マッシブーン

登録日:2017/02/11 (土) 23:30:35
更新日:2023/10/24 Tue 12:09:29
所要時間:約 4 分で読めます




※『サン・ムーン』シナリオのネタバレを一部含みますのでクリア前の方は閲覧注意。




















ババァルクウッ!!

◆概要



「サン」バージョンのみに出現。
「ムーン」バージョンは「フェローチェ」という別のUBが出現する。

ゲーム発売前でコードネームと姿のみ公開された。


◆基本データ


アローラ図鑑:No294、全国図鑑:No794
分類:ぼうちょうポケモン
タイプ:むし/かくとう
UBコード:UB-02 EXPANSION
英語名:Buzzwole
高さ:2.4m
重さ:333.6kg
特性:ビーストブースト(相手を倒すと、HP以外の自分の最も高い能力が1段階上がる)
タマゴグループ:未発見(性別不明)

種族値
HP:107
攻撃:139
防御:139
特攻:53
特防:53
素早さ:79
合計:570


努力値:攻撃+1、防御+2


◆特徴


がっしりした筋肉質の上半身にそれを支える四本足をしたポケモン。
モデルはおそらく、血を吸って膨張した蚊と思われる。
かなりグロテスクな外見から、完全なイロモノや危険なポケモンと見られていたが……。

ダイヤモンドより硬いとされる長い口吻で、他の生物のエネルギーや体液を吸収し、自身の体液と合わせることでより強力な身体になると言われている。
その鍛え上げられた身体を使った攻撃は凄まじく、過去にダンプカーをパンチ一発で破壊した姿が目撃されている。
ココドラヒヒダルマとかの図鑑にダンプカー破壊の情報が入ってるのでインパクトは小さいとか言うな。

しかしマッシブーンの最大の特徴は
何か行動するたびにその筋肉質の身体をアピールするポーズをする
というコミカルな行動をする点である。
図鑑説明では「威嚇か自慢なのか不明」。

バトル時でもそのコミカルな行動をしており
  • ボールから登場した時は両腕を上げてアピール
  • 待機時は背筋を強調する構えをする(イワZ使用時の最後の構えと酷似してる)
  • ビルドアップ、Zワザ使用時は胸筋を見せつけるポーズ
  • 相手の攻撃やなどのターン終わりのダメージ受けた時に胸筋で受け止める。コオリZを使うとこのポーズのまま氷像と化す
  • 倒れると両腕を上げてアピールし、前のめりでダウンする

とこれでもかと筋肉アピールをしまくる。
リフレでも怒った時以外にはマッスルポーズをしてくれる。
リフレでの喜びポイントは自慢の腹筋、嫌がりポイントは脇の下。
また、UB勢の中で対のフェローチェやストーリーで目立つウツロイドを差し置いて熟睡モーションが用意されるという待遇を手に入れた。

上記のようにグロテスクな外見とは裏腹に愛嬌あふれるコミカルな行動をしてくることや、他のUBに比べて被害が比較的少ないことから
プレイヤーからは「萌えポケ」「UBの癒し枠」などと呼ばれている。

また、出現場所やお口の形からメガアブリーなどと呼ばれ、イラストなどでは同時に描かれることがある。


◆ゲームでのマッシブーン


裏の顔をあらわしたルザミーネがコスモッグを使い各地にウルトラホールを出現させ、マッシブーンはメレメレ島に出現。
しまキングのハラと守り神カプ・コケコと対決する。

捕獲できるのは殿堂入り後の、UB捕獲イベントでウツロイド捕獲後、メレメレの花園に出現。
ここで捕獲できる個体は2匹で、バトル開始時にオーラをまとい防御が2段階上がる。
捕獲バトル時の使用技はカウンター/アームハンマー/とびかかる/ばくれつパンチと高威力の格闘技、こちらの攻撃を確実に下げるとびかかるを使う。


対戦でのマッシブーン


ヘラクロス以来となるむし&かくとうの複合タイプ
マッチョな外見通りに物理寄りのステータス。
攻撃はシュバルゴを抜け、メガシンカを除くとむしタイプ一位で、防御はフォレトスグソクムシャに1足らずも高水準。
そしてむしタイプでは珍しくHPが107となかなかの高水準。*1
高めの体力と防御のおかげで物理防御はあの耐久ポケの代表クレセリア以上。
逆に特殊方面は低いが、素早さは79と決して低くはない。*2
耐性はかくとうタイプに対して強く、メインのかくとう半減、サブのあく半減・いわ等倍で殴り合いに強くなっている。

タイプ一致の高威力のかくとう技は「ばくれつパンチ」「アームハンマー」「ばかぢから」「きあいパンチ」と癖のあるのが多い一方で、
「グロウパンチ」、「ローキック」と追加効果のある小技、高い物理耐久を活かした「カウンター」も覚える。
むし技は「メガホーン」を覚えず、威力80の「きゅうけつ」と「とびかかる」と少々物足りないが、
「きゅうけつ」は最大値の高いHPを吸収できるし、「とびかかる」は100%で相手の攻撃1段階下げるし、どちらも追加効果が優秀。
サブウェポンはそれなりに多く、次世代やマイナーチェンジを待たずして充実している方。
高威力の「じしん」、格闘と相性のいい「ストーンエッジ」、4倍弱点狙いの「れいとうパンチ」「かみなりパンチ」「どくづき」などを採用できる。
変化技は多くはないが、相手の変化技つぶしかつ珍しく覚えられる「ちょうはつ」、回復技の「はねやすめ」、積み技「ビルドアップ」と便利なのが多く、
特に「はねやすめ」は物理耐久の高いマッシブーンには相性が良く、物理アタッカーの連中に強く繰り出せる一因になった。

ちなみに特殊技はなんと「めざめるパワー」と「りんしょう」しか覚えない。
タイプ一致技の「きあいだま」や「むしのさざめき」「はかいこうせん」すら覚えない。
二刀型などの変化球を出すことはほぼ不可能なので、素直に物理型で使うしかない。

弱点はほのお・ひこう・エスパー・フェアリーと特殊寄りが多く、特にひこうタイプには4倍。
HPが高いので調整や「とつげきチョッキ」で特防は補う事は出来るが、H252振りやD252振り程度では役割範囲が殆ど広がらない事に注意。
タイプ一致スカイスキンとか「ぼうふう」の前ではどうしようもないので素直に逃げよう。
ひこう以外にも、タイプ一致技だと「ゴースト」「どく」「フェアリー」にはどちらも半減以下にされてしまう。
特に現環境は強力なフェアリーが出現しているので下手に出すとやられてしまう。
同タイプのヘラクロスやフェローチェに比べて状態異常へのカウンター系特性や特殊攻撃に頼れない分、
やけどなどを上から仕込まれるのも苦手である。持ち物もやけど対策以外で優先したいものが多いので、なおのこと。
残念ながらUBの中ではメジャーとは言えないものの、得意なことと苦手なことはくっきり分かれているポケモンである。
相手の物理方面を足掛かりにして、ビーストブーストの発動を狙ったりして活躍させよう。
ただしメインのかくとう技がステータスダウンが多いので注意。

持ち物は以下のようなのが多い。
火力増強の「こだわりハチマキ」「いのちのたま」
高い物理耐久を活かした「ゴツゴツメット」
半端な素早さを補う「こだわりスカーフ」
威力を高める上、使用後のステータスダウンや隙を一度だけ無効にさせる「カクトウZ」など。

USMでは
  • 威力こそは控えめだが、きゅうけつよりも通りがよく能力低下のない「ドレインパンチ」
  • 高い耐久からの奇襲で使えそうな「がむしゃら」
  • 対きのみ用の「むしくい」
  • 対フェアリー(特にミミッキュ)かつスカーフとも好相性な「アイアンヘッド」
  • 同族対策orZワザ向けの「とびはねる」
等々物理技が更に充実する事になった。
しかし、変化技は皆無で特殊技方面も「いびき」しか追加されていない。

剣盾では伝説全解禁に合わせ復帰。
ようやく「インファイト」を習得できるようになり、ビーストブーストと相性が悪い「ばかぢから」に頼らなくても良くなった。
他にはしれっと「ダブルウイング」を覚えられるようになっていたりする。あの羽でやるのか…。
4倍弱点である「ダイジェット」が飛び交う点は気がかりだが、自身も「ダブルウイング」を「ダイジェット」の素材にできる。

その一方、代名詞ともいえる「きゅうけつ」が何故か自力習得できなくなった。技レコードでは習得できるが。
更にめざパが消えたので一致特殊技は皆無に。ネタすら不可能になった。

アニメでのマッシブーン


アニメでは最新映像であのキテルグマと対峙するシーンが公開され、一部方面を話題にさせた。


「マブシ!」

第61話で原作同様にメレメレ花園上空のウルトラホールから出現。
町でカイリキーゴロンダの集団を蹴散らしたり、森でキテルグマと互角に渡り合う程の強さを誇っているが、時折マッスルポーズを取るなどとコミカルな面は健在。
たまたま居たロケット団のニャースでもマッシブーンの言語が理解できない模様。
なおキテルグマとの対決は、コジロウ達が現れたことにより安全を優先しキテルグマが彼らを抱えて退散するという形で中断。

キテルグマが去った後大きく落胆して腹も空かせたのか、カビゴンを襲って吸血。
あの460kgもあるカビゴンが一瞬で萎びてしまった 。どんだけ腹空かせてんだお前。
そこにサトシ達が出現してバトルになる。
※ちなみにカビゴンは回復の薬+大量のきのみを喰わされて完全回復している。カビゴンもカビゴンである。

サトシのピカチュウとのバトルでは、自慢のパワーで上空に吹き飛ばしたり、電光石火に追いつくスピードを見せつけ圧倒する……

が、カキが現れた辺りから事態は思わぬ方向へ。
何を思ったかいきなりバトルを中断しカキに肉薄。そして、マッスルポーズを見せつけ始めた。
戸惑うも同じ様にマッスルポーズを取るカキ。

それを見たマッシブーンは 物凄く嬉しそうに それに合わせてマッスルポーズを返す。
その後はカキ・サトシ・ピカチュウとマッスルポーズによる謎空間を作り上げてしまった。
やっぱりコミュニケーションじゃないのか。あのマッスルポーズ。
しばらくそんな状況が続いてしまうが、カビゴンの救護で遅れてきたリーリエらに呆れられながらも促され、ポージングしている隙にサトシの手でウルトラボールにより捕獲された。

捕獲後はサトシ達にポージングして、サトシ達も同じようにポージングして再度開いたウルトラホールに元の世界へと帰還していった。

実は 人的被害を一切起こしていない (カビゴンを襲ったのもあくまで食事の為)。
ウルトラビーストさながらの異質さやサトシのピカチュウをも圧倒できる強さを見せつけた一方で原作における愛嬌や意思疎通が出来る可能性もしっかりと描写された。



追記、修正はマッシブーンの肉体美に魅了された方でお願いします。

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最終更新:2023年10月24日 12:09

*1 次点はマルヤクデのHP100。

*2 極めて絶妙な数値であり、あと1あればビーストブーストの対象にできたという検証結果が確認された。