ウルトラマンギンガストリウム

登録日:2017/01/06 (金) 21:27:31
更新日:2023/07/19 Wed 00:13:47
所要時間:約 6 分で読めます





力を合わせられるのはオーブだけではない。その力こそ、ウルトラ戦士なんだ!

行くぞギンガ! ウルトラの力を見せてやろう!



画像出典:ウルトラマンギンガS3話『孤高の戦士』より
2014年7月15日から9月2日まで第1期(全8話)、11月4日から12月23日まで第2期(全8話)がテレビ東京系列にて放送/全16話
©「ウルトラマンギンガS」製作委員会、円谷プロダクション


『ウルトラマンギンガストリウム』とは『ウルトラマンギンガS』に登場したスーパーウルトラマン
その名の通り、ウルトラマンギンガとウルトラ6兄弟の力を合わせたスーパーウルトラマンタロウの二人が合体したウルトラマンである。
なお、ウルトラマンギンガビクトリーとは違い、メビウスインフィニティーと同じくあくまでギンガの強化派生形態扱いのため、別のウルトラマンとしては扱わない。


概要


身長:ミクロ-無限大
体重:0-無限大
出身:不明
飛行速度:計測不能
走力:計測不能
水中速度:計測不能
地中速度:計測不能
ジャンプ力:計測不能
腕力:計測不能
握力:計測不能
変身アイテム:ストリウムブレス

声:杉田智和(ギンガの意思&ヒカルと分離状態の掛け声。ギンガストリウムの場合は主に列伝等の本編外で披露)
  根岸拓哉(礼堂ヒカルがライブ時の掛け声)
  石丸博也(一体化しているタロウの声)



地球が大変な事態になった事を知ったギンガがヒカルに内緒でウルトラサインを使いタロウに助けを求め、
それに応えたタロウがインペライザーに負けてボロボロになったヒカルの前にスパークドールズの状態で現れた。
そして自らの姿を変身アイテム『ストリウムブレス』に変え、これをギンガスパークでリードする事でタロウと一体化する。

今こそ一つになる時!


\ウルトラマンタロウ!/

ギンガに力を! ギンガストリウム!!


変身する際には『ストリウムブレス』からタロウが上記の口上を叫ぶ。


見た目は額のクリスタル部分にウルトラセブンのようなビームランプが追加され、
胸のプロテクターや体の模様などが変化しタロウ要素が強く表面に出ている。


ギンガストリウムになる事で基本能力が大幅に向上し、
ファイティングポーズもタロウと同じものに変化し、戦闘スタイルも東光太郎のような連続パンチを繰り出すようになる。
最大の特徴はウルトラ6兄弟の必殺技が使えるようになるというもので、言わばウルトラ版エースキラー
歴代の敵との戦いではその敵と縁のあるウルトラ戦士の技で倒すという縛りがあったため、技を使うためだけにギンガストリウムに変身する事もあった。
そのため通常ギンガの必殺技を使う機会が減少し、無印の頃見せていた多彩な超能力も使わなくなってしまった。


素の状態で物凄く強いギンガが兄弟最強とも言われるタロウと合体しただけあって、戦闘能力はまさに超最強。
……のはずなのだが、初登場以降苦戦が目立つ事もあってチート形態と思う人は少ないだろう。ギンガストリウムが弱いんじゃない。敵が強いんだ。

まあ、苦戦はすれど体力が少ない時を狙われたファイブキングや、
ぶっちゃけ順番が悪かっただけな気もする体力お化けのビクトルギエル以外には負けた事はないんだけどね……。

ギンガS本編だけ見ている人には何故タロウと合体するとウルトラ6兄弟の力が使えるようになるのか不明だが、
本編の前日談である新列伝54話によると、タロウがウルトラ5兄弟から託された力と合体しスーパーウルトラマンとなったうえで地球に向かったからと説明されている。

『DXオーブリング』でウルトラ6兄弟をリードすると『ウルトラオーバーラッピング』と流れ、タロウがスーパーウルトラマンになる。
そしてそこにメビウスを加えると『メビウスインフィニティー』と音声が流れる。
しかし、ギンガストリウムの場合、タロウとギンガのカードだけで事足りる。
メビウスと同じく6兄弟の力を宿しているのにお手軽なウルトラマンである。

歴代でもかなり頻繁に合体変身しているため、偶にファンからもスーパーウルトラマン扱いされない事もある。良くて簡易スーパーウルトラマン。
ウルトラ10勇士の特典資料では友也がガイアスプリームヴァージョンを見てギンガストリウムのようだと言っているが、確かにあちらに扱いは近い。
しかし『思わず「シェアッ!」したくなるウルトラ豆知識50』では、
インフィニティーやサーガと同じくスーパーウルトラマンの一人として数えられている。

最終回でタロウと分離したため、その後の客演では登場する事がなくなってしまった。
列伝やショーなどのメタ世界では一応登場してくれているが。

タロウ本人はいつでも駆けつけてくれるとは言っているが、別の宇宙から来てもらわなければならないうえに、
コスモミラクル光線の威力を期待する場合でもビクトリーとフュージョンしてギンガビクトリーになってしまえばウルトラフュージョンシュートで事足りる為、
タロウと再び協力する事態にならない限り若干再登場は厳しいかもしれない…そう、タロウと再びともに戦うその時まで。


必殺技


必殺技の使用時にタロウとヒカルが同時に技名を叫ぶ。
『ウルトラマンフェスティバル2016』にてギンガが単体で使用した際には、タロウだけが技名を叫んでいた。
ウルトラ兄弟の技だけではなく、通常ギンガの技も使用可能。

  • ギンガストリウムハイパーパンチ/ギンガストリウムハイパーキック
通常ギンガより強力になった通常攻撃。

ギンガストリウムとなって初めて放ったウルトラマンタロウの力で、インペライザーの大軍に対して使用し数を減らした。
放つ際にはかつてのタロウの人間体である東光太郎を演じた篠田氏の掛け声が使われている。
おそらく『タロウ』放送当時の物の流用だと思われる。

その後の扱いは微妙だったが、最後はファイブキングを撃破して前半のトリを飾った。
でも後半では一切使われなかった

  • ブルーレーザー
ウルトラマンタロウの力で発動。劇中未使用。
ちなみにブルーレーザーはウルトラホーンから出す技なのだが、
没になった結果、角がないギンガは何処から出すというのだろうか……?

ウルトラマンの力で発動し、インペライザーの大軍の残りを全滅させた。
後半戦ではべムラーを撃破するが、ハイパーゼットンには跳ね返された。

ウルトラマンの力で発動。劇中未使用で終わった。

ウルトラセブンの力で発動。
ガッツ星人ボルストのライブしたキングジョーカスタムを一撃で倒した。

ウルトラセブンの力で発動。発射ポーズは、両手の人差し指と中指を立て、額に当てて発射するAタイプバージョン。
ファイブキングに使用した。

  • ウルトラショット
ウルトラマンジャックの力で発動、サドラを倒した。
だが、ジャックはこの技を劇中では数回しか使用してないため本来は「必殺技」とは呼べない。
まあ代表的な技のほとんどがウルトラマンと被っているし、シネラマショットもセブンやAのL字型光線と被るし、
ウルトラブレスレットを出すのもなんか違うので仕方ないのだろうが。でもギンガストリウムでは結構活躍している技でもある。

  • ウルトラバーリア
ウルトラマンジャックの力で発動。ヤプールの異次元のバリアに閉じ込められた際、
その中にもう一つバリアを作り、バリアを破裂させるという、
わりとよくわからない方法でバリアから脱出したり、ビクトリウム・キャノンの余波から仲間を守ったりした。
変身しなくても使える唯一の技の模様。

ウルトラマンエースの力で発動、巨大ヤプールを倒した。

  • パンチレーザー
ウルトラマンエースの力で発動。劇中未使用。

ゾフィーの力で発動。発射ポーズは、右手を前方に伸ばして発射するAタイプバージョン。
ゴルザを倒したほかビクトルギエルにも空中から変身と同時に放って大ダメージを与えている。
何気にM87光線が単体の威力で敵を倒したのはギンガストリウムが初(エースキラーを除く)。
ちなみに今回は「えむはちなな」ではなく「えむはちじゅうなな」光線と呼称されている。

  • Z光線
ゾフィーの力で発動。ビクトルギエルに使用した。

  • コスモミラクル光線
ウルトラ兄弟の力を一つにすることで発動、ハイパーゼットンを倒した。
公式最強光線の名は伊達ではなく、以前の個体ではゼロ、ダイナコスモスの合体光線を容易く吸収して撃ち返すほどの吸収能力がある、
ハイパーゼットンアブゾーブを、たった数秒の照射であっさり打ち破るほどの威力を見せた。




『ギンガS』最終話にてビクトリーの必殺技・ビクトリウムエスペシャリーと、
ウルトラ兄弟の力を結集したの合体技。ビクトルギエルを倒した。


  • ニュージェネレーションダイナマイト
ウルトラギャラクシーファイトで使用した大技。
新世代ヒーローズの力をストリウムブレスに集め、タロウの力と合わせて放つウルトラダイナマイトの発展型であり、巨大化したウルトラダークキラーに対して使用した。



余談

当初はウルトラホーンも取り付ける予定だったが、最終的に不採用になった。
決定稿の段階まで腕部や脚部のクリスタル周辺にタロウのブツブツがあったが、「流石にやり過ぎでは?」という声があったためスーツを作る際に省略されたとのこと。

エースキラーと似た存在でありながら、結局本編では戦わなかった。
またギンガがエースキラー(及びその派生形態ビクトリーキラー)と戦ったのはタロウと分離した後のウルトラファイトビクトリーでの事だった。

タロウに助けを求めたのはギンガ自身だが、この合体変身にギンガ自身の意思は介入していない。
ただ列伝やフェスティバルでの言動から、タロウと合体するのは嫌と言う訳ではないようだ。



追記・修正はタロウと一つになってからお願いします。

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最終更新:2023年07月19日 00:13