宮本武蔵(Fate)

登録日: 2017/01/04 (水) 20:41:45
更新日:2024/02/24 Sat 15:41:30
所要時間:約 21 分で読めます





新免武蔵守藤原玄信……!? ごめん、やり直し!


サーヴァント・セイバー、新免武蔵ここに推参!
おもしろおかしく過ごさせてね、マスター!


Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントの一人。クラスはセイバー
1.5部『Epic of Remnant』第三章『英霊剣豪七番勝負』ではメインサーヴァントとして初登場。
なお、カードに記された真名は「新免(しんめん)武蔵守(むさしのかみ)藤原(ふじわらの)玄信(はるのぶ)」だが、ステータス画面の名前表記は「宮本武蔵」である。
本項目では、基本的に「宮本武蔵」を用いることとする。長いし

CV.佐倉綾音
ILLUST:こやまひろかず


●目次

【データ】

◆プロフィール
身長:167cm
体重:56kg
出典:史実
地域:日本
属性:混沌・善
性別:

◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B B B E B B


【概要】

2017年1月のピックアップガチャにて登場した期間限定のサーヴァント。
桜セイバーや嫁セイバー同様、通常のガチャには追加されない仕様である。

最終章実装後に登場したサーヴァントのため、ストーリーには関わっていない。
しかし、最終章後に発表された新章のPVにはシルエットで彼女が登場しており、1.5章告知ビジュアルの黒人エミヤのインパクトに持ってかれたが中央に描かれ、
英霊剣豪七番勝負』というどう考えても関わりそうなエピソードタイトルが明かされたことで、登場は確実視されていた。
のちに実装された第三章『英霊剣豪七番勝負』で、大方の予想通りメインサーヴァントとして登場している。

型月恒例の女体化枠であり、見た目は侍というよりくノ一のような、露出度が高めの派手な和服を身につけた銀髪の女性。
刀を使う☆5セイバーとしても、日本由来の☆5セイバーとしても三人目である。サーヴァント、セイバー…あら? あれ?
様々な「宮本武蔵」像に共通する二刀を武器として用いており、召喚直後のイラストでは手と腰にひと振りずつ刀がある。
再臨していくと篭手などの武装をしていくと共に着物も派手に、更に刀の本数も増えていき、第三段階では四刀を帯びた艶やかな和服の剣士となる。
なお、騎士王を筆頭にレアリティ帯のセイバーの大半が慎ましやかなものをお持ちのとある一部分は非常におっきい。
対魔忍とか言うなよ! 服装的には割と笑えないぞ!いや全身タイツじゃないしどっちかっていうと超昴閃忍か

また、「有名な侍が女の子なんて、こっちの世界は間違ってない!?」とか「君のところには女剣士は珍しいのかぁ」とか言っているが、
武蔵が所属する☆5帯のセイバーは実装当初は全員女であり(後にアーサーが実装された為女性オンリーではなくなった)、
他のクラスでも剣を扱う女性サーヴァントは多いため、聞いたマスター諸兄には即座にツッコミを入れられることになった。


【真名】

「新免武蔵守藤原玄信」、一般には「宮本武蔵」の名で知られる、日本のみならず世界各国でも有名な戦国~江戸時代の大剣豪。
天正12年、作州(今の岡山県美作市)大原に生を受け、熊本にある千葉城で正保2年5月19日に没した。
今も続く、剣道では珍しい二刀を用いる流派「二天一流」の創始者であり、彼自身は生涯無敗を貫いたとされる。
ただしこれは二刀流を目的とした手法ではなく「あるものはなんでも使う」という考えから、腰の二刀を両手で活用する方向に発展したもの。

父は竹山城主新免家に仕えた兵法指南役で、主家から新免の名を与えられ、新免無二斎を称した武芸者である。
新免無二斎は十手術の道場を吉野郷宮本村に構え、武蔵はこの地を故郷としたため、後に宮本姓を名乗った。
後に成人し多くの逸話を残すが、特に20代の10年間には数々の武芸者と戦いをくり広げ、その名勝負は今もエンターテイメントの定番のひとつとして認識されている。
特に巌流島にて行われたという佐々木小次郎との勝負は有名で、特に日本人であれば一度は見聞きしたことがあるだろう。
しかしながら、それら10年間の戦いのエピソードのほとんどは実状が謎で、フィクションの疑いも色濃い。

晩年には自身の剣術や兵法、及び生涯などを纏めた「五輪書」を記した。
彼が記した原本は失われ、現代に伝わっているものは写本とされるが、様々な理由から、「武蔵の死後に弟子が創作したもの」と言われることもある。
日本だけでなく、海外でも翻訳されたものが出版されて広まり、ロング・ベストセラーとなっている。

詳しくは史実の彼の項目で。


【スキル】

◆クラス別スキル
  • 対魔力:A
妖術、忍術、人道惑わす邪魅甘言何するものぞ。
剣聖にあらずとも剣心なき技なぞ一刀両断。
どのような大魔術であろうと、A以下の魔術は切り捨てる。

◆保有スキル
  • 第五勢:A
二刀の刀の利点、威力を最大限に発揮する構え。
剣の思うまま、状況の流れるままに戦う二天一流だが、強敵と対した時、運命と対した時のみ己を静め、剣心を零に落とし、構えを取る。

ゲームでは、自身の攻撃力を下げる代わりに通常攻撃のヒット数を2倍にする、実装当時は彼女しか持っていないユニークスキル。
『自身の攻撃力を下げる』と表記されているが、スキルレベル1でも0.5倍ダメージ×2倍ヒット。つまり総ダメージ量は通常の攻撃と同じである。
NP、スター回収効率が飛躍的に上がり、スキルレベルが上がる毎に攻撃力の低下率が下がるため、実質通常攻撃限定のバフとなる強力なスキル。

  • 天眼:A
天眼は「目的を果たす力」とされる。
一つの事柄を成しえると決めたらその成就のために全身全霊を傾け、必ず達成するもの。
自己の全存在を視線にのせ、目的に投射するもの、といってもよい。
武蔵の場合は『その場所を斬る』事にのみ天眼が向けられる。
たとえば『相手の右腕を切る』と決めたが最後、あらゆる手段を講じて右腕を切断する。
それは最適解としての斬撃、『無駄のない、時間と空間をねじ伏せる一刀』となる。
『目的達成の為の手段』を『一つに絞る』力。

魔術的な解説をするなら、彼女の持つ未来視に属する魔眼「天眼」を最大限に活用した事象編纂術。
無数にある未来の可能性の中で、たった一つでも『宮本武蔵が勝利する』という可能性があるならば、
それ以外の全ての可能性を切り捨ててしまい、強引にその可能性を手繰り寄せる無茶苦茶な技。
性質上、『無限』を極めた剣士の魔剣と正面から拮抗し得る。

後述する彼女の秘密も含め「彼」が持つ能力と酷似している。
ゲームでは、自身に無敵貫通状態とBuster性能アップ効果をどちらも1ターン限定で付与する。

  • 無空:A
剣者が到達する最高の位。究極の境地。
柳生新陰流・水月に相当する。
無空なるが故に無敵。これ捉える者、無限の境地に達した剣者のみ。
ゲームでは、自身に無敵状態(1ターン)、スター発生率アップ効果(3ターン)を付与し、同時に自身の弱体状態を解除する。

  • 戦闘続行:EX
とても生き汚い。負けないためなら死んだふりなどお手の物。
弁舌で煙に巻く、みっともない逃走から超回復までやってのける。
「最後に勝てば私の勝ちでしょう?だから今は逃げるのです!だって、死んじゃったら最後に勝てないじゃない!」
都合のいい言い訳をしているようで、根は何処までも現実主義でしぶとい。それが女武蔵である。
ゲーム的には実装されておらず、ガッツとかを持ってたりはしない。

  • 五輪の書:-
武蔵はその生涯にて至った境地、培った技法を死の直前に書としてまとめ上げた。
それは地水火風空の5巻に分かれた書で、“武蔵”というひとりの人間の集大成であった。
五輪の書は、地の巻にて二天一流の兵法としての理念とその概略を、水の巻では具体的な技法を、火の巻では戦略や戦術の次元での兵法について、
風の巻では前述のように他流派の否定から成る二天一流に対する根本理解を解説している。
そして最後の空の巻には、武蔵なりの“空”に対する理解が、前述の“相対”の技法によって書き記されているという。

空の巻は五輪書の中でも一際短い文章で、極めて簡潔に纏められている。
それをさらに要約すると、
「“空”とは『無い』という事です。『有る』を知って初めて『無い』ということがわかります。それは無知という事ではないし、選択肢を多く持つという事でもありません」
「“空”を道とし、道を“空”としましょう。知恵と理と道があって、初めて人は“空”となれるのです」
ということが書いてある。
一般には「様々な武術を会得し、その法則をきちんと理解した上で、それに囚われない在り方」が“空”であると理解されている。

余談ながら五輪書冒頭に武蔵が書いたことを意訳すると、
「小さいときから負け知らずの最強状態で不思議だったんだよね。それで何年かかけて自分が何で強いのかを考えたから、纏めてみることにしたんだ」
「これを応用して色々なことをやってみて上手くいったし、なるべく簡単に書くから、とりあえず参考にしてよ」
となり、一般に知られる「自分の道を求めて愚直に成長していく若者」としての剣豪・宮本武蔵像とは大きく違っていたりする。
というか端々に「あの武術より二天一流の方が上だからね!」とかいう気配が滲んでいて武蔵ちゃん可愛い


宝具

六道(りくどう)五輪(ごりん)倶利伽羅(くりから)天象(てんしょう)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2~20 最大補足:1人


南無、天満大自在天神。仁王倶利伽羅、仰天像!

ゆくぞ……剣轟抜刀! 伊舎那大天像!


剣轟抜刀。二刀流のまま泰然と構え、
小天衝……相手の気勢を削がんと剣気にて威圧してから、
大天衝……渾身の一刀を繰り出す武蔵の最終手。
背後に浮かぶ仁王はあくまで剣圧によるもの。
武蔵がまだ体得していない『空』の概念、『零』の剣の具現と言える。
対人宝具と言っているが、その本質は対因果宝具。
あらゆる非業、宿業、呪い、悲運すら一刀両断する仏の剣。
「究極にまで、これ以上ないというぐらいにその存在を削り落として、それでもなお残る“何か”」
無二と言われる究極の一。
そのさらに先にある0……「」の境地。

この座への到達を、天元の花は求め続ける。

これらの一撃の際には「五輪書」の極意とされる「地・水・火・風」の字が順にバックに映し出される。
「空」の字が出てこないのは、恐らく彼女自身が未だ「空」に達していないため。
亜種特異点Ⅲ『英霊剣豪七番勝負』のストーリーを進め、「奥義開眼」のイベントを経ることで宝具演出が変化、「空」の太刀と思わしき一撃が追加される。
だんだん恒例になりつつある、セイバーのビームぶっぱ宝具。見た目は完全にベディかジキルの声と同じ人のガンダムの武装。……一応聞くけど、貴女日本の、それも割と近代の英霊だよね?
るろうに「ひくわー」

ちなみに、宝具名にある「倶利伽羅」とは不動明王を指し、「天満大自在天神」は武蔵が帰依した神、「伊舎那大天」は吉岡一門との対決から脱出した武蔵が匿ってもらった寺の仏像。
つまり全部シヴァ神の別名で、召喚される不動明王像が四本腕なのもこのため。

『櫂の木刀』
ランク:C+++ 種別:対人宝具 レンジ:3~10 最大補足:1人

汎人類史の記録において、宮本武蔵が巌流佐々木小次郎との戦いで用いた木刀。
二尺五寸と一尺八寸の木刀であるとも、2メートルを超える長大な木刀であったともされる。後者の場合、小次郎の持つ物干し竿を凌駕するサイズであった。
宮本武蔵は一説にはそもそも木刀の扱いに長けていたとされ、櫂の木刀は奇策でも単に物干し竿の長さを超えて攻撃するためのものでもなく、必勝を期して使い慣れた武器を使ったのだとする意見もある。
女武蔵はこの宝具を持たない。

『魔剣破り、承る!』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:100 最大補足:1人

武蔵がその長い剣者生涯の中で一度のみ使用したといわれる奇想剣法。
見た者は生きてはいないため、それがどのようなものなのか知る者は武蔵のみ。
魔道、邪法、天魔に堕ちた剣士を完膚なきまでに侮辱し、罵倒し、叩き潰す特殊霊基。
またの名を、対剣士・対剣豪大結界。


【人物】

性格はノリの良いお姉さんタイプ。好きなものは美少年で、酒にだらしなく金に目がないと割と俗っぽい
牛若丸が女性だと聞いて「私の(美少年な)牛若丸を返せー!」とか絶叫したりする。
明朗快活で常に余裕を見せ、自信に満ち溢れているが、相手を侮っているわけではなく、彼女が単に人生をめいっぱい楽しんでいることに由来する。
頼られるのが大好きで、ケンカも大好き。大抵のことは笑って受け流し、お世辞には弱い姐御肌の女性。割と惚れっぽい一面も持っているという。

ただし、根底にあるものは「剣の道を究める者」なため、命のやりとりに関してはたいへんドライでシビアな価値観を持っている。
嫌いなものは
  • 一方的な虐殺
  • 人の矜持、信念を享楽のために踏みにじる行為
  • 空腹時にメシを奪われること
で、それらと遭遇すると普段の飄々とした態度が嘘のように修羅と化すという。
……最後だけやたらと庶民派だが、まあ食物の恨みは怖いっていうし。
ちなみに武蔵本人は食事中の塚原卜伝に襲いかかったことがあるので、実は「おまいう」案件だったりする(まあ武蔵自身も食事中に襲われ、箸を使って飛び交うハエを捕らえて黙らせたという逸話もあるが)。
余談だが、好物はうどんと団子。特にうどんは何かにつけて食べに行きたがるほど気に入っている。

マスターへの態度は初めから好意的で、彼(彼女)の剣として戦うことに不満を持っている様子は皆無。
親愛度を深めていくと自分の身体に注視していたらしいマスターを大人のお姉さんっぽくからかったりもするが、
Lv.4からは距離を詰めてくるマスターに本気で狼狽して「男女の関係は苦手なのです!」と弁明し、
Lv.5では「もうダメ」と白旗を上げて頭を冷やすために滝行に向かいつつ、
赤い頬で「嫌なわけじゃないから! そこは微妙な剣士心をわかるよーに!」と念押ししてくる。
ぐだ子「私、女の子なんですけど?」
なのでわりと外見に騙された積極的なR元服絵が描かれたりしてるけど、原作的には超奥手なのでそこんとこよろしく!!

ちなみに宮本武蔵の年齢は諸説あり、一般的に巌流島の戦いが28歳の頃というのが通説だが、
実は18歳の時の決闘という説もあるため、年上ぶっているが主人公とさほど歳が変わらない可能性も高い。
武蔵ちゃん呼ばわりもやむなし。

なお、英霊として呼び出された以上、生前の記憶、つまりは史実に残された「宮本武蔵」の経歴を知っているはずであるが、
「え? こっちの世界だと武蔵って男なの? しかも凄い有名なんてびっくり!」と、まるで他人事のような反応を見せ、
マテリアルでも「正しい歴史に残された武蔵とはどうも事情が異なるようだ」と記されている。

その理由は…(以下「宮本武蔵体験クエスト」のネタバレ注意!)










悲しきかな武蔵。哀れなるかな武蔵
元の世界に帰るなど、と────


おぬしはどこにも帰れない
おぬしは既に、英霊どもと同じなれば


気付いているだろうに
おぬしの世界など、とうの昔に消え去った


おぬしは消える世界から弾き出され、ただ、他人の世界に流される櫂に過ぎぬ


実はこの宮本武蔵は、Fate世界における「剪定事象」……端的に言うと「正しい史実」でないとされて消え去った並行世界の宮本武蔵
「正しい史実」の宮本武蔵像についてピンと来ていないのは、並行世界の同一人物であれど、彼女からすればやはり別人の生涯のため。
さらに言えば一般的なサーヴァントが「生涯を終えた後に召喚される」のに対し、彼女は未完成の剣豪、つまり「生きている本人」というのも大きい。
※「剪定事象」などについて詳しく知りたい方にはこちらの項目の一読を勧めるが、『EXTELLA』の結構なネタバレなのでそこは注意していただきたい。
 簡単に言えば世界運営の省エネ目的でカットされる、発展の可能性が少ないパラレルワールド。もしくはトマトの腋芽。

武蔵ちゃん本人も自身を、様々な並行世界を放浪する「放浪者(ストレンジャー)」と認識しており、主人公と会ったのも並行世界から移動してきた直後であった。
彼女は並行世界へ通ずる『穴』を探し当てることができ、そこに飛び込むことで並行世界間の移動を可能とするが、一度通った『穴』は塞がれてしまうのか、再度使うことはできない様子。
他の『穴』を使えば以前訪れた並行世界に戻ることも可能らしいが、違う世界に行くか前の世界に戻るかを本人が決められる理由は謎。

また、その身の上からおそらく彼女は生きたまま英霊のような存在になった、マシュとは違うタイプの擬似サーヴァントではないかとも思われる。
生きている本人が英霊として召喚されているという意味では、Fate原作におけるセイバーに近いのかもしれない。
なお、編纂事象(主人公がいる世界)における宮本武蔵は史実の通りである様子。


【ゲーム中の性能(セイバー)】

Busterカード3枚構成という、非常に攻撃的なセイバー。
スキルもどちらかと言えば攻撃的な構成で、それらや宝具を加味すると瞬間火力は非常に高い。
武蔵実装と同時に追加された師匠の絆クエストでお世話になったマスターも多いのではなかろうか。

所持スキルの中で特筆すべきは、事実上の彼女のユニークスキルとなっている『第五勢』。
スキルレベル1ではヒット数が上がるだけで攻撃力自体は変わらないためにスター発生率アップの効果くらいしかないが、
レベルを上げていくと連続Hitするだけでなくその一撃一撃の攻撃力も上昇するため、
QuickやArtsを先頭にしたブレイブチェインをしようものなら大量のスターを獲得しつつ敵に手痛い一撃を加えられる。

宝具は、地味に☆5セイバー初となる、Buster属性の単体攻撃宝具。
自身に宝具威力アップ効果をかけてから敵単体に超強力な攻撃を加え、さらに強化状態も解除する。
発動前にバフがかかることもあり、特にランサーやバーサーカーに命中させた時のダメージは自前スキルをかけただけでも強烈。
セイバークラスであるがバーサーカークラスの様にBusterカードを3枚持つため、
宝具込みのバスターブレイブチェインを決めようものなら軽く6桁を超えるダメージを叩き込むことができる。
そのため、NPチャージ効率を向上させる過労死寸前の孔明先生やアルトリア・キャスターと組ませて宝具の回転効率を上げたり、
武蔵の前にピックアップされたバスターゴリラ飼育員ことマーリンと組ませることで、瞬間火力はさらに跳ね上がる。

また、ダメージの後に敵に強化解除が付与されるタイプなので、『天眼』で無敵貫通を付与すると「無敵」「回避」「ガッツ」を全て無視する鬼のような一撃と化す。ランサーが死んだ!
おまけに、『第五勢』を使った状態でブレイブチェインの一枚目に宝具、三枚目にArtsカードをセットしてクリティカルすれば、
宝具を使ったのに「もう一回使えるドン!」とばかりにNPがリチャージされて攻撃終了という、ポルポルくん出張してきそうな現象すら起こる。
武蔵ちゃんぱないの。

このようにアタッカー向きな性能故に火力面に注目しがちだが、実は極めて高い状況対応能力の持ち主でもある。
アタッカーとしての武蔵ちゃんの強さは上述した通りで、特に『第五勢』で敵の強化を解除+高火力の宝具を連発出来るのが強みだが、
Busterアップだけでなく、敵の「回避」や「無敵」を無視してダメージを与えられる「無敵貫通」を付与できる『天眼』、
自身に「無敵」と「スター発生率アップ」を付与し、かけられているデバフ・状態異常を解除できる『無空』も強力で、攻守共にほぼ隙が無い。
「無敵」あるいは「回避」の防御手段、敵のそれらを無視して攻撃できるようになる「無敵貫通」、
敵のバフを打ち消す「強化解除」、自分にかけられたデバフを打ち消す「弱体解除」は、
それぞれ一つだけでもボス戦や高難易度クエストで必ずと言っていい程必要になってくるスキルであり、
それら全てを自前のスキルだけで賄える武蔵ちゃんは、非常に使い勝手の良い強力なアタッカーと言ってよいだろう。
敵の厄介なバフ・デバフギミックを叩き伏せ、無敵貫通付き宝具でぶった斬るその姿は、正に決戦兵器である。

惜しむらくはBusterカード3枚構成のため、QuickとArtsが1枚しかないことか。
QuickもArtsもそこそこの性能はあるが、それ以上にサポーターと組ませる時が問題であり、
Artsメインのキャスター達と組ませると彼女のBusterカードがArtsチェインによる宝具の回転を阻害してしまう。
無敵持ちとはいえ長期戦はそこまで得意では無いので、出来れば火力特化して一気に短期決着に持ち込むのが得策である。

後にFGO五周年記念イベントにて強化クエストが実装され、なんと宝具が(付随効果はそのままに)ムーンキャンサー&アルターエゴ特攻攻撃に変化
アルターエゴは現状完全相性有利をとれるクラスがいない厄介なクラスだが、セイバー(含む三騎士)に対しては与ダメージを半減される特性を持つため、
武蔵ちゃんは攻防共にアルターエゴに実質完全有利をとれる、希少なサーヴァントの一人となった。
ただ、それ以上にシナリオ上重要なボスとしてしか登場しないクラスの為、関連人物や強化実装タイミングも相まってストーリー的な意味があるのでは無いかとの疑惑がある。


【活躍】

◆第1.5部第三章『英霊剣豪七番勝負』

「宮本武蔵体験クエスト」を経て再登場。
またよくわからない理由で転移してきた主人公・謎の刀鍛冶とともに下総国に跋扈する魑魅魍魎と英霊剣豪相手に立ち向かう。



◆その他のイベント(剣)

サバフェス会場の特異点ルルハワを来訪。
うどんの店「円玄製麺」には武蔵のエヘ顔ダブルピースな記念写真が飾られ、『フードバトル記録保持者 うどん634杯完食。ココナッツうどんは新しかったわ!ありがとー!』と書かれていた。

  • 2019年正月イベント『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』「双剣使いと温泉魔人」
主人公達が来るより少し前に閻魔亭を訪れたが、酒と美少年と美少女に酔って、狼藉が過ぎて出禁になり紅閻魔に追い払われた。
しかしその無念さゆえに、武蔵の怨念兼残留思念が「美少年はどこだ~美少女はどこだ~」と言いながら温泉に陣取っており、
しかも「自分より強いものと闘わないと満足して消えない」「剣(セイバークラス)に負けないと負けと認めない」という、
「ずっとここにいるー!さもしい現実に戻りたくな───い!」という言葉通りの、往生際の悪い特性を持っていた。そこまでにしておけよ宮本
仕方なくセイバーのディルムッド・オディナが討伐に向かい、ディルムッドもダメージを受けてランサーに戻りながらも勝利。
残留思念はディルムッドを見て「惜しい、美形だけど後6年若ければ…」的なことを言いつつ消滅した。

◆第2部



【関連人物】

  • 新免無二
「父さん……無二斎の剣は“一”だった。完成された“一”。これ以上はない高みに達した“一”」
「でも私、あのクソ親父が大っっっっ嫌いだから。なんとしてもあの無二斎を超えたいのよ」
史実における宮本武蔵の父親。
十手使いで、今でこそ武蔵ほどは有名ではないがかなり著名な兵法家であり、「無二」という称号を与えられたのもその証である。
ちなみに吉岡先代を御前試合でぶっ倒して「日下無双兵法術者」の称号を得ているという、リアル『無窮の武勲』な剣豪だったりする。

……しかし、彼女の世界の無二斎は女であることを理由に武蔵を早々に捨てたらしい。武蔵はその恨みからも、純粋に剣の道を究める者としても、彼を超えようとしている。
なので正確には嫌悪というよりは、対抗心、反発心、悪く言ってしまえばファザコンという事でもある。

  • 有馬喜兵衛
史実において宮本武蔵が最初に真剣勝負を挑んだ相手。
新当流の使い手で、武者修行の旅を続ける兵法家であったようだが、詳細は不明。
(無二斎との対決を求めてとも言われるが)旅の途中で宮本村に立ち寄った際、13歳の武蔵によって木刀で滅多打ちにされて殺害された。
なお宮本武蔵体験クエストで登場した彼は 「宮本村で野猿のような小僧を殺した直後に彼女と出会った」 と言っており、
少なくとも彼がいた世界ではこの武蔵ちゃんが『宮本武蔵』としての役を引き継ぐことになった様子。

姫路城にて若かりし頃の宮本武蔵が対決したとされる妖怪・守り神。
夜な夜な天守に現れて人を脅かすというので、無名時代の宮本武蔵が胆力を見込まれて退治に赴いた。
現われた刑部姫は「私は守護神で、妖怪を追い払ったお礼をしたい」と武蔵に銘刀・郷義弘を授けたが、
実は刑部姫こそ怪異をもたらしていた古狐で、姫路城より盗まれた宝刀を授けて武蔵に窃盗の罪を着せるための罠であった。
しかし城主は武蔵の報告を聞いて気分を良くし、改めて彼に刀を褒美として与えたため、計画は頓挫してしまう。
ならばと弟子に化けて武蔵に近づいたところ正体を見破られ、そのまましばき倒されたという。
この武蔵ちゃんも刑部姫について言及しており、おっきー当人も彼女を苦手としているため、最初から装備している刀は郷義弘だと思われる。

史実において徳川将軍家の兵法指南役となった大剣豪。
宮本武蔵と同時期に活躍した剣豪の一人であり、その中では最も出世して隔絶した身分についた男。
武蔵との接点はほぼ存在せず、小説『宮本武蔵』でも彼の父・柳生石舟斎が武蔵に大きな影響を与えるに留まっている。
(ただし隆慶一郎の小説『吉原御免状』では、武蔵の養子と対決することになるが……)
武蔵ちゃんは、平行世界を渡り歩く中でたまたま出会った彼と勝負をしたくて挑発したところ、
それに応じた宗矩のあまりに隔絶した実力にビビって逃走し、"穴"に飛び込んだことで主人公と出会う。

  • 吉岡道場
『五輪書』や『二天記』にて武蔵が対決したと言われる京都最強の剣術道場。
吉岡清十郎、吉岡伝七郎兄弟との対決を経て、仇討ちを志した吉岡一門数十名と一乗寺下り松で決闘をすることになる。
……のだが、史実において「宮本武蔵と吉岡道場が決闘をした」のは事実だが、勝敗については曖昧で、
吉岡流は清十郎・伝七郎の弟(従弟とも)である吉岡重賢が起こした刃傷沙汰をきっかけに道場を畳み、染物業に専念することになった。
この武蔵ちゃんは宝具で伊舎那大天の名を出しているように、一乗寺下り松の決闘を切り抜けた過去があるようだ。

  • 初代吉野太夫
小説『宮本武蔵』で武蔵に多大な影響を与えた、当代随一の遊女にして才媛。
ピリピリと張り詰めていた武蔵に、人を楽器の琵琶に例えて「緩み」を持つことの尊さを説いた。
この武蔵ちゃんのメンタル、小説に類似した邂逅歴を鑑みると、出会っていても不思議はないのだが、
彼女の性別と男女の営みについての初心な反応を見ると、出会っているのかいないのか。
武蔵ちゃんの衣装デザインがどこか花魁めいているのは、吉野太夫のイメージも合わさっているのかもしれない。

  • 宍戸梅軒
『二天記』にて武蔵が対決したと言われる鎖鎌使いの武芸者。
……なのだが、実は記載されているのは「鎖鎌使いの宍戸某という武芸者と戦った」というだけで、
宍戸梅軒というフルネームを含めた詳細は、吉川英治が小説『宮本武蔵』で敵役として創作したもの。
この武蔵ちゃんもまた宍戸梅軒と対決したようだが、それがどんな人物だったかは不明である。

「え、小次郎? 本当に? …え、ちょっと何アレ、あんな小次郎いるもんですか!」
「強い弱いの話じゃなく、もう空位に達してるじゃない! …あ! 狸が化けてるのか!」
創作上、武蔵のライバルと名高い剣豪。
Fate世界においては「佐々木小次郎」は架空の存在であるため、彼の魔技を再現できるNOUMINがその殻を被っているが、
どうやらこの武蔵ちゃんがいた世界では実在していたらしい。
ただ彼女の知る限りでは剣術の技量はともかく、燕返しに開眼していない、あるいは開眼していても常識の範囲内の剣技であったようだ。

「遮那王がいるって楽しみにしてたのに、女の子じゃないアレ! 私の牛若丸を返せー!」
「有名な侍が女の子なんて、こっちの世界は間違ってない!?」
それ以上いけない。創造神に楯突くのはやめるンだレディ。
ちなみに言うまでもないが、「遮那王」は牛若丸の稚児名である。美少年と名高いため、会えるのを楽しみにしていたようだ。

「あの赤いセイバー。ほら、ビロードの袴を履いた子。私の好みじゃないんだけど、どことなく近いものを感じるのよね」
「今のうちに殺っとくか」
それ以上いけない。『Fate/EXTRA』の看板サーヴァントに楯突くのは(ry
「好みじゃない」「どことなく近いものを感じる」という同族嫌悪的なフレーズから、この武蔵は性的嗜好も二刀流疑惑が浮上している。

「伝説の鬼達が、あんなに見目麗しいなんて……私は、生まれる時代を間違えた」
並行世界とはいえ日本史の英霊だけあり、酒呑童子や茨木童子と言った鬼の逸話は知っていたらしい。
しかし、見目麗しいことに驚くだけならともかく何故落胆……やっぱり二刀流(意味深)……?

「あれが源氏の侍大将か……うん、分かる。アレは尋常じゃない」
「人を超えて鬼神、まさに牛頭天王の迫力よね。…ホント、すごい、サイズです」
バーサーカークラスではあるがセイバー適性も持つ頼光の実力と、鬼の血を引く故の異能を感じ取ったのかと思えば、
実は全部頼光ママのおっぱいの感想だった様子。そこまでにしておけよ宮本。

  • 加藤段蔵
「やったー!段蔵ちゃんがいる!私が言うのも難だけど、今時正統派の黒髪美少女って貴重でしょう?」
「ほら、もっと近くに来る近くに来る!絡繰でもそんなの関係ないない!むしろお雛様って感じで滾るわッ!」
最早美少女好きを隠さなくなっている。そこまでにしておけよ宮本。
身体が絡繰ということも、お雛様(人形)のようで武蔵ちゃん的には高得点らしい。どこぞのプリマモデラーとも馬が合いそうである。

「うっ……ごめんごめんちょっと待った! 二人っきりの時に密着するの禁止!」
「そうです! 美少年は好きだけど男女の関係は苦手なのです! だって所帯持つと剣の切れ味が下がるぞって仏様がですね!?」
マスター。魔力供給(と食事)だけでなく、再臨で着ていく衣装などは全てマスター(ないしカルデア)が調達しているらしい。この辺も彼女の特殊な身の上故か。
頼りにしてくれることは純粋に嬉しいようだが、絆度を上げていくと上述したように本気で(恋愛的な意味で)ぐらつき始める。
ぐだ子「いや、だから私女の子……もういいや」


【余談】

  • 小次郎の設定から「もし宮本武蔵が登場したらどんなやり取りがなされるのか」と期待されていたが、
    「本物を知らない者同士」の対面となり、肩透かしを食らったと嘆くファンも。
    ただし小次郎礼装のフレーバーテキスト、武蔵と対になる無限を求めた剣士などの伏線を考えると……?
  • 中の人である佐倉綾音氏は他に女王メイヴなども担当している。低い声とその性格から、別作品中の人繋がり一番艦の声の二番艦と言われたりも。
  • やたらとうどんを食べたがるのは、宮本武蔵に縁深い駅「武蔵塚」駅周辺にある定食屋「武蔵茶屋」の「武蔵うどん」が有名だからか。ちなみに同店には「小次郎うどん」もある。
  • 武蔵が卜伝に襲いかかり鍋蓋で防がれたというのは割と知られている話だが、実は武蔵は1584年生まれで卜伝はその13年前の1571年に没しているため、創作と思われる。


【宮本武蔵(バーサーカー)】


照り返す太陽、弾ける水飛沫、可愛い女の子!
ん~~~~水着だぁーいすき!!

◆データ(狂)

身長:167cm
体重:46.5kg
出典:史実
地域:日本
属性:混沌・善
性別:女

  • ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
A+ B B C D D


◆スキル(狂)

◇クラス別スキル
  • 対魔力:C
あらゆる魔を斬り払う快刀乱麻もバーサーカーになった事でランクダウン。
  • 狂化:EX
夏のせいか、たいへんおかしな事になっている。
  • 騎乗:D
ジェットスキーで巌流島に乗り付ける。
そんな武蔵がいてもいいと思う武蔵であった。
  • 神性:D
「武蔵ちゃん、もしかして仏様のごはん、食べてる?」
「えへへー(バカ100%の照れ笑い)」


◇保有スキル
  • アクセルターン:B
水着イシュタルのスキルを眼コピしたもの。
パクられたイシュタルはただ一言、「天才め……ッ!」と苦々しく吐き捨てたという。
ゲームでは自身に回避状態を付与(1回)、自身のクリティカル威力をアップ(1ターン)。
  • 第五盛:B
第五勢のようでいて、第五勢ではないスキル。よく見ると「いきおい」が「さかり」になっている。
二刀でありながら一刀にもチェンジする自在剣。
ゲームでは自身のArts通常攻撃の攻撃力を下げる代わりにArts通常攻撃のヒット数を2倍にし、NP獲得量をアップ(3ターン)。
  • 天魔轟眼:EX
『天眼』が暴走したもの。
自身の霊基を崩壊寸前まで暴走させ、爆発的な攻撃力を得る。
そのおり、極限まで研ぎ澄まされた『天眼』は敵のあらゆる防御行動を見抜き。粉砕する。
視界に入るものすべての防御行動を見抜く為、個人ばかりか敵陣営すべてに影響する。
ゲームでは自身に無敵貫通状態を付与(3ターン)、自身の攻撃力をアップ(3ターン)、
自身にガッツ状態を付与(3ターン)、相手全体の防御力をダウン(3ターン)、自身のHPを-5000【デメリット】の効果を持つ。

宝具(狂)

魔剣破り、承る!(がんりゅうじま)
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:100 最大補足:1人


レェーッツ、ケンゴウバットゥー!オーイェー!セェークスィー!
マイネームイズ、ムサーシ・ミヤモトーゥ!

剣圧にて海を断つ! 櫓の如き鯨幕、大入道御見参!
いざ! 『魔剣破り、承る』!


がんりゅうじま。
セイバー時に所有していたものと同名の宝具が変質したもの。
バーサーカーになった事で『島一つを対剣士要塞に作り替え、相手を中心までおびき寄せてから罠を発動、最終的には島ごと相手を潰す』という頭のいい外道殺法ではなくなった。
地水火風空、五つの豪快な剣風によって打ち上げられた大量の海水は瀑布となり敵を囲み、その瀑布ごと敵を両断する天衝剣となった。

ゲームでは敵全体に強力なArts属性攻撃+相手全体のクリティカル発生率をダウン+セイバークラスに宝具封印状態を付与。
バーサーカークラスでは初となるArts属性の全体攻撃宝具。

◆概要(狂)

2019年夏イベント『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』で遂に登場した水着版の宮本武蔵。
レアリティはセイバーと同じく期間限定の☆5。
バーサーカーのクラススキルである『狂化』のランクは「規格外」を意味するEXランクとなっているが、
言動面ではセイバー時と何ら変わりなく、普通に意思疎通も可能。
強いて言うなら自分の欲望を全く隠さなくなった。武蔵ちゃん自重しろ。

再臨姿は水着だけでなく、全段階で武器や戦闘ボイスまで変わるという豪華仕様。
いずれの段階でも髪の左側をシニヨンでまとめている点は共通している。

◆第一再臨:競泳水着+スポーツチャンバラ二刀流。一応決闘時の正装らしい。
セイバー時の刀と同じ色をしたスポーツチャンバラは本来その名の通り競技用なのだが、何故か当たるとビシバシ音がなって凄く痛い。

◆第二再臨:星条旗ビキニ+レザージャケットとブーツのマカロニウエスタンスタイル。恐らく一番目にする機会が多い姿。
武器もウエスタンに合わせたのかリボルバー式拳銃に日本刀がくっついた魔武器と化している。恐らく元ネタはコレ
武蔵ちゃん曰く、放浪の旅の中で西武地帯でピストル相手にドンパチやり合った事もあるらしい。

◆第三再臨:仙女を意識した神秘的な意匠の水着。パンツを3枚履いているみたいともっぱらの評判。
戦闘スタイルも一新し、「順逆破損刀・武蔵拵」という折れた太刀と大剣を組み合わせた武器を使用している。
元々汎人類史の武蔵が使っていたとされる『櫂の木刀』を作ろうとした様だが、制作中に破損してしまったものをそのまま武器としている。

◆劇中での活躍(狂)

◆2019年夏水着イベント『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』

特異点「西部絢爛賭場ラスベガス」の調査と水着剣豪勝負に挑戦に来たカルデア一行の前に登場。
何故か出会った当初はアメリカの英霊と称し、その直後には武蔵の弟子である宮本伊織を名乗る等、やたら武蔵と認識される事を避けたがる。
(精神的にピュアなセイバー北斎を除き周囲にはバレバレだったが)
特異点を統べる水着獅子王ことアルトリア・ルーラー曰く「最古参の水着剣豪」の一人だが、何故か他の水着剣豪と違い自分のカジノを持っておらずフラフラしているらしい。

セイバー北斎の七色勝負一番手として闘うも敗北。
その後はカルデアの一員として、最強の水着剣豪を目指す北斎に助力しながらラスベガスの案内役を務める事になる。
…が、何も言わず急にいなくなる、自分について質問されると吹けもしない口笛を吹いてはぐらかす、
更には裏で水着剣豪の一人である謎のアルターエゴ・λに何らかの依頼をする等、その行動には不審な点が多い。

そして終盤、北斎は最後の水着剣豪であるアルトリア・ルーラーに勝利し、晴れて水着剣豪七色勝負を制する。
これにて特異点を形成していた聖杯をゲットし万事解決かと思われたが、特異点の主であるアルトリアは「聖杯など持っていない」と衝撃の事実を明かし、特異点も未だ存在したまま。
そこへこれまで何度かカルデアを手助けしてきた「謎のお兄さん」が現れ、「自分が特異点を作った黒幕である」と告白。
目的について問い詰められるとそのあたりの事情は彼女が詳しいと「宮本伊織」の方を向き、促されるまま「宮本伊織」は真実を語り始める。



◆その他のイベント(狂)

マスターを強引にデートへ誘い、マスターを連れて漂流(ドリフト)。行動がド直球なのはバーサーカーのためらしい。
当人によればカルデアのレイシフトと相性が悪く、ダ・ヴィンチに「武蔵一人をレイシフトさせる魔力でサーヴァント3騎レイシフトさせられる」と言われたため、
今回漂流(ドリフト)という手段をとって、ラムダリリスにお願いして水を再び満たしてもらったラスベガスの特異点の名残へ転移。

実はラスベガスに天魔武蔵の残滓らしきもの(武蔵は「剣士の時の私が背負っている仁王像みたいなもの」とごまかした)も残っており、
彼女の思いを晴らすためでもあった様子(ゆえにラムダは「ヘンに(きず)を残されるのも迷惑だしね?」という理由で協力した)。
天魔武蔵の後押しもあり武蔵は本命チョコとして、カップルで食べる用の一つのパフェをマスターに渡し、マスターと武蔵はデートに向かった。

…夢から覚めて起きたマスターは、「よく思い出せないが、とても楽しい夢を見た」と振り返っている。

◆ゲーム中の性能(狂)

ゲームでの性能は、未だ珍しいArts型バーサーカー。セイバーと逆じゃなかろうか
スキルは全体的にセイバーと似通ってはいるが、事実上のユニークスキルのヒット数増加スキルがArts限定となった代わりにNP獲得量アップが付き、
スキルレベルMAXならArtsの獲得量が通常時の約3倍という凄まじいレートになる。
第二スキルの「第五盛」によるNP獲得量アップと、多段HITする全体Arts宝具を活かしたNP大量回収が最大の強み。
弱体・強化解除は無いものの第3スキル「天魔轟眼」が非常に派手な火力バフとなっており、3ターン持続する無敵貫通により高いギミック対応力は健在。
ただしこのスキルについては大きな注意点がある。(後述)
また、一応「狂化EX」を持っているのでBuster殴りもそこそこ強力。

宝具は全体攻撃+デバフと、セイバー時と比べるとやや耐久向けになっているが、「天魔轟眼」により火力はある程度補強出来る上、
クリティカル発生率ダウンとセイバー限定の宝具封印はいずれもかなりの高倍率で、バーサーカーの低耐久力をカバーしてくれる。
だがその真価はやはり上記にある通り、「第五盛」と組み合わせた高い連射力にあると言える。
流石にシステム要員として名高い水着モードレッド程の回収量ではなく、サポートによるNPチャージを含めて宝具を比較的連射しやすい程度のサーヴァントだった。
が、実装より1年後に待望のNPチャージスキル持ちArtsサポーターであるアルトリア・キャスターが登場。
NP回収量だけでなく初動の遅さまで解決した事で、一躍周回に高い適性を持つ宝具として注目された。
周回要員としてはスカディによるQuickチームと比較すると、武蔵本人に礼装の自由が利くのが強み。

総じて宝具の連発に特化した、稀有なタイプのバーサーカー。
アルトリア・キャスターの実装によって周回適性を得たサーヴァントは多いが、その中でも相手のクラスを問わない武蔵は頭一つ抜けている。
パーティー次第では最低限の耐久スキルと強力なクリティカル発生率ダウンによってしぶとく生き残りつつ、
無敵状態を無視してダメージを与え続けられるため、地味に高難易度適性も高い。
特に大量の雑魚を相手に長期戦を挑むクエストにおいては無双の強さを誇る。

弱点は耐久力の低さとArts型バーサーカー特有の扱いの難しさ。
低耐久なのはバーサーカー共通だが、彼女の場合それに加えて第3スキルにHP-5000というデカいデメリットが輪をかけている。
耐久スキルの回避とガッツはそれぞれ一回しか発動しないため、油断すると集中砲火を喰らい自分が真っ先に海に沈む羽目になるのは誰もが通る道。
これは後者の弱点とも関連しており、本来紙耐久をBusterの火力で補うのがバーサーカーなので、Arts主体の武蔵を起用する場合は根本的に異なる戦術が求められる。
つまる所、彼女のポテンシャルを最大限引き出すには、「宝具の回転を補助するArts&NPサポーター」、「天魔轟眼のデメリットを打ち消すヒーラー」を揃えた上で、
「自身も含めてスキルレベルを出来ればMAXまで上げる」
ことが必要であり、この運用ハードルの高さが一番の欠点と言えるかもしれない。

一番相性が良いのはやはりキャス狐
Arts・火力バフ、回復、更に宝具によるNP&スキル回転率ブーストと、この武蔵ちゃんが相方に求めるものをほぼ全て持っている。
その他には、特にArts攻撃・宝具主体の編成ではシステムサポートとしても大活躍のアルトリア・キャスター、
セイバーの方も好相性のマーリン、NP増加+高倍率火力&防御バフスキルを持つ孔明等が候補。
といっても、ただでさえ最高レアリティの上に、キャス狐と孔明以外は期間限定という入手難度の高い面々なので、
「欲しいけど持ってない」とお嘆きのマスター諸兄もおられることだろう。
そんな時は、我らが後輩ことマシュを十分に育成した上で一緒に編成し、
フレンドから上述のサポーターの誰か、できればキャス狐を借りられれば耐久面は大分補強出来る。
とにかくパートナー選びが非常に重要なサーヴァントなので、チーム編成力の腕の見せ所になるだろう。



追記・修正ありがとう。では、ご期待に応えましょう!

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最終更新:2024年02月24日 15:41

*1 マイルームのボイスでも『英霊剣豪七番勝負』クリア後、「縁なのでしょうね、こういうのも。」とストーリーのことを振り返るようなセリフが追加される。