トゲデマル

登録日:2017/02/12 (日) 00:07:00
更新日:2023/08/05 Sat 20:31:53
所要時間:約 3 分で読めます




トゲデマルとはポケットモンスターシリーズにサン・ムーンから登場したポケモン


■目次


■データ


全国図鑑No.777
アローラ図鑑No.225
ウラウラ図鑑No.097
分類:まるまりポケモン
英語名:Togedemaru
高さ:0.3m/0.6m(ぬし)
重さ:3.3kg/13kg(ぬし)
タマゴグループ:陸上/妖精
性別比率:♂50♀50

タイプ:でんき/はがね

特性:てつのトゲ(接触技を受けると最大HPの1/8ダメージを与える)
  /ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。ダブル・トリプルバトル時はでんきタイプの技の対象をすべて自分に向ける)

隠れ特性がんじょう(一撃必殺技を受けず、HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る)

HP:65
攻撃:98
防御:63
特攻:40
特防:73
素早さ:96
合計:435

努力値:攻撃+2


■概要


第七世代から登場したポケモン。名前の由来は「トゲ」+「丸」だと思われる。
ジバコイル系列以来の電/鋼複合のポケモンかつシリーズおなじみの電気アイドル枠。

モチーフはハリネズミであり、背中にある三角形の模様が針となっている。
針は普段寝ているが興奮すると逆立つという習性を持つ。敵に襲われた時もこの針を利用している模様。
ハリネズミらしく丸くなるとトゲトゲのボールのようになる。
後頭部に生えている尻尾のような長い毛は導雷針(避雷針)であり、落雷を引き寄せ電気袋にため込んでいる。
たまに同じく電気を吸いに来たエレキッドとケンカをする。
勝負の結果は大体互角といったところ。

雷の落ちる日には野生のトゲデマルが集まり落雷を待っている光景が見られるらしい。
トゲデマルを手持ちに入れているトレーナーは雷雨の日には出かけない方がいいのかもしれない。
このような特徴は戦闘にも利用されており他のポケモンが放った電撃を纏い攻撃するという戦法を用いるトレーナーもいる。

ちなみに全国図鑑番号が記念すべきNo.777のポケモンである。

CMでは田中将大の手持ちとして出演を果たした。投げてはこないのでご安心を。


■ゲームでのトゲデマル


野生のトゲデマルはホテリ山にのみ出現する。
ストーリー上では訪れる必要がない場所のため遭遇することは少ないかもしれない。
過去作の同ポジションの先輩と同じく種族値は控えめに設定されている。
電気タイプにしては珍しく特攻が低いので、攻撃を中心として戦っていくことになる。

トゲデマルの専用技である「びりびりちくちく」は電気版アイアンヘッドであり、30%の確率で相手をひるませるため強力。

一方鋼技はSM当時は「ジャイロボール」しか覚えず、トゲデマル自身の素早さが高めのため相性が悪かったが、USUMの教え技で晴れて「アイアンヘッド」と「アイアンテール」を修得し、技レパートリーが大きく改善された。
旅パとして使うには防御の面が心配だが、過去作の先輩たちに比べると優秀なタイプ、強力な特性もあいまって使いやすい性能となっているだろう。

トレーナーではチャンピオン防衛戦においてマーマネが使用する。
一応アローラ地方唯一の一般鋼ポケモンであるが鋼タイプ使いであるマーレインは使用しない。



■対戦でのトゲデマル


高速物理アタッカーとしての役割を持てるが、前述したとおり耐久力は低い。
一致技もほぼ電気に限られていた……が、USUMで教え技「アイアンヘッド」を修得。鋼が等倍のフェアリー相手には「どくづき」で対処可能(ただし、には効果無し)。

特性は優秀なものが多くナットレイ以来となる「てつのトゲ」は「ニードルガード」との相性が良い。「ひらいしん」はシングル戦では恩恵が薄いためダブル戦で相手の技を引き寄せるのに向いている。
隠れ特性の「がんじょう」は同じ特性を持つポケモンの中では最速であり、相手の技を確実に耐えてから「じたばた」や「きしかいせい」で反撃することが可能。
「アンコール」などの補助技にも優れているため最低限の仕事をさせたい場合はこちらの特性を選択しよう。

SMでは前作からの技である「ほっぺすりすり」と専用技「びりびりちくちく」を組み合わせることによって相手に技を出させない「まひるみ型」が有名。
とはいっても運に頼る面もあるため過信は禁物。4倍弱点である地面技を打たれると頑丈でない限りは即死のため風船を持たせておくと良いだろう。「でんじふゆう」を使う手もある。
え?トゲデマルより素早さが高くて相性最悪の鮫肌持ち地面タイプ頑丈を貫通する地面タイプのモグラがいるって?知らんよ。
出す相手には注意しよう。

USUMでは上記の鋼技の他「がむしゃら」を習得。
この技が一つ増えたおかげで、特にダブルバトルにおいて レベル1戦術最凶の存在となった。
というのも、レベル1戦術で求められる「がむしゃら以外に持っていれば採用率が上がる技」を ねこだまし、ニードルガード、おさきにどうぞ、てだすけ等々と、おかしいレベルで取り揃えている上に
特性がんじょうなので持ち物にも余裕があり、鋼タイプなのでどく、すなあらし無効であるなど、レベル1戦術で欲しい要素が全方面隙無く揃ったポケモンと化したのだ。
中でもダブルでツンデツンデとのタッグは、無対策の相手は詰む=要対策戦術の一つとして挙げられるレベルの凶悪さを誇る。

■アニメでのトゲデマル


マーマネの手持ちとして登場する。
CVはかないみか *1。特性は「ひらいしん」

何気に生徒の中では唯一ゲーム本編と手持ちが一致している貴重なポケモン。
初登場時はマーマネ作の「チャージプログラム」という機械の滑車を回していた。移動時はマーマネに持ち運ばれていることが多い。
サトシの入学後はサトシのピカチュウと風船割り対決をするが、この勝負どう考えてもサトシに勝たせる気がない。
(ハリネズミである時点でマーマネ側が明らかに有利であり、ピカチュウのでんき技を自身のトゲで吸収して利用するなど)

非常にお転婆な性格であり興奮するとマーマネでも手が付けられないほど。某ハリネズミのような形状になり暴走する事も有る。
リーリエは轢かれかけており、周りのポケモンもそれなりに被害を受けている。マーマネちゃんとしろ。
気に入った相手(特にピカチュウ)にはスキンシップを行うがトゲが出ているため痛いらしい。
同じ種族のため仲が良いのかと思われたが、SM6話でまさかの性別がメスであることが発覚。
ピカチュウに対して好意がある故の行動かどうかは不明。

覚えている技は「びりびりちくちく」のみであり、サトシのピカチュウの10万ボルトなど他者の電気を利用することで高威力で放つことが出来る。
ロケット団に対してもこの方法で撃退した。

ちなみに暗いところだと体の模様が光り間接照明のような役割を果たす。
暗所恐怖症のマーマネにとっては彼女は欠かせない存在だろう。


■余談


アニメXYデデンネの作画崩壊が多いことが話題となったが、今作でも彼女はやってくれた。
SM5話で全員が集合している場面にて、なんとピカチュウ(のような何か)に描き間違えられてしまう。
デデンネでさえまだ種族が変わることはなかったのに…



追記・修正はトゲデマルを捕まえてからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • SM
  • サン・ムーン
  • 第七世代
  • トゲデマル
  • ポケモン
  • 無進化ポケモン
  • ポケモン解説項目
  • かないみか
  • でんき
  • はがね
  • ピカチュウ枠
  • ハリネズミ
  • ホテリ山
  • びりびりちくちく
  • 地面4倍
  • てつのトゲ
  • ひらいしん
  • がんじょう
  • マーマネ
  • かたやぶり推奨 ←やめて!
  • 丸まり
  • がむしゃら
  • 777

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月05日 20:31

*1 登場時は基本的にポケモンスクールの仲間たちの手持ちポケモンの上にクレジットされている。なお、林原めぐみが演じているモクローやSM86話では石塚運昇が演じているヤレユータンが登場している時はその下にクレジットされている。