ゼーゴック

登録日:2009/06/07(日) 08:54:40
更新日:2024/02/01 Thu 16:04:35
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エントリィィィィィィィィ!!


型式番号 MSM-07Di
全長 27.3m
全高 13.2m
本体重量 212t
ジェネレータ出力 2,453kw

武装
  • 腕部内蔵メガ粒子砲

装甲材質 チタン合金セラミック複合材

主なパイロット
ヴェルナー・ホルバイン少尉
ヒデト・ワシヤ中尉

OVA「機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079」第一話“ジャブロー上空に海原を見た”の主役機。
衛星軌道上から目標となる地点へ降下、奇襲を目的に開発された「モビルダイバー」と呼ばれる、大気圏突入能力を有する大型ウェポンコンテナと機動管制ユニットから構成される試作特殊兵装の、機動管制を担当するモビルアーマーである。

名前からも解る通り、本機は水陸両用モビルスーツ「ズゴック」を流用しており、頭部ロケットランチャーの機能を排除し、右腕部を銛状に展開するセンサーに換装されている。
これらの換装を加えた結果ゼーゴック自体の持つ武装は左腕部のメガ粒子砲のみである。
管制ユニットとしてズゴックが選ばれた理由として、水中、大気中両領域でも稼動できるハイブリッドエンジンを搭載していたことと、水陸両用モビルスーツの持つ気密性や出力の高さによるものとされる。
また一人でも操縦可能だがコクピットは復座式となっている。上記の主なパイロットにワシヤがいるのもその為。

牽引する大型コンテナは作戦に応じて搭載する兵器を選択でき、劇中では対艦用大型ミサイル、28連装ロケットランチャー「R-1(アールアイン)」、拡散ビーム砲「クーベルメ」を運用した。

以下ネタバレ































本機は作戦終了後コンテナは投棄、ゼーゴックはガウ級空母に収容され、データ回収後破棄される所謂「使い捨て」の兵器であり、現場では「急造品」呼ばわりされていた。

劇中、ジャブローから打ち上げられる艦艇を攻撃目標に、四度の運用試験が行われた。最初の運用試験の直後、604技術試験隊の母艦が沈められたため、二回目以降は603技術試験隊が引き継ぐこととなった。
連邦軍からの度重なる妨害からなかなか戦果をあげられなかった。特に三度目の出撃では後ろにワシヤ中尉をお目付け役として搭乗させたが…。
「うるさくなっただけです」
しかしヴェルナー・ホルバイン少尉本人のパイロット適正は非常に高い事は認められた為、四度目は再び一人でのの出撃。
「クーベルメ」による砲撃でサラミス級4マゼラン級1を撃沈する大戦果をあげた。しかし、帰還する際に回収ポイントに待機していたガウが連邦軍の戦闘機により撃沈、ゼーゴックも被弾し中破、そのまま海中に没しパイロット共々その消息を絶った。
もともと急造品であったために多くの問題を抱えていたが、コンテナを保持しながら大気圏から降下、かつ敵の対空砲火を掻い潜りながら僅かな隙を狙って攻撃というパイロットに高い能力を要求すること、
地球上の勢力を失い、敵からの熾烈な抵抗がもはや試験の域を越えていたこと等だろう。

水陸両用MSなのは上記の理由の他、戦場が宇宙に移っていったため宇宙用に改造出来ない水陸両用機体が選ばれた。



【ゲームでの性能】
本来照射数秒で爆散してしまうクーベルメが撃ち放題とあってぶっ壊れレベルの強ユニットであることが多い。

  • ギレンの野望 アクシズの脅威
イベントで開発プランを入手。他のプランと同じく入手と引き換えにホルバイン少尉が戦死してしまう。
しかし、
  • 地上、宇宙両方で使える飛行ユニット
  • 射線上のすべての敵にダメージを与える砲撃能力持ち
  • 変形前はCPUが砲撃機と認識しないため、前に並んで的になってくれる
と劇中での不遇ぶりを返上するかの如く優秀な機体となっている。それだけではなく、ズゴック(指揮官用)からの改造で、安価で大量生産可能とイカれた性能を見せる。
ゲームバランスが崩壊すると言っても差し支えない。
このため、どちらかというと択一相手のパイロットが貴重ということで敬遠されやすいジオンのこの手の開発プランとしては珍しく、シリーズを通してホルバインを犠牲にしてゼーゴックが開発されやすい。使い勝手でボロ負けしてるアプサラスⅢやギニアスは泣いていい。


  • SDガンダム Gジェネレーションスピリッツ
igloo編3話目に登場。
原作通りクーベルメで大気圏を離れる連邦艦隊を奇襲する。
だがクーベルメの燃費と命中率が非常に悪いため、こまめなデータセーブが推奨される。

ハードポイントシステムで3種類の武装に換装でき、脱出機能付きなので撃墜されてもクローバイス・ビーム砲だけの空飛ぶズゴックとなって復活可能。
しかし機体サイズが3×3マスとかなりかさばるので出撃枠が圧迫されやすく、かと言ってマスターユニットにすると(戦艦に戻れないので)換装ができず、脱出機能を使った後は貧弱になるなど運用にはやや難がある。

宇宙陸両用MSを延々と開発していくと本機に辿り着く。


  • GUNDAM WAR
出撃したターンの終了時に廃棄されるマイナステキストと引き換えに、両適正、大気圏突入、振り分け3点火力、[3][3][3]という破格のスペックを1-1-1という低コストで実現している。


  • ガンダムアサルトサヴァイブ
クーベルメの超火力と攻撃範囲、低ランク故のランク補正、出撃エリアを選ばない汎用性を併せ持つジオン脅威の変態MAとして君臨。
クーベルメの特性(前方約180度を蹂躙する多重ロック式5連照射型ビーム砲)上、積極的蹂躙に真価を発揮する。
当然5秒と言わず弾切れまでガンガン照射できるため、時代制限解除後のMA投入可能なミッションは本機のおかげで草刈り場と化す。
軍艦や敵MAは勿論、高機動な著名NT達も瞬く間に蒸発していくのだ。

反面改造制限解除まではMAの癖に妙に脆かったり、クーベルメのリロードも少々長めだったり、そもそも他の兵装が揃って役立たずだったりと欠点も少なくない。その辺は愛と技量とエントリィィィィィィ!で補おう。



海は見えたか…?海兵……。




追記、変更ェ――!

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最終更新:2024年02月01日 16:04