モビルアーマー(鉄血のオルフェンズ)

登録日:2016/12/20 Tue 20:24:58
更新日:2024/04/11 Thu 14:38:03
所要時間:約 17 分で読めます






モビルアーマー……
厄祭戦の中心をなす禁忌の存在
数億という人命を奪い文明を滅ぼした巨大兵器だ




モビルアーマー(以下、MA)はガンダムシリーズに登場する機動兵器だが、本項では『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するMAについて記述していく。
これまでモビルスーツ(以下、MS)の引き立て役として扱われることが多かったMAだが、本作では一風変わった役割が与えられている。
他作品で例えるならデビルガンダムパトゥーリアターンタイプ辺りが近いか。嫌な予感がした人、正解です。



◆概説〜天使の名を冠せし人類の災厄〜

「厄祭戦」の発端となった対人殺戮兵器。それぞれの機体の固有名称は天使の名前に由来している。
「人間を殺すこと」を基本プロトコルとして開発された大型機動兵器である。主動力源はエイハブ・リアクター。
並のMSを凌駕する格闘能力、ナノラミネートアーマーによる高い防弾能力、ビーム兵器を始めとした殺戮用武装により、当時の人類の総人口の1/4の人命を奪い、文明を滅ぼしたと言われている。

MA最大の特徴はパイロットを必要としない無人兵器であるということ。
機体は完全に自立したAIで制御され、外部からの操作を必要とせず、自ら状況を判断して行動する為、良心の呵責や葛藤に悩まされることなく、また疲労することもなく、人類を殲滅する為の行動をとることが可能となっている。
戦闘においてもその行動原理に忠実であり、MSとの戦闘ではコックピットを執拗に狙うほか、MSを認識しても脅威度が低いと判断した場合はその存在を無視して人口密集地への攻撃を優先する

もう一つの大きな特徴は、小型の随伴機を大量に従える運用スタイル。
MAは別途の生産プラントとドッキングすることで子機の生産能力を獲得し、資源と時間の許す限り随伴機を無限に生産することができる為、MA単騎で大軍団を形成することが可能となっている。
MA・ハシュマルの随伴機・プルーマには、戦闘能力はもちろん、推進剤や潤滑油といったエイハブ・リアクター=半永久機関でどうにかできない資源の回収やMA本体の修繕といった機能が備わっており、人間の手の介入の無い完全なメンテナンス・フリーを実現させている。

思考回路は割と単純で、とりあえず直近の居住地を攻撃し、それなり以上の攻撃を受ければとりあえず反撃する、というもの。反撃行動中に人口密集地を見つければそちらに集中してしまうし、誰かを追いかけてる最中でも横から殴られればそっちを向いてしまう。

このように高い戦闘能力と圧倒的な展開力を併せ持つMAは厄祭戦の時代において最強(最凶)の兵器とされており、たった一機を撃墜するにも人類は大規模な戦力を用意する必要があった。
厄祭戦当時のギャラルホルンではMAを討伐した者は「七星勲章」が与えられ、英雄として扱われたという。セブンスターズの席次はこの七星勲章の数により決まったとも言われている。

そもそもの発端は、厄祭戦が勃発する以前、機械の自動化が人類にとって豊かさの象徴であったことに起因する。
機械技術の発達の結果、やがて各勢力は戦争の自動化すら積極的に推進していったが、効率化を突き進めていく中で開発されたMAは「敵を倒すこと」に忠実な機動兵器から「人を殺すこと」に過剰な殺戮兵器として進化を遂げ、人類の手に余る存在となってしまったのである。
結果として人類は対抗策として有人兵器であるMSとそれを自在に操る「阿頼耶識システム」を開発、大戦末期にはアグニカ・カイエルとセブンスターズの始祖達がガンダム・フレームによってMAを滅ぼしたことで厄祭戦は終結、無人兵器の廃絶と機械化技術の封印を戦後のギャラルホルン体制のもと推し進めていくことになる。
しかし、MAはその全てが葬り去られたわけではなかった。300年もの永きにわたり、赤い星の大地に埋もれながらも目覚める時を待ち続けていたのである……。


メタな話



ハシュマル



画像出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第37話「クリュセ防衛戦」より©創通,サンライズ,MBS,TBS


すごかったな すごく綺麗だった
地球で見た鳥みたいだ


全高:35.2m
本体重量:49.8t
装甲材質:ナノラミネートアーマー
動力源:エイハブ・リアクター


◆機体概要〜赤き大地に眠りし主天使〜

300年前の厄祭戦にて数億の人間を殺し、文明を衰退させたとされるMAの内の一機。
名前の由来は天使の位階の第四位の階級「主天使」に属する天使「ハシュマル」。ハシュマルは主天使に所属する天使長の一つであり、天使の指揮官にあたる。

夜明けの地平線団を壊滅させた報酬としてテイワズから鉄華団に預けられたハーフメタル採掘場の試掘地にて、偶然発見される。エイハブ・ウェーブが干渉しないハーフメタルの鉱脈に埋もれていた為、300年間人知れず眠り続けていたのである。
同地ではガンダム・フラウロスも発見されており、300年前に交戦していたと思われる。


機体はビーム兵器と制御中枢ユニットを搭載した細長い頭部に、動力源であるエイハブ・リアクターを載せた胴体、二本の腕部、一対の巨大な肩、のようにしなる超硬ワイヤーブレードといった構造をしており、そのシルエットは翼を広げた鳥、あるいは翼竜を彷彿とさせる。他作品の機体で言うならシドメタルギアRAYSCAVENGERと言った感じだろうか。地上で行動する際は腕部を脚代わりとして、移動はスラスターを用いたホバークラフトで行う。
平時は随伴機であるプルーマの速度に合わせて移動するが、巨躯からは想像もできない機動力を秘めており、P.D.325時点の最新鋭機レギンレイズですら追従は困難。いざ近接戦となれば背後に一瞬で回り込み、超硬ワイヤーブレードと腕部ユニットで蹂躙する。
片足立ちからの蹴り込み、ワイヤーを振り回しての牽制と、最早動物と殆ど変らないレベルの動作も実現している。
さらに大きいだけあって打撃への耐久力も高い。ビーム砲に至っては何回かぶん殴られても構わず動作している。
腕部クローを脚部の代わりとする為、片方のクローだけで立ち、もう片方の腕部クローを振り回して蹴り込み、態勢を変えずに腕部内の砲から杭状の鉄塊を発射するなど、巨躯である事を感じさせない柔軟かつ機敏な動きでMSを翻弄している。

頭脳である制御中枢ユニットが破壊されると全ての機能を停止するため、唯一の弱点となっている。が、その部位はビーム兵器の直下かつワイヤーブレードの攻撃可能圏内かつ無数のプルーマの大群と至れり尽くせりなくらい強固な陣営。この上で、制御中枢ユニットを保護するナノラミネートアーマーもまとめて破壊しなければならないのである。ここだけピンポイントに破壊出来たら苦労はしないが。

思考回路は割と単純。基準以下の妨害は無視、基準以上の攻撃には全軍を差し向け、しかしながら人口密集地を見つければそちらを優先する。
ガンダム・グシオンの300mm滑腔砲やその他MSのマシンガンは歯牙にもかけないが、レギンレイズ(イオク機)のレールガンの最大出力、ランドマン・ロディのハンマーチョッパーの投擲には反応して進路を変更している。
プルーマと手分けする、自身の死角を偵察させる、数機を残して足止めをさせると言った発想は無いようで、基本的にプルーマ全機と一塊になって移動している。
警戒心、学習能力もいまいちで、機体前方以外からの接敵に対しては攻撃を喰らってから反応する場合がほとんど。陽動にも簡単に引っかかる。

しかしながら、遠距離攻撃はナノラミネートアーマーによってほとんど効果がなく、決定打を与えられる近接戦を仕掛けようとすればプルーマにリンチにされ、ハシュマル自体殴り合いでもめちゃめちゃ強い。全くと言っていいほど隙が無く、学習、警戒能力が高くなくとも問題はない。
プルーマを随伴させての行軍速度もそれなりに速いので、砲撃でプルーマを削ろうとすれば削り切る前に間合いを詰められてリンチ。プルーマを無視して高速で突貫してもハシュマル自体に返り討ちにされる。
作中のような峡谷が都合よく存在しない限り、対抗手段はガンダムで速攻叩きのめす以外にない。

なお、三日月・オーガスは、ビーム兵器で大地を割り、MSを文字通り蹴散らすハシュマルに対して上記の通り「すごく綺麗、地球で見た鳥みたい」というどこかズレた感想を述べている。こんな恐ろしい鳥がいてたまるか!人を殺すことに特化した機械兵器に機能美的な何かを感じたのだろうか……?
ちなみに、この感想に対し歴史オタクマクギリス・ファリドは「鳥ではないよ。あれは…天使だ」と返した。そろって何かズレてる。見た目は完全に鳥だけどな。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ メカニカルワークス」において長井監督が語るには、モビルアーマーにおいてハシュマルの存在は「位置づけ的には上から四番目くらい」とのこと。


◆武装

●高出力ビーム砲
頭部に搭載。非常に高い威力・射程・照射時間を誇る。
ビームを拡散させるナノラミネートアーマーに対しては効果が薄いため、あくまでも対人・対ソフトスキン兵器として搭載されている。ただし、例えナノラミネートを盾にしても散ったエネルギーの奔流だけで辺り一面が焼け野原になるため、都市防衛戦においては「撃たれた時点でほぼ負け」という厄介極まりない兵器。
またMSについても、ナノラミネートアーマーが存在しない武装は破壊されるし、直撃を受ければ熱と圧力で一時的に動けなくなるため、特に近い間合いで食らうと致命的。
MA共通の行動パターンなのかハシュマルの個性なのかは不明だが、距離が離れたMSへの取り敢えずの先制攻撃や、ある程度損壊した敵機へ向けてなど、それなりの頻度で照射する傾向がある。
なお、ゲーム作品内で別のMAが使用したビームに対して登場人物が「光学兵器」と発言していることから、実態としてはレーザー砲に近い代物であると考えられる。

●超硬ワイヤーブレード
機体背部から伸びるワイヤーに繋がれた巨大なブレード。刃は片方が鉤爪状、もう片方が鋸状になった禍々しい形状。
鋭いのように繰り出される一撃がクリーンヒットすれば、レギンレイズをも一撃で大破させる。
ワイヤーには常温でも微量の電流を流すことで粘性を維持し続ける特殊合金が使用され、金属の強度を保ちながらもあらゆる方向にしなやかに可動する。
このような有機的構造は厄祭戦当時のものでロストテクノロジー化している。

腕部クロー/運動エネルギー弾発射装置
腕部は両肩部に格納できる。先端のクローは内側に2本の反り返ったスパイクが付いた凶悪な形状をしていて、掴まれた対象が脱出することは困難。すぐに容易に圧潰される。
クローの基部には槍型のロケット砲が搭載されており、近接戦で脅威となる。
弾帯は成形炸薬弾ではなく、単なる鉄芯。このため、破壊したMSなどを資源とすれば戦闘中でも容易に再生産・増産できる。

●エネルギー供給システム
両肩に4基ずつ内蔵されたエネルギー装置。
肩の赤い装甲がスライドすることで露出し、マイクロウェーブによって随伴機であるプルーマへエネルギー供給を行う。

●プルーマ



画像出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第37話「クリュセ防衛戦」より©創通,サンライズ,MBS,TBS

ハシュマルが生産・随伴させる小型の無人機。名前の由来はスペイン語、或いはラテン語で羽や羽毛の意味を持つ言葉から。
外見は「モビルワーカー(以下、MW)もどき」と表現される通り10m級のMWといったところだが、最大サイズのギャラルホルンMWと比べても大型。
移動はホバークラフトで行う。機体出力は高く、高出力MSである百錬が2機がかりでようやく押さえつけられたほどにパワフル。
武装は両腕部のハーケンと尾部のドリル、機体下部に備えられたレールガン。
戦闘では文字通り寄ってたかって敵機を削り殺しにかかる他、本体の近接防御も担当し、平時には消耗品の補給やMA本体の修理も行う。
基本はMAの指示により行動するが、主の指令が無い状態でも人間を感知すると襲いかかるプロトコルが組まれている模様。
動力は非エイハブ・リアクターなので、ナノラミネートも塗装されていない。MS級の射撃火器なら容易に撃破できるが、何しろ数が半端ではないため、弾切れして接近を許してしまえば後は蹂躙されるだけである。

劇中でハシュマルがプルーマを生産する具体的な描写は存在しない。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ メカニカルワークス」のメカデザイナー達と長井監督の対談において、デザイン担当の鷲尾直広が言うには「そこまで機能的なことは考えていない」とのこと。
現在では「製造プラントが存在してプルーマを生産する時にのみ合体する」という設定に落ち着いている。


◆劇中の活躍


ハラエル


アプリゲーム「鉄血のオルフェンズG」で登場したモビルアーマー。
名前はハシュマル同様天使から引用されているが、緑色の見た目と超硬ワイヤーブレード6基を装備した腕部から虫のようにも見える。
しかしそのブレード一つがMS並みの大きさというかなり巨大なMAでこれが少なくとも2機存在していたことが分かっている。
ハラエルは厄祭戦でガンダム・マルコシアスと交戦したことがあり、同機はブレードの猛攻を交わし一撃でハラエルを転倒させたり腕部を切り落としていた。
劇中ではとあるモビルスーツとの交戦でその時の映像がフラッシュバックしている、この映像は厄祭戦の様子が初めて映像化された貴重なアニメでもある。

また同作にはこの他にもネマミア・アナネルといったやはり天使の名前を冠するMAも登場しており、悪魔の名を持つガンダムに対しMAは天使の名で一貫している。
機体によって武装の差はあるものの何れもビーム砲は装備しており、この世界のMAが対人特化していたことがよく分かる。

◆立体物

ガンプラ

ハシュマル


●HG IBO1/144
クタン参型同様、年末の大型商品として発売。プルーマを従えたハシュマルに太刀を振るい立ち向かうバルバトスルプスが描かれた箱絵はMHを彷彿とさせかなりかっこいい。
キットにはハシュマル本体の他、プルーマが一機、ビームエフェクト、運動エネルギー弾×2、機体本体用の大型台座、超硬ワイヤーブレードとプルーマ共用のスタンド、HGバルバトスルプス用の新型太刀が付属する。

劇中のサイズと比べると一回りほど小さくなっているが、大型キットだけあって迫力はなかなか。
人型ではない為に一概には言えないが、頭部や腕部は可動範囲も良好でよく動く。
台座を使用せずとも自立が可能だが、関節強度やバランスを維持するのが難しいので、綺麗に立たせるのは困難。
また、白一色成形のエネルギー供給システムや腕部クローの赤など色分けには厳しい部分も。

ビーム兵器発射形態、エネルギー供給システム、運動エネルギー弾発射形態は一部差し替えで再現可能。
超硬ワイヤーブレードはリード線を使用しており、自由に動かしてポーズをとらせることができる。スタンドも付属するが、リード戦が太いのでスタンドを使用せずに浮かせても安定する。
肩装甲への脚部収納ギミックも存在。作中に登場しなかったため何のための形態なのかファンの妄想を煽っている。

プルーマは紫単色ランナーの1枚構成。超硬ワイヤーブレードとの共用スタンドの他、アクションベース2にも対応している。
腕は付け根がボール可動で、肘も上下に可動する。上部装甲のハッチも開閉可能。
サイズや値段との兼ね合いもあるとはいえ、劇中では無数のプルーマが暴れているだけに一機だけなのはやはり寂しい。ランナーが1枚構成である為、部品注文が容易なのが救いと言えば救いか。
そして『鉄血』の放送終了後、プレミアムバンダイにて「HG IBO1/144プルーマ クリュセ侵攻セット」としてプルーマのみの6機セットが販売。複数買うならお早めに。


バルバトスルプス用の新型太刀は1パーツ成形。
クタン参型に付属した太刀と比べると普通の日本刀に近い形の鍔に変更されており、刀身の幅と長さも若干増している。
というかまた大型商品に武器付属って抱き合わせ商法ですよねこれ。
先述の通り当のハシュマル戦では使用されておらず、決め手になったのはヘルムヴィーゲ・リンカーの主武装である大質量の大剣「ヴァルキュリアバスターソード」である。



◆ゲームでの扱い

SDガンダムGジェネレーションシリーズ

『CROSSRAYS』にて鉄血の本格参戦に伴い初登場。
ハシュマル、プルーマ共にパイロットを乗せて使用可能だが、まあビルゴを有人で動かせるようなゲームなので…。

プルーマの入手条件は生産登録数140であり、地道に開発を続けていく他ない。プル―マをLV20まで育てるとハシュマルに開発可能。
プルーマはNLAを持っておらず、周囲の機体のENを回復する補給機能を持っているものの性能は低く、育て上げるにはかなり苦労する。
が、苦労した甲斐があるだけあってハシュマルは最高クラスの性能。XLサイズであるためマスターユニット以外での運用は難しいものの、射程10まで届くビーム兵器や、覚醒特性であるためパイロットによっては射程を伸ばせるテイルブレードにより、縦横無尽に暴れ回る事が可能。
また、原作では地上でしか動いていないが本ゲームでは水上移動も可能であるため、海上ステージでも気にならない。

鉄血ステージではハシュマルと大量のブルーマ、そして中立軍扱いのギャラルホルンと交戦するステージが再現されている。
そしてifステージでは外伝「月鋼」に登場するタントテンポとの共同作戦と言う事となるが、そっちではハシュマルが3体登場する

SDガンダムバトルアライアンス

初登場はディレクトリ3。歴史が歪められたブレイクミッションでは、ハシュマル自身は登場するもののキーマンとなる鉄華団・ギャラルホルンの面々のデータがごっそり他の歴史・世界線に飛ばされたことで団員オンリー(とプレイヤー部隊)で戦うことになる。しかし実際ミッションで戦うことはなく、プレイヤーが意図せぬ客との応対している向こうで団員が必死に戦っているのを見ていることしかできず、当然ながらハシュマルを止めることはできない。
そこでディレクトリ3・4のミッションを回って他所の世界からポストディザスターのみなさんを連れ戻すことでトゥルーミッションが登場、本格的にハシュマルと戦うことになる。
原作同様イオクが余計なことをしたせいで農業プラントに進路を変更するも、歴史改変の影響が良い方に動いてすんでのところで進路の再誘導が間に合い、農業プラントは壊滅せずに済む。あとはほぼほぼ原作通りで、分断されたプルーマを一掃してからの決戦となる。
本作のMAにもれず素早い動きでの踏み付けやワイヤーブレードによる攻撃、ビーム薙ぎ払いなどで攻撃してくる初心者の壁。しかも設定どおりビーム攻撃の軽減率が高く、ビーム武装で固めたユニットだとなかなかダメージを与えられない。
設置された爆弾をうまく利用し、爆発に巻き込むなどして有利に進めたいが、ある程度ユニットのレベルを上げたり性能の高い拡張パーツを装備するなどで強化しないとかなり厳しい。どうしても勝てないならマルチプレイで協力してもらうのもあり。

ハシュマルの登場はそれだけでは終わらず、終盤のブレイクミッションでは、デビルコロニーの中枢で悪魔の名を冠するガンダムの代役として登場してアムロバナージコンビの前に立ちはだかり、『心を持たぬ殺戮兵器』と『人の思いを力と成す兵器』の対決を繰り広げる*2

さらにDLC第一弾では、別の可能性の火星からのブレイク現象に伴うEXA-DBの干渉により大量に複製され羽がついた黒い巨大トカゲと共に火星を荒らし回るという地獄絵図のような状況に陥り、同世界線から駆け付けた救世主の孫と共闘して鎮静化を図るという火星つながりのミッションが登場。ここでわんさか登場するハシュマルは再生怪人のように耐久力が低めに設定されて比較的簡単に倒せるようになっている代わりに、終盤のヴェイガンギア・シドとの同時戦闘を含め最低でも3回は戦わなければならない*3
さすがの事態に原作で乗ることのなかった王様の椅子を駆ることになったオルガと、成り行きで共闘するキオ。世界線を越えた二人の掛け合いは一見の価値あり。ついでにイオクは何もすることなく轢かれて放置された。



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最終更新:2024年04月11日 14:38
添付ファイル

*1 或いは逆に、ザガンが前に出て積極的に盾となって肉薄し、MAを拘束してから後続の部下達が袋叩きにする、といったものだった可能性もあるか

*2 バナージはハシュマルが造られた目的を感じ取り、それを聞いたアムロも「憎しみをシステム化したら歯止めが利かなくなる」と危険視していた

*3 寄り道の隠れハシュマル2体を含めると最大で5回も戦う羽目になるが、隠れハシュマルを2体とも撃破していると…?