デンジュモク

登録日:2017/02/22 Wed 20:16:47
更新日:2023/11/25 Sat 14:57:09
所要時間:約 6 分で読めます




※『サン・ムーン』シナリオのネタバレを一部含みますのでクリア前の方は閲覧注意。




















デンショック!

◆概要


デンジュモクとは『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場するウルトラビースト(UB)の一種。


11月14日の公式サイトの紹介映像でアクジキングと共に初公開された。


◆基本データ


アローラ図鑑:No294、全国図鑑:No794

分類:でんしょくポケモン
タイプ:でんき
UBコード:UB-03 LIGHTNING
英語名:Xurkitree
高さ:3.8m
重さ:100.0kg
特性:ビーストブースト(相手を倒すと、HP以外の自分の最も高い能力が1段階上がる)
タマゴグループ:未発見(性別不明)

種族値
HP:83
攻撃:89
防御:71
特攻:173
特防:71
素早さ:83
合計:570

努力値:特攻+3


◆特徴


UBで唯一の単タイプ。
身体は複数のケーブルが合わさり、イガグリを彷彿させる頭部が特徴のポケモン。
分類や見た目からモデルはおそらくクリスマスツリーで、名前の由来は「電気」+「樹木」。
剝きだした導線を思わせる手から電撃を放ったり、全身から一気に強烈な放電することが出来る。
電気を主食にしており、体内の電気が少なくなるとプラグのような足を尾を地面に突き刺し、大地から電気を吸い取るが、それでも足りない場合は発電所を襲撃している。

図鑑の解説やゲーム上の性能を見るに電撃バリバリな印象だが、リフレではどこを触っても痺れない。絶縁性にも優れた体組織を持つポケモンなのかもしれない。
ちなみに喜びポイントは光る頭、嫌がるポイントはしっぽの先っぽ。ヘラヘラとしたしぐさで見るものを楽しませてくれる。

◆ゲームでのデンジュモク


捕獲できるのは殿堂入り後の国際警察からの依頼「UB捕獲イベント」
「UB-02」捕獲後に「シェードジャングル」か「メモリアルヒル」にLv65で出現し、2匹捕獲できる。
デンジュモク捕獲は他のUBと比べると難易度が高め。
…というのもオーラでバトル開始時に特攻2段階アップとただでさえ高い特攻が大幅アップしている上、『5ターンの間はねむり状態にならず、でんきタイプ技の威力が1.5倍』になる変化技「エレキフィールド」を覚えている。
「タイプ一致+フィールド効果ででんき技の威力が1.5倍かつオーラ補正で特攻2段階上昇」から放つ「ほうでん」は等倍どころかでんきタイプに半減のポケモンでも一撃で消し飛ぶ程のシャレにならない威力になっている。
ならばじめんタイプならでんき技を無効化できると思いきや、そっちの方も対策している。
じめんには効果抜群のくさタイプの物理技「パワーウィップ」で大ダメージを与えてくる。
デンジュモクは攻撃はそこまで高くないが、パワーウィップの威力は120と高く、急所などでダウンする恐れがある。
おまけに「さいみんじゅつ」でこちらを眠らせて行動を封じて、ねむり状態を回復してる隙に叩き込む。

その為、こいつを捕獲しようとしたら上記のような超火力でパーティが全滅して目の前が真っ暗になったというプレイヤーが出ている。

対策としては、でんき技無効、パワーウィップを半減する「ひらいしん」のアローラガラガラが一番安定しており、おまけに「みねうち」も覚えるので捕獲に適している。

ガラガラの進化前のカラカラを捕獲してない、十分に育ててない場合は、くさに等倍のじめんタイプのガブリアスフライゴンもおすすめ。

ジガルデもくさには等倍のじめんタイプだが、挑む場合は耐久力が高い50%で挑みたい。

◆対戦でのデンジュモク


特攻が異常に高く、その数値はメガシンカ、禁止伝説級のポケモンを除けば第1位で、それらを含めてもデンジュモクより高いのは僅か5匹。
反面、他のステータスは良くも悪くも平凡だが、並程度の耐久に弱点タイプはじめんタイプのみ、S1段階で130族を抜ける素早さなので決して悪くない。
その高すぎる特攻故、無振りや特攻の個体値0などしても他のステータスを上回ってしまう為、ビーストブーストによる能力上昇が特攻のみになってしまう。

メインウェポンは威力と命中率が安定の「10まんボルト」、命中率7割だが最大威力の「かみなり」、ダメージを与えつつ控えに交代できる「ボルトチェンジ」、マヒ狙いの「ほうでん」。
でんきタイプはサブの攻撃技のバリエーションが乏しいのが多いが、デンジュモクはじめん対策のくさタイプの「エナジーボール」「くさむすび」、ドラゴン対策になるフェアリータイプ「マジカルシャイン」とサブ技も「めざめるパワー」無しでもそれなりに充実しており、攻撃範囲も広め。

でんき、くさで抜群なタイプ…みずひこういわ、じめん
でんき、フェアリーで抜群なタイプ…みず、ひこう、あく、ドラゴン、かくとう

くさタイプ込だと苦手なじめんに有効だが、相手がくさやドラゴンだと両方半減されてしまう。
フェアリータイプだと、両方とも半減される単タイプが無く、ドラゴンに強く出れる。

「めざめるパワー」は4倍弱点狙いのほのおこおりに対でんきタイプとガラガラ(リージョンフォーム)対策にじめんか。
変化技は相手の行動を封じる「さいみんじゅつ」、特攻を三段階上昇させる「ほたるび」「みがわり」「エレキフィールド」「あまごい」などと多く覚える。
なぜかくさタイプでもないのに「ねをはる」を覚えられるが、これは正直活用が難しい。

デンジュモクは素早さを上げる技を覚えないので、Zワザの「Zさいみんじゅつ」は、素早さ一段階上げる追加効果が重宝される。
当たれば相手を眠らせて「ほたるび」などの積み技が積め、外しても次からは上に叩ける。
他に「Zエレキフィールド」と「Zあまごい」も素早さ一段階上昇の追加効果が付くが、「ほたるび」を絡めた爆発力は「Zさいみんじゅつ」に劣ってしまう。
どれにしても相手に行動を1度は許してしまう。

欠点としては半端な素早さを上げる手段がZ技と道具のみと限られており、型が読まれやすい。
また破壊力に対しても、無効化できるポケモンの中にメジャーなガブリアスや、メインもサブ技も半減にするアローラガラガラなどの強敵がいる。
ただし「さいみんじゅつ」で強引に突破されるので、「ラムのみ」「ねごと」などで催眠対策するとほぼ完ぺきにデンジュモクに対処できる。

持ち物はZ変化技発動、威力底上げの「Zクリスタル」
奇襲向けの「こだわりスカーフ
地面技対策の「ふうせん」「シュカのみ」など

癖があるものの、一度その波に乗ればその勢いは半減程度では止まらず、全抜きできるポケモン。

そして第8世代。
(仕様変更で仕方ないとは言え)Zワザと「めざめるパワー」が消滅。素早さを上げる手段と貴重なサブウェポンを失った。
だけならまだいいのだが、何故か「ほたるび」まで消滅。「めいそう」で我慢するしかなくなってしまい、第7世代で見られた抜き性能は一気にガタ落ちした。
さらに特性込みの電気技の火力でデンジュモクを上回り、種族値200という圧倒的な素早さを持つレジエレキの登場によって更に逆風が吹いている。
バルビートが…バルビートさえ参戦してくれてたら…。

◆余談


  • グズマではない。

  • 色違いは体色が水色。サンムーン産では絶対に出現しない。ウルトラ版で頑張ろう。

  • その見た目からか、電線ケーブルなどの道具でデンジュモクを作る人がいたりする。実際に電源コードでやると危険なので気を付けよう。



追記、修正は電気を吸収できる方がお願いします。

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最終更新:2023年11月25日 14:57