女警部・神宮寺葉子シリーズ(週刊ストーリーランド)

登録日:2017/2/2 (木) 18:57:00
更新日:2024/01/15 Mon 18:04:52
所要時間:約 11 分で読めます






日本テレビで放送されたアニメバラエティ番組『週刊ストーリーランド』のシリーズ作品の1つ。タイトル通り刑事もののミステリーである。
同番組の作品の中でも知名度が高い、というかある理由で語り草となっている。

制作は『名探偵コナン』のアニメ版の東京ムービー。また、同局の『金田一少年の事件簿』のアニメ版のBGMも使用された。
ナレーションとして起用されている銀河万丈をはじめ声優が無駄に豪華だが、『週刊ストーリーランド』ではよくあることなので気にしないように。


登場人物

警視庁城北警察署の警部。本シリーズの主人公で、毎回数々の奇怪な事件に立ち向かう。
決め台詞は「これで全てが繋がった」
推理を披露する際は「キーワードその1」などと指を立てて説明する。
私生活は謎に包まれているが、娘が1人いるらしい。

物語の都合上、どう見ても事故としか思えない状況でもなぜか計画殺人と見抜き、一目で犯人を特定するチートキャラ
「犯人しか知りえないことを口走った」などのパターンならまだしも、どう見ても勘で目星をつけているとしか思えないことも多い。

加えて、犯人の抵抗を予想し事前策を整え、無傷で逮捕する視野の広さ・用心深さも備えている。
また決して妥協しない性格罪を憎んで人を愛する信念の元、動機の質に関わらず、時に優しく過ちを指摘したり、泣き崩れたら抱擁するなど母性を発揮する。

  • 江森宏治(CV:中村大樹)
神宮寺の部下の刑事。彼女の右腕兼引き立て役。
殺人事件を自殺や事故死と決め付けたり、的外れな推理を披露して神宮寺にツッコまれる役どころだが、結果としてはいい線行っていることも。

神宮寺の部下になってから一度も休みが無いらしい。
…ということは、この世界でも手の込んだ殺人事件が多発しているのだろうか?別に探偵役が学生では無いのだから一年に一度とかでも問題はないはずだが。


放送リスト

01.静かな毒の死体(2000年8月3日放送)
02.姿なき放火犯(2000年9月21日放送)
03.ロープの疑惑(2000年10月19日放送)
04.呪いの銃弾(2000年11月16日放送)
05.寒がりな死体(2000年11月30日放送)
06.囮のマンホール(2000年12月14日放送)
07.ミイラ殺人事件(2001年1月11日放送)
08.温泉旅館殺人事件(2001年2月1日放送)
09.水鉄砲殺人事件(2001年2月8日放送)
10.理由のない凶器(2001年2月22日放送)
11.寝台特急殺人事件(2001年3月1日放送)
12.大地を揺らす騎士(2001年5月31日放送)
13.スカイダイビング殺人事件(2001年7月5日放送)
14.操られたモーターボート(2001年9月13日放送)









【注意】以下、本作の犯人やトリックなど核心的なネタバレの記述があります





























本シリーズの真骨頂は何といっても、ツッコミどころ満載なトリックである。

1話の尺が15分弱しかないために、証拠やヒントが出てくる前に解決編が始まったり、いつの間にか聞き込みや検視、令状の用意が終わっていたりと物語の展開がすさまじく速い。容疑者も1人しかいないことがほとんどであり、話の主軸は犯人のトリック当てになる。

ところが、そのトリックというのが揃いも揃って、物理的に実行できるのか怪しかったり、仕掛ける意味があるのか疑問であったり、無駄に手が込んでいるうえに回りくどかったりする(その回りくどさはWikipediaにツッコまれるほど)。こんなトリックで完全犯罪だと思っている犯人の顔芸も見どころの1つである。

以下、代表的なものをいくつか挙げていく。


囮のマンホール(2000年12月14日放送)

恐喝の常習犯だった岩本富雄が、マンホールの蓋に押しつぶされて死亡しているのが発見された。その手にはなぜかカラーコピーの一万円札が。
被害者に恐喝されていた大崎繁(CV:塩屋浩三)に容疑の目が向けられるが、マンションの監視カメラの映像から犯行時刻には自室にいたことが判明する。
やけに手早く行われた検視の結果、被害者の死因が青酸ガスの中毒死であったことも明らかになる。
奇妙な事件に困惑する神宮寺たちであったが...。
珍しく神宮寺たちと大崎との駆け引きの場面があり、それなりに見ごたえはある。

真相

+ ...
犯人は大崎。犯行の手順は以下の通りであった。
(1)犯行現場を通りかかる被害者を足止めするために、屋上からカラーコピーの一万円札をばらまく
(2)被害者が気を取られている隙に青酸ガス入りのシャボン玉をビルの屋上から落とす(シャボン玉には重くするためにハチミツが混ぜられていた)。
(3)念のために、マンホールの蓋を被害者の上に落とす

突っ込み所

+ ...
念のためとは言えマンホールの蓋を落とすのなら、シャボン玉はいらなかったんじゃあ...
足止めなら風で舞ってしまうリスクのある偽造紙幣よりも普通の硬貨でもよかったのではなかったのか?(仮に指紋が付いていても「恐喝されて渡したお金」で解決)
一応「シャボン玉を落とすために風向きを確かめる必要があった」という説明がされたが、偽造紙幣を撒く以外にも確かめる方法ならいくらでもあるし、仮に風向きが悪かったらどうするつもりだったのだろうか。
回りくどい方法を取ったおかげで通貨偽造と毒劇物散布の罪まで追加されているのも何だか間抜けである。


ミイラ殺人事件(2001年1月11日放送)

著名なエジプト考古学者の田中曾太郎(CV:村松康雄)が自宅で殺害された。
犯行現場は全身を包帯でぐるぐる巻きにされて棺桶に収められ、古代の剣で刺殺されるという奇妙なものであった。
凶器の指紋から助手の石川智宏(CV:納谷六朗)に疑いがかかるが、彼は犯行時間にエジプトにいたという鉄壁のアリバイがあった。

真相

+ ...
石川は通風孔に伸ばした巻き尺を入れて凶器の柄の輪に通し、電灯の傘に引っ掛けて被害者の真上に固定。巻き尺の端を被害者の口にくわえさせたままエジプトに旅立つことで、2日後に力尽きた被害者が巻き尺を離して凶器が胸に刺さるように仕組んだ

突っ込み所

+ ...
死亡時刻が被害者次第で決まってしまうため、手が込んでいる割にはリスクが大きい。
たまたま誰かが助けに来る可能性も0ではなく、生存本能を頼りにアリバイ確保を狙うのも理解はできるが、助かるのを諦めて犯人のアリバイ確保を避ける為すぐに巻き尺を離してしまったりすればその時点でトリックは崩壊する。
そうでなくても、犯人が出国するまで体力が持たなかったりしたらどうするつもりだったのだろうか。
狙い通りになったとしても、2日もあれば位置がずれる可能性は高いし、2日も全力で引っ張り続けたら巻き尺はバネが折れるなりベルトが外れるなりしてお釈迦になって巻き戻らないと思うのだが...。
第一指紋が残っている時点で石川が関わった可能性が有力となり、こんな手の込んだ殺しをすればアリバイがあっても偽装工作とバレバレなので神宮寺でなくとも石川を逮捕出来たと思われる。

水鉄砲殺人事件(2001年2月8日放送)

プロサッカーチーム、東京ビクトリーズが日本選手権制覇したことで開かれた祝勝会のビール掛けイベントの最中、チームオーナーである松平(CV:玄田哲章)が急死してしまう。
祝いの席で興奮したことで心臓発作を起こした、すなわち病死であると推測がなされるのだが、
神宮寺は何一つ証拠が出ていない状況にもかかわらず、「これは思いもよらないトリックを使った殺人事件…間違いないわ」と確信して捜査に臨むのだが…
ビール掛けの様子がテレビ局によって撮影されていた為、その映像を確認するとオーナーが水鉄砲によって撃たれるシーンが記録されていた。
撃った人物は東洋テレビのカメラン、広田孝一(CV:梅津秀行)であったが、水鉄砲はごく普通のもので、中に入っているのもただの水であることが鑑識によって分かった。
ビール掛けの場では他にも水鉄砲を持っている人物が何人も居る為、それ自体は不自然ではない。怪しい点はタンクには小さな丸い穴が開いていたくらいである。
大前提として、水鉄砲で撃たれても人は死なない。しかし、神宮寺は「この水鉄砲が犯行に使われた可能性は高い」と判断して松平の死体を調べ始める。
そして約3分後に「これで全てがつながった」とトリックを暴くことに成功する。

真相

+ ...
広田は携帯している照明用のバッテリーから伸ばしたケーブルを水鉄砲のタンクにつなげることで、水に電流を流した状態で撃つことで松平を感電死させた。
タンクの穴はバッテリーから引っ張ったケーブルを通す為のものであった。

突っ込み所

+ ...
個人で携帯出来るサイズのバッテリーの電力をただの水(電気抵抗もそれなりにある)に流しただけで、それも服の上から一瞬流しただけで本当に人が死ぬかという点については疑問が残るものの、このトリック自体はフィクションであることを考えればギリギリ許容範囲だと言えなくもない。
だが更なる突っ込み所は神宮寺が「犯人は広田さん。あなたです。」と宣言した後に次々と視聴者に提示されていない証拠が見つかるという点である。
被害者の松平が心臓が悪い人物であったこと=これによって感電死を病死だと偽装しやすくなる。
紅白幕の汚れを水鉄砲で撃った痕跡があったこと=広田がカメラを利き手の右手で持っていて、左手で水鉄砲を扱っていた為、確実に命中させる為の練習として紅白幕の汚れを狙って何度も撃っていた。
広田がゴム手袋をしていた=自身が感電するのを防ぐため。
松平の防水仕様の腕時計が止まっていたこと=感電時に壊れたため。
プロのカメラマンにもかかわらず、広田のカメラには松平が倒れるシーンが撮影されていなかったこと=撮影していたらそのまま証拠となるので撃つ前にカメラを止めていた。

あたかも推理ショーの前に不審に思うシーンがあったかのような回想風の映像が挿入されるが、そんなシーンは無い。
まともに提示されていたのはタンクの穴と広田がしていたゴム手袋と止まった腕時計(この時点では防水だと説明が無い)くらいである。

そして推理ショー後に「検死の結果、死因は感電だと判明しました」と報告が入る為、結局偽装は失敗に終わっている。

広田が水鉄砲のタンクやゴム手袋といった証拠を事件後すぐに処分しなかった理由も謎である。神宮寺が速攻で推理ショーを始めたことでその時間が無かった、仮に検死の報告が来るまで待っていたらその隙に処分する気だった、と考えれば神宮寺の即決推理が功を奏したと言えるのだが。

また、推理ショーの最初に広田の弟が松平のチームに所属していたサッカー選手であり、怪我を理由に解雇されたことが原因で自殺していたことを動機として提示するが、いつの間に調べたのかは不明。そんな時間があったとは到底思えないが…。


理由のない凶器(2001年2月22日放送)

大病院の屋上で入院患者の森本信一(CV:嶋俊介)の遺体が発見された。
十字架に括りつけられたうえに腹部を複数の凶器で刺され、頭を殴られ、首を紐で締められるという残忍な姿に、江森は「よほど恨みの強い犯行だろう」と推測する。
しかし、被害者は誰からも慕われる人格者であり、殺される動機は見当たらない。
神宮寺は犯行現場に残されたおびただしい凶器の数などから、約2分後に真相を看破する。


真相

+ ...
犯人は被害者の執刀医の宮田(CV:岸野幸正)。
実は被害者の死因は宮田が手術中に誤って体内に残したメスがラジオ体操中に体外に突き出たことによる事故死で、医療ミスが明らかになるのを恐れた宮田は、死因がメスだと特定できないように遺体を数々の凶器で傷つけたのであった。

突っ込み所

+ ...
「医療ミスの隠蔽」という動機があるとはいえ、猟奇殺人に見せかけるという方法は理解に苦しむ。
というか偽装が手間のかかる上に大がかりなので偽装過程の時点で足が付きそうなんですけど…


寝台特急殺人事件(2001年3月1日放送)

寝台特急の最後尾の車両で宝石商の小野光雄(CV:大矢兼臣)が射殺された。
銃弾が列車の外から撃たれていたことから狩猟の流れ弾による事故死と思われたが、神宮寺はなぜか殺人と見抜き、死因を知らないはずなのに「狙撃された」と口を滑らせた小野の義理の息子・石井裕之(CV:小杉十郎太)に疑いの目を向ける。
しかし石井はこの寝台特急の運転士であり、犯行時には運転席にいたという確固たるアリバイがあった。


真相

+ ...
石井は携帯電話で小野を最後尾の車両の湖側の窓に誘い出し、湖畔沿いの大きなカーブで列車が曲がり、運転席の窓と最後尾の車両の窓が一直線になる瞬間を狙ってライフルで狙撃した

突っ込み所

+ ...
運転中、しかもカーブで運転席を離れるのはあまりにも危険であるし、江森は「最後尾のターゲットが揺れないから自分でも狙撃できる」と言っているが、列車が動いていることの影響(列車の揺れや慣性、偏差射撃)が考慮されていない。
ゴルゴがやったとしても神技扱いされるスーパーショットである。というか『ゴルゴ13』で何度かあった「理論上可能だがまず成功しない超難度の狙撃をやってのけたが故に裁判で無罪になることが目に見えている為起訴が出来ず、結果的に完全犯罪となる」という展開になる可能性が高い。
もう一つ気になるのがカーブの形状で、真上から見た図がどう見ても円である。確かにそのぐらい曲がらなければ一直線にならないとは思うが、ループ線でもないようだし、どうしたらそんな配線になるんだろう?

事件とは無関係の突っ込みだが捜査過程で猟銃の流れ弾説が浮上していたが猟銃の流れ弾が飛び舞う地域を走る寝台列車って何なんだよ?


スカイダイビング殺人事件(2001年7月5日放送)

キャベツ畑で勅使河原豊(CV:藤本譲)と岡麗子(CV:茂呂田かおる)の遺体が発見された。
農作業中の勅使河原の真上にスカイダイビング中の岡が墜落したことによる事故死と思われたが、神宮寺はなぜか計画殺人と見抜き、インストラクターの大谷誠(CV:堀之紀)に疑いの目を向ける。
江森は「岡が勅使河原の上に落ちることを狙って飛び降りた」と推理するが、神宮寺に「風の影響もあるし、そんなに正確に落ちることは不可能」と一蹴される(このセリフをよく覚えておきましょう)。


真相

+ ...
ミステリーアニメ屈指のトンデモ回であり、今なお語り草にされる本シリーズの白眉である。

この回の展開は特に超高速で、神宮寺が「これは計画殺人...」とつぶやいた約15秒後に「これで全てが繋がった」と言い出して解決編に突入。大谷が勅使河原に借金をしていたことを指摘し、大谷の犯行を説明する。
(この借金の話はしれっと出てくるが、聞き込みをしている時間はなかったはず。どうして知っているんだろう?)

その方法とは、パイロットが操縦や通信に気を取られている隙に岡を飛行機内で撲殺。水をかけた岡の遺体を抱えたまま勅使河原のちょうど真上に降り、寒気で凍りついた遺体を30メートル上空から勅使河原に投げつけるというもの。

突っ込み所

+ ...
いくら何でも殺害と準備過程でパイロットに気づかれるだろうし、30メートル上空にパラシュートを開いた人がいたら、回避不可能な距離まで接近される前に勅使河原も気づくはずである。
神宮寺は「曇りの日で影が無かった上に、農作業中で下を向いていたから気が付かなかった」としているが、かなり無理やり感がある(上空からパラシュートを開いている人が降下してきて、気が付かない人間がいるだろうか)。
遺体を凶器にする理由は説明されている(凍らせて真っすぐ落ちやすくする)が、ヘルメットか何かを落とすだけでも十分であり、わざわざ岡を殺す必要はない
何よりも、神宮寺はついさっき「風の影響もあるし、そんなに正確に落ちることは不可能」と言っていたのでこれでも十分事故死に偽装できそうなのだが…
岡を投げるだけならなんとか納得できるとしても、それ以前に農地のどこにいるかもどんな行動を取るかも予測できない被害者の真上に正確に投下する時点で無理ゲーである。
それに殺害したとしても遺族が借金を取り立てるので殺害自体が無意味だと思われるのだが…

人間離れした技術で人を殺したという点ではこの人といい勝負だが、犯行の回りくどさではこちらの方が遥かに上である。
ミステリーアニメ史上、最も才能を無駄づかいした犯人の1人であろう。こんなアホな計画のために殺された岡は化けて出ていい。


操られたモーターボート(2001年9月13日放送)

港町で、モーターボートが岸に置かれていた石油缶に突っ込んで炎上。乗っていたボートの持ち主のニュースキャスター、黒田恵(CV:永島由子)が死亡する。
状況的に自殺と思われたが、例によって即座に事件性を見抜いた神宮寺は、近くのレストランで事件を目撃していた若手政治家の南田重行(CV:屋良有作)に疑いの目を向ける。
しかし発生時にレストランにいた南田に、対岸からモーターボートを発進させることなど不可能に思えたが……

放送順的に最終回だが、それらしい演出などは特になし。


真相

+ ...
南田は殺害した黒田を乗せたモーターボートを鎖で現場側の岸のクイに繋ぎ、コンパスの要領でちょうど石油缶に衝突するように設置して発進させた後、全速力でレストランにやってきた

突っ込み所

+ ...
最終回だけあって、犯人のまわりくどさ、ここに極まれり
こんなことが現実的に可能かどうかも怪しいが、そもそも自殺に見せかけるなら他にもっと単純でリスクも少ない方法があるだろう。
動機は単なる別れ話のもつれであり、手の込んだトリックにあまりに見合っていない。
炎上させたのは証拠もろとも遺体を焼き死亡時間などをごまかすためらしいが、どうせ自殺に見せかけるならシンプルに海に捨てれば良かったんじゃあ……?
実際、ご丁寧に船内に被害者の行きつけの美容院のカードまで残したおかげで神宮寺にヒントを与えてしまった。

また神宮寺は「燃やしたくらいで死因や死亡時刻は誤魔化せないわ、残念ね」などと言っているが、それを言い出すと推理ショーをやる意味が崩壊するのでは……






最後に本シリーズの名誉のために言っておくと、(トリックはともかく)ミステリーは成立しているエピソードや、許容できるトリックのものもきちんとある。神宮寺のミステリアスなキャラクターも魅力的である。

そもそも本シリーズに登場したトリックは『コナン』や『金田一少年』などにも用いられているし、逆にこれらの作品でトンデモトリックを見かけることも多く、「おそらくフィクション上の嘘」と指摘されているものがある。

そういう場合は伏線を丁寧に張る、犯人がそのトリックを使っても違和感がない設定にする、ハウダニット(トリック当て)よりもフーダニット(犯人当て)を重視するなど違和感をなくす工夫をするのが普通だが、そこに尺が割けない本作では神宮寺の高速推理に我々がついていけず、擁護のしようがないトンデモトリックが目立ってしまうのである。

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最終更新:2024年01月15日 18:04