笑福亭鶴瓶

登録日:2016/12/23 (Fri) 18:47:12
更新日:2024/03/10 Sun 07:46:37
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笑福亭鶴瓶(しょうふくてい つるべ)

1951年12月23日、大阪府中河内郡長吉村(現在の大阪市平野区)出身。本名、駿河学。
デンナーシステムズと松竹芸能に所属。息子は俳優の駿河太郎。

高校時代に桂三枝や笑福亭仁鶴に刺激され、高校、大学と落語研究会に所属。大学の落語研究会の友人にフォークデュオ「あのねのね」*1がいたことから一時はあのねのねとしても活動する(なお鶴瓶は踊るだけだったらしいが……)。

1972年に6代目笑福亭松鶴に入門。兄弟子には『生活笑百科』司会者として有名な笑福亭仁鶴や、ラジオパーソナリティとして人気になり日髙のり子等をアシスタントにしていた笑福亭鶴光がいる。
だが松鶴からはほとんど稽古をつけてもらえず、デビューからしばらくを除き、後述するタレント活動が中心になっていた。
ただし弟子は取っており、例えば「ショウヘイヘーイ!」でお馴染みの笑福亭笑瓶は彼の一番弟子だし、この他にも桂ざこばと「らくごのご」という番組もやっていた。
しかし、2002年に春風亭小朝との二人会をきっかけに落語家としての活動を本格的に開始。現在に至るまでテレビの仕事の合間に独演会を開いているほか、「六人の会」*2での活動も行っている。

なお、鶴瓶の弟子は基本的に松竹芸能に所属しているが、鶴瓶自身は上記の通りデンナーシステムズと兼任しており、一番弟子の笑瓶は太田プロダクション(最初は鶴瓶と同じ松竹芸能)、孫弟子(笑瓶の弟子)である笑助は仁鶴一門と同じ吉本興業と所属事務所が異なっている。

タレント活動は当初関西での活動が中心で、放送作家・新野新とパーソナリティを務めた深夜ラジオのイベントでは通天閣に5000人が集まるという人気ぶりを博した。
1980年代中盤から東京進出を果たし、現在に至るまで多くの司会番組を持っている。
現在の代表的な番組に「ザ!世界仰天ニュース」「鶴瓶の家族に乾杯」など。現在終了した番組では鶴瓶の名を高めた「突然ガバチョ!」「鶴瓶上岡パペポTV」、「笑っていいとも!」などがある。
また、これらの活動の一方で俳優としても活動しており、近年では「半沢直樹」の半沢の父親・慎之介役などでドラマにも出演している。

タモリとは交流が深く、「笑っていいとも!」ではベテランレギュラーが次々と卒業していく中で自身も卒業を申し出たものの、タモリから強く慰留されたため番組終了の2014年まで最長レギュラーとして出演。特にサプライズ出演しての「タモリへの番組終了の発表のフリ」という大役を担った。

やしきたかじんとは駆け出し時代から仲がよく、二人でホームレスから食品を恵んでもらったというエピソードもあるほか、たかじんの番組に出演した際は進行役も一切設けず、ただただ二人で飲んで歌ってgdgdに酔っ払って放送終了、という伝説的な回もあった。


追記・修正お願いします。













































だが、鶴瓶はもう一つの一面を持っている。これは「悪瓶*3と呼ばれ、これまで数々の業界関係者や共演者を震撼、そして画面の向こうの私たちを爆笑させてきた。
以下にその例を示す。
  • 1975年に「独占!男の時間」(東京12チャンネル(現・テレビ東京))で傲慢な態度をとるディレクターにマジギレし、カメラにナニを押し付ける。そして1年半程後の番組の最終回ではカメラの前でアナルを見せてスタジオから逃亡、テレ東局内の噴水に飛び込んで当時社長が大切にしていた時価数百万単位の錦鯉を噴水にぶっ刺して殺す。この一件でテレ東およびから出禁を喰らい、レギュラーを持った2003年まで立ち入りを許されなかった。
  • 一方、錦鯉の一件前後にレギュラー出演していた「金曜10時!うわさのチャンネル!!」(日テレ系)で山口百恵の歌唱中にナニを露出。レギュラー降板の上で出禁になった。ただ、この時はスタッフが機転を利かせてナニが映らないようにした(ただ、山口が絶叫する様子はカメラに収まった)ため、出禁は数年で解除された。
  • なお、この二つの番組は生放送だったため、東京のスタッフの間では「何をするかわからない」ということになって東京進出に失敗。その後東京で大きく活躍するのは「パペポ」以降となる。
  • 1997年、「27時間チャレンジテレビ」(テレ朝系)で行われたブリーフ4(ビートたけし、東野幸治、今田耕司と共演の企画)で丹波哲郎邸の骨董をかけたゲーム企画の時のこと。前の企画*4で飲酒していた鶴瓶は深夜の住宅街で歌うやら口説くやらしてほかの3人から制裁を受けていた話が出るなど、嫌な予感しかしない状況下で「たーんばさん、パーンパン」と歌いながらノリノリで脱糞(モノこそテレビに映らなかったとはいえ、この際に東野がモノを受け止めたとのこと。)。
  • 2002年、「27時間テレビ」(フジ系)での中継企画にて。進行が遅れた結果深酒した鶴瓶は半ケツを晒した上で、明石家さんまが若手時代に京都の恋人と駆け落ちした話を暴露
  • 翌2003年の「27時間テレビ」では、前年の例から酒を飲まないと宣言するもまたもや進行が遅れたおかげで怒りを紛らわすため深酒。結果、深夜中継でパンツを半分下ろして寝ていたところを起こされた際にナニを露出。とっさに相手役のココリコやスタッフが対応してCMが流れた*5。この件についてはスタッフが煽ってしまったことなどもあり、フジテレビは出禁などの処分は下さず、鶴瓶に対しては社長に対しての謝罪で済んだ。

どうやら、この悪瓶は「」「激怒」のいずれかが重なると発動するようだが、近年ではこうなっても発動することは少ない。

そのようなテレビ界を騒がす所業の数々を残している一方で、近年では「家族に乾杯」での地元の人たちと触れ合う好々爺な様子や、「A-Studio+」では番組ラストにゲストが退席した中でゲストの感想について一人語りする様子などをタモリからは「偽善芸の集大成」と評されている(タモリ曰く「これを言うと怒る」)。もっとも、前述の通り親交が深いからこそ言える言葉ではあるが。

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最終更新:2024年03月10日 07:46

*1 ちなみに80年代にはテレ東の『ヤンヤン歌うスタジオ』司会者として有名になり、コンビの片方清水國明は『噂の!東京マガジン』で鶴瓶の弟子笑福亭笑瓶と共演している。

*2 他のメンバーは小朝、林家正蔵、立川志の輔、春風亭昇太、柳家花緑。

*3 命名・ナインティナイン

*4 7部構成の企画の第5部で事件が発生

*5 本来、バラエティ番組でCMは契約外の時間(=CM枠でない時間)に流すと契約違反となり、対応でCMを流したことは問題となった。