実際にはかなり逞しい女性。
ストーリーでは温室育ちのカムイをサポートする軍師的存在であるのだが、戦闘面での活躍が描写されることが多く、彼女が出す作戦案も天然というか脳筋気味なものが多い。

「白夜王国」8章では敵の襲撃を受けた際、カムイから「アクア、サクラを頼む!」と言われ、後衛とはいえ仲間内でもナチュラルに戦力としてカウントされている。

「暗夜王国」17章では高い実力を持つ暗夜王族に交じって、手練れ揃いな白夜王国の忍軍団を単独で相手取り、
「何とか片付いたわ」という台詞から苦戦はしたようだが、それでもたった一人で殲滅してしれっと合流してくるという逞しさを見せつけた。
この、「儚げなヒロインが手練れの軍団を単独で殲滅する」という凄まじい絵面はプレイヤーに強烈な印象を残し、
苦戦したと思しき台詞も「こっちも片付いたわ」とあたかも楽勝だったかのように改変された内容で広まってしまっている。


挙句の果てに「インビジブルキングダム」6章、つまり最序盤では、

白夜・暗夜王国がカムイを巡って争っていて、カムイの話を聞いていない。
→アクア「両国の隊長に攻撃すれば嫌でも注目されるわ」
→カムイ攻撃開始
→リョウマ・マークス「カムイは我が国を裏切った」
→家族に裏切られ怒った両国を完全に敵に回す
→アクア「(激怒しているから)今は二人に話を聞いてもらうのは無理、逃げましょう」
→カムイ「(´・ω・`)……」

この時のカムイの目的は両国に自分が第三者である事を伝える事なので、確かにアクアの作戦で目的を果たしたのだが……。
この一件で完全にアクアは脳筋軍師のイメージが付いたと言ってもいい。
ただし観察眼自体は鋭く、戦場の特性(龍脈ギミック)や敵の構成を見抜いてカムイに戦術的な助言をするのは専ら彼女の役である。

このように本編の随所で逞しさを見せている為、ファンからは『アクアネキ』の愛称で呼ばれている。
息子のシグレがアクアをモデルに詩を書いたら「こんな英雄的な女性なんて非現実的」と自分で言ってしまうくらいの暴れっぷりを見せる。

戦闘ボイスでは歌姫らしさを出す為か、必殺の一撃発動時のボイスで「声を聞かせて」「ショーの時間よ」等の台詞があるが、
断末魔(こえ)を聞かせて」「殺戮(ショー)の時間よ」と言ってる様にしか聞こえないと評判。


一方、戦いから離れたところでは歌やかわいいものが好きだったりと年頃の女の子らしい一面を見せている。
動物のもふもふの尻尾が大好きで、尻尾を見ると我を忘れてしまうほどで、ニシキの尻尾を触っているうちに抱き枕にして寝てしまっていた。

意外と邪気眼には寛容でウー……オーディンの血の暴走を見ても、見ていて気が楽になるからと気にしていなかった。
例え娘が父親似で厨二になったとしても、心が和むからと言って生暖かい目で見守っている。
ただしウ……オーディンの秘術『無慈悲なウィニングメモリー』だけはダメ。トラウマである。

中二病と違って腐女子は悩みの種らしく、が腐った妄想をしようとしていたら健全な歌を唄わせて、妄想しないように拘束していた。


初期クラスが歌姫の通り、歌が得意。
フランネルに歌をへんちくりんと罵倒されたら静かに怒るくらいには自分の歌に自信と誇りを持つ。
料理の際にも鼻歌を交えており、歌っている間が落ち着く様子。
アクアの歌には周りの人を元気にさせたり、勇気を出させたり、時には敵を封じたりなど様々な特殊な効果がある。
これはアクア自身に力が備わっている訳ではなく、母から貰った『水のペンダント』の力である。
この周りを癒す歌声はアクアほどの歌の実力を得たうえで水のペンダントを装着すれば出来るらしい。
アクア固有の子供であるシグレ、アクアの歌を完璧に模倣したアクアの子版のマトイはアクアと同等以上の事が出来るだろうと言われている。
しかしこの特殊な歌声は使用者の命を削るため、アクアは戦が終結したらこのペンダントを処分しようと考えている。
この歌の本来の役割は透魔竜ハイドラを鎮める事。理性を失いかけたハイドラが自分を抑え込む為に作り出した。


なお、ifでは男性側に固有の子供がいて、母親の髪色が遺伝するという覚醒の真逆の仕様だが、アクアとカムイ(女)のみ例外で、固有の子供がいる。
アクアの場合、さらに髪色も旦那ではなく他の女性キャラ同様にアクアの色が受け継がれる。つまり覚醒におけるクロムポジでもあるのだ。
その子供は前述したとおりシグレルキナとは逆に男性であり、ルキナ同様に子世代唯一の外見固定。
ちなみに、シグレの担当声優は細谷佳正氏。『覚醒』と『ヒーローズ』でルフレ(マイユニ)の声を担当された方である。

勿論旦那側の固有の子供も産む事ができるため、結果二人の子供を産む事になる。しかも覚醒のクロム嫁とは異なり実際に、である。
その生まれて来た子供は旦那側によく似ているが、アクアに似て歌が大好きになっている。
ただし歌が好きだからと言って歌が上手いかというと別問題らしいが……。



以下ネタバレなのでステルス。
シェンメイの元旦那は透魔王国の国王であり、アクアは透魔国の王女になる。
また、カムイの母親・ミコトはシェンメイの妹のためカムイとはいとこの関係になる。


性能

初期クラスは『歌姫』。アクア専用のクラスであり子供に遺伝も出来ない。
従来の踊り子にあたるクラスで、歌を唄う事で仲間を再行動させる事が出来るFE伝統のスキル。
単純に利便性の高いユニットを2回動かせるのは強力な為、よほどの事がない限り転職させる必要はない。のだが…

実は彼女、力・技・速・幸運の4つが伸びに伸びる。そう力も……である。
力の成長率は驚異の50%で、45%のリョウマを上回っている。儚げで細身の体の何処にそんな力が……。

そんなアクアと相性のいい武器としてランダム入手アイテム『松の木』通称、『丸太』がある。
この丸太は高威力で必殺が上昇し武器レベルが低いというメリットがある一方で、
低命中で追撃しにくいデメリットがあるのだが、それは技・速が伸びやすいアクアにはさほどデメリットにはならない。
何よりも外見は儚げなメインヒロインが戦場で豪快に丸太を振り回すという強烈なインパクトは何よりも絶大で、
実用性でもネタ性でも相性抜群。丸太は持ったな!!行くぞォ!!
他にランダム性(とネタ性)を極力排するならやはり手槍が一番だろう。
追撃はできないが、命中と火力をしっかり補強できるアクアにはよく馴染む。反撃も恐れず済む。

とはいえアクアの守備面は紙に等しく、反撃を貰おうものならワンパンKOは覚悟しなければならない。
あくまでアクアの本来の仕事は後方からの援護。無理に戦闘をさせるより、
そもそも別のユニットを再行動で戦わせた方が良い事が殆どである事を忘れてはならない。


他にクラスチェンジで活躍させる手もあり、自身の素質で天馬武者になれる。そこから金鵄武者か聖天馬武者にCC可能。
特に金鵄武者なら弓による間接攻撃で低い守備面をカバーしつつ、金鵄武者そのものの低い成長率を本人の補正で無理やり伸ばす事ができる。
聖天馬武者はあまり相性が良いとはいえないが、無駄になりやすい魔力成長を杖で活かす事ができる。

隠れ素質*1ロッドナイトに設定されている。アクアの場合歌姫が継承できない関係で出やすい。
特例として、ジョーカーと結婚した場合はロッドナイトも重複し、シグレにはどこからともなくドラゴンナイトの素質が発生する。



全ルートで仲間になる為、前作でのメインヒロインと思われるスミアとは異なりお助けユニットを除く親世代の男性ほぼ全員と基本結婚出来る。
そのためスミアのように支援相手を間違って結婚出来ないという事態は避けられる。
共通ユニットのため白夜・暗夜で結婚相手はおり、支援会話もその分豊富。
カムイとの支援会話に至っては白夜、暗夜、透魔編それぞれで内容が異なり、支援Sでの結婚ボイスもすべて違うという手の込みようである。
ただしカムイと結婚した場合、他の男親の結婚相手が減ることになり子世代に1名欠員が出てしまう点に注意。*2

リョウマとの支援ではカムイの事があって距離を取り、きょうだいに頼みごとが出来ないアクアにリョウマが改めて妹だと伝えている。
マークスも暗夜にいると嫌な事を思い出し落ち込んでいるアクアを励まし、周りに馴染ませようと軍議に連れて行っている。
同じ芸能を愛するものとしてアズ……ラズワルドとは踊りを通して仲良くなった。

同性支援はサクラヒノカ、エリーゼ、そしてカムイ(女)の4人。カムイは男と同様、ルートで内容が変わる。
きょうだいの中ではカミラのみ支援会話がない。この点はDLC「絆の暗夜祭」でフォローされている。


台詞

  • そうね。
  • 私の方も、何とか片付いたわ。
  • ねえ、私たちの近くにいる部隊に攻撃を仕掛けてはどうかしら。
    部隊長を倒せば、将であるリョウマとマークスは私たちを無視出来なくなるわ。
  • 待って、カムイ。今はムリよ。二人にあなたの言葉は届かないわ。ひとまずここを離れましょう。捕まるわけにはいかないもの。
  • ……ふう。なんとか逃げ切れたけど、すぐに追手が来るはず……カムイ、このままじゃ両国から敵とみなされたままよ。
  • ならこれまでの分も……沢山甘えさせてもらうわね。リョウマ……兄さん。
  • だって、あなたは私のためにがむしゃらに頑張ってくれた……儀式はちょっとあれだけど……でも、慣れれば大丈夫そうだし。
    いつかきっと、楽しく笑い飛ばしてあげられそうな気がするの。
  • え? い、い、いえ……それは結構よ! それよりみんなに報告にいきましょう。私たちの幸せな結婚の報告を!
  • そ、そんな……勝手に身を引かないで。鈍いのは……あなたも同じよ。私も……あなたが好き……大好きなの……。
    あなたの恋の力になりたいなんて……そんなの……嘘よ。本当は……私があなたの一番になりたかったの……。
  • これは羽子板というの。白夜では、これで羽根突きという遊びをするのよ。私……負けたことがないわ。
  • 大丈夫よ。私は以前、松の木で戦ったこともある……慣れればなんとかなるわ。さあ、行きましょう。この世界を救うために。




私はアクア。暗夜で生まれ、白夜で育てられた者……歌の力で、あなたの力になるわ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
『FEヒーローズ』にも初期から登場。イラストはkaya8氏。
この世界では歌の力を存分に仕えないが、そのかわりどんなに力を使っても命を削る必要はないらしい。

槍を扱う青属性であり、☆5以上で取得できる(と言ってもガチャから排出されるアクアは今のところ☆5しかないが)槍『蒼海の槍+』は三すくみが有利だと攻撃力が20%増大する効果がある。
ゲーム同様、味方を再行動させられる『歌』も取得でき、それでいてステータスも高めということから、
アタッカーも兼任させられる踊り子として同じ属性のユニットの中でもかなり高い評価を受けている。

しかし原作通りの紙装甲もきっかり再現されており、蒼海の槍には三すくみが不利な緑属性に対しては攻撃力が20%減ってしまうデメリットがあるため、
基本的に有利な赤属性以外には喧嘩を売らずサポートに徹した方が無難。特に緑属性だとほぼ間違いなく勝てない。
闘技場では『歌う』による戦局混乱は警戒すべきものの、緑属性で殴ればいいという弱点もはっきりしているため、アクア単体ではそこまで厄介な相手ではない。

20年4月には神装英雄へ抜擢。イラストはかかげ氏。
ニフル衣装を用いた衣装に。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
舞踏祭ガチャではifのムービーで纏っていた黒い装束のアクアが登場。
超英雄(期間限定)故に普通のガチャでは召喚出来ないが、伝承英雄ガチャなどでたまに復刻されている。基本的に同じタイミングで復刻される舞踏祭アズールばかり引くのはお約束
武器は斧の緑属性だが、『歌う』を持つ歩行タイプの踊り子という点ではノーマルのアクアと共通している。
が、専用武器『ウルズ』は再行動させるユニットのHP以外を+3ずつ強化するという効果を持ち、歌姫としてはノーマルより強力。
※鼓舞や舞い(再行動させた相手を強化する専用バフ)系統と重複しない(上昇値の高い方が優先される)という点には注意が必要だが……。

当人の脳筋っぷりも健在であり、攻撃の基準値は『ウルズ』込みで48。……あの、(実装時点での)一般的な前衛より高いんですがそれは……。
そのため、スキル継承で『救援の行路』で倒されかけた味方の隣にワープし、場合によっては歌わずに敵を撲殺するアクアに仕上げるプレイヤーも多く、
闘技場で遭遇した場合、闘技場屈指の事故要員になりうる。唐突にワープしてきた儚げヒロインに味方を撲殺されるインパクトと来たら……。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
18年1月には正月仕様の超英雄として登場。武器は斧、移動タイプは飛行。他のアクア同様に、再行動させられる歌姫ユニット。
『戦渦の連戦Mini ~新たな年を拓く者~』のストーリーと40%ボーナスキャラとして登場。
ストーリーでは羽子板で戦おうとしていたのをマルス仮面に問い詰められた際に、自分は「松の木」で戦っていたからとこれくらい平気と言っていた。
ついに公式が松の木をネタにし始めた……。
登場時は飛行系唯一の踊り子であり(その後増えた)、自力で飛行専用のバフスキル「飛刃の鼓舞」を習得できるので、ブレード系魔法を主軸とした飛行パと相性が良い。
「空からの先導」とも相性が良く飛行パ以外でも使い道は多い。



18年11月に開催された『戦渦の連戦+ ~あなたに逢う前は~』では、子供のアクアがイベント配布ユニットとして登場。
ストーリーでは周囲に信じられる人がいない、子供には辛すぎる孤独な環境に精神的に疲弊し、黒幕が作り上げた夢の世界で理想のきょうだい(男女カムイとカミラ)と過ごしていたが、
そんな世界に現れた成長後のアクアに叱咤激励され、現実に戻ることを決意した。過去の自分とはいえ(そして黒幕の思惑も気にかかるとはいえ)、子供にも遠慮がない姿は原作を彷彿とさせる
ユニットとしては緑属性の魔法ユニットで、こちらも味方を再行動させられる歌姫キャラ。攻撃と魔防は同タイプユニットと比べてもそれなりに高いが、物理耐久はかなり低め。
隣に味方がいると、戦闘時に相手の全ステータスを-4する専用魔導書『泡影の書』、同じく味方が隣にいると速さと魔防が上昇する『速さと魔防の絆』、
再行動させた味方の魔防を上昇させる『静水の舞い』を初期スキルとして持って来る。
孤独な子供時代真っ最中のアクアが、味方が隣にいると強くなるタイプのスキルを持って来るという、割と意味深な初期スキル構成でもある。


18年の年末から19年の1月初頭まで開催されていた伝承英雄ガチャでは、目玉の新規水の伝承英雄に抜擢。
青属性の魔法ユニットで、移動タイプが飛行の歌姫キャラ。ステータス的には速さが目に見えて高いだけで、飛行の魔法ユニットとしては普通。
しかし、伝承アクア固有スキルである『歌う』の強化スキル『ユラリユルレリ』は、歩行か飛行ユニットの味方を再行動させた際に『移動マスを+1する』という追加効果を持ち、
もちろん味方で使うと心強いのだが、敵で出て来た場合、緑アクア並かそれ以上の事故要因にもなりかねないため、全国のエクラを震え上がらせた。
武器スキルは、再行動させた味方にかかっている強化の一番高いものを全ステータスに配分する*3『清冷の法具』、
Aスキルに、HP+5と闘技場でより高いスコアが狙える『青の死闘・飛行』(こちらも伝承アクアが初めて持ってきたスキル)、
Bスキルに、2マス以内の味方の歩行、重装、騎馬ユニットの隣に移動できる『曲技飛行』、
Cスキルに、移動タイプが異なる、同じ移動タイプの味方が2キャラ以内しかいない味方の攻撃を上昇させる『攻撃の指揮』
をそれぞれ持って来る。
味方の隣に行きやすい移動タイプとスキルを持ち、再行動させた味方のステータスどころか移動距離まで上げる優秀な歌姫ユニットとして、あらゆる場面で活躍してくれる。

22年3月のアップデートで強化が入る。
補助の『ユラリユルレリ』が、パニックの効果を無効化する「見切り・パニック」も併せて付与する『ユラリユルレリ・承』に強化。
Aスキルで新たに戦闘開始時自身のHPが25%以上なら攻撃、速さを+7し、その状態で攻撃した時、戦闘後、自分に5ダメージの『攻撃速さの渾身4』が登場する。

同時に清冷の法具に錬成が追加。
特殊錬成では、ターン開始時周囲2マス以内の味方の速さを+6し、
戦闘開始時のHPが25%以上なら、戦闘中攻撃、速さを+5し、かつ相性激化の効果を持つようになる。
これなら戦闘に加わることも出来、とりわけ赤属性相手に強くなる。

ただし、これらの強化には2点注意が必要。
1つは、Aスキルを渾身にする場合、死闘効果が消えることになる。死闘4を継承させた場合は特に注意。
もう1つは、今回の強化内容とCスキルの指揮があまり噛み合わない(そもそも伝承アクアの性能と指揮とがあまり噛み合ってない)こと。
牽制か紋章系を継承して変えたほうが良いだろう。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

22年1月、歌姫繋がりで『蒼炎の軌跡』のリアーネとの双界英雄としてハタリの衣装に身を包んだ超英雄が登場。アクアでは約三年ぶりの実装。イラストはkaya8氏。
緑属性の魔法使い、騎馬ユニット。アクアで初の騎馬。

武器スキルは、攻撃+3かつ歌う・踊る使用時、自分の周囲1マスの味方の攻撃・速さ・守備・魔防+6、戦闘開始時自身のHPが25%以上なら戦闘中攻撃・速さ+6となる『響き渡る合唱の祭器』

Aスキルは、攻撃・速さ・守備・魔防+4、戦闘後自分に8ダメージの『獅子奮迅4』
Bスキルは、戦闘中敵の速さ・魔防-3、自分から攻撃・補助・地形破壊をした後、残りの移動距離を再移動できる『速さ魔防の遠影3』
Cスキルは、十字方向の味方は戦闘中魔防+6となる『魔防の十字紋章』

魔法版のアクアネキを表したかのようなバリバリなアタッカー。
さながら踊り子の役割と両立する今までに控えめだった彼女の本質がとことん発揮。
行動後の再移動とヒットアンドアウェイも備わって機動力に隙が無い。生半可な魔防じゃ簡単に餌食となる。
双界効果は自分を除く、周囲2マス以内の出典(蒼炎の軌跡・if)の最もHPが高い行動済みの味方には行動可能な状態にする。これは前年に実装されたペレジアドロテアと全く同じ効果。そして戦闘中、攻撃、速さ+4。

逆に守備面は実装されてきたアクアの中で最も皆無。
獅子奮迅4で補正を付けてもたったの守備20/魔防27だけで外せば守備16/魔防23と付けても付けなくても低い。
原作同様にHP自体も非常に低いままで戦闘のたびに体力を常に削られる獅子奮迅とは相性最悪。
あくまで踊り子というポジションで戦闘する機会は少ないが耐えられてしまったり、攻められると一撃で倒されるのは確実。
いっそのこと死線を継承して守りを捨てるか、安全策で一撃スキルか死闘スキルのどちらかで個性を変える必要がある。



DLCパック「ファイアーエムブレムifパック」でNPCだったオボロゼロと一緒に参戦。
クラスは歌姫/ディーヴァ。

待望の槍歩兵。攻撃は新規モーションで、水を用いた広範囲の攻撃が多い。
また攻撃すると専用のゲージが貯まり、強1で自分の周囲&ダブル中のユニットの無双ゲージに変換できる。
操作キャラじゃないユニットとのダブルでもダブル無双奥義を楽に打てるのは大きい。
なお、力は低いわけではないのだが、他の物理系ユニットと比較すると、意外と伸びないように見える。
が、数字に出ないような部分で何か補正でもあるのか、火力が低いと感じる事はおそらくないだろう。
スキルは、ダブル後衛中に前衛ユニットのユニットにリジェネ効果を与える「天照らす」。

ちなみに地味に衣装も黒と白を選択可能。
無双奥義では衣装によって踊りが変わる…のだが、使う度に、着ている衣装から先に、白と黒が交互に出る。奥義を発動した途端衣装の色が変わる事もしばしば。
あと割と悲しいのは3DS版。顔の表情が変わらないのにアップになる為、正直かなり怖い……。
(同じような弱点はチキリズも持っていたりする)

アドベンチャーマップでは「私は、王女アクア。闘いは得意ではないけれど、歌を歌えるわ。」などとのたまい、
それを聞いたサクラは「それなら自分は回復しかできない」と言い、まさかりシスターは「自分が一番か弱い」と物凄いカオスな会話を繰り広げ、
勝利後も「敵が弱かったからなんとかなった」などと言い張っていた(クロム曰く一番敵を倒していたのはアクア)。


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最終更新:2024年02月06日 10:57

*1 子供への継承やマリッジ/バディプルフでクラスの重複が発生した場合、追加で現れるクラス

*2 ただしこれはアクアだけでなく他の女性キャラも同様。

*3 例えば攻撃の上昇値が一番高い場合、他のHP以外のステータスも同じだけ上昇する