ジャグド(動物戦隊ジュウオウジャー)

登録日:2017/02/14 (火) 9:21:00
更新日:2024/02/19 Mon 18:04:31
所要時間:約 5 分で読めます





何なんだお前たち!?

俺達か?俺達はデスガリアン!この星は今日から、俺たちの“遊び場”だ!

これが『遊び』……!?

そう、『ブラッドゲーム』だ……下等共ォ!ヒャッハハハ!ヒャッハァアアッ!!


ジャグドとは、『動物戦隊ジュウオウジャー』に登場するキャラクターである。

【データ】


身長/208cm(コンティニュー身長/41.6m)
体重/187kg(コンティニュー体重/374.0t)
対応機種/スティブラスターカノン
ジャンル/スティブナイト


【概要】

今作の敵組織『宇宙の無法者デスガリアン』の幹部「チームリーダー」の一人で、黒く刺々しい鉱物で覆われたプロテクターを装備した姿が特徴の宇宙人。
元々は「チーム・ジャグド」を率いている幹部だが、地球が自分たちの遊び場に相応しい星であるかどうかを見極めるべく、ジニスの命令により地球を発見したデスガリアンの先兵を務めた。
コインの投入口は右肩。


【人物】

テンションが高く、非常に乱暴で残忍。
また生命を弄び、獲物を狩ることに一際楽しみを覚えているデスガリアン構成員の典型みたいなサディスト。
サジタリアークが地球に着いた途端「イエーイ!待ってましたァ!」と叫んで歓喜のあまりテーブルのボードゲームやグラスを払い除けるなどアザルド以上に乱暴な一面が見受けられ、残虐性という意味ではチームリーダーの中では一番。
加えて興奮すると「ヒャッハー!!」と叫ぶ癖があり、ぶっちゃけ幹部というよりただ力が強いだけのチンピラという方がしっくりくる。

巨大化戦の断末魔が「ジニス様ァァァ!!」であったことから、ジニスに対しては敬服の意を示していた。


【戦闘能力】

左腕に装備した強力なビームキャノン「スティブラスターカノン」からエネルギー弾を乱射して攻撃する。
このビーム砲は僅かなチャージ時間こそ必要であるが、弾切れを起こすことなく絶え間ない弾幕を張ることが可能な上、リンクキューブすら破壊する事も可能な凶悪な武装。
劇中ではこの武装とメーバの軍勢を率いて、山を一面火の海に変えている。


チーム・ジャグド

ジャグドが生前率いていた宇宙人チーム。
死後は配下の一人であったドロボーズにいまだに慕われていた一方で、別の配下であったハンタジイからは「ヒヨッコ」呼ばわりされるなど、人望はあったがそこまで厚くなかった模様。
実は「チーム・ジャグド」自体が変わり者が集まる集団であったりする。

1話で開始早々ジャグドが死亡したため、どんな方針でゲームしていたのかは不明。
他の幹部と比べ、ジャグドのリーダーとしての人望や忠誠心、統率は高いだか低いんだかとマチマチだった模様。
詳細はこちらを参照。


【ストーリー上での活躍】

第1話でデスガリアンの先兵として地球に出撃。
地球に襲来するや否や、

どんな獲物が隠れてるか、炙り出してやるぜ!

いいぞ!どんどん出てこい!獲物共ォ!!

と、心底楽しそうに高笑いながら人々や野生動物目がけてエネルギー弾を撃ちまくり、山を火の海に変え焼き払う阿鼻叫喚の大惨事を引き起こし、


群れからはぐれた奴は死ぬ。獲物の宿命だ。……死ね


そう語って逃げ遅れて転んだ幼い子供の目の前に立ち、上記の台詞を言いながら容赦なくスティブラスターカノンの銃口を向けるという非道な所業を見せた。
この非道極まる所業に対して咎められた際は、生物を甚振り暴れる行為を「ゲーム」と堂々発言。
地球人と視聴者にそのあまりにかけ離れた価値観の違いを思い知らせた。

生命を弄ぶその行為に激怒したセラ、レオ、タスク、アムが変身したジュウオウジャーと交戦するも、空中に飛行するメーバの援護も有って彼らを圧倒。
風切大和の乱入すら気にせずその必死の抵抗すら嘲笑い大和を甚振るも、大和が王者の資格に選ばれジュウオウイーグルに変身したことで形勢は逆転。
ジュウオウイーグルのライザースピニングスラッシュを受け、自分が見下していた下等生物に追い詰められている事実を受け入れられずに敗北する。

この俺が……こんな下等生物如きにぃぃぃぃぃっ!!?

その後はナリアの手でメダルを挿入されたことでコンティニューして巨大化するもジュウオウキングのジュウオウ斬りで爆散。


ジニス様ァァァ!!

ジニスへの忠誠を叫びながら戦死した。


デスガリアン幹部でありながら第1話で早々に倒されたデスガリアン初の戦死者。
しかし朝っぱらから暴虐と非道の限りを尽くし、『デスガリアン』という集団がどんな奴等なのかを分かりやすく視聴者に知らしめており、
残虐性という意味では後に劇中に出てきたデスガリアンの面々の中ではトップクラスのキャラクターであったなど、死後も幹部としての存在感は充分に発揮していた。
まあチンピラという評価が似合うのは変わらないが…。


なお、第14話では元部下のドロボーズの妄想としてまさかの登場を果たす。
「いいんじゃね?いけんじゃね?」とドロボーズのブラッドゲームを肯定する発言をしたが、その言動はやっぱり幹部というよりチンピラっぽかった。

【その後の登場】

映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVS手裏剣戦隊ニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』

ギルマーダが従える「闇の使い」の一人として登場。
ジュウオウエレファント・アオニンジャーと交戦し、スティブラスターカノンの砲撃を浴びせるが、
魔法忍者であるアオニンジャーの魔法を受けて銃口に花を咲かされ戸惑ったり、魔法でエレファントが変身したパオンマルの突撃を受け吹き飛ばされるなど、
自分達には縁もゆかりもない「魔法」という概念に終始翻弄されっぱなしだった。
ある意味致命的に相性が悪かった対戦相手だったかもしれない。

そしてその先で同じく闇の使いとして蘇生させられたバングレイ蛾眉雷蔵・晦正影諸共一所に纏められ、
止めのジュウオウスラッシュ(+ジュウオウザフィニッシュ)と五連忍烈斬を立て続けに喰らったことで3人纏めて爆散した。


Vシネマ『帰ってきたジュウオウジャー お命頂戴!地球王者決定戦』

ポカネ・ダニーロの手で再生怪人として復活したが、他の3人とは因縁深い発言を交わしていた(アムとナリア、レオとアザルド、タスクとクバル)ジュウオウジャーには
開口一番セラに「アイツ…誰だっけ?」と言われ、元メンバーのクバルやアザルド、ナリアにすら「え、こんな奴いたっけ?」扱いされるなどジャグドの存在は皆の記憶から完全に忘れ去られていた。
これにはジャグドも焦って「オレだよオレ!チームリーダーのジャグド様だよ!」と必死で主張するが、それでもジュウオウジャーはおろか、ナリア達にまでピンと来ないと言いたげな対応をされてしまう。

お前らまで忘れたのかよ!?嘘だろォ!?

しかし、1年間の戦いを経て地球の王者となったザワールドが「強い」と認める程苦戦させ、追い詰める事ができるだけのポテンシャルを持っていたことが発覚するなど、
曲がりなりにもチームリーダーを任せられるだけの高い戦闘力はあった模様。
というか他の復活したメンバー*1がわりとあっさりと倒されている中、一番善戦していた。
本人曰く「油断しなきゃテメェ等に負けやしねーよ!」とのこと。
トドメをさそうとしたが、操を守ろうとしたサイのジューマン・リリアンの不意打ちで背後からぶっ飛ばされたことで形勢が逆転。
そのまま愛の力で奮い立ったザワールドの一撃を受けて爆散・消滅した。

命を弄びゲームとして奪ってきた蘇った邪悪な魂は種族を超えた愛という命の営みの前に敗れ去ったのであった。

実は本編出演時にはジュウオウジャーに向けて名乗っていない(ザワールドに至っては存在がまだできてない)為、ジュウオウジャーが知らないのは割と無理もない話だったりする。
同僚だったナリア達が忘れてたのは擁護出来ないけど

しかし、善も悪も関係ないエンディングでは復活した元仲間達&ポカネ(怪人態)と共にノリノリでジュウオウダンスを踊っていた。
余談だが、ポカネ(人間体)も別シーンでメーバ達と踊っている。


【余談】

名前の由来は、ドイツ語で『狩り』を意味する「ヤークト(jagd)」と思われる。

無機物モチーフはスティブナイト(輝安鉱)。
硫化アンチモンとも呼ばれる鉱物で、この鉱物を砕いた物は弾薬の材料(火薬)になる特徴がある。
ちなみにパワーストーンとしても扱われている鉱物である。
スティブナイトは「強い精神力を身につける」「何をすべきか教えてくれる」「夢や目標に向かってつき進む」といった効果があるパワーストーンで、
獲物を甚振って狩る「ブラッドゲーム」をすることにしか興味を持たなかったであろうジャグドには相応しい石と言えるかもしれない。

その後3DS用ゲーム「動物戦隊ジュウオウジャー バトルキューブパズル」でもストーリーモードにて、クバルの開発した新たなプレイヤーを生み出す装置によって全身が赤くなった姿でパワーアップして復活し、まさかのラスボスとして登場した。


追記・修正からはぐれた奴は死ぬ。獲物の宿命だ。……死ね。

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最終更新:2024年02月19日 18:04

*1 アザルドもコアこそ健在であったが、手の内が知られていた為に再生前に追撃を喰らって敗れている。